JPH063622U - 射出成形装置 - Google Patents

射出成形装置

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JPH063622U
JPH063622U JP5017292U JP5017292U JPH063622U JP H063622 U JPH063622 U JP H063622U JP 5017292 U JP5017292 U JP 5017292U JP 5017292 U JP5017292 U JP 5017292U JP H063622 U JPH063622 U JP H063622U
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JP
Japan
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injection molding
side mold
movable
take
arm
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Pending
Application number
JP5017292U
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English (en)
Inventor
隆二 秋野
浩 大舘
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Publication of JPH063622U publication Critical patent/JPH063622U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の射出成形装置の目的は、射出成形後
に可動側金型が固定側金型から開く途中で成形品を取り
出せるようにすることである。 【構成】 射出成形装置100は固定側金型1と可動側
金型2とを備え、射出成形後に成形品Kが可動側金型2
に保持されたまま移動する。可動側金型2に成形品Kを
取り出すための取出装置3を一体的に設けてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は射出成形装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に射出成形装置は固定側金型と開閉自在な可動側金型とからなる。可動 側金型を固定側金型に圧接し、これらの間にできる空間に加熱・溶融した樹脂を 注入して射出することで凝固した成形品ができる。成形後、可動側金型を固定側 金型から開くことで、出来上がった成形品は可動側金型に保持されたまま移動し て取出し可能になる。
【0003】 例えばCD(コンパクトディスク)のディスク基板を製造するには、図7に示 す射出成形装置を使う。この射出成形装置においても固定側金型1とA,A 方向にスライドして開閉自在となる可動側金型2とから構成される。
【0004】 固定側金型1は、樹脂Jを流し込むための流入口10aを備えたスプールブッ シュ10を中央で嵌合した固定コア取付台11に固定コア12を取り付け、この 固定コア12の一面に取り付けた円盤状のスタンパ13の内周をリテーナ14で 固定し、その外周を外周リング15で固定したものである。スタンパ13のピッ ト面13aには音声情報,画像情報,文字情報などの情報信号が複数の凹凸状の ピット列に変換されて刻まれている。また上記リテーナ14は中央でスプールブ ッシュ10を嵌合している。
【0005】 可動側金型2は、センター孔明け用ポンチ20を中央でA,A方向に進退 自在に嵌合した可動コア取付台21の一面に可動コア22を取り付け、この可動 コア22の内周を内周リテーナ23に嵌合させ、その外周を外周リテーナ 24で嵌合したものである。上記センター孔明け用ポンチ20は固定側金型1の スプールブッシュ10と対向するように配置してある。また、可動コア22の平 坦面22aと内周リテーナ23の平坦面23aとはほぼ同一の平坦面に研磨加工 され、外周リテーナ24の左面は可動コア22の平坦面22aより突出して上記 固定側金型1の外周リング15に当接し得るようになっている。
【0006】 そして、図8に示すように固定側金型1に圧接し、スタンパ13と可動コア2 2の平坦面22aとの間の空間に、スプールブッシュ10の流入口10aから加 熱・溶融した樹脂Jを流し込んで射出すれば、円盤状のディスク基板Kを成形す ることができる。成形後、可動側金型2のセンター孔明け用ポンチ20をA方 向に移動し、ディスク基板2の中心部に中心孔を穿設してから、可動側金型2を A方向に移動して固定側金型1から開くことで、図7に示すように出来上がっ たディスク基板K(成形品)は可動側金型2に保持されたまま移動して取出し可 能になる。
【0007】 従来、出来上がったディスク基板Kを傷つけることなく取り出すための取出装 置は射出成形装置とは別体にしていた。可動側金型2が固定側金型1から完全に 開ききって停止してから、図示しない取出装置が動作してディスク基板Kを取り 出していた。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来のようにディスク基板Kを取り出す取出装置を射出成形装置と別 体した場合、射出成形後に可動側金型2が固定側金型1から完全に開ききって停 止してからでないとディスク基板Kの取り出し動作ができなかった。このため、 ディスク基板Kを可動側金型2から取り出すまでの時間が長くかかり、ディスク 基板Kの生産性を大幅に上げることができなかった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述した課題を解消するものであり、固定側金型と可動側金型とを備 え、射出成形後に成形品が前記可動側金型に保持されたまま移動する射出成形装 置において、前記可動側金型に前記成形品を取り出すための取出装置を一体的に 設けたことを特徴とする射出成形装置を提供するものである。
【0010】 このようにすることで、取出装置と可動側金型との相対速度がなくなり、射出 成形後に可動側金型が固定側金型から開く途中で、成形品を取り出すことが可能 になる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案を図面に沿って説明する。
【0012】 図1は本考案の射出成形装置の一実施例を示す斜視図、図2は同射出成形装置 の要部となる取出装置を示す部分断面図、図3〜図6は取出装置の動作説明図で ある。なお、従来例の欄であげたものと同一構成部分には同一符号を付し、その 詳細な説明を省略してある。
【0013】 図1に示す射出成形装置100は、可動側金型2にディスク基板K(成形品) を取り出すための取出装置3を一体的に取り付けたものである。取出装置3は可 動コア取付台21の側面に取付けた取付体30と、取付体30の前面で揺動自在 に支持した取出アーム31とからなる。
【0014】 取出アーム31は2本のアーム310,311と2個の連結部材312, 313を使って平行リンクを構成し、下側の連結部材313にディスク基板Kを 吸着する吸着器32を先端に備えたアーム314をA,A方向にスライドで きるように取り付けたものである。上記の平行リンクを構成するため次のように してある。
【0015】 図2にも示すように、アーム310は上端に貫通した軸L1を備え、その背面 の軸L1のまわりに円形の凸部310aが設けてある。取付体30の上部には前 面から開口部30aが形成され、そこに設けた軸受けBに上記アーム310の凸 部310aの外周が支持してある。こうしてアーム310は取付体30に回転自 在に軸支される。また軸L1の先端には軸受けbにより連結部材312が回転自 在に軸支される。アーム311は上端で軸L2により連結部材312に軸支され る。アーム310,アーム311の下端は軸L3,L4によりそれぞれ連結部材 313に軸支される。
【0016】 また上記したようにアーム314がスライドできるように、連結部材313の 一端はA方向に沿って屈曲し、その屈曲部313aの一面に断面形状がコ字形 のガイド部材33aを設けてある。またアーム314の途中は連結部材313の 屈曲部313aと向き合うように屈曲し、その屈曲部314aに上記ガイド部材 33aに嵌め込まれてA,A方向にスライド自在となる摺動部材33bを取 り付けてある。
【0017】 よって取付体30内に上記アーム310の軸L1に直結した駆動源(図示せず )を設け、これにより軸L1を図中B,B方向に回動すれば、取出アーム3 1全体が揺動し、吸着器32があるアーム314の先端は図中C,C方向に 変位する(図3,図4参照)。
【0018】 ディスク基板Kの取出しおよび取り出したディスク基板Kを次の装置に渡すた め、次のように構成してある。
【0019】 アーム314の先端にある吸着器32からはチューブ34aが延び、真空ポン プ(図示せず)につながれている。真空ポンプの動作により吸着器32でディス ク基板Kを吸着することができる。
【0020】 アーム314の一端314bは連結部材313の屈曲部313aの他面側まで 延びている。屈曲部313aの他面にはシリンダ35が取り付けてある。シリン ダ35のピストン35aは上記アーム314の一端314bに取り付けてある。 シリンダ35の動作でピストン35aがA,A方向に動けばアーム314も 同方向に動く。
【0021】 取付体30の上部にはシリンダ36が取り付けてあり、シリンダ36のピスト ン36aは支持部材37を介して連結部材312の一部分に軸支してある。シリ ンダ36が動作してピストン36aを押し出せば連結部材312が軸L1のまわ りでB方向に回動し、これにともない連結部材313も軸L3を中心にして同 方向に回動する。これによりアーム314の吸着器32の位置は変位する(図5 ,図6参照)。
【0022】 以上の構成を備えた射出成形装置100の動作説明をする。ここでは取出装置 3によるディスク基板Kの取出動作を中心に説明する。
【0023】 射出成形直後、取出アーム31は図3に示す初期状態にある。可動側金型2が 開く途中で駆動源を動作して取出アーム31を図4に示す状態にし、吸着器32 をディスク基板Kと向き合わせる。この状態でシリンダ35を動作してピストン 35a(図1参照)を押し出してアーム314をA方向に移動する。吸着器 32がディスク基板Kに触れる直前に、真空ポンプにより吸着器32にディスク 基板Kを吸着する。その後、シリンダ35を再び動作してアーム314をA方 向に移動する。これでディスク基板Kは吸着器32により吸着されたまま可動コ ア22から離脱する。そして、駆動源を再び動作して取出アーム31を図5に示 す状態としてから、シリンダ36を動作してピストン36aを押し出す。連結部 材312とともに連結部材313はB方向に回動し、ディスク基板Kは図6に 示すように移動し装置外まで案内される。この後、真空ポンプによる吸着をやめ れば吸着器32からディスク基板Kは離れる。そして、シリンダ36が再び動作 してピストン36aを引き戻せば、取出アーム31は図3に示した初期状態に戻 る。なお、これら一連の動作は周知の技術を使って取出装置3内の制御部で制御 してある。
【0024】 上記の射出成形装置100では次の利点がある。
【0025】 取出装置3を可動側金型2に一体的に取り付けたため、取出装置3と可動側金 型2との相対速度がなくなり、射出成形後に可動側金型2が固定側金型1から開 く途中でディスク基板Kを取り出すことが可能になる。
【0026】 よって、従来のようにディスク基板Kの取出しタイミングを設定する必要がな くなり、実質的に可動側金型2の型開き時間が取出時間となって、取出時間を0 にすることができる。
【0027】 また取出アーム31に平行リンクを応用した構成としたため、回転半径を最小 とすることができ、装置の小型化を推進するとともに、慣性モーメントを小さく することができる。振り子の原理で動作開始直後は加速方向、停止時直前は減速 方向に力が働きやすく高速動作を可能にすることができる。
【0028】
【考案の効果】
以上の説明からわかるように本考案の射出成形装置では、取出装置と可動側金 型との相対速度がなくなり、射出成形後に可動側金型が固定側金型から開く途中 で成形品を取り出すことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の射出成形装置の一実施例を示す斜視図
である。
【図2】同射出成形装置の要部となる取出装置を示す部
分断面図である。
【図3】取出装置の動作説明図である。
【図4】取出装置の動作説明図である。
【図5】取出装置の動作説明図である。
【図6】取出装置の動作説明図である。
【図7】CD(コンパクトディスク)のディスク基板を
製造する射出成形装置を示す断面図である。
【図8】CD(コンパクトディスク)のディスク基板を
製造する射出成形装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 固定側金型 2 可動側金型 3 取出装置 100 射出成形装置 K ディスク基板(成形品)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定側金型と可動側金型とを備え、射出成
    形後に成形品が前記可動側金型に保持されたまま移動す
    る射出成形装置において、 前記可動側金型に前記成形品を取り出すための取出装置
    を一体的に設けたことを特徴とする射出成形装置。
JP5017292U 1992-06-25 1992-06-25 射出成形装置 Pending JPH063622U (ja)

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50116546A (ja) * 1974-02-28 1975-09-11
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