JP2001179776A - スタンパーの自動交換装置及びスタンパーの自動調芯方法 - Google Patents

スタンパーの自動交換装置及びスタンパーの自動調芯方法

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JP2001179776A
JP2001179776A JP36744099A JP36744099A JP2001179776A JP 2001179776 A JP2001179776 A JP 2001179776A JP 36744099 A JP36744099 A JP 36744099A JP 36744099 A JP36744099 A JP 36744099A JP 2001179776 A JP2001179776 A JP 2001179776A
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JP36744099A
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Koichi Ishihara
浩一 石原
Kazuhito Aoshima
一仁 青島
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Sony Music Holdings Inc
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Sony Music Entertainment Japan Inc
Sony Music Entertainment Inc
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1756Handling of moulds or mould parts, e.g. mould exchanging means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29C2045/1758Handling of moulds or mould parts, e.g. mould exchanging means exchanging stampers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型へのスタンパーの調芯を確実かつ容易に
行え、スタンパーの取り付け不良を低減できるようにし
たスタンパーの自動交換装置及びスタンパーの自動調芯
方法を得る。 【解決手段】 金型成形機に対し移動可能にされた交換
アーム8a,8bと、交換アーム8bの先端部に使用済
みのスタンパーを固定金型1から取り出し、又は新しい
スタンパーを固定金型1に取り付けるスタンパー交換ヘ
ッド9と、スタンパー交換ヘッド9に固定金型1の取付
面25に対してスタンパー23を平行出しし調芯するた
めの円弧面11aを有する受け側調芯部材11及び円弧
面12aを有する可動側調芯部材12とからなる自動調
芯機構と、使用済みのスタンパー及び新しいスタンパー
が収納される収納ストッカー30とから構成したスタン
パーの自動交換装置及びスタンパーの自動調芯方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンパクト
ディスク(CD)等の光ディスクのディスク基板を射出
成形によって成形する射出成形装置に用いて好適なスタ
ンパーの自動交換装置及びスタンパーの自動調芯方法に
関し、詳しくは、スタンパー交換ヘッドに自動調芯機構
を備えたことによって、金型へのスタンパーの調芯を容
易に行え、スタンパーの取り付け不良を低減するように
したものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクや光磁気ディスク等の
ディスク基板の製作は、予め所定の情報信号がピットや
グルーブ等の凹凸パターンとして記録されたスタンパー
を射出成形機の金型内にセットし、この金型内に加熱溶
融したポリカーボネート等からなる樹脂材料を射出させ
ることによって、ピットやグルーブ等の凹凸パターンを
有するディスク基板が成形される。この後、ディスク基
板の信号記録面となる凹凸パターン面側にスパッタリン
グ等によってアルミの反射膜を成膜したのち、その上に
保護膜を成形することによって光ディスク等が製作され
る。
【0003】ところで、光ディスクのディスク基板を製
造するに際しては、情報信号が記録されたディスク基板
を射出成形機で所定枚数製造したところで、射出成形機
から使用済みのスタンパーを取り出し、別の情報信号が
記録されたスタンパーを射出成形機にセットしディスク
基板を製造する方法がとられている。
【0004】ところが、一般にスタンパーの交換は作業
者の手作業によって行われており、作業者は熟練を要し
交換作業に多くの時間を要していた。例えば、複数の射
出成形機でスタンパーの交換作業が重なった場合には対
応しきれず、この場合、一部の射出成形機を停止させる
ようなことがあると、生産効率が低下し好ましくない。
【0005】一方、上述したような点に鑑み、スタンパ
ーの自動交換装置が提案されている。この自動交換装置
の一例を図8に示す。
【0006】スタンパー交換ヘッド40は弾性機能を有
する調芯部41を介して交換アーム42に支持されてい
る。スタンパー交換ヘッド40の中心部前面側にはスタ
ンパー支持部43を有し、その中心にセンターピン44
が突設されている。このスタンパー支持部43にはスタ
ンパー45のセンター孔が挿着され、スタンパー支持部
43の周囲に設けた複数のバキュームパッド46により
スタンパー45が吸着保持されるようになっている。
【0007】尚、スタンパー45が取り付けられる金型
47はキャビティー側の中心にスプール孔48を有する
ハブリング49が形成されている。また、金型47のス
タンパー取付面47aには複数の真空引き孔50を備え
ている。
【0008】このように構成したスタンパーの自動交換
装置では、金型47へのスタンパー45の取り付け動作
は、スタンパー45を吸着保持したスタンパー交換ヘッ
ド40が金型47に対して前進移動すると共に、調芯部
41によって平行移動が行われ、スタンパー支持部43
のセンターピン44が金型47のスプール孔48に係合
されて調芯が行われる。この後、スタンパー交換ヘッド
40が前進しスタンパー45を金型47の取付面47a
に押し当て、バキュームパッド46によるスタンパー4
5の吸着を解除すると同時に、図示しない真空ポンプに
よる真空引き孔50からエアーの吸引によりスタンパー
45が金型47のスタンパー取付面47aに吸着され取
り付けられる。
【0009】この後、スタンパー交換ヘッド40が金型
47から退避し、金型47に対して図示しない可動金型
が組付けられ、そして、スプール孔48から溶融樹脂が
射出されることでピットやグルーブ等の凹凸パターンを
有するディスク基板が成形される。
【0010】金型47からスタンパー45を取り外す動
作は、スタンパー交換ヘッド40を再び金型47に対応
させ、スタンパー支持部43のセンターピン44をスプ
ール孔48に係合させ、バキュームパッド46によるス
タンパー45の吸着保持を開始すると同時に真空引き孔
50からのエアーの吸引を解除する。この後、スタンパ
ー交換ヘッド40の後退動作によりスタンパー45は取
り外される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したスタ
ンパーの自動交換装置では、金型47に対してスタンパ
ー45の精度の高い平行出しが難しい上、調芯部41の
経年変化によりスタンパー交換ヘッド40の重みによっ
てスタンパー45のセンターがずれ、このため、金型4
7へのスタンパー45の取り付け成功率が低下するとい
った問題がある。
【0012】本発明は、上述したような課題を解消する
ためになされたもので、金型へのスタンパーの調芯を確
実かつ容易に行え、スタンパーの取り付け不良を低減で
きるようにしたスタンパーの自動交換装置及びスタンパ
ーの自動調芯方法を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め本発明によるスタンパーの自動交換装置は、使用済み
のスタンパーを金型から取り出したり、新しいスタンパ
ーを金型に取り付けるスタンパー交換ヘッドに、金型に
対してスタンパーを平行出しし調芯するための自動調芯
機構を備えたものである。
【0014】また、本発明によるスタンパーの自動調芯
方法は、スタンパーを保持したスタンパー交換ヘッドを
金型に対し前後移動動作及び平行移動動作が行われ、金
型に対しスタンパーが傾いて接触された際に、円弧揺動
移動動作によりスタンパーを金型の取付面に倣うように
平行出しし調芯動作するようにしたものである。
【0015】上述したスタンパーの自動交換装置及びス
タンパーの自動調芯方法によれば、スタンパー交換ヘッ
ドに保持されたスタンパーを金型の取付面に取り付ける
動作では、金型の取付面に対しスタンパーが傾いて接触
された際に、自動調芯機構が円弧揺動移動しスタンパー
を金型の取付面に倣うように平行出しされ調芯すること
ができ、スタンパーの取り付け不良を回避することがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるスタンパーの
自動交換装置及びスタンパーの自動調芯方法の実施の形
態を図面を参照して説明する。
【0017】図1はスタンパーの自動交換装置(以下、
単に自動交換装置という)を備えたディスク基板の射出
成形機の全体の外観斜視図、図2は自動交換装置の外観
斜視図である。
【0018】射出成形機の固定金型1には複数の平行す
るガイド軸2に沿って可動金型3が開閉可能にされ、可
動金型3は図示しない電動式シリンダあるいはエアーシ
リンダ等により開閉駆動される。
【0019】上述した射出成形機の一側方には自動交換
装置4が配置されている。自動交換装置4はその本体部
5が可動金型3の開閉方向と同一方向に軌条6に沿って
移動可能にされている。本体部5には電動継ぎ手7aを
介して第1の交換アーム8aが接続され、この第1の交
換アーム8aに電動継ぎ手7bを介して第2の交換アー
ム8bが接続されている。そして、この第2の交換アー
ム8bにスタンパー交換ヘッド9が取り付けられてい
る。このスタンパー交換ヘッド9は可動金型3が固定金
型1から離型された開放状態において、電動継ぎ手7
a,7bを回動支点にして交換アーム8a,8bを伸縮
し、固定金型1に対して出入可能にできるようになって
いる。
【0020】図3はスタンパー交換ヘッド9と固定金型
1との詳細な拡大断面図を示す。スタンパー交換ヘッド
9のハウジング10内にはその中心軸上に受け側調芯部
材11と、この受け側調芯部材11に接合し合う可動側
調芯部材12とからなる自動調芯機構が設けられてい
る。詳しくは、両調芯部材11,12は例えば、軽石等
のような多孔質の金属材等から構成され、受け側調芯部
材11の接合面は凹面状の平滑な円弧面11aが形成さ
れ、可動側調芯部材12の接合面は円弧面11aと同一
円弧で面接合する凸面状の平滑な円弧面12aが形成さ
れている。
【0021】すなわち、可動側調芯部材12はその円弧
面12aが受け側調芯部材11の円弧面11aとユニバ
ーサルジョイントされるようになり、受け側調芯部材1
1に対して可動側調芯部材12があらゆる方向へ揺動自
在に動くようにされている。また、可動側調芯部材12
には吐出ポンプ13から受け側調芯部材11に設けたノ
ズル14を通じてエアーを圧送させることにより、エア
ーが受け側調芯部材11の多孔質の素材中を通過し、両
調芯部材11,12の接合面間にいわゆる、エアーフィ
ルムを発生させ可動側調芯部材12の揺動動作を滑らか
に行えるようにされている。尚、可動側調芯部材12の
先端部はハウジング10外へ突き出るようにされてい
る。
【0022】可動側調芯部材12には凹部15が形成さ
れ、この凹部15の内周面にその開口縁と同一平面上に
環状の電磁マグネット16が固定されている。
【0023】さて、可動側調芯部材12の凹部15の中
心にスタンパー支持軸17がその先端部を上述したマグ
ネット16の内周面から突出するようにして収容されて
いる。スタンパー支持軸17の前面中心から位置決めピ
ン18が突設され、スタンパー支持軸17は凹部15の
底部との間に介装した第1のコイルばね19により突出
方向へ付勢されている。また、受け側調芯部材11はハ
ウジング10の底部との間に介装した第2のコイルばね
20により可動側調芯部材12側へ付勢されている。こ
の第2のコイルばね20は上述した第1のコイルばね1
9のばね力より強く設定されている。
【0024】また、ハウジング10から突出している可
動側調芯部材12の外周部にはスタンパー押さえリング
21が摺動可能に挿着され、スタンパー押さえリング2
1の外周部に前面側に湾曲するスタンパー押さえフラン
ジ21aを備えている。このスタンパー押さえリング2
1はハウジング10の底部との間に介装した第3のコイ
ルばね22により突出方向へ付勢されている。この第3
のコイルばね22は上述した第2のコイルばね20のば
ね力より強く設定されている。尚、スタンパー押さえリ
ング21は図示しない手段により可動側調芯部材12か
ら抜け出ないようにされている。
【0025】スタンパー交換ヘッド9は以上のように構
成され、スタンパー23はピットやグルーブ等のパター
ン成形型24をスタンパー押さえリング21側へ対面す
るようにしてその中心のセンター孔23aがスタンパー
支持軸17に挿着される。これによって、ニッケル材か
らなるスタンパー23は電磁マグネット16に吸着さ
れ、スタンパー押さえフランジ21aとは所定の間隙g
を有して保持される。
【0026】ここで、固定金型1のキャビティー面がス
タンパー23の取付面25であり、この取付面25の中
心に溶融樹脂の射出通路であるスプール孔26を有する
ハブリング27が形成されている。また、取付面25に
複数の真空引き孔28が設けられ、吸引ポンブ29によ
りエアーの吸引がされる。
【0027】一方、自動交換装置の近傍には図1に示す
ようにスタンパー23の収納ストッカー30が設置され
ている。収納ストッカー30はその上段に使用済みのス
タンパー23aを収納保管する収納部と、下段に新しい
スタンパー23bを収納保管する収納部とからなる。両
スタンパー23a,23bは図7に示すようにバキュー
ムパット31,32により吸着保持されるようになって
いる。
【0028】次に、自動交換装置により収納ストッカー
30からスタンパーを取り出し、固定金型1に取り付け
る一連の動作を図1及び図3と共に図4〜図6を含めて
説明する。
【0029】まず、自動交換装置4の本体部5を軌条6
に沿って収納ストッカー30側に移動させると共に、交
換アーム8a,8bを伸ばしスタンパー交換ヘッド9の
電磁マグネット16にスタンパー23を電磁吸着し取り
出す。そして、スタンパー23が吸着保持されたスタン
パー交換ヘッド9は、開放された可動金型3と固定金型
1との間に装入され、固定金型1のキャビティーに対峙
する。この状態が図3である。
【0030】ここで、スタンパー交換ヘッド9は、その
先端部の位置決めピン18が固定金型1のスプール孔2
6と一致するように上下,左右方向に平行移動して調整
され固定金型1側に前進移動する。
【0031】かくして、スタンパー交換ヘッド9は、図
4に示すように位置決めピン18がスプール孔26に係
合されると共に、スタンパー支持軸17の前面がハブリ
ング27に接触してスプール孔26へのスタンパー交換
ヘッド9の調芯がされる。このスタンパー交換ヘッド9
の調芯状態では、スタンパー23は固定金型1の取付面
25には接触せず所定の間隙を有している。
【0032】この後、スタンパー交換ヘッド9はさらに
前進し、これによって、スタンパー支持軸17は第1の
コイルばね19が圧縮されて後退し、図5に示すように
スタンパー23はそのセンター孔23aがハブリング2
7の外周部に挿着されると共に、固定金型1の取付面2
5に接触し取り付けられる。
【0033】ここで、重要なことは、図4に示した状態
においてスタンパー23が固定金型1の取付面25に対
して平行であるときには、スタンパー交換ヘッド9の前
進動作のみによってスタンパー23が固定金型1の取付
面25に正確に取り付けることかできるが、スタンパー
23が固定金型1の取付面25に対して傾むいている場
合には、スタンパー交換ヘッド9の前進動作によって傾
いているスタンパー23の一部が取付面25に接触する
と、その反力を受けて可動側調芯部材12がその円弧面
12aを受け側調芯部材11の円弧面12aに対して揺
動移動し、これによって、スタンパー23を固定金型1
の取付面25に平行出しがされる動作を行なうことがで
きる。この可動側調芯部材12の揺動動作は両円弧面1
1a,12a間のエアーフィルムの発生により可動側調
芯部材12の揺動動作が滑らかに行える。
【0034】かくして、スタンパー23が固定金型1の
取付面25に取り付けられた後、さらにスタンパー交換
ヘッド9が前進し、これによって、スタンパー支持軸1
7と共に可動側調芯部材12及び受け側調芯部材11が
第2のコイルばね20を圧縮して後退することによっ
て、図6に示すようにスタンパー押さえリング21が前
進し、スタンパー押さえフランジ21aによってスタン
パー23の外周面を押さえ付け固定金型1の取付面25
に押し当てられる。この際、スタンパー押さえリング2
1は第3のコイルばね22によってスタンパー23をば
ね付勢している。
【0035】この後、固定金型1は吸引ポンブ29の駆
動により真空引き孔28からのエアーの吸引によって、
スタンパー23が吸引され取付面25に密着して保持さ
れたあと、スタンパー交換ヘッド9の電磁マグネット1
6の通電を解除し、スタンパー交換ヘッド9は金型内か
ら退避する。
【0036】そして、スタンパー交換ヘッド9が金型内
から退避したあと、可動金型3が固定金型1に合体さ
れ、固定金型1のスプール孔26から溶融樹脂が金型内
に射出されることで、ピットやグルーブを有するディス
ク基板が成形される。
【0037】使用済みのスタンパーを固定金型1から取
り外し、新しいスタンパーに交換する手順については、
スタンパー交換ヘッド9を固定金型1に吸着保持されて
いるスタンパー23に対面して前進させ、スタンパー交
換ヘッド9の位置決めピン18をスプール孔26に係合
して調芯すると共に、さらにスタンパー交換ヘッド9を
前進させて電磁マグネット16をスタンパー23に接触
させる。ここでスタンパー23の真空引きを停止すると
共に、電磁マグネット16に通電してスタンパー23を
電磁吸着する。この後、スタンパー交換ヘッド9によっ
て使用済みのスタンパーを収納ストッカー30に収納
し、スタンパー交換ヘッド9に保持した新しいスタンパ
ー23が前述したと同様の手順により固定金型1への取
り付けが行われる。
【0038】上述したように本発明による自動交換装置
は、使用済みのスタンパーを固定金型1から収納ストッ
カー30へ収納したり、収納ストッカー30から取り出
した新しいスタンパー23を固定金型1へ取り付ける一
連の操作をスタンパー交換ヘッド9により行うことがで
き、しかも、スタンパー交換ヘッド9に自動調芯機構を
備えたことで、固定金型1の取付面25に対して前後移
動、平行移動、円弧揺動移動を組み合わせた調芯動作が
行え、金型へのスタンパー23の取り付け精度を向上す
ることができる。
【0039】また、自動調芯機構として凹面状の円弧面
11aを有する受け側調芯部材11と、この円弧面11
aに接合する凸面状の円弧面12aを有する可動側調芯
部材12とから構成したことで、スタンパー交換ヘッド
9に保持されたスタンパー23が固定金型1の取付面2
5に対して傾いて接触された場合でも、スタンパー23
が取付面25に倣うように自動的に平行出しさせること
かできる。
【0040】本発明は上述しかつ図面に示した実施の形
態に限定されるものでなく、その要しを逸脱しない範囲
内で種々の変形実施が可能となる。
【0041】本例では、自動調芯機構を多孔質金属材の
受け側調芯部材11及び可動側調芯部材12から構成し
た場合について説明したが、多孔質金属材以外、それぞ
れの円弧面11a,12aの面精度が高く、低い摩擦で
摺動可能なものであればその他の部材を使用することで
あってもよい。
【0042】また、本例では、受け側調芯部材11の円
弧面11aを凹面形状にし、可動側調芯部材12の円弧
面12aを凸面形状にした場合について示したが、逆に
受け側調芯部材11の円弧面11aを凸面形状にし、可
動側調芯部材12の円弧面12aを凹面形状にすること
であっても同様の作用を得ることができる。
【0043】さらに、本例では、スタンパー交換ヘッド
9へのスタンパー23の保持を電磁マグネット16を使
用した場合について説明したが、パーマネントマグネッ
トを使用することであってもよい。この場合、スタンパ
ーのパーマネントマグネットへの磁気力に対して固定金
型1の吸引力が強く設定されていればよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるスタン
パーの自動交換装置によれば、使用済みのスタンパーを
金型から取り出したり、新しいスタンパーを金型に取り
付けるスタンパー交換ヘッドに、金型に対してスタンパ
ーを平行出しし調芯するための自動調芯機構を備えたこ
とで、使用済みのスタンパーを金型から収納部に収納し
たり、収納部から取り出した新しいスタンパーを金型に
取り付ける一連の操作をスタンパー交換ヘッドにより行
うことができる。これによって、スタンパーの交換に係
わる作業者及び工数を少なくでき、タクトタイムの短縮
化を図ることができる。また、スタンパー交換待ちによ
る成形機の停止時間が短縮できることから、成形機の再
立ち上げ時の原料パージが不要になる。
【0045】しかも、スタンパー交換ヘッドに自動調芯
機構を備えたことで、金型に対して前後移動、平行移
動、円弧揺動移動を組み合わせた調芯動作が行えること
で、金型へのスタンパーの取り付け精度が向上し、ディ
スク基板の製品歩留りを高め生産効率の向上を図ること
ができる。
【0046】また、本発明によるスタンパーの自動調芯
方法によれば、スタンパーを保持したスタンパー交換ヘ
ッドを金型に対し前後移動動作及び平行移動動作が行わ
れ、金型に対しスタンパーが傾いて接触された際に、円
弧揺動移動動作によりスタンパーを金型の取付面に倣う
ように平行出しし調芯動作するようにしたので、金型へ
のスタンパーの取り付け不良を無くしディスク基板の製
品歩留りを高め生産効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスタンパーの自動交換装置を備え
た金型成形機の全体の外観斜視図である。
【図2】同じくスタンパーの自動交換装置の外観斜視図
である。
【図3】固定金型へのスタンパー交換ヘッドの芯出し動
作前の断面図である。
【図4】同じくスタンパー交換ヘッドの芯出し動作状態
の断面図である。
【図5】同じくスタンパー交換ヘッドが調芯された動作
状態の断面図である。
【図6】同じくスタンパーが固定金型に保持された動作
状態の断面図である。
【図7】スタンパーの収納ストッカーの断面図である。
【図8】従来のスタンパー自動交換装置の構成図であ
る。
【符号の説明】
1…固定金型、3…可動金型、4…スタンパー自動交換
装置、8a,8b…交換アーム、9…スタンパー交換ヘ
ッド、10…ハウジング、11…受け側調芯部材、11
a…円弧面,12…可動調芯部材、12a…円弧面、1
3…吐出ポンプ、16…電磁マグネット、17…スタン
パー支持軸、18…位置決めピン、19…第1のコイル
ばね、20…第2のコイルばね、21…スタンパー押さ
えリング、22…第3のコイルばね、23,23a,2
3b…スタンパー、25…取付面、26…スプール孔、
27…ハブリング、28…真空引き孔、30…収納スト
ッカー、31,32…吸着パッド
フロントページの続き (72)発明者 青島 一仁 東京都新宿区市谷田町1丁目4番地 株式 会社ソニー・ミュージックエンタテインメ ント内 Fターム(参考) 4F202 AM15 CA09 CA11 CB01 CR01 CR06 4F206 AM15 JA07 JL01 JL05 JQ06 5D121 AA02 DD05 DD18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型に対し移動可能にされた交換アーム
    と、 上記交換アームの先端部に使用済みのスタンパーを上記
    金型から取り出し、又は新しいスタンパーを上記金型に
    取り付けるスタンパー交換ヘッドと、 上記スタンパー交換ヘッドに備えられ、上記金型に対し
    て上記スタンパーを平行出しし調芯するための自動調芯
    機構と、 使用済みのスタンパー及び新しいスタンパーが収納され
    る収納部とから構成したことを特徴とするスタンパーの
    自動交換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスタンパーの自動交換装
    置において、 上記交換アームは、可動金型の開閉方向と平行あるいは
    直角に移動し、かつ開放された金型に対して出し入れさ
    れる動作が行われることを特徴とするスタンパーの自動
    交換装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のスタンパーの自動交換装
    置において、 上記自動調芯機構は、上記金型に対し、前後移動、平行
    移動、円弧揺動移動を組み合わせた調芯動作が行えるこ
    とを特徴とするスタンパーの自動交換装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のスタンパーの自動交換装
    置において、 上記スタンパー交換ヘッドは、上記金型から使用済みの
    スタンパーを取り外し上記収納部に収納する動作と、上
    記収納部から取り出した新しいスタンパーを上記金型に
    取り付ける動作が行えることを特徴とするスタンパーの
    自動交換装置。
  5. 【請求項5】 金型に対し移動可能にされた交換アーム
    と、 上記交換アームの先端部に使用済みのスタンパーを上記
    金型から取り出し、又は新しいスタンパーを上記金型に
    取り付けるスタンパー交換ヘッドと、 上記スタンパー交換ヘッドに備えられ、上記金型に対し
    て上記スタンパーを平行出しし調芯するための自動調芯
    機構とを備え、上記自動調芯機構は、上記スタンパーを
    保持した上記スタンパー交換ヘッドを上記金型に対し前
    後移動動作及び平行移動動作が行われ、上記金型に対し
    上記スタンパーが傾いて接触された際に、円弧揺動移動
    動作により上記スタンパーを上記金型面に倣うように平
    行出しし調芯動作するようにしたことを特徴とするスタ
    ンパーの自動調芯方法。
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