JPH0636114U - 車両用ランプ - Google Patents

車両用ランプ

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Publication number
JPH0636114U
JPH0636114U JP7117792U JP7117792U JPH0636114U JP H0636114 U JPH0636114 U JP H0636114U JP 7117792 U JP7117792 U JP 7117792U JP 7117792 U JP7117792 U JP 7117792U JP H0636114 U JPH0636114 U JP H0636114U
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JP
Japan
Prior art keywords
lens
inner lens
leg portion
housing
outer lens
Prior art date
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Pending
Application number
JP7117792U
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English (en)
Inventor
秀行 山中
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Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ichikoh Industries Ltd filed Critical Ichikoh Industries Ltd
Priority to JP7117792U priority Critical patent/JPH0636114U/ja
Publication of JPH0636114U publication Critical patent/JPH0636114U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の振動によって樹脂の白粉を発生させる
ことのない車両用ランプを提供する。 【構成】 ハウジング10内に配置された樹脂製の第
1,第2インナーレンズ13,18と、ハウジング10の
前面の開口に取り付けた樹脂製のアウターレンズ30と
を備え、第2インナーレンズ18にアウターレンズ30
や第1インナーレンズ13に当接する脚部19を設けて
該第2インナーレンズ18を第1インナーレンズ13と
アウターレンズ30との間に固定させた車両用ランプに
おいて、第2インナーレンズ18の脚部19に長孔20
と突出部21を設けて弾性変形可能な弾性部を形成し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ハウジング内に配置された樹脂製の第1,第2インナーレンズと 、前記ハウジングの前面の開口に取り付けた樹脂製のアウターレンズとを備えた 車両用ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から車両用ランプとして図6に示すものが知られている。図6において、 1は前面が開口されたハウジングで、このハウジング1は固定具2によって車体 (図示せず)に固定されるようになっている。
【0003】 ハウジング1内には、樹脂製の第1インナーレンズ3を取り付けるための脚部 4が形成され、この脚部4の外側に外周壁5が形成されており、脚部4と外周壁 5との間はホットメルト6を充填するための凹部となっている。
【0004】 第1インナーレンズ3は脚部4に取り付けられるとともに、樹脂製の第2イン ナーレンズ7の後面に設けた後脚部7aを第1インナーレンズに当接させること により該第1インナーレンズ3を脚部4に固定させている。そして、樹脂製のア ウターレンズ8をその後面を第2インナーレンズ7の前面に設けた脚部7bに当 接させてハウジング1の前面開口に取り付けることにより、第2インナーレンズ 7をアウターレンズ8と第1インナーレンズ3とで挟持し固定している。
【0005】 アウターレンズ8の取り付は、脚部4と外周壁5との間の凹部にホットメルト 6を充填し、このホットメルト6にアウターレンズ8の脚部8aを挿入させるこ とにより行なうものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような車両用ランプにあっては、第2インナーレンズ7が アウターレンズ8と第1インナーレンズ3とによって挟持されているで、車両の 振動により第2インナーレンズ7がアウターレンズ8や第1インナーレンズ3と こすれてしまう。これにより樹脂の白粉が発生し、この白粉がアウターレンズ8 に付着してしまうと、その白粉がアウターレンズ8から透けて見えるため、外観 を著しく損ねてしまうという問題があった。また、長期間に亘って白粉を発生さ せたままにするとアウターレンズ8の内面をその白粉が覆うため、配光性能が悪 くなるという問題もあった。
【0007】 この考案は、上記事情に鑑みて為されたもので、その目的は、車両の振動によ って樹脂の白粉を発生させることのない車両用ランプを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記目的を達成するため、ハウジング内に配置された樹脂製の第 1,第2インナーレンズと、前記ハウジングの前面の開口に取り付けた樹脂製の アウターレンズとを備え、前記第2インナーレンズに前記アウターレンズや第1 インナーレンズに当接する脚部を設けて該第2インナーレンズを第1インナーレ ンズとアウターレンズとの間に固定させた車両用ランプにおいて、 前記第2インナーレンズの脚部に弾性変形可能な弾性部を形成したことを特徴 とする。
【0009】
【作用】
この考案は、第2インナーレンズの脚部に弾性変形可能な弾性部を形成したの で、車両の振動をその弾性部が吸収し、第2インナーレンズの脚部がアウターレ ンズや第1インナーレンズとこすれて樹脂の白粉が発生してしまうことを防止す ることができる。
【0010】
【実施例】
以下に、この考案に係わる車両用ランプの実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 図1において、10は前面が開口された樹脂製のハウジングで、このハウジン グ10は固定具11によって車体12に固定されるようになっている。ハウジン グ10内である灯室内には図示しないランプが取り付けられている。
【0012】 ハウジング10内には、アクリル樹脂製の第1インナーレンズ13を取り付け るための脚部14が形成され、この脚部14を囲む外側には外周壁15が形成さ れており、脚部14と外周壁15との間はホットメルト16を充填するための間 隙部17となっている。
【0013】 第1インナーレンズ13の前面がアクリル樹脂製の第2インナーレンズ18の 後面に設けた後脚部19により押されて該第1インナーレンズ13が脚部14に 取り付け固定されている。後脚部19は環状に形成してもよく、また部分的に形 成してもよい。
【0014】 第2インナーレンズ18の後脚部19には、図2に示すように、長孔20が数 カ所に設けられており、その長孔20に対応して後脚部19の端部19aに突出 部21がそれぞれ形成され、この突出部21が図1に示すように第1インナーレ ンズ13に当接している。この突出部21に矢印A方向の力が加わると、長孔2 0により後脚部19のB部分の幅が狭くなっているのでB部分が破線で示すよう に弾性変形するようになっている。すなわち、長孔20と突出部21によって弾 性変形可能な弾性部が構成される。
【0015】 第2インナーレンズ18の前面には前方に延びた前脚部23が形成され、この 前脚部23には後述するアウターレンズ30の脚部31の内側面に当接する当接 部23aが形成されている。この当接部23aは矢印方向に弾性変形可能になって おり、また、当接部23aの外径はアウターレンズ30の内径30rより少し大き く設定され、当接部23aは外側へ付勢する状態になっている。
【0016】 一方、ハウジング10の外周壁15によって形成される前面開口にはアクリル 樹脂製のアウターレンズ30が設けられている。アウターレンズ30には後方に 延びた脚部31が形成され、この脚部31がホットメルト16を充填した間隙部 17内に挿入されている。そして、このホットメルト16とリム33によってア ウターレンズ22がハウジング10に取り付けられている。
【0017】 このアウターレンズ30の脚部31の内側面31aには第2インナーレンズの 前脚部23の当接部23aが圧接するとともに、その当接部23aの端部がアウタ ーレンズ30の後面30aに当接している。そして、第2インナーレンズ18が 第1インナーレンズ13とアウターレンズ30とによって挟持された状態となっ ている。なお、各脚部23,31は環状に形成してもよく、あるいは部分的に形 成してもよい。
【0018】 ところで、第1インナーレンズ18の後脚部19には、長孔20を設けて後脚 部19のB部分が弾性変形するようにしたので、車両の振動を吸収することとな り、第1インナーレンズ13と第2インナーレンズ18の後脚部19とが、また 、第2インナーレンズ18の前脚部23とアウターレンズ30とがこすれて樹脂 の白粉が発生してしまうということはない。
【0019】 また、ランプの組み付けの際、ハウジング10の間隙部17にホットメルト1 6を充填した後、アウターレンズ30をハウジング10に取り付けるが、この際 、第インナーレンズ18の当接部23aの外径はアウターレンズ30の内径30r より少し大きく設定してあるので、この当接部23aにより第2インナーレンズ 18をアウターレンズ30に仮固定することができ、これによりハウジング10 への組み付けが容易となる。
【0020】 ちなみに、第2インナーレンズ18がアウターレンズ30に仮固定されないと 、第2インナーレンズ18をアウターレンズ30で押えながら該アウターレンズ 30をハウジング10に取り付けなければならないので、この取り付けの際に第 2インナーレンズ18が落下してしまい、このため、落下するたびに組み付けを やり直さなければならず、その組み付けの手間が非常にかかる。
【0021】 図3は、第2実施例を示したもので、この第2実施例に示す第2インナーレン ズ40は、前脚部41の当接部42に図4に示すように長孔43を設け、さらに 当接部42にアウターレンズ30の脚部31に当接する突出部44を設けたもの である。この第2インナーレンズ40は矢印方向のスプリング性を高めたもので ある。なお、45,46は図2と同様な長孔,突出部である。
【0022】 図5は第3実施例を示したものである。図5において、50,51は連続形成 された第1,第2ハウジングで、これらハウジング50,51内には図示しないラ ンプが取り付けられている。52,53はハウジング50,51に取り付けられた 第1インナーレンズである。
【0023】 54は第1インナーレンズ52の前方に取り付けられた第2インナーレンズで 、この第2インナーレンズ54の一端には前脚部55が形成され、この前脚部5 5には図4と同様な長孔56と突出部57とが形成されて、前脚部55に長孔5 6によりスプリング性がもたされている。突出部57はアウターレンズ58の脚 部59に設けた凹部59aに係合し、前脚部55は脚部59側へ付勢した状態と なっている。
【0024】 第2インナーレンズ54の他端には後脚部60が形成され、この後脚部60が 第1ハウジングと第2ハウジングとの間に形成された間隙部内に挿入されている 。後脚部60には孔61が形成されている。
【0025】 62は第1インナーレンズ53の前方に取り付けられた第2インナーレンズで 、この第2インナーレンズ62の一端に設けられた後脚部63が前記間隙部内に 挿入され、後脚部63に設けた突出部64が後脚部60の孔61に係合している 。第2インナーレンズ62の他端に設けた後脚部65は第2ハウジング51に設 けた突出壁66の外側面に当接している。
【0026】 70は保持部材で、この保持部材70の一端には後脚部材71が形成されてお り、この後脚部材71が後脚部材65に当接している。そして、後脚部材71に 設けた孔72に後脚部材65に設けた突出部67が係合している。
【0027】 保持部材70の他端には前脚部材73が形成され、この前脚部材73には図4 と同様な長孔74と突出部75とが形成され、突出部75がアウターレンズ58 の脚部76に設けた凹部76aに係合している。前脚部73は長孔74によるス プリング性によって脚部76側へ付勢された状態となっている。
【0028】 この実施例では、保持部材70の前脚部73のスプリング性と、第2インナー レンズ54の前脚部55のスプリング性とによって第2インナーレンズ54,6 2をアウターレンズ58の脚部59,76で挟持したものである。
【0029】
【効果】
この考案によれば、第2インナーレンズの脚部に弾性変形可能な弾性部を形成 したので、車両の振動をその弾性部が吸収して第2インナーレンズの脚部がアウ ターレンズや第1インナーレンズとこすれて樹脂の白粉が発生してしまうことを 防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わる車両用ランプの構成を示した
断面図、
【図2】後脚部を示した平面図、
【図3】第2実施例の第2インナーレンズを示した断面
図、
【図4】図3に示す第2インナーレンズの前脚部を示し
た平面図、
【図5】第3実施例の車両用ランプの構成を示した断面
図、
【図6】従来の車両用ランプの構成を示した断面図であ
る。
【符号の説明】
10 ハウジング 13 第1インナーレンズ 18 第2インナーレンズ 19 後脚部 20 長孔 21 突出部 30 アウターレンズ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に配置された樹脂製の第
    1,第2インナーレンズと、前記ハウジングの前面の開
    口に取り付けた樹脂製のアウターレンズとを備え、前記
    第2インナーレンズにアウターレンズや第1インナーレ
    ンズに当接する脚部を設けて該第2インナーレンズを第
    1インナーレンズとアウターレンズとの間に固定させた
    車両用ランプにおいて、 前記第2インナーレンズの脚部に弾性変形可能な弾性部
    を形成したことを特徴とする車両用ランプ。
JP7117792U 1992-10-13 1992-10-13 車両用ランプ Pending JPH0636114U (ja)

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JP7117792U JPH0636114U (ja) 1992-10-13 1992-10-13 車両用ランプ

Applications Claiming Priority (1)

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JP7117792U JPH0636114U (ja) 1992-10-13 1992-10-13 車両用ランプ

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JPH0636114U true JPH0636114U (ja) 1994-05-13

Family

ID=13453125

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JP7117792U Pending JPH0636114U (ja) 1992-10-13 1992-10-13 車両用ランプ

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JP (1) JPH0636114U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014003006A (ja) * 2012-05-24 2014-01-09 Koito Mfg Co Ltd 車両用灯具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014003006A (ja) * 2012-05-24 2014-01-09 Koito Mfg Co Ltd 車両用灯具

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