JPH0636050Y2 - 伸縮ブームにおけるスライド装置 - Google Patents

伸縮ブームにおけるスライド装置

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JPH0636050Y2
JPH0636050Y2 JP12898488U JP12898488U JPH0636050Y2 JP H0636050 Y2 JPH0636050 Y2 JP H0636050Y2 JP 12898488 U JP12898488 U JP 12898488U JP 12898488 U JP12898488 U JP 12898488U JP H0636050 Y2 JPH0636050 Y2 JP H0636050Y2
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boom
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清嗣 宮脇
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、移動式クレーンあるいは高所作業車等に用
いられる伸縮ブームにおけるスライド装置、特に、伸縮
ブームにおける外側ブームと当該外側ブームに伸縮自在
に嵌挿される内側ブームの対向する側板間に介装され、
外側ブームに対する内側ブームの幅方向の位置を規制す
るためのスライド装置に関するものである。
(従来の技術) 伸縮ブームは、第6図に示す如く、中空の外側ブーム1
内に中空の内側ブーム2を伸縮自在に嵌挿して構成され
るものであるが、外側ブーム1に対する内側ブーム2の
幅方向の位置を規制するため、外側ブーム1の先端部の
両側あるいは内側ブーム基端部の両側に、内側ブームの
側板あるいは外側ブームの側板に摺接するスライド装置
Aが設けられている。
従来のスライド装置として外側ブーム1の先端部両側に
設けられたものを第6図〜第7図に基づいて説明する
と、従来のスライド装置Aは、その先端に内側ブーム2
の側板2aの外面に摺接する摺接面3を有しその基端部に
締付プレート4を取り付けた軸状のスライド具本体5
を、外側ブーム1の先端部の側板1aに穿設した穴6に外
側方から嵌入し、スライド具本体5における締付プレー
ト4を、ボルト7,7…により外側ブーム1側板1aに締め
付け固定するようにしている。そして、外側ブーム1に
対する内側ブーム2の幅方向の位置の調整は、外側ブー
ム1側板1aとスライド具本体5の締付プレート4間に介
在したシム8,8…を調整することで行うようにしてい
る。
(従来技術の問題点) しかしながら、上記従来のスライド装置は、外側ブーム
1に対する内側ブーム2の幅方向の位置を調整する際、
ボルト7,7…を取り外した上でシム8,8…の数を増減しな
ければならず、その調整が面倒であるという欠点があっ
た。また、スライド装置Aが取り付けられる外側ブーム
先端部にボルト7,7…の螺入するネジ穴を設ける必要が
あり、その加工が面倒であるという欠点があった。
本考案は、上記従来技術の欠点を解決したスライド装置
すなわち、外側ブーム1に対する内側ブーム2の幅方向
の位置を調整する作業が極めて簡単に行え、且つスライ
ド装置Aが取り付けられるブームの側板にネジ穴を設け
る必要のない新規なスライド装置を提供しようとするも
のである。
(問題点を解決するための手段) 本考案の伸縮ブームにおけるスライド装置は、上記目的
を達成するため次の如く構成する。
伸縮ブームにおける外側ブームと当該外側ブームに伸縮
自在に嵌挿される内側ブームの対向する側板間に介装さ
れるスライド装置であって、一側に内側ブームの側板の
外面又は外側ブームの側板の内面に摺接する摺接面を有
し他側に座面を有するプレート部と、このプレート部に
おける前記座面に立設した軸部とからなるスライド具本
体、外側プレート又は内側ブームの側板に穿設され前記
スライド具本体における軸部を受容してスライド具本体
におけるプレート部を外側ブーム側板内側又は内側ブー
ム側板外側に定位させる定位穴、前記定位穴にその軸部
を受容されたスライド具本体における前記座面と外側ブ
ーム側板内面又は内側ブーム側板外面間に介装される複
数個のシムおよび、前記シムの抜け止め規制具とから構
成されており、前記複数個のシムは、前記スライド具本
体の軸部に遊嵌するU字状の切欠きを有する平板状に形
成されており、前記シム抜け止め規制具は、前記スライ
ド具本体の軸部を嵌入するU字状の切欠きであって少な
くともその外端部を前記軸部の幅よりも小さく形成した
U字状の切欠きを有し且つ当該切欠きと反対側の端部に
折曲げ部を有する平板状に形成されており、そのU字状
の切欠きを前記軸部へ嵌脱する際当該U字状の切欠き外
端部が弾性範囲内で軸部により拡開復帰するよう構成す
ると共に、そのU字状の切欠きを前記軸部に嵌入した際
前記折曲げ部が、U字状の切欠きを軸部に遊嵌した前記
シムの抜出を規制する如く構成しており、前記スライド
具本体の軸部には偏平部を、前記定位穴部分には当該定
位穴にスライド具本体の軸部を受容した時に前記軸部の
偏平部に対峙して係合する係合部を設けて、スライド具
本体の定位穴内での回転を規制する如く構成してあるこ
とを特徴とする伸縮ブームにおけるスライド装置。
(作用) 上記構成をもつ本考案のスライド装置は、外側ブーム又
は内側ブームの側板の定位穴へスライド具本体の軸部を
嵌入した後、外側ブーム内に内側ブームを嵌挿し、その
上で、スライド具本体のプレート部と外側ブーム又は内
側ブームの側板間に適数個のシムを、当該シムのU字状
の切欠きに前記軸部が受容される如く側方から差し込
み、且つ、シム抜け止め規制具を、そのU字状の切欠き
に前記軸部が受容される如く側方から差し込んで用いら
れるものである。この状態では、シム抜け止め規制具
は、軸部に弾性的に係合しており、且つその折曲部が、
シムの抜けを規制している。シム調整する際には、シム
抜け止め規制具を側方に抜き取った上で、シムを側方か
ら加除し、その後シム抜け止め規制具をもとにもどすも
のである。
また、外側ブーム又は内側ブームの側板の定位穴へスラ
イド具本体の軸部を受容させた時に、当該軸部の偏平部
が前記定位穴部分に設けた係合部に嵌合し、スライド具
本体が定位穴内で回転するのを規制するようにしてある
から、シム抜け止め規制具がスライド具本体の回転によ
りスライド具本体の軸部より抜けて外れ、これにより適
数個のシムも抜けて外れるのを阻止することができるも
のである。
(実施例) 以下本考案のスライド装置を伸縮ブームの外側ブーム1
先端部に設けた実施例を、第1〜5図に基づいて説明す
る。
図において、スライド装置Aは、スライド具本体9、ブ
ーム側板に設けた定位穴10、複数個のシム11,11…、お
よびシム抜け止め規制具12とから構成されている。
スライド具本体9は、一側に内側ブーム2の側板2aの外
面に摺接する摺接面13を有し他側に座面14を有するプレ
ート部15と、このプレート部15における前記座面14に立
設した軸部16とから構成されており、前記軸部16には偏
平部16aを設けている。
定位穴10は、外側ブーム1の先端部における側板1aに穿
設され前記スライド具本体9における軸部16を受容して
スライト具本体9におけるプレート部15を外側ブーム1
側板1a内側に定位させるためのものであり、この時にス
ライド具本体9の軸部16がこの定位穴10内で回転しない
ように、定位穴10には前記偏平部16aに対峙して係合す
る係合部10aを設けている。
複数個のシム11,11…は、定位穴10のその軸部16を受容
されたスライド具本体9の座面14と外側ブーム1側板1a
間に介装され、この間の間隔を調節するためのものであ
る。これらのシム11,11…の夫々は、スライド具本体9
の軸部16に遊嵌するU字状の切欠き11aを有する平板状
に形成されている。
シム抜け止め規制具12は、スライド具本体9の軸部16を
嵌入するU字状の切欠き12aとこの切欠き12aと反対側の
端部に折曲げ部12bを有する平板状に形成されている。
前記U字状の切欠き12aの外端部は前記軸部の輻lより
小さく形成されており、シム抜け止め規制具12の切欠き
12aを軸部16に嵌脱する際U字状の切欠き12a外端部が軸
部16により弾性範囲内で拡開復帰するよう構成されてい
る。特にこの例の場合、U字状の切欠き12aが折曲げ部1
2bまで伸びており、切欠き12aの弾性的な拡開復帰が主
として折曲げ部12bの弾性に依存してなされるようにな
っている。
次にスライド装置Aの外側ブーム1先端部への組付状態
について説明する。外側ブーム1内へ内側ブーム2を嵌
挿するに先立ち、スライド具本体9の軸部16を定位穴10
へ軸部16の偏平部16aと定位穴10の係合部10aと対峙させ
嵌入する。そして、外側ブーム1内へ内側ブーム2の嵌
挿する。その後スライド具本体9の座面14と外側ブーム
1の側板1a間に適数個のシム11,11…を、当該シム11,11
…のU字状の切欠き11aに軸部16が受容される如く側方
から差し込む。最後に、差し込んだシム11,11…とスラ
イド具本体9の座面14間に、シム抜け止め規制具12をシ
ム11と同様にして側方から差し込む。このようにして、
組付状態(第2図)になるのであるが、この組付招待に
おいては、スライド具本体9の軸部16に弾性的に係合し
て脱落を阻止されたシム抜け止め規制具12の折曲げ部12
bが、シム11,11…の抜出し方向端面(U字状の切欠き11
aと反対側の端面)に係合し、シム11,11…の抜けを規制
するのである。
シム調整の要あるときは、シム抜け止め規制具12を側方
に抜出した後、シム11,11…を増減し、再びシム抜け止
め規制具12を側方から差し込めば良い。
尚、上記実施例においては、スライド具本体9の軸部16
の偏平部16aに係合する係合部10aを定位穴10に設けた
が、偏平部16aを設けた軸部16を定位穴10に受容させた
時にブーム側板より突出させるようにし、その突出した
軸部16の偏平部16aに第4図に図示するシム11如きの2
面幅計状のもので構成された係合部をブーム側板の外側
面に止着させて定位穴10内で軸部16が回転するのを規制
するようにしてもよい。
また、上記実施例では、スライド装置Aを外側ブームの
先端部に取り付けた例を示したが、これは内側ブームの
基端部に取り付けても良いこと勿論である。
(効果) 以上の如く構成した本考案の伸縮ブームにおけるスライ
ド装置は、外側ブーム1に対する内側ブーム2の幅方向
位置を調整するシム調整作業が極めて簡単に行え、且つ
ボルトおよびネジ穴を必要としないのでその構造が簡単
になるという効果を有するものである。
また、定位穴内でスライド具本体が回転するのを阻止し
てシム抜け止め規制具および適数個のシムがスライド具
本体の軸部より外れるのを防止できるという効果も奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は、本考案のスライド装置の説明図であ
って、第1図は、組付状態図、第2図は、組付状態断面
図、第3図はスライド具本体の説明図、第4図はシムの
説明図、第5図はシム抜け止め規制具の説明図、第6図
は、従来のスライド装置を取り付けた伸縮ブームの側面
図、第7図は第6図のX−X断面拡大図である。 外側ブーム;1、内側ブーム;2、 スライド装置;A、スライド具本体;9、 シム;11,11…、シム抜け止め規制具;12、 偏平部;16a、係合部;10a

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】伸縮ブームにおける外側ブームと当該外側
    ブームに伸縮自在に嵌挿される内側ブームの対向する側
    板間に介装されるスライド装置であって、一側に内側ブ
    ームの側板の外面又は外側ブームの側板の内面に摺接す
    る摺接面を有し他側に座面を有するプレート部とこのプ
    レート部における前記座面に立設した軸部とからなるス
    ライド具本体、外側ブーム又は内側ブームの側板に穿設
    され前記スライド具本体における軸部を受容してスライ
    ド具本体におけるプレート部を外側ブーム側板内側又は
    内側ブーム側板外側に定位させる定位穴、前記定位穴に
    その軸部を受容されたスライド具本体における前記座面
    と外側ブーム側板内面又は内側ブーム側板外面間に介装
    される複数個のシムおよび、前記シムの抜け止め規制具
    とから構成されており、前記複数個のシムは、前記スラ
    イド具本体の軸部に遊嵌するU字状の切欠きを有する平
    板状に形成されており、前記シム抜け止め規制具は、前
    記スライド具本体の軸部を嵌入するU字状の切欠きであ
    って少なくともその外端部を前記軸部の幅よりも小さく
    形成したU字状の切欠きを有し且つ当該切欠きと反対側
    の端部に折曲げ部を有する平板状に形成されており、そ
    のU字状の切欠きを前記軸部へ嵌脱する際当該U字状の
    切欠き外端部が弾性範囲内で軸部により拡開復帰するよ
    う構成すると共に、そのU字状の切欠きを前記軸部に嵌
    入した際前記折曲げ部が、U字状の切欠きを軸部に遊嵌
    した前記シムの抜出を規制する如く構成しており、前記
    スライド具本体の軸部には偏平部を、前記定位穴部分に
    は当該定位穴にスライド具本体の軸部を受容した時に前
    記軸部の偏平部に対峙して係合する係合部を設けて、ス
    ライド具本体の定位穴内での回転を規制する如く構成し
    てあることを特徴とする伸縮ブームにおけるスライド装
    置。
JP12898488U 1988-09-30 1988-09-30 伸縮ブームにおけるスライド装置 Expired - Lifetime JPH0636050Y2 (ja)

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JP2009107825A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Aichi Corp 伸縮ブーム

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