JPH0635983Y2 - 金属線類の包装容器 - Google Patents

金属線類の包装容器

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JPH0635983Y2
JPH0635983Y2 JP293789U JP293789U JPH0635983Y2 JP H0635983 Y2 JPH0635983 Y2 JP H0635983Y2 JP 293789 U JP293789 U JP 293789U JP 293789 U JP293789 U JP 293789U JP H0635983 Y2 JPH0635983 Y2 JP H0635983Y2
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JP
Japan
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inner cylinder
packaging container
lid
packaging
metal wire
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JPH0293285U (ja
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功四郎 寺下
邦夫 高橋
健三 反田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Unwinding Of Filamentary Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は重量の大きい銅線、アルミニウム線等の金属線
類の包装容器に関し、特に海上コンテナ積込みに適した
大きさ及び形状としたものである。
(従来の技術) 重量の大きい銅線、アルミニウム線の従来の包装技術と
しては次の2種類がある。
その1つは第5図に示すように円筒状ファイバパック
(30)を用いる方法である。同図(イ)は円筒状ファイ
バパックの透視図、同図(ロ)は金属線を充填し包装し
た状態の透視図である。
図面に示すように、円筒状ファイバパック(30)は外円
筒(31)と内円筒(32)及び底部から構成されており、
上記外円筒(31)と内円筒(32)の間に、金属線類
(A)を巻回して充填する。金属線類(4)の上には、
製品のもつれやずれ防止のための緩衝材(35)を載置
し、蓋(33)を施こす。この状態で木製パレット(34)
上に載置し、バンド(36)等で締付け、固定して運搬に
供する。
他の方法は第6図に示すように鉄製のキャリア(40)を
用いる方法である。同図(イ)は鉄製キャリアの斜視
図、同図(ロ)は金属線類を充填し、包装した状態の透
視説明図である。
包装に際しては、キャリア(40)の底部にドーナツ状の
塩化ビニル等のシート及びダンボールと正方形のポリプ
ロピレンクロス等を施し、その上に金属線類をコイル状
に巻付ける。その後金属線類の周囲に筒状のポリプロピ
レンクロスを装着し、キャリア(40)内側にはクラフト
紙を施し、複数のポリプロピレンバンド(42)で結束し
て製品のもつれやすれ疵を防止する。この状態で木製の
パレット(41)上に載置し、バンド(43)等で締付け、
固定して運搬に供する。
(解決しようとする課題) 上述した従来の包装技術のうち、第5図に示すファイバ
パックを用いる方法は、ファイバパック本体と輸送用に
別途専用パレットを必要とするため、材料費が割高とな
る他、輸送中の移動を防止するための締付けを行なう必
要がある。又製品のもつれやすれ疵防止のための緩衝材
を必要とし、材料費と包装の手間がかかる。さらには、
ファイバパック本体は折りたためないため、空容器の保
管スペースを広く必要とする等の問題点がある。
又上述の第6図に示すキャリアを用いる方法は、コンテ
ナへの積込み時に別途パレットが必要で材料費が割高と
なる他、段重ねが出来ないため保管スペースを広く必要
とし、輸送効率が低下し、輸送コストの上昇をきたす。
又包装作業のステップが多くマンアワーが多くかかる
他、荷扱い時に製品疵が発生し易い等の問題点がある。
(課題を解決するための手段) 本考案は上述の問題点を解消し、特に海上コンテナ積込
みに適した大きさ及び形状の包装容器を提供するもの
で、その特徴は、底板に一端を固着した内円筒、上記底
板を取付けた木製パレット、内円筒を覆う外枠及び蓋に
より構成されており、上記内円筒の側面及び底面には結
束穴を具えていることにある。
第1図は本考案の包装容器の具体例の説明図で、同図
(イ)は蓋を取外した状態の斜視図、同図(ロ)は蓋を
取付けた状態の側断面図である。
図面において、(1)は木製パレット、(2)はファイ
バ製の内円筒で、その一端はベニア板等の底板(3)に
固着されて底板(3)と一体となっており、釘(8)等
により上記木製パレット(1)に固定されている。又上
記内円筒の底面及び側面にはポリプロピレンバンド等の
結束用バンド(9)(第2図〜第4図参照)挿通用の結
束穴(6)(7)を設けてある。(4)は上記内円筒
(2)の外側に銅線、アルミニウム線等の金属線類
(A)をコイル状に充填した後、その外側に装着する。
強化ダンボール等の外枠、(5)はその上部を覆う強化
ダンボール等の蓋である。
(作用) 第2図〜第4図は本考案の包装容器による金属線類の包
装の手順の説明図である。以下これら図面に基づいてそ
の手順を説明する。
まず、第2図に示すように、木製パレット(1)に釘
(8)等により固定した内円筒(1)の底面及び側面に
設けた結束穴(6)(7)にポリプロピレンバンド等の
結束用バンド(9)を挿通し、その上方端部は側面穴
(7)から内円筒(2)の上方に出しておき、下方端部
は底面穴(6)を経て木製パレット(1)に設けた溝
(10)から外に出しておく。
このような状態で、内円筒(2)の外側に金属線類
(A)をコイル状に充填し、前述のようにあらかじめ挿
通しておいたポリプロピレンバンド等の結束用バンド
(9)で結束し、第3図のような状態を得る。この際、
図に示すように結束用バンド(9)と金属線類(A)の
間に必要によりダンボール紙(11)等を介在させてもよ
い。
第3図の状態において、外側に強化ダンボール等の外枠
(4)を木製パレット(1)の外周に装着し、強化ダン
ボールの蓋(5)をかぶせ、さらに、これと外枠(4)
を木製パレット(1)に締付けバンド(12)にて締付け
て固定し、第4図に示す形態に包装する。この際、強化
ダンボールの蓋(5)の代りに、強化ダンボールの外枠
(4)の上部に折り込み式のフラップを設けておき、そ
れ自体を折りまげて組立ててもよい。
上述のように構成された本考案の包装容器においては、
強化ダンボールの外枠と内円筒を合せた耐圧縮強度は相
当大きく、上部からの荷重を支えるのに十分であり、形
状が角柱型であることと併せ、段積しての保管及び輸送
が安定よく出来る。
(実施例) 第1図に示す構造のアルミニウム線420kg用の包装容器
を作成した。
パレット(1)は木製で、ポリプロピレン結束バンド
(9)の通し溝(10)をパレット(1)側面中央に相対
して有している。内円筒(2)はファイバー製で、底面
及び側面に結束用バンド(9)の挿通穴(6)(7)を
それぞれ4ケ有している。この内円筒(2)の一端は上
面にクラフト紙を貼付けたベニア板の底板(3)に固着
してあり、この底板(3)は前記木製パレット(1)に
釘(8)により固定されている。角柱型の外枠(4)と
蓋(5)は強化ダンボールAAから成り、厚さは約8mm
で、圧縮強度は1650kgである。
本実施例では、内円筒は高さ(l1)が910mm、外径が431
mm、外枠は高さ(l2)が920mm、縦、横のそれぞれの外
寸(l4)が940mm、パレットは高さ(l3)が100mm、縦、
横のそれぞれの外寸(l4)が940mm、蓋は高さ(l5)が1
50mm、縦、横のそれぞれの外寸(l6)が960mmである。
上述の包装容器に前述の第2図〜第4図に示す手順に従
って包装を行ない、第4図に示すような状態を得、包装
を終了した。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の包装容器によれば、構造
が簡単で、海上コンテナ内寸に合せた形状、大きさとな
し得ることから段積みしての保管、輸送が可能となり、
輸送効率が著しく向上し、輸送コストを低減することが
出来る。
又充填された製品は内円筒の底面及び側面の結束穴に挿
通された結束バンドにより製品の量の多少にかかわらず
確実に結束されるので、荷崩及び製品のもつれを防止す
ることが出来る。さらに、強化ダンボールの外枠及び蓋
により製品の外傷を防止するので、輸送中の製品の安全
性を確保し、信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の包装容器の具体例の説明図で、同図
(イ)は蓋を取外した状態の斜視図、同図(ロ)は蓋を
取付けた状態の側断面図である。 第2図〜第4図は本考案の包装容器による金属線類の包
装の手順の説明図である。 第5図は従来の円筒状ファイバパックを用いる包装方法
の説明図で、同図(イ)はパックの透視図、同図(ロ)
は包装状態の透視図である。 第6図は従来の鉄製キャリアを用いる包装方法の説明図
で、同図(イ)はキャリアの斜視図、同図(ロ)は包装
状態の透視図である。 1……木製パレット、2……内円筒、3……底板、4…
…外枠、5……蓋、6、7……結束穴、8……釘、9…
…結束ベルト、10……ベルト溝、12……締付けベルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底板に一端を固着した内円筒、上記底板を
    取付けた木製パレット、内円筒を覆う外枠及び蓋により
    構成されており、上記内円筒の側面及び底面には複数の
    結束穴を具えていることを特徴とする金属線類の包装容
    器。
JP293789U 1989-01-13 1989-01-13 金属線類の包装容器 Expired - Fee Related JPH0635983Y2 (ja)

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JPH0293285U JPH0293285U (ja) 1990-07-24
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