JPH0635823B2 - 自動二輪車の排気管装置 - Google Patents
自動二輪車の排気管装置Info
- Publication number
- JPH0635823B2 JPH0635823B2 JP22198885A JP22198885A JPH0635823B2 JP H0635823 B2 JPH0635823 B2 JP H0635823B2 JP 22198885 A JP22198885 A JP 22198885A JP 22198885 A JP22198885 A JP 22198885A JP H0635823 B2 JPH0635823 B2 JP H0635823B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust pipe
- engine
- sectional area
- pipe device
- body frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Exhaust Silencers (AREA)
- Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は自動二輪車、特にスクータ、モペツトなど、
アンダーボーン形の車両に好適な排気管装置に関するも
ので、前輪と後輪との間に配置された前傾形エンジンの
排気管装置に関する。
アンダーボーン形の車両に好適な排気管装置に関するも
ので、前輪と後輪との間に配置された前傾形エンジンの
排気管装置に関する。
従来、アンダーボーン形の車両にはシリンダの軸芯を水
平から10度前後上向きに設置した前傾形エンジンが用
いられることが多く、その排気管はエンジンから車体の
下部側方へ向けて取り出され、次いで後方へ向けて転向
させ、そのまゝ後部に設けた排気消音器へ接続されてい
る。
平から10度前後上向きに設置した前傾形エンジンが用
いられることが多く、その排気管はエンジンから車体の
下部側方へ向けて取り出され、次いで後方へ向けて転向
させ、そのまゝ後部に設けた排気消音器へ接続されてい
る。
他方、エンジンは効率よく運転するためには、比較的長
い排気管長を要するが、前傾形エンジンのように排気管
の接続部が地上に近い点に設置されるものでは、所望の
排気通路長さ得んとすれば、排気管が消音器より後方へ
突出してしまう。逆に排気管を短縮すれば所望のエンジ
ン出力が得られなくなる不具合がある。
い排気管長を要するが、前傾形エンジンのように排気管
の接続部が地上に近い点に設置されるものでは、所望の
排気通路長さ得んとすれば、排気管が消音器より後方へ
突出してしまう。逆に排気管を短縮すれば所望のエンジ
ン出力が得られなくなる不具合がある。
この発明は上記不具合を排除し、排気通路の長さを十分
にとり、なお排気管を車体後方へ長く伸ばす必要のない
排気管装置を得ることを目的とするもので、前輪と後輪
との間に位置して、車体フレームに支持されたエンジン
から下方へ取り出された排気管を、そこから一旦後方へ
屈曲させ、次いで前方へ転向させて平面上を、大略一巻
きした後、車体フレームの下部側方に設けた消音器へ接
続したものである。
にとり、なお排気管を車体後方へ長く伸ばす必要のない
排気管装置を得ることを目的とするもので、前輪と後輪
との間に位置して、車体フレームに支持されたエンジン
から下方へ取り出された排気管を、そこから一旦後方へ
屈曲させ、次いで前方へ転向させて平面上を、大略一巻
きした後、車体フレームの下部側方に設けた消音器へ接
続したものである。
排気管はエンジンの下面に沿つて大略一巻きするように
形成しているから、通路の長さを長くすることができ、
然も車体の前後方向の長さを比較的短小に保つことがで
きる。
形成しているから、通路の長さを長くすることができ、
然も車体の前後方向の長さを比較的短小に保つことがで
きる。
以下、図示の実施例によつてこの発明を説明すると、図
中、1はモペツトであり、アンダーボーン形車体フレー
ム2の前端には前フオーク3を介して前輪4が左右転向
自在に支持されており、後方には後述するエンジン7と
後輪6とを連結する駆動軸(図示してない)の軸管を兼
ねたリヤアーム5が上下揺動自在に軸支され、そのリヤ
アーム5の後端に後輪6が支持されている。7は前輪4
と後輪6との間に懸架されたエンジンであり、この例で
は前傾単気筒の空冷式2行程エンジンである。8はエン
ジン7の下面に接続された排気管であり、エンジン7の
下面から下方へ取り出された後、一旦、後方へ屈曲さ
せ、次いで前方へ転向させてエンジン7の底面に沿つて
一平面上を、「の」字形に大略一巻きした後、車体フレ
ーム2の下部側方に設けた消音器9へ接続されている。
なお「の」字形との形容は巻き方向を意味せず、巻回す
る形状を意味する。
中、1はモペツトであり、アンダーボーン形車体フレー
ム2の前端には前フオーク3を介して前輪4が左右転向
自在に支持されており、後方には後述するエンジン7と
後輪6とを連結する駆動軸(図示してない)の軸管を兼
ねたリヤアーム5が上下揺動自在に軸支され、そのリヤ
アーム5の後端に後輪6が支持されている。7は前輪4
と後輪6との間に懸架されたエンジンであり、この例で
は前傾単気筒の空冷式2行程エンジンである。8はエン
ジン7の下面に接続された排気管であり、エンジン7の
下面から下方へ取り出された後、一旦、後方へ屈曲さ
せ、次いで前方へ転向させてエンジン7の底面に沿つて
一平面上を、「の」字形に大略一巻きした後、車体フレ
ーム2の下部側方に設けた消音器9へ接続されている。
なお「の」字形との形容は巻き方向を意味せず、巻回す
る形状を意味する。
排気管8はエンジン7に接続された定断面積部分8a
と、定断面積部分8aの後端に溶着され断面積が段階的
に増大する膨脹部分8bとを含んでおり、定断面積部分
8aは鋼管を屈曲させて作られ、膨脹部分8bは第5図
で示すように、プレス成形された2枚の鋼板からなる上
下の半部8A、8Bをそれらの縁部8Dで重合し溶着し
たもので、その直径は前端から段階的に拡大した後その
後方に比較的長く太い定断面積部分を有し、その後部は
緩やかに絞られて消音器9に連結されている。下半部8
Bは逆三角形の底部を有しその断面形状は略五角形とさ
れる。よつて、太い膨脹部分8bが、目の位置から見え
る部分を少なくして細く見えるように配慮してある。
と、定断面積部分8aの後端に溶着され断面積が段階的
に増大する膨脹部分8bとを含んでおり、定断面積部分
8aは鋼管を屈曲させて作られ、膨脹部分8bは第5図
で示すように、プレス成形された2枚の鋼板からなる上
下の半部8A、8Bをそれらの縁部8Dで重合し溶着し
たもので、その直径は前端から段階的に拡大した後その
後方に比較的長く太い定断面積部分を有し、その後部は
緩やかに絞られて消音器9に連結されている。下半部8
Bは逆三角形の底部を有しその断面形状は略五角形とさ
れる。よつて、太い膨脹部分8bが、目の位置から見え
る部分を少なくして細く見えるように配慮してある。
この発明は以上のように、エンジンから下方へ取り出さ
れた排気管を、エンジンの下面で略「の」字形に一巻き
した後、車体フレームの下部側方に設けた消音器へ接続
したものであるから、排気通路の長さを短縮することな
く、排気管の全長を短縮することができる。また、実施
例で示すように排気管によつてエンジンの下面を覆うよ
うにすれば、車両が悪路を走行する際にも、跳ねた石や
土塊からエンジンを保護することができる等の効果があ
る。
れた排気管を、エンジンの下面で略「の」字形に一巻き
した後、車体フレームの下部側方に設けた消音器へ接続
したものであるから、排気通路の長さを短縮することな
く、排気管の全長を短縮することができる。また、実施
例で示すように排気管によつてエンジンの下面を覆うよ
うにすれば、車両が悪路を走行する際にも、跳ねた石や
土塊からエンジンを保護することができる等の効果があ
る。
図面はこの発明の実施例を示すもので、第1図は自動二
輪車の側面図、第2図は不要部を省略して示すII−II断
面図、第3図はその側面図、第4図は正面図、第5図は
第3図中のV−V断面図である。 7……エンジン、8……排気管、8a……定断面積部
分、8b……膨脹部分。
輪車の側面図、第2図は不要部を省略して示すII−II断
面図、第3図はその側面図、第4図は正面図、第5図は
第3図中のV−V断面図である。 7……エンジン、8……排気管、8a……定断面積部
分、8b……膨脹部分。
Claims (2)
- 【請求項1】前輪と後輪との間に位置して、車体フレー
ムに支持されたエンジンから下方へ取り出された排気管
を一旦後方へ屈曲させ、次いで前方へ転向させてそこか
ら一平面上を、大略一巻きした後、車体フレームの下部
側方に設けた消音器へ接続してなる自動二輪車の排気管
装置。 - 【請求項2】排気管はエンジンから一定長さの定断面積
部分と、そこから断面積が増大する膨脹部分とを含んで
いる特許請求の範囲第1項記載の自動二輪車の排気管装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22198885A JPH0635823B2 (ja) | 1985-10-07 | 1985-10-07 | 自動二輪車の排気管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22198885A JPH0635823B2 (ja) | 1985-10-07 | 1985-10-07 | 自動二輪車の排気管装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6282217A JPS6282217A (ja) | 1987-04-15 |
JPH0635823B2 true JPH0635823B2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=16775316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22198885A Expired - Lifetime JPH0635823B2 (ja) | 1985-10-07 | 1985-10-07 | 自動二輪車の排気管装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0635823B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10239132B4 (de) * | 2002-08-27 | 2012-11-15 | Andreas Stihl Ag & Co | Abgasschalldämpfer |
JP4546310B2 (ja) | 2005-03-31 | 2010-09-15 | 川崎重工業株式会社 | 自動二輪車用エンジンの排気システム |
-
1985
- 1985-10-07 JP JP22198885A patent/JPH0635823B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6282217A (ja) | 1987-04-15 |
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