JPH0635810A - バス制御方法 - Google Patents
バス制御方法Info
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- JPH0635810A JPH0635810A JP4192202A JP19220292A JPH0635810A JP H0635810 A JPH0635810 A JP H0635810A JP 4192202 A JP4192202 A JP 4192202A JP 19220292 A JP19220292 A JP 19220292A JP H0635810 A JPH0635810 A JP H0635810A
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- bus
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Abstract
(57)【要約】
【目的】バスのスループットおよびレスポンスを向上さ
せて、複数のユニットに同時にデータの転送を行うこと
を目的とする。 【構成】バス使用許可信号BGRMによってプロセッサPE#0
にバスData-Busの使用権を与え、該プロセッサPE#0は第
1のメモリMEM#0 を転送先に指定した転送先指示信号CO
M0を該第1のメモリMEM#0 に送信する。その後、プロセ
ッサPE#0はデータDATAをバスData-Busで転送し、第1の
メモリMEM#0 は第1の転送先指示信号COM0および該デー
タDATAを受信することにより、該データDATAを第1のメ
モリMEM#0に書き込む。また、第2のメモリMEM#1 はバ
スData-Busで転送される前記データDATAを受信して自身
に一時記憶する。プロセッサPE#0はデータDATAの転送
後、第2のメモリMEM#1 を転送先と指定した転送先指示
信号COM1を該第2のメモリMEM#1 に転送する。第2のメ
モリMEM#1 は、転送先指示信号COM1を受信することによ
り、一時記憶しているデータDATAを自身に書き込む。
せて、複数のユニットに同時にデータの転送を行うこと
を目的とする。 【構成】バス使用許可信号BGRMによってプロセッサPE#0
にバスData-Busの使用権を与え、該プロセッサPE#0は第
1のメモリMEM#0 を転送先に指定した転送先指示信号CO
M0を該第1のメモリMEM#0 に送信する。その後、プロセ
ッサPE#0はデータDATAをバスData-Busで転送し、第1の
メモリMEM#0 は第1の転送先指示信号COM0および該デー
タDATAを受信することにより、該データDATAを第1のメ
モリMEM#0に書き込む。また、第2のメモリMEM#1 はバ
スData-Busで転送される前記データDATAを受信して自身
に一時記憶する。プロセッサPE#0はデータDATAの転送
後、第2のメモリMEM#1 を転送先と指定した転送先指示
信号COM1を該第2のメモリMEM#1 に転送する。第2のメ
モリMEM#1 は、転送先指示信号COM1を受信することによ
り、一時記憶しているデータDATAを自身に書き込む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のユニットが接続
されたバスにおいて、一つのユニットから複数のユニッ
トにデータを転送させるバス制御方法に関する。一つの
ユニットからバスを用いて複数のユニットにデータを転
送する例として、マルチプロセッサシステムにおける多
重化された共有メモリへのデータ転送がある。
されたバスにおいて、一つのユニットから複数のユニッ
トにデータを転送させるバス制御方法に関する。一つの
ユニットからバスを用いて複数のユニットにデータを転
送する例として、マルチプロセッサシステムにおける多
重化された共有メモリへのデータ転送がある。
【0002】今日では、マルチプロセッサシステムを運
用中にシステムの一部に故障が生じてもシステムの動作
を続けるために共有メモリの多重化が行われている。そ
のため、データ転送元となるプロセッサからデータ転送
先となる多重化された共有メモリに、バスを効率よく使
用してデータを転送させるためのバス制御方法が必要と
されている。
用中にシステムの一部に故障が生じてもシステムの動作
を続けるために共有メモリの多重化が行われている。そ
のため、データ転送元となるプロセッサからデータ転送
先となる多重化された共有メモリに、バスを効率よく使
用してデータを転送させるためのバス制御方法が必要と
されている。
【0003】
【従来の技術】一つのユニットから複数のユニットにバ
スを用いてデータを転送する例として、複数のプロセッ
サと二重化された共有メモリを有する二つのユニットが
バスに接続され、一つのプロセッサから二重化された共
有メモリにデータを転送することについて説明する。
スを用いてデータを転送する例として、複数のプロセッ
サと二重化された共有メモリを有する二つのユニットが
バスに接続され、一つのプロセッサから二重化された共
有メモリにデータを転送することについて説明する。
【0004】図2は従来のバス制御方法によるシステム
構成図である。図6は従来のバス制御方法によるシーケ
ンスを示す図である。図2に示すように、複数のプロセ
ッサPE#0,PE#1,…と二重化された共有メモリMEM#0,MEM#
1 およびバッファBUF#0,BUF#1 を有するユニットUNIT#
0,UNIT#1 がデータバスData-Bus、タグバスTag-Bus 、
応答バスAns-Bus に接続されており、それらのバスは各
バスを制御するためのアービターARBTに接続されてい
る。
構成図である。図6は従来のバス制御方法によるシーケ
ンスを示す図である。図2に示すように、複数のプロセ
ッサPE#0,PE#1,…と二重化された共有メモリMEM#0,MEM#
1 およびバッファBUF#0,BUF#1 を有するユニットUNIT#
0,UNIT#1 がデータバスData-Bus、タグバスTag-Bus 、
応答バスAns-Bus に接続されており、それらのバスは各
バスを制御するためのアービターARBTに接続されてい
る。
【0005】プロセッサPE#0からユニットUNIT#0,UNIT#
1 の二重化された各共有メモリMEM#0,MEM#1 に対してデ
ータの書き込みを行う場合には、まず、サイクル1にお
いて、データ転送元となるプロセッサPE#0にバス使用許
可信号BGRM#0を送信することによってバス使用権を与え
る。バス使用権を与えられたプロセッサPE#0は、サイク
ル2において、データバスData-Busに接続されている全
ユニットUNIT#0,UNIT#1,…にデータ転送開始の制御信号
CTL0をタグバスTag-Bus で送信するとともに、転送先で
あるユニットUNIT#0を指定し、かつ転送されるデータDA
T0に対する処理命令であるコマンドワードCMD0をデータ
バスData-Busにより転送する。
1 の二重化された各共有メモリMEM#0,MEM#1 に対してデ
ータの書き込みを行う場合には、まず、サイクル1にお
いて、データ転送元となるプロセッサPE#0にバス使用許
可信号BGRM#0を送信することによってバス使用権を与え
る。バス使用権を与えられたプロセッサPE#0は、サイク
ル2において、データバスData-Busに接続されている全
ユニットUNIT#0,UNIT#1,…にデータ転送開始の制御信号
CTL0をタグバスTag-Bus で送信するとともに、転送先で
あるユニットUNIT#0を指定し、かつ転送されるデータDA
T0に対する処理命令であるコマンドワードCMD0をデータ
バスData-Busにより転送する。
【0006】アービターARBTは、その制御信号CTL0とコ
マンドワードCMD0を受信して、そのコマンドワードCMD0
で転送先に指定されているユニットUNIT#0に受信承認信
号BGRS#0を送信する。引き続きプロセッサPE#0は、サイ
クル3,4において、コマンドワードCMD0で使用される
共有メモリのアドレス情報ADR0、転送しようとするデー
タDAT0をデータバスData-Busを用いて転送する。
マンドワードCMD0を受信して、そのコマンドワードCMD0
で転送先に指定されているユニットUNIT#0に受信承認信
号BGRS#0を送信する。引き続きプロセッサPE#0は、サイ
クル3,4において、コマンドワードCMD0で使用される
共有メモリのアドレス情報ADR0、転送しようとするデー
タDAT0をデータバスData-Busを用いて転送する。
【0007】制御信号CTL0とコマンドワードCMD0によっ
て、ユニットUNIT#0は自身がデータ転送先であると認識
し、アービターARBTから送信される受信承認信号BGRS#0
に従って、サイクル3〜5でプロセッサPE#0から転送さ
れるコマンドワードCMD0、アドレス情報ADR0、データDA
T0をバッファBUF#0 に格納するとともに、それらの受信
状態をチェックし、チェック結果をプロセッサPE#0に送
信する。
て、ユニットUNIT#0は自身がデータ転送先であると認識
し、アービターARBTから送信される受信承認信号BGRS#0
に従って、サイクル3〜5でプロセッサPE#0から転送さ
れるコマンドワードCMD0、アドレス情報ADR0、データDA
T0をバッファBUF#0 に格納するとともに、それらの受信
状態をチェックし、チェック結果をプロセッサPE#0に送
信する。
【0008】プロセッサPE#0は、上記で送信されるチェ
ック結果でエラーがあると、データ転送の再試行を行う
などのリカバリ処理を行う。ユニットUNIT#0は、サイク
ル5において、受信したデータDAT0の受信状態が正常で
あれば、バッファBUF#0 に格納しているコマンドワード
CMD0に基づいて、アドレス情報ADR0で指定される共有メ
モリMEM#0 のアドレスにデータDAT0を書き込む。
ック結果でエラーがあると、データ転送の再試行を行う
などのリカバリ処理を行う。ユニットUNIT#0は、サイク
ル5において、受信したデータDAT0の受信状態が正常で
あれば、バッファBUF#0 に格納しているコマンドワード
CMD0に基づいて、アドレス情報ADR0で指定される共有メ
モリMEM#0 のアドレスにデータDAT0を書き込む。
【0009】アービターARBTは、サイクル5においてユ
ニットUNIT#0から送信されるデータDAT0の受信状態が正
常であると、再びプロセッサPE#0にバス使用許可信号BG
RM#0を送信し、プロセッサPE#0にデータバスData-Busの
使用権を与える。バス使用権を与えられたプロセッサPE
#0は、サイクル6において、データバスData-Busに接続
されている全ユニットUNIT#0,UNIT#1,…にデータ転送開
始の制御信号CTL1をタグバスTag-Bus で送信するととも
に、転送先であるユニットUNIT#1を指定し、かつ転送さ
れるデータDAT0に対する処理命令であるコマンドワード
CMD1をデータバスData-Busにより転送する。
ニットUNIT#0から送信されるデータDAT0の受信状態が正
常であると、再びプロセッサPE#0にバス使用許可信号BG
RM#0を送信し、プロセッサPE#0にデータバスData-Busの
使用権を与える。バス使用権を与えられたプロセッサPE
#0は、サイクル6において、データバスData-Busに接続
されている全ユニットUNIT#0,UNIT#1,…にデータ転送開
始の制御信号CTL1をタグバスTag-Bus で送信するととも
に、転送先であるユニットUNIT#1を指定し、かつ転送さ
れるデータDAT0に対する処理命令であるコマンドワード
CMD1をデータバスData-Busにより転送する。
【0010】アービターARBTは、その制御信号CTL1とコ
マンドワードCMD1を受信して、そのコマンドワードCMD1
で転送先に指定されているユニットUNIT#1に受信承認信
号BGRS#1を送信する。引き続きプロセッサPE#0は、サイ
クル7,8において、コマンドワードCMD1で使用される
前記ユニットUNIT#0に転送したアドレス情報と同じアド
レス情報ADR0、前記ユニットUNIT#0に転送したデータと
同じデータDAT0をデータバスData-Busを用いて転送す
る。
マンドワードCMD1を受信して、そのコマンドワードCMD1
で転送先に指定されているユニットUNIT#1に受信承認信
号BGRS#1を送信する。引き続きプロセッサPE#0は、サイ
クル7,8において、コマンドワードCMD1で使用される
前記ユニットUNIT#0に転送したアドレス情報と同じアド
レス情報ADR0、前記ユニットUNIT#0に転送したデータと
同じデータDAT0をデータバスData-Busを用いて転送す
る。
【0011】制御信号CTL1とコマンドワードCMD1によっ
て、ユニットUNIT#1は自身がデータ転送先であると認識
し、アービターARBTから送信される受信承認信号BGRS#1
に従って、サイクル3〜5でプロセッサPE#0から転送さ
れるコマンドワードCMD1、アドレス情報ADR0、データDA
T0をバッファBUF#1 に格納するとともに、それらの受信
状態をチェックし、チェック結果をプロセッサPE#0に送
信する。
て、ユニットUNIT#1は自身がデータ転送先であると認識
し、アービターARBTから送信される受信承認信号BGRS#1
に従って、サイクル3〜5でプロセッサPE#0から転送さ
れるコマンドワードCMD1、アドレス情報ADR0、データDA
T0をバッファBUF#1 に格納するとともに、それらの受信
状態をチェックし、チェック結果をプロセッサPE#0に送
信する。
【0012】プロセッサPE#0は、上記で送信されるチェ
ック結果でエラーがあると、データ転送の再試行を行う
などのリカバリ処理を行う。これらの処理によって、二
重化された共有メモリMEM#0,MEM#1 へプロセッサPE#0に
よるデータの書き込み作業が完了する。以上、二重化さ
れた共有メモリに対するデータの転送について説明した
が、さらに複数の共有メモリが多重化されている場合に
は、前記と同様の処理を各共有メモリに対して行う。
ック結果でエラーがあると、データ転送の再試行を行う
などのリカバリ処理を行う。これらの処理によって、二
重化された共有メモリMEM#0,MEM#1 へプロセッサPE#0に
よるデータの書き込み作業が完了する。以上、二重化さ
れた共有メモリに対するデータの転送について説明した
が、さらに複数の共有メモリが多重化されている場合に
は、前記と同様の処理を各共有メモリに対して行う。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来のバス制
御方法では、一つのプロセッサから多重化された複数の
共有メモリに対してデータを転送する場合には、一度の
データ転送動作では複数の共有メモリのうちの一つにし
かデータを転送させることができない。そのため、一つ
のデータを多重化された各共有メモリに転送させるため
には、転送先となる共有メモリの指定を変えて、多重化
された共有メモリの数の分だけ同じデータの転送動作を
繰り返して行わなければならない。
御方法では、一つのプロセッサから多重化された複数の
共有メモリに対してデータを転送する場合には、一度の
データ転送動作では複数の共有メモリのうちの一つにし
かデータを転送させることができない。そのため、一つ
のデータを多重化された各共有メモリに転送させるため
には、転送先となる共有メモリの指定を変えて、多重化
された共有メモリの数の分だけ同じデータの転送動作を
繰り返して行わなければならない。
【0014】よって、一つのデータを多重化された共有
メモリに転送するためにかかる時間は多重化された共有
メモリ分必要となり、バスのスループットおよびレスポ
ンスを悪化させる原因となっていた。本発明は、バスの
スループットおよびレスポンスを向上させて、転送元と
なるユニットから複数のユニットに一度の転送動作でデ
ータを転送させるバス制御方法を提供することを目的と
する。
メモリに転送するためにかかる時間は多重化された共有
メモリ分必要となり、バスのスループットおよびレスポ
ンスを悪化させる原因となっていた。本発明は、バスの
スループットおよびレスポンスを向上させて、転送元と
なるユニットから複数のユニットに一度の転送動作でデ
ータを転送させるバス制御方法を提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明のバス制
御方法によるシーケンスを示す図である。図1に示すよ
うに、バス使用許可信号BGRMによってユニットUNIT#nに
データバスData-Busの使用権を与え、該ユニットUNIT#n
は第1のユニットUNIT#0を転送先に指定した第1の転送
先指示信号COM0をデータバスData-Busにのせるととも
に、制御信号TB#0をタグバスTag-Bus にのせ、その後、
データDATAをデータバスData-Busにのせる。
御方法によるシーケンスを示す図である。図1に示すよ
うに、バス使用許可信号BGRMによってユニットUNIT#nに
データバスData-Busの使用権を与え、該ユニットUNIT#n
は第1のユニットUNIT#0を転送先に指定した第1の転送
先指示信号COM0をデータバスData-Busにのせるととも
に、制御信号TB#0をタグバスTag-Bus にのせ、その後、
データDATAをデータバスData-Busにのせる。
【0016】転送元であるユニットUNIT#nが第1の転送
先指示信号COM0をデータバスData-Busにのせ、制御信号
TB#0をタグバスTag-Bus にのせることにより該第1の転
送先指示信号COM0で転送先に指定されている第1のユニ
ットUNIT#0に受信承認信号BGRS#0が送信される。その受
信承認信号BGRS#0に基づき、ユニットUNIT#0はデータバ
スData-Busにのった第1の転送先指示信号COM0およびデ
ータDATAを受信し、格納する。
先指示信号COM0をデータバスData-Busにのせ、制御信号
TB#0をタグバスTag-Bus にのせることにより該第1の転
送先指示信号COM0で転送先に指定されている第1のユニ
ットUNIT#0に受信承認信号BGRS#0が送信される。その受
信承認信号BGRS#0に基づき、ユニットUNIT#0はデータバ
スData-Busにのった第1の転送先指示信号COM0およびデ
ータDATAを受信し、格納する。
【0017】その間、第2のユニットUNIT#1は該第1の
転送先指示信号COM0および該データDATAを一時保持す
る。その後、ユニットUNIT#nは第1の転送先指示信号CO
M0およびデータDATAをデータバスData-Busにのせた後、
さらに、第2の転送先指示信号COM1をデータバスData-B
usにのせるとともに、制御信号TB#1をタグバスTag-Bus
にのせる。
転送先指示信号COM0および該データDATAを一時保持す
る。その後、ユニットUNIT#nは第1の転送先指示信号CO
M0およびデータDATAをデータバスData-Busにのせた後、
さらに、第2の転送先指示信号COM1をデータバスData-B
usにのせるとともに、制御信号TB#1をタグバスTag-Bus
にのせる。
【0018】転送元であるユニットUNIT#nが第2の転送
先指示信号COM1をデータバスData-Busにのせ、制御信号
TB#1をタグバスTag-Bus にのせることにより該第2の転
送先指示信号COM1で転送先に指定されている第2のユニ
ットUNIT#1に受信承認信号BGRS#1が送信される。その受
信承認信号BGRS#1に基づき、ユニットUNIT#1は一時保持
している第1の転送先指示信号COM0およびデータDATAと
送信される第2の転送先指示信号COM1を格納する。
先指示信号COM1をデータバスData-Busにのせ、制御信号
TB#1をタグバスTag-Bus にのせることにより該第2の転
送先指示信号COM1で転送先に指定されている第2のユニ
ットUNIT#1に受信承認信号BGRS#1が送信される。その受
信承認信号BGRS#1に基づき、ユニットUNIT#1は一時保持
している第1の転送先指示信号COM0およびデータDATAと
送信される第2の転送先指示信号COM1を格納する。
【0019】
【作用】図2は本発明のバス制御方法によるシステム構
成図であり、前記従来例と同様のシステム構成をとる。
本発明では、図2に示すように、まず、アービターARBT
はバス使用許可信号BGRM#0を送信してプロセッサPE#0に
データバスData-Busの使用権を与える。
成図であり、前記従来例と同様のシステム構成をとる。
本発明では、図2に示すように、まず、アービターARBT
はバス使用許可信号BGRM#0を送信してプロセッサPE#0に
データバスData-Busの使用権を与える。
【0020】次に、プロセッサPE#0はデータバスData-B
usの使用権の保持中に、多重化された共有メモリMEM#0,
MEM#1,…を有するユニットUNIT#0,UNIT#1,…のうちの共
有メモリMEM#0 を有するユニットUNIT#0を指定し、デー
タDATAの転送元となるプロセッサPE#0からそのユニット
UNIT#0にデータDATAの転送を行うためのコマンドワード
COM0、アドレス情報ADRS、データDATAをデータバスData
-Busによって転送する。
usの使用権の保持中に、多重化された共有メモリMEM#0,
MEM#1,…を有するユニットUNIT#0,UNIT#1,…のうちの共
有メモリMEM#0 を有するユニットUNIT#0を指定し、デー
タDATAの転送元となるプロセッサPE#0からそのユニット
UNIT#0にデータDATAの転送を行うためのコマンドワード
COM0、アドレス情報ADRS、データDATAをデータバスData
-Busによって転送する。
【0021】そのデータDATAの転送後、さらにそのプロ
セッサPE#0から多重化された共有メモリMEM#0 の他の共
有メモリMEM#1,…を有するユニットUNIT#1, …を指定し
たコマンドワードCOM1, …をデータ転送先となるユニッ
トの分だけ転送する。それらのコマンドワードCOM0,COM
1,…の転送時には、そのコマンドワードCOM0,COM1,…の
転送を示す制御信号TBをタグバスTag-Bus を用いてユニ
ットUNIT#0,UNIT#1,…に送信する。
セッサPE#0から多重化された共有メモリMEM#0 の他の共
有メモリMEM#1,…を有するユニットUNIT#1, …を指定し
たコマンドワードCOM1, …をデータ転送先となるユニッ
トの分だけ転送する。それらのコマンドワードCOM0,COM
1,…の転送時には、そのコマンドワードCOM0,COM1,…の
転送を示す制御信号TBをタグバスTag-Bus を用いてユニ
ットUNIT#0,UNIT#1,…に送信する。
【0022】各ユニットUNIT#0,UNIT#1,…はデータ転送
元となるプロセッサPE#0から自身に転送されたコマンド
ワードCOM0,COM1,…、アドレス情報ADRS、転送するデー
タDATAの受信状態をチェックするとともに、それらとチ
ェック結果をバッファBUF#0,BUF#1,…に一時格納する。
各ユニットUNIT#0,UNIT#1,…は自身が指定されたコマン
ドワードCOM0,COM1,…が転送され、その転送状態をデー
タ転送元であるプロセッサPE#0に伝えるための指示がア
ービターARBTによってなされると、それまで受信した各
データおよび自身が指定されたコマンドワードの受信状
態をチェックして、エラーがなければ受信したコマンド
ワードおよび一時記憶しているアドレス情報ADRSに従
い、一時記憶しているデータDATAをメモリに書き込む。
元となるプロセッサPE#0から自身に転送されたコマンド
ワードCOM0,COM1,…、アドレス情報ADRS、転送するデー
タDATAの受信状態をチェックするとともに、それらとチ
ェック結果をバッファBUF#0,BUF#1,…に一時格納する。
各ユニットUNIT#0,UNIT#1,…は自身が指定されたコマン
ドワードCOM0,COM1,…が転送され、その転送状態をデー
タ転送元であるプロセッサPE#0に伝えるための指示がア
ービターARBTによってなされると、それまで受信した各
データおよび自身が指定されたコマンドワードの受信状
態をチェックして、エラーがなければ受信したコマンド
ワードおよび一時記憶しているアドレス情報ADRSに従
い、一時記憶しているデータDATAをメモリに書き込む。
【0023】上記のようにすることにより、一つのユニ
ットから複数のユニットに同一のデータを転送する際
に、ユニットごとにデータ転送動作を行うことなく一度
のデータ転送動作でデータを転送することができる。
ットから複数のユニットに同一のデータを転送する際
に、ユニットごとにデータ転送動作を行うことなく一度
のデータ転送動作でデータを転送することができる。
【0024】
【実施例】以下、図面を用いて実施例を詳細に説明す
る。一つのユニットから複数のユニットにバスを用いて
データを転送する例として、前記従来例と同様に複数の
プロセッサと二重化された共有メモリがバスに接続さ
れ、一つのプロセッサから二重化された共有メモリにデ
ータを転送することについて説明する。
る。一つのユニットから複数のユニットにバスを用いて
データを転送する例として、前記従来例と同様に複数の
プロセッサと二重化された共有メモリがバスに接続さ
れ、一つのプロセッサから二重化された共有メモリにデ
ータを転送することについて説明する。
【0025】図2は本発明のバス制御方法によるシステ
ム構成を示す図であり、前記従来例と同様のシステム構
成をとる。図2に示すように、複数のプロセッサPE#0,P
E#1,…とそれらプロセッサPE#0,PE#1,…がデータのリー
ド及びライトなどのアクセスをするための二重化された
共有メモリMEM#0 とバッファBUF#0 を有するユニットUN
IT#0および共有メモリMEM#1 とバッファBUF#1 を有する
ユニットUNIT#1がデータバスData-Bus、タグバスTag-Bu
s および応答バスAns-Bus を介して接続されている。
ム構成を示す図であり、前記従来例と同様のシステム構
成をとる。図2に示すように、複数のプロセッサPE#0,P
E#1,…とそれらプロセッサPE#0,PE#1,…がデータのリー
ド及びライトなどのアクセスをするための二重化された
共有メモリMEM#0 とバッファBUF#0 を有するユニットUN
IT#0および共有メモリMEM#1 とバッファBUF#1 を有する
ユニットUNIT#1がデータバスData-Bus、タグバスTag-Bu
s および応答バスAns-Bus を介して接続されている。
【0026】それらプロセッサPE#0,PE#1,…およびユニ
ットUNIT#0,UNIT#1 にはそれぞれID番号が割り付けら
れている。上記データバスData-Busは、各プロセッサPE
#0,PE#1,…と二重化共有メモリMEM#0,MEM#1 を有してい
るユニットUNIT#0,UNIT#1 とのデータの授受に使用する
バスであり、このデータバスData-Busを用いて、処理内
容を定めたコマンドワード、メモリのアドレス指定、デ
ータが転送される。
ットUNIT#0,UNIT#1 にはそれぞれID番号が割り付けら
れている。上記データバスData-Busは、各プロセッサPE
#0,PE#1,…と二重化共有メモリMEM#0,MEM#1 を有してい
るユニットUNIT#0,UNIT#1 とのデータの授受に使用する
バスであり、このデータバスData-Busを用いて、処理内
容を定めたコマンドワード、メモリのアドレス指定、デ
ータが転送される。
【0027】また、タグバスTag-Bus は、データ転送元
となるプロセッサから共有メモリにデータを転送する際
のデータの転送開始、データ転送先の切替え、データ転
送の終了などを行うための制御信号TBを送信するための
バスである。さらに、応答バスAns-Bus は、複数のプロ
セッサPE#0,PE#1,…と二重化共有メモリMEM#0,MEM#1 を
有しているユニットUNIT#0,UNIT#1 のデータの転送状態
を示す応答信号を送信するためのバスである。
となるプロセッサから共有メモリにデータを転送する際
のデータの転送開始、データ転送先の切替え、データ転
送の終了などを行うための制御信号TBを送信するための
バスである。さらに、応答バスAns-Bus は、複数のプロ
セッサPE#0,PE#1,…と二重化共有メモリMEM#0,MEM#1 を
有しているユニットUNIT#0,UNIT#1 のデータの転送状態
を示す応答信号を送信するためのバスである。
【0028】それらデータバスData-Bus、タグバスTag-
Bus および応答バスAns-Bus は、アービターARBTに接続
され、それらのバスはこのアービターARBTによって制御
される。図3はタグバスTag-Bus によって送信される制
御信号TBのビット定義を示す図である。
Bus および応答バスAns-Bus は、アービターARBTに接続
され、それらのバスはこのアービターARBTによって制御
される。図3はタグバスTag-Bus によって送信される制
御信号TBのビット定義を示す図である。
【0029】図3に示すように、タグバスTag-Bus によ
って送信される制御信号TBは3ビットで構成しており、
実際にはTB0 およびTB1 の2ビットの組合せで制御信号
TBは意味をなし、TBP はデータ転送の正当性をチェック
するためのパリティチェックを行うためのパリティビッ
トである。制御信号TB="111"の際には、コマンドワード
の転送開始を意味し、TB="010"の際には、アドレス情
報、データ情報の転送継続を意味する。また、制御信号
TB="100"の際には、転送先切替え予告を意味し、制御信
号TB="001"の際には、データ転送の終了を意味する。
って送信される制御信号TBは3ビットで構成しており、
実際にはTB0 およびTB1 の2ビットの組合せで制御信号
TBは意味をなし、TBP はデータ転送の正当性をチェック
するためのパリティチェックを行うためのパリティビッ
トである。制御信号TB="111"の際には、コマンドワード
の転送開始を意味し、TB="010"の際には、アドレス情
報、データ情報の転送継続を意味する。また、制御信号
TB="100"の際には、転送先切替え予告を意味し、制御信
号TB="001"の際には、データ転送の終了を意味する。
【0030】図4はデータバスData-Busによって送信す
るコマンドワードのビット定義を示す図である。図4に
示すように、コマンドワードのBYTE0,BYTE1,BYTE2 の各
下位ビットであるビット00,08,16で処理内容を決める。
BYTE0 のビット01から07のSIDはデータの転送元とな
るプロセッサのID番号、BYTE1 のビット09から15のD
IDはデータの転送先となる共有メモリのID番号を指
定している。
るコマンドワードのビット定義を示す図である。図4に
示すように、コマンドワードのBYTE0,BYTE1,BYTE2 の各
下位ビットであるビット00,08,16で処理内容を決める。
BYTE0 のビット01から07のSIDはデータの転送元とな
るプロセッサのID番号、BYTE1 のビット09から15のD
IDはデータの転送先となる共有メモリのID番号を指
定している。
【0031】また、BYTE2 のビット17から23はアクセス
保護キーの有効/無効P+やアクセス番号AID等を指定
するものであるが、本発明と関わりないためその詳細な
説明は省略する。さらに、BYTE3 のビット24から31のB
CTはデータの転送容量を指定するものである。次に、
図5を用いて本発明のシーケンスを説明する。
保護キーの有効/無効P+やアクセス番号AID等を指定
するものであるが、本発明と関わりないためその詳細な
説明は省略する。さらに、BYTE3 のビット24から31のB
CTはデータの転送容量を指定するものである。次に、
図5を用いて本発明のシーケンスを説明する。
【0032】図5は本発明のバス制御方法によるシーケ
ンスを示す図である。本実施例では、ユニットUNIT#0,U
NIT#1 が有する共有メモリMEM#0,MEM#1 を二重化してい
るものとし、プロセッサPE#0から二重化された共有メモ
リMEM#0,MEM#1 にデータを書き込む場合について説明す
る。まず、図5に示すサイクル1において、アービター
ARBTはバス使用許可信号BGRM#0をデータ転送元となるプ
ロセッサPE#0に送信してプロセッサPE#0にデータバスDa
ta-Busの使用権を与える。
ンスを示す図である。本実施例では、ユニットUNIT#0,U
NIT#1 が有する共有メモリMEM#0,MEM#1 を二重化してい
るものとし、プロセッサPE#0から二重化された共有メモ
リMEM#0,MEM#1 にデータを書き込む場合について説明す
る。まず、図5に示すサイクル1において、アービター
ARBTはバス使用許可信号BGRM#0をデータ転送元となるプ
ロセッサPE#0に送信してプロセッサPE#0にデータバスDa
ta-Busの使用権を与える。
【0033】アービターARBTからバス使用権を受け取っ
たプロセッサPE#0は、サイクル2において、タグバスTa
g-Bus により制御信号TB="111"を全ユニットUNIT#0,UNI
T#1に送信するとともに、データバスData-Busによって
コマンドワードCOM0の転送を開始する。そのコマンドワ
ードCOM0は、図4に示したBYTE0,BYTE1,BYTE2 の各下位
ビットであるビット00,08,16で処理内容をメモリ二重化
ライトと指定し、SIDをプロセッサPE#0に割り付けら
れたID番号に、DIDをユニットUNIT#0に割り付けら
れたID番号に設定されたコマンドワードである。
たプロセッサPE#0は、サイクル2において、タグバスTa
g-Bus により制御信号TB="111"を全ユニットUNIT#0,UNI
T#1に送信するとともに、データバスData-Busによって
コマンドワードCOM0の転送を開始する。そのコマンドワ
ードCOM0は、図4に示したBYTE0,BYTE1,BYTE2 の各下位
ビットであるビット00,08,16で処理内容をメモリ二重化
ライトと指定し、SIDをプロセッサPE#0に割り付けら
れたID番号に、DIDをユニットUNIT#0に割り付けら
れたID番号に設定されたコマンドワードである。
【0034】さらに、アービターARBTはタグバスTag-Bu
s による制御信号TB="111"およびコマンドワードCOM0を
受信することにより、コマンドワードCOM0で指定されて
いるデータ転送先であるユニットUNIT#0に受信承認信号
BGRS#0を送信する。続いて、プロセッサPE#0はサイクル
3〜5において、タグバスTag-Bus により制御信号TB=
"010"を送信して、アドレス情報、データ情報の転送継
続状態とし、アドレス情報ADRS、データ情報DATAをデー
タバスData-Busによって転送する。
s による制御信号TB="111"およびコマンドワードCOM0を
受信することにより、コマンドワードCOM0で指定されて
いるデータ転送先であるユニットUNIT#0に受信承認信号
BGRS#0を送信する。続いて、プロセッサPE#0はサイクル
3〜5において、タグバスTag-Bus により制御信号TB=
"010"を送信して、アドレス情報、データ情報の転送継
続状態とし、アドレス情報ADRS、データ情報DATAをデー
タバスData-Busによって転送する。
【0035】各ユニットUNIT#0,UNIT#1 は、サイクル3
〜7において、タグバスTag-Bus による制御信号TBに基
づき、データバスData-Busによって転送されるコマンド
ワードCOM0、アドレス情報ADRS、データ情報DATAを、各
ユニットUNIT#0,UNIT#1 が有しているバッファBUF#0,BU
F#1 に格納する。そのサイクル3〜7で各ユニットUNIT
#0,UNIT#1 のバッファBUF#0,BUF#1 に各データを格納す
る際には、制御信号TBのパリティチェックを行い、ユニ
ットUNIT#0において、パリティチェックの結果、パリテ
ィエラーが検出された場合にはプロセッサPE#0に対して
その通知を行う。また、ユニットUNIT#1でのパリティチ
ェックの結果は保持しておく。
〜7において、タグバスTag-Bus による制御信号TBに基
づき、データバスData-Busによって転送されるコマンド
ワードCOM0、アドレス情報ADRS、データ情報DATAを、各
ユニットUNIT#0,UNIT#1 が有しているバッファBUF#0,BU
F#1 に格納する。そのサイクル3〜7で各ユニットUNIT
#0,UNIT#1 のバッファBUF#0,BUF#1 に各データを格納す
る際には、制御信号TBのパリティチェックを行い、ユニ
ットUNIT#0において、パリティチェックの結果、パリテ
ィエラーが検出された場合にはプロセッサPE#0に対して
その通知を行う。また、ユニットUNIT#1でのパリティチ
ェックの結果は保持しておく。
【0036】データ転送先であるユニットUNIT#0は、サ
イクル3において、タグバスTag-Bus により制御信号TB
="111"、データバスData-BusによりコマンドワードCOM0
を受信する。ユニットUNIT#0は、サイクル3〜7におい
て、バッファBUF#0 にコマンドワードCOM0、アドレス情
報ADRS、データ情報DATAを格納する際には、アービター
ARBTから出力される受信承認信号BGRS#0に基づいて、転
送元であるプロセッサPE#0にコマンドワードCOM0、アド
レス情報ADRS、データ情報DATAの受信状態を送信する。
また、コマンドワードCOM0により転送先に指定されてい
ないユニットUNIT#1においては、データバスData-Busに
よって転送された各データの受信状態をバッファBUF#1
に保持しておく。
イクル3において、タグバスTag-Bus により制御信号TB
="111"、データバスData-BusによりコマンドワードCOM0
を受信する。ユニットUNIT#0は、サイクル3〜7におい
て、バッファBUF#0 にコマンドワードCOM0、アドレス情
報ADRS、データ情報DATAを格納する際には、アービター
ARBTから出力される受信承認信号BGRS#0に基づいて、転
送元であるプロセッサPE#0にコマンドワードCOM0、アド
レス情報ADRS、データ情報DATAの受信状態を送信する。
また、コマンドワードCOM0により転送先に指定されてい
ないユニットUNIT#1においては、データバスData-Busに
よって転送された各データの受信状態をバッファBUF#1
に保持しておく。
【0037】プロセッサPE#0はサイクル6において、タ
グバスTag-Bus により制御信号TB="100"を送信してデー
タ情報DATAの最終転送サイクルを通知するとともにデー
タの転送先切替え予告を行う。さらに、プロセッサPE#0
は、サイクル6において、図4に示すDIDを二重化共
有メモリを有するユニットUNIT#1のID番号に替えた転
送先切替通知コマンドCOM1をデータバスData-Busによっ
て転送する。
グバスTag-Bus により制御信号TB="100"を送信してデー
タ情報DATAの最終転送サイクルを通知するとともにデー
タの転送先切替え予告を行う。さらに、プロセッサPE#0
は、サイクル6において、図4に示すDIDを二重化共
有メモリを有するユニットUNIT#1のID番号に替えた転
送先切替通知コマンドCOM1をデータバスData-Busによっ
て転送する。
【0038】ユニットUNIT#0はサイクル7において、タ
グバスTag-Bus により制御信号TB="100"を受信すること
で、コマンドワードCOM0で指定したデータの転送容量B
CTと転送されたデータの転送容量が一致するかチェッ
クを行い、サイクル8において、そのチェック結果を応
答バスAns-Bus によってプロセッサPE#0に送信する。そ
のチェック結果が正常であれば、ユニットUNIT#0のバッ
ファBUF#0 内に格納しているコマンドワードCOM0の処理
内容に基づき、共有メモリMEM#0 のアドレス情報ADRSで
指定されるアドレスにデータ情報DATAを書き込む。
グバスTag-Bus により制御信号TB="100"を受信すること
で、コマンドワードCOM0で指定したデータの転送容量B
CTと転送されたデータの転送容量が一致するかチェッ
クを行い、サイクル8において、そのチェック結果を応
答バスAns-Bus によってプロセッサPE#0に送信する。そ
のチェック結果が正常であれば、ユニットUNIT#0のバッ
ファBUF#0 内に格納しているコマンドワードCOM0の処理
内容に基づき、共有メモリMEM#0 のアドレス情報ADRSで
指定されるアドレスにデータ情報DATAを書き込む。
【0039】また、ユニットUNIT#1は、サイクル7でタ
グバスTag-Bus により受信した制御信号TB="100"および
サイクル8でデータバスData-Busにより受信した転送先
切替通知コマンドCOM1により、自身が前記転送されたコ
マンドワードCOM0、アドレス情報ADRS、データ情報DATA
の転送先であると認識する。そして、ユニットUNIT#1は
自身がデータの転送先であると認識すると、アービター
ARBTから送信される受信承認信号BGRS#1に基づいて、前
記バッファBUF#1 で保持している各データの受信状態、
制御信号TBのパリティチェックおよびサイクル8で受信
したコマンドワードCOM1の受信状態をサイクル9におい
て応答バスAns-Bus によりプロセッサPE#0に送信する。
尚、コマンドワードCOM0、COM1のみで無く、アービター
ARBTから送信される受信承認信号BGRS#0,1 によって転
送を行うのは、受信側がコマンドワードCOM0、COM1のみ
で受信を認識するのでは無くアービタの承認によって受
信を許可することとしているからである。即ち、受信側
の自己のIDの認識ミスによって、指定されないのにデー
タの受信を行うことを防ぐ為、アービタからの受信承認
信号BGRS#0,1で保証している。
グバスTag-Bus により受信した制御信号TB="100"および
サイクル8でデータバスData-Busにより受信した転送先
切替通知コマンドCOM1により、自身が前記転送されたコ
マンドワードCOM0、アドレス情報ADRS、データ情報DATA
の転送先であると認識する。そして、ユニットUNIT#1は
自身がデータの転送先であると認識すると、アービター
ARBTから送信される受信承認信号BGRS#1に基づいて、前
記バッファBUF#1 で保持している各データの受信状態、
制御信号TBのパリティチェックおよびサイクル8で受信
したコマンドワードCOM1の受信状態をサイクル9におい
て応答バスAns-Bus によりプロセッサPE#0に送信する。
尚、コマンドワードCOM0、COM1のみで無く、アービター
ARBTから送信される受信承認信号BGRS#0,1 によって転
送を行うのは、受信側がコマンドワードCOM0、COM1のみ
で受信を認識するのでは無くアービタの承認によって受
信を許可することとしているからである。即ち、受信側
の自己のIDの認識ミスによって、指定されないのにデー
タの受信を行うことを防ぐ為、アービタからの受信承認
信号BGRS#0,1で保証している。
【0040】これらの処理によって、二重化された共有
メモリMEM#0,MEM#1 へプロセッサPE#0によるデータの書
き込み作業が完了する。本実施例では、二重化された共
有メモリの場合について説明を行ったが、多重化された
共有メモリにアクセスを行う場合には、第一の共有メモ
リへのデータ情報転送の後に、それぞれ転送先切替予告
を示す制御信号TB="100"と図4に示すBYTE1 のDIDを
それぞれのデータ転送先のID番号とした転送先切替通
知コマンドをプロセッサか転送する。
メモリMEM#0,MEM#1 へプロセッサPE#0によるデータの書
き込み作業が完了する。本実施例では、二重化された共
有メモリの場合について説明を行ったが、多重化された
共有メモリにアクセスを行う場合には、第一の共有メモ
リへのデータ情報転送の後に、それぞれ転送先切替予告
を示す制御信号TB="100"と図4に示すBYTE1 のDIDを
それぞれのデータ転送先のID番号とした転送先切替通
知コマンドをプロセッサか転送する。
【0041】その後、制御信号TB="100"と転送先切替通
知コマンドによってアービターARBTから送信される受信
承認信号BGRS#1に基づき、応答バスAns-Bus によりデー
タ受信状態をプロセッサに通知する。また、他の実施例
として、まず、バス使用許可信号BGRM#0にプロセッサPE
#0に送信して、プロセッサPE#0にバス使用権を与える。
知コマンドによってアービターARBTから送信される受信
承認信号BGRS#1に基づき、応答バスAns-Bus によりデー
タ受信状態をプロセッサに通知する。また、他の実施例
として、まず、バス使用許可信号BGRM#0にプロセッサPE
#0に送信して、プロセッサPE#0にバス使用権を与える。
【0042】プロセッサPE#0はバス使用権を受け取る
と、データバスData-Busによりアドレス情報ADRSおよび
データDATAを転送する。各ユニットUNIT#0,UNIT#1 は、
各々が有しているバッファBUF#0,BUF#1 にデータバスDa
ta-Busで転送されるアドレス情報ADRSおよびデータDATA
の受信状態をチェックしつつ、そのアドレス情報ADRSお
よびデータDATAとチェック結果を格納する。
と、データバスData-Busによりアドレス情報ADRSおよび
データDATAを転送する。各ユニットUNIT#0,UNIT#1 は、
各々が有しているバッファBUF#0,BUF#1 にデータバスDa
ta-Busで転送されるアドレス情報ADRSおよびデータDATA
の受信状態をチェックしつつ、そのアドレス情報ADRSお
よびデータDATAとチェック結果を格納する。
【0043】プロセッサPE#0はアドレス情報ADRSおよび
データDATAの転送後、ユニットUNIT#0のID番号を指定
したコマンドワードCOM0およびユニットUNIT#1のID番
号を指定したコマンドワードCOM1をデータバスData-Bus
により転送する。それらのコマンドワードCOM0,COM1 の
転送時には、制御信号TB="111"およびTB="100"をタグバ
スTag-Bus により転送する。
データDATAの転送後、ユニットUNIT#0のID番号を指定
したコマンドワードCOM0およびユニットUNIT#1のID番
号を指定したコマンドワードCOM1をデータバスData-Bus
により転送する。それらのコマンドワードCOM0,COM1 の
転送時には、制御信号TB="111"およびTB="100"をタグバ
スTag-Bus により転送する。
【0044】アービターARBTは、コマンドワードCOM0お
よび制御信号TB="111"を受信することにより、ユニット
UNIT#0に受信承認信号BGRS#0を送信し、また、コマンド
ワードCOM1および制御信号TB="100"を受信することによ
り、ユニットUNIT#1に受信承認信号BGRS#1を送信する。
ユニットUNIT#0は受信承認信号BGRS#0に基づき応答バス
Ans-Bus によってチェック結果をプロセッサPE#0に送信
し、そのチェック結果が正常であればバッファBUF#0 に
格納されているコマンドワードCOM0で指定されている処
理内容およびアドレス情報ADRSに従い、データ情報DATA
を共有メモリMEM#0 に書き込む。
よび制御信号TB="111"を受信することにより、ユニット
UNIT#0に受信承認信号BGRS#0を送信し、また、コマンド
ワードCOM1および制御信号TB="100"を受信することによ
り、ユニットUNIT#1に受信承認信号BGRS#1を送信する。
ユニットUNIT#0は受信承認信号BGRS#0に基づき応答バス
Ans-Bus によってチェック結果をプロセッサPE#0に送信
し、そのチェック結果が正常であればバッファBUF#0 に
格納されているコマンドワードCOM0で指定されている処
理内容およびアドレス情報ADRSに従い、データ情報DATA
を共有メモリMEM#0 に書き込む。
【0045】同様に、ユニットUNIT#1は受信承認信号BG
RS#1に基づき応答バスAns-Bus によってチェック結果を
プロセッサPE#0に送信し、そのチェック結果が正常であ
ればバッファBUF#1 に格納されているコマンドワードCO
M1で指定されている処理内容およびアドレス情報ADRSに
従い、データ情報DATAを共有メモリMEM#0 に書き込む。
RS#1に基づき応答バスAns-Bus によってチェック結果を
プロセッサPE#0に送信し、そのチェック結果が正常であ
ればバッファBUF#1 に格納されているコマンドワードCO
M1で指定されている処理内容およびアドレス情報ADRSに
従い、データ情報DATAを共有メモリMEM#0 に書き込む。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のユニットが接続されたバスにおいて、データの転
送元に指定されたユニットから転送先に指定された複数
のユニットに対し、一度の転送動作でデータを転送する
ことが可能になるため、バスのスループットおよびレス
ポンスが向上する。
複数のユニットが接続されたバスにおいて、データの転
送元に指定されたユニットから転送先に指定された複数
のユニットに対し、一度の転送動作でデータを転送する
ことが可能になるため、バスのスループットおよびレス
ポンスが向上する。
【図1】本発明のバス制御方法によるシーケンスを示す
図である。
図である。
【図2】本発明および従来のバス制御方法によるシステ
ム構成図である。
ム構成図である。
【図3】制御信号TBのビット定義を示す図である。
【図4】コマンドワードのビット定義を示す図である。
【図5】本発明のバス制御方法によるシーケンスを示す
図である。
図である。
【図6】従来のバス制御方法によるシーケンスを示す図
である。
である。
PE#0,PE#1,… プロセッサ UNIT#0,UNIT#1,… ユニット MEM#0,MEM#1,… 共有メモリ BUF#0,BUF#1 バッファ ARBT アービター Data-Bus データバス Tag-Bus タグバス Ans-Bus 応答バス COM0,COM1,… コマンドワード ADRS アドレス情報 DATA データ情報 TB 制御信号 BGRM#0,BGRM#1 バス使用許可信号 BGRS#0,BGRS#1 受信承認信号
Claims (8)
- 【請求項1】 複数のユニットが接続され、データの転
送先となるユニットを指定する転送先指示信号とデータ
を送信するバスであって、転送元となるユニットは該バ
スの使用権の保持中に該転送先指示信号を少なくとも1
サイクル間送信し、該転送先指示信号で指定されている
ユニットが該転送先指示信号を受信することにより前記
データを該ユニットに転送させるバス制御方法におい
て、 データの転送元ユニットは、前記バスの使用権の保持中
に、該データの転送先となる複数のユニットをそれぞれ
指定した複数の転送先指示信号を順次送信することによ
り、該転送先指示信号で指定されたユニットに該データ
を転送させることを特徴とするバス制御方法。 - 【請求項2】 前記転送元ユニットは、前記複数の転送
先指示信号を順次送信した後、前記データを送信するこ
とを特徴とする前記請求項1記載のバス制御方法。 - 【請求項3】 前記転送元ユニットは、前記複数の転送
先指示信号のいずれかの転送先指示信号を送信した後、
前記データを送信し、その後、送信した前記転送先指示
信号以外の転送先指示信号を送信することを特徴とする
前記請求項1記載のバス制御方法。 - 【請求項4】 前記転送元ユニットは、前記データを送
信した後、前記複数の転送先指示信号を順次送信するこ
とを特徴とする前記請求項1記載のバス制御方法。 - 【請求項5】 前記転送先指示信号は前記データの一部
分であることを特徴とする前記請求項1乃至請求項4の
いずれかに記載のバス制御方法。 - 【請求項6】 バスアービタを有し、データの転送先ユ
ニットが自身宛の転送先指示信号を認識すると共に、前
記アービタがバス転送先の承認信号を前記転送先指示信
号と同期して又は転送先指示信号を転送した後、データ
転送先ユニットに通知する集中バスアービトレーション
を行うバス制御方法であって、 1回のバスサイクル中に複数の転送先指示信号の表示が
行われる毎に、前記バス転送先承認信号を切り替えるこ
とを特徴とする請求項1乃至5項記載のバス制御方法。 - 【請求項7】 受信状態を通知するバス信号を更に有
し、前記バス転送先承認信号に応答して、データ転送先
がデータ転送元に受信状態を通知することを特徴とする
請求項1乃至6記載のバス制御方法。 - 【請求項8】 前記転送先となる複数のユニットは、少
なくとも二重化された共有メモリであることを特徴とす
る前記請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のバス制
御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19220292A JP3175312B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | データ転送制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19220292A JP3175312B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | データ転送制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0635810A true JPH0635810A (ja) | 1994-02-10 |
JP3175312B2 JP3175312B2 (ja) | 2001-06-11 |
Family
ID=16287374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19220292A Expired - Fee Related JP3175312B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | データ転送制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3175312B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56145449A (en) * | 1980-04-11 | 1981-11-12 | Panafacom Ltd | Ineffective information processing system of multisystem computer system |
JPH03105543A (ja) * | 1989-09-20 | 1991-05-02 | Fujitsu Ltd | マルチプロセッシングシステム |
JPH04117742A (ja) * | 1990-09-06 | 1992-04-17 | Nec Corp | マルチプロセッサシステム |
-
1992
- 1992-07-20 JP JP19220292A patent/JP3175312B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56145449A (en) * | 1980-04-11 | 1981-11-12 | Panafacom Ltd | Ineffective information processing system of multisystem computer system |
JPH03105543A (ja) * | 1989-09-20 | 1991-05-02 | Fujitsu Ltd | マルチプロセッシングシステム |
JPH04117742A (ja) * | 1990-09-06 | 1992-04-17 | Nec Corp | マルチプロセッサシステム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3175312B2 (ja) | 2001-06-11 |
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