JPH0635804A - シングルチップマイクロコンピュータ - Google Patents

シングルチップマイクロコンピュータ

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JPH0635804A
JPH0635804A JP4184876A JP18487692A JPH0635804A JP H0635804 A JPH0635804 A JP H0635804A JP 4184876 A JP4184876 A JP 4184876A JP 18487692 A JP18487692 A JP 18487692A JP H0635804 A JPH0635804 A JP H0635804A
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JP
Japan
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address
data
circuit
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signal
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JP4184876A
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Inventor
Hiroaki Andou
洋章 安藤
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】読み出し禁止状態のプログラムメモリに対する
記憶情報の照合において、外部から入力するアドレス情
報についても比較判定することにより、照合の機密保護
性を向上させることにある。 【構成】プログラムメモリ120に対する読み出し禁止
は禁止回路100より入出力制御部110を制御し、デ
ータ判定回路160とアドレス判定回路170とにより
一致・不一致信号161,162の出力を制御する。こ
れらの他に、バイナリカウンタ150を有するが、この
カウンタ150はクロック信号186に同期してインク
リメントする。同時に外部からアドレス情報とプログラ
ムデータ情報を入力する。アドレス判定回路170はバ
イナリカウンタ150の出力と外部から入力するアドレ
ス情報を比較判定してアドレス判定信号171を出力す
る。このアドレス情報が不一致である場合、アドレス判
定信号171は“0”となり、データ判定回路160の
一致終了信号161と不一致終了信号162のチップ外
部への出力を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプログラムメモリおよび
その読み出しを禁止する読み出し禁止回路を内蔵したシ
ングルチップマイクロコンピュータに関し、特に読み出
し禁止後のプログラムメモリ記憶情報を照合する機能を
備えたシングルチップマイクロコンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シングルチップマイクロコンピュ
ータはプログラムメモリを内蔵しており、特にプログラ
ムメモリをPROMで構成した場合には、プログラム情
報の書込み及び読み出しを汎用のPROMライタにより
容易に行なえるため、機密保護を十分に行うことが要求
される。かかる機密保護のために設けられるプログラム
メモリの読み出し禁止回路については、各種の解決策が
提案されている。
【0003】例えば、PROMについては、特開昭62
−194565号公報等にも紹介されている。かかる文
献記載の読み出し禁止回路は、PROMセルで構成し且
つアドレスマッピングした読み出し禁止ビットと読み出
し禁止制御回路とを有している。この読み出し禁止ビッ
トにデータをライトすると、読み出し禁止制御回路が動
作し、PROM情報のデータバスへの出力を禁止するこ
とにより、PROM情報のチップ外部への出力を禁止し
ている。この回路を採用したシングルチップマイクロコ
ンピュータは、一度読み出し禁止ビットにデータをライ
トすると、データの変更が不可能であるため、以後プロ
グラムメモリの記憶情報はチップ外部へ出力されなくな
る。
【0004】このような読み出し禁止回路を備えたマイ
クロコンピュータは機密保護性が高い。しかし、テスト
時及び不良解析時には、プログラム記憶情報を照合する
必要が生じるため問題となる。また、ユーザが製品の受
入れ時にメーカにより書き込まれたプログラム情報を確
認する場合にも照合が必要となる。
【0005】この問題を解決するために、従来のシング
ルチップマイクロコンピュータは、チップ外部からアド
レス情報及びデータ情報を入力し、外部入力データ情報
とプログラム禁止情報の比較判定をチップ内部で行な
い、判定結果のみをチップ外部へ出力するようにしたも
のがある。従って、プログラム情報を知るものであれ
ば、プログラムメモリに書き込んだ情報をチップ外部か
ら入力して、記憶情報と照合することができる。
【0006】しかしながら、かかるシングルチップマイ
クロコンピュータはプログラム情報の比較判定を1アド
レス毎に行ない、その判定結果をチップ外部へ出力する
ので、例えばデータ長が8ビットである場合、1アドレ
スについて28 通りのデータを試行することにより、プ
ログラムメモリ記憶情報を知ることができる。従って、
この処理を全プログラムアドレスについて繰返し行なう
ことにより、第三者でもプログラム情報を知ることが可
能である。
【0007】要するに、従来のシングルチップマイクロ
コンピュータにおいては、チップ外部から入力するプロ
グラム情報の1アドレス毎に記憶情報との照合結果がチ
ップ外部で得られるため、第三者でもプログラム情報を
知ることができてしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の読み出
し禁止状態のプログラムメモリに対する記憶情報の照合
を行うシングルチップマイクロコンピュータは、外部か
ら入力するプログラムデータ情報の判定結果を1アドレ
ス毎にチップ外部へ出力する構成となっている。従っ
て、従来のかかるマイクロコンピュータは、語調が8ビ
ットである場合、任意の1アトレスに対し28 通りのプ
ログラムデータ情報について試行することにより、第三
者にプログラム情報を知られてしまうという欠点があ
る。
【0009】本発明の目的は、かかる読み出し禁止状態
のプログラムメモリ記憶情報の機密保護性を向上させる
とともに、チップ外部からプログラム情報を入力してプ
ログラムメモリ記憶情報の照合を実現できるシングルチ
ップマイクロコンピュータを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のシングルチップ
マイクロコンピュータは、メモリセルおよびアドレスデ
コーダを含むプログラムメモリと、前記プログラムメモ
リのチップ外部に対する接続制御を行う入出力制御回路
と、前記入出力制御回路を制御し前記プログラムメモリ
の記憶情報を外部に出力することを禁止する読み出し禁
止回路と、クロック信号に同期した第1のアドレス情報
を発生するアドレス発生回路と、前記アドレス発生回路
からの第1のアドレス情報および前記チップ外部から入
力する第2のアドレス情報を比較判定するために、前記
第2のアドレス情報が特定アドレスに一致したことを検
出するアドレス検出手段およびアドレス判定結果を記憶
する第1の記憶手段を備えたアドレス判定回路と、前記
読み出し禁止回路により読み出し禁止状態にあるとき、
前記アドレス判定回路からの前記アドレス判定結果に基
づき前記第2のアドレス情報に対応する前記記憶情報お
よび前記チップ外部から入力するプログラムデータ情報
を比較判定するために、前記記憶情報および前記プログ
ラムデータ情報の一致を検出するデータ検出手段とデー
タ判定結果を記憶する第2の記憶手段および前記第1,
第2の記憶手段に記憶されている判定結果の論理積をと
ってチップ外部へ出力する出力手段を備えたデータ判定
回路とを有して構成される。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の第1の実施例を示すシング
ルチップマイクロコンピュータの主要部のブロック図で
ある。図1に示すように、本実施例はシングルチップマ
イクロコンピュータにプログラム情報を内蔵しており、
特にそのプログラム情報の比較判定部を表わしている。
すなわち、プログラム情報の比較判定部は、読み出し禁
止回路100と、入出力制御部110と、プログラムメ
モリ120と、バイナリカウンタ150と、データ判定
回路160およびアドレス判定回路170とにより構成
される。
【0012】まず、読み出し禁止回路100は、プログ
ラムメモリ120の記憶情報のチップ外部への出力の禁
止を指定する。この読み出し禁止回路100から入出力
制御部110へ出力される読み出し禁止信号101は、
禁止状態の指定時に“1”となり、それ以外は“0”で
ある。また、入出力制御回路110は、読み出し禁止信
号101によりアドレス入出力端子180とデータ入出
力端子181の入出力方向を制御する。ここでは、読み
出し禁止信号101が“1”の時に入力となる。このア
ドレス入出力端子180はチップ外部から与えるアドレ
スデータをチップ内部へ取込み、アドレスバス111を
介してプログラムメモリ120とアドレス判定回路17
0に供給する。また、データ入出力端子181はチップ
外部から与えるプログラムデータをチップ内部へ取込
み、データバス112を介してデータ判定回路160に
供給する。
【0013】次に、プログラムメモリ120は、アドレ
スデコーダ130とメモリセル140で構成され、プロ
グラム情報を記憶している。このプログラムメモリ12
0はアドレスバス111からのアドレス情報に基づき記
憶情報をデータバス141を介して入出力制御回路11
0とデータ判定回路160に供給する。しかも、アドレ
スデコーダ130は、プログラム情報の比較開始アドレ
スをデコードすると、開始信号131を“1”とし、ま
た比較終了アドレスをデコードすると、終了信号132
を“1”とする。
【0014】また、バイナリカウンタ150は8ビット
の2進カウンタであり、比較モード信号入力端子185
からの比較モード信号187の立上がりエッジに同期し
て計数値を“FFH”に初期化し、クロック信号入力端
子184からのクロック信号186の立上がりエッジに
同期してインクリメントする。このカウンタ150の計
数出力はアドレスバス151を介してアドレス判定回路
170に供給される。アドレス判定回路170は、開始
信号131によりアドレスバス111を介して得られる
外部入力アドレスデータとアドレスバス151を介して
得られるバイナリーカウンタ150の出力データとを比
較し、アドレス判定信号171をデータ判定回路160
に出力する。このアドレス判定信号171は、外部入力
アドレス情報とバイナリーカウンタ150の出力データ
が一致している時に“1”となり、不一致の時には
“0”となる。
【0015】更に、データ判定回路160は、データバ
ス112を介して得られる外部入力プログラムデータと
プログラムメモリ120の出力データとを比較し、比較
モード信号187が“1”で終了信号132が“1”且
つアドレス判定信号171が“1”である時に一致終了
信号161を出力端子182へ出力し、そうでない時に
不一致終了信号162を出力端子183に出力する。
【0016】図2は図1に示すアドレス判定回路の構成
図である。図2に示すように、このアドレス判定回路1
70は比較回路210〜217と論理和回路220およ
びRSフリップフロップ230とにより構成される。こ
れらの比較回路210〜217は、具体的にはバイナリ
カウンタ150の出力信号A0〜A7とアドレスバス1
11からのアドレスデータB0〜B7との各ビット毎に
排他的論理和をとるEX−ORゲートで構成され、デー
タ不一致の時にその不一致ビットに対応する出力信号を
“1”とする。また、論理和回路220は比較回路21
0〜217の全出力信号の論理和をとり、アドレス不一
致信号221を出力する。すなわち、アドレスデータが
1ビットでも異なる場合、このアドレス不一致信号22
1は“1”となる。更に、RSフリップフロップ230
は、開始信号131の立上がりエッジにより出力として
のアドレス判定信号171を“1”に初期化する。一
方、アドレスデータの比較結果が不一致である場合はア
ドレス不一致信号221が“1”となるので、RSフリ
ップフロップ230をリセットする。従って、このとき
のアドレス判定信号171は“0”となる。尚、RSフ
リップフロップ230は一度リセットされると、以後出
力状態を保持する。
【0017】図3は図1に示すデータ判定回路の構成図
である。図3に示すように、データ判定回路160は比
較回路310〜317と、論理和回路320と、RSフ
リップフロップ330と2つの論理積回路340,35
0とにより構成される。比較回路310〜317は、プ
ログラムメモリ120からのデータ出力PD0〜PD7
と、入出力制御回路110からのプログラムデータD0
〜D7とを入力し、各ビット毎にEX−ORゲートで排
他的論理をとる。これらの出力において、EX−ORゲ
ートにおけるデータ不一致の時は不一致ビットに対応す
る信号を“1”にする。また、論理和回路320は比較
回路310〜317の全出力信号の論理和をとり、デー
タ不一致信号321を出力するが、プログラムデータが
1ビットでも異なる場合はデータ不一致信号321に
“1”を出力する。次に、RSフリップフロップ330
は、開始信号131の立上がりエッジにより出力として
のデータ一致信号331を“1”にセットし、データ不
一致信号332を“0“に初期化する。このRSフリッ
プフロップ330は、論理和回路320からのデータ不
一致信号321が“1”になるとリセットされるので、
データ不一致信号331は“0”となり、データ不一致
信号332は“1”となる。尚、RSフリップフロップ
330は一度リセットされると、以後その出力状態を保
持する。更に、第1の論理積回路340は、データ一致
信号331と、アドレス判定信号171と、終了信号1
32と、比較モード信号187とを入力してそれらの論
理積をとり、一致終了信号161を出力する。この一致
終了信号161は、比較モードにおいてプログラム情報
に対する比較判定動作を終了し且つ全プログラム情報が
一致した場合に“1”となる。一方、第2の論理積回路
350はデータ不一致信号332と、アドレス判定信号
171と、終了信号132と、比較モード信号187と
を入力してそれらの論理積をとり、不一致判定信号16
2を出力する。この不一致終了信号162は、比較モー
ドにおいて全プログラム情報に対する比較判定動作を終
了し且つプログラムデータに不一致がある場合に“1”
となる。
【0018】図4は図1乃至図3に示すマイクロコンピ
ュータにおける比較判定動作のタイミング図である。図
4に示すように、まず、スタートアドレスの比較判定動
作について述べ、以下最終プログラムアドレスにおい
て、アドレスデータとプログラムデータがともに一致し
た場合、プログラムデータのみが不一致の場合、アドレ
スデータのみが不一致の場合について順に説明する。尚
ここで、プログラムメモリ120はあらかじめ読み出し
禁止回路140により読み出し禁止状態に指定されてい
るとする。従って、読み出し禁止信号101は“1”で
ある。
【0019】まず、スタートアドレスの比較判定におい
てプログラム情報の照合を行なうため、比較モード信号
187を“0”から“1”にしてモードを設定する。こ
のため、バイナリカウンタ150は“FFH”に初期化
される。また、この比較モード信号187が“1”であ
ることにより、データ判定回路160は一致終了信号1
61と不一致終了信号162のチップ外部への出力を許
可される。
【0020】次に、クロック信号186の立上がりエッ
ジに同期してチップ外部からプログラム情報スタートア
ドレスB0〜B7(00H)とプログラムデータD0〜
D7(データA)を入力する。同時に、バイナリカウン
タ150は、“00H”にインクリメントされる。ま
た、アドレスデコーダ130はチップ外部から入力した
スタートアドレスをデコードし、クロック信号186の
“1”の期間に同期して開始信号131を“1”にす
る。この開始信号131が“1”になることにより、ア
ドレス判定回路170のRSフリップフロップ230が
セットされるので、アドレス判定信号171は“1”と
なる。一方、データ判定回路160のRSフリップフロ
ップ330も開始信号131によりセットされるので、
データ一致信号331は“1”となり且つデータ不一致
信号332は“0”となる。
【0021】次に、開始信号131が立ち下がると、ア
ドレス判定回路170はバイナリカウンタ出力A0〜A
7と、アドレスデータB0〜B7とを比較する。この結
果、共に“00H“で一致していることにより、アドレ
ス判定信号171の“1”を保持する。また、データ判
定回路160はプログラムメモリ120の出力PD0〜
PD7と、プログラムデータD0〜D7とを比較する。
その比較結果はともに“データA“で一致しているの
で、データ一致信号331の“1”と、データ不一致信
号332の“0”とを保持する。この時、終了信号13
2は“0”であるため、データ判定回路160の第1の
論理積回路340の一致終了信号161は“0”であ
り、第2の論理積回路350の不一致終了信号162も
“0”である。
【0022】要するに、最終アドレスまでプログラム情
報を入力しない限り、プログラム情報の比較判定経過を
チップ外部で知ることはできない。
【0023】次に、最終プログラムアドレスまでアドレ
スデータとプログラムデータが共に一致した場合の動作
を説明するが、最終プログラムアドレスまでのプログラ
ム情報の比較判定動作については上述したスタートアド
レスの比較動作と同様であるため省略し、最終アドレス
の比較判定動作についての相違点のみを記述する。すな
わち、チップ外部から入力する最終プログラム情報(ア
ドレスB・データC)は、バイナリーカウンタ150の
出力データと、プログラムメモリ120の出力データと
が一致しているため、アドレス判定信号171は“1”
であり、データ一致信号331も“1”であり、データ
不一致信号332は“0”である。更に、プログラムの
最終アドレス(アドレスB)をデコードすることによ
り、終了信号132が“1”となる。従って、終了信号
132の“1”の期間に同期して、第1の論理積回路3
40の一致終了信号161は“1”となり、第2の論理
積回路350の不一致終了信号162は“0”となる。
すなわち、チップ外部から入力したプログラム情報とプ
ログラムメモリ記憶情報が一致していることをチップ外
部で知ることができる。
【0024】次に、最終プログラムアドレスにおいてプ
ログラムデータのみが不一致の場合、最終アドレスの比
較判定動作については、相違点のみを記述する。すなわ
ち、チップ外部から入力する最終プログラム情報(アド
レスD・データE)において、バイナリーカウンタ15
0の出力データ(アドレスD)は一致しているが、プロ
グラメモリ120の出力データ(データH)は不一致で
ある。従って、アドレス判定信号171は“1”であ
り、データ一致信号331は“0”となり、データ不一
致信号332は“1”となる。更に、プログラムの最終
アドレスをデコードすることにより、終了信号132が
“1”となる。従って、終了信号132の“1”の期間
に同期して、第1の論理積回路340の一致終了信号は
161が“0”となり、第2の論理積回路350の不一
致終了信号162は“1”となる。すなわち、チップ外
部から入力したプログラム情報とプログラムメモリ記憶
情報において、プログラムデータが不一致であることを
チップ外部で知ることができる。
【0025】次に、最終プログラムアドレスのアドレス
データのみが不一致の場合の動作を説明する。この場合
も最終アドレスの比較判定動作についての相違点のみ記
述する。まず、チップ外部から入力する最終プログラム
情報(アドレスF・データG)において、バイナリーカ
ウンタ150の出力データ(アドレスG)は不一致であ
り、メモリ出力データ(データG)は一致している。従
って、アドレス判定信号171は“0”となり、データ
一致信号331は“1”となり、データ不一致信号33
2は“0”となる。このアドレス判定信号171が
“0”となるため、終了信号132が“1”となって
も、一致終了信号は161“0”を保持し、第2の論理
積回路350の不一致終了信号162も“0”を保持す
る。すなわち、アドレス情報が不一致である場合、チッ
プ外部から入力したプログラム情報とプログラムメモリ
記憶情報の比較判定結果をチップ外部で知ることができ
ない。
【0026】なお、本実施例においては最終アトレスの
プログラム情報に着目したが、一致終了信号161と不
一致終了信号162および終了信号132の動作を除け
ば、最終アドレス以外でも各場合の比較判定動作は同一
である。また、上述した説明は便宜上一致終了信号16
1及び不一致終了信号162の両信号を用いて行なった
が、照合結果を知る上では一致終了信号161のみでも
良い。すなわち、最終アドレスより前でプログラム情報
に不一致が生じた場合、不一致時点の状態を記憶し最終
アドレスまでその状態が保持されるため、全プログラム
情報について照合した後最終判定結果が得られる。
【0027】上述したように、読み出し禁止状態のプロ
グラムメモリ120の記憶情報について、外部からプロ
グラム情報を入力することにより照合することが可能で
ある。万が一、プログラム情報を知らない第三者がメモ
リ記憶情報を知ろうとする場合、プログラムデータ情報
ばかりでなくアドレス情報についても全ての組合せにつ
いて試行する必要があり、その読み出しには多大な時間
を要する。例えば、プログラムメモリ120のアドレス
が16ビットであり、1語が8ビットである場合を考え
る。このとき、プログラム容量が8語で1語の読み出し
時間が100(ns)であるとすると、プログラムメモ
リ120の記憶情報を解読するまでに、 655368 ×2568 ×100×10-9(s) 必要であり、年間に換算すると3.98×1043年とな
る。従って、プログラム情報を知らない第三者がメモリ
記憶情報を知ろうとしても、実際には不可能である。す
なわち読み出し禁止状態のプログラムメモリ120に対
する記憶情報の照合方式として、機密保護性の高い方式
を実現できる。
【0028】図5は本発明の第2の実施例を示すシング
ルチップマイクロコンピュータの主要部のブロック図で
ある。図5に示すように、本実施例は前述した第1の実
施例に対し、プログラムメモリ記憶情報を照合するため
のチップ外部から入力するアドレス情報が、(2n
1)個〔n:ビット長〕の状態を全て経由して循環する
疑似ランダム2進数であるという相違点を有する。すな
わち、本実施例は第1の実施例に対して、バイナリーカ
ウンタ150に変わるポリノミナルカウンタ500と、
このカウンタ500をセットするセット信号511を入
力するための入力端子510とを付加している。
【0029】図6は図5に示すポリノミナルカウンタの
係数値を表わす図である。図6に示すように、ここでは
比較アドレスの供給動作について相違点のみを説明する
が、初期状態と開始アドレスから終了アドレスまでの状
態とカウンタ500の係数値を表わしている。
【0030】以下、図5および図6を参照して比較アド
レスの供給動作を説明する。まず、ポリノミナルカウン
タ500は、比較モード信号187の立上がりエッジに
同期して“00H”に初期化され、またクロック信号1
86の立上がりエッジに同期して8ビットのランダム2
進数を発生し、そのカウントした出力信号をアドレスバ
ス151を介してアドレス判定回路170に供給する。
このクロック信号186の供給により、開始アドレス
“00H”のプログラム情報の比較判定動作が開始され
る。しかる後、次のクロック信号186の“1”の期間
に同期して入力端子510にセット信号511を入力す
ることにより、ポリノミナルカウンタ500を“FFH
“に設定する。さらに、クロック信号186が“0”に
なると、アドレス“FFH“のプログラム情報の比較判
定動作が行なわれる。以後、ポリノミナルカウンタ50
0はクロック信号186の立上がりエッジに同期して疑
似ランダム2進数を発生し、終了アドレスは“8FH”
となる。
【0031】ここで、発生する疑似ランダム2進数は8
次の原始多項式(1+X2 +X3 +X4 +X5 )で表さ
れる2進系列であり、初期データを基準として(28
1)個のデータ遷移を行ない循環する2進数である。
尚、かかるデータの遷移に関するアルゴリズム等の詳細
については、周知であるため、ここでは説明を省略す
る。
【0032】要するに、本実施例でも、チップ外部から
疑似ランダム2進数のアドレス情報に対応したプログラ
ムデータ情報を入力することにより、前述した第1の実
施例と同様に、プログラムメモリ120の記憶情報の照
合を行なうことができる。上述したように、本実施例で
はチップ外部からアドレス情報として一見秩序性のない
疑似ランダム2進数を入力せねばならないため、アルゴ
リズムを知らない第三者がプログラム記憶情報を照合し
ようとしても不可能である。従って、読み出しを禁止し
たプログラムメモリの照合方式として、更に機密保護性
の高い方法を実現できる。
【0033】図7は本発明の第3の実施例を説明するた
めのシングルチップマイクロコンピュータにおけるデー
タ判定回路およびアドレス判定回路の構成図である。図
7に示すように、本実施例は前述した第1の実施例に対
し、アドレス判定結果とデータ判定結果を記憶する記憶
回路を単一の回路で形成した点が相違している。まず、
本実施例におけるデータ判定回路720と、アドレス判
定回路730はそれぞれ第1の実施例におけるデータ判
定回路160およびアドレス判定回路170に対応し、
データ判定回路720はデータ判定回路160における
アドレス判定信号171を削除する代りに論理和回路7
10を付加した構成である。その論理和回路710はデ
ータ不一致信号321とアドレス判定回路730からの
アドレス不一致信号221の論理和をとり、いずれか一
方が“1”である時、アドレスデータ不一致信号711
を“1”にする。このアドレスデータ不一致信号711
は、RSフリップフロップ330のリセット入力とな
る。一方、アドレス判定回路730はアドレス判定回路
170におけるRSフリップフロップ230を削除した
構成である。
【0034】次に、これら2つの判定回路の動作につい
て説明する。本実施例では、アドレス・プログラムデー
タの比較判定結果の記憶動作が異なるのみである。従っ
て、以下には相違点のみを説明し、他の動作は前述した
第1の実施例と同一であるため省略する。以下、プログ
ラムデータ判定結果のみが不一致である場合、次に、ア
ドレス判定結果のみが不一致である場合、最後に両デー
タが不一致である場合について説明する。尚、RSフリ
ップフロップ330は、あらかじめ開始信号131によ
りセットされており、出力Qは“1”、出力Q反転は
“0”となっている。
【0035】まず、プログラムデータ判定結果のみが不
一致である場合について説明する。比較判定動作により
プログラムデータが不一致であるため、データ不一致信
号321が“1”となる。この時アドレスデータは一致
しているため、アドレス不一致信号221は“0”であ
る。従って、アドレスデータ不一致信号711は“1”
となる。このアドレスデータ不一致信号711が“1”
となることにより、RSフリップフロップ330はリセ
ットされ、出力Qが“0”、出力Q反転が“1”とな
る。以後、RSフリップフロップ330は出力状態を保
持する。
【0036】次に、アドレス判定結果のみが不一致であ
る場合について説明する。比較判定動作によりアドレス
データが不一致であるため、アドレス不一致信号221
が“1”となる。この時、プログラムデータは一致して
いるため、データ不一致信号321は“0”である。従
って、アドレスデータ不一致信号711は“1”とな
る。このアドレスデータ不一致信号711が“1”とな
ることにより、RSフリップフロップ330はリセット
され、出力Qが“0”、出力Q反転が“1”となる。以
後、RSフリップフロップ330は出力状態を保持す
る。
【0037】更に、アドレス判定結果・プログラムデー
タ判定結果がともに不一致である場合について説明す
る。この場合、比較判定動作によりプログラムデータが
不一致であるため、データ不一致信号321が“1”と
なる。この時、アドレスデータも不一致であるため、ア
ドレス不一致信号221も“1”である。従って、アド
レスデータ不一致信号711は“1”となる。このアド
レスデータ不一致信号711が“1”となることによ
り、RSフリップフロップ330はリセットされ、出力
Qが“0”、出力Q反転が“1”となる。以後、RSフ
リップフロップ330は出力状態を保持する。
【0038】上述したように、本実施例ではプログラム
メモリ120に格納したプログラムの照合時において、
アドレス情報かプログラムデータ情報の少なくともいず
れか一方の不一致を検出して記憶する。プログラム情報
の比較判定動作の終了時に上述の検出結果に基づいて1
度のみ照合結果をチップ外部へ出力する。すなわち、第
1の実施例において照合結果を最後に1度のみ出力する
ことに着目すれば、上述のように、アドレス判定結果を
記憶する記憶回路とプログラムデータ判定結果を記憶す
る回路を単一の回路として構成することができる。従っ
て、本実施例のプログラム情報の照合回路は、第1の実
施例の照合回路に対して素子数を削減できる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシングル
チップマイクロコンピュータは、読み出し禁止状態のプ
ログラムメモリ記憶情報を照合するにあたり、アドレス
発生回路と、アドレス判定回路およびデータ判定回路等
を備え、プログラムデータ情報の判定を行う他にアドレ
ス判定回路でチップ外部から入力するアドレス情報をチ
ップ内部で発生するアドレス情報と比較判定することに
より、不一致である場合にはデータ判定回路からチップ
外部へ出力する最終判定結果信号の出力を禁止できるの
て、読み出し禁止状態のプログラムメモリ記憶情報の機
密保護性を一層向上させることができ、しかもチップ外
部からプログラム外部を入力することによりプログラム
メモリ記憶情報を照合できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すシングルチップマ
イクロコンピュータの主要部のブロック図である。
【図2】図1に示すアドレス判定回路の構成図である。
【図3】図1に示すデータ判定回路の構成図である。
【図4】図1乃至図3に示すマイクロコンピュータにお
ける比較判定動作のタイミング図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示すシングルチップマ
イクロコンピュータの主要部のブロック図である。
【図6】図5に示すポリノミナルカウンタの計数値を表
わす図である。
【図7】本発明の第3の実施例を説明するためのシング
ルチップマイクロコンピュータにおけるデータ判定回路
およびアドレス判定回路の構成図である。
【符号の説明】
100 読み出し禁止回路 110 入出力制御回路 111,151 アドレスバス 112,141 データバス 120 プログラムメモリ 130 アドレスデコーダ 140 メモリセル 150 バイナリカウンタ 160,720 データ判定回路 170,730 アドレス判定回路 180 アドレス入力端子 181 データ入力端子 182,183 出力端子 210〜217,310〜317 比較回路 220,320,710 論理和回路 230,330 RSフリップフロップ 340,350 論理積回路 500 ポリノミナルカウンタ 510 入力端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセルおよびアドレスデコーダを含
    むプログラムメモリと、前記プログラムメモリのチップ
    外部に対する接続制御を行う入出力制御回路と、前記入
    出力制御回路を制御し前記プログラムメモリの記憶情報
    を外部に出力することを禁止する読み出し禁止回路と、
    クロック信号に同期した第1のアドレス情報を発生する
    アドレス発生回路と、前記アドレス発生回路からの第1
    のアドレス情報および前記チップ外部から入力する第2
    のアドレス情報を比較判定するために、前記第2のアド
    レス情報が特定アドレスに一致したことを検出するアド
    レス検出手段およびアドレス判定結果を記憶する第1の
    記憶手段を備えたアドレス判定回路と、前記読み出し禁
    止回路により読み出し禁止状態にあるとき、前記アドレ
    ス判定回路からの前記アドレス判定結果に基づき前記第
    2のアドレス情報に対応する前記記憶情報および前記チ
    ップ外部から入力するプログラムデータ情報を比較判定
    するために、前記記憶情報および前記プログラムデータ
    情報の一致を検出するデータ検出手段とデータ判定結果
    を記憶する第2の記憶手段および前記第1,第2の記憶
    手段に記憶されている判定結果の論理積をとってチップ
    外部へ出力する出力手段を備えたデータ判定回路とを有
    することを特徴とするシングルチップマイクロコンピュ
    ータ。
  2. 【請求項2】 前記アドレス発生回路は、バイナリーカ
    ウンタもしくはポリノミナルカウンタを用いた請求項1
    記載のシングルチップマイクロコンピュータ。
  3. 【請求項3】 前記アドレス判定回路は、前記アドレス
    検出手段のみで構成し、前記データ判定回路は、前記デ
    ータ検出手段と、前記アドレス検出手段および前記デー
    タ検出手段の出力の論理和ゲートと、前記第2の記憶手
    段と、前記第2の記憶手段に記憶されている判定結果に
    基づき論理積をとってチップ外部へ出力する出力手段と
    で構成した請求項1記載のシングルチップマイクロコン
    ピュータ。
  4. 【請求項4】 前記第2の記憶手段は、前記アドレス判
    定回路または前記データ判定回路の少なくともいずれか
    一方の不一致信号を記憶する請求項1記載のシングルチ
    ップマイクロコンピュータ。
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