JP2586805B2 - シングルチップマイクロコンピュータ - Google Patents

シングルチップマイクロコンピュータ

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JP2586805B2
JP2586805B2 JP5276107A JP27610793A JP2586805B2 JP 2586805 B2 JP2586805 B2 JP 2586805B2 JP 5276107 A JP5276107 A JP 5276107A JP 27610793 A JP27610793 A JP 27610793A JP 2586805 B2 JP2586805 B2 JP 2586805B2
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洋章 安藤
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシングルチップマイクロ
コンピュータに関し、特にプログラムメモリの読出しを
禁止する禁止回路を内蔵するシングルチップマイクロコ
ンピュータにおける読出し禁止後のプログラムメモリ記
憶情報の照合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シングルチップマイクロコンピュ
ータにおいては、通常、プログラムメモリが内蔵されて
いる。特にプログラムメモリがPROMで構成されてい
る場合、プログラム情報の書込み読出しは汎用のPRO
Mライタによって容易に行えるため、機密保護の点で問
題がある。
【0003】この問題については、プログラムメモリの
読出し禁止回路における読出し禁止方法として各種方法
が解決策として提案されている。
【0004】例えば、プログラムメモリがPROMで構
成されている場合、読出し禁止回路にPROMセルで構
成されかつアドレスマッピングされた読出し禁止ビット
とバス制御回路とを設け、読出し禁止ビットにデータを
ライトすることでバス制御回路を制御してPROMから
データバスへのデータ出力を禁止している。この技術に
ついては、特開昭62−194565号公報に詳述され
ている。
【0005】これによって、PROMに記憶された情報
のチップ外部への出力が禁止される。この方法では読出
し禁止ビットに一旦データをライトするとデータの変更
が不可能となるため、以後プログラムメモリの記憶情報
は完全に読出せなくなる。
【0006】上述した読出し禁止方法では機密保護性は
高いが、テスト時や不良解析時等にプログラム情報を照
合する必要性が生じても、プログラム情報の照合が行え
なくなるという問題がある。
【0007】また、この方法ではメーカがユーザプログ
ラムを書込んでから出荷する時、ユーザが受入れ検査時
にプログラム情報を確認することができないという問題
がある。
【0008】上記の問題を解決する方法として、チップ
外部からアドレス情報及びデータ情報を入力し、外部入
力データ情報とプログラムメモリ記憶情報との比較判定
をチップ内部で行い、その判定結果のみをチップ外部に
出力するという方法がある。この方法については、特公
昭61−016094号公報に詳述されている。
【0009】この場合、プログラムメモリ記憶情報を知
っていれば、そのプログラムメモリ記憶情報を外部から
入力することでプログラムメモリに書込んだ情報と照合
することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の読出し
禁止状態のプログラムメモリに対する機密保護性の保持
方法では、外部から入力されたプログラムデータ情報と
プログラムメモリ記憶情報との照合結果を1アドレス毎
にチップ外部に出力する構成となっているため、例えば
データ長が8ビットの場合、1アドレスについて28
りのデータを試行することで、プログラムメモリの記憶
情報を知ることができる。
【0011】したがって、上記の処理を全てのプログラ
ムアドレスについて繰返し行えば、第三者でもプログラ
ム情報を知ることが可能であるため、機密保護性が低い
という欠点がある。
【0012】そこで、本発明の目的は上記欠点を除去
し、機密保護性を向上させることができ、プログラムメ
モリ記憶情報の照合が可能なシングルチップマイクロコ
ンピュータを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によるシングルチ
ップマイクロコンピュータは、プログラムメモリと、前
記プログラムメモリの記憶内容の外部への出力を禁止す
る読出し禁止手段と、前記読出し禁止手段により前記記
憶内容の外部への出力が禁止された状態で外部から入力
された外部アドレス情報に対応する前記記憶内容と外部
から入力された外部プログラムデータとを比較判定する
データ判定手段とを含むシングルチップマイクロコンピ
ュータであって、前記外部アドレス情報が前記プログラ
ムメモリの比較終了アドレス情報か否かを検出するアド
レス検出手段と、予め設定されたアドレス情報を発生す
るアドレス発生手段と、前記アドレス発生手段が発生す
るアドレス情報と前記外部アドレス情報とを比較判定す
るアドレス判定手段と、前記データ判定手段の判定結果
を保持する保持手段と、前記アドレス検出手段で前記
終了アドレス情報が検出されたときに前記保持手段の
保持内容を外部に出力する出力手段と、前記アドレス判
定手段で不一致が検出されたときに前記出力手段による
前記保持手段の保持内容の外部への出力を禁止する手段
と、前記データ判定手段が不一致を検出したときに前記
外部アドレス情報に対応する前記記憶内容を格納する格
納手段と、少なくとも前記外部プログラムデータの外部
からの入力及び前記格納手段の格納内容の外部への出力
のうちの一方を指示する外部からの入出力コントロール
信号と前記格納手段の格納内容の外部への出力を禁止す
るための外部からの許可信号に応じて前記格納手段の
格納内容を外部に出力する手段とを具備している。
【0014】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0015】図1は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。図において、プログラム情報の比較判定
部は読出し禁止回路1と、入出力制御回路2と、プログ
ラムメモリ3と、バイナリカウンタ4と、アドレス判定
回路5と、データ判定回路6と、データ記憶回路7とか
ら構成され、シングルチップマイクロコンピュータに内
蔵されている。
【0016】読出し禁止回路1は読出し禁止信号101
を入出力制御回路2に出力することで、プログラムメモ
リ記憶情報のチップ外部への出力を禁止する。この読出
し禁止信号101は禁止状態の指定時に“1”となる。
【0017】入出力制御回路2は読出し禁止信号101
と入力端子16からのI/Oコントロール信号191と
に応じてアドレス入力端子10及びデータ入出力端子1
1の入出力方向を制御する。
【0018】アドレス入力端子10は読出し禁止信号1
01が“1”の時に入力となる。また、アドレス入力端
子10はチップ外部から与えるアドレスデータをチップ
内部に取込み、当該アドレスデータを入出力制御回路2
及びアドレスバス111を介してプログラムメモリ3と
アドレス判定回路5とに夫々供給する。
【0019】データ入出力端子11は読出し禁止信号1
01が“1”で、I/Oコントロール信号191が
“1”の時に入力となり、I/Oコントロール信号19
1が“0”の時に出力となる。
【0020】データ入出力端子11は入力の時、チップ
外部から与えるプログラムデータをチップ内部に取込
み、当該プログラムデータを入出力制御回路2及びデー
タバス112を介してデータ判定回路6に供給する。ま
た、データ入出力端子11は出力の時、入出力制御回路
2及びデータバス112を介して入力されるデータ記憶
回路7の出力情報をチップ外部に出力する。
【0021】プログラムメモリ3はアドレスデコーダ3
aとメモリセル3bとから構成され、プログラム情報を
記憶している。また、プログラムメモリ3はアドレスバ
ス111を介して供給されるアドレス情報に対応する記
憶情報をデータバス133を介して入出力制御回路2及
びデータ判定回路6に供給する。
【0022】アドレスデコーダ3aはプログラム情報の
比較開始アドレスをデコードすると開始信号131を
“1”とし、プログラム情報の比較終了アドレスをデコ
ードすると終了信号132を“1”とする。
【0023】バイナリカウンタ4は8ビットの2進カウ
ンタであり、比較モード信号182の立上りエッジに同
期して計数値を“FFH”に初期化する。その後、バイ
ナリカウンタ4はクロック信号181を2分周回路8で
分周した分周信号183の立上りエッジに同期してイン
クリメントし、その計数値をアドレスバス141を介し
てアドレス判定回路5に供給する。
【0024】アドレス判定回路5はアドレスバス111
を介して供給される外部入力アドレスデータと、アドレ
スバス141を介して供給されるバイナリカウンタ4の
出力データとを比較する。
【0025】アドレス判定回路5はその結果をアドレス
判定信号151としてデータ判定回路6に出力する。ア
ドレス判定信号151は外部入力アドレスデータとバイ
ナリカウンタ4の出力データとが一致している時に
“1”となり、不一致の時に“0”となる。
【0026】データ判定回路6はデータバス112を介
して供給される外部入力プログラムデータと、データバ
ス133を介して供給されるプログラムメモリ3の出力
データとを比較する。
【0027】データ判定回路6は比較モード信号182
が“1”、アドレスデコーダ3aからの終了信号132
が“1”、アドレス判定回路5からのアドレス判定信号
151が“1”の時に一致終了信号161を出力端子1
2に出力し、不一致終了信号162を出力端子13に出
力する。
【0028】データ記憶回路7はデータ判定回路6の判
定結果が不一致で、かつナンド回路9からのクリア信号
193が“0”の時に、データバス164を介して供給
されるデータ判定回路6の出力データをクロック信号1
81の立下りエッジに同期して記憶する。また、データ
記憶回路7はその記憶情報を入出力制御回路2及びデー
タバス171を介してデータ入出力端子11に出力す
る。
【0029】ナンド回路9はデータ判定回路6からのデ
ータ不一致信号163とI/Oコントロール信号191
の反転値と許可信号192とのナンドをとり、その結果
をクリア信号193としてデータ記憶回路7に出力す
る。
【0030】すなわち、ナンド回路9からデータ記憶回
路7へのクリア信号193はデータ不一致信号163が
“1”、I/Oコントロール信号191が“0”、許可
信号192が“1”の時に“0”となる。
【0031】ここで、端子14はクロック信号181の
入力端子であり、端子15は比較モード信号182の入
力端子である。また、端子16はI/Oコントロール信
号191の入力端子であり、端子17は許可信号192
の入力端子である。
【0032】図2は図1のアドレス判定回路5の構成を
示すブロック図である。図において、アドレス判定回路
5は比較回路51〜58と、論理和回路59と、RSフ
リップフロップ(以下FFとする)60とから構成され
ている。ここで、A0 〜A7はバイナリカウンタ4の出
力データの各ビットを示し、B0 〜B7 は外部入力アド
レスデータの各ビットを示している。
【0033】比較回路51〜58はバイナリカウンタ4
の出力データA0 〜A7 及び外部入力アドレスデータB
0 〜B7 の各ビット毎に排他的論理和をとり、それらの
データが不一致の時に不一致ビットに対応する出力信号
を“1”とする。
【0034】論理和回路59は比較回路51〜58の出
力信号の論理和をとり、アドレス不一致信号150を出
力する。アドレス不一致信号150は比較回路51〜5
8の出力信号が一つでも“1”になると、つまりアドレ
スデータが1ビットでも異なる場合に“1”となる。
【0035】FF60は開始信号131の立上りエッジ
に同期してアドレス判定信号151を“1”に初期化す
る。また、FF60は論理和回路59からのアドレス不
一致信号150が“1”になるとリセットされ、アドレ
ス判定信号151を“0”にする。尚、FF60は一度
リセットされると、以後出力状態を保持する。
【0036】図3は図1のデータ判定回路6の構成を示
すブロック図である。図において、データ判定回路6は
比較回路61〜68と、論理和回路69と、RSフリッ
プフロップ(以下FFとする)70と、論理積回路7
1,72とから構成されている。ここで、PD0 〜PD
7 はプログラムメモリ3の出力データの各ビットを示
し、D0 〜D7 は外部入力プログラムデータの各ビット
を示している。
【0037】比較回路61〜68はプログラムメモリ3
の出力データPD0 〜PD7 及び外部入力プログラムデ
ータD0 〜D7 の各ビット毎に排他的論理和をとり、そ
れらのデータが不一致の時に不一致ビットに対応する出
力信号を“1”とする。このとき、プログラムメモリ3
の出力データPD0 〜PD7 はデータバス164を介し
てデータ記憶回路7に出力される。
【0038】論理和回路69は比較回路61〜68の出
力信号の論理和をとり、不一致信号165を出力する。
不一致信号165は比較回路61〜68の出力信号が一
つでも“1”になると、つまりプログラムデータが1ビ
ットでも異なる場合に“1”となる。
【0039】FF70は開始信号131の立上りエッジ
に同期してデータ一致信号166を“1”に、データ不
一致信号163を“0”に初期化する。また、FF70
は論理和回路69からの不一致信号165が“1”にな
るとリセットされ、データ一致信号166を“0”と
し、データ不一致信号163を“1”とする。尚、FF
70は一度リセットされると、以後出力状態を保持す
る。
【0040】論理積回路71は終了信号132と、アド
レス判定信号151と、比較モード信号181と、デー
タ一致信号166との論理積をとり、その結果を一致終
了信号161として出力端子12に出力する。一致終了
信号161は比較モードにおいてプログラム情報に対す
る比較判定動作を終了し、全てのプログラム情報が一致
した時に“1”となる。
【0041】論理積回路72は終了信号132と、アド
レス判定信号151と、比較モード信号181と、デー
タ不一致信号163との論理積をとり、その結果を不一
致終了信号162として出力端子13に出力する。不一
致終了信号162は比較モードにおいてプログラム情報
に対する比較判定動作を終了し、少なくともプログラム
情報の一つが不一致となった時に“1”となる。
【0042】図4は図1のデータ記憶回路7の構成を示
すブロック図である。図において、データ記憶回路7は
出力Qのクリア機能を有し、クロック信号181の立下
りエッジでデータ入力端子Dに与えられたデータをラッ
チするDフリップフロップ(以下FFとする)7a〜7
hで構成されている。ここで、PD0 〜PD7 はデータ
バス164を介して供給されるデータ判定回路6の出力
データの各ビットを示している。
【0043】FF7a〜7hはデータ判定回路6の出力
データPD0 〜PD7 と、クロック信号181と、クリ
ア信号193とを入力とする。FF7a〜7hはクリア
信号193が“0”の時にクロック信号181の立下り
エッジに同期してデータ判定回路6の出力データPD0
〜PD7 の情報を記憶する。また、クリア信号193が
“1”の時にFF7a〜7hの出力Qは“0”にリセッ
トされる。
【0044】図5及び図6は本発明の一実施例の動作を
示すタイミングチャートである。これら図1〜図6を用
いて本発明の一実施例の動作について説明する。
【0045】ここで、プログラムメモリ3は予め読出し
禁止回路1によって読出し禁止状態に指定されているも
のとすると、読出し禁止回路1から入出力制御回路2へ
の読出し禁止信号101は“1”である。また、不一致
データのチップ外部への出力を禁止するために許可信号
192が“0”であるとすると、データ記憶回路7への
クリア信号193は“0”である。
【0046】上記のような状態のときのスタートアドレ
スの比較判定動作について、図5を用いて以下説明す
る。まず、プログラム情報の照合を行うため、比較モー
ド信号182を“0”から“1”にすることで比較モー
ドに設定する。
【0047】これによって、バイナリカウンタ4が“F
FH”に初期化される。また、比較モード信号182が
“1”であることによって、データ判定回路6は一致終
了信号161及び不一致終了信号162のチップ外部へ
の出力を許可する。
【0048】次に、2分周回路8からの分周信号183
の立上りエッジに同期してチップ外部からプログラム情
報、スタートアドレス“00H”、及びプログラムデー
タ“データA”を入力する。このとき同時に、バイナリ
カウンタ4は“00H”にインクリメントされる。
【0049】アドレスデコーダ3aはチップ外部から入
力したスタートアドレスをデコードし、分周信号183
の“1”の期間に同期して開始信号131を“1”にす
る。開始信号131が“1”になることで、アドレス判
定回路5のFF60がセットされ、アドレス判定信号1
51が“1”になる。
【0050】また、開始信号131が“1”になること
で、データ判定回路6のFF70がセットされ、データ
一致信号166が“1”になるとともに、データ不一致
信号163が“0”になる。
【0051】開始信号131が立下ると、アドレス判定
回路5はバイナリカウンタ4の出力データA0 〜A7 と
外部入力アドレスデータB0 〜B7 とを比較し、ともに
“00H”で一致しているのでアドレス判定信号151
の“1”を保持する。
【0052】また、データ判定回路6はプログラムメモ
リ3の出力データPD0 〜PD7 と外部入力プログラム
データD0 〜D7 とを比較し、ともに“データA”で一
致しているのでデータ一致信号166の“1”とデータ
不一致信号163の“0”とを夫々保持する。
【0053】ここで、終了信号132が“0”であるた
め、データ判定回路6の論理積回路71からの一致終了
信号161は“0”であり、論理積回路72からの不一
致終了信号162も“0”である。すなわち、チップ外
部から最終アドレスまでのプログラム情報を入力しない
限り、プログラム情報の比較判定結果をチップ外部で知
ることはできない。
【0054】次に、最終アドレスまでアドレスデータ及
びプログラムデータがともに一致した場合の動作につい
て、図5を用いて以下説明する。尚、最終アドレスまで
のプログラム情報の比較判定動作については上記のスタ
ートアドレスの比較判定動作と同様であるので省略し、
最終アドレスの比較判定動作について相違点のみを記述
する。
【0055】チップ外部から入力する最終プログラム情
報“アドレスB,データC”はバイナリカウンタ4の出
力データA0 〜A7 及びプログラムメモリ3の出力デー
タPD0 〜PD7 と一致しているので、アドレス判定信
号151が“1”となり、データ一致信号166が
“1”となり、データ不一致信号163が“0”とな
る。
【0056】プログラムの最終アドレス“アドレスB”
がアドレスデコーダ3aでデコードされることで、終了
信号132が“1”となる。したがって、終了信号13
2の“1”の期間に同期してデータ判定回路6の論理積
回路71の一致終了信号161が“1”となり、論理積
回路72の不一致終了信号162が“0”となる。
【0057】すなわち、チップ外部から入力したプログ
ラム情報とプログラムメモリ3の記憶情報とが一致して
いることをチップ外部で知ることができる。
【0058】また、最終アドレスにおいてプログラムデ
ータのみが不一致の場合の動作について、図5を用いて
以下説明する。尚、最終アドレスまでのプログラム情報
の比較判定動作については上記のスタートアドレスの比
較判定動作と同様であるので省略し、最終アドレスの比
較判定動作について相違点のみを記述する。
【0059】この場合、チップ外部から入力する最終プ
ログラム情報“アドレスD,データE”において、バイ
ナリカウンタ4の出力データA0 〜A7 の“アドレス
D”は一致しているが、プログラムメモリ3の出力デー
タPD0 〜PD7 の“データH”は不一致である。した
がって、アドレス判定信号151が“1”となり、デー
タ一致信号166が“0”となり、データ不一致信号1
63が“1”となる。
【0060】また、プログラムの最終アドレス“アドレ
スD”がアドレスデコーダ3aでデコードされること
で、終了信号132が“1”となる。したがって、終了
信号132の“1”の期間に同期してデータ判定回路6
の論理積回路71の一致終了信号161は“0”とな
り、論理積回路72の不一致終了信号162が“1”と
なる。
【0061】すなわち、チップ外部から入力したプログ
ラム情報とプログラムメモリ3の記憶情報とにおいて、
プログラムデータが不一致であることをチップ外部で知
ることができる。
【0062】さらに、最終アドレスにおいてアドレスデ
ータのみが不一致の場合の動作について、図5を用いて
以下説明する。尚、最終アドレスまでのプログラム情報
の比較判定動作については上記のスタートアドレスの比
較判定動作と同様であるので省略し、最終アドレスの比
較判定動作について相違点のみを記述する。
【0063】この場合、チップ外部から入力する最終プ
ログラム情報“アドレスF,データG”において、バイ
ナリカウンタ4の出力データA0 〜A7 の“アドレス
G”は不一致であり、プログラムメモリ3の出力データ
PD0 〜PD7 の“データG”は一致している。したが
って、アドレス判定信号151が“0”となり、データ
一致信号166が“1”となり、データ不一致信号16
3が“0”となる。
【0064】アドレス判定信号151が“0”になる
と、終了信号132が“1”となってもデータ判定回路
6の論理積回路71の一致終了信号161は“0”を保
持し、論理積回路72の不一致終了信号162も“0”
を保持する。
【0065】すなわち、アドレス情報が不一致である場
合、チップ外部から入力したプログラム情報とプログラ
ムメモリ3の記憶情報との比較判定結果をチップ外部で
知ることはできない。
【0066】上記の場合には許可信号192が“0”で
あり、データ記憶回路7へのクリア信号193が“1”
となるため、データ記憶回路7の出力データは常に“0
0H”固定である。したがって、I/Oコントロール信
号191の“0”の期間に同期してデータ入出力端子1
1には“00H”が出力される。
【0067】次に、図6を用いて許可信号192が
“1”の場合について説明する。初期状態については上
述した許可信号192が“0”の場合の動作と同様であ
り、許可信号192の状態が異なるのみである。
【0068】尚、データ記憶回路7へのクリア信号19
3はプログラムメモリ3の出力データPD0 〜PD7 と
外部入力プログラムデータD0 〜D7 とに不一致が生じ
た場合にのみ“0”となり、これ以外は“1”固定であ
る。したがって、すでに説明した場合と同様であるの
で、説明を省略する。
【0069】まず、最終アドレスにおいてプログラムデ
ータのみが不一致の場合の動作について、図6を用いて
以下説明する。尚、最終アドレスまでのプログラム情報
の比較判定動作については上記のスタートアドレスの比
較判定動作と同様であるので省略し、不一致データのデ
ータ入出力端子11への出力動作について記述する。
【0070】この場合、チップ外部から入力する最終プ
ログラム情報“データE”とプログラムメモリ3の出力
データPD0 〜PD7 の“データH”とが不一致であ
る。したがって、データ不一致信号163が“1”とな
る。
【0071】このとき、データ記憶回路7へのクリア信
号193は許可信号192が“1”なのでI/Oコント
ロール信号191の“0”の期間に同期して“0”とな
る。データ記憶回路7はクリア信号193が“0”の期
間のクロック信号181の立下りエッジに同期してプロ
グラムメモリ3の出力データPD0 〜PD7 をラッチ
し、クロック信号181の“0”の期間、不一致データ
“データH”をデータ入出力端子11に出力する。
【0072】すなわち、チップ外部から入力したプログ
ラム情報とプログラムメモリ3の記憶情報とにおいて、
プログラムデータが不一致である場合にのみ不一致を生
じたプログラムメモリ3の記憶情報をチップ外部で知る
ことが可能となる。
【0073】上述したように、読出し禁止状態のプログ
ラムメモリ3の記憶情報について、チップ外部からプロ
グラム情報を入力することで照合することが可能とな
る。かつ、不一致を生じたプログラムデータをチップ外
部に出力することができるので、不良解析時の原因の特
定、つまり不良原因がプログラムメモリ3に起因するか
否かの切り分けが容易となる。
【0074】また、プログラムメモリ3の記憶情報にお
ける不一致データのチップ外部への出力機能については
特定端子に所定タイミングで信号を入力する必要があ
る。そのため、例え特定端子を特定することができても
その入力タイミングまでを特定することは難しい。した
がって、この出力機能を第三者が使用することはほとん
ど不可能である。
【0075】よって、万が一、プログラム情報を知らな
い第三者がプログラムメモリ3の記憶情報を知ろうとす
る場合、上述の機能を用いたチップ外部への不一致デー
タ出力を基にプログラムメモリ3の記憶情報を検索する
ことはできない。
【0076】また、例え一致終了信号161の出力端子
12、不一致終了信号162の出力端子13、クロック
信号181の端子14、比較モード信号182の端子1
5等を特定することができた場合でも、プログラムデー
タ情報ばかりでなくアドレス情報についても全ての組合
せについて試行する必要がある。よって、プログラムメ
モリ3の記憶情報の読出しには多大な時間を要すること
となる。
【0077】例えば、プログラムメモリ3のアドレス幅
が16ビットであり、1語が8ビット長である場合を考
えてみる。この場合、プログラム容量が8語で1語の読
出し時間が100nsであるとすると、プログラムメモ
リ3の記憶情報を解読するまでに、 655368 ×2568 ×100×10-8(s) の時間だけ必要となり、年間に換算すると3.98×1
43年となる。
【0078】したがって、プログラム情報を知らない第
三者がメモリ記憶情報を知ろうとしても実際には不可能
である。すなわち、読出し禁止状態のプログラムメモリ
3に対する記憶情報の照合方式として機密保護性が高
く、かつ不良解析時には不一致データを容易に特定可能
な方式を実現することができる。
【0079】図7は本発明の他の実施例のデータ記憶回
路の構成を示すブロック図である。図において、本発明
の他の実施例はデータ記憶回路をRSフリップフロップ
によって構成した以外は本発明の一実施例と同様の構成
となっている。すなわち、本発明の他の実施例によるデ
ータ記憶回路は論理積回路21〜28とRSフリップフ
ロップ29〜36とから構成されている。
【0080】論理積回路21〜28はデータバス164
を介して入力されるデータ判定回路6からの出力データ
PD0 〜PD7 とクロック信号181とを入力とし、ク
ロック信号181が“0”の期間、出力データPD0 〜
PD7 をRSフリップフロップ29〜36のセット入力
Sに供給する。
【0081】したがって、RSフリップフロップ29〜
36においては出力データPD0 〜PD7 のうち“1”
であるビットに対応するもののみに“1”がセットさ
れ、そのビットに対応するものの出力Qが“1”とな
る。すなわち、クロック信号152が“0”の期間にお
いてプログラムメモリ3の出力データPD0 〜PD7 を
データバス171に供給する。
【0082】また、RSフリップフロップ29〜36の
リセット入力Rにはクリア信号193が接続されてお
り、クリア信号193が“1”になるとRSフリップフ
ロップ29〜36はリセットされ、その出力Qは“0”
となる。
【0083】上述した動作によって、本発明の他の実施
例のデータ記憶回路を用いたときのプログラム情報の比
較判定動作を示す動作タイミングチャートは図5及び図
6に示すタイミングとまったく同一である。
【0084】したがって、データ記憶回路はどのような
回路でも構成可能であり、本発明の一実施例及び他の実
施例の構成に限定されない。また、アドレス情報の比較
判定にバイナリカウンタ4からの連続アドレスを用いて
いるが、LFSR(リニアフィールドシフトレジスタ)
による不連続アドレスを用いることも可能であり、これ
に限定されない。
【0085】このように、アドレス判定回路5及びデー
タ判定回路6によるチップ外部からのプログラムデータ
情報の判定に加え、アドレス判定回路5においてチップ
外部から入力するアドレス情報をチップ内部で発生する
アドレス情報と比較判定し、この比較判定が不一致であ
る場合にデータ判定回路6がチップ外部に出力する最終
結果信号の出力を禁止し、かつデータ判定回路6による
データ判定結果が異なる場合にのみプログラムメモリ2
の出力データをデータ記憶回路7に記憶してチップ外部
に出力することによって、読出し禁止状態のプログラム
メモリ3の記憶情報の機密保護性をさらに向上させるこ
とができる。
【0086】また同時に、チップ外部からプログラム情
報を入力することによって、プログラムメモリ3の記憶
情報を照合することが可能であり、かつチップ外部から
入力したプログラムデータ情報が不一致である場合にの
みその内容を知ることができる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
ログラムメモリの記憶内容の外部への出力が禁止された
状態で外部から入力された外部アドレス情報が終了アド
レス情報か否かを検出し、この終了アドレス情報が検出
されたときに記憶内容と外部から入力された外部プログ
ラムデータとの比較判定結果を外部に出力するととも
に、内部で発生するアドレス情報と外部アドレス情報と
を比較判定し、この比較判定結果が不一致のときに記憶
内容と外部プログラムデータとの比較判定結果の外部へ
の出力を禁止し、記憶内容と外部プログラムデータとの
比較判定結果が不一致のときに外部アドレス情報に対応
する記憶内容を格納して外部に出力することによって、
機密保護性を向上させることができ、プログラムメモリ
記憶情報の照合を可能とすることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1のアドレス判定回路の構成を示すブロック
図である。
【図3】図1のデータ判定回路の構成を示すブロック図
である。
【図4】図1のデータ記憶回路の構成を示すブロック図
である。
【図5】本発明の一実施例の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図6】本発明の一実施例の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図7】本発明の他の実施例のデータ記憶回路の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 読出し禁止回路 3 プログラムメモリ 3a アドレスデコーダ 4 バイナリカウンタ 5 アドレス判定回路 6 データ判定回路 7 データ記憶回路 12,13 出力端子 14〜17 端子

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムメモリと、前記プログラムメ
    モリの記憶内容の外部への出力を禁止する読出し禁止手
    段と、前記読出し禁止手段により前記記憶内容の外部へ
    の出力が禁止された状態で外部から入力された外部アド
    レス情報に対応する前記記憶内容と外部から入力された
    外部プログラムデータとを比較判定するデータ判定手段
    とを含むシングルチップマイクロコンピュータであっ
    て、 前記外部アドレス情報が前記プログラムメモリの比較
    了アドレス情報か否かを検出するアドレス検出手段と、 予め設定されたアドレス情報を発生するアドレス発生手
    段と、 前記アドレス発生手段が発生するアドレス情報と前記外
    部アドレス情報とを比較判定するアドレス判定手段と、 前記データ判定手段の判定結果を保持する保持手段と、 前記アドレス検出手段で前記比較終了アドレス情報が検
    出されたときに前記保持手段の保持内容を外部に出力す
    る出力手段と、 前記アドレス判定手段で不一致が検出されたときに前記
    出力手段による前記保持手段の保持内容の外部への出力
    を禁止する手段と、 前記データ判定手段が不一致を検出したときに前記外部
    アドレス情報に対応する前記記憶内容を格納する格納手
    段と、少なくとも前記外部プログラムデータの外部からの入力
    及び前記格納手段の格納内容の外部への出力のうちの一
    方を指示する外部からの入出力コントロール信号と前記
    格納手段の格納内容の外部への出力を禁止するための
    からの許可信号に応じて前記格納手段の格納内容を
    外部に出力する手段とを有することを特徴とするシング
    ルチップマイクロコンピュータ。
  2. 【請求項2】 前記アドレス発生手段は、連続したアド
    レス情報及び不連続のアドレス情報のうちの一方を発生
    するよう構成されたことを特徴とする請求項1記載のシ
    ングルチップマイクロコンピュータ。
  3. 【請求項3】 前記格納手段の格納内容を外部に出力す
    る手段は、前記入出力コントロール信号が前記格納手段
    の格納内容の外部への出力を指示しかつ前記許可信号が
    前記格納手段の格納内容の外部への出力の許可を示す時
    に前記格納手 段の格納内容を外部に出力するよう構成さ
    れたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のシ
    ングルチップマイクロコンピュータ。
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