JPH0635790A - メモリ・アクセス制御方法およびその装置 - Google Patents

メモリ・アクセス制御方法およびその装置

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JPH0635790A
JPH0635790A JP13521192A JP13521192A JPH0635790A JP H0635790 A JPH0635790 A JP H0635790A JP 13521192 A JP13521192 A JP 13521192A JP 13521192 A JP13521192 A JP 13521192A JP H0635790 A JPH0635790 A JP H0635790A
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JP13521192A
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Tomoaki Ueda
智章 上田
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 DSPによりアクセスされるメモリとしてD
RAMを採用し、しかもDSPをノー・ウェイトで動作
させる。 【構成】 ロー・アドレスとコラム・アドレスとを異な
るメモリ空間に割当てておき、ロー・アドレスがDSP
1から出力されたことに応答してNORゲート31およ
びD−FF32によりRASをトグルさせ、コラム・ア
ドレスがDSPから出力されたことに応答してNORゲ
ート33によりCASをイネーブルにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はメモリ・アクセス制御
方法およびその装置に関し、さらに詳細にいえば、ダイ
ナミック・ランダム・アクセス・メモリ(以下、DRA
Mと略称する)に代表される、ロー・アドレスとコラム
・アドレスとが互に独立して供給されることが必要なメ
モリに対してディジタル信号処理専用プロセッサ(以
下、DSPと略称する)によるアクセスを行なうための
制御方法およびその装置に関する
【0002】。
【従来の技術】従来からディジタル信号処理専用プロセ
ッサが提供されている。また、プロセッサに必須の各種
メモリとして、メモリ・リフレッシュが不要なスタティ
ック・ランダム・アクセス・メモリ(以下、SRAMと
略称する)等と、メモリ・リフレッシュが必要なDRA
M等が提供されている。ここで、SRAM等は高速アク
セスが可能であるが、素子の構成が複雑である関係上、
余り大容量のものは提供されていない。これに対してD
RAM等は素子の構成が簡単であり、大容量化が容易で
あるが、ロー・アドレスとコラム・アドレスとを供給す
るためのロー・アドレス・ストローブ(以下、RASと
略称する)およびコラム・アドレス・ストローブ(以
下、CASと略称する)の制御が必須であり、必然的に
アクセス速度が低速化してしまう。
【0003】したがって、ノー・ウェイトで動作させる
べきDSPに配設されるメモリとしてはアクセス・タイ
ムが30〜80nsec程度のSRAM等が採用されること
になり、DSPの性能をメモリ・アクセス速度により損
なうことを防止し、システム全体としての高性能化を達
成している。また、DSPはDRAMに対するアクセス
制御機能を有していないのであるから、DSPを用いて
VRAMに対するアクセスを行なわせようとすれば、例
えば、図18に示すアクセス制御回路を付加することに
より、通常のリード/ライトおよびメモリ・リフレッシ
ュを行なうことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、SRAM等は
容量が小さいのみならず、チップのピン数が多いのであ
り、しかも高価であるから、DSPを用いたシステム全
体として高価になってしまうのみならず、大型化してし
まうという不都合がある。このような不都合を解消する
ためには、SRAM等に代えてDRAM等を採用すれば
よいのであるが、DSPにおいてはDRAM等の制御を
行なう機能がサポートされていないのみならず、DRA
M等はRASのセット、CASのセット、RASの解除
がメモリ・アクセスのために必要であり、必然的にアク
セス時間が長くなるのであるから、DSPをメモリ・ウ
ェイトさせなければならなくなり、DSPを用いたシス
テム全体として効率が低下してしまうという不都合があ
る。さらに、DSPによってはメモリ・ウェイトをサポ
ートしていない場合があり、このようなDSPを用いた
システムにおいては必然的にメモリ・ウェイトを発生さ
せることになるDRAM等を採用することは不可能であ
る。特に、DRAM等のメモリ・リフレッシュではロー
・アドレスの供給およびRASのトグルが標準的なリフ
レッシュ・サイクルとして設定されているのであるか
ら、このサイクルにおいても必然的にメモリ・ウェイト
を生じさせてしまうことになる。
【0005】また、図18に示すアクセス制御回路のう
ち通常のリード/ライトおよびメモリ・リフレッシュを
制御するための回路構成は図19および図20に示すよ
うに著しく複雑であるが、VRAMは通常のDRAMが
有している機能と比較して著しく多くの機能を有してい
るのであるから、図18に示すアクセス制御回路の構成
が全体として著しく複雑化してしまう(図19および図
20の回路の数倍の回路規模になってしまう)という不
都合がある。また、アクセス制御回路が全体として大型
化するのみならず、全体として著しく高価になってしま
うという不都合もある。
【0006】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、DSPの性能を犠牲にすることなくDR
AM等を採用できるメモリ・アクセス制御方法およびそ
の装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの、請求項1のメモリ・アクセス制御方法は、DSP
によりメモリに対してロー・アドレスを供給する処理に
応答して、ロー・アドレスに基づいてRASを生成して
メモリに供給し、RASをメモリに供給している状態に
おけるコラム・アドレスを供給する処理に応答して、コ
ラム・アドレスに基づいてCASを生成してメモリに供
給することにより高速ページ・モード・アクセスを行な
い、メモリ・リフレッシュを行なうべきことを示すタイ
マ割込みに応答して、ロー・アドレスの供給に応答する
RASの供給および反転されたRASの供給をこの順に
行なう方法である。
【0008】請求項2のメモリ・アクセス制御方法は、
DSPのメモリ空間にロー・アドレスおよびコラム・ア
ドレスを割当てておき、DSPがロー・アドレスをアク
セスしたことに応答してRASをトグルし、コラム・ア
ドレスをアクセスしたことに応答してCASをイネーブ
ルする方法である。請求項3のVRAMアクセス制御方
法は、ディジタル信号処理専用プロセッサによりビディ
オ用ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリをアク
セスするための方法であって、ディジタル信号処理専用
プロセッサによりビディオ用ダイナミック・ランダム・
アクセス・メモリに対して供給すべきロー・アドレスお
よびコラム・アドレスを各アクセス・モード毎に互に異
なるメモリ空間に割当てておき、ディジタル信号処理専
用プロセッサによるロー・アドレスのアクセスに応答し
てロー・アドレス・ストローブをトグルさせ、コラム・
アドレスのアクセスに応答してコラム・アドレス・スト
ローブをイネーブルさせ、何れかのアドレスのアクセス
に応答してレジスタへもしくはレジスタからのデータ転
送を行なうべきか否かを示す信号、シリアル・ライト・
モード・イネーブルを示す信号を生成し、ロー・アドレ
ス・ストローブをビディオ用ダイナミック・ランダム・
アクセス・メモリに供給している状態におけるコラム・
アドレスを供給する処理に応答して、コラム・アドレス
に基づいてコラム・アドレス・ストローブを生成してビ
ディオ用ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリに
供給することにより高速ページ・モード・アクセスを行
ない、メモリ・リフレッシュを行なうべきことを示すタ
イマ割込みに応答して、ロー・アドレスの供給に応答す
るロー・アドレス・ストローブの供給および反転された
ロー・アドレス・ストローブの供給をこの順に行ない、
表示のための水平同期信号割込みに応答してリード転送
を行なう方法である。
【0009】請求項4のメモリ・アクセス制御装置は、
DSPによりメモリに対してロー・アドレスを供給する
処理に応答して、ロー・アドレスに基づいてRASを生
成してメモリに供給するRAS生成手段と、コラム・ア
ドレスを供給する処理に応答して、コラム・アドレスに
基づいてCASを生成してメモリに供給するCAS生成
手段と、RASが生成されている状態においてCAS生
成手段によるCASの生成を反復させる高速アクセス制
御手段と、メモリ・リフレッシュを行なうべきことを指
示するタイマ割込み手段と、メモリ・リフレッシュを行
なうべきことの指示に応答して、ロー・アドレスの供給
に応答するRAS生成手段によるRASの供給およびR
AS生成手段による反転されたRASの供給をこの順に
行なわせるリフレッシュ制御手段とを含んでいる。
【0010】請求項5のメモリ・アクセス制御装置は、
DSPのメモリ空間にロー・アドレスおよびコラム・ア
ドレスが割当てられてあり、RAS生成手段として、D
SPがロー・アドレスをアクセスしたことに応答してR
ASをトグルするものを採用し、CAS生成手段とし
て、コラム・アドレスをアクセスしたことに応答してC
ASをイネーブルするものを採用している。
【0011】請求項6のメモリ・アクセス制御装置は、
ディジタル信号処理専用プロセッサによりビディオ用ダ
イナミック・ランダム・アクセス・メモリをアクセスす
るための装置であって、ディジタル信号処理専用プロセ
ッサによりビディオ用ダイナミック・ランダム・アクセ
ス・メモリに対して供給すべきロー・アドレスおよびコ
ラム・アドレスを各アクセス・モード毎に互に異なるメ
モリ空間に割当ててあるとともに、ディジタル信号処理
専用プロセッサによるロー・アドレスのアクセスに応答
してロー・アドレス・ストローブをトグルさせるロー・
アドレス・ストローブ・トグル手段と、コラム・アドレ
スのアクセスに応答してコラム・アドレス・ストローブ
をイネーブルさせるコラム・アドレス・ストローブ・イ
ネーブル手段と、何れかのアドレスのアクセスに応答し
てレジスタへもしくはレジスタからのデータ転送を行な
うべきか否かを示す信号を生成する第1信号生成手段
と、シリアル・ライト・モード・イネーブルを示す信号
を生成する第2信号生成手段と、ロー・アドレス・スト
ローブをビディオ用ダイナミック・ランダム・アクセス
・メモリに供給している状態におけるコラム・アドレス
を供給する処理に応答して、コラム・アドレスに基づい
てコラム・アドレス・ストローブを生成してビディオ用
ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリに供給する
ことにより高速ページ・モード・アクセスを行なわせる
高速アクセス手段と、メモリ・リフレッシュを行なうべ
きことを示すタイマ割込みに応答して、ロー・アドレス
の供給に応答するロー・アドレス・ストローブの供給お
よび反転されたロー・アドレス・ストローブの供給をこ
の順に行なわせるメモリ・リフレッシュ手段と、表示の
ための水平同期信号割込みに応答してリード転送を行な
わせるリード転送手段とを含んでいる。
【0012】
【作用】請求項1のメモリ・アクセス制御方法であれ
ば、DSPにより、メモリ・リフレッシュが必要なメモ
リをアクセスする場合に、DSPによりメモリに対して
ロー・アドレスを供給する処理に応答して、ロー・アド
レスに基づいてRASを生成してメモリに供給し、RA
Sをメモリに供給している状態におけるコラム・アドレ
スを供給する処理に応答して、コラム・アドレスに基づ
いてCASを生成してメモリに供給することにより高速
ページ・モード・アクセスを行なうのであるから、DS
Pをメモリ・ウェイトなし(以下、ノー・ウェイトと称
する)で動作させることができる。また、メモリ・リフ
レッシュを行なう場合には、メモリ・リフレッシュを行
なうべきことを示すタイマ割込みに応答して、ロー・ア
ドレスの供給に応答するRASの供給および反転された
RASの供給をこの順に行なうのであるから、この場合
にもDSPをノー・ウェイトで動作させることができ
る。即ち、DRAM等を用いてDSPによるノー・ウェ
イトの処理を行なうことができ、SRAM等を採用する
場合と比較して、システム全体として、処理速度の低下
を伴なうことなく実装面積の大幅な低減および大幅なコ
ストダウンを達成できる。
【0013】請求項2のメモリ・アクセス制御方法であ
れば、DSPのメモリ空間にロー・アドレスおよびコラ
ム・アドレスを割当てておき、DSPがロー・アドレス
をアクセスしたことに応答してRASをトグルし、コラ
ム・アドレスをアクセスしたことに応答してCASをイ
ネーブルするようにしているので、DSPはメモリ空間
に割当てられたロー・アドレスをアクセスしてから必要
回数だけコラム・アドレスをアクセスすることにより高
速ページ・モード・アクセスによりDRAM等に対する
アクセスを行なうことができ、DSPをノー・ウェイト
で動作させることができる。また、メモリ・リフレッシ
ュを行なうべきことを示すタイマ割込みがあった場合に
は、ロー・アドレス・ストローブのトグル機能により同
一のロー・アドレスを2回アクセスすればよく、確実に
メモリ・リフレッシュを達成できるとともに、DSPを
ノー・ウェイトで動作させることができる。
【0014】請求項3のメモリ・アクセス方法であれ
ば、DSPによりVRAMに対して供給すべきロー・ア
ドレスおよびコラム・アドレスを各アクセス・モード毎
に互に異なるメモリ空間に割当てておき、DSPによる
ロー・アドレスのアクセスに応答してRASをトグルさ
せ、コラム・アドレスのアクセスに応答してCASをイ
ネーブルさせ、何れかのアドレスのアクセスに応答して
レジスタへもしくはレジスタからのデータ転送を行なう
べきか否かを示す信号、シリアル・ライト・モード・イ
ネーブルを示す信号を生成し、RASをVRAMに供給
している状態におけるコラム・アドレスを供給する処理
に応答して、コラム・アドレスに基づいてCASを生成
してVRAMに供給することにより高速ページ・モード
・アクセスを行なうのであるから、DSPにメモリ・ウ
ェイトを発生させることなくVRAMに対するアクセス
を達成できる。また、メモリ・リフレッシュを行なうべ
きことを示すタイマ割込みに応答して、ロー・アドレス
の供給に応答するRASの供給および反転されたRAS
の供給をこの順に行なうのであるから、DSPにメモリ
・ウェイトを発生させることなく標準モードのメモリ・
リフレッシュを達成できる。さらに、表示のための水平
同期信号割込みに応答してリード転送を行なうのである
から、リード転送に起因してDSPにメモリ・ウェイト
が発生されるおそれがなくなる。
【0015】以上の説明から明らかなように、必要な制
御信号の生成がロー・アドレスのアクセス、コラム・ア
ドレスのアクセスに応答して行なわれるのであるから、
何れのメモリ空間に割当てられたロー・アドレス、コラ
ム・アドレスをアクセスするかを制御するだけで簡単に
必要な制御信号を生成でき、DRAMと比較して著しく
多機能のVRAMに対するアクセスを何ら不都合なく達
成できる。
【0016】請求項4のメモリ・アクセス装置であれ
ば、DSPにより、メモリ・リフレッシュが必要なメモ
リをアクセスする場合に、DSPによりメモリに対して
ロー・アドレスを供給する処理に応答して、RAS生成
手段により、ロー・アドレスに基づいてRASを生成し
てメモリに供給し、コラム・アドレスを供給する処理に
応答して、CAS生成手段により、コラム・アドレスに
基づいてCASを生成してメモリに供給し、高速アクセ
ス制御手段により、RASが生成されている状態におい
てCAS生成手段によるCASの生成を反復させること
により高速ページ・モード・アクセスを行なわせること
ができる。したがって、DSPをノー・ウェイトで動作
させることができる。また、タイマ割込み手段によりメ
モリ・リフレッシュを行なうべきことを指示すれば、リ
フレッシュ制御手段により、ロー・アドレスの供給に応
答するRAS生成手段によるRASの供給およびRAS
生成手段による反転されたRASの供給をこの順に行な
わせ、メモリ・リフレッシュを行なわせることができ
る。したがって、この場合にも、DSPをノー・ウェイ
トで動作させることができる。
【0017】請求項5のメモリ・アクセス制御装置であ
れば、DSPはメモリ空間に割当てられたロー・アドレ
スをアクセスしてから必要回数だけコラム・アドレスを
アクセスすることにより高速ページ・モード・アクセス
によりDRAM等に対するアクセスを行なうことがで
き、DSPをノー・ウェイトで動作させることができ
る。また、メモリ・リフレッシュを行なうべきことを示
すタイマ割込みがあった場合には、ロー・アドレス・ス
トローブのトグル機能により同一のロー・アドレスを2
回アクセスすればよく、確実にメモリ・リフレッシュを
達成できるとともに、DSPをノー・ウェイトで動作さ
せることができる。
【0018】請求項6のVRAMアクセス装置であれ
ば、DSPによりVRAMに対して供給すべきロー・ア
ドレスおよびコラム・アドレスを各アクセス・モード毎
に互に異なるメモリ空間に割当ててあるとともに、DS
Pによるロー・アドレスのアクセスに応答してRASト
グル手段によりRASをトグルさせ、コラム・アドレス
のアクセスに応答してCASイネーブル手段によりCA
Sをイネーブルさせ、何れかのアドレスのアクセスに応
答して第1信号生成手段によりレジスタへもしくはレジ
スタからのデータ転送を行なうべきか否かを示す信号を
生成し、第2信号生成手段によりシリアル・ライト・モ
ード・イネーブルを示す信号を生成するのであるから、
何れのメモリ空間に割当てられたロー・アドレス、コラ
ム・アドレスをアクセスするかを制御するだけで簡単に
必要な制御信号を生成できる。そして、高速アクセス手
段により、RASをVRAMに供給している状態におけ
るコラム・アドレスを供給する処理に応答して、コラム
・アドレスに基づいてCASを生成してVRAMに供給
することにより高速ページ・モード・アクセスを行なわ
せるのであるから、DSPにメモリ・ウェイトを発生さ
せることなくVRAMに対する通常のリード/ライトア
クセスを達成できる。さらに、メモリ・リフレッシュを
行なうべきことを示すタイマ割込みに応答して、メモリ
・リフレッシュ手段によりロー・アドレスの供給に応答
するRASの供給および反転されたRASの供給をこの
順に行なわせるのであるから、通常のメモリ・リフレッ
シュをDSPにメモリ・ウェイトを発生させることなく
達成できる。さらにまた、リード転送手段により、表示
のための水平同期信号割込みに応答してリード転送を行
なわせるのであるから、リード転送に起因してDSPに
メモリ・ウェイトが発生されるおそれがなくなる。
【0019】以上の説明から明らかなように、必要な制
御信号の生成がロー・アドレスのアクセス、コラム・ア
ドレスのアクセスに応答して行なわれるのであるから、
何れのメモリ空間に割当てられたロー・アドレス、コラ
ム・アドレスをアクセスするかを制御するだけで簡単に
必要な制御信号を生成でき、DRAMと比較して著しく
多機能のVRAMに対するアクセスを何ら不都合なく達
成できる。
【0020】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によって詳細に
説明する。図1はこの発明のメモリ・アクセス制御装置
の一実施例を示すブロック図であり、DSP1と、DR
AM2と、DRAM制御信号を生成するプログラム・ロ
ジックが実現されているPLD3とを有している。
【0021】上記DSP1は、DRAM2に対する物理
アドレス(但し、物理アドレスはビット単位の物理アド
レスであってもよいが、ワード単位等の物理アドレスで
あってもよい)のビット数よりも多いビット数のアドレ
スを出力するものであり、物理アドレスのビット数分A
をDRAM2に供給しているとともに、物理アドレスの
ビット数を越えるビットA10をPLD3に供給してい
る。また、DSP1はデータ・ストローブDS、クロッ
ク信号CLKOUT、ストローブSTRB、リード・ラ
イト制御信号R/WをPLD3に供給し、PLD3から
出力されるRASを取込むようにしている。上記PLD
3はRAS、CAS、書込み許可WEおよび読み出し許
可OEをDRAM2に供給する。尚、上記各信号のう
ち、RAS、CAS、WE、OE、DS、STRBが負
論理であるとともに、DSP1およびPLD3に供給さ
れるリセットRESETが負論理である。
【0022】図2はRASを生成する部分の構成を示す
電気回路図であり、DS、CLKOUT、STRBの反
転信号およびA10を入力とするNANDゲート31の
出力をD−フリップフロップ(以下、D−FFと略称す
る)32のタイミング入力端子に供給している。そし
て、D−FF32の反転Q出力信号をRASとして出力
しているとともに、D入力端子にフィードバックしてい
る。また、D−FF32のクリア端子にRESETの反
転信号が供給されている。したがって、A10をハイレ
ベルとしてアクセスを行なうことにより、RASのレベ
ルが反転する。即ち、A10=1のアクセスによりRA
Sをトグルさせることができる。
【0023】図3はCASを生成する部分の構成を示す
電気回路図であり、DS、A10、STRBおよびRA
Sの反転信号を入力とするNANDゲート33の出力信
号をCASとして出力している。したがって、A10を
ローレベルとしてアクセスを行なうことによりCASが
生成される。図4はWEを生成する部分の構成を示す電
気回路図であり、DS、A10、R/WおよびRASの
反転信号およびCLKOUTを入力とするNANDゲー
ト34の出力信号をWEとして出力している。
【0024】図5はOEを生成する部分の構成を示す電
気回路図であり、DS、A10およびRASの反転信号
およびR/Wを入力とするNANDゲート35の出力信
号をOEとして出力している。したがって、R/Wをロ
ーレベルにすることによりWEが生成され、ハイレベル
にすることによりOEが生成される。
【0025】上記の構成のメモリ・アクセス制御装置の
作用は次のとおりである。通常のメモリ・アクセスを行
なう場合には、A10=1に設定し、アドレスの他のビ
ットAを所望のアドレスに設定してDSP1から出力す
ればよく、図6中領域R1に示すように、PLD3によ
りRASがローレベルにトグルされるとともに、Aが直
接DRAM2に供給されるので、Aで指定されたロー・
アドレスがDRAM2に供給される。RASがロー・レ
ベルにトグルされた次のタイミングでA10=0に設定
し、アドレスの他のビットAを所望のアドレスに設定し
てDSP1から出力すれば、図6中領域R2に示すよう
に、PLD3によりローレベルのCASが生成されるの
で、Aで指定されたコラム・アドレスがDRAM2に供
給される。その後は、A10=0に設定したままでアド
レスAをDSP1から出力すればよく、同一ロー・アド
レス内における高速ページ・モード・アクセスによる高
速アクセスを行なうことができる。この高速ページ・モ
ード・アクセスは通常のアクセスと比較してアクセス所
要時間が著しく短いので、DSP1をノー・ウェイトで
動作させることができる。
【0026】DRAM2においては、データ保持を確実
化するために所定時間毎にメモリ・リフレッシュを行な
う必要がある。メモリ・リフレッシュには、CASビフ
ォアRASリフレッシュのような特殊なリフレッシュ動
作がDRAMにサポートされているが、この実施例にお
いては、リフレッシュのためのロー・アドレスを与えて
RASをトグルする標準リフレッシュを採用する。
【0027】メモリ・リフレッシュを行なうべき時間が
経過したことはタイマ割込みにより検出できるので、タ
イマ割込み処理ルーチンにおいてアドレスAをインクリ
メントもしくはデクリメントするとともに、A10=1
に設定しておけばよく、このアドレスを少なくとも2回
DSP1から出力することにより、RASをハイ・レベ
ルからロー・レベルに、さらにロー・レベルからハイレ
ベルにトグルさせることができ、該当するアドレスAを
リフレッシュ・アドレスとするメモリ・リフレッシュを
行なうことができる。但し、タイマ割込み時にRASが
ロー・レベルである場合、即ち、高速ページ・モード・
アクセスを行なっていた場合には、一旦RASをハイ・
レベルにすべく、即ち、高速ページ・モード・アクセス
を解除すべくRASトグルを行なってから上記のように
RASトグルを2回行ない、最後に再びRASトグルを
行なって高速ページ・モード・アクセスを再開すればよ
い。
【0028】図7は上記メモリ・リフレッシュ動作を詳
細に説明するフローチャートであり、タイマ割込みが発
生した場合にステップSP1において、必要なレジス
タ、フラグ、ステータス等の退避を行ない、ステップS
P2において高速ページ・モード・アクセスを行なって
いるか否かを、RASのレベルに基づいて判別する。即
ち、RASがロー・レベルであれば高速ページ・モード
・アクセスを行なっていると判別し、RASがハイ・レ
ベルであれば高速ページ・モード・アクセスを行なって
いないと判別する。
【0029】ステップSP2において高速ページ・モー
ド・アクセスを行なっていると判別された場合には、ス
テップSP3においてA10=1に設定してDSP1か
らアドレスを出力することによりRASをハイ・レベル
にトグルしてページ・アウトさせ、ステップSP4にお
いてA10=1に設定するとともに、リフレッシュ・ア
ドレスをAにセットしてRASをロー・レベルにトグル
し、ステップSP5においてA10=1に設定するとと
もに、リフレッシュ・アドレスをAにセットしてRAS
をハイ・レベルにトグルし、DRAM2のメモリ・リフ
レッシュを行なわせる。その後、ステップSP6におい
てA10=1に設定するとともに、元のロー・アドレス
をAにセットしてRASをロー・レベルにトグルし、再
び高速ページ・モード・アクセスを行ない得る状態に戻
す。
【0030】逆に、ステップSP2において高速ページ
・モード・アクセスを行なっていないと判別された場合
には、ステップSP7においてA10=1に設定すると
ともに、リフレッシュ・アドレスをAにセットしてRA
Sをロー・レベルにトグルし、ステップSP8において
A10=1に設定するとともに、リフレッシュ・アドレ
スをAにセットしてRASをハイ・レベルにトグルし、
DRAM2のメモリ・リフレッシュを行なわせる。
【0031】上記ステップSP6またはステップSP8
の処理が行なわれた後は、ステップSP9において次回
のリフレッシュ・アドレスを得て保持し、ステップSP
10において退避データに基づいてレジスタ、フラグ、
ステータス等の復元を行ない、そのまま一連の処理を終
了する。図8はメモリ・リフレッシュ動作を説明するタ
イミングチャートであり、メモリ・リフレッシュを行な
うべきことが指示された時点で高速ページ・モード・ア
クセスを行なっていなければ、同図(A)に示すよう
に、RASをハイ・レベルからロー・レベルにトグルし
てリフレッシュ・アドレスAを与え、次いでRASをロ
ー・レベルからハイ・レベルにトグルするだけでよい。
しかし、メモリ・リフレッシュを行なうべきことが指示
された時点で高速ページ・モード・アクセスを行なって
いれば、同図(B)に示すように、RASをハイ・レベ
ルからロー・レベルにトグルしてリフレッシュ・アドレ
スAを与える前にRASをロー・レベルからハイ・レベ
ルにトグルしてページ・アウトさせ、リフレッシュ・ア
ドレスAを与えてからRASをロー・レベルからハイ・
レベルにトグルし、再びハイ・レベルからロー・レベル
にトグルすることによりページ・インさせることによ
り、同様にメモリ・リフレッシュを達成できる。尚、後
者の場合、即ち、高速ページ・モード・アクセスからの
メモリ・リフレッシュを行なう場合には、アクセス中の
ロー・アドレスをDSP1の特定の内部レジスタに一時
保持させておけばよく、確実に元のページに復帰でき
る。
【0032】
【実施例2】図9はこの発明のVRAMアクセス制御装
置を組込んだデータ処理システムの構成の一例を示すブ
ロック図であり、DSP1と、VRAM2aと、VRA
M制御信号を生成するプログラム・ロジックが実現され
ているPLD3aと、表示用タイミング発生回路4と、
VRAM2aから出力されるシリアル・データをアナロ
グ・データに変換して図示しない表示部に供給するディ
ジタル/アナログ変換器(以下、D/Aと略称する)5
とを有している。
【0033】上記DSP1は、VRAM2aに対する物
理アドレス(但し、物理アドレスはビット単位の物理ア
ドレスであってもよいが、ワード単位等の物理アドレス
であってもよい)のビット数よりも多いビット数のアド
レスを出力するものであり、物理アドレスのビット数分
AをVRAM2aに供給しているとともに、物理アドレ
スのビット数を越えるビットのうち最下位のビットA1
0をVRAMのDSF(Data Set Flag)
端子に、残余のビットをPLD3aに供給している。ま
た、データ・ストローブDS、クロック信号CLKOU
T、ストローブSTRB、リード・ライト制御信号R/
WをPLD3aに供給し、PLD3aから出力されるR
ASを取込むようにしている。尚、リード・ライト制御
信号R/Wは直接にVRAM2aにも供給されている。
上記PLD3aはRAS、CAS、レジスタとの間での
データ転送を制御する転送制御信号TRGおよびシリア
ル・ライト・モード・イネーブルを指示するイネーブル
制御信号SEをVRAM2aに供給する。上記表示用タ
イミング発生回路4は、VRAM2aからのシリアルデ
ータの出力を制御するシリアルデータ制御信号SCを出
力するとともに、DSP1に対する割込み信号として水
平同期信号HSYNC、垂直同期信号VSYNCおよび
スプリット転送タイミング信号DSTを出力する。尚、
上記各信号のうち、RAS、CAS、DS、STRB、
TRG、SEが負論理であるとともに、DSP1および
PLD3aに供給されるリセットRESETが負論理で
あり、さらに、表示用タイミング発生回路から出力され
る水平同期信号HSYNCおよび垂直同期信号VSYN
Cも負論理である。
【0034】図10はDSPが16ビットである場合の
アドレスを示す概略図であり、同図(A)が8000H
〜9FFFFHをアクセスする場合、同図(B)がA0
00H〜BFFFHをアクセスする場合をそれぞれ示し
ている。同図(A)において最下位の0〜9ビットA0
〜A9がロー・アドレスであり、10ビット目A10が
DSF、11ビット目A11がTRG、12ビット目A
12がSEであり、最上位の3ビットA13〜A15が
“100”である。同図(B)においては、最下位の0
〜9ビットA0〜A9がコラム・アドレスである点およ
び最上位の3ビットA13〜A15が“101”である
点が同図(A)と異なっている。尚、同図(B)におい
てSEは“0”に固定されており、TRGはR/Wの反
転信号がセットされる。そして、同図(A)の場合に
は、アクセス毎にRASがトグルし、同図(B)の場合
には、RASがロー・レベルであることを条件としてア
クセス毎にCASがイネーブルされる。また、同図
(A)(B)以外のアクセスの場合には、SEが
“0”、TRGが“1”、CASがディセーブル(ハイ
レベル)、RASは変化しない状態である。
【0035】図11はRAS、CAS、SE、TRGを
生成する部分の構成を示す電気回路図であり、DS、C
LKOUT、STRB、A13、A14の反転信号およ
びA15を入力とするNANDゲート31aの出力をD
−フリップフロップ(以下、D−FFと略称する)32
aのタイミング入力端子に供給している。そして、D−
FF32aの反転Q出力信号をRASとして出力してい
るとともに、D入力端子にフィードバックしている。ま
た、D−FF32aのクリア端子にRESETの反転信
号が供給されている。したがって、A15をハイレベル
としてアクセスを行なうことにより、RASのレベルが
反転する。即ち、A15=1のアクセスによりRASを
トグルさせることができる。
【0036】また、DS、STRB、A14およびRA
Sの反転信号を入力とし、A13およびA15を入力と
するNANDゲート33aの出力信号をCASとして出
力している。したがって、A15をローレベルとしてア
クセスを行なうことによりCASが生成される。さら
に、DS、A13、A14の反転信号を入力とし、A1
2およびA15を入力とするANDゲート34aの出力
信号をSEとして出力している。
【0037】さらにまた、DS、A11、A13、A1
4の反転信号を入力とし、A15を入力とするANDゲ
ート35aの出力信号およびDSおよびA14の反転信
号を入力とし、A13、A15およびR/Wを入力とす
るANDゲート36aの出力信号をNORゲート37a
に供給し、NORゲート37aからTRGを出力してい
る。
【0038】上記の構成のメモリ・アクセス制御装置の
作用は次のとおりである。メモリ・リフレッシュを行な
う場合には、例えば、図12(A)に示すようにアドレ
スを8800H、8801Hに設定してREADコマン
ドを2回ずつ出力すればよく、各アドレスをアクセスす
る毎にRASがトグルするとともに(同図(C)参
照)、RASがローレベルにトグルするタイミングでリ
フレッシュ対象となるロー・アドレス000H、001
Hがアドレスバスに出力されるので(同図(B)参
照)、DSP1にメモリ・ウェイトを発生させることな
く該当するロー・アドレスに対するメモリ・リフレッシ
ュを達成できる。
【0039】メモリ・ライトを行なう場合には、例え
ば、図13(A)に示すようにアドレスを8841Hに
設定してREADコマンドを出力した後、アドレスをA
052H,A053Hに設定してWRITEコマンドを
出力し、さらにアドレスを8841Hに設定してREA
Dコマンドを出力すればよく、041H、052H、0
53Hのアドレスがアドレスバスに出力される(同図
(B)参照)とともに、アドレス041Hに応答してR
ASがローレベルにトグルされ(同図(C)参照)、ア
ドレス052H、053Hに応答してCASがイネーブ
ルされる(同図(D)参照)。また、TRGはアドレス
が確定しているタイミングにおいてハイレベルになり
(同図(E)参照)、書込みを示すR/Wはアドレス0
52H、053Hのみに対応してローレベルになる(同
図(F)参照)。したがって、ロー・アドレス041H
のコラム・アドレス052H、053Hに対して高速ペ
ージ・モードによる書込みを達成できる。尚、該当する
ロー・アドレスにおける書込みが終了した場合には、ア
ドレスを8841Hに設定してREADコマンドを出力
することに応答してRASがトグルされ、RASがハイ
レベルになるので、高速ページ・モード・アクセスから
抜けることができる。
【0040】メモリ・リードを行なう場合には、例え
ば、図14(A)に示すようにアドレスを8927H、
A07AH、A095H、8927Hに設定してREA
Dコマンドを出力すればよく、127H、07AH、0
95Hのアドレスがアドレスバスに出力される(同図
(B)参照)とともに、アドレス127Hに応答してR
ASがローレベルにトグルされ(同図(C)参照)、ア
ドレス07AH、095Hに応答してCASがイネーブ
ルされる(同図(D)参照)。また、TRGはアドレス
が確定しているタイミングにおいてハイレベルになり
(同図(E)参照)、書込みを示すR/Wはこれらアク
セスの間を通じてハイレベルになる(同図(F)参
照)。したがって、ロー・アドレス127Hのコラム・
アドレス07AH、095Hに対して高速ページ・モー
ドによる読み出しを達成できる。尚、該当するロー・ア
ドレスにおける読み出しが終了した場合には、アドレス
を8927Hに設定してREADコマンドを出力するこ
とに応答してRASがトグルされ、RASがハイレベル
になるので、高速ページ・モード・アクセスから抜ける
ことができる。
【0041】リード転送を行なう場合には、例えば、図
15(A)に示すようにアドレスを8429H、A03
2H、8429Hに設定してWRITEコマンドを出力
すればよく、029H、032Hのアドレスがアドレス
バスに出力される(同図(B)参照)とともに、アドレ
ス029Hに応答してRASがローレベルにトグルされ
(同図(C)参照)、アドレス032Hに応答してCA
Sがイネーブルされる(同図(D)参照)。また、TR
Gはアドレス032Hのみに応答してハイレベル、その
前後でローレベルになり(同図(E)参照)、書込みを
示すR/Wはこれらアクセスの間を通じてローレベルに
なる(同図(F)参照)。したがって、ロー・アドレス
029H、タップ・ポイント032Hでリード転送が行
なわれる。尚、該当するロー・アドレスにおけるリード
転送が終了した場合には、アドレスを8429Hに設定
してWRITEコマンドを出力することに応答してRA
Sがトグルされ、RASがハイレベルになるので、リー
ド転送から抜けることができる。
【0042】尚、上記メモリ・リフレッシュ、リード転
送等を行なうタイミングは、タイマ割込み、水平同期信
号による外部割込み等によってDSP1が正確に認識で
きるので、他の処理に影響を及ぼすタイミングでこれら
の処理を行なうという不都合を確実に防止できる。
【0043】
【実施例3】図16および図17は日本電気株式会社製
のパーソナルコンピュータPC−9801に好適な3次
元グラフィックス用アダプタの構成を概略的に示すブロ
ック図であり、DSP1とPC−9801のデータバス
との間にデータ・バッファ81および双方向FIFOメ
モリを構成する1対のFIFOメモリ82とを接続して
いるとともに、DSP1とVRAM2aとの間にデータ
・バッファ83およびアドレス・バッファ84を接続し
ている。また、DSP1とVRAM2aとの間にPLD
3aを接続している。そして、VRAM2aからの各色
要素毎の読み出しデータはそれぞれビディオ・レジスタ
85を介してD/A5に供給され、さらにコネクタ86
を介して接続されたCRTディスプレイ装置(図示せ
ず)に供給される。尚、87はバスアービタであり、8
8はディップ・スイッチ設定回路であり、89はPC−
9801からのバス・アクセスをデコードしてディップ
・スイッチ設定回路88を制御するデコーダであり、9
0はFIFOメモリ用のインターフェース回路であり、
91は拡張性を持たせるためのSRAMであり、92は
割込み信号を生成してDSP1に供給する割込み制御回
路であり、93は、コネクタ94を介してPC−980
1から取込まれた水平同期信号および垂直同期信号を表
示用タイミング発生回路4に供給し、または表示用タイ
ミング発生回路4からの水平同期信号および垂直同期信
号をコネクタ86を介してCRTディスプレイ装置に供
給するバッファである。
【0044】したがって、この実施例を採用すれば、V
RAM2aに対するアクセスをDSP1により制御でき
るとともに、DSP1をノー・ウェイトで動作させるこ
とができるのであるから、PC−9801により直接V
RAM2aをアクセスする場合と比較して著しくアクセ
ス速度を向上できる。また、この実施例のアダプタは4
0個未満のICで実現できており、従来のVRAM制御
回路と比較して部品点数の大幅な低減、実装面積の大幅
な低減等を達成できる。
【0045】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明は、メモリ
・リフレッシュが必要なメモリに対してDSPによるメ
モリ・ウェイト・サイクルを伴なわないアクセスを達成
でき、DSPを用いるシステム全体として実装面積の大
幅な低減による小形化およびコストダウンを達成できる
という特有の効果を奏する。
【0046】請求項2の発明は、ロー・アドレスとコラ
ム・アドレスとをそれぞれメモリ空間に割当ててあるの
で、単に何れかのアドレスをアクセスするだけでよく、
確実にRASトグルおよびCAS生成を達成でき、制御
を確実化できるとともに簡単化できるという特有の効果
を奏する。請求項3の発明は、DSPにメモリ・ウェイ
トを発生させることなくVRAMに対するアクセスを達
成できるとともに、標準モードのメモリ・リフレッシュ
を達成でき、さらに、リード転送をも達成できるという
特有の効果を奏する。
【0047】請求項4の発明は、メモリ・リフレッシュ
が必要なメモリに対してDSPによるメモリ・ウェイト
・サイクルを伴なわないアクセスを達成でき、DSPを
用いるシステム全体として実装面積の大幅な低減による
小形化およびコストダウンを達成できるという特有の効
果を奏する。請求項5の発明は、ロー・アドレスとコラ
ム・アドレスとをそれぞれメモリ空間に割当ててあるの
で、単に何れかのアドレスをアクセスするだけでよく、
確実にRASトグルおよびCAS生成を達成でき、全体
として大幅な簡素化を達成できるという特有の効果を奏
する。
【0048】請求項6の発明は、DSPにメモリ・ウェ
イトを発生させることなくVRAMに対するアクセスを
達成できるとともに、標準モードのメモリ・リフレッシ
ュを達成でき、さらに、リード転送をも達成でき、さら
には、必要な部品点数の大幅な低減、実装面積の大幅な
低減を達成できるという特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のメモリ・アクセス制御装置の一実施
例を示すブロック図である。
【図2】RASを生成する部分の構成を示す電気回路図
である。
【図3】CASを生成する部分の構成を示す電気回路図
である。
【図4】WEを生成する部分の構成を示す電気回路図で
ある。
【図5】OEを生成する部分の構成を示す電気回路図で
ある。
【図6】通常のメモリ・アクセスを説明するタイミング
チャートである。
【図7】メモリ・リフレッシュ動作を詳細に説明するフ
ローチャートである。
【図8】メモリ・リフレッシュ動作を説明するタイミン
グチャートである。
【図9】この発明のVRAMアクセス制御装置を組込ん
だデータ処理システムの構成の一例を示すブロック図で
ある。
【図10】DSPのアドレスを示す概略図である。
【図11】RAS、CAS、SE、TRGを生成する部
分の構成を示す電気回路図である。
【図12】メモリ・リフレッシュ動作の一例を説明する
タイミングチャートである。
【図13】メモリ・ライト動作の一例を説明するタイミ
ングチャートである。
【図14】メモリ・リード動作の一例を説明するタイミ
ングチャートである。
【図15】リード転送動作の一例を説明するタイミング
チャートである。
【図16】3次元グラフィックス用アダプタの構成の要
部を概略的に示すブロック図である。
【図17】3次元グラフィックス用アダプタの構成の残
部を概略的に示すブロック図である。
【図18】DSPを用いてVRAMをアクセスするため
のシステム構成を概略的に示すブロック図である。
【図19】図18のアクセス制御回路のうち通常のリー
ド/ライトおよびメモリ・リフレッシュを制御するため
の回路構成の一例の要部を示すブロック図である。
【図20】図18のアクセス制御回路のうち通常のリー
ド/ライトおよびメモリ・リフレッシュを制御するため
の回路構成の残部の要部を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 DSP 2 DRAM 2a VRAM 31,31a NANDゲート 32,32a D−FF 33,33a NANDゲ
ート 34a,35a,36a ANDゲート 37a N
ANDゲート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル信号処理専用プロセッサ
    (1)により、メモリ・リフレッシュが必要なメモリ
    (2)をアクセスするための方法であって、ディジタル
    信号処理専用プロセッサ(1)によりメモリ(2)に対
    してロー・アドレスを供給する処理に応答して、ロー・
    アドレスに基づいてロー・アドレス・ストローブを生成
    してメモリ(2)に供給し、ロー・アドレス・ストロー
    ブをメモリに供給している状態におけるコラム・アドレ
    スを供給する処理に応答して、コラム・アドレスに基づ
    いてコラム・アドレス・ストローブを生成してメモリ
    (2)に供給することにより高速ページ・モード・アク
    セスを行ない、メモリ・リフレッシュを行なうべきこと
    を示すタイマ割込みに応答して、ロー・アドレスの供給
    に応答するロー・アドレス・ストローブの供給および反
    転されたロー・アドレス・ストローブの供給をこの順に
    行なうことを特徴とするメモリ・アクセス制御方法。
  2. 【請求項2】 ディジタル信号処理専用プロセッサ
    (1)のメモリ空間にロー・アドレスおよびコラム・ア
    ドレスを割当てておき、ディジタル信号処理専用プロセ
    ッサ(1)がロー・アドレスをアクセスしたことに応答
    してロー・アドレス・ストローブをトグルし、コラム・
    アドレスをアクセスしたことに応答してコラム・アドレ
    ス・ストローブをイネーブルする請求項1に記載のメモ
    リ・アクセス制御方法。
  3. 【請求項3】 ディジタル信号処理専用プロセッサ
    (1)によりビディオ用ダイナミック・ランダム・アク
    セス・メモリ(2a)をアクセスするための方法であっ
    て、ディジタル信号処理専用プロセッサ(1)によりビ
    ディオ用ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ
    (2a)に対して供給すべきロー・アドレスおよびコラ
    ム・アドレスを各アクセス・モード毎に互に異なるメモ
    リ空間に割当てておき、ディジタル信号処理専用プロセ
    ッサ(1)によるロー・アドレスのアクセスに応答して
    ロー・アドレス・ストローブをトグルさせ、コラム・ア
    ドレスのアクセスに応答してコラム・アドレス・ストロ
    ーブをイネーブルさせ、何れかのアドレスのアクセスに
    応答してレジスタへもしくはレジスタからのデータ転送
    を行なうべきか否かを示す信号、シリアル・ライト・モ
    ード・イネーブルを示す信号を生成し、ロー・アドレス
    ・ストローブをビディオ用ダイナミック・ランダム・ア
    クセス・メモリ(2a)に供給している状態におけるコ
    ラム・アドレスを供給する処理に応答して、コラム・ア
    ドレスに基づいてコラム・アドレス・ストローブを生成
    してビディオ用ダイナミック・ランダム・アクセス・メ
    モリ(2a)に供給することにより高速ページ・モード
    ・アクセスを行ない、メモリ・リフレッシュを行なうべ
    きことを示すタイマ割込みに応答して、ロー・アドレス
    の供給に応答するロー・アドレス・ストローブの供給お
    よび反転されたロー・アドレス・ストローブの供給をこ
    の順に行ない、表示のための水平同期信号割込みに応答
    してリード転送を行なうことを特徴とするビディオ用ダ
    イナミック・ランダム・アクセス・メモリ・アクセス制
    御方法。
  4. 【請求項4】 ディジタル信号処理専用プロセッサ
    (1)により、メモリ・リフレッシュが必要なメモリ
    (2)をアクセスするための装置であって、ディジタル
    信号処理専用プロセッサ(1)によりメモリ(2)に対
    してロー・アドレスを供給する処理に応答して、ロー・
    アドレスに基づいてロー・アドレス・ストローブを生成
    してメモリ(2)に供給するロー・アドレス・ストロー
    ブ生成手段(31)(32)と、コラム・アドレスを供
    給する処理に応答して、コラム・アドレスに基づいてコ
    ラム・アドレス・ストローブを生成してメモリ(2)に
    供給するコラム・アドレス・ストローブ生成手段(3
    3)と、ロー・アドレス・ストローブが生成されている
    状態においてコラム・アドレス・ストローブ生成手段
    (33)によるコラム・アドレス・ストローブの生成を
    反復させる高速アクセス制御手段(1)と、メモリ・リ
    フレッシュを行なうべきことを指示するタイマ割込み手
    段と、メモリ・リフレッシュを行なうべきことの指示に
    応答して、ロー・アドレスの供給に応答するロー・アド
    レス・ストローブ生成手段(31)(32)によるロー
    ・アドレス・ストローブの供給およびロー・アドレス・
    ストローブ生成手段(31)(32)による反転された
    ロー・アドレス・ストローブの供給をこの順に行なわせ
    るリフレッシュ制御手段(1)とを含むことを特徴とす
    るメモリ・アクセス制御装置。
  5. 【請求項5】 ディジタル信号処理専用プロセッサ
    (1)のメモリ空間にロー・アドレスおよびコラム・ア
    ドレスが割当てられてあり、ロー・アドレス・ストロー
    ブ生成手段(31)(32)が、ディジタル信号処理専
    用プロセッサ(1)がロー・アドレスをアクセスしたこ
    とに応答してロー・アドレス・ストローブをトグルする
    ものであり、コラム・アドレス・ストローブ生成手段
    (33)が、コラム・アドレスをアクセスしたことに応
    答してコラム・アドレス・ストローブをイネーブルする
    ものである請求項4に記載のメモリ・アクセス制御装
    置。
  6. 【請求項6】 ディジタル信号処理専用プロセッサ
    (1)によりビディオ用ダイナミック・ランダム・アク
    セス・メモリ(2a)をアクセスするための装置であっ
    て、ディジタル信号処理専用プロセッサ(1)によりビ
    ディオ用ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ
    (2a)に対して供給すべきロー・アドレスおよびコラ
    ム・アドレスを各アクセス・モード毎に互に異なるメモ
    リ空間に割当ててあるとともに、ディジタル信号処理専
    用プロセッサ(1)によるロー・アドレスのアクセスに
    応答してロー・アドレス・ストローブをトグルさせるロ
    ー・アドレス・ストローブ・トグル手段(31a)(3
    2a)と、コラム・アドレスのアクセスに応答してコラ
    ム・アドレス・ストローブをイネーブルさせるコラム・
    アドレス・ストローブ・イネーブル手段(33a)と、
    何れかのアドレスのアクセスに応答してレジスタへもし
    くはレジスタからのデータ転送を行なうべきか否かを示
    す信号を生成する第1信号生成手段(35a)(36
    a)(37a)と、シリアル・ライト・モード・イネー
    ブルを示す信号を生成する第2信号生成手段(34a)
    と、ロー・アドレス・ストローブをビディオ用ダイナミ
    ック・ランダム・アクセス・メモリ(2a)に供給して
    いる状態におけるコラム・アドレスを供給する処理に応
    答して、コラム・アドレスに基づいてコラム・アドレス
    ・ストローブを生成してビディオ用ダイナミック・ラン
    ダム・アクセス・メモリ(2a)に供給することにより
    高速ページ・モード・アクセスを行なわせる高速アクセ
    ス手段(1)と、メモリ・リフレッシュを行なうべきこ
    とを示すタイマ割込みに応答して、ロー・アドレスの供
    給に応答するロー・アドレス・ストローブの供給および
    反転されたロー・アドレス・ストローブの供給をこの順
    に行なわせるメモリ・リフレッシュ手段(1)と、表示
    のための水平同期信号割込みに応答してリード転送を行
    なわせるリード転送手段(1)とを含むことを特徴とす
    るビディオ用ダイナミック・ランダム・アクセス・メモ
    リ・アクセス制御装置。
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