JPH063544A - 光導波路の製造方法 - Google Patents

光導波路の製造方法

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JPH063544A
JPH063544A JP16502192A JP16502192A JPH063544A JP H063544 A JPH063544 A JP H063544A JP 16502192 A JP16502192 A JP 16502192A JP 16502192 A JP16502192 A JP 16502192A JP H063544 A JPH063544 A JP H063544A
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JP
Japan
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zinc oxide
optical waveguide
laser beam
oxide film
laser
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Application number
JP16502192A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Murotani
裕志 室谷
Moriaki Wakagi
守明 若木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は光導波路の製造方法に関し、特に、
パターン装置等を用いることなく、レーザー光により直
接光導波路を形成することを特徴とする。 【構成】 本発明による光導波路の製造方法は、コンピ
ュータ(2)に入力された設計データにより駆動されるレ
ーザー光を酸化亜鉛膜(13a)に照射して光導波路を形成
する方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光導波路の製造方法に
関し、特に、パターン製造等を用いることなく、レーザ
ー光により直接光導波路を形成するための新規な改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の光導波路
の製造方法としては、一般に、図4にて示すリソグラフ
ィ工程を用いる方法が採用されている。すなわち、図4
において符号Aで示されるものはリソグラフィ工程であ
り、このリソグラフィ工程Aにおいては、基板の酸化亜
鉛膜(図示せず)に対し、レジスト塗布(第1ステップ
B)し、プレベークを行った後(第2ステップC)、マ
スク合わせ(第3ステップD)を行う。
【0003】その後、露光(第4ステップE)の後、現
像(第5ステップF)をし、ポストベーク(第6ステッ
プG)が終了すると、エッチング(第8ステップH)を
し、レジスト除去(第9ステップI)を行うと光導波路
の完成(第10ステップJ)となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の光導波路の製造
方法は、以上のように構成されていたため、次のような
課題が存在していた。すなわち、レジスト塗布からレジ
スト除去までの極めて複雑なリソグラフィ工程を行わな
くてはならず、その工程の複雑さだけではなく、時間と
コストがかかり、大量生産には大きい障害となってい
た。
【0005】本発明は以上のような課題を解決するため
になされたもので、特に、パターン装置等を用いること
なく、レーザー光により直接光導波路を形成するように
した光導波路の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による光導波路の
製造方法は、コンピュータに入力された設計データに基
づいて駆動されるレーザー光を酸化亜鉛膜に照射するこ
とにより光導波路を形成する方法である。
【0007】さらに詳細には、前記光導波路は、3次元
酸化亜鉛導波路よりなる方法である。
【0008】
【作用】本発明による光導波路の製造方法においては、
所要パターンの設計データをコンピュータに入力し、こ
の設計データに基づいて駆動されるレーザー光を投影装
置を介して基板上の酸化亜鉛膜に照射することにより、
従来のパターニング処理を行うことなく作製することが
できる。なお、この時のレーザー光の出力は酸化亜鉛膜
がレーザーアブレーションによりアブレーション(溶
融、消滅等)される出力レベルと前記基板がアブレーシ
ョンされる出力レベルの間の出力レベルで行なわれ、レ
ーザー光を曲折反射させるための可動鏡を前記設計デー
タにより振ることにより、レーザー光を走査させて任意
の3次元光導波路を形成することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面と共に本発明による光導波路の製
造方法の好適な実施例について詳細に説明する。図1か
ら図3迄は本発明による光導波路の製造方法を示すため
のもので、図1は全体構成を示すブロック図、図2は光
導波路を形成するサンプルの拡大断面図、図3は光導波
路製造工程を示すフロー図である。
【0010】図1において符号1で示されるものはコン
ピュータ2及びコントローラ3を有する制御部であり、
このコントローラ3からの第1制御信号3aは除振台4
上に設けられた2軸のX−Y軸ステージ5、θステージ
6及びZ軸ステージ7に入力されていると共に、このコ
ントローラ3からの第2制御信号3bは、エキシマレー
ザからなるレーザ装置8に入力されている。
【0011】前記除振台4上の加工部9内には、前記レ
ーザ装置8からのレーザー光8aを入射する成形光学系
10、前記成形光学系10で大径ビームに変えられた大
径レーザー光10aを曲折反射するための可動鏡等の光
学素子11及びこの大径レーザー光10aを絞るための
縮小投影レンズ12が図示しない支持部材を介して固定
保持されている。
【0012】前記縮小投影レンズ12で縮小された縮小
レーザー光12aは、前記Z軸ステージ7上のサンプル
13に照射するように構成され、このサンプル13は、
図2に示されるように、ガラス製の基板13bとこの基
板13b上に形成された酸化亜鉛膜13aとから構成さ
れている。
【0013】次に、前述の構成において実際に3次元酸
化亜鉛光導波路を形成させる場合について説明する。ま
ず、図3に示されるように、コンピュータ2に対し、所
要形状の3次元酸化亜鉛光導波路(図示せず)を形成す
るための設計データをキーボード2aを介して入力する
(第1ステップ20)。次に、制御部1のコントローラ
3を介して出力される第1、第2制御信号3a,3bを
前記各ステージ5,6,7、レーザ装置8及び光学素子
11に入力すると、各ステージ5,6,7、及び光学素
子11の作動がプログラム通りに行われ、レーザー照射
(第2ステップ21)が行われてレーザー光8aによる
基板13b上の酸化亜鉛膜13aへの加工が行われる。
【0014】従って、レーザー光8aを縮小レーザー光
12aとして酸化亜鉛膜13aに照射し、光学素子11
及び各ステージ5,6,7を作動させることにより、
X,Y,Zの3次元状の3次元酸化亜鉛光導波路(図示
せず)を作成(第3ステップ22)することができる。
【0015】また、この時のレーザー光の出力は、酸化
亜鉛膜13aがレーザーアブレーション(溶融、消滅
等)によりアブレーションされる出力と基板13bがア
ブレーションされる出力の間の出力レベルで行う。
【0016】すなわち、レーザー光8aに対する酸化亜
鉛膜13aと基板13bのレーザーアブレーションに必
要なしきい値エネルギー密度の違いを利用して前記3次
元酸化亜鉛導波路を作製する。この酸化亜鉛膜13aに
照射する縮小レーザー光12aの値を、基板13bに損
傷を起こさず、酸化亜鉛膜13aのみをアブレーション
する出力値を用いることにより、縮小レーザー光12a
を照射した部分の酸化亜鉛膜13aを除去し、周知のリ
ッジ型の前記3次元酸化亜鉛導波路を得ることができ
る。
【0017】前述の場合、前記光学素子11を第2制御
信号3bによってプログラム通りに振ることにより、縮
小レーザー光12aを走査させ、任意の形状の前記3次
元酸化亜鉛導波路を従来のパターニングなしに作製する
ことができる。また、前述の縮小レーザー光12aの走
査は、コンピュータ2を用いたコンピュータCADシス
テムを用いて任意の形状を得ることができると共に、レ
ーザーアブレーションの採用によりエッチング用反応性
ガスなどを用いる必要もない。
【0018】なお、前記基板13bとしてはガラスを用
いた場合について述べたが、本発明による方法では、酸
化亜鉛膜13aと基板13bのレーザーアブレーション
に必要なエネルギー密度の差を用いて行う導波路作成技
術であるため、導波路膜と基板の組合わせが酸化亜鉛と
ガラス以外の組合わせでも可能であることは述べるまで
もないことである。また、本実施例において、レーザー
光8aのアブレーションのしきい値として1例を挙げる
と、次の通りである。 酸化亜鉛 0.2〜2(J/cm2) ガラス 4〜9(J/cm2) 使用レーザー波長 248nm
【0019】
【発明の効果】本発明による光導波路の製造方法は、以
上のように構成されているため、次のような効果を得る
ことができる。すなわち、従来のリソグラフィ工程を用
いることなく、コンピュータにより制御されたレーザー
照射のみにより3次元酸化亜鉛導波路を得ることがで
き、従来よりも大幅な工程の簡略化、コストダウン、高
精度加工を行うことができ、量産に適した最適な方法を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光導波路の製造方法に用いる装置
を示すブロック図である。
【図2】光導波路を形成するサンプルを示す拡大断面図
である。
【図3】光導波路製造工程を示すフロー図である。
【図4】従来の光導波路製造工程を示すフロー図であ
る。
【符号の説明】
2 コンピュータ 13a 酸化亜鉛膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ(2)に入力された設計デー
    タに基づいて駆動されるレーザー光を酸化亜鉛膜(13a)
    に照射することにより光導波路を形成することを特徴と
    する光導波路の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記光導波路は、3次元酸化亜鉛導波路
    よりなることを特徴とする請求項1記載の光導波路の製
    造方法。
JP16502192A 1992-06-23 1992-06-23 光導波路の製造方法 Pending JPH063544A (ja)

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