JPH0635345A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH0635345A
JPH0635345A JP4212158A JP21215892A JPH0635345A JP H0635345 A JPH0635345 A JP H0635345A JP 4212158 A JP4212158 A JP 4212158A JP 21215892 A JP21215892 A JP 21215892A JP H0635345 A JPH0635345 A JP H0635345A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
transfer material
image
photosensitive drum
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4212158A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2945542B2 (ja
Inventor
Atsushi Asai
淳 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP4212158A priority Critical patent/JP2945542B2/ja
Priority to US08/091,200 priority patent/US5406360A/en
Publication of JPH0635345A publication Critical patent/JPH0635345A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2945542B2 publication Critical patent/JP2945542B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/14Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
    • G03G15/16Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
    • G03G15/1665Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer by introducing the second base in the nip formed by the recording member and at least one transfer member, e.g. in combination with bias or heat
    • G03G15/167Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer by introducing the second base in the nip formed by the recording member and at least one transfer member, e.g. in combination with bias or heat at least one of the recording member or the transfer member being rotatable during the transfer

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写時の接触式転写手段による圧接及び転写
材の剛性による圧接で生じる転写材の像担持体への最大
圧接力を所定の範囲に制御することにより、転写により
中抜けのない良好な画像を得ることを可能とした画像形
成装置を提供することである。 【構成】 転写ローラ2による転写材5の感光ドラム1
との圧接力及び転写材5自体の剛性による圧接力の合力
を、転写ローラ2の長手方向1cm当たり0.2g〜8
gの範囲に制御した。 【効果】 転写材5の感光ドラム3への圧接力の合力、
即ち最大圧接力を上記の範囲に制御することにより、転
写ローラ2による転写によって中抜け等のない良好な画
像が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電複写機、静電プリ
ンタなど静電転写プロセスを利用して転写材上に画像を
得る画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】走行する像担持体に転写ローラなど接触
型の転写手段を当接させて、この当接部を転写部位とし
てこれに転写材を供給して通過させることにより、像担
持体上に形成したトナー像を転写材上に重畳すると共
に、転写手段にトナーとは逆極性の転写バイアスを印加
して、像担持体上のトナー像を転写材上に転移させて転
写し、転写材上に画像を得るようにした画像形成装置が
知られている。
【0003】このような画像形成装置によれば、転写バ
イアス用の電源が簡素化される、転写ずれが生じにく
い、オゾンの発生の虞が少ないなどの利点があるが、そ
の反面、トナー像を転写部位で像担持体へ押し付けるこ
とが多く、トナー粒子同士の凝集及びトナーと像担持体
との間の吸引により、トナー像の像担持体への付着力が
転写電界の静電気力よりも大きい場合には、像担持体か
ら転写材へのトナー像の転写が良好に行なわれず、転写
材に得られる画像に一部が欠落する所謂中抜けの現象が
現れていた。
【0004】(1)このため接触型の転写手段を用いた
装置では、トナー外添剤であるシリカ等の外添量を増加
して、トナー粒子同士の凝集力やトナーと像担持体間の
吸引力を軽減することが行なわれている。
【0005】(2)又転写手段として転写ローラを用い
た装置では、転写ローラの硬度をできるだけ下げて、ト
ナーの像担持体への押し付け力を軽減することが行なわ
れている。
【0006】(3)更に又転写材と像担持体の移動速度
に相対速度差をつけ、画像の中抜けを軽減することも行
なわれている。
【0007】(4)又転写ドラム等を転写手段に用いた
装置でも、像担持体への加圧力を軽減させることが行な
われいる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような措置によっても、次のような理由で画像の中抜け
現象は十分には良くならなかった。
【0009】上記(1)のトナーの外添剤量を増す場合
は、放置によるカブリ、定着性の悪化、高湿下の濃度低
下等を招く弊害があり、外添剤量の増加には限度があ
る。
【0010】(2)の転写ローラの硬度を下げること
も、転写ローラの材料選択の幅が減少する上、転写ロー
ラは元々、転写に必要な電気抵抗範囲を得るための導電
剤の添加、分散により硬度が高くなっているために、十
分な効果は望めない。
【0011】(3)の転写材と像担持体に相対速度差を
設けることは、画像の伸びや縮みの発生につながり、こ
れを補正するためには潜像を縮ませたり又は伸ばさなけ
ればならず、特にアナログ複写機の場合には解像度の劣
化につながっていた。又転写時の転写ずれや画像の飛び
散りにも悪影響があるばかりか、像担持体上にトナーの
外添剤やトナーが融着して、画像上に黒い点や筋(所謂
融着、フィルミング)が発生し易く、その点の防止に対
しても不利になることがあった。
【0012】(4)の場合は、転写ドラム等の像担持体
への加圧力を軽減させても、転写材の剛性が高いときに
はその剛性による像担持体への加圧力のために、トナー
像への実質的な加圧力は減らず、中抜け現象は解決され
なかった。
【0013】本発明の目的は、転写時の接触式転写手段
による圧接及び転写材の剛性による圧接で生じる転写材
の像担持体への最大圧接力を所定の範囲に制御すること
により、転写により中抜けのない良好な画像を得ること
を可能とした画像形成装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば本発明は、帯
電トナーによるトナー像を担持した像担持体と、これに
圧接する転写手段を備え、両者の圧接部を転写部位とし
て該転写部位に転写材を供給すると共に、前記転写手段
にトナーと逆極性の転写バイアスを印加して、前記トナ
ー像を前記転写材上に転写する画像形成装置において、
前記トナー像の転写時の転写手段及び転写材の剛性によ
り生じる転写材の像担持体への圧接力を、転写手段の長
手方向1cm当たり0.2gから8gの間の範囲に制御
したことを特徴とする画像形成装置である。
【0015】本発明の一態様によれば、前記転写部位に
転写材を供給する転写部位上流側の転写材搬送部材及び
案内部材の転写材との接触部が、前記像担持体の転写部
位における接線上又は接線上よりも像担持体側に位置
し、他の態様によれば、前記像担持体の転写部位におけ
る接線上又は接線上よりも転写手段側に位置する。
【0016】
【実施例】
実施例1 図1は、本発明の画像形成装置の一実施例を示す概略構
成図である。図示矢印方向に回転する円筒状の像担持体
としての感光ドラム1に、これと同方向の軸線を有する
転写手段としての転写ローラ2が当接して、この当接部
に形成されるニップ部の領域が転写部位とされている。
【0017】感光ドラム1の周囲には、画像形成手段と
して1次帯電ローラ8、光源7、現像器10、クリーナ
11、その他の画像形成に必要な部材が配設されてい
る。感光ドラム1は、クリーナ11により前の画像形成
で表面に残留したトナーを清掃、除去された後に、一次
帯電ローラ8により表面を所定の電圧に一様帯電され、
次いで光源7により画像の露光を行なって感光ドラム1
の表面上に静電潜像が形成される。この潜像は感光ドラ
ム1の回転により現像器10と対向した現像部を通過す
る間に、現像器10によって現像してトナー像として可
視化され、得られたトナー像は感光ドラム1の回転に伴
い転写ローラ2が当接した転写部位に搬送される。
【0018】上記の転写ローラ2は、定電流制御及び定
電圧制御可能な転写バイアス電源6に接続されており、
転写ローラ2には、感光ドラム1上に形成されたトナー
像が転写部位に到来する以前に、定電流制御された転写
バイアスが印加されている。そしてその後、転写材が転
写部位に到来したのと同時に、電源6により転写ローラ
2に定電圧制御された所定の一定電圧の転写バイアスが
印加され、これによって感光ドラム1と転写材間に形成
された転写電界により、感光ドラム1上のトナー像が転
写材側に転移して、転写材上にトナー像が転写される。
【0019】本実施例において、転写ローラ2へ印加す
る電圧は絶対値で2〜7kV、転写ローラ2の体積抵抗
率は、転写ローラ2の表面と芯金間の抵抗値からの換算
により求めると106 〜1012Ω・cm程度であり、転
写ローラ2により画像部へ供給される電荷密度は、通紙
中の電流からの換算により求めると10-8〜10-10
/cm2 程度である。
【0020】使用する現像剤は、磁性トナーからなる一
成分磁性現像剤、非磁性トナーからなる一成分非磁性現
像剤又は非磁性トナー及び磁性キャリアからなる二成分
現像剤のいずれでも良いが、メイン樹脂がポリエステル
系又はスチレンアクリル系等で平均粒径が4〜12μm
程度のトナーを有する現像剤である。トナーにはシリカ
が0.4〜1.2wt%程度外添されている。
【0021】感光ドラム1上に形成したベタ黒画像の単
位面積当たりのトナー重量及びトナー単位重量当たりの
トナー電荷量は、それぞれ5〜15mg/cm2 及び2
〜50μC/g程度である。
【0022】トナー像の転写が終了した転写材は、その
後感光ドラム1から分離して、搬送路4を経て図示しな
い定着部に送られ、そこでトナー像の転写材上への定着
を受ける。
【0023】さて、本実施例の画像形成装置では、最大
A4サイズの転写材を縦送りして画像形成することが可
能になっており、感光ドラム1及び転写ローラ2の長手
方向長さは約230〜250mmとされている。又転写
可能な最大剛度の転写材は、ハガキ(葉書)用紙とされ
ている。
【0024】上記の感光ドラム1の感光体はOPC、セ
レン、アモルファスSi等からなり、感光ドラム1は直
径20〜200mmである。転写ローラ2は発泡ウレタ
ンゴム製で、直径5〜5mm、芯金径は2〜30mmと
されており、硬度はアスカーC、300g荷重で20〜
40程度である。転写ローラ2は発泡ウレタンゴム製と
する代わりに、表層にウレタン、フッ素樹脂等を塗工し
たものでも構わない。本実施例において、感光ドラム1
の回転による表面の移動速度は30〜500mm/秒程
度で、転写ローラ2の回転による表面の移動速度は、感
光ドラム1の移動速度と等速又は0.1〜5%程度の相
対速度を持たせても良い。
【0025】感光ドラム1の転写部位の上流部には、図
2に示すように、転写材5を転写部位に供給するレジス
トローラ12及び転写ガイド3が設けられており、転写
部位に供給される転写材5の搬送中の径路がレジストロ
ーラ12、転写ガイド3及び感光ドラム1の3つによっ
て規制される。転写ガイド3は、SUS、アルミニウム
等の金属、PET、ABS、PTFE等の樹脂の剛体、
弾性体からなる。
【0026】転写材5は転写ローラ2による圧接がない
状態でも、感光ドラム1の転写部位で中心方向にf1
力で圧接している。転写材5の圧接力f1 は、転写材5
の先端部、後端部を除くと、転写材の厚み、ヤング率に
より決まり、転写材5の剛性が高いほどf1 は大きくな
る。
【0027】圧接力f1 の実測は、感光ドラム1と同一
位置にダミーの感光ドラムを置き、それに対する転写材
5の圧接力を圧電センサー等で測定することにより可能
である。又感光ドラム1を回転させるときの速度と同速
度でダミーの感光ドラムを回転させながら測定すると、
転写部位を搬送される転写材5の搬送中の圧接力変化を
知ることができる。
【0028】転写ローラ2は、図3に示すように、その
回転軸2aを筒状の支持部材13に内蔵した加圧バネ1
4により感光ドラム1の転写部位で中心方向に付勢さ
れ、感光ドラム1とf2 の力で圧接されている。この転
写ローラ2の圧接力f2 は、感光ドラム1との間への転
写材5の介在の有無に拘わらずほぼ一定であり、転写ロ
ーラ2の圧接力f1 はそのまま転写ローラ2による転写
材5の圧接力と見なして良い。
【0029】本実施例によれば、転写ローラ2の圧接力
2 は、その長手方向(軸方向)1cm当たり0.1〜
5g程度としてある。転写材の転写ローラ2による圧接
力f2 の実測は、転写材5の剛性による圧接力f1 の実
測と同様、ダミーの感光ドラムを使用して測定すること
ができる。
【0030】転写時、転写材5が感光ドラム1を圧接す
る力は、図2のf1 、図3のf2 を加えた値になる。図
4は、転写材5がハガキ用紙で、転写ガイド3の位置を
固定(転写材の剛性による圧接力f1 =一定)して転写
ローラ2の圧接力を変えたとき、及び転写ローラ2の加
圧バネ14を固定、つまり転写ローラ2の圧接力を固定
(転写ローラ2の圧接力f2 =一定)して転写ガイド3
の位置を変えたときの、圧接合力(f1 +f2 )と画像
の中抜けレベル(中抜けの程度)の関係を示す説明図で
ある。
【0031】上記の画像形成の条件は次の通りである。
即ち、感光ドラム1は直径30mmの負帯電性のOHP
ドラム、現像剤はポリエステル系の磁性正帯電性トナー
で、その平均粒径は8μm、外添剤はシリカ0.6wt
%であった。又プロセススピードは50mm/秒、転写
ローラ2の直径は20mm、転写ガイド3の材質はSU
Sで厚み1.0mm、感光ドラム1と転写ガイド3先端
の距離は約8mmとした。
【0032】図4に示すように、ハガキ用紙に転写した
画像に中抜けの許容レベル4を確保するためには、転写
材5の剛性による圧接力と転写ローラ2による圧接力の
合力が転写ローラ2の長手方向1cm当たり8g程度以
下になることが良く、更に好ましくは長手方向1cm当
たり4gとすることが良かった。
【0033】図4に示す圧接合力と中抜けレベルの相関
は、多種の表面性の転写材、トナー、転写材と感光ドラ
ムとの相対速度を変更して調べた結果、表面性が異なる
転写材についても同様に見られ、圧接合力は転写ローラ
2の長手方向1cm当たり8g程度以下、より好ましく
は長手方向1cm当たり4gが良かった。
【0034】次の表1は、本実施例における各種転写材
の剛性による圧接力及び転写手段(転写ローラ)による
圧接力並びにそれら2種の圧接力の合力を示したもので
ある。
【0035】
【表1】
【0036】表1に示されるように、本実施例では、最
大の圧接合力を示したハガキ用紙でも圧接合力が7.0
g/cmにしかならないので、ハガキ用紙でも画像の中
抜けを生じない。
【0037】従来の接触型の転写手段を用いた場合、転
写部位のニップ幅が狭いと、転写ムラや転写効率の低下
があるとされていたが、転写材の剛性による圧接力及び
転写手段による圧接力の圧接合力が0.2g/cm以上
あれば、転写材の多少の折れやシワ等での感光ドラム1
との密着不足による転写効率の低下や転写ムラは発生し
ないことが明らかになった。
【0038】これは、転写材がある程度吸湿している場
合には、転写材と転写ローラの接触部で転写電荷が注入
され、更に感光ドラム1との間で転写材の接触部及び非
接触部が放電するため、又転写材が乾燥している場合
は、転写材と転写ローラの接触部での電荷の注入及び転
写材と転写ローラ間、転写材と感光ドラム間での接触部
及び非接触部の放電が行なわれるため、多少の密着不足
があっても転写電界が作用するからであると考えられ
る。
【0039】転写ローラ等の接触型転写手段の圧接力を
下げる場合、転写手段が圧接した転写部位付近の転写材
位置は、飛び散り等の発生、不発生に関係する。図5
は、転写時の転写部位付近における転写材位置の説明図
である。図中、h2 は転写ローラ2と感光ドラム1のそ
れぞれの中心を結ぶ線で、h1 は中心線h2 に垂直な転
写部位での感光ドラム1の接線である。点線a、bは各
々転写時の転写材の位置を示し、点線aで示される転写
材は、接線h1 よりも感光ドラム1側から転写部位に搬
送され、点線b示される転写材は、接線h1 よりも転写
ローラ2側から転写部位に搬送される様子を示してい
る。
【0040】図6は、転写部位の上流側で転写材と接線
1 とが為す角度θとそのときの転写により得られた画
像の文字の回りの飛び散りの程度の関係を示した図で、
横軸のθの符号+は、転写材5が感光ドラム1側にある
ことを示し、θの符号−は、転写材5が転写ローラ2側
にあることを示す。図6に示されるように、画像の飛び
散りは、転写時に転写材5が感光ドラム1側にある程良
く、転写ローラ2側にあることは悪いことが分る。これ
は、転写部位の上流側で転写電界が作用しているためと
考えられる。
【0041】転写ローラ2の圧接力が高い場合はθは0
°近辺になることが多く、飛び散りを良くするためには
限界があった。飛び散りは転写材の厚み、乾燥度、種
類、転写電界、転写ローラの径、感光ドラムの径、トナ
ーの帯電電荷量、その他の要因で変わるが、一般的にθ
が0°よりも感光ドラム側にあれば許容レベルと考えら
れる。
【0042】同様に、転写部位の下流側で転写材と接線
1 とが為す角度(θ′とする)は、特に転写材の剛性
が高いときの転写材の後端部の飛び散りに影響するの
で、θ′が0乃至マイナスにならないようにするため
に、接線h1 よりも感光ドラム1側に搬送ベルト、定着
器、搬送リブなど転写材と接触する部材を設置しないこ
とが重要である。
【0043】又「飛び散り」以外に「尾引き」や異常放
電による転写不良についても角度θ、θ′との関係があ
り、これらの現象もθ、θ′が0°よりもプラス側(転
写材が感光ドラム側)にあれば生じることはない。
【0044】図7(a)、(b)は、本実施例の転写部
位における転写材の様子を示す説明図で、同図(a)は
転写材の剛性が高い場合、同図(b)は転写材の剛性が
低い場合である。図7(a)において、h3 は転写材5
と感光ドラム1の接点Pと感光ドラム1の中心を結ぶ線
であり、h2 は図5のときと同様に感光ドラム1と転写
ローラ2の中心を結ぶ線、h1 は中心線h2 に垂直な転
写部位での感光ドラム1の接線である。
【0045】転写材5の剛性が高い場合、図7(a)に
示されるように、中心線h2 が接点Pを通る線h3 より
も下流側になり、転写部位の上流側では感光ドラム1と
転写材5が密着又は近接するために、画像の飛び散り等
の現象を防ぐことができる。
【0046】転写材の剛性が低い場合は、図7(b)に
示されるように、転写材5と感光ドラム1の接点は、図
7(a)の剛性が高いときよりも広い領域を持つ。転写
部位の上流側では、図7(a)のときと同様に感光ドラ
ム1と転写材5が密着又は近接し、飛び散り等の現象を
防ぐことができ、又下流側でも転写電荷の注入により転
写材5に感光ドラム1との静電吸着力が生じて、転写材
5の径路が接線h1 よりも感光ドラム1側になるので、
転写材後端部での飛び散り等をより確実に防ぐことがで
きる。
【0047】実施例2 図8は、本発明の画像形成装置の他の実施例における転
写部位及びその上流側の様子を示す説明図である。本実
施例では、転写材5の剛性による圧接力がマイナスにな
っているところが実施例1のときと異なる。
【0048】表2は、本実施例における各種転写材の剛
性による圧接力及び転写手段による圧接力並びにそれら
2種の圧接力の合力を示したものである。
【0049】
【表2】
【0050】本実施例では、ハガキ用紙の圧接合力が最
も小さく、52g/m2 紙が最も大きくなっているが、
両者とも8g/cm以下であり、画像の中抜けは問題の
ないレベルとなった。
【0051】実施例3 図9は、本発明の画像形成装置の更に他の実施例を示す
概略構成図である。本実施例は、接触式の転写手段に導
電性又は半導電性ブラシからなる転写ブラシ15を用い
たことが特徴である。本実施例のその他の特徴は実施例
1のときと基本的に同様で、図9において図1に付した
符号と同一の符号は同一の部材を示す。
【0052】上記の転写ブラシ15は体積抵抗率が10
1 〜1011Ω・cm程度で、その材質はナイロン、ポリ
エステル等の樹脂に導電フィラメント等で導電性を適度
に付与したもの或いは金属からなっている。転写ブラシ
15のブラシ径は10〜500μm程度で、ブラシ植毛
密度は10〜1000本/cm2 程度である。
【0053】本実施例では、転写ブラシ15による転写
材5の感光ドラム1への圧接力は0.1〜5g/cm程
度とした。転写ブラシ15には転写時に、電源6により
絶対値で500〜5000V程度の電圧を印加した。
【0054】本実施例によっても、転写材5の剛性によ
る圧接力及び転写ブラシ15による圧接力の圧接合力が
長手方向1cm当たり0.2gから8gの範囲内になっ
ているので、転写ブラシ15による転写によって中抜け
のない良好な画像を得ることができた。
【0055】実施例4 図10は、本発明の画像形成装置の更に他の実施例にお
ける転写部位を示す説明図、図11は同じく転写部位の
横断方向を示す説明図である。図示するように、本実施
例では、転写ローラ2の両端の外面にリング状のスぺー
サ21が設けられている。本実施例では、このスぺーサ
21の厚みは20〜200μm程度とされているが、ス
ぺーサ21の厚みは転写材5として使用され得る最小の
紙厚以下で必ずしもある必要はない。
【0056】転写ローラ2は、その回転軸2aを固定又
は図示しない加圧バネで付勢することにより、感光ドラ
ム1の転写部位で中心方向に圧接されている。転写材5
は感光ドラム1の接線h1 よりも感光ドラム1側から転
写部位に搬送され、感光ドラム1との接触が行なわれ
る。
【0057】本実施例によっても、リング状のスぺーサ
21を設けた転写ローラ2による転写材5の圧接力及び
転写材5自体の剛性による圧接力の圧接合力が、転写ロ
ーラ2の長手方向1cm当たり0.2gから8gの範囲
内にすることによって、転写ローラ2による転写により
中抜けのない良好な画像を得ることができた。
【0058】実施例5 図12は、本発明の画像形成装置の更に他の実施例を示
す概略構成図である。本実施例では、感光ドラムの代わ
りに感光ベルト16を使用した。その他は実施例1のと
きと同様で、図12おいて図1に付した符号と同一の符
号は同一の部材を示す。
【0059】上記の感光ベルト16には転写ローラ2が
当接し、転写ローラ2は、その回転軸2aを固定し又は
加圧バネで付勢することにより、感光ベルト16へ0.
1〜5g/cmの圧接力で圧接されている。
【0060】本実施例においても、転写材5の剛性によ
る圧接力及び転写ローラ2による圧接力の圧接合力を、
転写ローラ2の長手方向1cm当たり0.2gから8g
の範囲内にすることによって、転写ローラ2による転写
により中抜けのない良好な画像を得ることができた。
【0061】実施例6 図13は、本発明の更に他の実施例を示す概略構成図で
ある。本実施例では、転写ドラムの代わりに転写ベルト
17を使用した。その他は実施例1のときと同様で、図
12おいて図1に付した符号と同一の符号は同一の部材
を示す。
【0062】上記の転写ベルト17はローラにかけ廻さ
れ、その一方のローラ18は導電ローラとして転写手段
に構成している。該導電ローラ18は感光ベルト17を
介して感光ドラム1に圧接されている。
【0063】本実施例においても、導電ローラ18によ
る転写材5の圧接力及び転写材5自体の剛性による圧接
力による圧接合力を、導電ローラ18の長手方向1cm
当たり0.2gから8gの範囲内にすることによって、
導電ローラ18による転写により中抜けのない良好な画
像を得ることができた。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置では、転写時に転写ローラ等の接触式転写手段によ
り像担持体に当接される転写材の転写手段による圧接力
及び転写材自体の剛性による圧接力の合計の圧接力、即
ち最大圧接力を、転写手段の長手方向1cm当たり0.
2gから8gの間の範囲になるようにしたので、転写に
より中抜けの良好な画像を得ることができ、トナーの融
着やフィルミングを発生することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例を示す概略構
成図である。
【図2】図1の画像形成装置での転写材の剛性による感
光ドラムへの圧接力を示す説明図である。
【図3】転写材の転写ローラによる感光ドラムへの圧接
力を示す説明図である。
【図4】転写材の剛性による圧接力と転写ローラによる
圧接力の圧接合力とそのときの転写により得られた画像
の中抜けレベルとの関係を示す説明図である。
【図5】転写時の転写部位付近における転写材位置の説
明図である。
【図6】転写部位の上流側での転写材と感光ドラムの接
線h1 とが為す角度θとそのときの転写により得られた
画像の文字の回りの飛び散りの程度との関係を示す説明
図である。
【図7】転写部位における転写材の様子を示す説明図で
ある。
【図8】本発明の画像形成装置の他の実施例における転
写部位及びその上流側の様子を示す説明図である。
【図9】本発明の画像形成装置の更に他の実施例を示す
概略構成図である。
【図10】本発明の画像形成装置の更に他の実施例にお
ける転写部位を示す説明図である。
【図11】図10の転写部位の横断方向の説明図であ
る。
【図12】本発明の画像形成装置の更に他の実施例を示
す概略構成図である。
【図13】本発明の画像形成装置の更に他の実施例を示
す概略構成図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 転写ローラ 3 転写ガイド 5 転写材 6 転写バイアス電源 14 加圧バネ 15 転写ブラシ 16 感光ベルト 17 転写ベルト 18 導電ローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電トナーによるトナー像を担持した像
    担持体と、これに圧接する転写手段を備え、両者の圧接
    部を転写部位として該転写部位に転写材を供給すると共
    に、前記転写手段にトナーと逆極性の転写バイアスを印
    加して、前記トナー像を前記転写材上に転写する画像形
    成装置において、前記トナー像の転写時の転写手段及び
    転写材の剛性により生じる転写材の像担持体への圧接力
    を、転写手段の長手方向1cm当たり0.2gから8g
    の間の範囲に制御したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記転写部位に転写材を供給する転写部
    位上流側の転写材搬送部材及び案内部材の転写材との接
    触部が、前記像担持体の転写部位における接線上又は接
    線上よりも像担持体側に位置する請求項1の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記転写部位に転写材を供給する転写部
    位上流側の転写材搬送部材及び案内部材の転写材との接
    触部が、前記像担持体の転写部位における接線上又は接
    線上よりも転写手段側に位置する請求項1の画像形成装
    置。
JP4212158A 1992-07-16 1992-07-16 画像形成装置 Expired - Fee Related JP2945542B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4212158A JP2945542B2 (ja) 1992-07-16 1992-07-16 画像形成装置
US08/091,200 US5406360A (en) 1992-07-16 1993-07-14 Image forming apparatus with contact transfer member

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4212158A JP2945542B2 (ja) 1992-07-16 1992-07-16 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0635345A true JPH0635345A (ja) 1994-02-10
JP2945542B2 JP2945542B2 (ja) 1999-09-06

Family

ID=16617863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4212158A Expired - Fee Related JP2945542B2 (ja) 1992-07-16 1992-07-16 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5406360A (ja)
JP (1) JP2945542B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001337548A (ja) * 2000-05-24 2001-12-07 Canon Inc 画像形成装置
JP2002244446A (ja) * 2001-02-15 2002-08-30 Canon Inc 転写前ガイド、及びこれを備えた画像形成装置
JP2017124922A (ja) * 2016-01-14 2017-07-20 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2018060103A (ja) * 2016-10-06 2018-04-12 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3313039B2 (ja) * 1996-03-13 2002-08-12 京セラミタ株式会社 転写装置とそれを用いた画像形成装置
KR100191208B1 (ko) 1996-03-29 1999-06-15 윤종용 감광드럼의 오염을 방지할 수 있는 전사롤러
JPH10142971A (ja) * 1996-11-06 1998-05-29 Canon Inc 画像形成装置
US5867761A (en) * 1996-11-15 1999-02-02 Mita Industrial Co., Ltd. Image forming machine with transfer roller
KR100324101B1 (ko) * 1998-02-14 2002-02-20 이토가 미찌야 화상형성장치
US6125256A (en) * 1998-10-07 2000-09-26 Xerox Corporation Apparatus and method for reducing media wrinkling in an imaging apparatus
JP2001109283A (ja) * 1999-10-12 2001-04-20 Canon Inc 画像形成装置
JP2010224203A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5573071A (en) * 1978-11-28 1980-06-02 Minolta Camera Co Ltd Pressure transfer method of powder toner image
JPS56116064A (en) * 1980-02-18 1981-09-11 Minolta Camera Co Ltd Pressure transferring method for pulverulent toner image
US4719489A (en) * 1984-02-03 1988-01-12 Canon Kabushiki Kaisha Recording apparatus having material feed mode dependent fixing control
JPS62247378A (ja) * 1986-04-19 1987-10-28 Konika Corp デジタル像形成方法及びその像形成体
JPS6477063A (en) * 1987-09-18 1989-03-23 Seiko Epson Corp Projecting exposure device
JP2672528B2 (ja) * 1987-10-20 1997-11-05 株式会社東芝 転写装置
NL8702691A (nl) * 1987-11-11 1989-06-01 Oce Nederland Bv Inrichting voor het overdragen van een poederbeeld naar een ontvangstmateriaal en het fixeren van het poederbeeld daarop.
US5159393A (en) * 1989-08-02 1992-10-27 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having transfer device and image bearing member traveling at different speeds
US5182604A (en) * 1990-03-17 1993-01-26 Canon Kabushiki Kaisha Transfer roller with voltage polarity control
JPH0413170A (ja) * 1990-05-02 1992-01-17 Ricoh Co Ltd 転写装置
US5172172A (en) * 1991-02-28 1992-12-15 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JPH04303867A (ja) * 1991-03-30 1992-10-27 Toshiba Corp 画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001337548A (ja) * 2000-05-24 2001-12-07 Canon Inc 画像形成装置
JP2002244446A (ja) * 2001-02-15 2002-08-30 Canon Inc 転写前ガイド、及びこれを備えた画像形成装置
JP2017124922A (ja) * 2016-01-14 2017-07-20 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2018060103A (ja) * 2016-10-06 2018-04-12 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5406360A (en) 1995-04-11
JP2945542B2 (ja) 1999-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6311031B1 (en) Transferring device and image forming apparatus equipped with mult-mode cleaning arrangement
US8045875B2 (en) Image forming apparatus and image forming method capable of generating stable transfer electric field
JP2001201921A (ja) 帯電制御方法及び画像形成装置
JPH0635345A (ja) 画像形成装置
JP2004069860A (ja) 画像形成装置
JP3768931B2 (ja) 画像形成装置
US20220107585A1 (en) Image forming apparatus
JP3454401B2 (ja) 静電記録装置
JP3542488B2 (ja) 画像形成装置
JPH103222A (ja) 画像形成装置
JPH0643776A (ja) 定着装置
JP3502565B2 (ja) 一成分現像装置
JP2000039780A (ja) 画像形成装置
JP3138085B2 (ja) 画像形成装置
JP2978367B2 (ja) 転写装置
JPH0990781A (ja) 転写ベルトを有する静電複写装置
JPH06258966A (ja) 画像形成装置
KR0164534B1 (ko) 현상로울러 및 그의 제조방법
JPH0540418A (ja) 画像形成装置
JPH11153910A (ja) 画像形成装置
JP3621320B2 (ja) 転写ローラの電気的特性を決定する方法
JPH11338221A (ja) 帯電装置及びこれを用いた画像形成装置
JP3296093B2 (ja) 帯電装置
JP2000275964A (ja) 現像装置
JPH07114254A (ja) 現像装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees