JPH0635214A - オクタ−置換フタロシアニンを含有する赤外光導電体 - Google Patents

オクタ−置換フタロシアニンを含有する赤外光導電体

Info

Publication number
JPH0635214A
JPH0635214A JP5119868A JP11986893A JPH0635214A JP H0635214 A JPH0635214 A JP H0635214A JP 5119868 A JP5119868 A JP 5119868A JP 11986893 A JP11986893 A JP 11986893A JP H0635214 A JPH0635214 A JP H0635214A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phthalocyanine
substituents
charge
pigment
photoconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5119868A
Other languages
English (en)
Inventor
Brian E Springett
イー スプリンゲット ブライアン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Xerox Corp
Original Assignee
Xerox Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Xerox Corp filed Critical Xerox Corp
Publication of JPH0635214A publication Critical patent/JPH0635214A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/06Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being organic
    • G03G5/0664Dyes
    • G03G5/0696Phthalocyanines

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 電荷発生層を含む光導電体であって、該電荷
発生層が金属を中心とする、金属ハライドを中心とす
る、または2Hを中心とするオクタ−置換フタロシアニ
ンを含み、該フタロシアニンの外側の環上の置換基が相
互にパラ位であることを特徴とする光導電体。 【効果】 低い暗減衰特性、高い電子写真感度、温度や
湿度における環境シフトによって誘導される特性変化に
対するより少ない感度を有し、及び改良された製造性を
可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に電子写真感光体の
ような光導電性部材に関する。特に本発明はスペクトル
の赤外領域における放射に対して感度のあるオクタ−置
換フタロシアニンをベースとする顔料を含む光導電性部
材に関する。
【0002】
【従来の技術】光導電性材料は、赤色もしくは近赤外部
のスペクトルの化学線の放射またはレーザーダイオード
及び発光ダイオードのような固形源からの放射への暴露
の結果、可動の電荷キャリヤーを生成し、それらをその
材料のバルクを通して輸送する能力を有するものとして
記載される。この特性は電子写真技術の基礎を形成する
もので、時には“ゼログラフィー”と呼ばれる。光導電
性部材は、暗所では絶縁性で化学線または他の放射への
露光によって導電性となる光導電性材料の層を支える導
電性支持体を含んでもよい。このような部材で像を形成
する通常の技術は、その部材の表面を均一に静電的に帯
電し、その後、放射に対してそれを像様露光させること
である。光導電性層が照らされた領域では、可動の電荷
キャリヤーが生成され、それが部材の表面へ移動する
か、あるいは遠ざかることによってその表面電荷を空間
的に変化させる。電荷パターンは非照射領域に残され、
静電潜像と呼ばれる。この静電潜像がその後、それが形
成されている表面上、あるいはそれが転写された別の表
面上のどちらかで、帯電領域に選択的に引きつけられて
付着するか、または帯電領域によって反発されて非帯電
領域に選択的に付着する微細分割された静電的マーキン
グ粒子を含む液体もしくは乾式現像剤組成物の適用によ
って現像され得る。マーキング粒子のパターンは、それ
らが付着している表面に定着されるか、あるいは別の表
面に転写されてそこで定着される。
【0003】多くの光導電体材料が電子写真に有用なも
のとして記載されている。これらには無機物質、その最
もよく知られているものはセレン及び酸化亜鉛、また有
機物質としてアリールアミン、アリールメタン、アゾー
ル、カルバゾール、ピロール及びフタロシアニン等のよ
うな単量体及び重合体がある。例えば、バイルン(Byrn
e)の米国特許第3,816,118 号は、バインダープレート中
の光導電体材料としての非置換の無金属フタロシアニン
の使用を開示していて;バイルン等の米国特許第3,357,
989 号は電子写真における光導電性材料としてのX型無
金属フタロシアニンを開示していて;ホール(Hor)等の
米国特許第4,555,463 号はクロロインジウムフタロシア
ニンを含む光応答性像形成部材を開示していて;カトー
等の米国特許第4,731,312 号はインジウムフタロシアニ
ンを含む電荷発生層を有する光導電体を開示している。
電子写真部材は光導電性材料を含有する単一活性層を含
むことができ、あるいはそれらは多層活性層を含むこと
ができる。多層活性層を有する部材(時に多活性部材と
言われる)は少なくとも1つの電荷発生層および少なく
とも1つの電荷輸送層を有する。該電荷発生層は化学線
放射または赤色及び近赤外部のスペクトルの放射に対し
て、可動の電荷キャリヤーを生成することによって応答
する。均一な静電的電荷を散らし静電潜像を形成するた
めに、該電荷輸送層は部材の表面への、または部材の表
面からの該電荷キャリヤーの移動を容易にする。
【0004】当技術分野で述べられる光導電体の大多数
は、ホール(Hor) 等の米国特許第4,587,189 号に開示さ
れているように、電磁スペクトルの紫外、可視、及び近
赤外領域の電磁線に対して感度がある。しかしながら、
情報の記録及び検索技術が発展するにつれて、主に電磁
線スペクトルの近赤外領域、即ち、約600nm から約900n
m の放射線を放射する発光デバイスの増加しつつある使
用がなされている。以前から公知の光導電性材料の多く
は、スペクトルのこの領域の放射線に対して適切に応答
しない、すなわち、このような放射線に対してわずかな
感度を有するか感度を有しないか、あるいはもしこのよ
うな放射線に対して応答しても他の欠点を有するかのど
ちらかである。例えば、それらは非常に大きな暗導電性
を有し、これが静電的電荷を受容及び保持するそれらの
能力を制限し、またはそれらは乏しい量的効率を有し、
このことがそれらを露光放射線の有効利用から妨げて低
い電子写真感度をもたらし、あるいは有用な電子写真感
度を示すためにそれらは極度に高い静電的電荷あるいは
他の極端な条件の使用を必要とする。加えて、それらは
煩わしい、あるいは経費が高くつく製造方法を必要とす
る。
【0005】赤外領域で感度があると報告されている光
導電性部材の例は、ボーセンベルガー(Borsenberger)
等の米国特許第4,471,039 号に出ていて、それは電荷発
生層中にβ−相インジウムフタロシアニンを含む光導電
性部材に向けられている。ボーセンベルガー等の特許に
開示されているフタロシアニンは非置換であってもよい
し、またはインジウム原子あるいはフタロシアニンの環
に付随して置換基を有してもよい。インジウム原子ある
いはフタロシアニンの環にとって好ましい置換基はハロ
ゲン原子である。これらの光導電性部材は、赤外領域ス
ペクトルの電磁線に対して感度がある。ヒドロキシ、ア
ルコキシ、アリールオキシ、及びアルキルのような他の
置換基がそのインジウム原子あるいはフタロシアニン環
に結合されていてもよい。しかしながら、ボーセンベル
ガーらは、本発明のように改良点や利点を付与すること
を目的とするこれらの他の置換基に関するいかなる好ま
しい配置も開示していないし、このようないずれの改良
点の性質に関してもそれらは特定的でない。赤外スペク
トルに対して感度のある光導電性部材はあるが、低い暗
減衰特性、高い電子写真感度、及び温度や湿度における
環境シフトによって誘導される特性変化に対してより低
い感度を有し、及び改良された製造性を可能にする、電
磁スペクトルの近赤外領域に対して感度を持つ光導電性
部材への要求がまだなおある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、金属を中心
とする、金属ハライドを中心とする、あるいは2Hを中
心とするオクタ−置換フタロシアニンを含有する電荷発
生層(CGL)を含む光導電性部材であって、該置換基
がフタロシアニンの外側の環上で相互にパラ位にあるこ
とを特徴とする光導電性部材を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の光導電体は、金
属を中心とする、金属ハライドを中心とする、あるいは
2Hを中心とするオクタ−置換フタロシアニンを含有す
る電荷発生層(CGL)を含み、該置換基がフタロシア
ニンの外側の環上で相互にパラ位にある。該置換基は好
ましくは1,4,8,11,15,18,22 及び25位にある。本発明の
典型的なオクタ−置換フタロシアニンは下記一般式を有
してもよい。
【0008】
【化1】
【0009】上記式中、Mは2H、金属または金属ハラ
イドを含み;及びRは1〜10の炭素原子を有する直鎖
状または分岐状アルキル基、または2〜10の炭素原子
を有するカルボキシル基である。適当な金属は、次のも
のに限定されないが、亜鉛、銅、マグネシウム、鉄、
鉛、クロム、ニッケル、コバルト、バナジウム、ジルコ
ニウム及びチタンを含む。適当な金属ハライドは、次の
ものに限定されないが、クロロインジウム、クロロガリ
ウム、フルオロインジウム、フルオロガリウム、ブロモ
インジウム及びブロモガリウムを含む。
【0010】本発明のオクタ−置換フタロシアニンを含
有する光導電体は赤外スペクトルの放射線に対して感度
がある。このような光導電体は、約30ergs/cm2またはそ
れ以下の約600 〜約900nm 領域の波長を有する光への露
光によって、好ましくはその電荷ポテンシャルの約90%
を放電する。フタロシアニンの分子の外側の環上で相互
にパラ位にある置換基によるフタロシアニンのオクタ−
置換は、他の位置の置換と比べて少なくとも3つの利点
を与える。まず第1に、分光吸収におけるピークはより
長波長へシフトし、それによって顔料の分光感度が拡大
し、典型的なシフトは約67nmから約71nmである。第2
に、分子がより緻密化するほど、より容易に電荷キャリ
ヤー及びエクシトンをそのような分子からなる結晶全体
を通して伝達し、よってこのような顔料を使用するCG
Lから光生成された電荷を引き出す能力が改良される。
第3に、これらのパラ置換されたフタロシアニンはより
長い有効な励起状態を有し、このことが電荷解離が起こ
り得る表面へのより多くのエクシトン移動を可能にす
る。
【0011】本発明の範囲で使用される好ましいオクタ
−置換フタロシアニンは1,4,8,11,15,18,22,25−オクタ
−n−ブトキシフタロシアニン;1,4,8,11,15,18,22,25
−オクタ−n−エトキシフタロシアニン及び1,4,8,11,1
5,18,22,25−オクタ−n−プロポキシフタロシアニン及
びそれらの金属を中心とする誘導体を包含し、その金属
は亜鉛または銅を含む。他の適当は金属オクタ−置換フ
タロシアニンは、次のものに限定されないが、バナジ
ル、チタニルまたはジルコニルフタロシアニンのような
酸化金属フタロシアニンを含む。
【0012】フタロシアニン化合物の合成は当技術分野
でよく知られている。Reinhold Companyにより発行され
たF.H.Moser 及びA.L.Thomasの“フタロシアニン化合
物”("Phthalocyanine Compounds")(1963) は、フタロ
シアニン及びそれらの合成の詳細な記載を含んでいる。
フタロシアニンの合成を開示している他の文献は、ペル
ガモンプレス plcから発行されたR. Martin Negri 等の
“カルボキシル化亜鉛−フタロシアニン、分光特性への
二量化の影響。吸光発光及び熱レンジングの研究”("Ca
rboxylated Zinc-Phthalocyanine, Influence of Dimer
ization on the Spectroscopic Properties. An Absorp
tion Emission, and Thermal Lensing Study")(1991);
ペルガモンプレス plcから発行されたD. Wohrle 等の
“正帯電フタロシアニンの合成及び癌細胞の光力学的治
療におけるそれらの活性”("Synthesis of Positively
Charged Phthalocyanines and Their Activity in the
Photodynamic Therapy of Cancer Cells")(1990);及び
ジャーナルオブケミカルソサイエティによって発行され
たMichael J. Cook 等の“オクタ−アルコキシフタロシ
アニン及びナフタロシアニン誘導体:遠赤外部または近
赤外部におけるQ−バンド吸収を有する染料”("Octa-a
lkoxy Phthalocyanine and Naphthalocyanine Derivati
ves: Dyes with Q-Band Absorption in the Far Red or
Near Infrared")(1988)が含まれる。これら文献のすべ
ての開示は本明細書中に参照として織り込まれている。
【0013】オクタ−置換フタロシアニンは多様な溶剤
に可溶性であって、ゆえに高度に精製された状態(良好
な光導電体の製造におおいに有用であることが見出され
ている特性である)に製造されることが可能である。オ
クタ−置換フタロシアニンを溶解するために好適な溶剤
は、次のものに限定されないが、ベンゼン、ジクロロメ
タン、塩化メチレン、四塩化炭素、エーテル、アセト
ン、エチルアルコール、メチルアルコール及びジエチル
エーテルが含まれる。オクタ−置換フタロシアニンは溶
剤に溶解され、バインダー材料と混合されて、顔料−バ
インダー組成物を形成することができる。この組成物は
その後基体に適用されて、光導電体の電荷発生層を形成
し得る。あるいは、該オクタ−置換フタロシアニンはバ
インダー材料なしで基体に適用され得る。顔料−バイン
ダー電荷光生成層中へ単独の光生成材料として組み込ま
れることに加えて、本発明のオクタ−置換フタロシアニ
ンは次の特性の1種またはそれ以上を改質するために非
置換の金属あるいは2Hフタロシアニンとともに組み込
まれてもよい:感光性、分光感度特性、暗減衰性、また
は感温性及び感湿性。
【0014】オクタ−置換フタロシアニンとともに組み
合わせることができる適当なフタロシアニンの例とし
て、限定はされないが、2H(無金属)フタロシアニ
ン、チタン オキシ−フタロシアニン、バナジウム オ
キシ−フタロシアニン、アルミニウムフタロシアニン、
アルミニウムポリクロロフタロシアニン、バリウムフタ
ロシアニン、ベリリウムフタロシアニン、カドミウムフ
タロシアニン、カルシウムフタロシアニン、セリウムフ
タロシアニン、クロムフタロシアニン、コバルトフタロ
シアニン、コバルトクロロフタロシアニン、銅ブロモ−
フタロシアニン、銅4-クロロフタロシアニン及び銅フタ
ロシアニン等が挙げられる。オクタ−置換フタロシアニ
ンが別のフタロシアニンと組み合わされる時、オクタ−
置換フタロシアニン:非置換の金属あるいは2Hフタロ
シアニンの比は容量で約1:10〜約1:1の範囲であ
る。
【0015】電荷輸送分子は拡散の作用によって製造工
程中に電荷発生層の中へ導入されることがある。故意に
電荷輸送分子を顔料−バインダーポリマー分散体へ導入
することがまた完全に可能である。こうする理由は、電
荷発生層内の電荷の動き及び電荷発生層からの引き抜き
を容易するためである。このような場合、電荷輸送分子
の濃度は5〜50容量%、好ましくは5〜20容量%の範囲
であるべきである。
【0016】もしバインダー材料が使用されるならば、
感光性顔料、バインダーポリマー及び溶剤の組合せは好
ましくは均一な分散体として形成される。いかなる適当
なポリマーまたはコポリマーがオクタ−置換フタロシア
ニンと組合せて使用され、電荷発生層を製造してもよ
い。典型的な絶縁性フィルム形成性バインダーは、ポリ
塩化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテ
ート、ポリスチレン、ポリスチレン−ポリブタジエン共
重合体、ポリメタクリレート、ポリアクリレート、ポリ
アクリロニトリル、シリコン樹脂、塩化ゴム、ハロゲン
化エポキシ及びフェノキシ樹脂を含むエポキシ樹脂、フ
ェノール樹脂、エポキシフェノール共重合体、エポキシ
ウレアホルムアルデヒド共重合体、エポキシメラミンホ
ルムアルデヒド、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポ
リアミド、飽和ポリエステル、ビニルモノマー及びエポ
キシエステルで架橋された不飽和ポリエステル、ビニル
エポキシ樹脂及びそれらの共重合体及びそれらの混合物
のような熱可塑性及び熱硬化性ポリマーを含む。上記に
述べた材料に加え、任意の他の適当なバインダーが使用
されてもよい。
【0017】好ましいバインダー材料は、製造の容易さ
のために通常の溶剤に容易に溶解し、顔料からの電荷移
動の容易さのために顔料の誘電率(即ち、>3)に似通
った誘電率を有し、及びCGL内での電荷移動及び電荷
輸送における改良のために、電荷輸送層中に使用される
電荷輸送分子の固溶体を達成することがその中で容易で
あるバインダー材料である。これらの条件の結論とし
て、好ましいパインダーポリマーはポリカーボネート、
ポリビニルブチラル及びポリメタクリレートである。オ
クタ−置換フタロシアニン顔料は、溶解した又は溶融し
たバインダーに、例えば、好ましくは同時粉砕を伴う強
剪断攪拌のような当技術分野で実施される任意の適当な
手段によって組み込まれる。これらの手段はボールミル
粉砕、ロールミル粉砕、サンドミル粉砕、超音波攪拌、
高速ブレンディング及びこれらの手段の任意の望ましい
組合せを含む。溶解した又は溶融したバインダー材料に
該フタロシアニン顔料を添加するほかに、加熱あるいは
溶解してフィルム形成性にされる前の乾燥またはスラリ
ー状の粉末バインダー材料に添加されることがまた可能
である。任意の適当な範囲の顔料−樹脂の比率が使用さ
れる。フタロシアニン顔料−乾燥バインダーの重量比に
関して、通常の範囲は約4:1〜約1:100 であり、よ
り好ましい範囲は約2:1〜約1:4である。最適な結
果が約1:1〜約2:3の比が使用された時に得られ、
故にこの範囲が最も好ましい。フタロシアニンが上述の
比で使用されるならば、当技術分野で公知の他の光導電
性顔料をまた該系に添加することができる。
【0018】顔料−バインダー溶剤分散体(または顔料
−バインダー溶融体)は、スプレー、流れ塗、ナイフ塗
布、電気コーティング、マイヤーバー引落し、浸漬被
覆、リバースロール塗布などを含む任意の公知の塗装あ
るいはコーティング方法によって導電性基体に適用する
ことが可能である。バインダーなしで顔料が使用される
ならば、その顔料は真空蒸着またはスピンコーティング
によって導電性基体に適用することができる。Journal
of Material Chemistry によって発行されたSusan M. C
ritchleyらの“スピンコーティングによる規格フタロシ
アニンフィルムの析出”("Deposition of Ordered Phth
alocyanine Films by Spin Coating")(1992)は、フタロ
シアニン顔料で基体をスピンコーティングする手順を開
示していて、それは本明細書中に参照として織り込まれ
ている。それらのフィルムの固化、乾燥及び/または硬
化工程は、当分野でよく知られているような特有のバイ
ンダーのフィルムにおいて推奨される工程と一般的に同
様である。該フタロシアニンフィルムの厚さは、要求さ
れる個々の要件及び特定の材料やコーティング設計によ
って、約0.1〜約100 ミクロンで変わり得る。多層デバ
イスにおいて使用される時、好ましい範囲は約0.3〜約
2.0ミクロンである。
【0019】該基体は例えば、シート、スクロール、エ
ンドレスフレキシブルベルト、硬質シリンダーチューブ
などのような多数の種々の形態をいずれを有してもよ
い。好ましくは基体はエンドレスフレキシブルベルトの
形態である。該基体は電気的に非導電性の材料を含むこ
とができる。これらの材料は、ポリエステル、ポリカー
ボネート、ポリアミド、ポリウレタンなどといった、こ
の目的のために公知の多様な樹脂を含む。このような基
体は好ましくは、E.I.デュポン デ ネモウス&カンパ
ニー(ウィルミングトン、デラウェア、U.S.A.) から入
手可能なマイラー(Mylar)として知られている市場で入
手可能な二軸延伸ポリエステルを含む。メリネックス(M
elinex) もまた使用でき、これはICIアメリカズInc.
から入手可能である。基体を構成することが可能な他の
材料は、E.I.デュポン デ ネモウス&カンパニーから
テドラー(Tedlar)として入手可能なポリビニルフルオリ
ド及びE.I.デュポン デ ネモウス&カンパニーからカ
プトン(Kapton)として入手可能なポリアミドのような高
分子材料を含む。
【0020】導電性基体が使用される時は、任意の適当
な導電性材料で被覆されてもよい。例えば、該導電性材
料は、金属酸化物、スルフィド、珪素化合物、第四級ア
ンモニウム塩組成物、ポリアセチレンンといった導電性
ポリマーまたはそれらの熱分解物及び分子ドープ生成
物、電荷輸送複合体、ポリフェノールシラン及びポリフ
ェノールシランからの分子ドープ生成物を包含するバイ
ンダー樹脂中のアルミニウム、チタン、ニッケル、クロ
ム、黄銅、金、ステンレス鋼、カーボンブラックまたは
グラファイトなどのような金属フレーク、粉体または繊
維を含む。フレキシブル基体は電鋳ニッケルまたは溶接
ステンレス鋼から作られてもよい。このような場合、そ
の基体の厚さは50〜200 ミクロンの範囲である。
【0021】電荷輸送層は電荷発生層上に被覆される
か、または真空蒸着されることが可能である。該電荷輸
送層は有機または無機のいずれかの材料を含むことがで
き、その材料は電荷発生層で生成された電荷キャリヤー
を輸送することができる。正電荷及び負電荷の両者を輸
送することが知られている材料があるが、ほとんどの電
荷輸送材料は好ましくは正電荷(正孔)または負電荷
(電子)のどちらかを受容及び輸送する。正電荷キャリ
ヤーの導電に優性を示す輸送材料はp−型輸送材料と呼
ばれ、負電荷の導電に優性を示す材料はn−型輸送材料
と呼ばれる。
【0022】多様なp−型有機電荷輸送材料が本発明の
電荷輸送層中に使用される。正電荷キャリヤーを輸送す
ることができる様々な有機光導電性材料のいずれかが使
用されてもよい。代表的なp−型有機光導電性材料は
1.カルバゾール、N-エチルカルバゾール、N-イソプロ
ピルカルバゾール、N-フェニルカルバゾール、ハロゲン
化カルバゾール、ポリ(ビニルカルバゾール)、ハロゲ
ン化ポリ(ビニルカルバゾール)といった多様な高分子
カルバゾール物質などを包含するカルバゾール物質;
2.モノアリールアミン、ジアリールアミン、トリアリ
ールアミン、高分子アリールアミンを包含する物質を含
むアリールアミンを包含する。他の適当なアリールアミ
ン及びポリアリールアルカン物質は、例えばボーセンベ
ルガー(Borsenberger) らの米国特許第4,471,039 号に
見出すことができ、その全体の開示は本明細書中に参照
として織り込まれている。
【0023】代表的なn−型電荷輸送材料は、例えば電
子吸引性置換基を持つ芳香族的に不飽和の複素環物質を
包含する1またはそれ以上の芳香族基を含む金属有機(m
etalo-organic)物質を含めた有機物質のような強酸であ
る。これらの材料はそれらの特徴的な電子受容能により
有用であると思われる。典型的な電子吸引性置換基はシ
アノ基及びニトロ基;スルホネート基;塩素、臭素及び
沃素のようなハロゲン;ケトン基;エステル基;無水酸
基;及びカルボキシル及びキノン基といった他の酸基で
ある。このような電子吸引性置換基を有する代表的なn
−型芳香族酸物質の部分的な一覧は、無水フタル酸、無
水テトラクロロフタル酸、ベンジル金属無水物、S-トリ
シアノベンゼン、ピクリルクロリド、2,4-ジニトロクロ
ロベンゼン、2,4-ジニトロブロモベンゼン、4-ニトロビ
フェニル、4,4-ジニトロビフェニル、2,4,6-トリニトロ
アニソール、トリクロロトリニトロベンゼン、トリニト
ロ-o- トルエン、4,6-ジクロロ-1,3- ジニトロベンゼ
ン、4,6-ジブロモ-1,3- ジニトロベンゼン、p-ジニトロ
ベンゼン、クロラニル、ブロマニル、2,4,7-トリニトロ
-9- フルオレノン、2,4,5,7-テトラニトロフルオレノ
ン、トリニトロアントラセン、ジニトロアクリジエン、
テトラシアノピレン、ジニトロアントラキノン、及びそ
れらの混合物を含む。本発明に使用してもよい他の有用
なn−型電荷輸送材料は、例えば2,4,6-トリニトロ-9-
フルオレノンとポリ(ビニルカルバゾール)の複合体の
ような慣用のn−型有機光導電体である。
【0024】単一の電荷輸送層が使用されてもよく、1
より多い電荷輸送層が使用されてもよい。単一の電荷輸
送層が使用される場合には、p−型あるいはn−型材料
のどちらでもよい。電荷輸送層は厚さが約1ミクロンか
ら約100ミクロンの範囲である。層の好ましい形態は
図1に説明されるように、導電性支持体1と単一電荷輸
送層3の間に電荷発生層2を有する。好適な電荷輸送材
料の多様性があるので、この配列は多量の融通性を提供
し、及び選ばれる電荷輸送層の性質によって部材の物理
的特性及び表面特性が制御されることを可能にする。電
荷発生層及び電荷輸送層はまた、層の多様な物理的特性
を促進または改良するために均染剤、界面活性剤及び可
塑剤などのような他の材料を含むことができる。電荷発
生−バインダー層中のフタロシアニン濃度は約20容量
%〜約90容量%の範囲が可能である。好ましい範囲は
約35容量%〜約75容量%である。
【0025】加えて、光導電体の電子写真応答性を改質
する多様な材料を、電荷輸送層中へ組み込むことができ
る。例えば、当業者にとって公知のある種の正孔−トラ
ッピング剤及びある種の容易に酸化される染料のような
多様なコントラスト調節物質が、電荷輸送層中に組み込
まれてもよい。任意の被覆層を本発明の光導電体に使用
することができる。例えば、表面硬度及び磨耗に対する
抵抗性を改良するために、光導電体の表面を1またはそ
れ以上の電気的に絶縁性の有機ポリマーコーティングま
たは電気的に絶縁性の無機コーティングで被覆すること
ができる。これらのコーティングは当業者には公知であ
る。
【0026】本発明の別の実施態様においては、正孔ブ
ロッキング層を基体に適用し、次いでそこへオクタ−置
換フタロシアニンを含む電荷発生層を適用することがで
きる。正孔ブロッキング層は、バリヤーを形成し導電性
層から光導電性層への正孔注入を防ぐことのできる任意
の適当な材料を含んでもよい。例えば、該ブロッキング
層は好ましくは金属酸化物または窒化物である。酸化ア
ルミニウム及びその他の酸化物が好適であって、電荷発
生層の接着によりよい表面を提供する。該ブロッキング
層を作るために使用され得る他の酸化物は、例えば、シ
リコーン酸化物、チタン酸化物及びジルコニウム酸化物
などを包含する。
【0027】本発明のブロッキング層は当分野で実施さ
れる多くの方法のいずれか1つによって形成されてもよ
い。ある1つの方法によれば、基体上の金属が酸素への
暴露によりその外表面上で金属酸化物を形成するよう
に、基体を暴露することによって金属酸化物層が形成さ
れる。酸素への暴露は、減圧環境の中へ酸素分圧を導入
することによって実施され得る。あるいは、本発明のブ
ロッキング層は、例えば金属酸化物から基体上に電子ビ
ーム蒸発またはスパッタリングによって蒸発させること
もできる。スパッタリングは、酸化物または窒化物の直
接スパッタリング、あるいは酸素または窒素分圧におけ
る金属の反応性スパッタリングを含んでもよく、結果と
して化合物の析出となる。あるいは、反応性スパッタリ
ングが金属の直接スパッタリングと組み合わされて、ま
ず金属基体層が析出され次いで該金属の酸化物または窒
化物が析出されてもよい。
【0028】幾つかの場合、接着剤層がより強い接着の
ために電荷ブロッキング層と電荷発生層の間に適用され
る。該接着剤層が真空蒸着または溶剤被覆によって適用
され得る。接着剤層が利用されるならば、それは好まし
くは約0.001μm から約0.2μm の厚さを有し、好ま
しくは減圧環境において適用される。接着剤は、例え
ば、ポリエステル(例えば、E.I.デュポン デ ネモウ
ス&カンパニーから入手可能なデュポン49,000樹脂;グ
ッドイヤーラバー&タイヤ Co.から入手可能なヴィテル
(Vitel)PE-100 及びヴィテルPE-200樹脂) 、ポリビニル
ブチリル、ポリビニルピロリドン、ポリウレタン、ポリ
メチルメタクリレート、2-ビニルピリジン、4-ビニルピ
ロリドン、ポリビニルアルコール及びポリビニルクロリ
ドなどといったフィルム形成性ポリマーを含む。
【0029】オクタ−置換フタロシアニンを含む光導電
体は、薄い電荷発生層に帰する低い暗減衰、良好な繰り
返し安定性及び生産特性を有する。本発明のオクタ−置
換フタロシアニンを含む光導電体は、製造するのに現行
の光受容体と経済的に同等である。本発明の光導電体は
また、温度または湿度の変化のような環境の変化に対し
て現行の光受容体よりも感度がいっそう低い。下記の例
は本発明をより明らかに説明することを意図し、本発明
の範囲を限定するものではない。
【0030】
【実施例1】約3ミルの厚さのアルミニウム被覆マイラ
ー基体上に0.01μm の厚さのデュポン49,000ポリエス
テル接着剤層を設け、その上に真空めっき装置で電荷発
生顔料である亜鉛1,4,8,11,15,18,22,25- オクタ-n- ブ
トキシフタロシアニンを最終厚さ0.10μm で被覆する
ことによって光導電体を調製した。その後、上記光生成
層を次のように調製したアミン電荷輸送層で被覆した。
容易に入手できるポリカーボネート樹脂であるマーロン
(Merlon) 65重量%を含む輸送層を、35重量%のN,
N'- ジフェニル-N,N'-ビス(3- メチルフェニル)-1,1'-
ビフェニル-4,4'-ジアミンと混合した。この溶液を塩化
メチレン中へ7重量%混合した。これらの成分のすべて
を琥珀色のボトル内に置き溶解した。その混合物を上記
光生成層の上にマルチプルクリアランスフィルムアプリ
ケーター(10ミルのウェットギャップ厚さ) を使用して
乾燥厚さ15μm で被覆して層を設けた。得られた部材
をそれから135 ℃で20分間、強制空気オーブンで乾燥し
た。
【0031】この部材の光感度をその後、表面電位が、
電位計に付着した容量的に連結する針が初期表面電位で
ある-800V の初期暗所値に到達するまで、コロナ放電下
でその表面を静電的に帯電させることによって測定し
た。帯電された部材の前表面をその後、フィルターを通
したキセノンランプ、XBO 75ワット源からの光に暴露し
て、約600 〜900nm の波長の光が該表面に達するように
した。その光感度は約30ergs/cm2のエネルギーによって
約90%の放電であった。光感度が高いほど、表面電位の
50%を放電するのにより少ない露光エネルギーが要され
る。光感度の結果はまた、この光導電体が低い暗減衰及
び優れた繰り返し安定性を有することを示す。
【0032】
【実施例2】亜鉛1,4,8,11,15,18,22,25- オクタ-n- ブ
トキシフタロシアニン(ZnPc(OBu)8)を当業者にとって公
知の方法のいずれかにより調製する。充分な量のZnPc(O
Bu)8を真空蒸発めっき装置中に配置したアルミニウムる
つぼの中に置き、真空蒸着の間、該つるぼの温度を400
℃に保持し、ガラス基体上に薄いフィルム( 約0.02〜
0.04μm の厚さを有する) を形成した。得られた薄い
フィルムの約600 〜約900nm の波長を有する光に関する
光吸収スペクトルは自動記録スペクトロフォトメータで
測定され、その結果は、約740nm で光吸収の最大点を示
した。この値は非置換ZnPcの670nm でのピーク吸収と比
較して約70nmのシフトを表す(参考:C.C.レイノフらの
Photochemistry and Photobiology, 49 ,279(1989), ペ
ーキンプレス(Perquinn Press.) 発行) 。そのフィルム
はまた低い暗減衰及び優れた繰り返し安定性を有するこ
とを示す。
【0033】
【実施例3】実施例1及び2においてブトキシ亜鉛フタ
ロシアニン化合物を亜鉛1,4,8,11,15,18,22,25- オクタ
-n- ペントキシフタロシアニンに代え、同様の結果と利
点を示した。
【実施例4】実施例1及び2においてブトキシ亜鉛フタ
ロシアニン化合物を銅1,4,8,11,15,18,22,25- オクタ-n
- ブトキシフタロシアニンに代え、同様の結果と利点を
示した。
【0034】
【実施例5】銅または亜鉛1,4,8,11,15,18,22,25- オク
タ-n- ブトキシフタロシアニン、あるいは銅または亜鉛
1,4,8,11,15,18,22,25- オクタ-n- ペントキシフタロシ
アニンをトルエン(またはテトラヒドロフラン[THF] ま
たはトルエン-THF混合物)中に溶解し、得られた溶液を
実施例1の基体上にグラビア、スロットまたはスライド
コーティングによって塗布した。溶剤を迅速に蒸発さ
せ、約0.05〜0.10ミクロンの厚さの擬似結晶性(qua
si-crystalline) フィルムが残った。このフィルムを実
施例1で記載したようなフィルムで被覆してよい。その
光導電体の光感度は約30ergs/cm2のエネルギーにより約
90%の放電であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光導電体部材。
【符号の説明】
1 導電性支持体 2 電荷発生層 3 電荷輸送層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電荷発生層を含む光導電体であって、該
    電荷発生層が金属を中心とする、金属ハライドを中心と
    する、または2Hを中心とするオクタ−置換フタロシア
    ニンを含み、該フタロシアニンの外側の環上の置換基が
    相互にパラ位であることを特徴とする光導電体。
JP5119868A 1992-05-29 1993-05-21 オクタ−置換フタロシアニンを含有する赤外光導電体 Pending JPH0635214A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/889,881 US5312706A (en) 1992-05-29 1992-05-29 Infra-red photoconductor based on octa-substituted phthalocyanines
US07/889881 1992-05-29

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0635214A true JPH0635214A (ja) 1994-02-10

Family

ID=25395940

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5119868A Pending JPH0635214A (ja) 1992-05-29 1993-05-21 オクタ−置換フタロシアニンを含有する赤外光導電体

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5312706A (ja)
EP (1) EP0573201B1 (ja)
JP (1) JPH0635214A (ja)
DE (1) DE69321292T2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5312706A (en) * 1992-05-29 1994-05-17 Xerox Corporation Infra-red photoconductor based on octa-substituted phthalocyanines
US5721080A (en) * 1992-06-04 1998-02-24 Agfa-Gevaert, N.V. Electrophotographic material containing particular phthalocyanines
JP3798112B2 (ja) * 1996-04-30 2006-07-19 ヒューレット・パッカード・カンパニー 低温硬化結合剤
US6245472B1 (en) 1997-09-12 2001-06-12 Canon Kabushiki Kaisha Phthalocyanine compounds, process for production thereof and electrophotographic photosensitive member using the compounds
KR100249784B1 (ko) * 1997-11-20 2000-04-01 정선종 고분자복합막을이용한유기물혹은고분자전기발광소자의패키징방법
US6472523B1 (en) * 2002-02-08 2002-10-29 Xerox Corporation Phthalocyanine compositions
US7459164B2 (en) * 2002-05-28 2008-12-02 Botulinum Toxin Research Associates, Inc. Composition for therapeutic and cosmetic botulinum toxin
EP1450420A1 (en) 2003-02-24 2004-08-25 Sony International (Europe) GmbH Discotic liquid crystal based electronic device using interdigit structure electrode
US20050263903A1 (en) * 2003-08-30 2005-12-01 Visible Tech-Knowledgy, Inc. Method for pattern metalization of substrates
WO2005022966A2 (en) * 2003-08-30 2005-03-10 Visible Tech-Knowledgy, Inc. A method for pattern metalization of substrates
US7759031B2 (en) * 2007-05-24 2010-07-20 Xerox Corporation Photoconductors containing fluorogallium phthalocyanines

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61152689A (ja) * 1984-12-26 1986-07-11 Tdk Corp フタロシアニン化合物
JPS61156129A (ja) * 1984-12-28 1986-07-15 Tdk Corp 電子写真感光体
JPS61198241A (ja) * 1985-02-28 1986-09-02 Tdk Corp 電子写真感光体
JPS61223056A (ja) * 1985-03-28 1986-10-03 Agency Of Ind Science & Technol 新規なフタロシアニン誘導体及びその製造方法
JPH02502099A (ja) * 1987-02-13 1990-07-12 イギリス国 置換フタロシアニン
JPH0325449A (ja) * 1989-06-22 1991-02-04 Toyobo Co Ltd 電子写真感光体
JPH0394264A (ja) * 1989-09-06 1991-04-19 Konica Corp 電子写真感光体

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3816118A (en) * 1964-06-15 1974-06-11 Xerox Corp Electrophotographic element containing phthalocyanine
US3357989A (en) * 1965-10-29 1967-12-12 Xerox Corp Metal free phthalocyanine in the new x-form
US4471039A (en) * 1982-11-22 1984-09-11 Eastman Kodak Company Photoconductive elements sensitive to radiation in the infrared region of the spectrum
DE3411070C2 (de) * 1983-03-25 1986-10-30 Oki Electric Industry Co., Ltd., Tokio/Tokyo Elektrophotographisches Aufzeichnungsmaterial
US4555463A (en) * 1984-08-22 1985-11-26 Xerox Corporation Photoresponsive imaging members with chloroindium phthalocyanine compositions
JPS61109056A (ja) * 1984-11-01 1986-05-27 Mitsubishi Chem Ind Ltd 積層型電子写真感光体
US4587189A (en) * 1985-05-24 1986-05-06 Xerox Corporation Photoconductive imaging members with perylene pigment compositions
GB8619238D0 (en) * 1986-08-06 1986-09-17 Ici Plc Organic photoconductor
JPH01177553A (ja) * 1988-01-07 1989-07-13 Fuji Xerox Co Ltd 電子写真用感光体
JP2657836B2 (ja) * 1988-11-11 1997-09-30 コニカ株式会社 電子写真感光体
DE69130211T2 (de) * 1990-11-06 1999-03-04 Mitsui Chemicals, Inc., Tokio/Tokyo Halogenierte phthalocyaninverbindung, deren herstellung und diese enthaltendes optisches aufzeichnungsmedium
US5312706A (en) * 1992-05-29 1994-05-17 Xerox Corporation Infra-red photoconductor based on octa-substituted phthalocyanines

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61152689A (ja) * 1984-12-26 1986-07-11 Tdk Corp フタロシアニン化合物
JPS61156129A (ja) * 1984-12-28 1986-07-15 Tdk Corp 電子写真感光体
JPS61198241A (ja) * 1985-02-28 1986-09-02 Tdk Corp 電子写真感光体
JPS61223056A (ja) * 1985-03-28 1986-10-03 Agency Of Ind Science & Technol 新規なフタロシアニン誘導体及びその製造方法
JPH02502099A (ja) * 1987-02-13 1990-07-12 イギリス国 置換フタロシアニン
JPH0325449A (ja) * 1989-06-22 1991-02-04 Toyobo Co Ltd 電子写真感光体
JPH0394264A (ja) * 1989-09-06 1991-04-19 Konica Corp 電子写真感光体

Also Published As

Publication number Publication date
EP0573201B1 (en) 1998-09-30
EP0573201A1 (en) 1993-12-08
US5312706A (en) 1994-05-17
DE69321292D1 (de) 1998-11-05
DE69321292T2 (de) 1999-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4439507A (en) Layered photoresponsive imaging device with photogenerating pigments dispersed in a polyhydroxy ether composition
US4665000A (en) Photoresponsive devices containing aromatic ether hole transport layers
US5336577A (en) Single layer photoreceptor
US5843607A (en) Indolocarbazole photoconductors
EP0203774B1 (en) Photoconductive imaging members
JP4767546B2 (ja) 光導電性撮像部材
US4514482A (en) Photoconductive devices containing perylene dye compositions
GB1588318A (en) Photoconductive composition
US6656651B1 (en) Photoconductive members
US5312706A (en) Infra-red photoconductor based on octa-substituted phthalocyanines
US5384222A (en) Imaging member processes
US5066796A (en) Electrophotographic imaging members with bichromophoric bisazo phthalocyanine photoconductive materials
US7291432B2 (en) Imaging members
JP2990310B2 (ja) ポリスチリル化合物及び該化合物を用いた電子写真感光体
JP2001265033A (ja) 電子写真感光体、並びにそれを用いたプロセスカートリッジおよび電子写真装置
US6319645B1 (en) Imaging members
JPS58162955A (ja) 有機光導電体
JPH0119577B2 (ja)
JP2000242007A (ja) 電子写真感光体
US20050260512A1 (en) Blue diode laser sensitive photoreceptor
JPH01263657A (ja) 電子写真感光体
JPS63189870A (ja) 電子写真感光体
US5137795A (en) Electrophotographic recording material
JPH03196049A (ja) 電子写真感光体
JPS6370256A (ja) 電子写真感光体

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020513