JPH06351011A - 動画像伝送装置 - Google Patents

動画像伝送装置

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JPH06351011A
JPH06351011A JP13319893A JP13319893A JPH06351011A JP H06351011 A JPH06351011 A JP H06351011A JP 13319893 A JP13319893 A JP 13319893A JP 13319893 A JP13319893 A JP 13319893A JP H06351011 A JPH06351011 A JP H06351011A
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circuit
image
input
encoding
motion
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JP13319893A
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Inventor
Hiroki Horikoshi
宏樹 堀越
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 留守時の不法侵入者などを監視できるように
する。 【構成】 監視モードでは、カメラ10の撮影画像信号
は、回路14,20を介して画像符号化回路22aに入
力する。動き監視回路42は符号化回路22a内で検出
された動きベクトルを複数フレームにわたって記憶し、
画像の動きの大きさと頻度を判定する。判定結果を予め
設定した閾値と比較し、閾値以上であるときに、動き検
知信号を自動発信制御回路46に出力する。回路46
は、回路42からの動き検知信号に応じて、発信先番号
記憶回路44に記憶される発信先番号を読み出し、当該
発信先番号への自動発信をシステム制御回路38に指示
する。システム制御回路38は、回線が接続された後、
警告音声記憶回路48に記憶される警告音声を接続相手
に送信し、以後、入力画像及び入力音声を送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動画像伝送装置に関
し、より具体的には、テレビ電話やテレビ会議の画像通
信における動画像伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像圧縮技術の向上と高速ディジタル通
信回線の普及により、テレビ会議やテレビ電話などの動
画像伝送が実用的なものになり、これに伴い、音声画像
通信のための各種規約が整備されてきた。
【0003】動画像伝送では、時間軸方向の相関性を利
用してデータ圧縮する動き補償フレーム間予測符号化
と、空間方向の相関性を利用する直交変換符号化が併用
される。前者で時間的な冗長性を取り除き、後者で空間
方向の冗長性を取り除く。
【0004】動き補償フレーム間予測符号化について、
簡単に説明する。フレーム間で対象物体に動きがある場
合、隣接するフレーム間では、フレーム内の同じ位置で
はなく、物体の動きに応じた分だけ離れた位置に、似通
った又は同じ物体像が存在する。そこで、図3に示すよ
うに、現在より1フレーム前の前フレーム(参照フレー
ム)と現フレームとから物体の動きベクトルを推定し、
似通った部分同士を比較して、その差分を符号化する。
勿論、動きベクトル情報を一緒に符号化(又は伝送)す
る。
【0005】動き補償フレーム間予測符号化における予
測誤差は、動きがある程度小さいときには、動き補償し
ない単純フレーム間予測符号化における予測誤差より小
さくなるので、動きのある画像に対しては一般に、高い
圧縮率を達成できる。
【0006】例えば、CCITT勧告H.261では、
16画素×16画素のマクロブロックに対して48画素
×48画素の動きベクトル検索領域を用い、動きベクト
ルの水平成分及び垂直成分はそれぞれ、+/−15以内
の整数と規定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の動画像伝送シス
テムは、端末装置の小型化と低価格化が進むに連れ、小
規模事業所や個人宅での利用が見込まれる。
【0008】他方、小規模事業所などでも、その業種又
は取扱い商品などによっては不法侵入者を監視する防犯
システムが必要であり、通常は、警備会社に依頼し、多
数の専用監視カメラを配置して定常的に監視してもらう
ことになる。
【0009】しかし、警備会社に監視を依頼した場合、
非常に高くついてしまい、監視対象や監視時間を制限し
たり、監視を諦めている現状がある。
【0010】テレビ電話又はテレビ会議のための動画像
伝送装置は、基本的には、端末前の様子を遠隔地に伝送
する機能を有し、不法侵入者の監視・防犯システムにも
利用できる基本機能を有している。
【0011】本発明は、不在時などで不法侵入者などを
監視する機能を有する動画像伝送装置を提示することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る動画像伝送
装置は、画像入力手段と、当該画像入力手段の入力画像
を符号化する画像符号化手段と、音声入力手段と、当該
音声入力手段の入力音声を符号化する音声符号化手段
と、当該画像符号化手段及び当該音声符号化手段の符号
化情報を伝送媒体に送出する送信手段とを有する動画像
伝送装置であって、当該画像入力手段の入力画像内での
動きの有無を監視する動き監視手段と、当該動き監視手
段が所定以上の動きを検出したときの発信先情報を記憶
する発信先記憶手段と、当該動き監視手段が所定以上の
動きを検出したときに、当該動き監視手段の出力に応じ
て、発信先記憶手段に記憶される発信先情報により特定
される相手に回線接続する自動発信制御手段とを設けた
ことを特徴とする。
【0013】
【作用】上記手段により、撮影画面内である程度以上の
動きがあると、発信先情報記憶手段に記憶される発信先
に連絡が行くので、監視目的でモニタ画面を常時見てい
る必要が無くなる。また、異常検出時の連絡先も自由に
設定できる。音声入力手段及び音声符号化手段の活用に
より、異常検出後の状態を画像及び音声の両方で監視で
きる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0015】図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロ
ック図を示す。図1の構成を簡単を説明する。10は会
議参加者を撮影するカメラ、12は図面などの会議資料
を撮影する書画カメラ、14はカメラ10,12の出力
を選択し、所定の内部形式に変換する画像入力インター
フェース、16は画像表示するモニタ、18はモニタ1
6に画像信号を供給する画像出力インターフェースであ
る。
【0016】モニタ16としては、単独の画像表示装置
でも複数の画像表示装置でもよく、更には、単独の画像
表示装置でもウインドウ・システムにより複数の画像を
別々のウインドウに表示できるものであってもよい。
【0017】20はカメラ10,12による入力画像及
び受信画像を選択及び合成して画像出力インターフェー
ス18に供給する選択合成回路、22は、送信すべき画
像信号を符号化する画像符号化回路22aと、受信した
符号化画像信号を復号化する画像復号化回路22bから
なる画像符号化復号化回路である。
【0018】24はマイク及びスピーカからなるハンド
セット、26はマイク、28はスピーカ、30はハンド
セット24、マイク26及びスピーカ28に対する音声
入出力インターフェースである。音声入出力インターフ
ェース30は、ハンドセット24、マイク26及びスピ
ーカ28の音声入出力を切り換えるだけでなく、エコー
・キャンセル処理、並びに、ダイヤルトーン、呼出音、
ビジー・トーン及び着信音などのトーンの生成処理を行
なう。32は、送信すべき音声信号を符号化する音声符
号化回路32aと、受信した符号化音声信号を復号化す
る音声復号化回路32bからなる音声符号化復号化回路
である。
【0019】34は通信回線(例えば、ISDN回線)
の回線インターフェース、36は、画像符号化回路22
a及び音声符号化回路32aからの送信すべき符号化情
報を多重化して回線インターフェース34に供給すると
共に、回線インターフェース34から供給される受信情
報から符号化画像情報と符号化音声情報を分離し、それ
ぞれ画像復号化回路22b及び音声復号化回路32bに
供給する分離多重化回路である。
【0020】38は全体、特に画像入力インターフェー
ス14、画像出力インターフェース18、選択合成回路
20、画像符号化復号化回路22、音声入出力インター
フェース30、音声符号化復号化回路32及び分離多重
化回路36を制御するシステム制御回路、40はシステ
ム制御回路38に使用者が所定の指示を入力するための
操作装置(例えば、テン・キーやキーボード等)であ
る。
【0021】42は、動き補償フレーム間符号化のため
に算出した動きベクトルを複数フレーム間にわたり監視
(記憶)する動き監視回路、44は、特定の複数の発信
先、例えば、監視モードでの特定の監視結果に対して発
信する発信先の電話番号を記憶する発信先番号記憶回
路、46は、動き監視回路42の監視結果に応じて、発
信先番号記憶回路44に記憶される特定の発信先への自
動発信を制御する自動発信制御回路、48は、監視結果
を通知する音声情報を記憶する警告音声記憶回路であ
る。
【0022】回路42,44,46,48が、不在時の
監視のために本実施例で特に装備されたものである。
【0023】本実施例における通常時の画像信号及び音
声信号の流れを簡単に説明する。カメラ10及び書画カ
メラ12による入力画像は画像入力インターフェース1
4により選択され、その一方が選択合成回路20に入力
する。選択合成回路20は通常、カメラ10,12によ
る入力画像をそのまま画像符号化復号化回路22の符号
化回路22aに出力する。画像符号化回路22aは、詳
細は後述するが、システム制御回路38からの制御信号
及び内部決定に従う符号化モードで入力画像信号を符号
化し、分離多重化回路36に出力する。
【0024】他方、ハンドセット24のマイク又はマイ
ク26による入力音声信号は音声入出力インターフェー
ス30を介して音声符号化復号化回路32の音声符号化
回路32aに入力し、符号化されて分離多重化回路36
に印加される。
【0025】分離多重化回路36は、符号化回路22
a,32aからの符号化信号を多重化し、回線インター
フェース34に出力する。回線インターフェース34は
分離多重化回路36からの信号を、接続する通信回線に
出力する。
【0026】通信回線から受信した信号は回線インター
フェース34から分離多重化回路36に供給される。分
離多重化回路36は、受信信号から符号化画像信号と符
号化音声信号を分離し、それぞれ画像復号化回路22b
及び音声復号化回路32bに印加する。画像復号化回路
22bは、分離多重化回路36からの符号化画像信号を
復号し、選択合成回路20に印加する。
【0027】選択合成回路20はシステム制御回路38
からの制御信号に従い、画像入力インターフェース14
からの入力画像と、画像復号化回路22bからの受信画
像を選択合成し、画像出力インターフェース18に出力
する。選択合成回路20は、合成処理として例えば、ピ
クチャー・イン・ピクチャーやウインドウ表示システム
における対応ウインドウへのはめ込みなどを行なう。画
像モニタ16は画像出力インターフェース18からの画
像信号を画像表示する。これにより、入力画像及び/又
は受信画像がモニタ16の画面に表示される。
【0028】音声符号化回路32bにより復号された受
信音声信号は音声入出力インターフェース30を介して
ハンドセット24のスピーカ及び/又はスピーカ28に
印加される。これにより、通信相手からの音声を聞くこ
とができる。
【0029】なお、画像及び音声以外のコマンドなどで
通信相手に送信するものは、システム制御回路38から
分離多重化回路36に直接供給され、受信したコマンド
は分離多重化回路36からシステム制御回路38に直接
供給される。
【0030】図2は、図1の画像符号化回路22aの詳
細な回路構成ブロック図を示す。なお、本実施例の画像
符号化回路22aでは、画面毎に前フレーム(予測値)
との差分を符号化するINTERモードと、差分をとら
ずにその画面内で符号化するINTRAモードを選択で
きる。例えば、動きの少ない画像や静止画ではINTE
Rモードを使用し、動きの大きな画像や、動きが少ない
画像でもシーン・チェンジの際にはINTRAモードを
使用する。また、発生する符号化データ量に応じて量子
化ステップ・サイズも変更し、必要により駒落とし(フ
レーム・スキップ)を行なう。
【0031】図2において、50は選択合成回路20か
らの画素データが入力する入力端子、52は、入力端子
50からの画素値と当該画素値の予測誤差との間のエネ
ルギー比較結果及び外部制御信号に従い、INTRAモ
ード又はINTERモードを選択する符号化モード選択
回路である。符号化モード選択回路52は、INTRA
モードでは入力端子50からの画素値をそのまま出力
し、INTERモードでは、その符号化ブロックである
マクロブロック単位で予測値(前フレーム)との差分
(予測誤差)を出力する。
【0032】54は、符号化モード選択回路52の出力
を離散コサイン変換し、DCT係数データを出力するD
CT回路、56は、DCT回路54から出力されるDC
T係数データを、指定された量子化ステップ・サイズで
量子化する量子化回路、58は、量子化回路56の出力
を可変長符号化する可変長符号化回路、60は可変長符
号化回路58の出力をバッファリングする送信バッフ
ァ、62は送信バッファ60の出力を分離多重化回路3
6に接続する出力端子である。
【0033】64は、量子化回路56の出力を逆量子化
する逆量子化回路、66は逆量子化回路64の出力を逆
離散コサイン変換する逆DCT回路である。68は、I
NTERモードで逆DCT回路66の出力に予測値を加
算して出力し、INTRAモードでは逆DCT回路66
の出力をそのまま出力する加算器である。70は、動き
補償フレーム間予測のためのフレーム・メモリであり、
加算器68の出力(局部復号値)を記憶する。
【0034】72は、入力端子50から入力する画像信
号とフレーム・メモリ70に記憶される前フレームの画
像信号とをマクロブロック単位で比較して動きベクトル
を検出する動きベクトル検出回路である。74は、動き
ベクトル検出回路72により検出された動きベクトルに
従い、フレーム・メモリ70からの前フレームのデータ
をマクロブロック単位で画面内で移動させて動きを相殺
する動き補償回路である。なお、動きベクトル検出回路
72の検出結果は、図1の動き監視回路42にも印加さ
れる。
【0035】76は動き補償回路74の出力をマクロブ
ロック単位でフィルタリングするローパス・フィルタで
ある。フィルタ76の出力がフレーム間予測の予測値に
なり、加算器68及び減算器78に印加される。減算器
78は、入力端子50からの画素データとフィルタ76
の出力(予測値)との予測誤差を算出して、符号化モー
ド選択回路52に供給する。
【0036】80は、システム制御回路38からの符号
化に関する制御信号及び送信バッファ60からのバッフ
ァ蓄積量信号に従い、適応的に、符号化モード選択回路
52、量子化回路56、可変長符号化回路58、及び送
信バッファ60を主に制御する画像符号化制御回路であ
る。
【0037】図2の動作を説明する。入力端子50には
選択合成回路20(図1)から、例えばCCITT勧告
H.261に従う共通フォーマット(CIF又はQCI
F)で画像データが入力する。入力端子50に入力する
画像データは符号化モード選択回路52、減算器78及
び動きベクトル検出回路72に印加される。
【0038】減算器78は、入力端子50からの画素デ
ータと、フィルタ76から出力される予測値との差分
(予測誤差)を算出し、符号化モード選択回路52に印
加する。符号化モード選択回路52は、入力端子50か
らの画素値と、減算器78からの予測誤差とをエネルギ
ー比較し、その比較結果及び画像符号化制御回路80か
らの制御信号に従い符号化モードを選択する。そして、
INTRAモードでは入力端子50からの入力画素値を
そのままDCT回路54に出力し、INTERモードで
は、入力端子50からの画素値と減算器78からの予測
誤差をDCT回路54に出力する。
【0039】DCT回路54は、符号化モード選択回路
52からのデータをブロック単位で離散コサイン(DC
T)変換し、DCT係数データを量子化回路56に出力
する。量子化回路56は、画像符号化制御回路80から
の量子化特性制御信号により指定される量子化ステップ
・サイズで、DCT回路54からのDCT係数データを
量子化する。可変長符号化回路58は、画像符号化制御
回路80からの符号化制御信号に従い有意ブロックを判
定し、量子化DCT係数をCCITT勧告H.261に
従って可変長符号化する。
【0040】送信バッファ60は、可変長符号化回路5
8による可変長符号化データをバッファリングして出力
端子62を介して分離多重化回路36に出力すると共
に、バッファ蓄積量を画像符号化制御回路80に伝達す
る。送信バッファ60と出力端子62との間に誤り訂正
符号化回路を接続してもよい。
【0041】逆量子化回路64は、量子化回路56で選
択されたのと同じ量子化ステップ・サイズで、量子化回
路56の出力を逆量子化し、DCT係数の代表値を出力
する。逆DCT回路66は、逆量子化回路66の出力を
逆離散コサイン変換する。加算器68は、INTERモ
ードでは、逆DCT回路66の出力に予測値(フィルタ
76の出力)を加算し、INTRAモードでは逆DCT
回路66の出力をそのまま出力する。加算器68の出力
は、フレーム・メモリ70に格納される。
【0042】フレーム・メモリ70は少なくとも2フレ
ーム分の記憶容量を具備し、加算器68の出力画素値
(即ち、局部復号値)を記憶する。動きベクトル検出回
路72は、入力端子50からの現フレームの画素データ
とフレーム・メモリ70に記憶される前フレームの画素
データとを比較し、画像の動きを検出する。具体的に
は、現フレームの処理中のマクロブロック付近を動きベ
クトル・サーチ・ウインドウとして前フレームの画素デ
ータをフレーム・メモリ70から読み出し、ブロック・
マッチング演算して動きベクトルを検出する。
【0043】動き補償回路74は、動きベクトル検出回
路72で検出された動きベクトルに従い、その動きを相
殺するようにフレーム・メモリ70からの前フレームの
画素データを画面方向に移動する。フィルタ76は、動
き補償回路74により動き補償された前フレームの画素
データに対し、ブロック境界における不連続性を緩和す
るフィルタ処理を施し、処理データを減算器78及び加
算器68に予測値として供給する。
【0044】画像符号化制御回路80は、システム制御
回路38からの利用者設定の画質制御信号、及び送信バ
ッファ60のデータ蓄積量に応じて、画像符号化の全般
を制御する。具体的には、送信バッファ60がオーバー
フローしないように、送信バッファ60のデータ蓄積量
を基に、入力画像の変化、シーン・チェンジ及び通信者
の画質設定に応じて適応的に、量子化回路56の量子化
ステップ・サイズ、符号化モード選択回路52における
モード選択、可変長符号化回路58における有意ブロッ
ク判定、及び駒落とし(フレーム・スキップ)を制御す
る。
【0045】次に、本実施例の特徴的機能である監視モ
ードでの動作を説明する。操作装置40によりオペレー
タが監視モードをシステム制御回路38に指示すると、
システム制御回路38は、各部を監視モードの動作状態
に設定する。即ち、システム制御回路38は、カメラ1
0、画像入力インターフェース14、選択合成回路20
及び画像符号化復号化回路22の符号化回路22a、並
びに、動き監視回路42及び自動発信制御回路46も作
動状態にする。作動に電源が必要な回路は電源投入状態
にする。
【0046】選択合成回路20は、画像入力インターフ
ェース14を介して入力するカメラ10の撮影画像をそ
のまま、画像符号化復号化回路22の符号化回路22a
に印加し、符号化回路す22aは、選択合成回路20の
出力、即ち、カメラ10の撮影画像を符号化する。符号
化回路す22aは、符号化データを分離多重化回路36
に印加するが、分離多重化回路36は動作していないの
で、外部に送出されない。
【0047】動き監視回路42は符号化回路22aの動
きベクトル検出回路72から出力される動きベクトルを
複数フレームにわたって記憶する。記憶する動きベクト
ルは、フレームを構成する全ブロック又はフレーム内の
所定位置の一部のブロックの検出値でよい。動き監視回
路42は、このように記憶した複数フレームにわたる動
きベクトルの絶対値の加算値(又は平均値)などの評価
値に基づいて、カメラ10の撮影視野内の物体の動きの
大きさと頻度を判定する。判定結果を予め設定した閾値
と比較し、当該閾値以上であるときに、動き検知信号を
自動発信制御回路46に出力する。
【0048】自動発信制御回路46は、動き監視回路4
2からの動き検知信号に応じて、発信先番号記憶回路4
4に記憶される発信先番号を読み出し、当該発信先番号
への自動発信をシステム制御回路38に指示する。
【0049】システム制御回路38は、発信先番号記憶
回路44に記憶される発信先番号への回線接続処理を実
行し、回線が接続された後、警告音声記憶回路48に記
憶される警告音声を音声入出力インターフェース30を
介して音声符号化復号化回路32の音声符号化回路32
aに読み出す。音声符号化回路32aは警告音声を符号
化し、その符号化データは分離多重化回路36及び回線
インターフェース34及び伝送路を介して、発信先番号
記憶回路44に番号登録された発信先に伝送される。
【0050】警告音声の送信後、システム制御回路38
は、カメラ10及び画像符号化回路22aに加えて、マ
イク26及び音声符号化復号化回路32の音声符号化回
路32aも動作状態にし、入力画像及び入力音声の送信
可能状態にする。これにより、カメラ10の入力画像及
びマイク26の入力音声が、発信先番号記憶回路44に
番号登録された発信先に伝送される。
【0051】これにより、遠隔地で、不法侵入者などを
自動監視することができる。発信先番号記憶回路44に
番号登録された発信先の端末からの回線遮断操作によ
り、システム制御回路38は監視モードに復帰し、監視
を継続する。
【0052】画像入力手段として単一のカメラを用いる
実施例を説明したが、画像入力手段と符号化手段を複数
有する構成にも本発明を適用できることはいうまでもな
い。また、不法侵入者などを検出するのに、音声を併用
してもよい。
【0053】上記実施例では、テレビ会議又はテレビ電
話の端末をそのまま利用しているが、監視システムの端
末として使用する場合、画像及び音声の受信処理系が不
要になることは明らかである。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、不法侵入者等を監視する監視シス
テムを簡単且つ安価に構成できる。監視目的でモニタ画
面を常時見ている必要が無くなる。異常検出時の連絡先
も自由に設定できる。異常検出後の状態を画像及び音声
の両方で監視できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の概略構成ブロック図であ
る。
【図2】 本実施例の符号化回路22aの概略構成ブロ
ック図である。
【図3】 フレーム間の動き補償の説明図である。
【符号の説明】
10:カメラ 12:書画カメラ 14:画像入力イン
ターフェース 16:モニタ 18:画像出力インター
フェース 20:選択合成回路 22:画像符号化復号
化回路 22a:画像符号化回路 22b:画像復号化
回路 24:ハンドセット 26:マイク 28:スピ
ーカ 30:音声入出力インターフェース 32:音声符号化復号化回路 32a:音声符号化回路
32b:音声復号化回路 34:回線インターフェー
ス 36:分離多重化回路 38:システム制御回路
40:操作装置 50:入力端子 52:符号化モード
選択回路 54:DCT回路 56:量子化回路 5
8:可変長符号化回路 60:送信バッファ 62:出
力端子 64:逆量子化回路 66:逆DCT回路 6
8:加算器 70:動き補償用フレーム・メモリ 72:動きベクト
ル検出回路 74:動き補償回路 76:ローパス・フ
ィルタ 78:減算器 80:画像符号化制御回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像入力手段と、当該画像入力手段の入
    力画像を符号化する画像符号化手段と、音声入力手段
    と、当該音声入力手段の入力音声を符号化する音声符号
    化手段と、当該画像符号化手段及び当該音声符号化手段
    の符号化情報を伝送媒体に送出する送信手段とを有する
    動画像伝送装置であって、当該画像入力手段の入力画像
    内での動きの有無を監視する動き監視手段と、当該動き
    監視手段が所定以上の動きを検出したときの発信先情報
    を記憶する発信先記憶手段と、当該動き監視手段が所定
    以上の動きを検出したときに、当該動き監視手段の出力
    に応じて、発信先記憶手段に記憶される発信先情報によ
    り特定される相手に回線接続する自動発信制御手段とを
    設けたことを特徴とする動画像伝送装置。
  2. 【請求項2】 更に、当該動き監視手段が所定以上の動
    きを検出したときに上記発信先情報で特定される相手に
    先ず通知すべき警告情報を記憶する警告情報記憶手段を
    具備し、発信先記憶手段に記憶される発信先情報により
    特定される相手との回線接続後、当該警告情報記憶手段
    の記憶情報を当該相手に送信する請求項1に記載の動画
    像伝送装置。
  3. 【請求項3】 上記自動発信制御手段が、所定以上の動
    きを検出したときの上記動き監視手段の出力に応じて、
    上記画像符号化手段、上記音声入力手段、上記音声符号
    化手段及び上記送信手段の必要部を作動状態に制御し
    て、上記画像入力手段の入力画像及び上記音声入力手段
    の入力音声を回線接続した相手へ送信させる請求項1又
    は2に記載の動画像伝送装置。
  4. 【請求項4】 上記画像符号化手段が動きベクトル検出
    手段を具備し、上記動き監視手段が、当該動きベクトル
    検出手段の検出した動きベクトルを複数画面にわたり記
    憶する請求項1乃至3の何れか1項に記載の動画像伝送
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02995A (ja) * 1988-06-08 1990-01-05 Japan Aviation Electron Ind Ltd 液晶パネル用ベクタージェネレータ
CN106593186A (zh) * 2017-01-16 2017-04-26 福建泉州环宇通电子有限公司 一种特定语音触发报警的保险箱
US10129547B2 (en) 2015-02-26 2018-11-13 Mitsubishi Electric Corporation Image processing apparatus

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