JPH0635059Y2 - 落下防止ネット - Google Patents
落下防止ネットInfo
- Publication number
- JPH0635059Y2 JPH0635059Y2 JP1988045962U JP4596288U JPH0635059Y2 JP H0635059 Y2 JPH0635059 Y2 JP H0635059Y2 JP 1988045962 U JP1988045962 U JP 1988045962U JP 4596288 U JP4596288 U JP 4596288U JP H0635059 Y2 JPH0635059 Y2 JP H0635059Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scaffolding
- pipe
- fall prevention
- vertical
- net
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04G—SCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
- E04G5/00—Component parts or accessories for scaffolds
- E04G5/14—Railings
- E04G2005/148—Railings latticed or netted
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、主に、建設工事現場等に於いて組立てられる
仮設足場（例えば、所定間隔で配設される足場用縦パイ
プや、適数の足場用縦パイプ相互に横架連結される足場
用横パイプ等を利用して組立てた仮設足場等）に装着さ
れる落下防止ネットに係り、仮設足場に容易に且つ安全
に装着できて、しかも、高所からの人や物の落下を確実
に防止できるようにした落下防止ネットに関する。
仮設足場（例えば、所定間隔で配設される足場用縦パイ
プや、適数の足場用縦パイプ相互に横架連結される足場
用横パイプ等を利用して組立てた仮設足場等）に装着さ
れる落下防止ネットに係り、仮設足場に容易に且つ安全
に装着できて、しかも、高所からの人や物の落下を確実
に防止できるようにした落下防止ネットに関する。
（従来の技術） 従来、この種の落下防止ネットとしては種々のものが提
案されている。例えば、実開昭56-145555号公報に記載
されているような建設用養生パネルがある。これは、角
枠の四隅部分に切抜孔を穿設してあり、この切抜孔に、
足場パイプに装着してなる養生クランプのピンを挿入、
係止せしめることで、養生パネルを足場パイプに支持で
きるように形成されている。
案されている。例えば、実開昭56-145555号公報に記載
されているような建設用養生パネルがある。これは、角
枠の四隅部分に切抜孔を穿設してあり、この切抜孔に、
足場パイプに装着してなる養生クランプのピンを挿入、
係止せしめることで、養生パネルを足場パイプに支持で
きるように形成されている。
また、実開昭60-157845号公報に記載されているような
建築現場における足場階段落下防止手摺がある。これ
は、足場に架設された階段に対応する開口部の両端部を
構成する短杆の端部間に主枠を渉設掛止せしめ、該主枠
の下段側端部を構成する立杆には側枠を回動自在に枢支
せしめると共に該側枠の下端部を短杆に取付けて開口部
の下段側角部に逃げ部を設け、また立杆と側枠の下部間
には逃げ部に対応する三角状のプレートを取付けたもの
である。
建築現場における足場階段落下防止手摺がある。これ
は、足場に架設された階段に対応する開口部の両端部を
構成する短杆の端部間に主枠を渉設掛止せしめ、該主枠
の下段側端部を構成する立杆には側枠を回動自在に枢支
せしめると共に該側枠の下端部を短杆に取付けて開口部
の下段側角部に逃げ部を設け、また立杆と側枠の下部間
には逃げ部に対応する三角状のプレートを取付けたもの
である。
（考案が解決しようとする課題） ところが、前述の如き建設用養生パネルは、足場パイプ
に装着する養生クランプの高さ方向に於ける装置位置を
ある程度揃えておかないと、養生パネルが取付けできな
くなる難点があると共に、養生パネルの設置作業が面倒
となり、設置や取外しのための作業能率にも影響を及ぼ
す難点等があった。
に装着する養生クランプの高さ方向に於ける装置位置を
ある程度揃えておかないと、養生パネルが取付けできな
くなる難点があると共に、養生パネルの設置作業が面倒
となり、設置や取外しのための作業能率にも影響を及ぼ
す難点等があった。
また、前述の如き足場階段落下防止手摺は、クランプ
や、楔体が装着される嵌合片を介して足場用パイプに装
着されるので、足場階段落下防止手摺の足場への装着作
業が比較的面倒であると共に、装着、取外しのための作
業能率も悪い等の難点があった。
や、楔体が装着される嵌合片を介して足場用パイプに装
着されるので、足場階段落下防止手摺の足場への装着作
業が比較的面倒であると共に、装着、取外しのための作
業能率も悪い等の難点があった。
（課題を解決するための手段） そこで、本考案は、前述の如き難点等を解消すべく案出
されたもので、具体的には、所定間隔で配設される足場
用縦パイプ20や、適数の足場用縦パイプ20相互に横架連
結される足場用横パイプ21等を利用して組立てられる仮
設足場に装着される落下防止ネットＡであって、上下横
枠1,2と左右縦枠材3,4とを備えてなる矩形状のネット本
体A1を形成し、このネット本体A1の左右縦枠材3,4側縁
上部に、隣接する足場用縦パイプ20等を夫々円周方向に
囲繞可能な左右取付腕15を固着し、この左右取付腕15
は、左右縦枠材3,4への固着高さを若干上下に異ならし
めて配置し、ネット本体A1の下横枠材２に、足場用横パ
イプ21等を円周方向に略上半分以上囲繞可能な取付脚10
を固着し、この取付脚10は、ネット本体A1の下横枠材２
に固着される脚片11と、この脚片11下端部分に固着され
ると共に、落下防止ネットＡの内がわ寄りに配置される
略逆Ｕ字状の係止片12とからなり、この係止片12が足場
用横パイプ21等を上方から抱持することで、取付脚10が
足場用横パイプ21等に係止されるよう構成する手段を採
用した。
されたもので、具体的には、所定間隔で配設される足場
用縦パイプ20や、適数の足場用縦パイプ20相互に横架連
結される足場用横パイプ21等を利用して組立てられる仮
設足場に装着される落下防止ネットＡであって、上下横
枠1,2と左右縦枠材3,4とを備えてなる矩形状のネット本
体A1を形成し、このネット本体A1の左右縦枠材3,4側縁
上部に、隣接する足場用縦パイプ20等を夫々円周方向に
囲繞可能な左右取付腕15を固着し、この左右取付腕15
は、左右縦枠材3,4への固着高さを若干上下に異ならし
めて配置し、ネット本体A1の下横枠材２に、足場用横パ
イプ21等を円周方向に略上半分以上囲繞可能な取付脚10
を固着し、この取付脚10は、ネット本体A1の下横枠材２
に固着される脚片11と、この脚片11下端部分に固着され
ると共に、落下防止ネットＡの内がわ寄りに配置される
略逆Ｕ字状の係止片12とからなり、この係止片12が足場
用横パイプ21等を上方から抱持することで、取付脚10が
足場用横パイプ21等に係止されるよう構成する手段を採
用した。
（作用） しかして、落下防止ネットＡは、所定間隔で配設される
足場用縦パイプ20や、適数の足場用縦パイプ20相互に横
架連結される足場用横パイプ21等を利用して組立てられ
る仮設足場に装着される。そして、落下防止ネットＡ
は、隣設している足場用縦パイプ20間に左右取付腕15を
介して横架状に装着される。しかも、左右取付腕15は、
足場用縦パイプ20を外周方向に囲繞して、足場用縦パイ
プ20に沿う上下方向への移動は自在となり、水平方向に
於ける落下防止ネットＡの移動を規制する。更に、左右
取付腕15は、左右縦枠材3,4への固着高さが若干以下に
異なるように配置され、隣設する落下防止ネットＡ夫々
の取付腕15の一つの足場用縦パイプ20への装着位置が干
渉しないようになる。また、落下防止ネットＡは、その
取付脚10が、隣設する足場用縦パイプ20に横架配設され
ている足場用横パイプ21に上方から装着される。しか
も、取付脚10は、下横枠材２に固着される脚片11と、こ
の脚片11下端部分に固着されると共に、落下防止ネット
Ａの内がわ寄りに配置される略逆Ｕ字状の係止片12とか
らなり、この係止片12が足場用横パイプ21等を上方から
外周方向の略上半分以上抱持して、取付脚10が足場用横
パイプ21等に係止され、下方及び水平方向への落下防止
ネットＡの移動を規制する。
足場用縦パイプ20や、適数の足場用縦パイプ20相互に横
架連結される足場用横パイプ21等を利用して組立てられ
る仮設足場に装着される。そして、落下防止ネットＡ
は、隣設している足場用縦パイプ20間に左右取付腕15を
介して横架状に装着される。しかも、左右取付腕15は、
足場用縦パイプ20を外周方向に囲繞して、足場用縦パイ
プ20に沿う上下方向への移動は自在となり、水平方向に
於ける落下防止ネットＡの移動を規制する。更に、左右
取付腕15は、左右縦枠材3,4への固着高さが若干以下に
異なるように配置され、隣設する落下防止ネットＡ夫々
の取付腕15の一つの足場用縦パイプ20への装着位置が干
渉しないようになる。また、落下防止ネットＡは、その
取付脚10が、隣設する足場用縦パイプ20に横架配設され
ている足場用横パイプ21に上方から装着される。しか
も、取付脚10は、下横枠材２に固着される脚片11と、こ
の脚片11下端部分に固着されると共に、落下防止ネット
Ａの内がわ寄りに配置される略逆Ｕ字状の係止片12とか
らなり、この係止片12が足場用横パイプ21等を上方から
外周方向の略上半分以上抱持して、取付脚10が足場用横
パイプ21等に係止され、下方及び水平方向への落下防止
ネットＡの移動を規制する。
（実施例） 以下、本考案を図示例について説明する。
図中Ａは、建設工事現場等に於いて、所定間隔で配設さ
れる足場用縦パイプ20や、適数の足場用縦パイプ20相互
に横架連結される足場用横パイプ21等を利用して組立て
られる仮設足場に装着される本考案の落下防止ネットで
あって、この落下防止ネットＡは、適宜仮設足場の上部
に装着することにより、人や物の落下を防止できるよう
にしたものである。
れる足場用縦パイプ20や、適数の足場用縦パイプ20相互
に横架連結される足場用横パイプ21等を利用して組立て
られる仮設足場に装着される本考案の落下防止ネットで
あって、この落下防止ネットＡは、適宜仮設足場の上部
に装着することにより、人や物の落下を防止できるよう
にしたものである。
そして、この落下防止ネットＡは、隣設する足場用縦パ
イプ20（建地パイプ）相互間に夫々配置されると共に、
足場用縦パイプ20に横架配設されている足場用横パイプ
21（布地パイプ）の上方に配置され、例えば、第１図に
示すような建築物Ｋの場合、その軒先部分に配設され
て、建築物Ｋの軒先から外がわに人や物等が落下するの
を防ぐように形成されている。
イプ20（建地パイプ）相互間に夫々配置されると共に、
足場用縦パイプ20に横架配設されている足場用横パイプ
21（布地パイプ）の上方に配置され、例えば、第１図に
示すような建築物Ｋの場合、その軒先部分に配設され
て、建築物Ｋの軒先から外がわに人や物等が落下するの
を防ぐように形成されている。
すなわち、所定寸法の矩形状ネット本体A1の左右両側上
部に、足場用縦パイプ20を外周方向に囲繞するように装
着可能な取付腕15を、側方に向って夫々突出するように
固着し、更に、ネット本体A1の下端縁の左右寄り部分
に、足場用横パイプ21を外周方向に略上半分以上囲繞す
るように装着可能な取付脚10を、下方に向って夫々突出
するように固着して構成されている。
部に、足場用縦パイプ20を外周方向に囲繞するように装
着可能な取付腕15を、側方に向って夫々突出するように
固着し、更に、ネット本体A1の下端縁の左右寄り部分
に、足場用横パイプ21を外周方向に略上半分以上囲繞す
るように装着可能な取付脚10を、下方に向って夫々突出
するように固着して構成されている。
ネット本体A1は、金属製パイプ状の上横枠材１と下横枠
材２と右縦枠材３と左縦枠材４とで略横長矩形枠を構成
し、これに複数の横筋５と縦筋６を縦横に配して形成さ
れている。すなわち、ネット本体A1自身を堅牢に且つ軽
量に構成できるようにしてある。図中７は右縦枠材３と
左縦枠材４の所望位置（例えば、上下端部）に穿設した
水抜孔である。尚、ネット本体A1の具体的構成、形状、
寸法、材質、上横枠材１と下横枠材２と右縦枠材３と左
縦枠材４とで構成した矩形枠内に配設される横筋５と縦
筋６の具体的構成、配設状態、寸法、形状、材質、数等
は図示例のものに限定されるものではなく、適宜自由に
設定できる。
材２と右縦枠材３と左縦枠材４とで略横長矩形枠を構成
し、これに複数の横筋５と縦筋６を縦横に配して形成さ
れている。すなわち、ネット本体A1自身を堅牢に且つ軽
量に構成できるようにしてある。図中７は右縦枠材３と
左縦枠材４の所望位置（例えば、上下端部）に穿設した
水抜孔である。尚、ネット本体A1の具体的構成、形状、
寸法、材質、上横枠材１と下横枠材２と右縦枠材３と左
縦枠材４とで構成した矩形枠内に配設される横筋５と縦
筋６の具体的構成、配設状態、寸法、形状、材質、数等
は図示例のものに限定されるものではなく、適宜自由に
設定できる。
取付脚10は、ネット本体A1の下横枠材２に固着される略
帯板状の脚片11と、この脚片11下端部分に固着されると
共に、落下防止ネットＡの内がわ寄りに配置される略逆
Ｕ字状の係止片12とからなり、この係止片12が足場用横
パイプ21等を上方から抱持することで、取付脚10が足場
用横パイプ21等に係止されるように構成されている。す
なわち、足場用縦パイプ20と、足場用横パイプ21は、適
宜クランプ金具等を介して連結されるが、このとき、足
場用横パイプ21は、仮設足場に於いて足場用縦パイプ20
の内がわに配置され、この足場用横パイプ21に係止片12
が正確に且つ安定的に係止されるように配慮してある。
尚、脚片11は、第２図に示すような真直ぐな帯板として
もよいし、第３図及び第４図に示すようなクランク状に
折曲せしめた帯板としても良いし、その他適宜自由に設
定できる。
帯板状の脚片11と、この脚片11下端部分に固着されると
共に、落下防止ネットＡの内がわ寄りに配置される略逆
Ｕ字状の係止片12とからなり、この係止片12が足場用横
パイプ21等を上方から抱持することで、取付脚10が足場
用横パイプ21等に係止されるように構成されている。す
なわち、足場用縦パイプ20と、足場用横パイプ21は、適
宜クランプ金具等を介して連結されるが、このとき、足
場用横パイプ21は、仮設足場に於いて足場用縦パイプ20
の内がわに配置され、この足場用横パイプ21に係止片12
が正確に且つ安定的に係止されるように配慮してある。
尚、脚片11は、第２図に示すような真直ぐな帯板として
もよいし、第３図及び第４図に示すようなクランク状に
折曲せしめた帯板としても良いし、その他適宜自由に設
定できる。
取付腕15は、足場用縦パイプ20に遊嵌される円環状のリ
ング16を、ネット本体A1の右縦枠材３と左縦枠材４上部
に夫々固着して構成されたもの（第２図及び第４図参
照）や、帯板状を平面略Ｕ字状に折曲げて足場用縦パイ
プ20を抱持可能とした抱持片17を、ネット本体A1の右縦
枠材３上部と左縦枠材４上部に夫々固着して構成された
もの（第１図及び第３図参照）がある。しかも、これら
リング16及び抱持片17は、左右縦枠材3,4への固着高さ
を左右で若干上下に異ならしめてある。すなわち、多数
の落下防止ネットＡを足場に装着する際、一本の足場用
縦パイプ20には、隣設する落下防止ネットＡ夫々の取付
腕15が装着されるようになるが、これら取付腕15の足場
用縦パイプ20への装着位置が合致しないように配慮され
ている。
ング16を、ネット本体A1の右縦枠材３と左縦枠材４上部
に夫々固着して構成されたもの（第２図及び第４図参
照）や、帯板状を平面略Ｕ字状に折曲げて足場用縦パイ
プ20を抱持可能とした抱持片17を、ネット本体A1の右縦
枠材３上部と左縦枠材４上部に夫々固着して構成された
もの（第１図及び第３図参照）がある。しかも、これら
リング16及び抱持片17は、左右縦枠材3,4への固着高さ
を左右で若干上下に異ならしめてある。すなわち、多数
の落下防止ネットＡを足場に装着する際、一本の足場用
縦パイプ20には、隣設する落下防止ネットＡ夫々の取付
腕15が装着されるようになるが、これら取付腕15の足場
用縦パイプ20への装着位置が合致しないように配慮され
ている。
ところで、前記抱持片17は、その開口部が建築物Ｋの存
在するがわとは反対の向きに開口するように配設されて
おり、その両端部分には、水平方向が長手方向となる長
孔17aと円孔17bが穿設され、この長孔17aと円孔17bとを
貫通するように抱持ピン18が挿通されている。そして、
この抱持ピン18の先端部分には直角に折曲げてなる折曲
部18aが形成され、基端部分（円孔17b）がわには、抜止
環19が取付けられている。すなわち、抱持ピン18の折曲
部18aが長孔17aを通過することで、抱持片17の開口部の
開放、閉鎖が自在に行え、抱持片17と抱持ピン18とで足
場用縦パイプ20を確実に囲繞するようになり、しかも、
落下防止ネットＡの足場への装着が非常に容易に行える
ようになる。尚、取付腕15の具体的構成、形状、寸法、
数、配設位置等は図示例のものに限定されることなく、
適宜自由に設定できるものである。
在するがわとは反対の向きに開口するように配設されて
おり、その両端部分には、水平方向が長手方向となる長
孔17aと円孔17bが穿設され、この長孔17aと円孔17bとを
貫通するように抱持ピン18が挿通されている。そして、
この抱持ピン18の先端部分には直角に折曲げてなる折曲
部18aが形成され、基端部分（円孔17b）がわには、抜止
環19が取付けられている。すなわち、抱持ピン18の折曲
部18aが長孔17aを通過することで、抱持片17の開口部の
開放、閉鎖が自在に行え、抱持片17と抱持ピン18とで足
場用縦パイプ20を確実に囲繞するようになり、しかも、
落下防止ネットＡの足場への装着が非常に容易に行える
ようになる。尚、取付腕15の具体的構成、形状、寸法、
数、配設位置等は図示例のものに限定されることなく、
適宜自由に設定できるものである。
本考案は前述の如く構成されており、次に、その使用例
について説明すると、先ず、取付腕15がリング16によっ
て構成されている落下防止ネットＡは、足場用縦パイプ
20の上端部からリング16を挿通させ、足場用縦パイプ20
に沿って落下防止ネットＡを若干降下せしめる。そし
て、取付脚10の係止片12を足場用横パイプ21に係止させ
て落下防止ネットＡが装着される。
について説明すると、先ず、取付腕15がリング16によっ
て構成されている落下防止ネットＡは、足場用縦パイプ
20の上端部からリング16を挿通させ、足場用縦パイプ20
に沿って落下防止ネットＡを若干降下せしめる。そし
て、取付脚10の係止片12を足場用横パイプ21に係止させ
て落下防止ネットＡが装着される。
また、取付腕15が抱持片17と抱持ピン18によって構成さ
れている落下防止ネットＡは、取付脚10の係止片12で足
場用横パイプ21を抱持させ、これを支点として落下防止
ネットＡを直立状に揺動せしめると共に、抱持片17で足
場用縦パイプ20を抱持させる。それから、抱持ピン18の
折曲部18aを抱持片17の長孔17aに挿通し、折曲部18aの
先端が下方に向くようにして落下防止ネットＡが装着さ
れる。尚、足場用縦パイプ20の上端部から抱持片17と抱
持ピン18とで囲繞される部分を挿通させ、足場用縦パイ
プ20に沿って落下防止ネットＡを若干降下せしめ、取付
脚10の係止片12を足場用横パイプ21に係止させて落下防
止ネットＡを装着することもできる。
れている落下防止ネットＡは、取付脚10の係止片12で足
場用横パイプ21を抱持させ、これを支点として落下防止
ネットＡを直立状に揺動せしめると共に、抱持片17で足
場用縦パイプ20を抱持させる。それから、抱持ピン18の
折曲部18aを抱持片17の長孔17aに挿通し、折曲部18aの
先端が下方に向くようにして落下防止ネットＡが装着さ
れる。尚、足場用縦パイプ20の上端部から抱持片17と抱
持ピン18とで囲繞される部分を挿通させ、足場用縦パイ
プ20に沿って落下防止ネットＡを若干降下せしめ、取付
脚10の係止片12を足場用横パイプ21に係止させて落下防
止ネットＡを装着することもできる。
ところで、これら落下防止ネットＡを取外すには前記手
順を逆に行えば良い。
順を逆に行えば良い。
（考案の効果） 従って、本考案は、所定間隔で配設される足場用縦パイ
プ20や、適数の足場用縦パイプ20相互に横架連結される
足場用横パイプ21等を利用して組立てられる仮設足場に
装着される落下防止ネットＡであって、上下横枠材1,2
と左右縦枠材3,4とを備えてなる矩形状のネット本体A1
を形成し、このネット本体A1の左右縦枠材3,4側縁上部
に、隣設する足場用縦パイプ20等を夫々円周方向に囲繞
可能な左右取付腕15を固着し、この左右取付腕15は、左
右縦枠材3,4への固着高さを若干上下に異ならしめて配
置し、ネット本体A1の下横枠材２に、足場用横パイプ21
等を円周方向に略上半分以上囲繞可能な取付脚10を固着
し、この取付脚10は、ネット本体A1の下横枠材２に固着
される脚片11と、この脚片11下端部分に固着されると共
に、落下防止ネットＡの内がわ寄りに配置される略逆Ｕ
字状の係止片12とからなり、この係止片12が足場用横パ
イプ21等を上方から抱持することで、取付脚10が足場用
横パイプ21等に係止されるよう構成したので、所定間隔
で配設される足場用縦パイプ20や、適数の足場用縦パイ
プ20相互に横架連結される足場用横パイプ21等を利用し
て組立てられる仮設足場に、落下防止ネットＡを熟練を
要することなく誰でも容易に且つ安全に装着できるよう
になり、建設工事現場等に於いて、人や物の落下を確実
に防止できるようになる。しかも、落下防止ネットＡの
仮設足場の足場用縦パイプ20や足場用横パイプ21への装
着、取外し作業が迅速に行え、作業能率の向上に役立
ち、更に、仮設足場の足場用縦パイプ20や足場用横パイ
プ21への装着状態もバランス良く安定し、不意の外力等
によって足場用縦パイプ20や足場用横パイプ21から簡単
に逸脱しない安全性の高いものとなる。更に、落下防止
ネットＡ自身の構成が簡素で、堅牢で、軽量となり、量
産に適し、低廉に提供できるものとなる。
プ20や、適数の足場用縦パイプ20相互に横架連結される
足場用横パイプ21等を利用して組立てられる仮設足場に
装着される落下防止ネットＡであって、上下横枠材1,2
と左右縦枠材3,4とを備えてなる矩形状のネット本体A1
を形成し、このネット本体A1の左右縦枠材3,4側縁上部
に、隣設する足場用縦パイプ20等を夫々円周方向に囲繞
可能な左右取付腕15を固着し、この左右取付腕15は、左
右縦枠材3,4への固着高さを若干上下に異ならしめて配
置し、ネット本体A1の下横枠材２に、足場用横パイプ21
等を円周方向に略上半分以上囲繞可能な取付脚10を固着
し、この取付脚10は、ネット本体A1の下横枠材２に固着
される脚片11と、この脚片11下端部分に固着されると共
に、落下防止ネットＡの内がわ寄りに配置される略逆Ｕ
字状の係止片12とからなり、この係止片12が足場用横パ
イプ21等を上方から抱持することで、取付脚10が足場用
横パイプ21等に係止されるよう構成したので、所定間隔
で配設される足場用縦パイプ20や、適数の足場用縦パイ
プ20相互に横架連結される足場用横パイプ21等を利用し
て組立てられる仮設足場に、落下防止ネットＡを熟練を
要することなく誰でも容易に且つ安全に装着できるよう
になり、建設工事現場等に於いて、人や物の落下を確実
に防止できるようになる。しかも、落下防止ネットＡの
仮設足場の足場用縦パイプ20や足場用横パイプ21への装
着、取外し作業が迅速に行え、作業能率の向上に役立
ち、更に、仮設足場の足場用縦パイプ20や足場用横パイ
プ21への装着状態もバランス良く安定し、不意の外力等
によって足場用縦パイプ20や足場用横パイプ21から簡単
に逸脱しない安全性の高いものとなる。更に、落下防止
ネットＡ自身の構成が簡素で、堅牢で、軽量となり、量
産に適し、低廉に提供できるものとなる。
そして、ネット本体A1の左右縦枠材3,4側縁上部に、隣
設する足場用縦パイプ20等を夫々円周方向に囲繞可能な
左右取付腕15を固着したので、足場用縦パイプ20に沿う
上下方向への移動は自在で、水平方向に於ける落下防止
ネットＡの移動を確実に規制できるようになり、落下防
止ネットＡを重力に逆らって上方に移動せしめない限
り、取付腕15が足場用縦パイプ20から逸脱せず、不意の
外力等によって、落下防止ネットＡが仮設足場から落下
するような事故がなくなり、非常に安全性の優れたもの
となる。
設する足場用縦パイプ20等を夫々円周方向に囲繞可能な
左右取付腕15を固着したので、足場用縦パイプ20に沿う
上下方向への移動は自在で、水平方向に於ける落下防止
ネットＡの移動を確実に規制できるようになり、落下防
止ネットＡを重力に逆らって上方に移動せしめない限
り、取付腕15が足場用縦パイプ20から逸脱せず、不意の
外力等によって、落下防止ネットＡが仮設足場から落下
するような事故がなくなり、非常に安全性の優れたもの
となる。
特に、左右取付腕15は、左右縦枠材3,4への固着高さを
若干上下に異ならしめて配置したので、多数の落下防止
ネットＡを装着する際、一本の足場用縦パイプ20の同じ
位置に隣設する落下防止ネットＡの取付腕15が干渉する
ことがなくなり、複数の落下防止ネットＡを綺麗に揃え
て装着できるようになる。
若干上下に異ならしめて配置したので、多数の落下防止
ネットＡを装着する際、一本の足場用縦パイプ20の同じ
位置に隣設する落下防止ネットＡの取付腕15が干渉する
ことがなくなり、複数の落下防止ネットＡを綺麗に揃え
て装着できるようになる。
また、ネット本体A1の下横枠材２に、足場用横パイプ21
等を円周方向に略上半分以上囲繞可能な取付脚10を固着
したので、取付脚10が足場用横パイプ21等に安定的に係
止されると共に、下方及び水平方向への落下防止ネット
Ａの移動を確実に規制できるようになる。
等を円周方向に略上半分以上囲繞可能な取付脚10を固着
したので、取付脚10が足場用横パイプ21等に安定的に係
止されると共に、下方及び水平方向への落下防止ネット
Ａの移動を確実に規制できるようになる。
しかも、取付脚10は、ネット本体A1の下横枠材２に固着
される脚片11と、この脚片11下端部分に固着されると共
に、落下防止ネットＡの内がわ寄りに配置される略逆Ｕ
字状の係止片12とからなるので、仮設足場に於いて足場
用縦パイプ20の内がわに配置されている足場用横パイプ
21に係止片12を正確に且つ安定的に係止せしめられるよ
うになる。
される脚片11と、この脚片11下端部分に固着されると共
に、落下防止ネットＡの内がわ寄りに配置される略逆Ｕ
字状の係止片12とからなるので、仮設足場に於いて足場
用縦パイプ20の内がわに配置されている足場用横パイプ
21に係止片12を正確に且つ安定的に係止せしめられるよ
うになる。
図面は本考案を例示するもので、第１図は使用状態を示
す斜視図、第２図は落下防止ネットの斜視図、第３図及
び第４図は夫々他の実施例に於ける落下防止ネットの一
部切欠斜視図である。 Ａ……落下防止ネット、 A1……ネット本体、１……上横枠材、２……下横枠材、
３……右縦枠材、４……左縦枠材、５……横筋、６……
縦筋、７……水抜孔、 10……取付脚、11……脚片、12……係止片、 15……取付腕、16……リング、17……抱持片、17a……
長孔、17b……円孔、18……抱持ピン、18a……折曲部、
19……抜止環、 20……足場用縦パイプ、21……足場用横パイプ、 Ｋ……建築物。
す斜視図、第２図は落下防止ネットの斜視図、第３図及
び第４図は夫々他の実施例に於ける落下防止ネットの一
部切欠斜視図である。 Ａ……落下防止ネット、 A1……ネット本体、１……上横枠材、２……下横枠材、
３……右縦枠材、４……左縦枠材、５……横筋、６……
縦筋、７……水抜孔、 10……取付脚、11……脚片、12……係止片、 15……取付腕、16……リング、17……抱持片、17a……
長孔、17b……円孔、18……抱持ピン、18a……折曲部、
19……抜止環、 20……足場用縦パイプ、21……足場用横パイプ、 Ｋ……建築物。
フロントページの続き (56)参考文献 実願 昭58−74725号（実開 昭59− 181159号）の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム（Ｊ Ｐ，Ｕ) 実願 昭59−46283号（実開 昭60− 157845号）の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム（Ｊ Ｐ，Ｕ) 実願 昭53−54962号（実開 昭56− 10747号）の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム（Ｊ Ｐ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】所定間隔で配設される足場用縦パイプや、
適数の足場用縦パイプ相互に横架連結される足場用横パ
イプ等を利用して組立てられる仮設足場に装着される落
下防止ネットであって、上下横枠材と左右縦枠材とを備
えてなる矩形状のネット本体を形成し、このネット本体
の左右縦枠材側縁上部に、隣接する足場用縦パイプ等を
夫々円周方向に囲繞可能な左右取付腕を固着し、この左
右取付腕は、左右縦枠材への固着高さを若干上下に異な
らしめて配置し、ネット本体の下横枠材に、足場用横パ
イプ等を円周方向に略上半分以上囲繞可能な取付脚を固
着し、この取付脚は、ネット本体の下横枠材に固着され
る脚片と、この脚片下端部分に固着されると共に、落下
防止ネットの内がわ寄りに配置される略逆Ｕ字状の係止
片とからなり、この係止片が足場用横パイプ等を上方か
ら抱持することで、取付脚が足場用横パイプ等に係止さ
れるよう構成したことを特徴とする落下防止ネット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988045962U JPH0635059Y2 (ja) | 1988-04-05 | 1988-04-05 | 落下防止ネット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988045962U JPH0635059Y2 (ja) | 1988-04-05 | 1988-04-05 | 落下防止ネット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01154744U JPH01154744U (ja) | 1989-10-24 |
| JPH0635059Y2 true JPH0635059Y2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=31272249
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988045962U Expired - Lifetime JPH0635059Y2 (ja) | 1988-04-05 | 1988-04-05 | 落下防止ネット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0635059Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5778943B2 (ja) * | 2011-02-16 | 2015-09-16 | 株式会社アイチコーポレーション | 高所作業車 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5755872Y2 (ja) * | 1978-04-24 | 1982-12-02 | ||
| JPS59181159U (ja) * | 1983-05-20 | 1984-12-03 | 株式会社 銭高組 | 足場開口部用の手摺金具 |
| JPS60157845U (ja) * | 1984-03-29 | 1985-10-21 | 高瀬 州治 | 建設現場における足場階段落下防止手摺 |
-
1988
- 1988-04-05 JP JP1988045962U patent/JPH0635059Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01154744U (ja) | 1989-10-24 |
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