JPH0634996A - ドライバ内蔵型アクティブマトリクス表示パネル - Google Patents

ドライバ内蔵型アクティブマトリクス表示パネル

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JPH0634996A
JPH0634996A JP18682292A JP18682292A JPH0634996A JP H0634996 A JPH0634996 A JP H0634996A JP 18682292 A JP18682292 A JP 18682292A JP 18682292 A JP18682292 A JP 18682292A JP H0634996 A JPH0634996 A JP H0634996A
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interlayer insulating
signal line
layer
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画素領域および駆動回路に機能に応じた構造
を採用し、表示の品位を向上可能なドライバ内蔵型アク
ティブマトリクス表示パネルを実現する。 【構成】 画素領域40bでは、耐エッチング性および
遮光性の高いモリブデン層で構成された信号線41a
と、画素電極46とが上層側層間絶縁膜47を介してお
り、画素電極46を最大限拡張してある。画素電極46
は信号線41aと同層のモリブデン層たる積み上げ電極
49を介してTFT8のドレイン7に導電接続してい
る。これに対して、駆動回路側では、上層側層間絶縁膜
47と同時形成された層間絶縁膜上にアルミニウム層た
る配線層を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドライバ内蔵型アクティ
ブマトリクス表示パネルに関し、特に、その配線層の構
造技術に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶の配向状態などを利用して情報を表
示するフラット型表示パネルのうち、ドライバ内蔵型ア
クティブマトリクス方式の液晶表示パネルにおいては、
その全体構成を図10にブロック図で示すように、画素
マトリクス10,信号線駆動回路11(X側ドライバー
回路)および走査線駆動回路12(Y側ドライバー回
路)が同一の透明基板上に形成されて、表示装置の小型
化,高精細化および低コスト化が図られている。ここ
で、信号線駆動回路11は、クロック信号CL,CL*
(CLに逆相のクロック信号)で駆動されるシフトレジ
スタ部13,そこから送出された出力信号に基づいて動
作するn型TFTをアナログスイッチとして備えたサン
プルホールド回路部14およびビデオ信号線15を有す
る一方、走査線駆動回路12はシフトレジスタおよび必
要に応じてバッファ回路を有する。また、画素マトリク
ス10は、信号線駆動回路11の側に接続された複数の
信号線X1 ,X2 ,X3 ・・・と、走査線駆動回路12
の側に接続された複数の走査線Y1 ,Y2 ・・・と、こ
れらの走査線Y1 ,Y2 ・・・・・・および信号線X1
,X2 ,X3 ・・・の交点に形成された複数の画素領
域G11,G12・・G21,G22・・・とを有し、各画素領
域G11,G12・・G21,G22・・・には薄膜トランジス
タT11,T12・・T21,T22・・・および液晶セルを有
する。ここで、シフトレジスタ部13においては、イン
バータ131およびクロックドインバータ132で構成
されたシフトレジスタ130と、インバータで構成され
たバッファ回路133とを有し、これらのインバータは
いずれもp型TFTとn型TFTとで構成され、これら
のp型TFTとn型TFTが配線層で配線接続されて駆
動回路が構成されている。なお、信号線駆動回路11に
は、正電源側からの正電源配線VDDおよび負電源側から
の負電源配線VSSが形成され、シフトレジスタ部13に
は、クロック信号CL,CL* をシフトレジスタ部13
に入力する2つのクロック信号線161a,161bが
形成されている。
【0003】このような構成のドライバ内蔵型アクティ
ブマトリクス表示パネルにおいて、その従来の画素領域
は、その断面図を図11に示すように、液晶表示パネル
全体を支持する透明基板51(ガラス基板)の表面側に
多結晶シリコン層52が形成されており、多結晶シリコ
ン層52には、真性の多結晶シリコン領域であるチャネ
ル領域52aを除いて、n型の不純物としてのリンが導
入されて薄膜トランジスタ57(TFT)のソース53
およびドレイン54が形成されている。ここで、リンの
導入は、多結晶シリコン層51の表面側に形成されたゲ
ート酸化膜55の上のゲート電極56をマスクとするイ
オン注入で行われる。また、TFT57の表面側には、
シリコン酸化膜からなる層間絶縁膜58が堆積されてお
り、そのうちの第1の接続孔58aを介して、アルミニ
ウム層たる信号線59がソース53に導電接続し、第2
の接続孔58bを介してITO層たる画素電極60がド
レイン54に導電接続している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ドライ
バ内蔵型アクティブマトリクス表示パネルにおいて、画
素領域側および駆動回路側は、いずれも、ゲート酸化膜
55および層間絶縁膜58(駆動回路側では、これらの
絶縁膜と同層の層間絶縁膜)のみを利用して多層配線構
造を構成しているため、それらの構造に対する設計の自
由度が低いので、それぞれの機能に適した構造を実現で
きないという問題点がある。たとえば、画素領域におい
て、信号線59と画素電極60とは、いずれも層間絶縁
膜58の表面側に形成されて同層にあるため、それらが
ショートしないように、信号線59と画素電極60の端
部との間に所定寸法の平面的な隙間を確保せざるを得
ず、その隙間に相当する分は、高集積化を阻害するとと
もに、画素領域における光が通過可能な領域の割合(開
口率)が犠牲になっているという問題点がある。しか
も、画素領域側と駆動回路側とは、工程を互いに援用し
て透明基板51の上に作り込んでいくため、画素領域側
の構造と駆動回路の構造とは互いに制約し合って、それ
ぞれの機能に適した構造にできない。たとえば、信号線
59と駆動回路側の配線層とは同時形成されて同一材料
で構成せざるを得ないことから、クロック信号線161
a,161bなどの配線層における信号の遅延を防止す
る目的に、駆動回路側の配線層に膜厚が0.5〜1.0
μmの厚いアルミニウム層を採用すると、画素領域側に
おいては、信号線59の膜厚も厚くなって、信号線59
周囲の平坦性が損なわれるため、そこでの液晶のラビン
グに支障が生じて、表示の品位が低下するという問題点
がある。
【0005】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
多層配線構造の設計に対する自由度を高めて、画素領域
側および駆動回路側のいずれの側の配線構造にも、機能
に適した配線構造を採用し、表示の品位を向上可能なド
ライバ内蔵型アクティブマトリクス表示パネルを実現す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るドライバ内蔵型アクティブマトリクス
表示パネルにおいて講じた手段は、薄膜トランジスタの
ゲート電極に導電接続する走査線と、その上層側に形成
された下層側層間絶縁膜の表面側で下層側層間絶縁膜お
よび薄膜トランジスタのゲート絶縁膜に開口された第1
の接続孔を介して薄膜トランジスタのソースに導電接続
する耐エッチング性の高い配線層、たとえば、モリブデ
ンを主成分とする金属層からなる信号線とによって区画
形成された画素領域に対して、信号線の上層側に形成さ
れた上層側層間絶縁膜と、この上層側層間絶縁膜の表面
側において、自身が属する画素領域を区画形成する信号
線の上方位置に端部が近接する状態に形成され、上層側
層間絶縁膜,下層側層間絶縁膜およびゲート絶縁膜に開
口された第2の接続孔を介して薄膜トランジスタのドレ
インに導電接続する画素電極とを設けることである。
【0007】これに対して、画素電極と薄膜トランジス
タ側との接続構造については、下層側層間絶縁膜および
ゲート絶縁膜に開口された接続孔内に信号線と同層の積
み上げ電極を形成し、この積み上げ電極を介して、画素
電極が薄膜トランジスタのドレインに導電接続する構造
を採用することが好ましい。この場合には、画素領域に
対して、信号線と同層に形成されて下層側層間絶縁膜お
よびゲート絶縁膜に開口された第2の接続孔を介して薄
膜トランジスタのドレインに導電接続する積み上げ電極
と、その上層側に形成された上層側層間絶縁膜と、この
上層側層間絶縁膜の表面側において、自身が属する画素
領域を区画形成する信号線の上方位置に端部が近接する
状態に形成され、上層側層間絶縁膜に開口された第3の
接続孔を介して積み上げ電極に導電接続する画素電極と
を設ける。
【0008】ここで、信号線自身で遮光マスクの一部を
構成するとともに、画素電極の形成領域を最大限拡張す
る目的に、信号線を、耐エッチング性および遮光性のい
ずれもが高い導電性遮光層で構成し、画素電極の端部
は、上層側層間絶縁膜の表面側において、自身が属する
画素領域を区画形成する信号線の直上位置にあることが
好ましい。
【0009】また、信号線および走査線を介して画素領
域に信号を送出して表示パネルの表示状態を制御する信
号線駆動回路部または走査線駆動回路部においては、上
層側層間絶縁膜と同層の第1の層間絶縁膜の表面側に形
成され、少なくとも上層側層間絶縁膜を介してその下層
側に導電接続する低抵抗配線層、たとえば、アルミニウ
ムを主成分とする低抵抗配線層を設けることが好まし
い。この場合には、駆動回路部側に、下層側層間絶縁膜
と同層の第2の層間絶縁膜の表面側に信号線と同層に形
成されて、低抵抗配線層と多層配線構造を構成する下層
側配線層を設けることが好ましい。
【0010】なお、本発明における耐エッチング性が高
いとは、モリブデンやタングステンなどのように、IT
Oやアルミニウムに対するウェットエッチング用エッチ
ャントやドライエッチング用エッチャントに浸食されな
いか、あるいは、その浸食の程度が極めて低いことを意
味する。また、本発明における画素電極の端部が信号線
に近接する状態とは、画素電極の端部が信号線の直上に
配置されている状態およびその近傍に配置されている状
態のいずれをも含む。
【0011】
【作用】本発明に係るアクティブマトリクス表示パネル
の画素領域では、信号線が下層側層間絶縁膜およびゲー
ト絶縁膜を介して薄膜トランジスタのソースに導電接続
しているのに対して、画素電極は、それらの表面側に形
成された上層側層間絶縁膜の表面側に形成されているた
め、信号線と画素電極とは層間絶縁膜を介する構造にな
っている。従って、画素電極の端部を信号線に近接して
配置、さらに、画素電極の端部を信号線の上方位置にあ
るように配置することできるので、画素領域における開
口率を高めることができる。これに対して、駆動回路側
にも、下層側層間絶縁膜および上層側層間絶縁膜に同層
の層間絶縁膜を有しているため、低抵抗のみを優先して
材質や膜厚などを設定した低抵抗配線層を上層側層間絶
縁膜に設けることができ、この場合でも、低抵抗配線層
は画素領域の構成要素に含まれない。すなわち、駆動回
路側の構成とは独立して、画素領域側を構成できるた
め、信号線をモリブデンなどの導電性遮光層で薄く構成
して、それ自身を遮光マスクとして利用可能な構造にし
て表示品位を向上することができる。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例について、添付図面を
参照して説明する。
【0013】〔実施例1〕図1は本発明の実施例1に係
るドライバ内蔵型液晶表示パネルのアクティブマトリク
スの一部を示す平面図、図2はそのA−A′線における
断面図、図3はそのB−B′線における断面図である。
ここで、本例のドライバ内蔵型液晶表示パネルの全体構
成については、図10に示したドライバ内蔵型液晶表示
パネルと同様であるので、その説明については省略す
る。
【0014】図1において、本例のドライバ内蔵型液晶
表示パネルのアクティブマトリクスにおいては、垂直方
向の信号線21a,21b・・・(信号線)と、水平方
向の走査線31a,31b・・・(走査線)とが格子状
に配線され、それらの間にマトリクスアレイの各画素領
域20a,20b・・が形成されている。
【0015】以下に、画素領域20bを例にとって、そ
の構造を説明する。この画素領域20bにおいて、信号
線21aが導電接続するソース4、走査線31bが導電
接続するゲート電極5、および画素電極6が導電接続す
るドレイン7によって、薄膜トランジスタ(TFT)8
が形成されている。ここで、画素電極6は、ITOから
なる透明電極であって、画素領域20bのほぼ全面にわ
たって形成されている。たとえば、画素電極6の端部6
1aは信号線21aの上方位置にある一方、これに対向
する端部61bは信号線21bの上方位置にある。ま
た、画素電極6の端部62aは前段の走査線31aの上
方位置にあって、画素領域20bには容量が作り込まれ
ている。また、信号線21aは、耐エッチング性および
遮光性が高い導電性遮光層としてのモリブデン層で構成
されているのに対して、走査線31bは、不純物ドープ
型の多結晶シリコン層から構成されている。
【0016】このTFT8の断面構造は、図2に示すよ
うに、液晶表示パネル全体を支持する透明基板9(ガラ
ス基板)の表面側に多結晶シリコン層24が形成されて
おり、多結晶シリコン層24には、真性の多結晶シリコ
ン領域であるチャネル領域24aを除いて、n型の不純
物としてのリンが導入されて、ソース4およびドレイン
7が形成されている。ここで、リンの導入は、多結晶シ
リコン層24の表面側に形成されたゲート酸化膜22の
上のゲート電極5をマスクとするイオン注入またはイオ
ンシャワードーピングを利用することにより、ソース4
およびドレイン7がセルフアラインとなるように行われ
る。このTFT8の表面側には、シリコン酸化膜からな
る下層側層間絶縁膜23が堆積されており、下層側層間
絶縁膜23およびゲート酸化膜22には第1の接続孔2
3aが開口されている。また、下層側層間絶縁膜23の
表面側には、モリブデン層で構成された信号線21aが
形成されており、信号線21aは第1の接続孔23aを
介してTFT8のソース4に導電接続している。さら
に、下層側層間絶縁膜23の表面側には、上層側層間絶
縁膜27が形成されており、この上層側層間絶縁膜2
7,下層側層間絶縁膜23およびゲート酸化膜22には
第2の接続孔27aが開口されている。また、上層側層
間絶縁膜27の表面側には、ITO層で構成された画素
電極6が形成されており、画素電極6は第2の接続孔2
7aを介してTFT8のドレイン7に導電接続してい
る。これにより、ドレイン7から画素電極6に対して電
位が印加可能になっている。
【0017】また、図1および図3に示すように、画素
領域20bの画素電極6は、その端部61aが、それ自
身が属する画素領域20bを隣接する画素領域20aか
ら区画する信号線21aの上方位置にあって、画素領域
20bの画素電極6の端部61aと、隣接する画素領域
20aの画素電極の端部61cとは、信号線21aの上
方位置において対峙する構造になっている。ここで、画
素電極6は上層側層間絶縁膜27の上層側に形成されて
いる一方、信号線21aは上層側層間絶縁膜27の下層
側に形成されて、画素電極6と信号線21aとは上層側
層間絶縁膜27を介して多層配線構造になっている。こ
のため、画素電極6の端部61aと信号線21aと近接
配置しても、これらが短絡することがないので、画素電
極6の形成領域を広くでき、その開口率が高い。しか
も、画素電極6の端部61aが信号線21aの上方に配
置されているとともに、信号線21aは遮光性のモリブ
デン層で構成されていることを利用して、本例のドライ
バ内蔵型液晶表示パネルのアクティブマトリクスにおい
ては、信号線21aは、この方向における遮光マスクと
して利用されており、対向電極の側には走査線31a,
31bの方向の遮光マスクのみが形成されている。
【0018】さらに、本例のアクティブマトリクス20
においては、図10に示すように、その透明基板9の上
に、ビデオ信号線15からのビデオ信号を信号線X1 ,
X2,X3 ・・・(信号線21a)を介して画素領域G1
1,G12・・G21,G22・・・(画素領域20b)に時
系列的に送出する信号線駆動回路11(X側ドライバー
回路)と、各画素領域G11,G12・・G21,G22・・・
(画素領域20b)の薄膜トランジスタT11,T12・・
・T21,T22・・・(TFT8)をオン・オフ動作する
ための走査信号を走査線Y1 ,Y2 ・・・を介して送出
する走査線駆動回路12(Y側ドライバー回路)が形成
されて、表示装置の小型化,高精細化および低コスト化
が図られている。ここで、信号線駆動回路11および走
査線駆動回路12のいずれもにも、シフトレジスタが構
成されており、たとえば、信号線駆動回路11において
は、TFTを回路素子とするインバータ131,クロッ
クドインバータ132およびバッファ回路133を有
し、これらのインバータはいずれもp型TFTとn型T
FTとで構成されている。ここで、p型TFTとn型T
FTは、たとえば、図4に示すように配線接続されてC
MOS構造になっている。すなわち、図4において、p
型TFT30のドレイン301とn型TFT31のドレ
イン311とは第1の配線層32(下層側配線層)で導
電接続しているのに対して、p型TFT30のソース3
02には正電源配線層VDDの側からの膜厚が0.5μm
のアルミニウム層からなる第2の配線層33(低抵抗配
線層)が導電接続し、n型TFT31のソース312に
は負電源配線層VSSの側からの膜厚が0.5μmのアル
ミニウム層からなる第3の配線層34(低抵抗配線層)
が導電接続している。ここで、駆動回路側のp型TFT
30,n型TFT31,それらの配線層および層間絶縁
膜は、画素領域側の各構成部分の形成工程を最大限援用
して形成されたものである。すなわち、図2および図4
を参照して、TFTの形成工程以降の工程で形成された
各構成部分を説明すると、以下のとおりである。まず、
画素領域20bの側の下層側層間絶縁膜23と、第1の
配線層32の下層側にある第2の層間絶縁膜36とは、
同時形成されて同層にある。また、画素領域20bの側
の信号線31aと、第1の配線層32とは、同時形成さ
れて同層にあり、いずれも、モリブデン層である。さら
に、画素領域20bの側の上層側層間絶縁膜27と、第
2の層間絶縁膜36および第1の配線層32の上層側に
ある第1の層間絶縁膜37とは、同時形成されて同層に
ある。この上層側層間絶縁膜27が画素領域20bに形
成されていることを利用して、第2の配線層33および
第3の配線層34は、画素領域20bの側の形成工程と
は別に行われる。
【0019】従って、画素領域20bに使用されていな
い膜厚が0.5〜1.0μmのアルミニウム層(低抵抗
配線層)で、第2の配線層33および第3の配線層34
を構成して、配線抵抗の低減が図られている。すなわ
ち、ドライバ内蔵型液晶表示パネルにおいて、その画素
数が増加して、そのシフトレジスタを200段以上にな
ると、膜厚が0.5〜1.0μmのアルミニウム層また
はアルミニウム−シリコン層などの低抵抗配線層を使用
して、そのシート抵抗を100〜50mΩ/□に設定
し、信号の遅延を防止する必要があるためである。ここ
で、アルミニウム層で構成された低抵抗配線層は、p型
TFT30とn型TFT31との間に配線層の他にも、
低抵抗であることが求められる正電源配線VDD,負電源
配線VSS,ビデオ信号線15およびクロック信号線16
1a,161bにも採用される。なお、第1の配線層3
2および信号線21aは、膜厚が約0.2μmのモリブ
デン層で構成されて、そのシート抵抗は0.5〜0.6
Ω/□であるが、対角が5〜6″の液晶表示パネルであ
れば、そのシート抵抗に起因する遅延の問題は発生しな
い。
【0020】以上のとおり、本例のアクティブマトリク
ス表示パネルにおいては、信号線21aがTFT8のゲ
ート絶縁膜22およびゲート電極5の表面側に形成され
た下層側層間絶縁膜23を介してTFT8のソース4に
導電接続しているのに対して、画素電極6は下層側層間
絶縁膜23の表面側に形成された上層側層間絶縁膜27
の表面側に形成されて、信号線21aと画素電極6とは
層間絶縁膜を介する多層構造になっているため、画素電
極6の端部61a,61bを信号線21a,21bの近
傍位置、さらには上方位置にまで配置できるので、画素
領域における開口率を高めることができる。しかも、信
号線21aを構成するモリブデンと、TFT側のシリコ
ンとのコンタクト抵抗が小さいので、画素領域20bの
接続孔23aも縮小化できる。換言すれば、同じ開口率
を確保するのに、画素領域20bを縮小できる一方、駆
動回路側では3層構造であることを利用して、駆動回路
側を微細ピッチで形成することもできるので、アクティ
ブマトリクス表示パネルの高集積化を実現できる。ま
た、画素電極6の端部61aは信号線21aの上方位置
にまで配置されているとともに、信号信号線21aは遮
光性をもつモリブデン層で構成されているため、アルミ
ニウム層で構成した場合と相違してヒロックなどが発生
せず、信号線21aと画素電極6とが短絡することがな
いことに加えて、信号線21a自身で、信号線21a方
向の遮光マスク(ブラックストライプ)を構成すること
ができる。従って、信号線21a方向の遮光マスクは、
対向電極側(対向基板)に設ける必要がないので、位置
合わせのためのマージンを必要としない。しかも、信号
線21aを構成するモリブデン層の遮光性が高く、ま
た、駆動回路側とは別個に形成されて膜厚が約0.2μ
mの薄いモリブデン層であるため、信号線21aの付近
の平坦性を損なうことないので、透明基板9の上にラビ
ングされた液晶は、信号線21a付近でも配向が乱れな
い。それ故、本例のアクティブマトリクス表示パネルに
おいては、その画素領域20bの開口部分を図5に斜線
領域で示すように、対向電極側には走査線31a方向に
対する遮光マスクBMは必要であるが、信号線21a方
向においては、信号線21a自身が遮光マスクとして機
能するため、マージンを設ける必要がなく、信号線21
aまでは開口部として利用できる。このため、50μm
角の画素領域20bにおいて、開口部の縦寸法を38μ
m、開口部の横寸法を45μmにまで確保でき、その開
口率は68.4%と高い。これに対して、従来のアクテ
ィブマトリクス表示パネルにおいては、その開口部分を
図6に斜線領域で示すように、50μm角の画素領域に
おいて、開口部の縦寸法は38μmと同等であっても、
対向電極側に遮光マスクを設けるときに、位置合わせ精
度に対応した約4μmのマージンM1 および液晶の配向
が段差によって乱れる信号線付近をも遮光するための約
3μmのマージンM2 が必要であるので、開口部の横寸
法は31μmしか確保できず、その開口率は47.1%
と低い。従って、本例のアクティブマトリクス表示パネ
ルにおいては、その開口率が高いため、表示の品位が高
い。また、本例のアクティブマトリクス表示パネルにお
いては、同じ輝度の表示に要する電力が小さく、省電力
化されているので、携帯用ビデオカメラなど、電池を電
力源とする装置に適している。
【0021】また、信号線21aを構成するモリブデン
層は、HBr系のITO用エッチング液に耐エッチング
性を有するため、画素電極6の下層側に設けても、エッ
チングされないので、製造プロセス上は支障がない。し
かも、上層側層間絶縁膜27にピンホールなどがあって
も、信号線21aに断線が生じることもない。
【0022】〔実施例2〕図7は本発明の実施例2に係
るドライバ内蔵型液晶表示パネルのアクティブマトリク
スの断面図である。ここで、本例のドライバ内蔵型液晶
表示パネルのアクティブマトリクスの平面図は、図1と
同様に表され、その全体構成については、図10に示し
たドライバ内蔵型液晶表示パネルと同様であるので、対
応する部分には同符号を付して、それらの説明を省略す
る。
【0023】図7に示すように、本例のドライバ内蔵型
液晶表示パネルのアクティブマトリクスにおいて、その
画素領域40bに形成されたTFT8は、液晶表示パネ
ル全体を支持する透明基板9(ガラス基板)の表面側に
多結晶シリコン層24が形成されており、多結晶シリコ
ン層24には、真性の多結晶シリコン領域であるチャネ
ル領域24aを除いて、n型の不純物としてのリンが導
入されたソース4およびドレイン7が形成されている。
また、TFT8の表面側には、シリコン酸化膜からなる
下層側層間絶縁膜43が堆積されており、下層側層間絶
縁膜43およびゲート酸化膜22には第1の接続孔43
aが開口されている。また、下層側層間絶縁膜43の表
面側には、モリブデン層で構成された信号線41aが形
成されており、信号線41aは第1の接続孔43aを介
してTFT8のソース4に導電接続している。さらに、
下層側層間絶縁膜43およびゲート酸化膜22には第2
の接続孔43bも開口されており、下層側層間絶縁膜4
3の表面側には、信号線41aと同時形成されたモリブ
デン層で構成された積み上げ電極49が形成されて、積
み上げ電極49は第2の接続孔43bを介してTFT8
のドレイン7に導電接続している。また、下層側層間絶
縁膜43の表面側には、上層側層間絶縁膜47が形成さ
れており、この上層側層間絶縁膜47には第3の接続孔
47aが開口されている。また、上層側層間絶縁膜47
の表面側には、ITO層で構成された画素電極46が形
成されており、画素電極46は第3の接続孔47aを介
して積み上げ電極49に導電接続している。これによ
り、ドレイン7から画素電極46に対して電位が印加可
能になっている。
【0024】また、本例のドライバ内蔵型液晶表示パネ
ルのアクティブマトリクスにおいても、図8に示すよう
に、画素電極46の端部461aが、それ自身が属する
画素領域40bを画素領域40aから区画する信号線4
1aの上方位置にある。ここで、画素電極46は上層側
層間絶縁膜47の上層側に形成されている一方、信号線
41aは上層側層間絶縁膜47の下層側に形成されて、
画素電極46と信号線41aとは上層側層間絶縁膜47
を介して多層配線構造になっているため、画素電極46
の端部461aと信号線41aとを近接配置しても、こ
れらが短絡することがないので、画素電極46の形成領
域が広く、その開口率が高い。
【0025】さらに、本例のアクティブマトリクスにお
いては、実施例1に係るアクティブマトリクスと同様
に、その透明基板9の上に、ビデオ信号を画素領域40
bに時系列的に送出する信号線駆動回路(X側ドライバ
ー回路)と、TFT8をオン・オフ動作するための走査
信号を画素領域40bに送出する走査線駆動回路(Y側
ドライバー回路)が形成されており、これらの信号線駆
動回路および走査線駆動回路に形成されたシフトレジス
タの配線層は、画素領域40bにおいて信号線41aの
上層に上層側層間絶縁膜47が形成されていることを利
用して、図4に示すように、画素領域40bに使用され
ていない膜厚が0.5〜1.0μmのアルミニウム層
(低抵抗配線層)で、第2の配線層33および第3の配
線層34を構成して、配線抵抗の低減が図られている。
【0026】以上のとおり、本例のアクティブマトリク
ス表示パネルにおいては、信号線41aと画素電極46
とが層間絶縁膜を介する多層構造になっているため、画
素電極46と信号線41aとが短絡することがないの
で、画素電極46の形成領域を最大限広げて、画素領域
46の開口率を高めることができる。しかも、画素領信
号線41aは遮光性をもつモリブデン層で構成されてい
るため、それ自身で遮光マスクを構成することができる
ので、信号線41a方向において、遮光マスクによる遮
光幅を最小限にして、開口率を向上することができる。
さらに、信号線41aを構成するモリブデン層は、耐エ
ッチング性が高いので、製造プロセス上の支障などがな
いことなど、実施例1に係るアクティブマトリクス表示
パネルと同様な効果を奏する。さらには、耐エッチング
性が高いモリブデン層で構成された積み上げ電極49を
利用して、上層側層間絶縁膜47に第3の接続孔47a
を形成するときに、CF4 などを用いたドライエッチン
グを採用しても、積み上げ電極49によって、ドレイン
7が保護されるので、工程上の自由度も高い。
【0027】さらに、本例のアクティブマトリクス表示
パネルにおいては、画素電極46は積み上げ電極49を
介してTFT8のドレイン7に導電接続しており、この
積み上げ電極49を構成しているモリブデン層はTFT
8のドレイン7を構成するシリコンに対するコンタクト
抵抗がアルミニウムやITOに比較して低い。たとえ
ば、3μm角のコンタクトにおいて、シリコンとITO
のコンタクト抵抗は30〜50kΩであるのに対して、
シリコンとモリブデンのコンタクト抵抗は0.1〜0.
5kΩ、モリブデンとITOのコンタクト抵抗は0.0
1〜0.02kΩである。それ故、電気的特性面が向上
するとともに、第1の接続孔43aおよび第2の接続孔
43bは小さくてもよい。また、下層側層間絶縁膜43
に最小寸法、たとえば、3μm角の第2の接続孔43b
を形成した後に、図8に示すように、ドッグボーン形状
と称せられる多結晶シリコン層24の拡張部241a
(ドレイン7)の形状、寸法に合わせて、積み上げ電極
49を形成してあるので、図9(a)に示すように、積
み上げ電極49に画素電極46を導電接続するための第
3の接続孔47aも3μm角で形成することができる。
従って、多結晶シリコン層24の拡張部241aおよび
積み上げ電極49の大きさは、3μm角の第2の接続孔
43bの大きさに対して2μmのマージンを両側に加え
ても、7μm角で充分である。それ故、下層側層間絶縁
膜43と上層側層間絶縁膜47との2層構造にしても、
開口率が犠牲にならない。すなわち、本例のアクティブ
マトリクス表示パネルと異なり、図9(b)に示すよう
に、上層側層間絶縁膜および下層側層間絶縁膜に連通す
る接続孔を形成する場合には、位置合わせ精度を考慮し
て、下層側層間絶縁膜に形成する接続孔431bの寸法
を上層側層間絶縁膜に形成する接続孔471aの寸法に
比して大きくする必要があるため、上層側層間絶縁膜に
形成する接続孔471aの寸法が3μm角であっても、
下層側層間絶縁膜に形成する接続孔431bの寸法は、
2μmのマージンを両側に加えて7μm角とする必要が
あるため、多結晶シリコン層241の拡張部241bの
大きさは、2μmのマージンを両側に加えて11μm角
にする必要があるので、開口率が犠牲になるが、本例の
アクティブマトリクス表示パネルにおいては、大きな拡
張部を必要としない。
【0028】なお、液晶表示パネルの各領域の形状や大
きさなどは、製造すべき液晶表示パネルのサイズ、用途
などによって、所定の条件に設定されるべき性質のもの
であり、限定のないものである。また、耐エッチング性
が高い導電性遮光層としては、モリブデンの他にも、タ
ングステンなども採用することができる。
【0029】
【発明の効果】以上のとおり、本発明に係るアクティブ
マトリクス表示パネルにおいては、モリブデンなどで構
成された信号線が、下層側層間絶縁膜を介して薄膜トラ
ンジスタのソースに導電接続しているのに対して、画素
電極は上層側層間絶縁膜の表面側に形成されて、信号線
と画素電極とは層間絶縁膜を介する多層構造になってい
ることに特徴を有する。従って、本発明によれば、画素
電極と信号線とが短絡することがないので、画素電極の
端部を信号線に近接配置、特に、画素電極の端部を信号
線の上方位置に配置することできるので、画素領域にお
ける開口率を高めて表示の品位を向上することができ
る。また、信号線の表面側には、上層側層間絶縁膜があ
るため、駆動回路側の配線層は信号線と同時形成せずと
も、上層側層間絶縁膜と同層の層間絶縁膜の表面側に別
の配線材料で形成できるので、画素領域側と駆動回路側
との間で、それぞれの領域に対して適正な配線材料を採
用することができる。従って、信号線を薄い導電性遮光
層で構成して、それ自身を遮光マスクとして利用するこ
とによって、遮光マスクの遮光幅を最小限にして開口率
を高めるなど、表示の品位をさらに向上することができ
る。
【0030】さらに、画素電極が積み上げ電極を介して
ドレインに導電接続する構造にした場合には、上層側層
間絶縁膜と下層側層間絶縁膜との間で積み上げ電極が中
継するため、下層側層間絶縁膜に形成する接続孔の大き
さを最小寸法にできるので、ドッグボーンと称せられる
多結晶シリコン層の拡張部の大きさも最小寸法でよく、
下層側層間絶縁膜と上層側層間絶縁膜の2層構造にして
も、開口率が犠牲にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るドライバ内蔵型液晶表
示パネルのマトリクスアレイの一部を示す平面図であ
る。
【図2】図1のA−A′線における断面図である。
【図3】図1のB−B′線における断面図である。
【図4】図1に示すマトリクスアレイと同一基板上に形
成された駆動回路側の一部を示す断面図である。
【図5】図1に示すマトリクスアレイの画素領域におけ
る開口領域を示す説明図である。
【図6】図1に示すマトリクスアレイの画素領域におけ
る開口領域の拡大効果を説明するための従来のマトリク
スアレイの画素領域における開口領域を示す説明図であ
る。
【図7】本発明の実施例1に係るドライバ内蔵型液晶表
示パネルのマトリクスアレイの一部を示す断面図であ
る。
【図8】図7に示すドライバ内蔵型液晶表示パネルのマ
トリクスアレイの一部を示す平面図である。
【図9】(a)は図7に示すドライバ内蔵型液晶表示パ
ネルのマトリクスアレイの第2および第3の接続孔の形
成領域周囲を示す説明図、(b)は図9(a)に示す第
2および第3の接続孔の形成領域周囲の特徴点を説明す
るための比較例としての接続孔の形成領域周囲の説明図
である。
【図10】ドライバ内蔵型液晶表示パネルのマトリクス
アレイの全体構成を示すブロック図である。
【図11】従来のドライバ内蔵型液晶表示パネルのマト
リクスアレイの断面図である。
【符号の説明】
4,302,312・・・ソース 5・・・ゲート電極 6,46・・・画素電極 7,301,311・・・ドレイン 8・・・TFT(薄膜トランジスタ) 10・・・画素マトリクス 11・・・信号線駆動回路 12・・・走査線駆動回路 13・・・シフトレジスタ部 14・・・サンプルホールド回路部 15・・・ビデオ信号線 20a,20b,40a,40b・・・画素領域 21a,21b,41a・・・信号線 31a,31b・・・走査線 22・・・ゲート酸化膜 23,43・・・下層側層間絶縁膜 27,47・・・上層側層間絶縁膜 30・・・p型TFT 31・・・n型TFT 32・・・第1の配線層(下層側配線層) 33・・・第2の配線層(低抵抗配線層) 34・・・第3の配線層(低抵抗配線層) 36・・・第2の層間絶縁膜 37・・・第1の層間絶縁膜 49・・・積み上げ電極 131・・・インバータ 132・・・クロックドインバータ 130・・・シフトレジスタ 133・・・バッファ回路 G11,G12・・G21,G22・・・画素領域 T11,T12・・T21,T22・・・薄膜トランジスタ X1 ,X2 ,X3 ・・・信号線 Y1 ,Y2 ・・・走査線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄膜トランジスタのゲート電極に導電接
    続する走査線と、その上層側に形成された下層側層間絶
    縁膜の表面側で前記下層側層間絶縁膜および前記薄膜ト
    ランジスタのゲート絶縁膜に開口された第1の接続孔を
    介して前記薄膜トランジスタのソースに導電接続する耐
    エッチング性の高い信号線と、によって区画形成された
    画素領域には、 前記信号線の上層側に形成された上層側層間絶縁膜と、
    この上層側層間絶縁膜の表面側において、自身が属する
    画素領域を区画形成する信号線の上方位置に端部が近接
    する状態に形成され、前記上層側層間絶縁膜,前記下層
    側層間絶縁膜および前記ゲート絶縁膜に開口された第2
    の接続孔を介して前記薄膜トランジスタのドレインに導
    電接続する画素電極と、を有することを特徴とするドラ
    イバ内蔵型アクティブマトリクス表示パネル。
  2. 【請求項2】 薄膜トランジスタのゲート電極に導電接
    続する走査線と、その上層側に形成された下層側層間絶
    縁膜の表面側で前記下層側層間絶縁膜および前記薄膜ト
    ランジスタのゲート絶縁膜に開口された第1の接続孔を
    介して前記薄膜トランジスタのソースに導電接続する耐
    エッチング性の高い信号線と、によって区画形成された
    画素領域には、 前記信号線と同層に形成されて前記下層側層間絶縁膜お
    よび前記ゲート絶縁膜に開口された第2の接続孔を介し
    て前記薄膜トランジスタのドレインに導電接続する積み
    上げ電極と、その上層側に形成された上層側層間絶縁膜
    と、この上層側層間絶縁膜の表面側において、自身が属
    する画素領域を区画形成する信号線の上方位置に端部が
    近接する状態に形成され、前記上層側層間絶縁膜に開口
    された第3の接続孔を介して前記積み上げ電極に導電接
    続する画素電極と、を有することを特徴とするドライバ
    内蔵型アクティブマトリクス表示パネル。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
    信号線は、耐エッチング性および遮光性のいずれもが高
    い導電性遮光層からなるとともに、前記画素電極の端部
    は、前記上層側層間絶縁膜の表面側において、自身が属
    する画素領域を区画形成する信号線の直上位置にあっ
    て、前記導電性遮光層によって、前記信号線方向の遮光
    マスクが構成されていることを特徴とするドライバ内蔵
    型アクティブマトリクス表示パネル。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかの項
    において、前記信号線および前記走査線を介して前記画
    素領域に信号を送出して表示パネルの表示状態を制御す
    る信号線駆動回路部および走査線駆動回路部のうちの少
    なくとも一方側の駆動回路部側には、前記上層側層間絶
    縁膜と同層の第1の層間絶縁膜の表面側に形成され、少
    なくとも前記第1の層間絶縁膜を介してその下層側に導
    電接続する低抵抗配線層を有することを特徴とするドラ
    イバ内蔵型アクティブマトリクス表示パネル。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記低抵抗配線層を
    有する駆動回路部側には、前記下層側層間絶縁膜と同層
    の第2の層間絶縁膜の表面側に前記信号線と同層に形成
    されて、前記低抵抗配線層と多層配線構造を構成する下
    層側配線層を有することを特徴とするドライバ内蔵型ア
    クティブマトリクス表示パネル。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5において、前記
    低抵抗配線層はアルミニウムを主成分とすることを特徴
    とするドライバ内蔵型アクティブマトリクス表示パネ
    ル。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかの項
    において、前記信号線はモリブデンを主成分とすること
    を特徴とするドライバ内蔵型アクティブマトリクス表示
    パネル。
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