JPH06163891A - 薄膜トランジスタ - Google Patents
薄膜トランジスタInfo
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- JPH06163891A JPH06163891A JP5251391A JP5251391A JPH06163891A JP H06163891 A JPH06163891 A JP H06163891A JP 5251391 A JP5251391 A JP 5251391A JP 5251391 A JP5251391 A JP 5251391A JP H06163891 A JPH06163891 A JP H06163891A
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- thin film
- film transistor
- control signal
- semiconductor film
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 絶縁基板上における搭載面積を低減できる薄
膜トランジスタを提供すること。 【構成】 絶縁基板1上に形成することが不可欠な薄膜
トランジスタの信号配線4と信号配線5との交差部に、
薄膜トランジスタ8を構成する半導体膜14を積層配置
する。 【効果】 他の構成部分、例えば表示素子7を形成可能
な前記絶縁基板1上の面積を増大させることができる。
膜トランジスタを提供すること。 【構成】 絶縁基板1上に形成することが不可欠な薄膜
トランジスタの信号配線4と信号配線5との交差部に、
薄膜トランジスタ8を構成する半導体膜14を積層配置
する。 【効果】 他の構成部分、例えば表示素子7を形成可能
な前記絶縁基板1上の面積を増大させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクティブマトリック
ス表示装置の画素選択等に用いられる薄膜トランジスタ
に関するものである。
ス表示装置の画素選択等に用いられる薄膜トランジスタ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アモルファスシリコン薄膜トラン
ジスタを画素選択用スイッチとして用いたアクティブマ
トリックス駆動のフラットパネルディスプレイが実用化
されている。さらに最近では、ポリシリコン薄膜トラン
ジスタを用いて、前述したアクティブマトリックスの駆
動回路をフラットパネルディスプレイと同一基板上に形
成したアクティブマトリックス表示装置も知られてい
る。
ジスタを画素選択用スイッチとして用いたアクティブマ
トリックス駆動のフラットパネルディスプレイが実用化
されている。さらに最近では、ポリシリコン薄膜トラン
ジスタを用いて、前述したアクティブマトリックスの駆
動回路をフラットパネルディスプレイと同一基板上に形
成したアクティブマトリックス表示装置も知られてい
る。
【0003】このアクティブマトリックス表示装置の構
成図を図2に示す。図において、1はガラス等からなる
絶縁基板(以下、基板と称する)で、この表面には信号
回路2及び走査回路3が形成され、これらのそれぞれに
接続された複数の制御信号配線4、走査信号配線5が互
いに直交するように形成されている。これにより、基板
1の表面は複数の画素領域6に区分され、各画素領域6
にはそれぞれ、例えばLC等の表示素子7と薄膜トラン
ジスタ8が配設されている。薄膜トランジスタ8のそれ
ぞれのゲ−ト及びドレインは対応する走査信号配線5、
制御信号配線4に接続されている。
成図を図2に示す。図において、1はガラス等からなる
絶縁基板(以下、基板と称する)で、この表面には信号
回路2及び走査回路3が形成され、これらのそれぞれに
接続された複数の制御信号配線4、走査信号配線5が互
いに直交するように形成されている。これにより、基板
1の表面は複数の画素領域6に区分され、各画素領域6
にはそれぞれ、例えばLC等の表示素子7と薄膜トラン
ジスタ8が配設されている。薄膜トランジスタ8のそれ
ぞれのゲ−ト及びドレインは対応する走査信号配線5、
制御信号配線4に接続されている。
【0004】即ち、図3及び図4に示すように、走査信
号配線5は製造上、制御信号配線4との交差部において
制御信号配線4との接触を避けるために断線して形成さ
れ、制御信号配線4上に絶縁膜(図示せず)を介して形
成されたL字形状のゲ−ト電極11及びこのゲ−ト電極
11と走査信号配線5とを導通するコンタクト孔12に
よって電気的に接続されている。また、制御信号配線4
と平行に延びるゲ−ト電極11の下側には絶縁膜13を
介して走査信号配線5と平行に延びる所定形状の半導体
膜14がパタ−ン形成されている。この半導体膜14の
一端側はコンタクト孔15によって制御信号配線4に導
通接続され、他端側はコンタクト孔16によって表示素
子7に導通接続されている。
号配線5は製造上、制御信号配線4との交差部において
制御信号配線4との接触を避けるために断線して形成さ
れ、制御信号配線4上に絶縁膜(図示せず)を介して形
成されたL字形状のゲ−ト電極11及びこのゲ−ト電極
11と走査信号配線5とを導通するコンタクト孔12に
よって電気的に接続されている。また、制御信号配線4
と平行に延びるゲ−ト電極11の下側には絶縁膜13を
介して走査信号配線5と平行に延びる所定形状の半導体
膜14がパタ−ン形成されている。この半導体膜14の
一端側はコンタクト孔15によって制御信号配線4に導
通接続され、他端側はコンタクト孔16によって表示素
子7に導通接続されている。
【0005】ゲ−ト電極11及び半導体膜14によって
図5に示す薄膜トランジスタ8が形成され、走査信号配
線5を介して走査回路3からゲ−ト信号が入力されたと
きに、制御信号配線4を介して信号回路2から半導体膜
14の一端側(ドレイン)に印加されている電圧が他端
側(ソ−ス)に伝達されて表示素子7に印加される。こ
れにより、表示対象の文字、画像等が表示される。
図5に示す薄膜トランジスタ8が形成され、走査信号配
線5を介して走査回路3からゲ−ト信号が入力されたと
きに、制御信号配線4を介して信号回路2から半導体膜
14の一端側(ドレイン)に印加されている電圧が他端
側(ソ−ス)に伝達されて表示素子7に印加される。こ
れにより、表示対象の文字、画像等が表示される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たアクティブマトリックス表示装置では、薄膜トランジ
スタ8が画素領域6内に形成されているため、表示素子
7を配設する領域が少なくなり、高精細度の表示装置を
作成した場合、制御信号配線4及び走査信号配線5を細
く形成するには限界があるので、画素の開口率が低下
し、表示画面が暗くなるという問題点があった。
たアクティブマトリックス表示装置では、薄膜トランジ
スタ8が画素領域6内に形成されているため、表示素子
7を配設する領域が少なくなり、高精細度の表示装置を
作成した場合、制御信号配線4及び走査信号配線5を細
く形成するには限界があるので、画素の開口率が低下
し、表示画面が暗くなるという問題点があった。
【0007】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、絶縁
基板上における占有面積を低減できる薄膜トランジスタ
を提供することにある。
基板上における占有面積を低減できる薄膜トランジスタ
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、絶縁基板上に形成された、交差する第1
の信号配線及び第2の信号配線、並びにこれらに接続さ
れた半導体膜とを有する薄膜トランジスタにおいて、前
記第1の信号配線と前記第2の信号配線との交差部に前
記半導体膜を積層配置してなる薄膜トランジスタを提案
する。
成するために、絶縁基板上に形成された、交差する第1
の信号配線及び第2の信号配線、並びにこれらに接続さ
れた半導体膜とを有する薄膜トランジスタにおいて、前
記第1の信号配線と前記第2の信号配線との交差部に前
記半導体膜を積層配置してなる薄膜トランジスタを提案
する。
【0009】
【作用】本発明によれば、絶縁基板上に形成することが
不可欠な第1の信号配線と第2の信号配線との交差部に
半導体膜が積層配置されて、薄膜トランジスタが形成さ
れる。
不可欠な第1の信号配線と第2の信号配線との交差部に
半導体膜が積層配置されて、薄膜トランジスタが形成さ
れる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の薄膜トランジスタを前述した
アクティブマトリックス表示装置に適用した実施例につ
いて説明する。
アクティブマトリックス表示装置に適用した実施例につ
いて説明する。
【0011】図1は本発明の第1の実施例を示す平面構
成図、図6は図1におけるB−B線矢視方向の断面図で
ある。図において、前述した従来例と同一構成部分は同
一符号をもって表し、その説明を省略する。また、従来
例と第1の実施例との相違点は、半導体膜14を制御信
号配線4と走査信号配線5との交差部に積層配置して薄
膜トランジスタ8を形成したことにある。
成図、図6は図1におけるB−B線矢視方向の断面図で
ある。図において、前述した従来例と同一構成部分は同
一符号をもって表し、その説明を省略する。また、従来
例と第1の実施例との相違点は、半導体膜14を制御信
号配線4と走査信号配線5との交差部に積層配置して薄
膜トランジスタ8を形成したことにある。
【0012】即ち、前記交差部となる所に、走査信号線
5と絶縁され、走査信号線5に対して直交する方向に延
びる略L字形状の半導体膜14をポリシリコン膜によっ
て形成する。次いで、半導体膜14の長手方向の中央部
にSiO2 等の絶縁膜13を介してポリシリコンを用い
てゲ−ト電極11を形成する。このとき、ゲ−ト電極1
1は半導体膜14を跨いで走査信号配線5に沿うように
延ばして形成する。
5と絶縁され、走査信号線5に対して直交する方向に延
びる略L字形状の半導体膜14をポリシリコン膜によっ
て形成する。次いで、半導体膜14の長手方向の中央部
にSiO2 等の絶縁膜13を介してポリシリコンを用い
てゲ−ト電極11を形成する。このとき、ゲ−ト電極1
1は半導体膜14を跨いで走査信号配線5に沿うように
延ばして形成する。
【0013】次に、イオン注入法を用いて、半導体膜1
4の長手方向の両端部にドレイン領域14a及びソ−ス
領域14bを形成した後、この上にSiO2 等の絶縁膜
13を着膜すると共に、前記ドレイン領域14a及びソ
−ス領域14bのそれぞれに対応する位置にコンタクト
孔15,16を、またゲ−ト電極11の両端にコンタク
ト孔12をそれぞれ形成する。このとき、コンタクト孔
16は、制御信号配線4に対して垂直に延びる一片の先
端部に形成し、制御信号配線4と重ならないようにす
る。
4の長手方向の両端部にドレイン領域14a及びソ−ス
領域14bを形成した後、この上にSiO2 等の絶縁膜
13を着膜すると共に、前記ドレイン領域14a及びソ
−ス領域14bのそれぞれに対応する位置にコンタクト
孔15,16を、またゲ−ト電極11の両端にコンタク
ト孔12をそれぞれ形成する。このとき、コンタクト孔
16は、制御信号配線4に対して垂直に延びる一片の先
端部に形成し、制御信号配線4と重ならないようにす
る。
【0014】この後、アルミニウム等によって半導体膜
14に重なるように制御信号配線4を、またゲ−ト電極
11に重なるように走査信号線5をそれぞれ形成し、コ
ンタクト孔15を介して制御信号配線4と半導体膜14
を接続すると共に、コンタクト孔12を介して走査信号
線5とゲ−ト電極11を接続する。さらに、制御信号配
線4と走査信号配線5によって囲まれた画素領域6(図
2参照)に、酸化インジウムスズ(ITO)等の透明導
電材で表示素子7の電極を形成し、コンタクト孔16を
介してソ−ス領域14bと接続する。
14に重なるように制御信号配線4を、またゲ−ト電極
11に重なるように走査信号線5をそれぞれ形成し、コ
ンタクト孔15を介して制御信号配線4と半導体膜14
を接続すると共に、コンタクト孔12を介して走査信号
線5とゲ−ト電極11を接続する。さらに、制御信号配
線4と走査信号配線5によって囲まれた画素領域6(図
2参照)に、酸化インジウムスズ(ITO)等の透明導
電材で表示素子7の電極を形成し、コンタクト孔16を
介してソ−ス領域14bと接続する。
【0015】前述したように、薄膜トランジスタ8は、
基板1上に形成することが不可欠な制御信号配線4と走
査信号配線5との交差部に積層配置されるので、基板上
における占有面積を低減できる。これにより、画素領域
6のほぼ全域に表示素子7を形成することができるの
で、高精細度の表示装置を作成した場合において、従来
に比べて開口率を大幅に向上させることができ、表示画
面の輝度を高めることができる。
基板1上に形成することが不可欠な制御信号配線4と走
査信号配線5との交差部に積層配置されるので、基板上
における占有面積を低減できる。これにより、画素領域
6のほぼ全域に表示素子7を形成することができるの
で、高精細度の表示装置を作成した場合において、従来
に比べて開口率を大幅に向上させることができ、表示画
面の輝度を高めることができる。
【0016】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
図7は第2の実施例の要部を示す平面構成図、図8は図
7におけるC−C線矢視方向の断面図である。図におい
て第1の実施例と同一構成部分は同一符号をもって表
し、その説明を省略する。
図7は第2の実施例の要部を示す平面構成図、図8は図
7におけるC−C線矢視方向の断面図である。図におい
て第1の実施例と同一構成部分は同一符号をもって表
し、その説明を省略する。
【0017】また、第1の実施例と第2の実施例との相
違点は、走査信号配線5をチタン(Ti)或いはモリブ
デン(Mo)を用いて形成することにより、走査信号配
線5とゲ−ト電極11とを一体としたことにある。
違点は、走査信号配線5をチタン(Ti)或いはモリブ
デン(Mo)を用いて形成することにより、走査信号配
線5とゲ−ト電極11とを一体としたことにある。
【0018】即ち、基板1上の制御信号配線4と走査信
号配線5との交差予定位置に第1の実施例と同様の半導
体膜14を形成する。次いで、半導体膜14の長手方向
の中央部にSiO2 等の絶縁膜13を介してチタン或い
はモリブデンによって走査信号配線5を形成する。この
とき、走査信号配線5は半導体膜14を跨いで半導体膜
14と直交するように延ばして形成する。
号配線5との交差予定位置に第1の実施例と同様の半導
体膜14を形成する。次いで、半導体膜14の長手方向
の中央部にSiO2 等の絶縁膜13を介してチタン或い
はモリブデンによって走査信号配線5を形成する。この
とき、走査信号配線5は半導体膜14を跨いで半導体膜
14と直交するように延ばして形成する。
【0019】次に、イオン注入法を用いて、半導体膜1
4の長手方向の両端部にドレイン領域14a及びソ−ス
領域14bを形成した後、この上にSiO2 等の絶縁膜
13を着膜すると共に、前記ドレイン領域14a及びソ
−ス領域14bのそれぞれに対応する位置にコンタクト
孔15,16を形成する。このとき、コンタクト孔16
は、制御信号配線4に対して垂直に延びる一片の先端部
に形成し、制御信号配線4と重ならないようにする。こ
の後、アルミニウム等によって半導体膜14に重なるよ
うに制御信号配線4を形成し、コンタクト孔15を介し
て制御信号配線4と半導体膜14を接続する。さらに、
制御信号配線4と走査信号配線5によって囲まれた画素
領域6に、酸化インジウムスズ(ITO)等の透明導電
材で表示素子7の電極を形成し、コンタクト孔16を介
してソ−ス領域14bと接続する。
4の長手方向の両端部にドレイン領域14a及びソ−ス
領域14bを形成した後、この上にSiO2 等の絶縁膜
13を着膜すると共に、前記ドレイン領域14a及びソ
−ス領域14bのそれぞれに対応する位置にコンタクト
孔15,16を形成する。このとき、コンタクト孔16
は、制御信号配線4に対して垂直に延びる一片の先端部
に形成し、制御信号配線4と重ならないようにする。こ
の後、アルミニウム等によって半導体膜14に重なるよ
うに制御信号配線4を形成し、コンタクト孔15を介し
て制御信号配線4と半導体膜14を接続する。さらに、
制御信号配線4と走査信号配線5によって囲まれた画素
領域6に、酸化インジウムスズ(ITO)等の透明導電
材で表示素子7の電極を形成し、コンタクト孔16を介
してソ−ス領域14bと接続する。
【0020】第2の実施例においても、薄膜トランジス
タ8は、基板1上に形成することが不可欠な制御信号配
線4と走査信号配線5との交差部に積層配置されるの
で、基板1上における占有面積を低減できる。これによ
り、画素領域6のほぼ全域に表示素子7を形成すること
ができるので、高精細度の表示装置を作成した場合にお
いて、従来に比べて開口率を大幅に向上させることがで
き、表示画面の輝度を高めることができる。さらに、製
造工程を短縮することができる。
タ8は、基板1上に形成することが不可欠な制御信号配
線4と走査信号配線5との交差部に積層配置されるの
で、基板1上における占有面積を低減できる。これによ
り、画素領域6のほぼ全域に表示素子7を形成すること
ができるので、高精細度の表示装置を作成した場合にお
いて、従来に比べて開口率を大幅に向上させることがで
き、表示画面の輝度を高めることができる。さらに、製
造工程を短縮することができる。
【0021】次に、本発明の第3の実施例を説明する。
図9は第3の実施例の要部を示す平面構成図、図10は
図9におけるD−D線矢視方向の断面図である。図にお
いて第1の実施例と同一構成部分は同一符号をもって表
し、その説明を省略する。
図9は第3の実施例の要部を示す平面構成図、図10は
図9におけるD−D線矢視方向の断面図である。図にお
いて第1の実施例と同一構成部分は同一符号をもって表
し、その説明を省略する。
【0022】また、第1の実施例と第3の実施例との相
違点は、薄膜トランジスタ8を、アモルファスシリコン
を用いた逆スタガ−ド構造に形成したことにある。この
薄膜トランジスタ8の形成手順は次の通りである。
違点は、薄膜トランジスタ8を、アモルファスシリコン
を用いた逆スタガ−ド構造に形成したことにある。この
薄膜トランジスタ8の形成手順は次の通りである。
【0023】即ち、基板1上の所定位置にチタン或いは
モリブデンにより走査信号配線5を形成した後、SiO
2 等のゲ−ト絶縁膜20を着膜する。次に、制御信号配
線4と走査信号配線5との交差予定位置に、走査信号線
5に対して直交する方向に延びる略L字形状の半導体膜
21をアモルファスシリコンによって形成する。次い
で、半導体膜21の長手方向の両端部にn+ 層又はp+
層からなるドレイン電極22及びソ−ス電極23を形成
する。
モリブデンにより走査信号配線5を形成した後、SiO
2 等のゲ−ト絶縁膜20を着膜する。次に、制御信号配
線4と走査信号配線5との交差予定位置に、走査信号線
5に対して直交する方向に延びる略L字形状の半導体膜
21をアモルファスシリコンによって形成する。次い
で、半導体膜21の長手方向の両端部にn+ 層又はp+
層からなるドレイン電極22及びソ−ス電極23を形成
する。
【0024】次に、この上にSiO2 等の絶縁膜24を
着膜すると共に、前記ドレイン電極22及びソ−ス電極
23のそれぞれに対応する位置にコンタクト孔25,2
6を形成する。このとき、コンタクト孔25は、制御信
号配線4に対して垂直に延びる一片の先端部に形成し、
制御信号配線4と重ならないようにする。この後、アル
ミニウム等によって半導体膜21に重なるように制御信
号配線4を形成し、コンタクト孔25を介して制御信号
配線4と半導体膜21を接続する。さらに、制御信号配
線4と走査信号配線5によって囲まれた画素領域6に、
酸化インジウムスズ(ITO)等の透明導電材で表示素
子7の電極を形成し、コンタクト孔26を介してソ−ス
電極23と接続する。
着膜すると共に、前記ドレイン電極22及びソ−ス電極
23のそれぞれに対応する位置にコンタクト孔25,2
6を形成する。このとき、コンタクト孔25は、制御信
号配線4に対して垂直に延びる一片の先端部に形成し、
制御信号配線4と重ならないようにする。この後、アル
ミニウム等によって半導体膜21に重なるように制御信
号配線4を形成し、コンタクト孔25を介して制御信号
配線4と半導体膜21を接続する。さらに、制御信号配
線4と走査信号配線5によって囲まれた画素領域6に、
酸化インジウムスズ(ITO)等の透明導電材で表示素
子7の電極を形成し、コンタクト孔26を介してソ−ス
電極23と接続する。
【0025】第3の実施例によっても、薄膜トランジス
タ8は、基板1上に形成することが不可欠な制御信号配
線4と走査信号配線5との交差部に積層配置されるの
で、基板上における占有面積を低減できる。これによ
り、画素領域6のほぼ全域に表示素子7を形成すること
ができるので、高精細度の表示装置を作成した場合にお
いて、従来に比べて開口率を大幅に向上させることがで
き、表示画面を明るくすることができる。
タ8は、基板1上に形成することが不可欠な制御信号配
線4と走査信号配線5との交差部に積層配置されるの
で、基板上における占有面積を低減できる。これによ
り、画素領域6のほぼ全域に表示素子7を形成すること
ができるので、高精細度の表示装置を作成した場合にお
いて、従来に比べて開口率を大幅に向上させることがで
き、表示画面を明るくすることができる。
【0026】次に、本発明の第4の実施例を説明する。
図11は第4の実施例の要部を示す平面構成図、図12
は図11におけるE−E線矢視方向の断面図である。図
において、第3の実施例と同一構成部分は同一符号をも
って表し、その説明を省略する。
図11は第4の実施例の要部を示す平面構成図、図12
は図11におけるE−E線矢視方向の断面図である。図
において、第3の実施例と同一構成部分は同一符号をも
って表し、その説明を省略する。
【0027】また、第3の実施例と第4の実施例との相
違点は、薄膜トランジスタ8を、アモルファスシリコン
を用いた順スタガ−ド構造に形成したことにある。この
薄膜トランジスタ8の形成手順は次の通りである。
違点は、薄膜トランジスタ8を、アモルファスシリコン
を用いた順スタガ−ド構造に形成したことにある。この
薄膜トランジスタ8の形成手順は次の通りである。
【0028】即ち、基板1上の制御信号配線4と走査信
号配線5との交差予定位置に、制御信号配線4の延びる
方向に所定の間隔をあけてn+ 層又はp+ 層からなるド
レイン電極22及びソ−ス電極23を形成する。このと
き、ソ−ス電極23の一部が制御信号配線4と重ならな
いように形成する。この後、ドレイン電極22とソ−ス
電極23に跨がって半導体膜21を形成する。
号配線5との交差予定位置に、制御信号配線4の延びる
方向に所定の間隔をあけてn+ 層又はp+ 層からなるド
レイン電極22及びソ−ス電極23を形成する。このと
き、ソ−ス電極23の一部が制御信号配線4と重ならな
いように形成する。この後、ドレイン電極22とソ−ス
電極23に跨がって半導体膜21を形成する。
【0029】さらに、半導体膜21の長手方向の中央部
にSiO2 等の絶縁膜24を介してチタン或いはモリブ
デンによって走査信号配線5を形成する。このとき、走
査信号配線5は半導体膜21を跨いで半導体膜21と直
交するように延ばして形成する。
にSiO2 等の絶縁膜24を介してチタン或いはモリブ
デンによって走査信号配線5を形成する。このとき、走
査信号配線5は半導体膜21を跨いで半導体膜21と直
交するように延ばして形成する。
【0030】次に、この上にSiO2 等の絶縁膜24を
着膜すると共に、前記ドレイン電極22及びソ−ス電極
23のそれぞれに対応する位置にコンタクト孔25,2
6を形成する。このとき、コンタクト孔26は、制御信
号配線4と重ならない部分に形成する。この後、アルミ
ニウム等によって半導体膜21に重なるように制御信号
配線4を形成し、コンタクト孔24を介して制御信号配
線4と半導体膜21を接続する。さらに、制御信号配線
4と走査信号配線5によって囲まれた画素領域6に、酸
化インジウムスズ(ITO)等の透明導電材で表示素子
7の電極を形成し、コンタクト孔26を介してソ−ス電
極23と接続する。
着膜すると共に、前記ドレイン電極22及びソ−ス電極
23のそれぞれに対応する位置にコンタクト孔25,2
6を形成する。このとき、コンタクト孔26は、制御信
号配線4と重ならない部分に形成する。この後、アルミ
ニウム等によって半導体膜21に重なるように制御信号
配線4を形成し、コンタクト孔24を介して制御信号配
線4と半導体膜21を接続する。さらに、制御信号配線
4と走査信号配線5によって囲まれた画素領域6に、酸
化インジウムスズ(ITO)等の透明導電材で表示素子
7の電極を形成し、コンタクト孔26を介してソ−ス電
極23と接続する。
【0031】第4の実施例によっても、薄膜トランジス
タ8は、基板1上に形成することが不可欠な制御信号配
線4と走査信号配線5との交差部に積層配置されるの
で、基板上における占有面積を低減できる。これによ
り、画素領域6のほぼ全域に表示素子7を形成すること
ができるので、高精細度の表示装置を作成した場合にお
いて、従来に比べて開口率を大幅に向上させることがで
き、表示画面の輝度を高めることができる。
タ8は、基板1上に形成することが不可欠な制御信号配
線4と走査信号配線5との交差部に積層配置されるの
で、基板上における占有面積を低減できる。これによ
り、画素領域6のほぼ全域に表示素子7を形成すること
ができるので、高精細度の表示装置を作成した場合にお
いて、従来に比べて開口率を大幅に向上させることがで
き、表示画面の輝度を高めることができる。
【0032】尚、本実施例では、本発明の薄膜トランジ
スタをアクティブマトリックス表示装置に適用して説明
したが、これに限定されることはなく、他の装置に適用
した場合には、他の構成部分を形成可能な前記絶縁基板
上の面積を増大させることができるので、装置(電子回
路)の集積化をさらに向上させることができる。
スタをアクティブマトリックス表示装置に適用して説明
したが、これに限定されることはなく、他の装置に適用
した場合には、他の構成部分を形成可能な前記絶縁基板
上の面積を増大させることができるので、装置(電子回
路)の集積化をさらに向上させることができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、絶
縁基板上に形成することが不可欠な第1の信号配線と第
2の信号配線との交差部に半導体膜が積層配置されて、
薄膜トランジスタが形成されるので、他の構成部分を形
成可能な前記絶縁基板上の面積を増大させることができ
る。これにより、前記薄膜トランジスタをアクティブマ
トリックス表示装置に用いた場合には、画素の開口率を
大幅に向上させることができ、高精細度の表示装置にお
いても輝度を高めることができる。また、他の装置に用
いた場合には、装置(電子回路)の集積化をさらに向上
させることができるという非常に優れた効果を奏するも
のである。
縁基板上に形成することが不可欠な第1の信号配線と第
2の信号配線との交差部に半導体膜が積層配置されて、
薄膜トランジスタが形成されるので、他の構成部分を形
成可能な前記絶縁基板上の面積を増大させることができ
る。これにより、前記薄膜トランジスタをアクティブマ
トリックス表示装置に用いた場合には、画素の開口率を
大幅に向上させることができ、高精細度の表示装置にお
いても輝度を高めることができる。また、他の装置に用
いた場合には、装置(電子回路)の集積化をさらに向上
させることができるという非常に優れた効果を奏するも
のである。
【図1】 本発明の第1の実施例の薄膜トランジスタ
の平面構成図
の平面構成図
【図2】 アクティブマトリックス表示装置の構成図
【図3】 従来例の薄膜トランジスタの平面構成図
【図4】 図3におけるA−A線矢視方向の断面図
【図5】 従来例の薄膜トランジスタの等価回路図
【図6】 図1におけるB−B線矢視方向の断面図
【図7】 本発明の第2の実施例の薄膜トランジスタ
の平面構成図
の平面構成図
【図8】 図7におけるC−C線矢視方向の断面図
【図9】 本発明の第3の実施例の薄膜トランジスタ
の平面構成図
の平面構成図
【図10】 図9におけるD−D線矢視方向の断面図
【図11】 本発明の第4の実施例の薄膜トランジスタ
の平面構成図
の平面構成図
【図12】 図11におけるE−E線矢視方向の断面図
1…絶縁基板、2…信号回路、3…走査回路、4…制御
信号配線、5…走査信号配線、6…画素領域、7…表示
素子、8…薄膜トランジスタ、11…ゲ−ト電極、1
2,15,16,25,26…コンタクト孔、13,2
4…絶縁膜、14,21…半導体膜、14a…ドレイン
領域、14b…ソ−ス領域、20…ゲ−ト絶縁膜、22
…ドレイン電極、23…ソ−ス電極。
信号配線、5…走査信号配線、6…画素領域、7…表示
素子、8…薄膜トランジスタ、11…ゲ−ト電極、1
2,15,16,25,26…コンタクト孔、13,2
4…絶縁膜、14,21…半導体膜、14a…ドレイン
領域、14b…ソ−ス領域、20…ゲ−ト絶縁膜、22
…ドレイン電極、23…ソ−ス電極。
Claims (1)
- 【請求項1】 絶縁基板上に形成された、交差する第1
の信号配線及び第2の信号配線、並びにこれらに接続さ
れた半導体膜とを有する薄膜トランジスタにおいて、 前記第1の配線と前記第2の配線との交差部に前記半導
体膜を積層配置してなる、 ことを特徴とする薄膜トランジスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5251391A JPH06163891A (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 薄膜トランジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5251391A JPH06163891A (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 薄膜トランジスタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06163891A true JPH06163891A (ja) | 1994-06-10 |
Family
ID=12916820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5251391A Pending JPH06163891A (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 薄膜トランジスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06163891A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US9954044B2 (en) | 2014-06-12 | 2018-04-24 | Samsung Display Co., Ltd. | Display apparatus |
-
1991
- 1991-03-18 JP JP5251391A patent/JPH06163891A/ja active Pending
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