JPH06348925A - 乗車券類の排出装置 - Google Patents
乗車券類の排出装置Info
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- JPH06348925A JPH06348925A JP15416393A JP15416393A JPH06348925A JP H06348925 A JPH06348925 A JP H06348925A JP 15416393 A JP15416393 A JP 15416393A JP 15416393 A JP15416393 A JP 15416393A JP H06348925 A JPH06348925 A JP H06348925A
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- Japan
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- ticket
- tickets
- conveyance
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 普通乗車券と特急券のような複数乗車券類対
応型の自動改札機の排出装置であって、乗車券を一括し
て返却できるようにする。 【構成】 搬送方向が排出口側に向けられた搬送機構の
排出搬送路の搬送終端側の下方に設けられたベルトコン
ベアと、そのベルトコンベアの搬送終端部と前記排出口
との間に設けられ、そのベルトコンベアによる乗車券の
移動を停止するストッパと、前記ベルトコンベアの搬送
始端側に対向し、かつ前記排出搬送路に設けられたウイ
ングと、前記ベルトコンベアの搬送終端側に対向し、か
つそのベルトコンベア方向に移動自在に設けられたピン
チローラと、前記排出搬送路により搬送されてくる最初
の乗車券類のみを前記ベルトコンベアの搬送始端側に導
くように前記ウイングを制御するウイング制御手段と、
前記ベルトコンベア上に全ての乗車券類が載置されたと
きに前記ストッパの停止状態を解除するとともに、前記
ピンチローラをそのベルトコンベア側に付勢するストッ
パ制御手段とからなる。
応型の自動改札機の排出装置であって、乗車券を一括し
て返却できるようにする。 【構成】 搬送方向が排出口側に向けられた搬送機構の
排出搬送路の搬送終端側の下方に設けられたベルトコン
ベアと、そのベルトコンベアの搬送終端部と前記排出口
との間に設けられ、そのベルトコンベアによる乗車券の
移動を停止するストッパと、前記ベルトコンベアの搬送
始端側に対向し、かつ前記排出搬送路に設けられたウイ
ングと、前記ベルトコンベアの搬送終端側に対向し、か
つそのベルトコンベア方向に移動自在に設けられたピン
チローラと、前記排出搬送路により搬送されてくる最初
の乗車券類のみを前記ベルトコンベアの搬送始端側に導
くように前記ウイングを制御するウイング制御手段と、
前記ベルトコンベア上に全ての乗車券類が載置されたと
きに前記ストッパの停止状態を解除するとともに、前記
ピンチローラをそのベルトコンベア側に付勢するストッ
パ制御手段とからなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、乗車券類の排出装置に
係り、特に、普通乗車券と特急券のように、一改札処理
に複数の乗車券類を挿入して改札処理する自動改札機、
いわゆる複数乗車券対応型の自動改札機に組込まれるも
のに関する。
係り、特に、普通乗車券と特急券のように、一改札処理
に複数の乗車券類を挿入して改札処理する自動改札機、
いわゆる複数乗車券対応型の自動改札機に組込まれるも
のに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば、特開昭５８−７８２８０
号公報に示されるように、普通乗車券と特急券（以下、
これらを全て乗車券という）のように、複数の乗車券を
挿入し一つの改札処理ができる自動改札機が提案されて
いる。
号公報に示されるように、普通乗車券と特急券（以下、
これらを全て乗車券という）のように、複数の乗車券を
挿入し一つの改札処理ができる自動改札機が提案されて
いる。
【０００３】ところで、このような複数乗車券対応型の
自動改札機においては、排出口から乗車券を、挿入口へ
の挿入順に返却すると、乗車券を全部受け取る前に利用
者（乗客）が立ち去るという問題点が生ずる。
自動改札機においては、排出口から乗車券を、挿入口へ
の挿入順に返却すると、乗車券を全部受け取る前に利用
者（乗客）が立ち去るという問題点が生ずる。
【０００４】このような不都合を防止するものとして
は、特開昭５６−７４７８６号公報に示されるように、
全ての乗車券が一括して排出口へ排出されるようにした
ものが提案されている。
は、特開昭５６−７４７８６号公報に示されるように、
全ての乗車券が一括して排出口へ排出されるようにした
ものが提案されている。
【０００５】しかしながら、上記従来の一括式の排出装
置にあっては、サイズの大きい乗車券の下にサイズの小
さい乗車券（例えば、幅が３０ｍｍで長さが５７．５ｍ
ｍ（エドモンソン券））が積層されて排出されたとき
は、利用者は全ての乗車券が返却されていないのではな
いかと勘違いして、改札通路に長時間立ち止まり、改札
処理の効率が低下するおそれが生ずる。
置にあっては、サイズの大きい乗車券の下にサイズの小
さい乗車券（例えば、幅が３０ｍｍで長さが５７．５ｍ
ｍ（エドモンソン券））が積層されて排出されたとき
は、利用者は全ての乗車券が返却されていないのではな
いかと勘違いして、改札通路に長時間立ち止まり、改札
処理の効率が低下するおそれが生ずる。
【０００６】そこで、本出願人らは、後に図面を用いて
説明するが、挿入口にサイズの異なる乗車券が順不同で
挿入されても、また乗車券の表裏面がどのように挿入さ
れても、表面が上になり、かつサイズの大きい乗車券か
ら順に排出口側へ搬送可能な自動改札機を提案してい
る。
説明するが、挿入口にサイズの異なる乗車券が順不同で
挿入されても、また乗車券の表裏面がどのように挿入さ
れても、表面が上になり、かつサイズの大きい乗車券か
ら順に排出口側へ搬送可能な自動改札機を提案してい
る。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複数乗車券
対応型の自動改札機は、最後の乗車券が挿入口に挿入さ
れるまで、自動改札機内部に先の乗車券を一時保留して
おき、全ての乗車券が有効と判定されたときに初めて改
札データの書込みや印字等の処理が行われるようになっ
ているため、一枚の乗車券で改札処理するときに比べ、
改札処理時間が必然的に長くなるという欠点がある。
対応型の自動改札機は、最後の乗車券が挿入口に挿入さ
れるまで、自動改札機内部に先の乗車券を一時保留して
おき、全ての乗車券が有効と判定されたときに初めて改
札データの書込みや印字等の処理が行われるようになっ
ているため、一枚の乗車券で改札処理するときに比べ、
改札処理時間が必然的に長くなるという欠点がある。
【０００８】このため、乗車券を一括排出するために、
さらに時間を要することは極力避けなければならない。
このため、簡単な機構で速やかに一括排出ができる排出
装置の出現が待たれていた。
さらに時間を要することは極力避けなければならない。
このため、簡単な機構で速やかに一括排出ができる排出
装置の出現が待たれていた。
【０００９】そこで、本発明は、上記要望に応えるため
になされたものであって、その目的は、簡単な機構で複
数の乗車券を一括排出できる乗車券の排出装置を提供す
ることにある。
になされたものであって、その目的は、簡単な機構で複
数の乗車券を一括排出できる乗車券の排出装置を提供す
ることにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明装置は、上記目的
を達成するために、自動改札機の本体の挿入口と排出口
との間に乗車券を一時保留する保留部を有する搬送機構
を設け、その挿入口から挿入された複数の乗車券がその
搬送機構によりその排出口へ搬送される間に、それら乗
車券に記録されているデータを基に演算処理して改札処
理を行うとともに、その保留部からその排出口側に向け
てサイズの大きな乗車券から順に搬送する自動改札機に
おける乗車券の排出装置であって、搬送方向が前記排出
口側に向けられた前記搬送機構の排出搬送路の搬送終端
側の下方に設けられたベルトコンベアと、そのベルトコ
ンベアの搬送終端部と前記排出口との間に設けられ、そ
のベルトコンベアによる乗車券の移動を停止するストッ
パと、前記ベルトコンベアの搬送始端側に対向し、かつ
前記排出搬送路に設けられたウイングと、前記ベルトコ
ンベアの搬送終端側に対向し、かつそのベルトコンベア
方向に移動自在に設けられたピンチローラと、前記排出
搬送路により搬送されてくる最初の乗車券のみを前記ベ
ルトコンベアの搬送始端側に導くように前記ウイングを
制御するウイング制御手段と、前記ベルトコンベア上に
全ての乗車券が載置されたときに前記ストッパの停止状
態を解除するとともに、前記ピンチローラをそのベルト
コンベア側に付勢するストッパ制御手段とを有すること
を特徴としている。
を達成するために、自動改札機の本体の挿入口と排出口
との間に乗車券を一時保留する保留部を有する搬送機構
を設け、その挿入口から挿入された複数の乗車券がその
搬送機構によりその排出口へ搬送される間に、それら乗
車券に記録されているデータを基に演算処理して改札処
理を行うとともに、その保留部からその排出口側に向け
てサイズの大きな乗車券から順に搬送する自動改札機に
おける乗車券の排出装置であって、搬送方向が前記排出
口側に向けられた前記搬送機構の排出搬送路の搬送終端
側の下方に設けられたベルトコンベアと、そのベルトコ
ンベアの搬送終端部と前記排出口との間に設けられ、そ
のベルトコンベアによる乗車券の移動を停止するストッ
パと、前記ベルトコンベアの搬送始端側に対向し、かつ
前記排出搬送路に設けられたウイングと、前記ベルトコ
ンベアの搬送終端側に対向し、かつそのベルトコンベア
方向に移動自在に設けられたピンチローラと、前記排出
搬送路により搬送されてくる最初の乗車券のみを前記ベ
ルトコンベアの搬送始端側に導くように前記ウイングを
制御するウイング制御手段と、前記ベルトコンベア上に
全ての乗車券が載置されたときに前記ストッパの停止状
態を解除するとともに、前記ピンチローラをそのベルト
コンベア側に付勢するストッパ制御手段とを有すること
を特徴としている。
【００１１】
【作用】上記構成において、排出搬送路から最初に搬送
されてきた最もサイズの大きな乗車券は、ウイングによ
りベルトコンベアの搬送始端側に導かれてそのベルトコ
ンベア上に載置される。そして、次に排出搬送路から送
られてくる乗車券は、ウイングによりベルトコンベアの
搬送終端側に導かれて最初の乗車券の上に載置される。
全ての乗車券がベルトコンベアに載置されると、ストッ
パは停止状態を解除されるとともに、ピンチローラはベ
ルトコンベア側に付勢される。これによりベルトコンベ
ア上に積層された乗車券は、排出口側へ積層状態を保ち
ながら移動する。
されてきた最もサイズの大きな乗車券は、ウイングによ
りベルトコンベアの搬送始端側に導かれてそのベルトコ
ンベア上に載置される。そして、次に排出搬送路から送
られてくる乗車券は、ウイングによりベルトコンベアの
搬送終端側に導かれて最初の乗車券の上に載置される。
全ての乗車券がベルトコンベアに載置されると、ストッ
パは停止状態を解除されるとともに、ピンチローラはベ
ルトコンベア側に付勢される。これによりベルトコンベ
ア上に積層された乗車券は、排出口側へ積層状態を保ち
ながら移動する。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の一実施例装置を図面に基づい
て説明する。図１は実施例装置を組込んだ自動改札機の
本体（以下、本体という）ａの概略構成図であって、本
体ａの一端側（図１において右側）の上部には、乗車券
の挿入口１が設けられているとともに、その他端側の上
面には、乗車券を利用者へ返却するための排出口２が設
けられている。
て説明する。図１は実施例装置を組込んだ自動改札機の
本体（以下、本体という）ａの概略構成図であって、本
体ａの一端側（図１において右側）の上部には、乗車券
の挿入口１が設けられているとともに、その他端側の上
面には、乗車券を利用者へ返却するための排出口２が設
けられている。
【００１３】挿入口１と排出口２との本体ａ内には、搬
送機構３が設けられている。この搬送機構３は、挿入口
１から排出口２にかけて、順に、挿入口１から挿入され
た乗車券を整列する整列搬送路３ａと、挿入された乗車
券からサイズの種類等のデータを読取るための磁気ヘッ
ドＨ1 ，Ｈ2 を有する読取り搬送路３ｂと、一時保留部
４を有する主搬送路３ｃと、改札データの書込，印字，
パンチング等の後処理部５を有する後処理搬送路３ｄ
と、本実施例装置１０の組込まれている排出搬送路３ｅ
とから構成されている。
送機構３が設けられている。この搬送機構３は、挿入口
１から排出口２にかけて、順に、挿入口１から挿入され
た乗車券を整列する整列搬送路３ａと、挿入された乗車
券からサイズの種類等のデータを読取るための磁気ヘッ
ドＨ1 ，Ｈ2 を有する読取り搬送路３ｂと、一時保留部
４を有する主搬送路３ｃと、改札データの書込，印字，
パンチング等の後処理部５を有する後処理搬送路３ｄ
と、本実施例装置１０の組込まれている排出搬送路３ｅ
とから構成されている。
【００１４】上記一時保留部４は、本出願人らが別途提
案しているのでその詳細は省略するが、複数の乗車券の
うち、最後の一枚が挿入されるまでに、先に挿入された
乗車券をウイングＷ1 ，Ｗ2 ，Ｗ3 ，Ｗ4 を適宜選択駆
動して上，中，下のいずれかのストッパＳ付きの保留部
４ａ，４ｂ，４ｃに保留しておき、全ての乗車券が有効
なときは、後処理部５で改札データ等を書込んで排出口
２へ排出し、また一枚でも無効券があれば、改札データ
を書込まずに排出口２から返却できるようにしている。
案しているのでその詳細は省略するが、複数の乗車券の
うち、最後の一枚が挿入されるまでに、先に挿入された
乗車券をウイングＷ1 ，Ｗ2 ，Ｗ3 ，Ｗ4 を適宜選択駆
動して上，中，下のいずれかのストッパＳ付きの保留部
４ａ，４ｂ，４ｃに保留しておき、全ての乗車券が有効
なときは、後処理部５で改札データ等を書込んで排出口
２へ排出し、また一枚でも無効券があれば、改札データ
を書込まずに排出口２から返却できるようにしている。
【００１５】そして、排出口２への排出に当っては、乗
車券が表面（乗車区間等が印字されている面）を上にし
て挿入口１に挿入された場合は、一時保留部４を実線矢
印方向に駆動して乗車券を主搬送路３ｃに送り、他方、
裏面を上にして、つまり裏返しで挿入口１に挿入された
場合は、一時保留部４を鎖線矢印方向に駆動して、乗車
券を反転させて主搬送路３ｃに送出するように構成され
ている。したがって、挿入口１に裏返しで挿入された乗
車券でも表面を上にして後処理部５に送ることができ、
このため後処理部５の印字ユニット等は表面を上にして
挿入されたときの一種類で足り、後処理部５を簡易化す
ることができる。
車券が表面（乗車区間等が印字されている面）を上にし
て挿入口１に挿入された場合は、一時保留部４を実線矢
印方向に駆動して乗車券を主搬送路３ｃに送り、他方、
裏面を上にして、つまり裏返しで挿入口１に挿入された
場合は、一時保留部４を鎖線矢印方向に駆動して、乗車
券を反転させて主搬送路３ｃに送出するように構成され
ている。したがって、挿入口１に裏返しで挿入された乗
車券でも表面を上にして後処理部５に送ることができ、
このため後処理部５の印字ユニット等は表面を上にして
挿入されたときの一種類で足り、後処理部５を簡易化す
ることができる。
【００１６】また、一時保留部４の各ストッパＳ，Ｓ，
Ｓを適宜選択駆動させるとともに、上，中，下の各保留
部４ａ，４ｂ，４ｃを適宜選択駆動させて、サイズの大
きな乗車券から順に後処理部５（排出口２）側に送出す
ることができるように構成されている。
Ｓを適宜選択駆動させるとともに、上，中，下の各保留
部４ａ，４ｂ，４ｃを適宜選択駆動させて、サイズの大
きな乗車券から順に後処理部５（排出口２）側に送出す
ることができるように構成されている。
【００１７】図１中、Ｃは、本体ａを統括的に制御する
マイクロコンピュータを中心に構成された制御器であっ
て、本実施例に係る排出装置１０もこの制御器Ｃによっ
て制御される。また、図２は、排出装置１０の詳細図で
あり、さらに、図３は、大，中，小の３種類のサイズの
乗車券イ，ロ，ハが積層されて排出口２から排出されて
いる途中の斜視図である。
マイクロコンピュータを中心に構成された制御器であっ
て、本実施例に係る排出装置１０もこの制御器Ｃによっ
て制御される。また、図２は、排出装置１０の詳細図で
あり、さらに、図３は、大，中，小の３種類のサイズの
乗車券イ，ロ，ハが積層されて排出口２から排出されて
いる途中の斜視図である。
【００１８】排出装置１０は、排出搬送路３ｅの搬送終
端側の下方に設けられたベルトコンベア１１を有してい
る。このベルトコンベア１１は、搬送方向を排出口２側
に向けているとともに、ベルトコンベア１１上に乗車券
が載置されても落下しない傾斜角度に保たれている。
端側の下方に設けられたベルトコンベア１１を有してい
る。このベルトコンベア１１は、搬送方向を排出口２側
に向けているとともに、ベルトコンベア１１上に乗車券
が載置されても落下しない傾斜角度に保たれている。
【００１９】ウイングＷ5 は、本発明のウイングに該当
し、ベルトコンベア１１の搬送始端側に対向する排出搬
送路３ｅに設けられていて、図示しないソレノイドによ
り二点鎖線で示されるように移動するように設けられて
いる。また、ピンチローラ１２は、ベルトコンベア１２
の搬送終端側上方に設けられていて、図示しないソレノ
イドにより、二点鎖線で示されるように、ベルトコンベ
ア１２側に付勢されるように構成されている。
し、ベルトコンベア１１の搬送始端側に対向する排出搬
送路３ｅに設けられていて、図示しないソレノイドによ
り二点鎖線で示されるように移動するように設けられて
いる。また、ピンチローラ１２は、ベルトコンベア１２
の搬送終端側上方に設けられていて、図示しないソレノ
イドにより、二点鎖線で示されるように、ベルトコンベ
ア１２側に付勢されるように構成されている。
【００２０】ストッパ１３は、ベルトコンベア１１の搬
送終端部と排出口２との間に設けられていて、ベルコン
ベア１１の搬送力で移動する乗車券を停止させておくこ
とができるとともに、図示しないソレノイドにより駆動
されて、停止状態を解除する位置までストッパ１３を移
動させることができるように構成されている。
送終端部と排出口２との間に設けられていて、ベルコン
ベア１１の搬送力で移動する乗車券を停止させておくこ
とができるとともに、図示しないソレノイドにより駆動
されて、停止状態を解除する位置までストッパ１３を移
動させることができるように構成されている。
【００２１】次に、本実施例装置の動作について説明す
る。今、挿入口１には、大，中，小のサイズからなる３
枚の乗車券イ，ロ，ハが挿入されると、排出搬送路３ｅ
からは、最初の乗車券、つまり最もサイズの大きな乗車
券イが搬送されてくる。この場合、ウイングＷ5 は実線
位置にセットされる。
る。今、挿入口１には、大，中，小のサイズからなる３
枚の乗車券イ，ロ，ハが挿入されると、排出搬送路３ｅ
からは、最初の乗車券、つまり最もサイズの大きな乗車
券イが搬送されてくる。この場合、ウイングＷ5 は実線
位置にセットされる。
【００２２】したがって、乗車券イはベルトコンベア１
１の搬送始端からベルトコンベア１１上に導かれ、搬送
方向の先端部はストッパ１３により受け止められてベル
トコンベア１１上に載置される（図２の鎖線矢印参
照）。
１の搬送始端からベルトコンベア１１上に導かれ、搬送
方向の先端部はストッパ１３により受け止められてベル
トコンベア１１上に載置される（図２の鎖線矢印参
照）。
【００２３】なお、挿入口１に挿入された乗車券が全て
同じサイズの場合は、一時保留部４から排出される順序
は特に限定されないから、まず最初に排出搬送路３ｅに
送られてきた乗車券が、ウイングＷ5 によってベルトコ
ンベア１１の搬送始端側に導かれる。
同じサイズの場合は、一時保留部４から排出される順序
は特に限定されないから、まず最初に排出搬送路３ｅに
送られてきた乗車券が、ウイングＷ5 によってベルトコ
ンベア１１の搬送始端側に導かれる。
【００２４】次に、ウイングＷ5 は、二点鎖線位置にセ
ットされる。このため、次に排出搬送路３ｅに送られて
きた乗車券ロは、ウイングＷ5 の上面を通過して搬送方
向の先端部がストッパＳを目掛けて投出されるように搬
送されて乗車券イの上に載置される（図２の一点鎖線矢
印参照）。さらに、次の乗車券ハも同様にして乗車券ロ
の上に載置される。
ットされる。このため、次に排出搬送路３ｅに送られて
きた乗車券ロは、ウイングＷ5 の上面を通過して搬送方
向の先端部がストッパＳを目掛けて投出されるように搬
送されて乗車券イの上に載置される（図２の一点鎖線矢
印参照）。さらに、次の乗車券ハも同様にして乗車券ロ
の上に載置される。
【００２５】全ての乗車券イ，ロ，ハがベルトコンベア
１１上に載置されたことが図示しないセンサで検出され
ると、ストッパＳは、矢印方向へ後退するとともに、
ピンチローラ１２は矢印方向へ進出する。つまり、ス
トッパＳは停止状態を解除し、ピンチローラ１２はベル
トコンベア１１上の乗車券イ，ロ，ハに搬送力を付加す
る。
１１上に載置されたことが図示しないセンサで検出され
ると、ストッパＳは、矢印方向へ後退するとともに、
ピンチローラ１２は矢印方向へ進出する。つまり、ス
トッパＳは停止状態を解除し、ピンチローラ１２はベル
トコンベア１１上の乗車券イ，ロ，ハに搬送力を付加す
る。
【００２６】したがって、乗車券イ，ロ，ハは、サイズ
の最も大きな乗車券イを下に、サイズの最も小さい乗車
券ハを上にして、かつ全ての乗車券イ，ロ，ハの搬送方
向の先端部を揃えて排出口２側に送出することができる
（図３参照）。
の最も大きな乗車券イを下に、サイズの最も小さい乗車
券ハを上にして、かつ全ての乗車券イ，ロ，ハの搬送方
向の先端部を揃えて排出口２側に送出することができる
（図３参照）。
【００２７】このため、利用者は、返却される乗車券全
てが確認でき、排出口２からすぐに取出して改札通路か
ら立ち去ることができる。
てが確認でき、排出口２からすぐに取出して改札通路か
ら立ち去ることができる。
【００２８】
【発明の効果】本発明装置は、搬送方向が排出口側に向
けられた前記搬送機構の排出搬送路の搬送終端側の下方
に設けられたベルトコンベアと、そのベルトコンベアの
搬送終端部と前記排出口との間に設けられ、そのベルト
コンベアによる乗車券の移動を停止するストッパと、前
記ベルトコンベアの搬送始端側に対向し、かつ前記排出
搬送路に設けられたウイングと、前記ベルトコンベアの
搬送終端側に対向し、かつそのベルトコンベア方向に移
動自在に設けられたピンチローラと、前記排出搬送路に
より搬送されてくる最初の乗車券類のみを前記ベルトコ
ンベアの搬送始端側に導くように前記ウイングを制御す
るウイング制御手段と、前記ベルトコンベア上に全ての
乗車券類が載置されたときに前記ストッパの停止状態を
解除するとともに、前記ピンチローラをそのベルトコン
ベア側に付勢するストッパ制御手段とからなるので、簡
単な構成で、複数枚の乗車券を一括して排出口から排出
することができる。
けられた前記搬送機構の排出搬送路の搬送終端側の下方
に設けられたベルトコンベアと、そのベルトコンベアの
搬送終端部と前記排出口との間に設けられ、そのベルト
コンベアによる乗車券の移動を停止するストッパと、前
記ベルトコンベアの搬送始端側に対向し、かつ前記排出
搬送路に設けられたウイングと、前記ベルトコンベアの
搬送終端側に対向し、かつそのベルトコンベア方向に移
動自在に設けられたピンチローラと、前記排出搬送路に
より搬送されてくる最初の乗車券類のみを前記ベルトコ
ンベアの搬送始端側に導くように前記ウイングを制御す
るウイング制御手段と、前記ベルトコンベア上に全ての
乗車券類が載置されたときに前記ストッパの停止状態を
解除するとともに、前記ピンチローラをそのベルトコン
ベア側に付勢するストッパ制御手段とからなるので、簡
単な構成で、複数枚の乗車券を一括して排出口から排出
することができる。
【図１】本発明の一実施例装置を組込んだ本体の概略構
成図である。
成図である。
【図２】排出装置の詳細図である。
【図３】排出口側における積層された乗車券の斜視図で
ある。
ある。
１ 排出口 ３ 搬送機構 ３ｅ 排出搬送路 １０ 排出装置 １１ ベルトコンベア １２ ピンチローラ １３ ストッパ ａ 自動改札機の本体（本体） Ｗ5 ウイング イ，ロ，ハ 乗車券
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成５年７月１９日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１８
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１８】排出装置１０は、排出搬送路３ｅの搬送終
端側の下方に設けられたベルトコンベア１１を有してい
る。そして、このベルトコンベア１１の搬送方向は、排
出口２側に向けられている。
端側の下方に設けられたベルトコンベア１１を有してい
る。そして、このベルトコンベア１１の搬送方向は、排
出口２側に向けられている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小森 美樹 栃木県宇都宮市平出工業団地11−２ 日本 信号株式会社宇都宮事業所内
Claims (1)
- 【請求項１】 自動改札機の本体の挿入口と排出口との
間に乗車券類を一時保留する保留部を有する搬送機構を
設け、その挿入口から挿入された複数の乗車券類がその
搬送機構によりその排出口へ搬送される間に、それら乗
車券類に記録されているデータを基に演算処理して改札
処理を行うとともに、その保留部からその排出口側に向
けてサイズの大きな乗車券類から順に搬送する自動改札
機における乗車券類の排出装置であって、 搬送方向が前記排出口側に向けられた前記搬送機構の排
出搬送路の搬送終端側の下方に設けられたベルトコンベ
アと、 前記ベルトコンベアの搬送終端部と前記排出口との間に
設けられ、そのベルトコンベアによる乗車券の移動を停
止するストッパと、 前記ベルトコンベアの搬送始端側に対向し、かつ前記排
出搬送路に設けられたウイングと、 前記ベルトコンベアの搬送終端側に対向し、かつそのベ
ルトコンベア方向に移動自在に設けられたピンチローラ
と、 前記排出搬送路により搬送されてくる最初の乗車券類の
みを前記ベルトコンベアの搬送始端側に導くように前記
ウイングを制御するウイング制御手段と、 前記ベルトコンベア上に全ての乗車券類が載置されたと
きに前記ストッパの停止状態を解除するとともに、前記
ピンチローラをそのベルトコンベア側に付勢するストッ
パ制御手段と、 を有することを特徴とする乗車券類の排出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5154163A JP2710539B2 (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 乗車券類の排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5154163A JP2710539B2 (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 乗車券類の排出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06348925A true JPH06348925A (ja) | 1994-12-22 |
| JP2710539B2 JP2710539B2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=15578215
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5154163A Expired - Lifetime JP2710539B2 (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 乗車券類の排出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2710539B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104036590A (zh) * | 2014-06-20 | 2014-09-10 | 浙江众合机电股份有限公司 | 一种纸币换向传送机构及方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04120160U (ja) * | 1991-04-05 | 1992-10-27 | 日本信号株式会社 | 自動改札機 |
| JPH0562039A (ja) * | 1991-09-02 | 1993-03-12 | Nippon Signal Co Ltd:The | 乗車券類の分離・積層装置 |
-
1993
- 1993-06-01 JP JP5154163A patent/JP2710539B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04120160U (ja) * | 1991-04-05 | 1992-10-27 | 日本信号株式会社 | 自動改札機 |
| JPH0562039A (ja) * | 1991-09-02 | 1993-03-12 | Nippon Signal Co Ltd:The | 乗車券類の分離・積層装置 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104036590A (zh) * | 2014-06-20 | 2014-09-10 | 浙江众合机电股份有限公司 | 一种纸币换向传送机构及方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2710539B2 (ja) | 1998-02-10 |
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