JP3115391B2 - 券類整列装置 - Google Patents
券類整列装置Info
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- JP3115391B2 JP3115391B2 JP04002332A JP233292A JP3115391B2 JP 3115391 B2 JP3115391 B2 JP 3115391B2 JP 04002332 A JP04002332 A JP 04002332A JP 233292 A JP233292 A JP 233292A JP 3115391 B2 JP3115391 B2 JP 3115391B2
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- Registering Or Overturning Sheets (AREA)
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
Description
さの異なる券類、例えば定期券や乗車券をデータ読み取
り可能に整列させるための券類整列装置に関し、更に詳
しくは位置規制なしに挿入される乗車券や一部がカール
した乗車券を確実に整列させるための券類整列装置に関
する。
札業務の省力化を図るため自動改札装置が導入されるよ
うになってきた。自動改札装置は、行く先や通用期間等
のデータを磁気的に格納した定期券(大型券)や乗車券
(小型券)を券挿入口に挿入すると、装置内でデータを
読み取り、定期券や乗車券が正しいものであれば、ゲー
トを開いて乗降客を通過させるものである。
装置は大きさの異なる2種の券を扱う必要があり、券挿
入口の大きさは定期券を長手方向から挿入するように設
定されている。このため、定期券に対し小型の乗車券を
挿入する際は、券挿入口において遊びがあり、斜め方向
や横方向、更に縦方向等、方向を揃えることなく挿入さ
れてしまう。一方、データ読み取り装置によりデータを
読み取るためには、定期券や乗車券をデータ読み取り可
能な位置に揃える必要がある。定期券については、長手
方向から挿入されるので、そのままデータ読み取り装置
まで搬送することにより、ほぼ揃えることができる。し
かし、乗車券については、挿入時に方向や位置が不揃い
であるため、そのまま搬送したのでは、データを読み取
ることができず、このため券挿入口からデータ読み取り
装置に至る搬送路に整列装置を設けていた。このような
券類整列装置の構成例は、特公昭52−29960号公
報、同62−48266号公報等に開示されている。と
ころが、従来の整列装置は構造が複雑であるうえに、乗
車券が特に斜めに挿入された場合に円滑に揃わないこと
があり、この場合はゲートが開かない等の誤動作が発生
する一因になっていた。特に、一部がカールしている乗
車券を横向きに挿入すると整列されないことが多く、場
合によっては乗車券が装置内の隙間に入り込んで容易に
取り出せないことがあった。
に、サイズの異なる券類はもとより、一部がカール等に
より変形した券類をも確実に整列させ得る券類整列装置
を提供することにある。
は、券挿入口から挿入される大型券及び小型券につき、
所定の処理を行い得るように整列させる券類整列装置に
おいて、逆クラウンローラを含む複数のローラ群と、前
記大型券及び小型券を搬送方向に付勢しつつ走行すると
ともに、前記逆クラウンローラに当接した券類の一端を
前記搬送方向とは逆方向に付勢するように前記逆クラウ
ンローラを回転させるように前記複数のローラ間に掛け
回されたベルトとを、前記挿入口に連通し前記大型券及
び小型券を所定方向に搬送する搬送路の側部に設け、前
記搬送路に前記小型券が搬送されてきた時、前記複数の
ローラ及び前記ベルトを前記搬送路に向けて一体に回動
させ、前記逆クラウンローラに前記小型券の一端を当接
させて不安定状態にして転回させた後に、前記ベルトに
より案内して整列させるように構成した券類整列装置に
よって達成される。
ラウンローラの側面に接触すると、小型券がくびれ形状
に沿ってせり上がって不安定状態となり、同時に搬送方
向と反対方向にはじかれるようになる。この結果、小型
券全体が位置ずれしやすくなり、小型券の搬送を継続し
てベルトに当接させることにより、容易に整列させられ
る。従って、小型券が横方向に挿入されても、一部がカ
ールしていても、確実に整列させ、データ読み取りを行
い得るようになる。
た券類整列装置の実施例を説明する。図1は券類整列装
置の構成を模式的に示す平面図、図2は自動改札装置の
一例を示す斜視図、図3は券類の判別を説明する要部の
平面図、図4は券類の整列作用を示す要部の側面図であ
る。なお、本実施例の特徴は券類の整列作用にあるが、
説明の便宜のため本発明が適用される自動改札装置の作
用等について先ず説明し、次いで要部について説明す
る。
類挿入口2、券類排出口3、ゲート4を備えている。券
類挿入口2に挿入された定期券や乗車券は、装置1内を
矢印Aで示すように搬送されるのであるが、搬送路中に
図1に示すような券類整列装置11が設けられ、この券
類整列装置11により整列させた後に図示を省略したデ
ータ読み取り装置に搬送するようになっている。そし
て、読み取られたデータが正しい場合は、ゲート4が開
かれ、乗降客が通過しながら排出口3から券を抜き取る
ようになっている。また、券挿入口2の幅Wは、本発明
でいう大型券に相当する定期券を長手方向から挿入し得
る幅(ほぼ短手幅)に設定されている。
るためには、挿入された券が大型券であるが小型券であ
るかを判別する必要がある。そこで、装置1内には券類
整列装置11の前段階に図3に示すような判別装置が設
けられている。判別装置は定期券P1に同時に掛かるよ
うに位置決めされたセンサー5a〜5dにより構成され
ている。券類の搬送路中に図示のようにセンサー5a〜
5dを配列することにより、搬送中の定期券P1はセン
サー5a〜5dに同時に掛かるようになり、この場合は
定期券P1と判別される。しかし、乗車券P2が挿入さ
れた場合は、センサー5a〜5dの全てに同時に掛かる
ことはなく、この場合は乗車券P2と判別される。
ついて説明する。券類整列装置11は、複数のローラ2
1〜25と各ローラ21〜25に掛け回したベルト26
とにより構成され、ローラ25を中心に図に実線で示す
位置から仮想線で示す位置、更に仮想線で示す位置から
実線で示す位置に往復動するようになっている。なお、
実線で示す位置は定期券P1を整列させる位置であり、
仮想線で示す位置は乗車券P2を整列させる際の位置で
ある。このような位置の制御は、判別装置により定期券
P1、乗車券P2と判別された後、図示を省略した駆動
機構により自動的に行われる。
ローラであるが、ローラ23は偏心ローラであり、逆ク
ラウンローラ24は図4に示すように側面がくびれた形
状に形成されている。そして、各ローラ21〜25に掛
け回されたベルト26は例えばローラ25の回転駆動に
より、矢印B方向に走行するようになっている。走行中
のベルト26は、ローラ22が偏心ローラであるから図
に示すように直線状に走行することもあれば、搬送路1
2上に迫り出して走行することもある。また、逆クラウ
ンローラ24については、ベルト26が搬送路12とは
反対側の面に掛けられているので、矢印C方向に回転す
るとともに、ローラ24の側面が直に定期券P1や乗車
券P2の側面に当接することになる。
実施例では搬送路12の左側部13に設けられている
が、右側部はL字状に折り曲げられた垂直壁面に構成さ
れ、この壁面が整列基準面14になっている。また、搬
送路12の上部には仮想線で示すように搬送路12を斜
めに横切るように搬送ベルト31が設けられている。搬
送ベルト31は、ローラ32、33に掛け回され、その
下側面により定期券P1や乗車券P2を搬送路12から
浮き上がらないように押さえ付けながら、矢印A方向に
搬送するようになっている。
定期券P1が挿入された場合について述べると、判別装
置により定期券P1と判別されることにより各ローラ2
1〜25とベルト26とが図1に実線で示す位置に位置
決め制御される。この際、ベルト26の外側面と整列基
準面14との幅W1は、長手方向に挿入された定期券P
1の幅よりやや広い程度であり、定期券P1は矢印A方
向に搬送されることにより、幅W1の中に入り込む。そ
して、ベルト26の一部は偏心ローラ22により間欠的
に搬送路12上に張り出すので、定期券P1は整列基準
面14に押し付けられる。定期券P1は、整列基準面1
4に押しつけられながら、ベルト26及び搬送ベルト3
1により矢印A方向に付勢されるので、整列されながら
搬送されることになる。
記のような注目すべき整列作用が行われる。即ち、乗車
券P2が挿入されると、判別装置により乗車券P2と判
別され、ローラ21〜25、ベルト26が仮想線で示す
位置に位置決めされる。この結果、ローラ21、22、
23、24と、矢印B方向に走行するベルト26が搬送
路12上にせり出すように張り出す。この状態で、仮に
乗車券P2が斜めになって、しかも整列基準面14から
離れた位置を搬送されてきたとする。乗車券P2の一端
が図1に示すように逆クラウンローラ24の側面にあた
ると、搬送ベルト31により乗車券P2全体が矢印A方
向に付勢されているのであるから、一端が図4に示すよ
うに逆クラウンローラ24のくびれ形状部分に沿って乗
り上げるようになる。また、逆クラウンローラ24は矢
印C方向に回転しているのであるから、乗車券P2の一
端がはじかれるように付勢される。この結果、乗車券P
2は、搬送ベルト31により押さえ付けられながら搬送
しているにも関わらず、くびれ形状部分による乗り上げ
とC方向への付勢により押さえつけが弱まって不安定状
態になる。
搬送ベルト31により搬送を継続している。従って、乗
車券P2は図1に点線で示す位置から反時計方向に回動
しながら矢印A方向に搬送される。そして、乗車券P2
が不安定状態のまま搬送され、乗車券P2の側面がロー
ラ23の外側にあるベルト26に当接すると、整列基準
面14に向けて案内され、斜めに横切っている搬送ベル
ト31の搬送と相まって次第に整列基準面14方向に向
かって近づくようになる。また、ベルト26は偏心ロー
ラ22により間欠的に搬送路12上にせり出すので、乗
車券P2がローラ23に当接してからローラ21の位置
まで搬送される間に、偏心ローラ22の作用により更に
整列基準面14側に押されるようになる。従って、図1
に点線で示した位置から搬送路12の先端まで搬送され
る間に、乗車券P2は整列基準面14に沿ってほぼ揃え
られる。
ほぼ中央部を搬送するように挿入された場合は、搬送ベ
ルト31により次第に整列基準面14に近づくように搬
送されるとともに、一部がベルト26に当接することに
より前記同様に整列基準面14側に押され、整列が行わ
れる。更に、乗車券P2が最初から整列基準面14に沿
うように挿入された場合は、搬送ベルト31の作用によ
り整列基準面14から離れないように搬送され、更にベ
ルト26により押されるので、良好な整列が行われるこ
とになる。
一体に回動させる構造は、特に限定されるものではない
が、各ローラ21〜25を共通基板上に設け、例えばロ
ーラ25の位置を支点として回動するようにプランジャ
ー等により往復動させる構造がある。また、券類を搬送
する構造は、搬送ベルト31を上下に設け、券類を挟み
込んで搬送するようにしてもよい。
明は前記実施例に限定されず、種々変形可能である。例
えば、逆クラウンローラ24をベルト26を用いること
なく回転させるように構成した場合は、先細りの円錐状
に形成してもよい。また、本発明の適用は自動改札装置
に限定されるものではなく、異なった金種を扱う自動販
売機、入場ゲート等に広く応用できる。
送する搬送路の一方の側部に、側面が逆クラウン状に形
成されたローラを含む複数のローラ群と、各ローラ間に
掛け回されて券類を搬送する方向に走行するとともに、
前記逆クラウンローラを逆回転させるように掛け回され
たベルトとを設け、小型券が挿入された場合に前記複数
のローラと前記ベルトとを一体に前記搬送路上に張り出
させた状態で位置決めするように構成した。従って、小
型券が挿入された場合は、その一端が逆クラウンローラ
に沿ってせり上がって小型券全体が不安定状態になり、
同時に一端がはじかれるようになるので、整列のための
位置ずれが容易になる。この状態で、ベルトにより搬送
方向に付勢されるので、小型券は搬送されながら整列さ
せられることになり、小型券の搬送位置の如何に関わら
ず、またカール等の如何にかかわらず整列させて、デー
タ読み取りを確実に行い得るようになる。
の平面図である。
図である。
の側面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 券挿入口から挿入される大型券及び小型
券につき、所定の処理を行い得るように整列させる券類
整列装置において、 逆クラウンローラを含む複数のローラ群と、 前記大型券及び小型券を搬送方向に付勢しつつ走行する
とともに、前記逆クラウンローラに当接した券類の一端
を前記搬送方向とは逆方向に付勢するように前記逆クラ
ウンローラを回転させるように前記複数のローラ間に掛
け回されたベルトとを、 前記挿入口に連通し前記大型券及び小型券を所定方向に
搬送する搬送路の側部に設け、 前記搬送路に前記小型券が搬送されてきた時、前記複数
のローラ及び前記ベルトを前記搬送路に向けて一体に回
動させ、前記逆クラウンローラに前記小型券の一端を当
接させて不安定状態にして転回させた後に、前記ベルト
により案内して整列させるように構成した券類整列装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04002332A JP3115391B2 (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 券類整列装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04002332A JP3115391B2 (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 券類整列装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05186103A JPH05186103A (ja) | 1993-07-27 |
JP3115391B2 true JP3115391B2 (ja) | 2000-12-04 |
Family
ID=11526359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04002332A Expired - Fee Related JP3115391B2 (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 券類整列装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3115391B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100424770B1 (ko) * | 2001-09-15 | 2004-03-30 | 삼성에스디에스 주식회사 | 티켓자동발권기 |
-
1992
- 1992-01-09 JP JP04002332A patent/JP3115391B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH05186103A (ja) | 1993-07-27 |
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