JPH0634843A - 光カプラの製造方法 - Google Patents

光カプラの製造方法

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Publication number
JPH0634843A
JPH0634843A JP21331592A JP21331592A JPH0634843A JP H0634843 A JPH0634843 A JP H0634843A JP 21331592 A JP21331592 A JP 21331592A JP 21331592 A JP21331592 A JP 21331592A JP H0634843 A JPH0634843 A JP H0634843A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
optical fiber
optical coupler
melt
coupler
Prior art date
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Pending
Application number
JP21331592A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Koshiba
義敬 小柴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Japan Energy Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Japan Energy Corp filed Critical Japan Energy Corp
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Publication of JPH0634843A publication Critical patent/JPH0634843A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産性良く、光分岐比50%の光カプラを連
続的に且つ品質一定にて、再現性良く製造する方法を提
供する。 【構成】 ドラムに巻いた連続する光ファイバfの一端
側の端面に光源LDを接続する。光ファイバfの他端側
の一部は、光ファイバが湾曲状とされたループ部fL
び光ファイバが平行に設置された平行部fP を形成し、
その端面には、受光器PDを着脱自在に接続する。この
状態で、光ファイバ平行部fP を加熱して溶融延伸処理
を行なう。溶融延伸は、受光器PDの出力を観察しなが
ら、透過率(T)(T=Pt /Pin)が30dBとなっ
た時点で停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信、光計測等に有
効に利用されている光カプラの製造方法に関するもので
あり、特に、光分岐比が50%とされる光カプラを連続
的に製造することのできる光カプラの製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光通信、光計測等に有効に利用さ
れている、光分波器或は光合波器などの光カプラは、通
常、二本の光ファイバを平行に設置し、溶融延伸するこ
とにより製造される。このとき、所望の光分岐比を備え
た光カプラを得るには、図4に示すように、溶融延伸に
先立って一方の入力端p1に光源LDを接続し、更に、
二つの出力端p3、p4にはそれぞれ受光器PDを接続
して、光源LDから一方の入力端p1に光を入射し、二
つの出力端p3、p4からの出力電力を受光器PDにて
モニターしながら溶融延伸を行ない、溶融延伸量を制御
することが必要とされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では、一つの光カプラ1を作製するたび毎に、一方の
入力端p1に光源LDを接続し、更に、二つの出力端p
3、p4にはそれぞれ受光器PDを接続する作業が必要
となり、その作業が煩雑であり、光カプラの製造効率が
極めて悪いという問題があった。
【0004】更に、一方の入力端p1への光源LDの接
続、或は、二つの出力端p3、p4への受光器PDの接
続を、各作業毎に一様に行なうことは困難であり、特
に、各出力端p3、p4における受光器PDの接続を完
全に同じに行なうことは困難であり、作業者の熟練を要
し、結果として、所望の光分岐比を備えた品質一定の光
カプラを連続して得ることができないか、或は生産性が
悪いものとなった。
【0005】従って、本発明の目的は、極めて生産性良
く、光分岐比50%の光カプラを連続的に且つ品質一定
にて、再現性良く製造する方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
光カプラの製造方法にて達成される。要約すれば、本発
明は、(a)連続する光ファイバを準備すること、
(b)前記光ファイバの一端側の端面を光源に接続する
こと、(c)前記光ファイバの他端側を一部だけ引き出
して、湾曲状とされたループ部と、光ファイバが平行に
設置され且つ被覆が除去された平行部とを形成し、そし
てこの光ファイバの先端面には受光器を着脱自在に接続
すること、(d)前記光ファイバの平行部を溶融延伸処
理すること、(e)前記溶融延伸処理は、受光器の出力
を観察しながら、透過率(T=Pt /Pin)が所定値と
なった時点で停止し、光分岐比50%の光結合部を形成
すること、(f)得られた光カプラは、前記連続する光
ファイバとの接続端部にて切り離し、又、受光器との接
続を解除すること、(g)上記工程(c)〜(f)を所
望回数繰り返すこと、を特徴とする光カプラの製造方法
である。好ましくは、溶融延伸処理は、透過率(T)が
30dBとなった時点で停止される。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る光カプラの製造方法を図
面に則して更に詳しく説明する。
【0008】従来、図2に示すように、入力端p1、p
2と、出力端p3、p4を有する光カプラ1において、
出力端p3、p4を接続してループ状にすることにより
光ファイバ反射器を作製し得ることが知られている(Dav
id.B.Mortimore, "Fiber Loop Reflectors", IEEE Jour
nal of Lightwave Technology, Vol.6, No.7, pp1217〜
1224, 1988) 。この光ファイバ反射器は、光カプラ1が
3dB結合器となった時、即ち、入射電力の半分の電力
が結合する光分岐比50%の結合器とされる場合に、出
力端の光が打ち消しあって全て反射するように構成され
ている。本発明の製造方法は、このような光反射器の原
理を利用するものである。
【0009】図1を参照して本発明に係る光カプラの製
造方法を説明すると、本発明に従って、光カプラを製造
するには、例えばドラムなどに巻回された連続する光フ
ァイバfが用意される。
【0010】ドラムに巻いた連続する光ファイバfの一
端側の端面は、例えば波長1.30μmの光を照射する
ことのできるレーザーダイオードのような光源LDに固
定的に接続される。ドラムに巻いた光ファイバfの他端
側の一部が、ドラムから引き出され、そして光ファイバ
が湾曲状とされたループ部fL 及び光ファイバが平行に
設置された平行部fP を形成する。又、引き出した側の
光ファイバの端面には、フォトダイオードのような受光
器PDが着脱自在に接続される。
【0011】前記光ファイバ平行部fP における光ファ
イバの被覆は除去されて、溶融延伸台(図示せず)に取
り付けられる。この状態で、光ファイバ平行部fP が加
熱され、溶融延伸処理が行なわれる。融着延伸処理は、
通常の方法に従って行なうことができ、例えば、火炎バ
ーナ、炭酸ガスレーザ、小型電気炉など適宜の加熱装置
を用いて、一般に1300〜2000℃の温度で加熱し
ながら、溶融延伸台を、例えばラック−ピニオン機構を
介して光ファイバを軸方向両側に例えば0.005〜1
00mm/分の速度で引っ張ることにより行い得る。
【0012】本発明によれば、溶融延伸は、受光器PD
の出力を観察しながら、透過率(T)(T=Pt
in)が30dBとなった時点で停止する。実際には、
溶融延伸処理の停止により即時に溶融延伸を停止するこ
とができないため、僅かに溶融延伸が続行され、透過率
(T)は35dB程度にまで達する。
【0013】溶融延伸を停止した透過率(T)が最も低
い値となるのが理想であるが、発明者の実験によると透
過率(T)が30dBになった時点で停止することによ
り安定して低い透過率が得られた。
【0014】このようにして、透過率(T)(T=Pt
/Pin)が35dB程度とされる、即ち、分岐比が実質
的に50%の光結合部(光カプラ)を形成することがで
きる。この状態で、溶融延伸部をガラス基板に樹脂で固
定し、樹脂付けを完了した光カプラを溶融延伸台から取
外す。光カプラの、光ファイバ巻きドラムとの接続部は
適当な長さにて切断し、巻きドラムから切り離し、又、
受光器との接続部は受光器から取外す。ループ部を切り
離すことにより、二つの出力端が形成され(図1に一点
鎖線で示す)、2×2の分岐比50%の光カプラ1が得
られる。
【0015】引き続いて、ドラムに巻いた光ファイバf
の他端は、ドラムから引き出され、そして光ファイバが
湾曲状とされたループ部及び光ファイバが平行に設置さ
れた平行部を形成した後、前記受光器に接続し、平行部
を溶融延伸台に設置して、同様の延伸処理することによ
り、次の光カプラが製造される。
【0016】上述のように、本発明によれば、ドラムに
巻いた連続する光ファイバfが消費されてしまうまで、
光源LDは常に光ファイバの一端に接続されたままで良
く、又、接続換えが必要とされる受光器PDも一つで良
く、従来に比較してその作業は容易である。更に、光フ
ァイバfのドラムに巻き付けた部分での光源LDからの
光の損失は、溶融延伸処理を始める前の値を基準として
透過率(T)を観察すれば良く、単に受光器PDの出力
調整だけで足りる。
【0017】このようにして、連続的に製造した30個
の光カプラの光分岐比を実際に測定したところ全ての光
カプラが50%を示すものであった。又、その生産性
は、従来に比較して、3倍に向上した。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る光カ
プラの製造方法は、ドラムなどに巻回された連続する光
ファイバから、極めて生産性良く、光分岐比50%の光
カプラを連続的に且つ品質を一定にして、再現性良く製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光カプラの製造方法を説明する図
である。
【図2】本発明の製造方法の原理を説明するための光フ
ァイバ反射器の構成図である。
【図3】本発明に係る光カプラの製造方法を説明するた
めの溶融延伸量と透過率(T)との関係を示すグラフで
ある。
【図4】従来の光カプラの製造方法を説明するための図
である。
【符号の説明】
1 光カプラ LD 光源 PD 受光器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)連続する光ファイバを準備するこ
    と、(b)前記光ファイバの一端側の端面を光源に接続
    すること、(c)前記光ファイバの他端側を一部だけ引
    き出して、湾曲状とされたループ部と、光ファイバが平
    行に設置され且つ被覆が除去された平行部とを形成し、
    そしてこの光ファイバの先端面には受光器を着脱自在に
    接続すること、(d)前記光ファイバの平行部を溶融延
    伸処理すること、(e)前記溶融延伸処理は、受光器の
    出力を観察しながら、透過率(T=Pt /Pin)が所定
    値となった時点で停止し、光分岐比50%の光結合部を
    形成すること、(f)得られた光カプラは、前記連続す
    る光ファイバとの接続端部にて切り離し、又、受光器と
    の接続を解除すること、(g)上記工程(c)〜(f)
    を所望回数繰り返すこと、を特徴とする光カプラの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 溶融延伸処理は、透過率(T)が30d
    Bとなった時点で停止する請求項1の光カプラの製造方
    法。
JP21331592A 1992-07-16 1992-07-16 光カプラの製造方法 Pending JPH0634843A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9533349B2 (en) 2013-04-22 2017-01-03 Honda Motor Co., Ltd. Casting mold

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9533349B2 (en) 2013-04-22 2017-01-03 Honda Motor Co., Ltd. Casting mold

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