JPH06347925A - 画像プリンタ - Google Patents

画像プリンタ

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JPH06347925A
JPH06347925A JP14024993A JP14024993A JPH06347925A JP H06347925 A JPH06347925 A JP H06347925A JP 14024993 A JP14024993 A JP 14024993A JP 14024993 A JP14024993 A JP 14024993A JP H06347925 A JPH06347925 A JP H06347925A
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JP
Japan
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exposure
image
exposure control
photosensitive material
light
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Toru Tanihata
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Noritsu Koki Co Ltd
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Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型化及び構成の簡素化を図り、しかも、露
光作業速度の低下を抑制した画像プリンタを提供する。 【構成】 フィルムの画像を感光材料3に投影露光する
投影露光部Pと、多数の領域に分割され且つ各領域の夫
々について複数の色情報に分割された画像情報に基づい
て、感光材料3を露光する画像露光部Gと、投影露光部
Pと画像露光部Gとを経由して感光材料3を搬送経路に
沿って搬送する搬送手段Hとが設けられた画像プリンタ
において、画像露光部Gは、画像情報を複数のラインに
区分して且つ前記複数の色情報の夫々の露光色に対応す
る光を各別に投光して感光材料3を露光させる複数の露
光手段Er,Eg,Ebと、複数の露光手段Er,E
g,Ebと感光材料3とを前記区分したラインに対して
垂直方向に相対移動させる移動手段Tと、複数の露光手
段Er,Eg,Ebと移動手段Tとの作動を制御する移
送露光制御手段Bとを備えて構成され、移送露光制御手
段Bが、複数の露光手段Er,Eg,Eb夫々による露
光を並行して行わせる状態で移送露光制御を実行するよ
うに構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムの画像を感光
材料に投影露光する投影露光部と、多数の領域に分割さ
れ且つ各領域の夫々について複数の色情報に分割された
画像情報に基づいて、前記感光材料を露光する画像露光
部と、前記投影露光部と前記画像露光部とを経由して前
記感光材料を搬送経路に沿って搬送する搬送手段とが設
けられた画像プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】かかる画像プリンタは、投影露光部及び
画像露光部を必要に応じて夫々独立に使用したり、搬送
手段により両露光部を経由して感光材料を搬送しなが
ら、投影露光部におけるフィルムの画像の露光と、画像
露光部における露光とを感光材料上の同一箇所に対して
重ねて行う、いわゆる多重露光を行うようにする等、種
々の目的に合わせて便利に使用できるものである。かか
る画像プリンタの画像露光部は、従来、例えば多数の領
域に分割され且つ各領域の夫々について複数の色情報に
分解された画像情報を表示するCRTの表示画像を感光
材料に露光させるように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、C
RTを用いて構成される画像露光部が大型化及び複雑化
することに起因して、装置全体の小型化及び簡素化を図
りにくいものであり、改善が望まれていた。
【0004】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、小型化及び構成の簡素化を図
り、しかも、露光作業速度の低下を抑制した画像プリン
タを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による画像プリン
タの第1の特徴構成は、前記画像露光部は、前記画像情
報を複数のラインに区分して且つ前記複数の色情報の夫
々の露光色に対応する光を各別に投光して前記感光材料
を露光させる複数の露光手段と、それら複数の露光手段
と前記感光材料とを前記区分したラインに対して垂直方
向に相対移動させる移動手段と、前記複数の露光手段と
前記移動手段との作動を制御する移送露光制御手段とを
備えて構成され、前記移送露光制御手段が、前記複数の
露光手段夫々による露光を並行して行わせる状態で移送
露光制御を実行するように構成されている点にある。
【0006】第2の特徴構成は、上記第1特徴構成にお
いて、前記複数の露光手段が、前記感光材料を露光する
ための複数の露光色に対応する光を各別に投光する複数
の投光手段と、前記複数の投光手段夫々に対して各別に
配置される複数の露光制御部とを備えて構成され、前記
露光制御部が、前記投光手段からの光による前記感光材
料の露光を、前記露光手段と前記感光材料との相対移動
方向と直交する方向に区分した複数の領域毎に制御する
ための複数の露光制御用シャッタを備えて構成され、前
記複数の露光制御部が、前記搬送経路に近接させる状態
で、前記相対移動方向に沿って並べて設けられている点
にある。
【0007】第3の特徴構成は、上記第1又は第2特徴
構成において、前記複数の露光制御部が、前記感光材料
の同一箇所を露光するように配置されている点にある。
【0008】第4の特徴構成は、上記第1、第2又は第
3特徴構成において、前記複数の投光手段の夫々からの
光を前記複数の露光制御部に各別に導く光路が、光ファ
イバーにて形成されている点にある。
【0009】第5の特徴構成は、上記第1、第2、第3
又は第4特徴構成において、前記露光制御部に、前記光
ファイバーから照射された光を拡散する拡散体が、前記
複数の露光制御用シャッタよりも前記光ファイバー側に
位置させて設けられている点にある。
【0010】第6の特徴構成は、上記第1、第2、第
3、第4又は第5特徴構成において、前記投光手段を構
成する光源が、前記搬送経路を覆う筐体の外部に設けら
れている点にある。
【0011】
【作用】本発明の第1特徴構成によれば、搬送手段は、
必要に応じて、投影露光部と画像露光部との何れかで、
或いは、投影露光部及び画像露光部の両方で露光させな
がら感光材料を搬送する。このうち、画像露光部におけ
る露光においては、複数の露光手段夫々による露光が並
行して行われる。即ち、複数の露光色による露光が並行
して行われるのである。ちなみに、切り換えにより複数
の露光色による露光が可能なように構成された露光手段
の一つを設けて、順次露光色を切り換えながら露光する
ものが想定されるが、このものに比して、本第1特徴構
成によれば、複数の露光色による露光が並行して行われ
るので、露光作業速度を速めることができる。
【0012】本発明の第2特徴構成によれば、複数の露
光制御用シャッタが各別に制御されることにより露光制
御部から発した光は、直接感光材料に照射されて感光材
料を露光させる。ちなみに、露光制御部を感光材料の搬
送経路から離間させた状態で設け、各露光制御用シャッ
タからの光を感光材料に照射すべく導く複数の光ファイ
バー(以下、照射用光ファイバーと称する)を設けるも
のが想定されるが、本第2特徴構成によれば、このよう
な複数の照射用光ファイバーを設ける必要がない。
【0013】本発明の第3特徴構成によれば、複数の露
光色に対して各別に設けられた複数の露光制御部夫々か
ら発する光が、感光材料の同一箇所に照射されて感光材
料を露光させる。つまり、例えば、複数の露光色に対し
て各別に設けられた複数の露光制御部が、感光材料の異
なる箇所を露光するように配置されている場合は、同一
ラインに対応する各露光色の光を感光材料の同一箇所に
照射するように、移動手段と各露光手段との作動を制御
する必要があるが、本第3特徴構成によれば、前記の如
き制御が不要となる。しかも、一層色ずれの少ない露光
をすることができる。
【0014】本発明の第4特徴構成によれば、複数の投
光手段の夫々からの光が、光ファイバーにて、複数の露
光制御部に各別に導かれる。即ち、上記のような複数の
投光手段の夫々からの光を複数の露光制御部に各別に導
くための光ファイバー(以下、露光用光ファイバーと称
する)を用いない場合は、投光手段と露光制御部とを同
一光軸上に配置する必要があり、投光手段と露光制御部
との配置形態に制限を受けるが、本第3特徴構成によれ
ば、その様な制限を受けず、投光手段と露光制御部との
配置形態がフレキシブルになる。尚、前記露光用光ファ
イバーは、単に、一つの投光手段からの光を、その投光
手段に対応する露光制御部における複数の露光制御用シ
ャッタの全てに照射するように設けるだけでよいから、
精密な位置合わせ作業等が不要で、簡単に設けることが
できる。
【0015】本発明の第5特徴構成によれば、前記露光
用光ファイバーから照射された光が、拡散板により拡散
されて複数の露光制御用シャッタ夫々に照射される。つ
まり、複数の露光制御用シャッタ夫々に対して、光が均
一に照射されるので、各露光制御用シャッタから感光材
料に対して照射される光の光量が均一になる。
【0016】本発明の第6特徴構成によれば、光源が搬
送経路を覆う筐体の外部に設けられているので、光源か
らの発熱に起因する筐体内部の温度上昇を回避すること
ができる。つまり、光源が前記筐体の内部に設けられて
いる場合においては、光源からの熱を筐体の外部に放熱
するための放熱手段が必要になるが、本第6特徴構成に
よれば、そのような放熱手段を設けることなく、確実に
筐体内部の温度上昇を回避することができる。そして、
温度上昇に伴う感光材料の感度の変化を抑制することが
できる。
【0017】
【発明の効果】上記第1特徴構成によれば、画像情報を
ラインに区分して扱う画像露光部は、CRTを用いて画
像情報の全体を扱う従来のものに比べて、小型化及び構
成の簡素化を図ることができ、しかも、複数の露光色に
よる露光が並行して行われるので露光作業速度の低下を
抑制することができるものであるから、投影露光と画像
露光とを行えるものでありながら、装置全体としての小
型化及び構成の簡素化を図り、しかも、露光作業速度の
低下を抑制した画像プリンタを提供することができるよ
うになった。
【0018】更に、上記第2特徴構成によれば、上記の
如く、露光制御部を感光材料の搬送経路から離間させた
状態で設けたもののように、複数の照射用光ファイバー
を設ける必要がないので、一層コストの低減を図ること
ができるようになった。
【0019】更に、上記第3特徴構成によれば、上記の
如く、移動手段と各露光手段との作動を制御するための
構成が簡素になり、しかも、一層色ずれの少ない露光を
行うことができるので、一層コストの低減を図りなが
ら、一層高画質にて画像情報を感光材料に焼き付けるこ
とができるようになった。
【0020】更に、上記第4特徴構成によれば、上記の
如く、投光手段と露光制御部との配置形態がフレキシブ
ルになるので、装置の形状を一層コンパクトにすること
ができるようになった。
【0021】更に、上記第5特徴構成によれば、上記の
如く、各露光制御用シャッタから感光材料に対して照射
される光の光量が均一になるので、一層高画質にて画像
情報を感光材料に焼き付けることができるようになっ
た。
【0022】更に、上記第6特徴構成によれば、上記の
如く、光源の熱を筐体の外部に放熱するための放熱手段
を設けることなく、温度上昇に伴う感光材料の感度の変
化を回避できるので、一層コストの低減を図りながら、
一層高画質にて画像情報を感光材料に焼き付けることが
できるようになった。
【0023】
【実施例】以下、本発明の画像プリンタの実施例を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、画像プリンタ
1には、フィルム2の画像情報を感光材料としての印画
紙3に投影露光する投影露光部P、印画紙3に焼き付け
る画像情報をラインに区分してライン毎に焼き付けて行
く移送露光部M、投影露光部Pと移送露光部Mとの処理
速度の差を調整するために印画紙3のループを形成する
ループ形成部R、投影露光部P若しくは移送露光部Mの
何れか一方又はその両方で露光された印画紙3を現像す
る現像処理部D、及び、画像プリンタ1の各部の作動を
制御する制御部Cが設けられている。
【0024】印画紙3をロール状に収納している印画紙
ホルダ4から引き出された印画紙3は、投影露光部P若
しくは移送露光部Mの何れか一方又はその両方において
露光された後、現像処理部Dにて現像され、1枚分の画
像情報を含む大きさに切断されて排出される。
【0025】以下、各構成部分について説明する。投影
露光部Pには、投影露光用光源10、フィルム2に照射
する光の色バランスを調整する調光フィルタ11、調光
フィルタ11を通過した光を均一に混色するミラートン
ネル12、フィルム2の画像を印画紙3上に結像させる
焼き付けレンズ13、及び、シャッタ14が同一光軸上
に設けられており、更に、フィルム2の画像部分の色濃
度情報を読み取る画像センサ15がフィルム2搬送経路
の上流側に設けられている。
【0026】投影露光部Pでは、フィルム2の画像部分
の色濃度情報を画像センサ15にて読み取り、その色濃
度情報に基づいて制御部Cが調光フィルタ11を制御し
て投影露光用光源10の照射光をフィルム2の画像の色
濃度に応じた色バランスに調整し、その調整後の光でフ
ィルム2を照射し、フィルム2の画像を印画紙3に焼き
付けるのである。
【0027】ループ形成部Rには、印画紙3を搬送する
ローラ20,21とローラ20を回転駆動するモータM
1とが設けられ、印画紙搬送方向上流側のローラ20と
印画紙搬送方向下流側のローラ21との間に、図示を省
略するが、印画紙3をローラ20,21間において直線
状に案内する状態と、図1に示すような印画紙3のルー
プを形成するのを許容する状態とに切り換え自在のフラ
ップが設けられており、投影露光部Pと移送露光部Mと
の両方で焼き付けする場合には、印画紙3のループを形
成して両露光部P,Mの処理速度の差を調整する。
【0028】移送露光部Mには、印画紙3を露光するた
めの赤、緑、青の露光色に対応する光を各別に投光する
赤色用投光手段Rr、緑色用投光手段Rg、青色用投光
手段Rbと、それら3個の投光手段Rr,Rg,Rb夫
々に対して各別に配置される赤色用露光制御部30r、
緑色用露光制御部30g及び青色用露光制御部30bと
が設けられている。
【0029】投光手段Rr,Rg,Rb夫々について説
明を加える。赤色用投光手段Rrは、光源31rと露光
色を調整するための調光フィルタ32rとシャッタ33
rとにより構成されている。同様に、緑色用投光手段R
gは、光源31gと調光フィルタ32gとシャッタ33
gとにより、又、青色用投光手段Rbは、光源31bと
調光フィルタ32bとシャッタ33bとにより構成され
ている。
【0030】赤色用露光制御部30rについて説明を加
える。赤色用露光制御部30rは、図示しないが、赤色
用投光手段Rrからの光による印画紙3の露光を、印画
紙3の搬送方向と直交する方向に区分した複数の領域毎
に制御するための複数の露光制御用シャッタ30Sを備
えて構成されている。露光制御用シャッタ30Sは、図
示しないが、一対の電極を備えたPLZT素子が偏光子
と検光子との間に配置されて構成されており、一対の電
極間への印加電圧を変化させることにより電極間を通過
する光の偏光方向を変化させて、光の通過を許容するか
否かに切り換えるように構成されている。即ち、一対の
電極を備えたPLZT素子を偏光子と検光子との間に配
置したものが複数個、印画紙3の搬送方向と直交する方
向に配列されて、赤色用露光制御部30rが構成されて
いる。
【0031】緑色用露光制御部30g及び青色用露光制
御部30bも、赤色用露光制御部30rと同様に構成さ
れている。
【0032】赤色用露光制御部30r、緑色用露光制御
部30g及び青色用露光制御部30b夫々は、夫々を通
過した光にて印画紙3を露光できるように、印画紙3の
搬送経路に近接させる状態で、印画紙3の搬送方向に沿
って所定の間隔を隔てて並べて設けられている。
【0033】光源31r、調光フィルタ32r、シャッ
タ33r及び赤色用露光制御部30rが同一光軸上に設
けられ、これによって、印画紙3に赤色光を露光する赤
色用露光手段Erが構成されている。同様に、光源31
g、調光フィルタ32g、シャッタ33g及び緑色用露
光制御部30gが同一光軸上に設けられ、これによっ
て、印画紙3に緑色光を露光する緑色用露光手段Egが
構成され、又、光源31b、調光フィルタ32b、シャ
ッタ33b及び青色用露光制御部30bが同一光軸上に
設けられ、これによって、印画紙3に青色光を露光する
青色用露光手段Ebが構成されている。
【0034】即ち、赤色用露光手段Er、緑色用露光手
段Eg及び青色用露光手段Eb夫々において、複数個の
PLZT素子に印加する電圧を各独立に制御すること
で、多数の領域に分割した画像情報のうちの1ライン分
の画像情報をカラー化した状態で印画紙3に焼き付ける
ことができるのである。
【0035】移送露光部Mの印画紙搬送経路下流側に
は、印画紙3を搬送するローラ22とそのローラ22を
駆動するパルスモータM2とが、設けられている。
【0036】現像処理部Dには、図示を省略するが、露
光後の印画紙3を現像するための処理液を充填した複数
のタンクが備えられ、印画紙3はその複数のタンクを順
次通過して行き現像処理されるのである。
【0037】制御部Cには、各部の作動を制御するため
のプログラム、及び、画像読み取り装置にて読み取った
り、コンピュータグラフィックス等にて作成して入力さ
れた画像情報が記憶されている。
【0038】上記した赤色用露光手段Er、緑色用露光
手段Eg及び青色用露光手段Eb夫々は、多数の領域に
分割した画像情報のうち1ライン分の夫々の露光色の光
を露光させるものであり、画像情報の全体を印画紙3に
焼き付けるには、各露光手段Er,Eg,Ebにおける
露光と同期して印画紙3を搬送する必要があり、以下、
その関係を制御する制御部Cによる制御構成について説
明する。
【0039】図2に示すように、パルスモータM2への
駆動信号の送信を停止してパルスモータM2の作動を停
止させてから、シャッタ33r,33g,33b夫々に
対する信号を「ON」状態としてシャッタ33r,33
g,33b夫々を開状態とする。同時に、後述するよう
に、露光手段Er,Eg,Eb夫々において1ライン分
の露光を開始する。続いて、所定時間が経過して露光が
終了すると、シャッタ33r,33g,33b夫々に対
する信号を「OFF」状態としてシャッタ33r,33
g,33b夫々を閉状態にする。同時に、パルスモータ
M2へ駆動信号を所定時間だけ送信してパルスモータM
2を作動させ、印画紙3を1ライン分に対応する長さだ
け搬送する。これを順次繰り返すのである。
【0040】次に、図3に基づいて、赤色用露光手段E
r、緑色用露光手段Eg及び青色用露光手段Eb夫々の
露光の作動制御について説明する。赤色用露光制御部3
0r、緑色用露光制御部30g及び青色用露光制御部3
0bは、印画紙3の搬送方向に沿って、nライン分に相
当する間隔を隔てて並べられている。
【0041】先ず、図3(イ)に示すように、青色用露
光手段Ebの露光位置に、印画紙3の1ライン目に対応
する部分が搬送されてくると、制御部Cに記憶されてい
る画像情報のうち1ライン目の青色成分の画像情報に基
づいて、青色用露光制御部30bの各PLZTの電極に
印加する電圧を制御して、印画紙3に1ライン目を露光
させる。以後、同様に、青色用露光手段Ebにて、2ラ
イン目、3ライン目…n+1ライン目を順次露光させ
る。
【0042】続いて、図3(ロ)に示すように、緑色用
露光手段Egの露光位置に、印画紙3の1ライン目に対
応する部分が搬送されてくると、制御部Cに記憶されて
いる画像情報のうち1ライン目の緑色成分の画像情報に
基づいて、緑色用露光制御部30gの各PLZTの電極
に印加する電圧を制御して、印画紙3に1ライン目を露
光させる。同時に、青色用露光手段Ebにて、制御部C
に記憶されている画像情報のうちn+2ライン目の青色
成分の画像情報に基づいて、青色用露光制御部30bの
各PLZTの電極に印加する電圧を制御して、印画紙3
にn+2ライン目を露光させる。以後、同様に、緑色用
露光手段Eg及び青色用露光手段Ebにて、(2ライン
目及びn+3ライン目)、(3ライン目及びn+4ライ
ン目)…(n+1ライン目及び2n+2ライン目)を順
次露光させる。
【0043】続いて、図3(ハ)に示すように、赤色用
露光手段Erの露光位置に、印画紙3の1ライン目に対
応する部分が搬送されてくると、制御部Cに記憶されて
いる画像情報のうち1ライン目の赤色成分の画像情報に
基づいて、赤色用露光制御部30rの各PLZTの電極
に印加する電圧を制御して、印画紙3に1ライン目を露
光させる。同時に、緑色用露光手段Egにて、制御部C
に記憶されている画像情報のうちn+2ライン目の緑色
成分の画像情報に基づいて、緑色用露光制御部30gの
各PLZTの電極に印加する電圧を制御して、印画紙3
にn+2ライン目を露光させ、青色用露光手段Ebに
て、制御部Cに記憶されている画像情報のうち2n+3
ライン目の青色成分の画像情報に基づいて、青色用露光
制御部30bの各PLZTの電極に印加する電圧を制御
して、印画紙3に2n+3ライン目を露光させる。この
状態で、1ライン目については、画像情報の各色の成分
について全て焼き付けが終了したのである。以後、同様
に、赤色用露光手段Er、緑色用露光手段Eg及び青色
用露光手段Ebにて、(2ライン目、n+3ライン目及
び2n+4ライン目)、(3ライン目、n+4ライン目
及び2n+5ライン目)…を順次露光させて、一枚分の
画像情報を焼き付けるのである。
【0044】尚、画像プリンタ1は、投影露光部Pで焼
き付けたものに上記した移送露光部Mにて重ね焼きして
画像合成するモードと、投影露光部P又は移送露光部M
を夫々単独で使用するモードとに切り換え可能に構成し
てあり、この切り換え操作は、制御部Cに接続した入力
装置Iから行うようにしてある。
【0045】従って、制御部C及び移送露光部Mは、多
数の領域に分割され且つ各領域の夫々について複数の色
情報に分割された画像情報に基づいて印画紙3を露光す
る画像露光部Gとして機能し、ローラ20,22、モー
タM1及びパルスモータM2は、投影露光部Pと画像露
光部Gとを経由して印画紙3を搬送経路に沿って搬送す
る搬送手段Hとして機能する。又、ローラ22、パルス
モータM2及び制御部Cは、複数の露光手段Er,E
g,Ebと印画紙3とを区分したラインに対して垂直方
向に相対移動させる移動手段Tとして機能し、制御部C
は、複数の露光手段Er,Eg,Ebと移動手段Tとの
作動を制御する移送露光制御手段Bとして機能する。
【0046】〔別実施例〕以下、別実施例を列記する。 上記実施例では、赤色用露光手段Er、緑色用露光
手段Eg及び青色用露光手段Ebを配列しているが、こ
のうち何れかの色の露光手段を除いても良いし、橙色等
の他の色の露光手段を更に加えて用いても良い。
【0047】 上記実施例では、感光材料として印画
紙3を用いているが、ポジフィルムや複写機等に使用し
ている感光ドラム等の他の感光材料を用いても良い。
【0048】 図4に示すように、クロック信号に基
づいて、露光手段Er,Eg,Eb夫々と移動手段Tと
の作動タイミングを制御しても良い。
【0049】 上記実施例では、露光制御用シャッタ
30Sは、PLZT素子による光シャッタを用いている
が、液晶素子による光シャッタ等を用いても良い。
【0050】 図5に基づいて、別実施例を説明す
る。本別実施例において、図1に示す実施例と同一の部
材には、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0051】印画紙3の搬送経路を覆う筐体Kが設けら
れている。赤色用露光制御部30r、緑色用露光制御部
30g及び青色用露光制御部30bは、印画紙3の同一
箇所を露光するように配置された状態で、筐体Kの内部
に設けられている。
【0052】光源40からの光を、光ファイバー41
r,41g,41b夫々にて調光フィルタ32r,32
g,32b夫々に導くように構成されている。図中の4
2は、シャッタを示す。即ち、赤色用投光手段Rrは、
光源40、シャッタ42、光ファイバー41r及び調光
フィルタ32rとにより構成され、緑色用投光手段Rg
は、光源40、シャッタ42、光ファイバー41g及び
調光フィルタ32gとにより構成され、青色用投光手段
Rbは光源40、シャッタ42、光ファイバー41b及
び調光フィルタ32bとにより構成されている。即ち、
投光手段Rr,Rg,Rb夫々を構成する光源が一つの
光源40にて構成されている。図中の43はIRカット
フィルター、44は冷却ファンを示す。尚、光源40、
シャッタ42、IRカットフィルター43及び冷却ファ
ン44は、ケーシング45に収容されており、更に、ケ
ーシング45は、筐体Kの外部に設けられている。
【0053】光ファイバー46r,46g,46b夫々
にて、赤色用投光手段Rr、緑色用投光手段Rg及び青
色用投光手段Rb夫々からの光を、筐体Kの内部に配置
された赤色用露光制御部30r、緑色用露光制御部30
g及び青色用露光制御部30b夫々に各別に導くように
してある。即ち、赤色用投光手段Rr、緑色用投光手段
Rg及び青色用投光手段Rb夫々からの光を、赤色用露
光制御部30r、緑色用露光制御部30g及び青色用露
光制御部30b夫々に各別に導く光路が、光ファイバー
46r,46g,46b夫々にて形成されているのであ
る。
【0054】更に、図6に示すように、赤色用露光制御
部30rには、光ファイバー46rから投射される光を
拡散する拡散体47rが、複数の露光制御用シャッタ3
0Sよりも光ファイバー46r側に位置させて設けられ
ている。又、図示しないが、赤色用露光制御部30rに
設けられる拡散体47rと同様に、緑色用露光制御部3
0gには拡散体47gが、及び、青色用露光制御部30
bには拡散体47bが設けられている。尚、図示しない
が、光ファイバー46r,46g,46b夫々は、複数
の光ファイバーが列状に配列された状態で束ねられて構
成されている。従って、赤色用投光手段Rr、光ファイ
バー46r及び赤色用露光制御部30rとにより、赤色
用露光手段Erが構成され、緑色用投光手段Rg、光フ
ァイバー46g及び緑色用露光制御部30gとにより、
緑色用露光手段Egが構成され、青色用投光手段Rb、
光ファイバー46b及び青色用露光制御部30bとによ
り青色用露光手段Ebが構成されている。そして、赤色
用露光手段Er、緑色用露光手段Eg及び青色用露光手
段Eb夫々にて、同一ラインの赤色成分、緑色成分及び
青色成分夫々の露光を、並行して行う。
【0055】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる画像プリンタの概略構
成図
【図2】本発明の実施例にかかるタイミングチャートを
示す図
【図3】本発明の実施例にかかる焼き付け状態の例示図
【図4】本発明の別実施例にかかるタイミングチャート
【図5】本発明の別実施例にかかる画像プリンタの概略
構成図
【図6】本発明の別実施例にかかる露光制御部付近の一
部切り欠き斜視図
【符号の説明】
3 感光材料 30r,30g,30b 露光制御部 30S 露光制御用シャッタ 40 光源 46r,46g,46b 光ファイバー 47r,47g,47b 拡散体 Er,Eg,Eb 露光手段 G 画像露光部 H 搬送手段 B 移送露光制御手段 K 筐体 P 投影露光部 Rr,Rg,Rb 投光手段 T 移動手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムの画像を感光材料(3)に投影
    露光する投影露光部(P)と、 多数の領域に分割され且つ各領域の夫々について複数の
    色情報に分割された画像情報に基づいて、前記感光材料
    (3)を露光する画像露光部(G)と、 前記投影露光部(P)と前記画像露光部(G)とを経由
    して前記感光材料(3)を搬送経路に沿って搬送する搬
    送手段(H)とが設けられた画像プリンタであって、 前記画像露光部(G)は、 前記画像情報を複数のラインに区分して且つ前記複数の
    色情報の夫々の露光色に対応する光を各別に投光して前
    記感光材料(3)を露光させる複数の露光手段(E
    r),(Eg),(Eb)と、 それら複数の露光手段(Er),(Eg),(Eb)と
    前記感光材料(3)とを前記区分したラインに対して垂
    直方向に相対移動させる移動手段(T)と、 前記複数の露光手段(Er),(Eg),(Eb)と前
    記移動手段(T)との作動を制御する移送露光制御手段
    (B)とを備えて構成され、 前記移送露光制御手段(B)が、前記複数の露光手段
    (Er),(Eg),(Eb)夫々による露光を並行し
    て行わせる状態で移送露光制御を実行するように構成さ
    れている画像プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記複数の露光手段(Er),(E
    g),(Eb)が、 前記感光材料(3)を露光するための複数の露光色に対
    応する光を各別に投光する複数の投光手段(Rr),
    (Rg),(Rb)と、 前記複数の投光手段(Rr),(Rg),(Rb)夫々
    に対して各別に配置される複数の露光制御部(30
    r),(30g),(30b)とを備えて構成され、 前記露光制御部(30r),(30g),(30b)
    が、前記投光手段(Rr),(Rg),(Rb)からの
    光による前記感光材料(3)の露光を、前記露光手段
    (Er),(Eg),(Eb)と前記感光材料(3)と
    の相対移動方向と直交する方向に区分した複数の領域毎
    に制御するための複数の露光制御用シャッタ(30S)
    を備えて構成され、 前記複数の露光制御部(30r),(30g),(30
    b)が、前記搬送経路に近接させる状態で、前記相対移
    動方向に沿って並べて設けられている請求項1記載の画
    像プリンタ。
  3. 【請求項3】 前記複数の露光制御部(30r),(3
    0g),(30b)が、前記感光材料(3)の同一箇所
    を露光するように配置されている請求項1又は2記載の
    画像プリンタ。
  4. 【請求項4】 前記複数の投光手段(Rr),(R
    g),(Rb)の夫々からの光を前記複数の露光制御部
    (30r),(30g),(30b)に各別に導く光路
    が、光ファイバー(46r),(46g),(46b)
    にて形成されている請求項1、2又は3記載の画像プリ
    ンタ。
  5. 【請求項5】 前記露光制御部(30r),(30
    g),(30b)に、前記光ファイバー(46r),
    (46g),(46b)から照射された光を拡散する拡
    散体(47r),(47g),(47b)が、前記複数
    の露光制御用シャッタ(3OS)よりも前記光ファイバ
    ー(46r),(46g),(46b)側に位置させて
    設けられている請求項1、2、3又は4記載の画像プリ
    ンタ。
  6. 【請求項6】 前記投光手段(Rr),(Rg),(R
    b)を構成する光源(40)が、前記搬送経路を覆う筐
    体(K)の外部に設けられている請求項1、2、3、4
    又は5記載の画像プリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6201559B1 (en) * 1996-12-19 2001-03-13 Minolta Co., Ltd. Method for measuring the quantity of light emergent from an optical tip array and image forming apparatus provided with an optical tip array
US6249502B1 (en) 1997-11-07 2001-06-19 Minolta Co., Ltd. Optical recording head

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