JPH0634767A - タイヤの白マーク検査装置 - Google Patents

タイヤの白マーク検査装置

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JPH0634767A
JPH0634767A JP21541592A JP21541592A JPH0634767A JP H0634767 A JPH0634767 A JP H0634767A JP 21541592 A JP21541592 A JP 21541592A JP 21541592 A JP21541592 A JP 21541592A JP H0634767 A JPH0634767 A JP H0634767A
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Hirofumi Matsuno
広文 松野
Masuo Katakura
益男 片倉
Hideo Oe
秀夫 大江
Hideo Sudo
秀男 須藤
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Toyo Tire Corp
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Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイヤサイド部に設けられている白色の線、
文字等の白マークが所定の位置に所定の大きさで、欠損
なく設けられているか否かを検査する。 【構成】 タイヤTを取付けて鉛直軸の回りを所定の速
度で回転させるためのタイヤ駆動装置20、21、回転
するタイヤTのサイド部を照明する光源25、該光源に
照らされた白マーク部Aを一定の面積範囲ずつ設定間隔
で撮影する電子シャッタカメラ27、および上記の撮影
によって得られた画像信号を該画像信号に対応する標本
信号と比較し、あらかじめ設定されているしきい値から
外れたときに信号を出力する演算処理装置30を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タイヤサイド部に設
けられている白色の線または文字等の白マークが所定の
位置に所定の大きさで、欠損なく設けられているか否か
を自動的に検査するために使用されるタイヤの白マーク
検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用タイヤのサイド部に白線をリム
と同心円状に突設したり、該タイヤの商標やサイズ、メ
ーカー名等を表す白い文字、記号等を上記の同心円に沿
って突起状に設けたりすることが行われている。上記の
白線または白文字等の白マークは、タイヤの成形時、タ
イヤのサイド部から突出し、かつ側面および上面が通常
の黒ゴムで被覆されるように成型され、加硫後のバフ仕
上げで上面の黒ゴムを除去することによって浮き出さ
せ、しかるのち白マークの部分に粘着テープを貼付けて
白マークを被覆し、以後の運搬や取扱い中の汚損を防止
している。
【0003】しかしながら、上記白マークの表面に黒ゴ
ムが残って白マークの欠損があったり、白マークが所定
の位置よりもリム側またはショルダ側に偏ったりしてい
る場合は、不良品となるので、従来は、上記の粘着テー
プの貼付けを行うテーピング機上でタイヤを水平に回転
させながら、上記白マークの欠損や偏りの有無を作業員
が目視で検査し、良品に対してはそのままテーピングを
行い、不良品に対してはテーピングを省略してラインか
ら外していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記白マークの検査
は、テーピング用タイヤの全数に対して行うものであ
り、かつ目視により行うので、検査を行う作業員の疲労
が大きく、また作業員の個人差が大きく、そのため不良
品を見落としてテーピングすることが多く、しかも検査
に長時間を要するという問題があった。
【0005】この発明は、電子カメラを使用することに
より、上記の検査を自動的に行って作業員の負担を軽減
し、省力化すると共に、検査の個人差や疲労によるバラ
ツキをなくして不良品を減少するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るタイヤの
白マーク検査装置は、タイヤサイド部に白色の線または
文字等の白マークがリムと同心円状に、または該同心円
に沿って設けられたタイヤをその軸が鉛直となるように
取付けて鉛直軸の回りを所定の速度で回転させるための
タイヤ駆動装置、該タイヤ駆動装置で駆動されて回転す
るタイヤのサイド部を照明する光源、該光源に照らされ
た上記白マーク部を一定の面積範囲ずつ設定間隔で撮影
する電子シャッタカメラ、および上記の撮影によって得
られた画像信号を該画像信号に対応する標本信号と比較
し、あらかじめ設定されているしきい値から外れたとき
に信号を出力する演算処理装置によって構成される。
【0007】
【作用】バフ仕上げが終わったタイヤをタイヤ駆動装置
に取付け、このタイヤを所定の速度で水平に回転させ、
白マーク部を照明し、電子シャッタカメラを作動させる
と、タイヤが設定角度を回転するごとに白マーク部が一
定の面積範囲ずつ撮影され、この撮影で得られた画像信
号が標本信号と比較される。そして、白マークに欠損が
あったり、白マークが所定位置から偏ったりして上記の
画像信号がしきい値から外れた場合は、信号が出力され
る。したがって、白マークが不良のタイヤをラインから
機械的に排除することが可能になる。なお、白マークが
白線の場合は、連続して撮像されるが、白文字の場合は
文字を検出するごとに撮像させることができる。
【0008】
【実施例】図3において、10はタイヤTの投入台であ
り、この投入台10から時計方向に直線状の第1コンベ
ヤ11、半円状の第2コンベヤ12、バフ仕上げ機1
3、直線状の第3コンベヤ14、タイヤTの幅方向位置
を修正するためのセンタリング装置15、テーピング装
置16、直線状の第4コンベヤ17、四半円形の第5コ
ンベヤ18および排出台19が順に配列され、投入台1
0に置かれたタイヤTは、第1コンベヤ11、第2コン
ベヤ12でバフ仕上げ機13に運ばれて上記タイヤTの
白マークを覆う黒ゴムが除去され、次いで第3コンベヤ
14でセンタリング装置15に運ばれてタイヤTの幅方
向位置が修正され、しかるのちテーピング装置16にに
移されて白マーク部に粘着テープが貼られ、更に第4コ
ンベヤ17および第5コンベヤ18により排出台19に
運ばれる。
【0009】図1において、20は上記のテーピング装
置16におけるタイヤ駆動装置のタイヤ支持部、21は
駆動軸であり、タイヤTを水平に支持し、鉛直線の回り
に所定の速度で回転させる。上記の駆動軸21に巻掛け
伝動装置22を介してパルスエンコーダ23が連結され
る。このパルスエンコーダ23は、上記タイヤTの回転
角度1度ごとに1個のパルス信号を出力するものであ
り、このパルス信号は、導線23aを介して図1下方の
シーケンサ24に送られる。なお、上記タイヤTのサイ
ド部には、白マークとして複数個の白文字、例えば、
T、O、Y、Oの4文字が突起状に設けられており、こ
の白文字(白マーク)がAで示さる。
【0010】上記タイヤ支持部20の側方にタイヤTの
上面の白文字Aを照明するための光源25が設けられ、
1個の白文字Aを含む所定の範囲を照明する。そして、
この照明される白文字Aの上方に白文字Aの有無を検出
するためのイメージセンサ26および上記白文字Aを撮
像するための電子シャッタカメラ27がタイヤTの回転
方向に沿って順に並設される。このイメージセンサ26
は、多数個の光電素子がタイヤTの半径方向と平行な1
列に並ぶラインタイプのものであり、タイヤTの回転に
伴い、白文字Aの任意の部分が視野を横切ったときに信
号を出力し、この信号は導線26aを介して前記のシー
ケンサ24に入力される。
【0011】また、電子シャッタカメラ27は、上記1
個の白文字Aを含む所定の面積範囲を撮像できるように
作られており、導線27aで演算処理装置30に接続さ
れる。この演算処理装置30は、白文字Aが後記のよう
に検出されたとき、これを映すためのモニターTV31
に導線31aで接続され、また上記のシーケンサ24に
導線32で接続され、上記の各装置が図2のタイムチャ
ートに示されるように動作する。
【0012】タイヤ駆動装置のタイヤ支持部20にタイ
ヤTを固定し、このタイヤTに所定の内圧を充填し、タ
イヤ駆動装置を駆動してタイヤTを所定の速度で回転さ
せ、かつ光源を点灯すると、タイヤTの回転の1度ごと
にパルスエンコーダ23からパルス信号C(図2参照)
が出力されてシーケンサ24に送られ、同時に上記タイ
ヤTの回転に伴って複数個の白文字Aからなる文字列が
移動する。そして、文字列の移動により白文字A(図2
の「T」および「O」等)がイメージセンサ26の真下
に到達すると、この到達をイメージセンサ26が検出
し、このイメージセンサ信号Bがシーケンサ24に送ら
れる。
【0013】シーケンサ24は、パルス信号Cを受けな
がら、上記の白文字Aが文字列の先頭か否かを判断す
る。すなわち、文字列が一定の長さ、例えば100mm以
上途絶えた後に白文字Aの受付け準備を行い、その後に
イメージセンサ信号Bの入力があった場合、その白文字
Aを文字列の先頭と判断する。そして、シーケンサ24
は、先頭文字を検出すると、以後は、白文字Aを検出す
る都度、白文字Aがイメージセンサ26の真下から電子
シャッタカメラ27の真下まで移動するのに要する時間
で定まる設定時間後に判定開始信号Dを出力し、この判
定開始信号Dは導線32を介して演算処理装置30に送
られる。
【0014】上記の判定開始信号Dは、演算処理装置3
0を介して電子シャッタカメラ27に送られ、上記の白
文字Aが電子シャッタカメラ27によって撮像され、そ
の画像信号が演算処理装置30に入力され、その映像が
前記のモニターTV31に映される。演算処理装置30
には、各白文字Aの白色部分の面積によって決定される
標本信号がタイヤTの種類ごとにあらかじめ記憶されて
おり、演算処理装置30に上記の画像信号が入力される
と、この画像信号の入力ごとに上記標本信号と比較さ
れ、あらかじめ設定されているしきい値に基づいて合否
が判定され、上記の判定開始信号Dが出力されてから判
定処理に要する時間tの経過後、上記演算処理装置30
からストローブ信号E(r=10ミリ秒)がシーケンサ
24に対する結果信号Fの予告信号として出力され、不
合格の場合に限り結果信号Fが出力される。そして、シ
ーケンサ24は、この結果信号Fが入力されると、テー
ピング装置16に対して不合格信号G(s=50ミリ
秒)を出力してテーピングを停止させる。
【0015】白マークとして、上記白文字Aの代わりに
白線が設けられている場合は、上記のイメージセンサ2
6による文字検出が不要となり、直ちに電子シャッタカ
メラ27による撮像を開始し、白線を一定の長さずつ一
周長にわたって連続的に撮像し、これを標本信号と比較
することにより、合否が判定される。
【0016】
【発明の効果】上記のとおり、この発明の白マーク検査
装置は、タイヤを水平に回転させるためのタイヤ駆動装
置、該タイヤのサイド部を照明する光源、該光源に照ら
されたタイヤの白マーク部を撮影する電子シャッタカメ
ラ、および画像信号を標本信号と比較し、しきい値から
外れたときに信号を出力する演算処理装置によって構成
され、バフ仕上げが終わったタイヤをタイヤ駆動装置に
取付けて回転させると、タイヤが設定角度を回転するご
とに白マーク部が一定の面積範囲ずつ撮影され、この撮
影で得られた画像信号が標本信号と比較され、白マーク
に欠損があったり、白マークが所定位置から偏ったりし
て上記の画像信号がしきい値から外れた場合は、警報信
号が出力されるので、従来の作業員の目視による検査作
業が不要になり、省力されると共に、検査の個人差や疲
労に起因するバラツキが無くなり、検査の精度が向上
し、見落としが解消する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の機構説明図である。
【図2】実施例の動作を説明するタイムチャートであ
る。
【図3】バフ仕上げ機およびテーピング装置の配置図で
ある。
【符号の説明】
T:タイヤ、A:白文字(白マーク)、16:テーピン
グ装置、20:タイヤ駆動装置のタイヤ支持部、21:
駆動軸、23:パルスエンコーダ、24:シーケンサ、
25:光源、26:イメージセンサ、27:電子シャッ
タカメラ、30:演算処理装置、31:モニターTV、
B:イメージセンサ信号、C:パルス信号、D:判定開
始信号、E:ストローブ信号、F:結果信号、G:不合
格信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須藤 秀男 宮城県岩沼市吹上3丁目5番1号東洋ゴム 工業株式会社仙台工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤサイド部に白色の線または文字等
    の白マークがリムと同心円状に、または該同心円に沿っ
    て設けられたタイヤをその軸が鉛直となるように取付け
    て鉛直軸の回りを所定の速度で回転させるためのタイヤ
    駆動装置、該タイヤ駆動装置で駆動されて回転するタイ
    ヤのサイド部を照明する光源、該光源に照らされた上記
    白マーク部を一定の面積範囲ずつ設定間隔で撮影する電
    子シャッタカメラ、および上記の撮影によって得られた
    画像信号を該画像信号に対応する標本信号と比較し、あ
    らかじめ設定されているしきい値から外れたときに信号
    を出力する演算処理装置からなるタイヤの白マーク検査
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10115508A (ja) * 1996-10-14 1998-05-06 Bridgestone Corp タイヤの標示検査装置
JP2001159584A (ja) * 1999-09-22 2001-06-12 Bridgestone Corp タイヤ検査方法及び検査装置
JP2010260314A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Sumitomo Rubber Ind Ltd トレッドカラーライン検査装置

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