JPH0634759U - トリガー式液体噴出器 - Google Patents

トリガー式液体噴出器

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JPH0634759U
JPH0634759U JP7786892U JP7786892U JPH0634759U JP H0634759 U JPH0634759 U JP H0634759U JP 7786892 U JP7786892 U JP 7786892U JP 7786892 U JP7786892 U JP 7786892U JP H0634759 U JPH0634759 U JP H0634759U
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cylinder
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ventilation
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隆治 田崎
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器体口頸部への装着筒を起立筒下端に有
し、起立筒中間からシリンダを、上端から射出筒を、そ
れぞれ前方突出し、シリンダ内へ嵌合されたピストン前
限位置で該ピストンが位置するシリンダ壁部分へ上端
を、かつ装着筒の上部内へ下端をそれぞれ開口する外気
吸入路を設けて、該外気吸入路を通気性で非通水性の耐
水シートで遮断したトリガー式液体噴出器において、上
記吸入路を高圧空気排出路兼用の通気路にすることで、
容器体内高圧化を防止可能とした。 【構成】 上記トリガー式液体噴出器において、ピスト
ン31の前後両端を大外径として通気路上端開口20の前後
に圧接すると共に、その前端外周に通気溝34を設け、か
つピストン前面から突出する弾性のスカート状部33前端
外周をシリンダ内壁面へ圧接させて高圧空気排出弁とし
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本案はトリガー式の液体噴出器に係る。
【0002】
【従来の技術】
実開平1-69658 号が示すように、容器体口頸部に嵌合させる装着筒を起立筒
部 下端に有して、起立筒部中間からシリンダを、かつ上端から射出筒を、それぞれ 前方突出し、射出筒前部に枢着させて垂下するトリガーの上部後面へ、上記シリ ンダ内へ前方付勢して嵌合させたピストンから前方突出するピストン棒の前端面 を係合させると共に、上記装着筒の上部内へ下端を、かつピストン外面が前限位 置で対向し、かつ後方位置でピストン外面から外れるシリンダ壁部分に上端を、 それぞれ開口する通気路を穿設し、該通気路を通気性を有し、かつ非通水性の耐 水性シートで遮断させた、トリガー式液体噴出器が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の液体噴出器は、トリガー操作による噴出液体置換のための外気吸入 を上記通気路およびシートを介して行うものであるが、ピストンの前後両端部を シリンダ内壁面へ圧接させて、ピストン後退時にだけ通気路と外気とが連通する よう設けているから、その噴出器を装着する容器体内が温度変化等により高圧化 することがあり、該状態からのトリガー操作で一旦吐出弁が開くと、その閉塞が 不完全となって、そのためノズル孔から液体が漏れることがあった。該漏れは、 その漏れにより容器体内圧力が低下すると共に停止し、吐出弁の閉塞も確実とな るが、その漏れた液体がノズル周辺を汚すこととなるほか、そのような液漏れが 度重なることで、液体乾燥の都度、液体成分が蓄積されてノズル孔が目塞りする ことがあった。
【0004】 本案は上記外気吸入路を改変して内圧排出兼用路とすることで、上記欠点を除 去するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
容器体口頸部外面へ嵌合させる装着筒部3を下端に付設する起立筒部5の中間 部からシリンダ14を、かつ上端から射出筒部15を、それぞれ前方突出すると共に 、射出筒部の前部へ枢着させて垂下するトリガー28の上部後面へ、上記シリンダ 内へ前方付勢させて嵌合させた弾性を有するピストン31から前方突出するピスト ン棒32前端面を係合させ、上記装着筒部の上部内へ下端を、かつピストン外面が 前限位置で重なるシリンダ壁部分下部に上端を、それぞれ開口21,20する通気路 を穿設して、該通路を通気性かつ非通水性の耐水性シート35で遮断したトリガー 式液体噴出器において、上記シリンダ内径よりもピストン31の前後両端部を大外 径に、かつ中間部を小外径にそれぞれ形成してそれ等両端部を通気路上端開口20 の前後両位置へ圧接させると共に、ピストン前端部外周に適当数の通気溝34を穿 設し、又ピストン31の前面から前外方へ拡開する肉薄の弾性スカート状部33を突 出して、該スカート状部の前端外周部をシリンダ内壁面へ圧接させて高圧空気排 出弁を形成した。
【0006】
【作用】
図1が示す状態で、射出筒6は吐出弁16により、又通気路13は耐水性シート35 により、それぞれ閉塞されており、よって容器体が倒れる等しても液漏れするこ とはない。又温度変化等で容器体内空気が膨張等すると、耐水性シート14、ピス トン前端外周の通気溝34、更に高圧空気排出弁を通ってシリンダ外方へ排出され 、よって容器体内高圧状態は解消される。従って容器体内がさほど高圧化するこ とはなく、既述従来例の場合のように、容器体内が高圧状態にあるときトリガー 操作を行い、該操作後も尚容器体内が高圧状態にあることに基因する、ノズル孔 からの液漏れを防止することが出来る。尚通気路は、ピストン後退時に外気吸入 路となる。
【0007】
【実施例】 1は口頸部を起立する容器体である。
【0008】 2はトリガー式液体噴出器で、上記口頸部外面へ螺合させた装着筒部を起立筒 部の下端に付設し、又起立筒部の中間部からはシリンダを、かつ上端からは射出 筒をそれぞれ前方突出する。
【0009】 図示例において装着筒部3は筒部上端から内方へ係合フランジ4を突出して形 成し又起立筒部5は下部を大径とする二重筒としている。該起立筒部の内筒部6 は、筒部の下部を容器体口頸部内へ嵌合させ、又該筒部中間に付設した外向きフ ランジ8をパッキングを介して口頸部上端面へ、更に外向きフランジ外周部を上 記係合フランジ4下面へ、それぞれ係合させて起立する上面閉塞の大径筒部7後 部から上面閉塞板9を貫通して小径内筒部10を起立する。又外筒部11は下方大径 部12を、上記内筒部6の外向きフランジ8上方の大径筒部7外面へ嵌合させ、か つ下端部を装着筒部3の係合フランジ4との間へ挟持させ、又大径部12の上面閉 塞板を貫通して上記小径内筒部10外面へ嵌合させた小径外筒部13を起立し、該筒 部前面に既述シリンダ14および射出筒15を付設する。
【0010】 上記小径内筒部6内には吸込み弁16およびその上方に吐出弁17が設けてあり、 それ等両弁間の筒壁からシリンダ14内へ第1連通孔18を、又吐出弁上方筒壁部分 に射出筒と連通する第2連通孔19を、それぞれ穿設している。シリンダ14の後部 下方筒壁部分は上記外筒部の大径部12の上面閉塞板と兼用し、該筒壁部分前部に 通気路の上端開口20を、又その筒壁部分下方に位置する、内筒部上面閉塞板9に は通気路の下端開口21を穿設する。尚図示例ではそれ等両開口を溝22で連通して 通気路とするが、直接連通させてもよい。
【0011】 射出筒15前端にはノズルキャップ25を回動可能に嵌合させており、回動により ノズル孔26を開閉できる。又射出筒15前部の左右両側へ二股に形成した上端部を 枢着させてトリガー28を垂設し、該トリガーの上部後面から突出する突部29へ、 既述シリンダ14内へ前方付勢して嵌合させた、弾性を有するピストン31から前方 突出するピストン棒32の上端を係合させている。
【0012】 ピストン31は図示する前限位置でその外面が既述通気路の上端開口20を有する シリンダ壁部分と重なるよう設ける。ピストンの前後両端はシリンダ内径よりも 大径に、かつピストンの中間部はシリンダ内径よりも小径にそれぞれ形成し、又 ピストン後端部外周には適当数の通気溝34を穿設する。更にピストン前面からは 前外方へ拡開する肉薄の弾性スカート状部33を突出し、該スカート状部の前端外 周部をシリンダ内壁面へ圧接させて高圧空気排出弁とする。
【0013】 既述通気路は通気性を有し、かつ非通水性で耐水性あるシート35で遮断するが 、本案では図3が示すように、シート貼着筒36を設けて既述内筒部6の大径筒部 7内へ嵌着させた。即ち、シート貼着筒36は、有底の大筒37内前後から第1小筒 38と第2小筒39とを起立し、かつ第1小筒の下方底板部分には多数の小透孔40を 穿設すると共に第2小筒下方の底板部分は除去開口させ、又第1小筒上面にシー ト35を貼設し、第2小筒39を既述内筒部の小径内筒部10の下部外面へ、かつ大筒 37を大径筒部7内へそれぞれ嵌着させた。 尚小径筒部10の下部内からは吸上げ パイプ41を垂下している。
【0014】
【考案の効果】
本案は既述構成とするもので、シリンダ14内径よりも弾性を有するピストンの 前後両端部を大外径に、かつ中間部を小外径として、その両端部を通気路上端開 口20の前後両位置へ圧接させると共に、ピストン前端部外周に通気溝34を穿設し 、又ピストン前面から前外方へ拡開する肉薄の弾性スカート状部33を突出してそ の前端外周部をシリンダ内壁面へ圧接させて高圧空気排出弁としたから、容器体 内が高圧化すると上記通気路および通気溝34、更に高圧空気排出弁を通ってシリ ンダ外方へ排出されることとなり、よって容器体内が高圧化することがなく、従 って既述従来例の場合のように、容器体内高圧状態でのトリガー操作により吐出 弁の閉塞が不完全となって、そのためノズルから液体が漏れることを防止できる 。又ピストン31の前後両端部を大外径としてシリンダ内壁面へ圧接させたから、 ピストンとシリンダとの各中心軸線は一致することとなる。ピストン前面から突 出するスカート状部33の中心軸線はピストンの中心軸線となるから、従ってスカ ート状部もピストンと共に往復動する際、シリンダ14に対して傾くようなことが なく、弁機能が不確実となることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案噴出器の断面図である。
【図2】ピストン棒付きピストンの斜視図である。
【図3】シート貼着筒の分解斜視図である。
【符号の説明】
20…通気路の下端開口 21…通気路の上端開口 33…弾性スカート状部 34…通気溝 35…通気性耐水性シート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器体口頸部外面へ嵌合させる装着筒部
    3を下端に付設する起立筒部5の中間部からシリンダ14
    を、かつ上端から射出筒部15を、それぞれ前方突出する
    と共に、射出筒部の前部へ枢着させて垂下するトリガー
    28の上部後面へ、上記シリンダ内へ前方付勢させて嵌合
    させた弾性を有するピストン31から前方突出するピスト
    ン棒32前端面を係合させ、上記装着筒部の上部内へ下端
    を、かつピストン外面が前限位置で重なるシリンダ壁部
    分下部に上端を、それぞれ開口21,20する通気路を穿設
    して、該通路を通気性かつ非通水性の耐水性シート35で
    遮断したトリガー式液体噴出器において、上記シリンダ
    内径よりもピストン31の前後両端部を大外径に、かつ中
    間部を小外径にそれぞれ形成してそれ等両端部を通気路
    上端開口20の前後両位置へ圧接させると共に、ピストン
    前端部外周に適当数の通気溝34を穿設し、又ピストン31
    の前面から前外方へ拡開する肉薄の弾性スカート状部33
    を突出して、該スカート状部の前端外周部をシリンダ内
    壁面へ圧接させて高圧空気排出弁を形成したことを特徴
    とするトリガー式液体噴出器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102665927A (zh) * 2009-10-19 2012-09-12 伦敦通用包装有限公司 喷雾分配器

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