JPH0634723U - ミストコレクタ用フィルタ - Google Patents

ミストコレクタ用フィルタ

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JPH0634723U
JPH0634723U JP7721892U JP7721892U JPH0634723U JP H0634723 U JPH0634723 U JP H0634723U JP 7721892 U JP7721892 U JP 7721892U JP 7721892 U JP7721892 U JP 7721892U JP H0634723 U JPH0634723 U JP H0634723U
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 粗のフィルタ11と密のフィルタ12とを重
ね合わせた状態で縫製、熱融着等により固定してミスト
コレクタ用のフィルタ1を作成し、更に該フィルタ1の
巻着方向両端部に連結部材21・22を取り付け、多孔
質の円筒4の外周面に該フィルタ1を巻着する際に両結
合部材21・22を相互に結合させて円筒4にフィルタ
1を固定するようにした。 【効果】 粗のフィルタ11と密のフィルタ12とがず
れないので両フィルタ間に隙間が生じず、捕集すべきミ
ストはすべてこのフィルタを通過するのでミストコレク
タの性能を十分に発揮させることができる。また、装
着、交換時の作業性に優れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はミストコレクタ内に設けられた多孔質円筒の外周面に装着され、吸引 されたミストを捕集するための帯状フィルタであって、粗のフィルタと密のフィ ルタとの2重構造からなるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、工作機械では機械加工を行うと切削油がミスト状になり火災の危険や 作業者の健康を損なうおそれがある。そこで、ミストコレクタを用いて空気とと もにこのミストをミストコレクタ内に吸引しミストを捕集することが行われてい る。このミストコレクタにはミストを捕集する方式の違いから幾つかの種類があ るが、いわゆるフィルタ式と呼ばれるミストコレクタには、内部に吸引用のブロ アが内蔵されており、該ブロアにより吸引されたミストを含んだ空気は同じくミ ストコレクタ内に設けられた多孔質円筒の内側から外側に向かって送気される。 この多孔質円筒の外周面には帯状のフィルタが巻着されており、該送気された空 気に含まれるミストは該フィルタを通過する際に該フィルタに捕集される。この とき、切粉等の異物も同時にミストコレクタ内に吸引されるので、フィルタを粗 のフィルタと密のフィルタとの2重構造とし、切粉等の異物は粗のフィルタで除 去しミストは密のフィルタで捕集するように構成されている。
【0003】 このようなフィルタとしては、たとえば実公昭58−32726号公報により 、金網からなる多孔質円筒の外周面にガラス繊維からなる第1のフィルタを巻着 し、さらに該第1フィルタの外周面に、同じくガラス繊維からなり該第1フィル タより密である第2フィルタを巻着したあと、金属ベルトで該第2フィルタの外 側から締めつけて両フィルタを固定するようにしたものが知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のフィルタを多孔質円筒の外周面に巻着させる際には、第1フィルタ を多孔質円筒の外周面に巻着した状態で仮に押さえておき、この状態で第2フィ ルタを第1フィルタの外周面に巻着しなければならず、このため第2フィルタを 第1フィルタの外周面に巻着する際に第1フィルタが固定されていないので、両 フィルタの接合部に隙間が生じたり、あるいは、両フィルタ間にずれによる隙間 が生じたりする。このように隙間やずれが生じるとミストを含んだ空気がこの隙 間を通過してミストが捕集されること無く通過してしまい、ミストコレクタの性 能が発揮されないという不具合が生じる。また、従来のフィルタは装着方法が面 倒であるため初期装着や交換の作業性が悪いという不都合を有していた。 そこで、本考案は上記問題に鑑み、粗のフィルタと密のフィルタとの2重構造 であって、多孔質円筒に巻着する際にフィルタの接合部や両フィルタ間に隙間が 生じないミストコレクタ用フィルタを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、ミストコレクタ内に設けられた多孔質円 筒の外周面に巻着され、吸引されたミストを捕集する粗のフィルタと密のフィル タとの2重構造からなる帯状のフィルタにおいて、粗のフィルタと密のフィルタ とを重ね合わせた状態で固定すると共に、該フィルタの巻着方向端部の少なくと も一方に、上記多孔質円筒の外周面に巻着された状態で該一方の端部と他方の端 部とを連結する連結部材を取り付けたことを特徴とする。
【0006】 前記粗のフィルタと密のフィルタとを重ね合わせた状態で固定するには、これ ら両フィルタを縫製したり或いは熱融着したりして固定するのが好ましい。この 場合、ガラス繊維フィルタを含む場合の固定には縫製が適しているが、合繊フィ ルタ同士の固定の場合などは融着によるのが好ましい。 尚、縫製には粗のフィルタと密のフィルタとを重ね合わせ、重ねた端部をその まま縫い合わせる「端部かがり縫い」や、重ねた端部を折り返して縫い合わせる 「端部折り返し縫い」や、重ね合わせたフィルタの本体取付け時にシール部とな る位置で折り返せるようにこのようなシール部で縫い合わせる「シール部縫製」 等の縫製手段がある。
【0007】 粗のフィルタと密のフィルタとを多孔質円筒の外周面に巻着する前に予め縫製 、熱融着等により固定することにより両フィルタが相互にずれることを防止し、 これにより両フィルタ間に隙間が生じない。また、多孔質円筒の外周面にフィル タを巻着すると連結部材により多孔質円筒の外周面にフィルタが保持され、手を 放してもフィルタが外れず、従って、更に金属ベルト等で外側から押さえる際に も該フィルタを押さえておく必要がないのでフィルタがずれたりあるいは隙間が 生じない。 また、前記両フィルタの固定と前記連結部材の使用により、フィルタの装着作 業が容易となる。
【0008】
【実施例】
本考案の実施例を図を参照して以下に説明する。 図1〜図3において、1は本考案のフィルタであり、粗である第1フィルタ1 1と密である第2フィルタ12との2重構造に形成されている。すなわち、該第 1フィルタ11の下側に重ねて第2フィルタ12をセットし、両フィルタ1・2 を収納するケーシングの上下蓋で圧着するシール部を縫製部3としてシール部縫 製した。
【0009】 この第1フィルタ11は、切粉等の異物を捕集するために使用し、例えばポリ プロピレンやポリエステル等の合成繊維からなる不織布であり、本実施例の場合 、繊維径が5μm〜30μmで、厚みが20mm〜30mmのものを用いた。尚 、厚み5mm〜40mmのものを用いることができる。また、この第2フィルタ 12は第1フィルタ11で捕集できなかったミストを効率よく捕集するために使 用し、繊維径が1μm程度の極細ガラス繊維をウール状に成形したもので、本実 施例の場合には3mm〜6mm程度の厚みのものを用いたが1mm〜10mmの 厚みのものを用いてもかまわない。
【0010】 ところで、両フィルタ11・12の巻着方向の長さは第1フィルタ11より第 2フィルタ12のほうが70mm程度長く、両フィルタ11・12の一方の端部 をそろえ、他方の端部から第2フィルタ12が70mm程度突出するように縫製 した。そして、この第2フィルタ12の突出した部分の上面に連結部材21と、 第2フィルタ12の下面であって上記一方の端部に連結部材21と係合する連結 部材22とを取り付けた。この連結部材21・22は、両連結部材21・22を 重ねるとワンタッチで相互に連結されるものである。
【0011】 上記構成によるフィルタ1を図4に示すように多孔質のエキスパンドメタルか らなる円筒4の外周面に巻着し上記連結部材21・22を相互に重ねて該フィル タ1を円筒4に取り付けた。この時、第2フィルタ12の突出部分がフィルタ1 のつなぎ目を覆うのでこのつなぎ目に隙間が生じない。また、第1フィルタ11 と第2フィルタ12とは縫製され相互に固定されているのでずれることもない。 そして、このようにフィルタ1を円筒4に巻着したあとは従来と同様に金属バン ド等により該フィルタ1を固定すればよい。
【0012】 ところで、本実施例の場合には第1フィルタ11をガラス繊維ではなく合成繊 維で形成したので、フィルタ1の着脱作業時に従来のガラス繊維の場合にあった 指先がチクチクするといった不快感がなく、また取り外す際に第1フィルタ11 が円筒4の外周面に絡みつくことがなく、さらにガラス繊維の場合には繊維が折 れて飛散したが本実施例の場合には合成繊維を用いているのでこの様な不具合は 生じない。
【0013】 尚、上記実施例では第1フィルタ11を内側に、第2フィルタ12を外側にな るように縫製したが、空気を該フィルタ1の外側から内側に向かって流す場合に は第1フィルタ11が外側になるように縫製すればよく、また、第1フィルタ1 1と第2フィルタ12とを縫製部3でシール部縫製したが、両フィルタ11・1 2の上下両端部を折り返して縫製してもよく、また上下両端部をかがり縫いによ り縫製してもよい。
【0014】 また、前記実施例に変え、第1フィルタを前記実施例と同様に合成繊維からな る不織布とし、第2フィルタを繊維径5μm以下のポリプロピレンやポリエステ ル等の合成繊維からなる不織布であって厚み1〜5mm程度のものとしてもよい 。また、或いは第1フィルタを前記実施例と同様に合成繊維からなる不織布とし 、第2フィルタを繊維径2〜15μmのポリプロピレンやポリエステル等のエレ クトレット不織布であって厚み1〜5mm程度のものとしてもよい。 これらの場合、前記第1フィルタと第2フィルタとの固定は熱融着により行う のが好ましい。
【0015】
【考案の効果】
本考案によれば、粗のフィルタと密のフィルタとがずれないので両フィルタ間 に隙間が生じない。また、連結部材により、多孔質円筒の外周面に装着した際に 両端部の合わ部分に隙間が生じず、更に、金属ベルト等で外側から押さえる際に も該フィルタを押さえておく必要がないので隙間が生じにくい。 また、両フィルタは固定されており、しかも連結部材によりワンタッチでその 端部を連結できるので装着が簡単であり交換時の作業性にも優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のフィルタの構成を示す平面図
【図2】図1の側面図
【図3】図2の III−III 断面図
【図4】フィルタの装着状態を示す斜視図
【符号の説明】
1 フィルタ 11 第1フィルタ(粗のフィルタ) 12 第2フィルタ(密のフィルタ) 21 連結部材 22 連結部材 3 縫製部 4 (多孔質)円筒

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミストコレクタ内に設けられた多孔質円
    筒の外周面に巻着され、吸引されたミストを捕集する粗
    のフィルタと密のフィルタとの2重構造からなる帯状の
    フィルタにおいて、粗のフィルタと密のフィルタとを重
    ね合わせた状態で固定すると共に、該フィルタの巻着方
    向端部の少なくとも一方に、上記多孔質円筒の外周面に
    巻着された状態で該一方の端部と他方の端部とを連結す
    る連結部材を取り付けたことを特徴とするミストコレク
    タ用フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記粗のフィルタと密のフィルタの固定
    を縫製或いは熱融着により行うことを特徴とする請求項
    1記載のミストコレクタ用フィルタ。
JP1992077218U 1992-10-12 1992-10-12 ミストコレクタ用フィルタ Expired - Fee Related JP2593189Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004516444A (ja) * 2000-12-21 2004-06-03 フイルテルウエルク マン ウント フンメル ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング フィルタエレメント
JP2013094699A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Toyota Boshoku Corp ミストセパレータ用の濾材

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