JPH0634661Y2 - サーモパイル素子 - Google Patents

サーモパイル素子

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JPH0634661Y2
JPH0634661Y2 JP13809589U JP13809589U JPH0634661Y2 JP H0634661 Y2 JPH0634661 Y2 JP H0634661Y2 JP 13809589 U JP13809589 U JP 13809589U JP 13809589 U JP13809589 U JP 13809589U JP H0634661 Y2 JPH0634661 Y2 JP H0634661Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
black body
chip
metal
body part
substrate
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP13809589U
Other languages
English (en)
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JPH0378222U (ja
Inventor
淳 小沢
誠二 小池
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New Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
New Japan Radio Co Ltd
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Publication date
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  • Radiation Pyrometers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、物体が発する赤外線を受けて、非接触で物体
の温度を測定するサーモパイル素子に関する。
〔従来の技術〕
第6図は従来のサーモパイルチップの一例の構造の概要
を示す。
サブストレート1表面の中央部に物体からの赤外線を熱
エネルギーに変換する黒体部2が設けられ、黒体部2の
両側にそれぞれ黒体部2からの熱エネルギーを電気信号
に変換する熱電対3が設けられ、黒体部2の光熱変換効
率を高めるために、黒体部2の下のサブストレート1が
削り取られて、空間4が形成された構造になっていて、
削り取られた部分のサブストレート1の厚さは10μm程
度しかない。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来のサーモパイルチップは上記のような構造のため
に、リードフレームのダイアイランド表面又はメタルキ
ャンタイプヘッダのメタル部表面へのダイボンド時に、
通常の半導体チップの場合行なっているチップ裏面全面
に銀ペーストが接触するような塗布方法では、使用時
に、黒体部2の表裏の気圧差により、黒体部2が破壊さ
れる。そこで、銀ペーストがチップ裏面の一角にしか接
触しないように塗布する必要があるが、(1)銀ペース
ト塗布の位置、量の制御が難しい。(2)チップの位置
精度が必要である。(3)ワイヤーボンドのボインディ
ングパッドは銀ペースト塗布位置近傍でないとチップが
ダメージを受けるため、チップ及びパッケージの設計が
制約を受けるという問題点があった。
本考案は上記の問題点に鑑みてなされたもので、チップ
の裏面全面に銀ペーストが接触してダイボンドされて
も、黒体部表裏に気圧差が生ずることのないものを提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のサーモパイル素子は、リードフレームのダイア
イランド表面又はメタルキャンタイプヘッダのメタル部
表面に銀ペーストで接着されたチップの黒体部の下のサ
ブストレートが削り取られて形成された空間が外気と通
じるように、チップの黒体部分に穴を開けるか、銀ペー
ストで接着するチップのサブストレート底面か、あるい
は、リードフレームのダイアイランド表面又はメタルキ
ャンタイプヘッダのメタル部表面に溝を設けたものであ
る。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示す。
図において1,2,3,4は第6図の同一符号と同一又は相当
する部分を示し、5は黒体部2に設けた表面から空間4
に通じる穴である。
チップが上記のような穴5を有すると、サブストレート
1底面全面が銀ペースでリードフレームのダイアイラン
ド表面等に接着されても、空間4が外気と通じているた
め、黒体部2の表裏に気圧差が生ずることがなく、黒体
部2が表裏の気圧差によって破壊されることがなくな
る。
この黒体部2の穴5の形成は、サブストレート1の空間
4部形成工程のエッチングで同時に行なうことができ
る。
第2図(a),(b)は穴5の形成方法を示す。
表面に黒体部2と熱電対3の設けたサブストレート1の
表裏にそれぞれレジスト剤6を塗布し、露光により、裏
面のレジスト剤6の空間4部面上の部分を除去し、表面
のレジスト剤6の黒体部2面上の一部分を除去し、〔図
(a)〕、残ったレジスト剤6をマスクに両面エッチン
グを行なうことにより、空間4の形成と同時に穴5を形
成することができる〔図(b)〕。
この時、サブストレート1と穴5を開ける黒体部2のエ
ッチングレートの差異は、黒体部2表面のレジスト剤6
に設ける窓の寸法によって補正することができ、同時の
エッチングによって所要の形状のものが得られる。
第3図は本考案の他の実施例を示す。
図において1,2,3,4は第6図の同一符号と同一又は相当
する部分を示し、7はサブストレート1に設けた空間4
と外気とを通ずる溝、8はダイアイランド、9は銀ペー
ストである。
黒体部2の破壊防止については同一効果が得られる。
この溝7の形成方法には、サブストレート1裏面を2回
エッチングする方法と、ダイサー等により機械的に削り
とる方法がある。
いずれの方法でも、一工程増えることになるが、黒体部
2の形状はそのままであるため、光熱変換効率が影響を
受けることがないという利点がある。
第4図は本考案のその他の実施例を示す。
図において1,2,3,4,8,9は第3図の同一符号と同一又は
相当する部分を示し、10はダイアイランド8表面に設け
た溝である。
サブストレート1底面全面が銀ペースト9でダイアイラ
ンド8表面に接着されても、空間4が溝10により外気と
通ずるため、黒体部2の表裏に気圧差が生ずることがな
く、黒体部2が破壊されることがなくなる。
この溝10の形成方法には、打ち抜き方法と、絞り加工に
より凹部を設ける方法がある。
第5図(a),(b)はそれぞれ打ち抜き、絞り加工に
より溝10を設けたダイアイランド8を示す。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、ダイボンド時
に、通常の銀ペーストの塗布方法によることができるた
め、銀ペースト塗布の位置、量の制御が易しくなり、チ
ップの位置精度が緩やかになり、チップやパッケージの
ピン配置等設計上の制約がなくなり、さらに、自動化に
よるコストダウンが可能となる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す説明図、第2図
(a),(b)は第1図の実施例の穴の形成方法を示す
説明図、第3図、第4図は本考案の他の実施例を示す説
明図、第5図(a),(b)は溝を設けたダイアイラン
ドを示す斜視図、第6図は従来のサーモパイルチップの
一例の構造の概要を示す説明図である。 1……サブストレート、2……黒体部、3……熱電対、
4……空間、5……穴、6……レジスト剤、7……溝、
8……ダイアイランド、9……銀ペースト、10……溝。 なお図中同一符号は同一又は相当する部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】サブストレート表面に被測定物体からの赤
    外線を熱エネルギーに変換する黒体部と該黒体部からの
    熱エネルギーを電気信号に変換する熱電対が設けられ、
    上記黒体部の光熱変換効率を高めるため該黒体部の下の
    サブストレートが削り取られて空間が形成されたチップ
    が、リードフレームのダイアイランド表面又はメタルキ
    ャンタイプヘッダのメタル部表面に銀ペーストで接着さ
    れて組立てられたサーモパイル素子において、 リードフレームのダイアイランド表面又はメタルキャン
    タイプヘッダのメタル部表面に銀ペーストで接着された
    上記チップの黒体部の下のサブストレートが削り取られ
    て形成された空間が外気と通じるように、上記チップの
    黒体部に穴が開けられるか、銀ペーストで接着されるチ
    ップのサブストレート底面かあるいはリードフレームの
    ダイアイランド表面又はメタルキャンタイプヘッダのメ
    タル部表面に溝が設けられたことを特徴とするサーモパ
    イル素子。
JP13809589U 1989-11-30 1989-11-30 サーモパイル素子 Expired - Lifetime JPH0634661Y2 (ja)

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JPH0378222U JPH0378222U (ja) 1991-08-07
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JP2008544263A (ja) * 2005-06-27 2008-12-04 エイチエル−プラナー・テクニク・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 電磁波検出用装置及びそのような装置製造のための方法

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JPH0378222U (ja) 1991-08-07

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