JPH06346112A - 粗粉砕処理方法及びその装置 - Google Patents

粗粉砕処理方法及びその装置

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JPH06346112A
JPH06346112A JP16521493A JP16521493A JPH06346112A JP H06346112 A JPH06346112 A JP H06346112A JP 16521493 A JP16521493 A JP 16521493A JP 16521493 A JP16521493 A JP 16521493A JP H06346112 A JPH06346112 A JP H06346112A
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closed container
coarse
hydrogen storage
coarse powder
cooling
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JP16521493A
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Kazuo Oda
和男 小田
Osamu Taira
治 平
Kimio Uchida
公穂 内田
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Hitachi Metals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粗粉砕処理工程での素材の酸化を防止し、粗
粉の酸素含有量を低減することができる粗粉砕処理方法
及びその装置を提供する。 【構成】 密閉容器8はクレーン7に吊下されてクレー
ン7を中心とする円周上に等間隔で配置された素材供給
手段2から水素吸蔵手段3、脱水素手段4、冷却手段
5、粗粉取り出し手段6と順次取り回される。その各工
程で密閉容器8内の素材10及び素材10が水素崩壊し
て得られた粗粉は常時完全な真空等の不活性ガス雰囲気
に置かれ、得られる粗粉の酸素含有量が極めて低減され
る。水素吸蔵工程では水槽11の水中に浸漬された状態
で密閉容器8内に水素ガスが供給され、素材10の水素
吸蔵過程で密閉容器8内が冷却され、素材10が水素吸
蔵過程で発熱して水素吸蔵効率が低下することが防止さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば焼結原料として
素材インゴットから原料粉を得る際に行われる粗粉砕処
理方法及びその装置に関するものであり、特に水素吸蔵
に起因する鉄−希土類系素材インゴットの崩壊現象を利
用した粗粉砕処理方法及びその装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】良く知られるように原料粉を得るために
原料インゴットを粉砕する方法として、水素吸蔵に起因
する鉄−希土類系素材インゴットの崩壊現象を利用した
粗粉砕処理が行われる。
【0003】この粗粉砕処理は通常図8に示されるよう
に水素吸蔵セル31、脱水素セル32、冷却セル33、
取り回しセル34によって構成された粗粉砕処理装置3
0によって行われる。この粗粉砕処理装置30によれ
ば、まず水素吸蔵セル31で真空排気後水素を導入し、
インゴットに水素を吸蔵させる水素吸蔵処理が行われ
る。この水素吸蔵処理によってインゴットが崩壊し、粉
砕される。その際、水素吸蔵セル31は500℃以下の
温度の減圧、常圧、または加圧条件とされる。次に粉砕
されたインゴットは水素脱ガスセル32に搬送され、こ
こで水素が除去(脱水素)される。この脱水素処理は温
度100〜650℃、0.001〜100torrで行
われる。次に粉砕塊は、冷却セル33に搬送される。冷
却セル33は不活性雰囲気に保持され、冷却効率を向上
させることを目的として加圧雰囲気とされる場合もあ
る。その後冷却された粉砕塊は不活性雰囲気に保持され
た取回しセル34に搬送される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし以上の従来の粗
粉砕処理方法及びその装置については次のような問題が
あった。すなわち従来の粗粉砕処理装置30にあっては
水素吸蔵セル31、脱水素セル32、冷却セル33取り
回しセル34とも真空排気および水素または不活性ガス
の置換を可能とする構造が必要であり、生産性および製
造コストの面から大型の粗粉砕処理装置にて多量のイン
ゴットをバッチ処理するのが一般的である。しかし、水
素脱ガスセル32にて脱ガスされた粉砕粉は非常に活性
になり冷却セルにて強制冷却しても処理量が多い場合は
中心部の温度は下がりにくい。このような状態で取り回
しセル34に移送された粉砕粉が大気に開放されると短
時間のうちに酸化され、粗粉の酸素量が著しく高くな
る。かかる粉砕により得られる原料粉は過剰に酸素を含
有し、かかる原料粉より得られる焼結体も酸素含有量が
増加するため、例えば希土類永久磁石の場合には満足で
きる磁気特性が得られないという問題があった。
【0005】従って本発明は以上の従来における問題に
鑑みてなされたものであって、粗粉砕処理工程での素材
の酸化を防止し、粗粉の酸素含有量を低減することがで
きる粗粉砕処理方法及びその装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明の粗粉砕
処理方法は、素材供給工程と水素吸蔵工程と脱水素工程
と冷却工程と粗粉取り出し工程を有する粗粉砕処理方法
において、前記素材供給工程で素材を収納した密閉容器
を前記各工程に取り回すことを特徴とする。本発明にお
いて、密閉容器にはガス等を流入・流出可能にする手段
が設けられている。
【0007】素材に水素を吸蔵させる反応は発熱反応で
あるため、水素吸蔵過程において、密閉容器を冷却する
ようにすれば、水素吸蔵過程における素材からの発熱に
起因する素材の過熱を防止して水素吸蔵処理の効率を向
上することができる。
【0008】本発明の粗粉砕処理方法は、水素吸蔵工程
と脱水素工程と冷却工程とよりなる粗粉砕処理方法にお
いて、前記水素吸蔵工程の素材を冷却することを特徴と
する。
【0009】以上の粗粉砕処理方法により得られる粗粉
の酸素含有量を1000ppm以下にすることにより、
かかる粗粉から得られる焼結体の酸素含有量低減でき、
例えば希土類永久磁石の磁気特性等の特性を向上するこ
とができる。
【0010】さらに本発明の粗粉砕処理装置は、素材供
給手段と水素吸蔵手段と脱水素手段と冷却手段と粗粉取
り出し手段とよりなる粗粉砕処理装置において、素材を
収納する密閉容器を設けると共に前記密閉容器を前記各
手段に順次取り回す取り回し手段を設け、かかる取り回
し手段により前記素材を収納した前記密閉容器が前記素
材供給手段から水素吸蔵手段、脱水素手段、冷却手段を
経て前記粗粉取り出し手段まで順次取り回されることを
特徴とする。また、水素吸蔵手段には密閉容器を冷却す
る手段を設けることができる。
【0011】前記取り回し手段としては例えば公知のク
レーンを適用することができ、その場合クレーンが前記
密閉容器を吊下して、かかるクレーンにより密閉容器が
前記素材供給手段から水素吸蔵手段、脱水素手段、冷却
手段を経て前記粗粉取り出し手段まで順次取り回され
る。
【0012】前記水素吸蔵手段における水素吸蔵処理過
程で前記密閉容器を冷却する冷却手段を設けることがで
きる。かかる冷却手段は例えば前記密閉容器を水中に浸
漬する水槽とすることができる。
【0013】前記素材供給手段と水素吸蔵手段と脱水素
手段と冷却手段と粗粉取り出し手段とが前記取り回し手
段を中心とする略円周上に配置するようにすれば、各手
段を機能的に配置して、取り回し手段を効率的に活用す
ることができ、装置全体をコンパクトにレイアウトする
ことができる。
【0014】
【作用】したがって本発明の粗粉砕処理方法及びその装
置によれば、取り回し手段により素材を収納した密閉容
器が素材供給手段から水素吸蔵手段、脱水素手段、冷却
手段を経て粗粉取り出し手段まで順次取り回されるの
で、粉砕前の素材及び粉砕後得られる粗粉が完全に真空
若しくは不活性雰囲気または還元性雰囲気中に置かれる
ので、粗粉砕処理工程における酸化が防止でき、極めて
酸素含有量の少ない粗粉を得ることができる。さらに水
素吸蔵手段に素材を冷却する冷却手段を付設して、水素
吸蔵工程の素材を冷却すれば、水素吸蔵過程で素材が過
熱して、水素吸蔵効率が低下することを防止でき、粗粉
砕工程全体の効率を向上することができる。
【0015】
【実施例】以下に本発明の粗粉砕方法及びその装置につ
いて説明する。図1及び図2は本発明の一実施例の粗粉
砕装置1の概念図であり、図3から図7は図1及び図2
の粗粉砕装置1の各手段の詳細を示す。各図に示される
ように本実施例の粗粉砕装置1は素材供給手段2と水素
吸蔵手段3と脱水素手段4と冷却手段5と粗粉取り出し
手段6とを備え、それらの各手段が取り回し手段として
のクレーン7を中心とする円周上にほぼ等間隔で配置さ
れる。クレーン7は密閉容器8を吊下することができ、
密閉容器8は前記クレーン7に吊下されて素材供給手段
2から水素吸蔵手段3、脱水素手段4、冷却手段5、粗
粉取り出し手段6と順次取り回される。
【0016】図2及び図4に示されるように、水素吸蔵
手段3は冷却手段としての水槽11を備え、かかる水槽
11には水が貯留される。以下に各図に基づき本実施例
の粗粉砕装置1を用いて行われる本発明の粗粉砕方法の
各工程の内容を説明する。
【0017】 素材供給工程 図2及び図3に示されるように素材供給手段2では密閉
容器8にボールバルブ9が取り付けられてかかるボール
バルブ9を介して密閉容器8内に素材10が収容され
る。素材10が収容された密閉容器8はクレーン7に吊
下されて次工程の水素吸蔵手段3に取り回される。
【0018】 水素吸蔵工程 図2及び図4に示されるように、水素吸蔵手段3は水槽
11を備える。かかる水槽11には水が貯留され、その
水にクレーン7により取り回された密閉容器8が浸漬さ
れる。
【0019】密閉容器8にはボールバルブ9を介してガ
ス配管12が連結されてコネクター13により締結され
る。その後ボールバルブ9が開かれガス配管12を介し
て密閉容器8内が抜気され、密閉容器8内は再度真空状
態とされる。次いで密閉容器8内に窒素ガスまたはAr
等の不活性ガスが封入されその後再度抜気され、密閉容
器8内は真空状態とされる。その状態でクレーン7によ
り密閉容器8は水槽11の水中に浸漬される。
【0020】次に水槽11の水中に浸漬された密閉容器
8内には水素ガスが供給される。その後密閉容器8内の
水素ガス圧力が安定した後に再度密閉容器8内は抜気さ
れ、真空状態とされる。以上の水素吸蔵過程では、素材
10は徐々に崩壊を始め、その基端部分は粗粒10aと
なる。
【0021】次いで真空状態となった密閉容器8内に再
度窒素ガスまたは不活性ガスを封入した後ボールバルブ
9を閉じ、クレーン7により吊下した状態で密閉容器8
を水槽11の水中から取りだし、コネクター13を緩め
てガス配管12を取り外す。
【0022】 脱水素工程 図2及び図5に示されるように、脱水素工程における脱
水素手段4は加熱炉14を備える。この脱水素工程で
は、まず密閉容器8にボールバルブ9を介してガス配管
12が連結されてコネクター13により締結される。そ
の後ボールバルブ9が開かれガス配管12を介して密閉
容器8内が抜気され、密閉容器8内は真空状態とされ
る。次いでクレーン7により密閉容器8は加熱炉14内
に挿入される。加熱炉14内で密閉容器8は加熱され、
それにより前工程で水素を吸蔵した密閉容器8内の素材
10が脱水素され、それにともない崩壊して、粗粉10
bとなる。その後密閉容器8内には窒素ガスまたはAr
等の不活性ガスが封入され、その後ボールバルブ9を閉
じ、クレーン7により吊下して、密閉容器8を加熱炉1
4から取りだし、コネクター13を緩めてガス配管12
を取り外す。
【0023】 冷却工程 図2及び図6に示されるように、冷却工程における冷却
手段5は水槽15を備える。かかる水槽15には水が貯
留され、その水にクレーン7により取り回された密閉容
器8が浸漬される。
【0024】密閉容器8にはボールバルブ9を介してガ
ス配管12が連結されてコネクター13により締結され
る。その後ボールバルブ9が開かれガス配管12を介し
て密閉容器8内が抜気され、密閉容器8内は真空状態と
される。次いで密閉容器8内に窒素ガスまたは不活性ガ
スが供給され、その状態でクレーン7により密閉容器8
は水槽15の水中に浸漬される。
【0025】次に水槽15の水中に浸漬された密閉容器
8内が充分に冷却された後、クレーン7により吊下した
状態で密閉容器8を水槽15の水中から取りだし、密閉
容器8内への窒素ガスまたは不活性ガスの供給を停止
し、その後ボールバルブ9を閉じ、コネクター13を緩
めてガス配管12を取り外す。
【0026】 粗粉取り出し工程 図2及び図7に示されるように、粗粉取り出し工程にお
ける粗粉取り出し手段6は粉砕機16に連動する。粉砕
機16はその粗粉投入口にボールバルブ17を備え、か
かるボールバルブ17、接続部18及びボールバルブ9
を介して密閉容器8と粉砕機16とが接続される。
【0027】粗粉取り出し工程では先ず密閉容器8が粗
粉排出姿勢に回転され、その開口部が重力方向下方に向
けられる。その状態で粉砕機16が上昇してボールバル
ブ17、接続部18およびボールバルブ9を介して密閉
容器8に連結される。その状態でボールバルブ9とボー
ルバルブ17の間に配置される接続部18内に、接続部
18に付設されるコネクタ−(図示せず)から窒素ガス
または不活性ガスが供給され、その内部が窒素ガスで置
換される。接続部18の内部が窒素ガスまたは不活性ガ
スで置換された後、窒素ガスの供給を停止し、粉砕機1
6側のボールバルブ17を開き、さらに密閉容器8側の
ボールバルブ9を開く。それにより密閉容器8内の粗粉
10bが接続部18を介して粉砕機16内部に流入し、
密閉容器8内から粗粉が排出される。密閉容器8内から
の粗粉の排出が完了した後、粉砕機16側のボールバル
ブ17を閉じ、粉砕機16を密閉容器8から取り外し下
降させる。その後、密閉容器8は元の位置に回転して再
度前記素材供給手段2にクレーン7により取り回され
る。
【0028】したがって以上の各工程では密閉容器8内
の素材10及び素材10が水素崩壊して得られた粗粉は
常時完全な真空若しくは窒素、Ar等の不活性ガス雰囲
気に置かれ、得られる粗粉の酸素含有量が極めて低減さ
れる。しかも、前記水素吸蔵工程では水槽11の水中
に浸漬された状態で密閉容器8内に水素ガスが供給され
るので、素材10の水素吸蔵過程で密閉容器8内が冷却
され、素材10が水素吸蔵過程で発熱して水素吸蔵効率
が低下することが防止されて効率の良い水素吸蔵処理が
行われる。
【0029】以上のように本発明の粗粉砕処理方法及び
その装置によれば、素材を収納する密閉容器を設けると
共にその密閉容器を粗粉砕処理の各工程における各手段
に順次取り回す取り回し手段を設けた粗粉砕処理装置を
用い、前記取り回し手段により素材を収納した密閉容器
を各工程に順次取り回す用にしたので、素材が水素崩壊
して得られた粗粉を常時完全な真空若しくは不活性雰囲
気中に置くことができるようになり、酸素含有量を徹底
して低減することができる。加えて本発明の粗粉砕処理
方法及びその装置によれば、水素吸蔵手段に素材を冷却
する冷却手段が付設されてなる粗粉砕処理装置により水
素吸蔵工程の素材を冷却する様にしたので効率の良い粗
粉砕処理が可能となる。
【0030】(実施例1)重量比でNd30%、Dy2
%、B1%、Al0.2%、Nb0.3%残部Feの組
成を有する酸素含有量100ppm素材インゴットを図
1ないし図7に示す本発明にかかる粗粉砕処理装置によ
り平均粒径約150μmに粗粉砕し、その後ジェットミ
ルにより平均粒径2〜7μmに微粉砕した。得られた微
粉を成形圧1.5ton/cm2、配向磁界強度12K
Oeの条件で成形した。得られた成形体を1100℃の
温度で2時間真空焼結し、さらに600℃の温度で1時
間熱処理し、永久磁石を得た。以上の製造工程におい
て、得られた粗粉、焼結体の酸素含有量の分析値および
永久磁石の磁気特性を測定し、表1に示した。
【0031】(比較例1)実施例1と同様の素材インゴ
ットを図8に示す従来の粗粉砕処理により、平均粒径約
150μmに粗粉砕し、その後実施例1と同様の方法で
微粉砕、成形、焼結、熱処理し、永久磁石を得た。各工
程で得られた粗粉および焼結体の酸素含有量の分析値を
表1に示した。また、永久磁石の磁気特性もあわせて表
1に示す。
【0032】(実施例2)重量比でNd28.5%、D
y0.5%、B1%、Al0.15%、Nb0.2%、
Ga0.07%、残部Feの組成を有する酸素含有量7
0ppmの素材インゴットを図1ないし図7に示す本発
明にかかる粗粉砕処理装置により平均粒径約150μm
に粗粉砕し、その後実施例1と同様の方法で微粉砕、成
形、焼結、熱処理し、永久磁石を得た。各工程で得られ
た粗粉および焼結体の酸素含有量の分析値を表1に示し
た。また、永久磁石の磁気特性もあわせて表1に示す。
【0033】(比較例2)実施例2と同様の素材インゴ
ットを図8に示す従来の粗粉砕処理により、平均粒径約
150μmに粗粉砕し、その後実施例1と同様の方法で
微粉砕、成形、焼結、熱処理し、永久磁石を得た。各工
程で得られた粗粉および焼結体の酸素含有量の分析値を
表1に示した。また、永久磁石の磁気特性もあわせて表
1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】表1から本発明による粗粉砕処理方法及び
その装置により、粗粉の酸化を防止し、粗粉の酸素含有
量を低減することができることがわかる。また、それに
より得られた焼結体の酸素含有量も低減できることか
ら、磁気特性も向上できることがわかる。
【0036】
【発明の効果】本発明によると、粗粉砕処理工程におい
て素材を密閉容器に保持するため、粗粉の酸化を防止で
き、粗粉の酸素含有量を徹底して低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の粗粉砕処理装置の全体概
念図である。
【図2】 本発明の一実施例の粗粉砕処理装置の他の全
体概念図である。
【図3】 図1に示す本発明の一実施例の粗粉砕処理装
置の部分詳細図である。
【図4】 図1に示す本発明の一実施例の粗粉砕処理装
置の他の部分詳細図である。
【図5】 図1に示す本発明の一実施例の粗粉砕処理装
置のさらに他の部分詳細図である。
【図6】 図1に示す本発明の一実施例の粗粉砕処理装
置の別の部分詳細図である。
【図7】 図1に示す本発明の一実施例の粗粉砕処理装
置のさらに別の部分詳細図である。
【図8】 従来の粗粉砕処理装置の全体概念図である。
【符号の説明】
1・・・粗粉砕処理装置、2・・・素材供給手段、3・
・・水素吸蔵手段、4・・・脱水素手段、5・・・冷却
手段、6・・・粗粉取り出し手段、7・・・クレーン、
8・・・密閉容器、10・・・素材、11・・・水槽、
12・・・ガス配管

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素材供給工程と水素吸蔵工程と脱水素工
    程と冷却工程と粗粉取り出し工程を有する粗粉砕処理方
    法において、前記素材供給工程で素材を収納した密閉容
    器を前記各工程に取り回すことを特徴とする粗粉砕処理
    方法。
  2. 【請求項2】 前記密閉容器を前記水素吸蔵工程で冷却
    する請求項1に記載の粗粉砕処理方法。
  3. 【請求項3】 得られる粗粉の酸素含有量が1000p
    pm以下である請求項1または請求項2に記載の粗粉砕
    処理方法。
  4. 【請求項4】 水素吸蔵工程と脱水素工程と冷却工程を
    有する粗粉砕処理方法であって、前記水素吸蔵工程にお
    いて素材を冷却することを特徴とする粗粉砕処理方法。
  5. 【請求項5】 素材供給手段と水素吸蔵手段と脱水素手
    段と冷却手段と粗粉取り出し手段とよりなる粗粉砕処理
    装置において、素材を収納する密閉容器を設けると共に
    前記密閉容器を前記各手段に順次取り回す取り回し手段
    を設け、かかる取り回し手段により前記素材を収納した
    前記密閉容器が前記素材供給手段から水素吸蔵手段、脱
    水素手段、冷却手段を経て前記粗粉取り出し手段まで順
    次取り回されることを特徴とする粗粉砕処理装置。
  6. 【請求項6】 前記水素吸蔵手段における水素吸蔵処理
    過程で前記密閉容器を冷却する冷却手段が設けられる請
    求項5記載の粗粉砕処理装置。
  7. 【請求項7】 前記素材供給手段と水素吸蔵手段と脱水
    素手段と冷却手段と粗粉取り出し手段とが前記取り回し
    手段を中心とする略円周上に配置されてなる請求項5ま
    たは請求項6に記載の粗粉砕処理装置。
JP16521493A 1993-06-10 1993-06-10 粗粉砕処理方法及びその装置 Pending JPH06346112A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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