JPH06345388A - ワイヤーロープの寿命算出装置 - Google Patents

ワイヤーロープの寿命算出装置

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Publication number
JPH06345388A
JPH06345388A JP13368193A JP13368193A JPH06345388A JP H06345388 A JPH06345388 A JP H06345388A JP 13368193 A JP13368193 A JP 13368193A JP 13368193 A JP13368193 A JP 13368193A JP H06345388 A JPH06345388 A JP H06345388A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
rope
hoisting
wire rope
detector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13368193A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Hosoya
隆 細谷
Yukitsugu Suzuki
幸嗣 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd filed Critical Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP13368193A priority Critical patent/JPH06345388A/ja
Publication of JPH06345388A publication Critical patent/JPH06345388A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤーロープの寿命を簡便に算出し、ワイ
ヤーロープ破断による大事故の発生を未然に防止する。 【構成】 ブーム起伏ロープの張力検出器20と、ブー
ムの起伏角度検出器26と、ブームの起伏操作検出器2
8を設け、各検出器の信号を演算部へ入力する。予め記
憶されているブームの長さLと、シーブの掛け数nと、
上記各検出値θ,S,Tとからブーム起伏ロープがシー
ブを通過する回数Nを算出し、この算出値を表示するよ
うに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般リフト等、ワイヤー
ロープを使用する全ての機械装置に関するものであり、
特に、ワイヤーロープの寿命算出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ワイヤーロープを使用する機械装置は、
リフトをはじめとしてクレーン等多種のものが存在す
る。之等の機械装置に装着されたワイヤーロープは、使
用を繰り返すうちに疲労するため交換が必要である。定
期的にワイヤーロープを交換することも考えられるが、
機械装置の使用状態によりワイヤーロープの消耗度が大
幅に異なり、交換時期以前にワイヤーロープの疲労が限
界に達して破断する危険がある。然るときは、吊り荷が
落下したりブームが倒回して大事故を引き起こすことに
なる。逆に、交換時期が早過ぎた場合は、使用可能なワ
イヤーロープを廃棄するという無駄が生じて経済性が悪
い。
【0003】また、ワイヤーロープの外部損傷を点検し
て交換時期を決定することも考えられている。ワイヤー
ロープが疲労して損傷すると、ワイヤーの素線が切断さ
れてワイヤーロープの表面に素線が飛び出してくる。従
来の点検方法としては、素線切れを電磁石の磁束によっ
て検出したり、或いは超音波によって素線切れを検出す
る方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した磁束による点
検方法や超音波による点検方法は、何れも装置が高価で
あるため機械装置1台毎に取り付けるには費用が嵩む。
そして、点検方法が難しく、精度よく異常を検出するに
は熟練した技術が必要である。また、ロープ速度が変化
すると測定不能になる等、不安定で実用的ではない。
【0005】そこで、ワイヤーロープの寿命を簡便に算
出し、ワイヤーロープ破断による大事故の発生を未然に
防止するために解決すべき技術的課題が生じてくるので
あり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、ブーム起伏角度検出
器と、ブームの起伏操作回数検出器とを設け、予めブー
ムの長さとブーム起伏ロープのシーブの掛け数を記憶し
ておき、ブーム起伏角度の変更操作をしたときは、上記
データとブーム起伏角度の変化量からブーム起伏ロープ
がシーブを通過する回数を算出し、この算出値を表示す
る手段を設けたワイヤーロープの寿命算出装置を提供す
るものである。
【0007】
【作用】運転開始前に、予めブームの長さとブーム起伏
ロープのシーブの掛け数を記憶する。ブームの起伏操作
を行ったときは、ブーム起伏角度検出器によりブーム起
伏角度の変化量を読み取るとともに、ブームの起伏操作
回数検出器によりブーム起伏角度を変更操作したことを
記憶する。そして、予め記憶されているブームの長さの
データとブーム起伏ロープのシーブの掛け数のデータに
基づき、ブーム起伏角度の変化量からブーム起伏ロープ
のある一点がシーブを通過する回数を算出し、この算出
値を表示してオペレータへブーム起伏ロープの使用状態
を知らせる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って詳述
する。図1はワイヤーロープを使用する機械の一例とし
てクローラクレーンを示したものであり、機体11の前
部にブーム12が起伏自在に取り付けられ、ブームの先
端部12aに支持ワイヤー13の一端を係止し、支持ワ
イヤー13の他端をブライドル14へ係止する。ガント
リーフレーム15の上端部に取り付けたベイル16と前
記ブライドル14には、夫々複数のガイドシーブ17,
17…及び18,18…が枢着されており、各シーブ1
7,17…,18,18…間にブーム起伏ロープ19が
巻回され、その一端に例えばロードセル等の張力検出器
20を装着してガントリーフレーム15へ固定するとと
もに、その他端を起伏用ドラム21へ巻装する。前記ブ
ームの先端部12aにはトップシーブ22が枢着され、
巻上げロープ23を巻回してフック24を吊り下げ、巻
上げロープ23の他端を巻上げ用ドラム25へ巻装す
る。
【0009】而して、起伏用ドラム21を回転してブー
ム起伏ロープ19を巻上げ下げすることにより、ガイド
シーブ17,17…及び18,18…が回転しながらブ
ライドル14とベイル16との距離Dが変化し、ブーム
12が回動して起伏角度が可変できる。また、巻上げ用
ドラム25を回転して巻上げロープ23を巻上げ下げす
ることにより、フック24が上下動して荷を吊り上げる
ことができる。更に、ブーム12の取付部に例えばポテ
ンショメータ等の角度検出器26を装着してブーム12
の起伏角度θを検出するとともに、ブームの起伏を行う
操作レバー27に起伏操作検出器28を装着してブーム
12の起伏操作回数Sを検出するように構成する。尚、
角度検出器26及び起伏操作検出器28の装着位置は上
記場所に限定されず、ブーム12の起伏動作に連動する
位置であれば何れの場所であってもよい。
【0010】図2はワイヤーロープの寿命算出装置の構
成を示すブロック図であり、前述したように張力検出器
20、角度検出器26、起伏操作検出器28が設けら
れ、このほかブーム長さ等の入力器を設ける。当該クロ
ーラクレーンの運転を開始する前に、予めブーム12の
長さLを測定しておき、入力器によって入力する。ま
た、ガイドシーブ17,17…及び18,18…間に掛
け回したブーム起伏ロープ19のシーブの掛け数nを入
力器によって入力する。之等ブームの長さL及びシーブ
の掛け数nの信号は演算部へ送られ、記憶部に記憶され
る。
【0011】クローラクレーンの運転が開始されてブー
ム12を起伏操作したときは、角度検出器26によりブ
ームの起伏角度θの変化が演算部へ入力されるととも
に、起伏操作検出器28によりブーム12の起伏操作回
数Sの信号が演算部へ入力される。また、張力検出器2
0によりブーム起伏ロープ19の張力Tを演算部へ入力
する。演算部では之等の信号を演算処理し、必要に応じ
て記憶部へ入出力する。
【0012】演算部に於いては、次に述べる手順でブー
ム起伏ロープ19の寿命を算出する。先ず、図1に示し
た起伏ドラム21を回転してブーム起伏ロープ19を巻
上げ下げしたときは、ガイドシーブ17,17…及び1
8,18…に掛け回したブーム起伏ロープ19が移動し
て、ブライドル14とベイル16との距離Dが変化す
る。この距離Dの変化量ΔDは、ブームの起伏角度θの
変化量Δθとブームの長さLの関数で表すことができ
る。
【0013】
【数1】
【0014】上記ブライドル14とベイル16との距離
の変化量ΔD、並びにブーム起伏ロープ19のシーブの
掛け数nに基づき、ブーム起伏ロープ19のある一点が
ガイドシーブ17,17…及び18,18…を通過した
回数Nを表すことができる。
【0015】
【数2】
【0016】上記手順により、演算部でシーブ通過回数
Nを算出し、この算出値を記憶部へ記憶するとともにシ
ーブ通過回数表示器へ出力する。該シーブ通過回数表示
器には、ブーム12を起伏操作する都度新たに加算され
たシーブ通過回数Nが表示されるため、オペレータは当
該クローラクレーンに於けるブーム起伏ロープ19の使
用状態を把握でき、シーブ通過回数Nが所定値に達した
ときにはブーム起伏ロープ19が疲労したと判断し、新
たなロープに交換する。斯くして、ブーム起伏ロープ1
9の寿命が簡便に判定でき、ロープ交換時期の判断を誤
まることがなくなり、ブーム起伏ロープの破断による大
事故を未然に防止できる。
【0017】尚、本実施例ではブーム起伏ロープの寿命
算出について説明したが、勿論、巻上げロープ等につい
ても同様の装置によって寿命を算出することができる。
更に、クレーンではなく、ワイヤーロープを使用する他
の機械装置であっても、複数のシーブ間に何条かのロー
プを掛け回す構成のものであれば本発明の装置を応用で
きる。
【0018】
【発明の効果】本発明は上記一実施例に詳述したよう
に、各検出器の検出値に基づいてブーム起伏ロープがシ
ーブを通過する回数を算出し、この算出値が表示される
ため、オペレータがワイヤーロープを点検することなく
ワイヤーロープの寿命を判断できる。従って、ブーム起
伏ロープの交換時期が遅れてワイヤーロープが破断し、
大事故が発生することを未然に防止でき、安全性の向上
に寄与できるとともに、交換時期が早過ぎて使用可能な
ワイヤーロープを廃棄するという無駄がなくなり、経済
性の向上にも寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クローラクレーンの側面図。
【図2】ワイヤーロープの寿命算出装置の構成を示すブ
ロック図。
【符号の説明】
12 ブーム 17,18 ガイドシーブ 19 ブーム起伏ロープ 26 角度検出器 28 起伏操作検出器 L ブームの長さ n シーブの掛け数 θ ブーム起伏角度 S 起伏操作回数 N シーブ通過回数

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブーム起伏角度検出器と、ブームの起伏
    操作回数検出器とを設け、予めブームの長さとブーム起
    伏ロープのシーブの掛け数を記憶しておき、ブーム起伏
    角度の変更操作をしたときは、上記データとブーム起伏
    角度の変化量からブーム起伏ロープがシーブを通過する
    回数を算出し、この算出値を表示する手段を設けたこと
    を特徴とするワイヤーロープの寿命算出装置。
JP13368193A 1993-06-03 1993-06-03 ワイヤーロープの寿命算出装置 Pending JPH06345388A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13368193A JPH06345388A (ja) 1993-06-03 1993-06-03 ワイヤーロープの寿命算出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13368193A JPH06345388A (ja) 1993-06-03 1993-06-03 ワイヤーロープの寿命算出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06345388A true JPH06345388A (ja) 1994-12-20

Family

ID=15110397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13368193A Pending JPH06345388A (ja) 1993-06-03 1993-06-03 ワイヤーロープの寿命算出装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH06345388A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102976218A (zh) * 2012-11-23 2013-03-20 国家电网公司 一种吊车作业安全预警装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102976218A (zh) * 2012-11-23 2013-03-20 国家电网公司 一种吊车作业安全预警装置

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