JPH0634468Y2 - シールド機のカッタヘッド - Google Patents
シールド機のカッタヘッドInfo
- Publication number
- JPH0634468Y2 JPH0634468Y2 JP193389U JP193389U JPH0634468Y2 JP H0634468 Y2 JPH0634468 Y2 JP H0634468Y2 JP 193389 U JP193389 U JP 193389U JP 193389 U JP193389 U JP 193389U JP H0634468 Y2 JPH0634468 Y2 JP H0634468Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutter
- shield
- cutter head
- opening
- shield machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この考案は地中等を掘削してトンネルを造成する場合に
使用されるシールド機のカッタヘッドに関するものであ
る。
使用されるシールド機のカッタヘッドに関するものであ
る。
［従来の技術］ シールド機の先端を閉鎖する状態で回転自在に設けられ
たカツタヘッドは、円筒形のシールド本体と同径のシー
ルドフェイスと、シールドフェイス表面のセンターカッ
タやツールビット等のカッタと、シールドフェイスに明
けた開口部内に位置するディスクカッタ等から構成され
ている。
たカツタヘッドは、円筒形のシールド本体と同径のシー
ルドフェイスと、シールドフェイス表面のセンターカッ
タやツールビット等のカッタと、シールドフェイスに明
けた開口部内に位置するディスクカッタ等から構成され
ている。
［考案が解決しようとする課題］ このようなカッタヘッドを備えたシールド機を使用して
地山などの掘削を行なう場合には、事前に地質調査を行
ない、工事前にシールドフェイス表面からのディスクカ
ッタの突出寸法を調節している。
地山などの掘削を行なう場合には、事前に地質調査を行
ない、工事前にシールドフェイス表面からのディスクカ
ッタの突出寸法を調節している。
しかしながらディスクカッタは、地山の石を破壊し、砕
石や土砂などを開口部内に取込むために取付けられてい
るので、地質が泥岩や粘度層などに変ると、破壊機能が
失なわれるばかりか、土砂が付着して、土砂の開口部内
への取込みもできなくなる。この結果カッタトルクが下
り、推進力が低下して掘進速度が遅くなる。
石や土砂などを開口部内に取込むために取付けられてい
るので、地質が泥岩や粘度層などに変ると、破壊機能が
失なわれるばかりか、土砂が付着して、土砂の開口部内
への取込みもできなくなる。この結果カッタトルクが下
り、推進力が低下して掘進速度が遅くなる。
この考案は上記シールド機が有する課題を解決するため
に考えられたものであって、その目的はシールドフェイ
スに簡単な手段を施すことによって、地質が泥岩などに
変っても土砂の取込みが容易に行なわれる新たな構造の
シールド機のカッタヘッドを提供することにある。
に考えられたものであって、その目的はシールドフェイ
スに簡単な手段を施すことによって、地質が泥岩などに
変っても土砂の取込みが容易に行なわれる新たな構造の
シールド機のカッタヘッドを提供することにある。
［課題を解決するための手段］ 上記目的によるこの考案の特徴は、円形のシールドフェ
イスの表面に、センターカッタやツールビット等のカッ
タを有し、そのカッタの切削側フェイス面に開口部を備
え、シールドフェイスの他の部分に明けた所要数の開口
部内に、刃先を円周方向に向けてディスクカッタを配設
してなる回転自在なシールド機のカッタヘッドにおい
て、シールドフェイス表面の地山を切削する多数のビッ
トを、上記ディスクカッタの回転軌道上に個々に位置す
るとともに、カッタヘッドの回転方向に伴い交互に土砂
を開口部に取込むように、シールドフェイスの表面に半
径方向は等間隔に円周方向は任意間隔を置いて設けてな
ることにある。
イスの表面に、センターカッタやツールビット等のカッ
タを有し、そのカッタの切削側フェイス面に開口部を備
え、シールドフェイスの他の部分に明けた所要数の開口
部内に、刃先を円周方向に向けてディスクカッタを配設
してなる回転自在なシールド機のカッタヘッドにおい
て、シールドフェイス表面の地山を切削する多数のビッ
トを、上記ディスクカッタの回転軌道上に個々に位置す
るとともに、カッタヘッドの回転方向に伴い交互に土砂
を開口部に取込むように、シールドフェイスの表面に半
径方向は等間隔に円周方向は任意間隔を置いて設けてな
ることにある。
［作用］ 上記構造では、シールドフエィスが回転すると、センタ
ーカッタ及びツールビットとビットがシールドフェイス
表面の地山を切削し、ディスクカッタが石を破壊すると
ともに、開口部からシールドフェイス内側に取込む。ま
た泥岩や粘土層の切削の際には、ビットによりデスクカ
ッタの軌道上の土砂が削り取られ、土砂はそのままディ
スクカッタの開口部に呼込まれる。このため開口部への
土砂の取込みが損なわれず、地質が礫層から泥岩などに
変っても掘進速度が遅くなるようなことがない。
ーカッタ及びツールビットとビットがシールドフェイス
表面の地山を切削し、ディスクカッタが石を破壊すると
ともに、開口部からシールドフェイス内側に取込む。ま
た泥岩や粘土層の切削の際には、ビットによりデスクカ
ッタの軌道上の土砂が削り取られ、土砂はそのままディ
スクカッタの開口部に呼込まれる。このため開口部への
土砂の取込みが損なわれず、地質が礫層から泥岩などに
変っても掘進速度が遅くなるようなことがない。
更にこの考案を図示の例により説明する。
［実施例］ 図中１はシールド機の本体で円筒体からなる。２はシー
ルド機本体１の前端に回転自在に設けられたカッタヘッ
ドで、シールド機本体１と同径で、本体前端を閉鎖する
状態に位置するシールドフェイス３と、シールドフェイ
ス表面に設けられたセンターカッタ４やツールビット５
等のカッタと、そのカッタの切削側フェイス面に明けら
れた開口部６と、シールドフェイス３の他の部分に明け
た所要数の開口部７内に、刃先を円周方向に向けてそれ
ぞれ設けたディスクカッタ８とから構成されている。
ルド機本体１の前端に回転自在に設けられたカッタヘッ
ドで、シールド機本体１と同径で、本体前端を閉鎖する
状態に位置するシールドフェイス３と、シールドフェイ
ス表面に設けられたセンターカッタ４やツールビット５
等のカッタと、そのカッタの切削側フェイス面に明けら
れた開口部６と、シールドフェイス３の他の部分に明け
た所要数の開口部７内に、刃先を円周方向に向けてそれ
ぞれ設けたディスクカッタ８とから構成されている。
11〜26はシールドフェイス３の表面に設けられた多数の
ビットで、第２〜４図に示すように、カッタヘッド２の
回転により地山を切削するとともに、土砂を各開口部６
に取込むように、ディスクカッタ８の回転軌道上の開口
部近傍のシールドフェイス表面に、半径方向は等間隔に
円周方向は任意間隔を置いて個々に設けてある。
ビットで、第２〜４図に示すように、カッタヘッド２の
回転により地山を切削するとともに、土砂を各開口部６
に取込むように、ディスクカッタ８の回転軌道上の開口
部近傍のシールドフェイス表面に、半径方向は等間隔に
円周方向は任意間隔を置いて個々に設けてある。
また各ビット11〜26の開口部６に対する位置は、偶数番
と奇数番とでは異なり、奇数番のビット11,13,15,17,1
9,21,23,25は、第２図においてカッタヘッド２が左回転
した時に切削を行ない、切削土がそのまま開口部６に取
込まれる位置に、偶数番のビット12,14,16,18,20,22,2
4,26は右回転した時に切削を行ない、切削土がそのまま
開口部６に取込まれる位置に、それぞれ向きを交互に変
えて設けられている。
と奇数番とでは異なり、奇数番のビット11,13,15,17,1
9,21,23,25は、第２図においてカッタヘッド２が左回転
した時に切削を行ない、切削土がそのまま開口部６に取
込まれる位置に、偶数番のビット12,14,16,18,20,22,2
4,26は右回転した時に切削を行ない、切削土がそのまま
開口部６に取込まれる位置に、それぞれ向きを交互に変
えて設けられている。
これらビット11〜26は円周方向に長い長方形のブロック
状のもので、シールドフェイス表面におけるディスクカ
ッタ８の突出寸法と同等か或は若干大きい高さ寸法を有
する。
状のもので、シールドフェイス表面におけるディスクカ
ッタ８の突出寸法と同等か或は若干大きい高さ寸法を有
する。
上記構造のカッタヘッド２では、シールド機本体１内の
油圧モータ９によりギヤを介して回転したとき、ヒット
回転方向に応じて奇数番か偶数番のビットが、センター
カッタ４、ツールビット５とともにシールドフェイス表
面の地山を切削し、切削土は開口部６からシールドフェ
イス裏側に取込まれる。このためディスクカッタ８に土
砂などが付着するのが防止され、地山が泥岩の場合であ
っても、カッタトルクが下るようなことがない。
油圧モータ９によりギヤを介して回転したとき、ヒット
回転方向に応じて奇数番か偶数番のビットが、センター
カッタ４、ツールビット５とともにシールドフェイス表
面の地山を切削し、切削土は開口部６からシールドフェ
イス裏側に取込まれる。このためディスクカッタ８に土
砂などが付着するのが防止され、地山が泥岩の場合であ
っても、カッタトルクが下るようなことがない。
なお図中30は送泥管、31は排泥管である。
［考案の効果］ この考案は上述のように、シールドフェイス３の表面の
地山を切削する多数のビット11〜26を、ディスクカッタ
８の回転軌道上に個々に位置するとともに、カッタヘッ
ド２の回転方向に伴い交互に土砂を開口部６に取込むよ
うに、シールドフェイスの表面に半径方向は等間隔に円
周方向は任意間隔を置いて設け、これによりディスクカ
ッタ８の回転軌道上の土砂を排除し、ディスクカッタ８
に土砂が付着しないようにしたことから、地質が泥岩や
粘土層に変わっても、土砂の取込みが悪くなってカッタ
トルクが下るようなことがなく、所定の推進力のもとに
地山の掘進を行なうことができる。
地山を切削する多数のビット11〜26を、ディスクカッタ
８の回転軌道上に個々に位置するとともに、カッタヘッ
ド２の回転方向に伴い交互に土砂を開口部６に取込むよ
うに、シールドフェイスの表面に半径方向は等間隔に円
周方向は任意間隔を置いて設け、これによりディスクカ
ッタ８の回転軌道上の土砂を排除し、ディスクカッタ８
に土砂が付着しないようにしたことから、地質が泥岩や
粘土層に変わっても、土砂の取込みが悪くなってカッタ
トルクが下るようなことがなく、所定の推進力のもとに
地山の掘進を行なうことができる。
また構造的にもビツトをシールドフェイスに設けるだけ
であるから簡単で、従来構造にも応用することができる
などの特長を有する。
であるから簡単で、従来構造にも応用することができる
などの特長を有する。
図面はこの考案に係るシールド機のカッタヘッドの１実
施例を示すもので、第１図はシールド機前部の略示断面
図、第２図はカッタヘッドの表面図、第３図は各ディス
クカッタとビツトととの位置関係を示す図、第４図はビ
ッドによる切削土の取込み状態を示す断面図である。 １……シールド機の本体、２……カッタヘッド ３……シールドフェイス ４……センターカッタ、５……ツールビット ６、７……ディスクカッタ ８……開口部 11〜26……ビット
施例を示すもので、第１図はシールド機前部の略示断面
図、第２図はカッタヘッドの表面図、第３図は各ディス
クカッタとビツトととの位置関係を示す図、第４図はビ
ッドによる切削土の取込み状態を示す断面図である。 １……シールド機の本体、２……カッタヘッド ３……シールドフェイス ４……センターカッタ、５……ツールビット ６、７……ディスクカッタ ８……開口部 11〜26……ビット
Claims (1)
- 【請求項１】円形のシールドフェイスの表面に、センタ
ーカッタやツールビット等のカッタを有し、そのカッタ
の切削側フェイス面に開口部を備え、シールドフェイス
の他の部分に明けた所要数の開口内に、刃先を円周方向
に向けてディスクカッタを配設してなる回転自在なシー
ルド機のカッタヘッドにおいて、 シールドフェイス表面の地山を切削する多数のビット
を、上記ディスクカッタの回転軌道上に個々に位置する
とともに、カッタヘッドの回転方向に伴い交互に土砂を
開口部に取込むように、シールドフェイス表面に半径方
向は等間隔に円周方向は任意間隔を置いて設けてなるこ
とを特徴とするシールド機のカッタヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP193389U JPH0634468Y2 (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | シールド機のカッタヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP193389U JPH0634468Y2 (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | シールド機のカッタヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0293390U JPH0293390U (ja) | 1990-07-25 |
| JPH0634468Y2 true JPH0634468Y2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=31202257
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP193389U Expired - Lifetime JPH0634468Y2 (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | シールド機のカッタヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0634468Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-01-11 JP JP193389U patent/JPH0634468Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0293390U (ja) | 1990-07-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3663063A (en) | Trenching implement | |
| JPH0634468Y2 (ja) | シールド機のカッタヘッド | |
| CN212376660U (zh) | 一种带有可伸缩地质钻的盾构机刀盘结构 | |
| JP4081871B2 (ja) | 高強度壁切削シールド掘進機 | |
| JPH0561410B2 (ja) | ||
| JPH08338195A (ja) | トンネル掘進機 | |
| US3643998A (en) | Tunneling machine for noncircular bores | |
| JPS6141839Y2 (ja) | ||
| JP2566574Y2 (ja) | 掘削機のカッター機構 | |
| JP2716677B2 (ja) | トンネル掘削機 | |
| JPH0429839B2 (ja) | ||
| JP2503979Y2 (ja) | オ―ガ刃先 | |
| JPH07116914B2 (ja) | 小口径推進工法及びその装置 | |
| JPS5920480Y2 (ja) | 砂礫層用深掘刃 | |
| JPS6245891A (ja) | 地盤掘削装置 | |
| SU386094A1 (ru) | Режущая головка машины горизонтального | |
| JPH0512516B2 (ja) | ||
| JPH0224998B2 (ja) | ||
| JP3112312B2 (ja) | スパイラルディスクカッタを装着したカッタヘッド | |
| JPH0696953B2 (ja) | シールド掘進機 | |
| JPH0254094A (ja) | 管渠入換工法 | |
| JPS62133296A (ja) | シ−ルド掘進機 | |
| JPH08319796A (ja) | シールド掘進機の障害物切削装置 | |
| JPH0441763Y2 (ja) | ||
| JP2000257386A (ja) | カッタヘッド、シールド掘進機及び掘削方法 |