JPH06343393A - 弾性成形型の固定部 - Google Patents

弾性成形型の固定部

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JPH06343393A
JPH06343393A JP5137311A JP13731193A JPH06343393A JP H06343393 A JPH06343393 A JP H06343393A JP 5137311 A JP5137311 A JP 5137311A JP 13731193 A JP13731193 A JP 13731193A JP H06343393 A JPH06343393 A JP H06343393A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
elastic
molding die
elastic mold
silicone rubber
Prior art date
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Pending
Application number
JP5137311A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuji Akutagawa
篤二 芥川
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Akutagawa Confectionery Co Ltd
Original Assignee
Akutagawa Confectionery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弾性成形型を成形型取付部材に簡易かつ確実
に固定できる弾性成形型の固定部を提供すること。 【構成】 流動状のチョコレート材料から装飾チョコレ
ートを連続的に製造するために用いる袋状の弾性成形型
と、この弾性成形型の開口周辺を保持して連続製造ライ
ンに搬送する成形型取付部材との固定部において、前記
成形型取付部材に細連続多孔性部材を固着し、この細連
続多孔性部材に前記弾性成形型の開口周辺を、この弾性
成形型の樹脂と同一または相溶性を有する溶融合成樹脂
により一体に形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は弾性成形型の固定部、特
にチョコレート材料を成型する弾性成形型と、これを保
持して搬送するための成形型取付部材との固定部に関す
る。
【0002】
【従来の技術】逆テーパーデザインの装飾チョコレート
製品の成型のため、これらの具現化が困難な金型,樹脂
型に代わり、例えばラテックスゴム製等の袋状弾性成形
型が開発されている。この弾性成形型を一個づつ上枠と
下枠とからなる成形型取付部材に介在して固定し、チョ
コレート製品の連続製造ラインに配備している。
【0003】図6は、袋状の弾性成形型40とこれを保
持する成形型取付部材50の断面図であり、この取付部
材50は孔口51を有する上枠50aと下枠50bとを
重ね合わせてなり、弾性成形型40の開口部の周辺42
を上枠50aおよび下枠50bで挟持し、各枠の周囲の
ビス(図示せず)によって固着している。なお、成形型
40に施された装飾部43の隅々まで確実にチョコレー
ト材料を充填するため、および固化した成型品に損傷等
を与えないよう成形型40から取り出すため、弾性成形
型40をカップ状の容器で密封して(図示しない)、こ
の容器内を負圧化することで、成形型40を膨張させて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上,下
枠50a,50bの挟持のみでは上述の膨張の際に受け
る引っ張りにより、弾性成形型40が取付部材50から
外れ易いため、成形型の開口周辺42を肉厚に丸めて一
体化し、これを下枠50bに設けた環状溝52に挿入す
る等しなければならず、この際、弾性成形型製造時の肉
圧の不均一や収縮の誤差あるいは成形型の開口周辺42
を肉圧に丸める際の加減等で丸味が統一せず、環状溝5
2への取付けに手間が掛かり、また固定に確実性もな
い。
【0005】本発明は、以上の欠陥を解決するためのも
のであり、その目的は、弾性成形型を容易かつ確実に成
形型取付部材に固定でき、耐久性を有する弾性成形型の
固定部を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の弾性成形型の固
定部は上記目的を達成するためになされたものであり、
その要旨は、流動状のチョコレート材料から装飾チョコ
レートを連続的に製造するために用いる袋状の弾性成形
型と、この弾性成形型の開口周辺を保持して連続製造ラ
インに搬送する成形型取付部材との固定部において、前
記成形型取付部材に細連続多孔性部材を固着し、この細
連続多孔性部材に前記弾性成形型の開口周辺を、この弾
性成形型の樹脂と同一または相溶性を有する溶融合成樹
脂により一体に形成したことを特徴とする弾性成形型の
固定部を特徴とする。
【0007】
【作用】袋状の弾性成形型の固定部に位置する成形型取
付部材に設けた細連続多孔性部材の細孔内へ弾性成形型
と同一または相溶性を有する溶融状態の合成樹脂が浸入
し、この侵入した樹脂が、その後固化することにより弾
性成形型の開口周辺に一体に融着される。また、融着さ
れた弾性成形型を細連続多孔性部材から剥離すると、細
孔内で固化した材料はそのまま残存し、その後新たな弾
性成形型の開口周辺をこれと同一または相溶性を有する
溶融合成樹脂を介在し接合できる。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本発明の一実
施例を説明する。図1は、動物の装飾を施されたシリコ
ーンゴム製成形型10と(a),この成形型10を保持
するための成形型取付部材20と(b)を示す斜視図で
ある。成形型10は、チョコレートを充填・離型するた
めの装飾部13と開口11を有する袋体であり、この開
口11から外側へ延長する開口周辺の固定片12と一体
的に作製される。成形型取付部材20は、一例として九
個所の孔口21を有するポリカーボネート製の枠材であ
り、この孔口21から成形型10を装着・固定し(図
2)、チョコレート製品の連続製造ライン(図示しな
い)へ搬入される。取付部材20の上面における開口2
1の周りには、環状の凹溝22(図3)が設けられ、こ
の凹溝22に接着剤等によって細連続多孔性部材として
の素焼きの瀬戸物片30が装着されている。なお図示は
しないが、成形型取付部材20は、その側板23に製造
ラインの無端コンベアに枢着する軸やころ等を備えてい
る。
【0009】図3は、図2におけるC−C方向に沿う拡
大断面図であり、シリコーンゴム製成形型10が成形型
取付部材20に固定された状態を示す。取付部材20に
設置された素焼きの瀬戸物片30は、その表面30’に
多数の連続細孔31(図において誇張して示す)を有す
る。
【0010】シリコーンゴム製成形型10を取付部材2
0に固定する場合、瀬戸物片30に上方から溶融状態の
シリコーン液を塗着し、この塗着されたシリコーンゴム
部分12’上に成形型10の固定片12の底部を押圧し
て両者を一体に接合する。この時、塗着したシリコーン
ゴムは細孔31内へも浸入し、その固化前に成形型10
の固定片12は細孔31内のシリコーンゴム12”と一
体化し、取付部材20に強固に固定される。なお、図4
に示すように取付部材20を下枠とし、ここに同様の開
口を有する上枠20’を重ね、成形型10の固定片12
を上下枠で挟持して、周囲のビス(図示せず)により固
定を一層確実なものにできる。
【0011】シリコーンゴム成形型10の膨張・収縮の
繰り返しの塑性化あるいは破損等によりこれを取り替え
る際は、まず不用になった成形型10を瀬戸物表面3
0’から切り離す。この時、細孔31内のシリコーンゴ
ム12”はそのまま残存する。次いで、切り離しにより
残った瀬戸物表面30’上に、溶融した液状シリコーン
ゴム112’(図5)を新たに塗布し、その上から代替
の新たなシリコーン弾性成形型110の開口周辺112
を圧着する。介在された液状シリコーンゴム112’
と、細孔31内のシリコーンゴム12”と、代替シリコ
ーンゴム成形型110の固定片112とは、液状シリコ
ーンゴム112’の固化により一体化する。よって、こ
の成形型110と取付部材20との固定でも、素焼きの
瀬戸物片30に初めて成形型を融着する場合と同様の強
度が得られる。
【0012】本実施例では弾性成形型10,110の材
料としてシリコーンゴムを用いたが、他に天然ゴムラテ
ックス,ウレターン系のゴム,ブタアジエンゴム等、一
定の弾性,復元性および安全性を有する材料から選択す
ることができる。また、成形型の取り替えの際におい
て、介在させる溶融材料および代替成形型それぞれにシ
リコーンゴムを用いたが、このように同種のものに限ら
ず、相溶性を有する合成樹脂を用いれば異なる材料でも
同様の効果を得ることができる。
【0013】なお、細連続多孔性部材は素焼きの瀬戸物
に限定されるものではなく、表面に細孔を有する部材で
あれば、同様に用いることができる。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の弾性成形型
の固定部では、弾性成形型を成形型取付部材に容易かつ
確実に固定でき、耐久性もよく、その取り替えも簡易な
ものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリコーンゴム製成形型(a)、および成形型
取付部材(b)を示す斜視図である。
【図2】シリコーンゴム製成形型を保持する成形型取付
部材を示す斜視図である。
【図3】図2におけるC−C方向に沿う拡大断面図であ
る。
【図4】上枠を付設した成形型取付部材を示す斜視図で
ある。
【図5】液状シリコーンゴムを介在させ代替成形型を成
形型取付部材に固定する状態を示す拡大断面図である。
【図6】従来の弾性成形型の成形型取付部材への固定態
様を示す断面図である。
【符号の説明】
10,110 シリコーンゴム製成形型 12,112 固定片 12’,112’ 液状シリコーンゴム 12” 残存シリコーンゴム 20 成形型取付部材 21 孔口 22 凹溝 30 素焼きの瀬戸物片 31 細孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流動状のチョコレート材料から装飾チョ
    コレートを連続的に製造するために用いる袋状の弾性成
    形型と、この弾性成形型の開口周辺を保持して連続製造
    ラインに搬送する成形型取付部材との固定部において、 前記成形型取付部材に細連続多孔性部材を固着し、 この細連続多孔性部材に前記弾性成形型の開口周辺を、
    この弾性成形型の樹脂と同一または相溶性を有する溶融
    合成樹脂により一体に形成したことを特徴とする弾性成
    形型の固定部。
JP5137311A 1993-06-08 1993-06-08 弾性成形型の固定部 Pending JPH06343393A (ja)

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JP5137311A JPH06343393A (ja) 1993-06-08 1993-06-08 弾性成形型の固定部

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008238821A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Xerox Corp 柔軟な成形型を用いた固形インクスティックの形成
WO2014113532A1 (en) * 2013-01-16 2014-07-24 Propeller Inc. Apparatus for making frozen comestibles

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008238821A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Xerox Corp 柔軟な成形型を用いた固形インクスティックの形成
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US8961163B2 (en) 2013-01-16 2015-02-24 Propeller, Inc. Apparatus for making frozen comestibles

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