JPH0634316B2 - 記録円盤再生装置 - Google Patents

記録円盤再生装置

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JPH0634316B2
JPH0634316B2 JP27362984A JP27362984A JPH0634316B2 JP H0634316 B2 JPH0634316 B2 JP H0634316B2 JP 27362984 A JP27362984 A JP 27362984A JP 27362984 A JP27362984 A JP 27362984A JP H0634316 B2 JPH0634316 B2 JP H0634316B2
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rack
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disc
motor
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光一 小林
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、音声または映像の情報記録再生装置に係り、
特にレーザー光を用いた光学式の記録円盤再生装置に関
する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
数年前から、オーディオ、ビデオ分野では、情報は記録
円盤(以下ディスクと記す。)にレーザー光を照射し
て、ビットの回折による戻り光量の変化として信号を再
生する光ビデオディスクが導入されている。その再生装
置については、操作性の良さ、又、スペースを効率よく
使うために、再生装置の前面からディスクのローディン
グ、アンローディングを行なうフロントローディング方
式が主流となっている。以下、従来のフロントローディ
ング方式の記録円盤再生装置について添付の図面第21
図から第29図を参照しながら説明する。
第22図は、ディスクを出し入れするためのスライドテ
ーブル2が再生装置本体41の前面から引き出された状
態であり、第21図は閉じた状態である。
ディスクをローディング、アンローディングするときの
動作の様子を第23図から第25図に示す。
第23図と第24図において、スライドテーブル2には
ディスク1をターンテーブル5に載置させる働きをする
昇降板3が上下動自在に取り付けられている。ターンテ
ーブルモータ4には、ターンテーブル5とディスク1の
中心位置決めをするセンタスピンドル6がターンテーブ
ルモータ4と一体となって回転するように取り付けられ
ている。
ディスククランパー7は支点9の周りを回動する支えア
ーム8の回動により上下動作を行ない、ディスク1をタ
ーンテーブル5の上に押さえつける役割を果たしてい
る。
ディスク1をローディングするには、第23図のように
スライドテーブル2を引き出してディスク1を載せ、第
24図のようにスライドテーブル2を閉じる。この状態
では、ディスク1はまだスライドテーブル2の上にある
ので、ターンテーブル5の上に載せる必要がある。スラ
イドテーブル2を閉じると、ディスク1を支えていた昇
降板3が、ターンテーブル5より低い位置まで下降し、
ディスク1がターンテーブル5の上にとり残されて置か
れる。これと同時にセンタステイ42に取り付けられて
いるディスククランパー7が下降してディスク1を挾持
する動作が行なわれる。以上により、ディスク1はター
ンテーブル5とディスククランパー7で挾持されターン
テーブルモータ4が回転してディスク1が高速回転す
る。
第25図はディスク1のローディングが完了した状態を
示している。アンローディングの動作は上述と逆の動作
が行なわれる。
すなわち、第25図で回転していたディスク1が停止
し、第24図のようにディスククランパー7と昇降板3
が上昇動作を行ない、ディスク1はターンテーブル5の
上から昇降板3の上に移り、第23図のようにスライド
テーブル2が引き出されてディスク1が取出される。
以上のようなローディング、アンローディングの動作を
行なう機構を第26図と第27図に示す。
第26図は、ローディング駆動用のモータ機構とディス
ククランパーの構造を示している。ローディング駆動用
のモータ11は、ベルト12、小プーリ13、大プーリ
14を介してウォーム15、ウォームホイール16で減
速されてピニオン17に回転が伝えられるようになって
いる。ラック18には、長穴19aと長穴19bが設け
られており、シャーシ10の下部に突設しているポスト
20aとポスト20bが滑動可能に差し込まれ、ピニオ
ン17とラック18は噛合を保っているため、ピニオン
17に伝えられた回転によって、再生装置本体41の前
後(図中の矢印方向)に動くことが可能である。一方、
ディスククランパー7は、シャーシ10の両側に二本の
アーム8a、アーム8bがそれぞれ一端をピン9a、ピ
ン9bで支持されており、ピン9a、ピン9bを支点と
して回動することにより昇降動作する。アーム8aには
傾斜カム22が形成されており、この傾斜カム22が一
端をアーム8bに取り付けられたばね23により、ラッ
ク18に回動自在に取り付けられているローラ21に当
接している。
ここで、コの字状の金具24はシャーシ10の両側面の
切込み26a、切込み26bに回動可能に取付けられて
おり、両端の腕25a、腕25bは、ばね23の力が二
本のアーム8a、アーム8bに均等に作用するようにア
ーム8a、アーム8bに設けられているローラ27a、
ローラ27bに当接し、ディスククランパー7の昇降動
作が水平に正しく行なわれるように援助している。
以上の機構により、モータ11の回動がピニオン17に
伝えられ、ラック18が再生装置本体41の前部へ動く
とディスククランパー7は下降し、後部へ動くと上昇す
る。
次に第27図は、スライドテーブル、昇降板、昇降カム
の構造を示しており、昇降板3の四隅には、円柱状の凸
部35が設けられており、これら凸部35に対応してス
ライドテーブル2の両内側面には凸部35を上下方向に
案内するガイド溝36が形成されている。左昇降カム3
2、右昇降カム36には、それぞれカム溝39が、昇降
板3の凸部35と係合して、スライドテーブル2の内側
面に長手方向に昇降板3がスライド可能に支持されてい
る。連接棒34の中央部に設けられた穴38は、スライ
ドテーブル2のピン37と係合し、連接棒34の両端の
ピン34a、ピン34bは、それぞれ左昇降カム32、
右昇降カム33と係合している。左昇降カム32には、
第26図のラック18の中央に突設された突起30、突
起31と係合してラック18の移動変位の伝達を受ける
ポスト40が備えられている。
第28図と第29図は、スライドテーブル2の下面視図
であるが、このような機構で、第26図のラック18が
再生装置本体41の前後方向に移動させられると、第2
8図、第29図のように左昇降カム32が動かされ連接
棒34により右昇降カム33にも移動変位が伝達され、
第27図のカム溝39により、昇降板3の四隅の凸部3
5をすべて同時に水平状態を保ったまま昇降動作させる
ことができ、前述のディスクのローディング、アンロー
ディングができる。
以上述べてきた従来の記録円盤装置においては、再生ピ
ックアップヘッドの送り駆動用のモータと減速機構(図
示せず)が、ローディング駆動用モータ11や減速機構
とは別に用いられており、小型軽量化の妨げとなってい
る。
〔発明の目的〕
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、従来の再生
装置よりもモータの数及び減速機構の数を減らすことに
より装置の小型、軽量化を図るとともに、ローディング
動作機構を簡単なものにし、生産性、信頼性の向上を図
る記録円盤再生装置を提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するために本発明においては、スライド
テーブルで記録円盤をターンテーブル上に載置し、ディ
スククランパーと前記ターンテーブルとで記録円盤を挾
持するフラントローディング方式の記録円盤再生装置に
おいて、ローディング駆動及びアンローディング駆動と
ピックアップヘッド送り駆動を兼用して行なうモータ
と、長穴を有し、前記モータの動力をうけて記録円盤の
半径方向に移動可能なラックと、前記長穴内を移動可能
な突出部を有し、定められた動作範囲内で前記ラックと
連動するキャリッジと、このキャリッジの動作範囲を定
めるストッパーと、このストッパーで、前記キャリッジ
の動作が規制された後は、前記モータによって前記ラッ
クのみを移動可能とし、前記ストッパーの前記キャリッ
ジに対する動作規制が解除された後は、前記ラックと前
記キャリッジの連動を可能とする連動機構と、前記キャ
リッジに載置され、信号の読取再生を行なうピックアッ
プヘッドを具備することを特徴とする記録円盤再生装置
を提供する。
〔発明の実施例〕
以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図において、サブシャーシ54は一端部の2点をピ
ン55a、ピン55bによってメインシャーシ53に回
動可能に取り付けられている。また、サブシャーシ54
には、ディスクを載せて回転させるターンテーブル62
が取りつけられているターンテーブルモータ61と、信
号読取再生用のピックアップヘッド63が組込まれてデ
ィスクの半径方向に移動するキャリッジ56が取付けら
れている。
スライドテーブル52は、従来と異なりディスクが載せ
られる部分は昇降動作せず一体に形成されている。
ターンテーブル62の上方には、メインシャーシ53に
固定されたセンタステイ118にディスククランパー1
17が、再生動作中にはディスクと一体に回転できるよ
うに取り付けられている。
ディスクのローディング駆動とピックアップヘッド送り
駆動を兼用して行なっているモータ70の回転は、小プ
ーリ71、大プーリ72とベルト73、及び第1の歯車
74、第2の歯車75、第3の歯車76、第4の歯車7
7で構成された減速機構200で減速され、常にラック
57と噛合を保っているピニオン78に回転が伝えられ
る。これらの減速歯車74,75,76,77やプーリ
71,72は、ブラケット79に組み込まれて、サブシ
ャーシ54に固定されている。ここでモータ70は減速
機構200と共にサブシャーシ54に取り付けるか、又
は、メインシャーシ53に取り付けてもよい。モータ7
0とプーリ72の間に張られているベルト73は、比較
的フレキシブルであり、サブシャーシ54が小さな角度
回動してシャーシ側に取り付けられているモータ70と
サブシャーシ54側のプーリ72の相対位置が若干変わ
っても回転伝達機能は何ら影響を受けない。
サブシャーシ54を回動させ昇降動作させるために、サ
ブシャーシ54の前端に設けられたスリット穴80に、
メインシャーシ53に固定されたブラケット85に回動
可能に保持されたクランク金具81の一方の端の腕部8
2が係合している。
クランク金具81のもう一方の端の腕部83は、ディス
クのローディンやアンローディングの際にラック57の
頭部84と当接する位置にある。第1図で図示を省略し
てあるが、サブシャーシ54は、ばね86によりターン
テーブル62が上昇する方向に回動するように常に付勢
されている。(第6図、第7図のばね86参照)又、ス
ライドテーブル52の押し出しを行なうプッシュバック
機構201は以下のように構成される。すなわち、ロー
ラ116が回転自在に取り付けられたプッシュバックレ
バー113は、支持ピン114によってメインシャーシ
53の後部に回動自在に取り付けられ、一端をばね11
5によって常にスライドテーブル52を押し出す方向に
引張られている。
したがってスライドテーブル52をロックしていたロッ
ク機構(図示省略)が解除されると、スライドテーブル
52は、このプッシュバック機構201により押し出さ
れて、数センチ程引き出されるので、そこを手で掴んで
引き出すことができる。第2図において、キャリッジ5
6に回動自在に取り付けられた滑車58と、サブシャー
シ54に設けられてある案内レール64と、キャリッジ
56に付設された軸受59と嵌合している案内棒60と
によって、キャリッジ56はディスクの半径方向に案内
されながらピックアップヘッド63の送り動作が行なわ
れる。
ラック57の1つ以上の(ここでは2つ)長穴65a、
長穴65bとキャリッジ56から突設したポスト65
a、ポスト66bにより、ラック57は、キャリッジ5
6にスライド可能に取り付けられて、ピックアップヘッ
ド63が固定されているキャリッジ56を送り方向に駆
動することと、ディスクのローディング、アンローディ
ング動作を行なう働きを兼用している。
そしてラック57の先端に設けられた穴68と、キャリ
ッジ56の端部に設けられた穴67の間には、ばね69
が張られている。(ばね69の役割は後述する。) 第3図においては、ブラケット85がメインシャーシ5
3に固定されており、そのブラケット85には、クラン
ク金具81が回動自在に保持されている。ディスクをロ
ーディング、アンローディングする際にスライドテーブ
ル52は引き出されたり、閉じられたり、スライド自在
でなければならない。このため、メインシャーシ53に
は次に述べる案内ローラが備えられている。第4図にお
いては、ローラ90、ローラ91、ローラ92、そして
ローラ3はスライドテーブル52を上下方向に支えてお
り、ローラ94とローラ95はスライドテーブル52を
左右方向に支えて、スライド動作の案内を果たしてい
る。
第5図においては、スライドテーブル52に備えられた
上下方向のぶれをなくすための案内レール96、97と
左右方向のぶれをなくす案内レール98が、ローラ91
からローラ95とそれぞれ係合して、スライドテーブル
52の再生装置本体41に対しての前後方向のスライド
動作を円滑にしている。
以上の構成では記録円盤再生装置は、通常の休止状態で
は第7図のようにサブシャーシ54が回動して、ターン
テーブル62が上昇位置にあり、ディスク51は無い状
態になっている。
本発明の動作は下記の順序で行なわれる。
i)スライドテーブルを引き出す動作 まず記録円盤再生装置のディスクのセット/イジェクト
釦を押す。すると、第1図に示すモータ70が作動し、
ピニオン78に回転が伝わりピニオン78と噛合ってい
るラック57が再生装置本体41の前部へ動き出す。こ
のとき、キャリッジ56は、これ以上前方へ動かないよ
うにストッパー88で制止されているので、ばね69が
伸ばされながら、ラック57だけ前方へ動く。このとき
キャリッジ56のポスト66a,ポスト66bは、ラッ
ク57の長穴65a,長穴65bの前端から後端へ滑動
する。この前方へ動くラック57の頭部84がクランク
金具81の腕部83を押してクランク金具81を回動さ
せてサブシャーシ54を下降させる。クランク金具81
が前下方へ傾き終わったときに、第1のマイクロスイッ
チ(図示せず)が働きモータ70の回転が止まり、サブ
シャーシ54の下降が終了すると同時に、スライドテー
ブル52のロック(図示せず)が解除され、第1図に示
したプッシュバックレバー113のローラ116が、ば
ね115の力によりスライドテーブル52を押し出す。
そしてディスクの出し入れに十分なだけ手でスライドテ
ーブル52を引き出す。
ii)ディスクのローディング動作 第6図に示されるようにディスク51をスライドテーブ
ル52に載せてスライドテーブル52を閉じる。スライ
ドテーブル52を閉じるとスライドテーブル52はロッ
クされ、ロックされると、第2のマイクロスイッチ(図
示せず)が働き、第1図に示したモータ70が始動し、
ピニオン78に噛合っているラック57は、第6図から
第7図のように再生装置本体41の後部へ移動する。こ
のときサブシャーシ54は、ばね86で上方向へ引張ら
れているので、ピン55a,ピン55bを支軸として再
生装置本体41の上部方向へ回転しようとする力を受け
ている。したがってラック57が後退することにより、
サブシャーシ54は第7図のように回転し、クランク金
具81の腕部83も係合して後退する。サブシャーシ5
4の回転によりディスク51は上昇してくるターンテー
ブル62で持ち上げられて、ディスククランパー117
に押しつけられる。サブシャーシ54が回転して、ター
ンテーブル62が所位置まで上昇すると、第3のマイク
ロスイッチ(図示せず)が働きモータ70の回転が止ま
る。このようにして、ディスク51がターンテーブル6
2とディスククランパー117で挾持された状態にな
り、ディスクのローディングが行なわれる。
iii)プレイ動作 ディスクのローディングが行なわれた第7図の状態で
は、キャリッジ56のポスト66a,ポスト66bは、
ラック57の長穴65a,長穴65bのほぼ前端にあ
る。
ここで、プレイ釦を押すと第1図に示されるモータ70
が始動し、ピニオン78に回転が伝わり、ラック57が
再生装置本体41の後部へ送られる。ポスト66a,ポ
スト66bと長穴65a,長穴65bとの間に隙間が無
くなるまでは、ラック57だけが動かされ、キャリッジ
56は、ばね69でストッパー88に押さえつけられて
いる。ポスト66a,ポスト66bが長穴65a,長穴
65bと当接して初めて、第1図に示すピックアップヘ
ッド63が載置されたキャリッジ56は、ラック57と
一体となって動き、再生状態になる。
第7図は、キャリッジ56がディスク51の最内周の位
置にあり、ピックアップヘッド63も移動ストロークの
最初の状態にある。再生中は、キャリッジ56は、ディ
スク51の最内周から最外周へと移動する。
iv)アンローディング動作 キャリッジ56がディスク51の最外周まで送られ、再
生が終了したときはもちろん、再生の状態でキャリッジ
56が送りストロークの途中にあってもストップ釦が押
されると、ラック57は、ディスク51の最内周側へ送
られる。
すると、キャリッジ56も、ばね69に引かれてラック
57と共に再生開始位置まで戻る。
そして、ストッパー88に当接する。当接すると、第4
のマイクロスイッチ(図示せず)が働き、モータ70の
回転が停止してラック57の移動が止まるので、キャリ
ッジ56も止まる。
ここでセット/イジェクト釦を押すと、モータ70が始
動しラック57は、再生装置本体41の前部へ移動す
る。しかし、キャリッジ56は、ストッパー88で制止
されているので、キャリッジ56のポスト66a,ポス
ト66bは、ラック57の長穴65a、長穴65bの前
端から後端へ摺動し、ラック57だけが移動する。ラッ
ク57の頭部84がクランク金具81の腕部83を押
し、サブシャーシ54をピン55a、ピン55bを支点
として下降させる。
クランク金具81が前下方へ押され終えた時点で、第1
のマイクロスイッチ(図示せず)が働き、モータ70の
回転が止まりサブシャーシ54の下降が終了すると同時
にスライドテーブル52のロック(図示せず)が解除さ
れ、第1図に示したプッシュバックレバー113のロー
ラ116が、ばね115の力により、スライドテーブル
52を押しだす。そしてディスク51を取り出すことが
できる。
次に第1図と第2図を参照し、第8図によりラック57
とキャリッジ56の動作について説明する。
第8図(A)は、ラック57が再生装置本体41の前端に
あり、サブシャーシ54は下降した状態である。スライ
ドテーブル52が閉じられると、モータ70が作動し、
ピニオン78に回転が伝えられ、ラック57は、再生装
置本体41の後部にスライドする。このとき、キャリッ
ジ56の片側面に植立されたポスト66a、ポスト66
bが、ラックの長穴65a、長穴65bの後端から前端
へ滑動し、ポスト66a、ポスト66bの少なくともど
ちらか一方が長穴65a又は、長穴65bの前端と当接
するまでスライドする。これで、前述のようにサブシャ
ーシ54が上昇してディスクのローディングができる。
第8図(B)は、ラック57とキャリッジ56が再生始動
位置にある。ここでプレイ釦を押すとラック57は、再
生装置本体41の後部へスライドし、ポスト66a、ポ
スト66bが長穴65a、長穴65bと当接しているた
めに、キャリッジ56もラック57と連動する。キャリ
ッジ56には、ピックアップヘッド63が固定されてい
るため、ピックアップヘッド63は、キャリッジ56と
一体となってディスク51の最内周から最外周へ移動
し、記録の再生が行なわれる。
第8図(C)は、ラック57とキャリッジ56が再生終了
位置にある。ここでストップ釦が押されるとラック57
は、再生装置本体41の前部へスライドし、ラック57
の前端の穴68と、キャリッジ56の後端の穴67の間
に張られたばね69の弾性力に引かれて、キャリッジ5
6もラック57に連動して再生装置本体41の前部へス
ライドする。
第8図(D)は、ラック57とキャリッジ56が再生開始
位置に戻ったところである。このときキャリッジ56
は、ストッパー88で、この位置以上前方へ進まないよ
うに制止される。ここで、イジェクト釦が押されると、
ラック57は、さらに前方へスライドするが、キャリッ
ジ56は、ストッパー88で制止されているので、ばね
69を伸ばしながらラック57だけがスライドする。そ
して、ラック57の頭部84が、クランク金具81の腕
部83を押すことにより、サブシャーシ54が下降し、
ディスク51のアンローディングができるのである。
尚、説明においては、キャリッジ56とラック57を連
動させるのにばね69を用いたがゴム等の弾性体でもよ
くその他同等の機能を発揮するものであれば何でもよ
い。
以上のように、サブシャーシを設け、ディスク受け部を
スライドテーブルに一体に形成したため、昇降板と、こ
の昇降板を上下動作させるためのカム、リンク等の機構
と、ディスククランパーを上下動作させる機構が不要と
なり、装置の信頼性向上につながる。
尚、第9図と第10図は、ローディング駆動用とピック
アップヘッド送り用を兼用しているモータ70の減速機
構200のかわりにウォームギヤを用いた場合を示して
いる。第9図では、ウォームギヤ130とモータ70は
それぞれ中心軸134と中心軸133が垂直に一致して
配置されている。第10図では、ウォームギヤ130と
モータ70はそれぞれ中心軸136と中心軸135が水
平に一致して配置され、ラック132の概略図は第11
図のようになる。第9図と第10図の装置は、いずれも
平歯車を組み合わせて使用した第1図の装置と比較して
部品点数を減らすことができ、減速機構の所用スペース
を小さくすることができる。
第12図から第14図は、再生動作中はサブシャーシ5
4が下降できないようにメインシャーシ53にロックす
るようにしたものである。
サブシャーシ54の上昇状態の保持は、第6図、第7図
に示すばね86の弾性力によるもので、もし上下方向の
振動やショックが加わった場合、一瞬、ディスク51の
載ったターンテーブル62が下方へ変位することもあり
得る。極端な場合、回転中のディスク51とスライドテ
ーブル62が接触してしまい、ディスク51や再生装置
を損傷する恐れがある。そこで再生動作中は、サブシャ
ーシ54が下降しないようにロックしてしまうのであ
る。
第12図のようにサブシャーシ54の先端付近に設けら
れたポスト140にロックレバー141が、ばね144
で、再生装置本体41の上面から見て時計まわりに付勢
され嵌合している。ロックレバー141の一端には、ロ
ックのための凸部142が形成されている。サブシャー
シ54が上昇した位置で、メインシャーシ53側には凸
部142と対向する位置に第13図と第14図に示すス
リット穴150が設けられている。ロックレバー141
の他端は、連接棒143と係合しており、連接棒143
は、第13図のようにサブシャーシ54が回動して変位
するときには、ピックアップヘッド63に押されて、ロ
ックレバー141の回動が規制されている。第14図の
ように再生可能な状態では、ピックアップヘッド63の
載置されたキャリッジ56は再生装置本体41の後部へ
移動するので、連接棒143は解放されてロックレバー
141が再生装置本体41の上面から見て時計まわりに
回転する。そしてロックレバー141の凸部142がメ
インシャーシ53に設けられたスリット穴150に入
り、サブシャーシ54は下降しないようにロックされる
のである。このようにして、ディスク51が回転して再
生動作中には、ディスクのローディング状態で確実にロ
ックされ、万一の振動やショックなどでディスク51や
再生装置を損なうことがないように安全で信頼性の高い
再生装置を得ることができる。
第15図においては、第1図でサブシャーシ54の先端
に設けられたスリット穴80に代わってカム160を設
けたものである。これに伴って、クランク金具81の形
状も第16図に示される形状となり、クランク金具81
の腕部82は、カム160と当接する位置にある。カム
160には、第16図に示すように、サブシャーシ54
が上昇位置にある状態では下降するのを防ぐためのロッ
カー161が設けられ、クランク金具81の腕部82に
引掛っている。
第17図と第18図は、これらの動作状態を示すもので
ある。図中、第6図、第7図と同一部分あるいは相当す
る部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
第17図のように、クランク金具81がラック57に押
されてクランク金具81の回動支点81′を軸として回
転すると、クランク金具81の腕部82はカム160の
曲斜面160′を押しながら回転するのでサブシャーシ
54は、回転して下降する。
次に第18図のようにスライドテーブル52が閉じられ
ると、ラック57が再生装置本体41の後部に動き、ク
ランク金具81もこれに従って再生装置本体41の前方
へ回転するので、クランク金具81の腕部82は、カム
160の曲斜面160′に沿って下降することになり、
サブシャーシ54は上昇する。そして、上昇し終わった
状態では、第16図のようにサブシャーシ54を下降さ
せるような力が加わっても、ロッカー161がクランク
金具81の腕部82に引っ掛って止まるような位置に保
持される。またクランク金具81の腕部82に上下方向
の振動や衝撃などが加わったとしても、この力の作用点
と、力の方向は、クランク金具81の回動支点81′に
対し、クランク金具81を再生装置本体41の後方から
前方へ回転させるような回転モーメントにならないよう
に、クランク金具81の形状とカム160の形状、配置
を設計してあるので、サブシャーシ54は下降方向に回
転することができず制止されるのである。
図示を省略しているが、サブシャーシ54が上昇する際
に、クランク金具81の腕部82が曲斜面160′を円
滑に下降するように、クランク金具81を再生装置本体
41の後方へ弱いばねで付勢しておくとよい結果が得ら
れる。またクランク金具81の腕部82をローラ構造に
すると、より円滑な動作が得られる。
このような機構にすることにより、ディスク51が回転
し始めてからは、上下方向に強い振動や衝撃が作用し、
サブシャーシ54が下降する力が働いても、下降は制止
され、回転中のディスク51がスライドテーブル62に
接触してキズや破損をまねくことを防ぐことができ、安
全で信頼性の高い再生装置となる。
〔発明の他の実施例〕
次に他の実施例として第19図、第20図を用いて説明
する。
第19図は、ローディング駆動用のモータとピックアッ
プヘッド送り用のモータを1つのモータで兼用させたも
のである。第24図と同一部分あるいは相当する部分に
は同一符号を付し、その説明は省略する。
ラック43は第26図の記録円盤再生装置に使われてい
たラック18の片側面全域にギヤ44を設け、広範囲に
スライドできるようにしたものである。ラック43は、
ピニオン45と噛合を保っており、ピニオン45は再生
装置本体41の下方に伸びている。これは新たに設け
た、キャリジ120が移動したときに、モータ11等と
接触するのを防ぐためで、スペースのあいている再生装
置本体41の下方に伸ばしたものである。
キャリッジ120の腕部121の先端に植設されたポス
ト122が、ラック43の長穴19bに滑動可能に差し
込まれており、キャリッジ120は再生装置本体41に
対して前後にスライド可能である。また、キャリッジ1
20の腕部121に設けられた穴123とラック43の
先端に設けられた穴127との間には、ばね126が張
架されており、ばね126は、第1図、第2図、第6
図、第7図及び第8図に示したばね69と同等の作用効
果をもっている。そしてキャリッジ120の腕部121
の設けられている側面と反対の側面には、案内ガイド1
24が設けられ、この案内ガイド124は、キャリッジ
120が案内棒125で案内されて安定してスライドで
きるためのものである。案内棒125は、止め具126
とピン127で固定されている。ピックアップヘッド6
3は、キャリッジ120に固定されており、キャリッジ
120と一体に動作し、再生時は、ディスク51の最内
周側から最外周側へと移動する。
このような構成において、第19図と第20図を用いて
動作を説明する。第20図(A)は、ディスククランパー
7が上昇しておりディスク51を挾持していない状態で
ある。ここでモータ11が始動し、ピニオン45に回転
が伝わり、ラック43が再生装置本体41の後部(図中
右方向)にばね126を伸ばされた状態から、もとの状
態に戻しながら、ポスト20とポスト122の少なくと
も一方が長穴19a、又は、長穴19bの前端(図中左
端)と当接するまでスライドする。この間にディスクの
ローディングが行なわれるが、これは第21図から第2
9図の再生装置の動作とすべて同じであるため、ここで
は説明は省略する。
第20図(B)は、ラック43が再生開始位置にあり、ピ
ニオン45の回転により、再生装置本体41の後部にス
ライドする。このときに、ポスト20、ポスト122が
長穴19a、長穴19bの前端に当接しているために、
ピックアップヘッド63が載置されたキャリッジ120
も再生装置本体41の後部、つまりディスクの最内周か
ら最外周へ移動する。
第20図(C)は、ピックアップヘッド63がディスクの
最外周まで移動し、再生が終了した状態である。
第20図(D)は、ディスクのアンローディングのため
に、再生開始位置に戻ったところである。このとき、ラ
ック43が再生装置本体41の前部へ移動し、ラック4
3の先端に設けられた穴127と、キャリッジ120の
腕部121に設けられた穴123の間に張られたばね1
26の弾性力のために、キャリッジ120もラック43
と連動して、ストッパー128に当接する位置まで移動
する。その後、ディスク51を取り出すためのスイッチ
が操作されると、ラック43が、さらに再生装置本体4
1の前部へスライドするが、このとき、キャリッジ12
0は、ストッパー128で制止されているので、ばね1
26が伸ばされながらラック43のみが移動する。そし
て第20図(A)の位置まで移動したところで、ディスク
51のアンローディングの動作が終了するが、その間の
動作は、第21図から第29図の再生装置の動作とすべ
て同じで、前述したのでここでは説明は省略する。
〔発明の効果〕
以上詳述してきたように本発明によれば、1つのモータ
と、このモータの減速機構1組で、ディスクのローディ
ング、アンローディングの駆動と、ピックアップヘッド
の送り駆動とを兼用で行なえるようにしたため、モータ
とその減速機構が1組不要となり、記録円盤再生装置の
小型、軽量化に優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の記録円盤再生装置の一実施例を示す
全体斜視図、第2図は、本発明のキャリッジ部分の斜視
図、第3図と第4図は、本発明のメインシャーシ前部の
斜視図、第5図は、本発明の部分説明断面図、第6図と
第7図は本発明のローディング動作説明図、第8図は、
本発明のキャリッジとラックの動作説明図、第9図から
第11図は、本発明に用いたモータと減速機構の変形例
を示す概略図、第12図から第14図は、本発明に係る
サブシャーシのロック機構説明図、第15図と第16図
は、本発明に係るサブシャーシの斜視図及び部分説明
図、第17図と第18図は、本発明に係るローディング
動作説明図、第19図は本発明の他の実施例の斜視図、
第20図は、本発明の他の実施例のキャリッジとラック
の動作説明図、第21図と第22図は、本発明及び従来
の再生装置の外観斜視図、第23図から第25図は、従
来のローディング動作説明図、第26図と第27図は、
従来の機構の斜視図、第28図と第29図は、従来のス
ライドテーブル構造の裏面斜視図である。 52……スライドテーブル、53……メインシャーシ、
54……サブシャーシ、56……キャリッジ、57……
ラック、62……ターンテーブル、63……ピックアッ
プヘッド、69……ばね(連動機構)、70……モー
タ、81……クランク金具、88……ストッパー、11
7……ディスククランパー、118……センタステイ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スライドテーブルで記録円盤をターンテー
    ブル上に載置し、ディスククランパーと前記ターンテー
    ブルとで記録円盤を挾持するフロントローディング方式
    の記録円盤再生装置において、ローディング駆動及びア
    ンローディング駆動とピックアップヘッド送り駆動を兼
    用して行なうモータと、長穴を有し、前記モータの動力
    をうけて記録円盤の半径方向に移動可能なラックと、前
    記長穴内を移動可能な突出部を有し、定められた動作範
    囲内で前記ラックと連動するキャリッジと、このキャリ
    ッジの動作範囲を定めるストッパーと、このストッパー
    で、前記キャリッジの動作が規制された後は、前記モー
    タによって前記ラックのみを移動可能とし、前記ストッ
    パーの前記キャリッジに対する動作規制が解除された後
    は、前記ラックと前記キャリッジの連動を可能とする連
    動機構と、前記キャリッジに載置され、信号の読取再生
    を行なうピックアップヘッドを具備することを特徴とす
    る記録円盤再生装置。
JP27362984A 1984-12-19 1984-12-27 記録円盤再生装置 Expired - Lifetime JPH0634316B2 (ja)

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US06/763,958 US4680748A (en) 1984-12-19 1985-08-09 Recorded disk playback apparatus
DE8585110793T DE3584827D1 (de) 1984-12-19 1985-08-28 Plattenwiedergabegeraet.
EP85110793A EP0185140B1 (en) 1984-12-19 1985-08-28 Disk playback apparatus

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JPS61153883A (ja) 1986-07-12

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