JPH06342548A - 記録媒体収納ラック - Google Patents
記録媒体収納ラックInfo
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- JPH06342548A JPH06342548A JP5149901A JP14990193A JPH06342548A JP H06342548 A JPH06342548 A JP H06342548A JP 5149901 A JP5149901 A JP 5149901A JP 14990193 A JP14990193 A JP 14990193A JP H06342548 A JPH06342548 A JP H06342548A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording medium
- lever
- rack
- tape cassette
- erroneous insertion
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 誤挿入したテープカセットを検出するための
誤挿入防止機構を記録媒体収納ラックに設ける。 【構成】 記録媒体収納ラック1Aを構成する固定部材
2〜6のうちで、側板5の外側には押し出しレバー7,
係止レバー8,誤挿入防止レバー10がテープカセット
20の積層位置と対応して配設されている。また、押し
出しレバー7と係止レバー8とが協働し、係止レバー8
と誤挿入防止レバー10とが協働するようになってお
り、テープカセット20を正常な方向から挿入した時に
は、誤挿入防止レバー10の誤挿入検出部10bがテー
プカセット20の誤挿入防止用凹部21c4内に進入
し、且つ、係止レバー8の係止部8fによりテープカセ
ット20がラック1A内に係止される一方、誤挿入時に
はテープカセット20がラック1Aの外に押し出される
よう構成している。
誤挿入防止機構を記録媒体収納ラックに設ける。 【構成】 記録媒体収納ラック1Aを構成する固定部材
2〜6のうちで、側板5の外側には押し出しレバー7,
係止レバー8,誤挿入防止レバー10がテープカセット
20の積層位置と対応して配設されている。また、押し
出しレバー7と係止レバー8とが協働し、係止レバー8
と誤挿入防止レバー10とが協働するようになってお
り、テープカセット20を正常な方向から挿入した時に
は、誤挿入防止レバー10の誤挿入検出部10bがテー
プカセット20の誤挿入防止用凹部21c4内に進入
し、且つ、係止レバー8の係止部8fによりテープカセ
ット20がラック1A内に係止される一方、誤挿入時に
はテープカセット20がラック1Aの外に押し出される
よう構成している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープ又はディス
クなどの記録媒体を装着した記録媒体用筐体を複数積層
状態で着脱自在に収納した記録媒体収納ラックにおい
て、誤挿入した記録媒体用筐体を検出するための誤挿入
防止機構を設けた記録媒体収納ラックに関するものであ
る。
クなどの記録媒体を装着した記録媒体用筐体を複数積層
状態で着脱自在に収納した記録媒体収納ラックにおい
て、誤挿入した記録媒体用筐体を検出するための誤挿入
防止機構を設けた記録媒体収納ラックに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】磁気テープを装着したテープカセット又
はディスクを装着したディスクケースを複数積層状態で
着脱自在に収納した記録媒体収納ラックから所望のテー
プカセット又は所望のディスクケースをキャリアを介し
て選択的に取り出して、記録再生部内で磁気テープ又は
ディスクを記録再生する多装填型記録再生装置が知られ
ており、この種の多装填型記録再生装置に適用した従来
の記録媒体収納ラックが特開平4−149854号公報
に開示されている。ここでは特開平4−149854号
公報に開示された従来の記録媒体収納ラックについて図
6及び図7を用いて簡略に説明する。図6は従来の記録
媒体収納ラックを示した前面方向斜視図、図7は従来の
記録媒体収納ラックを採用した多装填型記録再生装置を
示す斜視図である。
はディスクを装着したディスクケースを複数積層状態で
着脱自在に収納した記録媒体収納ラックから所望のテー
プカセット又は所望のディスクケースをキャリアを介し
て選択的に取り出して、記録再生部内で磁気テープ又は
ディスクを記録再生する多装填型記録再生装置が知られ
ており、この種の多装填型記録再生装置に適用した従来
の記録媒体収納ラックが特開平4−149854号公報
に開示されている。ここでは特開平4−149854号
公報に開示された従来の記録媒体収納ラックについて図
6及び図7を用いて簡略に説明する。図6は従来の記録
媒体収納ラックを示した前面方向斜視図、図7は従来の
記録媒体収納ラックを採用した多装填型記録再生装置を
示す斜視図である。
【0003】図6に示した従来の記録媒体収納ラック
(以下、ラックと記す)1Bは、底板2と天板3との間
に左右の側板4,5が間隔を離して垂設され、箱形状に
強固に連結形成されている。上記側板4の内側には複数
の段部4aが間隔を離して垂直方向に段状に設けられ、
これと同様に側板5の内側にも複数の段部5aが設けら
れ、これら複数の段部4a,5aは互いに対向してお
り、各段部4a,5aによって区画された空間K内にデ
ジタル・オーディオ・テープカセットとして構成された
テープカセット20が積層状態で着脱自在に収納されて
いる。
(以下、ラックと記す)1Bは、底板2と天板3との間
に左右の側板4,5が間隔を離して垂設され、箱形状に
強固に連結形成されている。上記側板4の内側には複数
の段部4aが間隔を離して垂直方向に段状に設けられ、
これと同様に側板5の内側にも複数の段部5aが設けら
れ、これら複数の段部4a,5aは互いに対向してお
り、各段部4a,5aによって区画された空間K内にデ
ジタル・オーディオ・テープカセットとして構成された
テープカセット20が積層状態で着脱自在に収納されて
いる。
【0004】また、ラック1Bは、側板4から前面側を
経由して側板5に亘って化粧板6に覆われており、かつ
後方側にテープカセット20の挿脱口(図示せず)が開
口されている。ここで、テープカセット20を挿脱口か
ら挿入する際、カセット筐体21内の一対のリール2
2,23に巻回した磁気テープ24を保護するためにカ
セット筐体21の前面21a側に設けた前蓋25と対向
する後面21b側を先頭にして挿入することが正常な挿
入となっている。尚、化粧板6の前面側からはテープカ
セット20が挿脱できないようになっている。
経由して側板5に亘って化粧板6に覆われており、かつ
後方側にテープカセット20の挿脱口(図示せず)が開
口されている。ここで、テープカセット20を挿脱口か
ら挿入する際、カセット筐体21内の一対のリール2
2,23に巻回した磁気テープ24を保護するためにカ
セット筐体21の前面21a側に設けた前蓋25と対向
する後面21b側を先頭にして挿入することが正常な挿
入となっている。尚、化粧板6の前面側からはテープカ
セット20が挿脱できないようになっている。
【0005】また、化粧板6の前面側には長方形状の孔
6aと、丸形状の孔6bとが夫々テープカセット20の
積層位置と対応して開口され、孔6aからは例えば“カ
セットネーム”が目視でき、孔6bからは下記する押し
出しレバー7の動作により、テープカセット20の有無
状態を容易に目視できるようになっている。
6aと、丸形状の孔6bとが夫々テープカセット20の
積層位置と対応して開口され、孔6aからは例えば“カ
セットネーム”が目視でき、孔6bからは下記する押し
出しレバー7の動作により、テープカセット20の有無
状態を容易に目視できるようになっている。
【0006】また、側板5の外側には、内側に形成した
複数の段部5aと対応して複数の段部5bが突出形成さ
れており、この外側の隣り合う段部5b,5b間には、
押し出しレバー7及び係止レバー8が設けられている。
押し出しレバー7と係止レバー8とは引張バネ9に連結
されて両レバー7,8が協働するようになっている。
尚、押し出しレバー7及び係止レバー8も化粧板6に覆
われて保護されている。そして、ラック1Bの前面側に
配設した押し出しレバー7は摺動溝5c内に水平摺動自
在となっており、テープカセット20の挿入動作に伴っ
て押し出しレバー7の先端をL字状に折り曲げたL字部
7aがカセット筐体21の後面21bで押されてラック
1Bの前面側に移動する一方、L字部7aがテープカセ
ット20の離脱時に挿入したテープカセット20をラッ
ク1Bの後方側に押し出す機能を備えている。一方、後
方側に配設した係止レバー8は回動自在に支持されてお
り、係止レバー8から連接して側板5の内側に突出した
係止部8fにより、挿入を完了したテープカセット20
をラック1B内に係止する機能を備えている。
複数の段部5aと対応して複数の段部5bが突出形成さ
れており、この外側の隣り合う段部5b,5b間には、
押し出しレバー7及び係止レバー8が設けられている。
押し出しレバー7と係止レバー8とは引張バネ9に連結
されて両レバー7,8が協働するようになっている。
尚、押し出しレバー7及び係止レバー8も化粧板6に覆
われて保護されている。そして、ラック1Bの前面側に
配設した押し出しレバー7は摺動溝5c内に水平摺動自
在となっており、テープカセット20の挿入動作に伴っ
て押し出しレバー7の先端をL字状に折り曲げたL字部
7aがカセット筐体21の後面21bで押されてラック
1Bの前面側に移動する一方、L字部7aがテープカセ
ット20の離脱時に挿入したテープカセット20をラッ
ク1Bの後方側に押し出す機能を備えている。一方、後
方側に配設した係止レバー8は回動自在に支持されてお
り、係止レバー8から連接して側板5の内側に突出した
係止部8fにより、挿入を完了したテープカセット20
をラック1B内に係止する機能を備えている。
【0007】次に、図7に示した如く、上記のように構
成した従来のラック1Bを多装填型記録再生装置40に
装着している。ここでは、シャーシベース41の前方に
ラック1Bを複数横方向に隣接並置し、ラック1Bの後
方側でガイドレール42,42に沿って水平方向(矢印
X1,X2方向)に移動自在な第1キャリア43を所望
のラック1Bの前に位置させ、且つ、第1キャリア43
の内部でガイドレール44,44に沿って垂直方向(矢
印Y1,Y2方向)に移動自在な第2キャリア45をラ
ック1Bに積層した所望のテープカセット20の前に位
置させ、所望のテープカセット20をラック1Bから取
り出して第2キャリア45に載せ、この後第1キャリア
43,第2キャリア45の後方に重ねて配設した磁気テ
ープ記録再生部46,46の所望のカセット挿入口46
aの位置まで同様に第1キャリア43,第2キャリア4
5を移動させて、所望のテープカセット20を所望の磁
気テープ記録再生部46に挿入して記録再生を行ってい
る。尚、ここでは詳述を省略するものの、ディスクを装
着したディスクケース(図示せず)をラック1Bに複数
積層して収納した場合には、多装填型記録再生装置40
内にディスク記録再生部(図示せず)を設けておけば良
い。
成した従来のラック1Bを多装填型記録再生装置40に
装着している。ここでは、シャーシベース41の前方に
ラック1Bを複数横方向に隣接並置し、ラック1Bの後
方側でガイドレール42,42に沿って水平方向(矢印
X1,X2方向)に移動自在な第1キャリア43を所望
のラック1Bの前に位置させ、且つ、第1キャリア43
の内部でガイドレール44,44に沿って垂直方向(矢
印Y1,Y2方向)に移動自在な第2キャリア45をラ
ック1Bに積層した所望のテープカセット20の前に位
置させ、所望のテープカセット20をラック1Bから取
り出して第2キャリア45に載せ、この後第1キャリア
43,第2キャリア45の後方に重ねて配設した磁気テ
ープ記録再生部46,46の所望のカセット挿入口46
aの位置まで同様に第1キャリア43,第2キャリア4
5を移動させて、所望のテープカセット20を所望の磁
気テープ記録再生部46に挿入して記録再生を行ってい
る。尚、ここでは詳述を省略するものの、ディスクを装
着したディスクケース(図示せず)をラック1Bに複数
積層して収納した場合には、多装填型記録再生装置40
内にディスク記録再生部(図示せず)を設けておけば良
い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
記録媒体収納ラック1Bでは、カセット筐体21の後面
21b側を先頭にしてテープカセット20をラック1B
に正常に挿入すると、押し出しレバー7がカセット筐体
21の後面21bで押されて摺動溝5cに沿ってラック
1Bの前面側に移動し、テープカセット20の挿入完了
時に係止レバー8の係止部8fによりテープカセット2
0をラック1B内に確実に係止して収納することができ
るものの、テープカセット20の前後面を逆に挿入した
誤挿入,あるいはテープカセット20の上下面を反転し
た誤挿入,更にはテープカセット20の前後面を逆にし
且つ上下面を反転した誤挿入でも、テープカセット20
は係止レバー8の係止部8fによりラック1B内に係止
され、この後、誤挿入状態のままテープカセット20が
所望の磁気テープ記録再生部46に挿入されてしまい、
磁気テープ24を記録再生できないので問題となってい
る。
記録媒体収納ラック1Bでは、カセット筐体21の後面
21b側を先頭にしてテープカセット20をラック1B
に正常に挿入すると、押し出しレバー7がカセット筐体
21の後面21bで押されて摺動溝5cに沿ってラック
1Bの前面側に移動し、テープカセット20の挿入完了
時に係止レバー8の係止部8fによりテープカセット2
0をラック1B内に確実に係止して収納することができ
るものの、テープカセット20の前後面を逆に挿入した
誤挿入,あるいはテープカセット20の上下面を反転し
た誤挿入,更にはテープカセット20の前後面を逆にし
且つ上下面を反転した誤挿入でも、テープカセット20
は係止レバー8の係止部8fによりラック1B内に係止
され、この後、誤挿入状態のままテープカセット20が
所望の磁気テープ記録再生部46に挿入されてしまい、
磁気テープ24を記録再生できないので問題となってい
る。
【0009】そこで、従来の記録媒体収納ラック1Bと
互換性を維持しながら、テープカセット20の誤挿入を
防止できる構造形態の記録媒体収納ラックが望まれてい
る。
互換性を維持しながら、テープカセット20の誤挿入を
防止できる構造形態の記録媒体収納ラックが望まれてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、記録媒体を装着した記録媒体用
筐体を複数積層状態で着脱自在に記録媒体収納ラックに
収納する際、前記記録媒体用筐体の挿入時には挿入した
該記録媒体用筐体と当接しなからバネ部材に抗して挿入
方向に移動する一方、前記記録媒体用筐体の離脱時には
前記バネ部材の付勢力により該記録媒体用筐体を押圧し
ながら離脱方向に移動して該記録媒体用筐体を前記記録
媒体収納ラックの外に押し出す押し出しレバーと、前記
記録媒体用筐体の挿脱動作に伴って前記押し出しレバー
と協働するようバネ部材に付勢されながら回動自在に設
けられ、前記記録媒体用筐体の未挿入時には離脱方向に
移動した前記押し出しレバーに一端側が当接すると共
に、軸を介した他端側に形成した係止部が前記記録媒体
用筐体の挿入を許容するよう変位し、前記記録媒体用筐
体の挿入時には前記一端側が挿入方向に移動した前記押
し出しレバーから当接を解除されることにより、前記係
止部が挿入を完了した前記記録媒体用筐体を前記記録媒
体収納ラック内に係止するよう変位する係止レバーとを
前記記録媒体収納ラックの固定部材に前記記録媒体用筐
体の積層位置に対応して具備した記録媒体収納ラックに
おいて、前記記録媒体用筐体の挿脱動作に伴って前記係
止レバーと協働するようバネ部材に付勢されながら回動
自在に前記記録媒体収納ラックの固定部材に設けられ、
前記記録媒体用筐体の正常挿入時には一端側に形成した
誤挿入検出部が該記録媒体用筐体の外壁に形成した誤挿
入防止用凹部に進入すると共に、軸を介した他端側が前
記係止レバーの前記記録媒体用筐体への係止をさせるよ
う変位し、一方、前記記録媒体用筐体の誤挿入時には前
記誤挿入検出部が前記記録媒体用筐体の誤挿入防止用凹
部への進入を拒絶されると共に、前記他端側が前記係止
レバーの前記記録媒体用筐体への係止を解除させるよう
変位して前記押し出しレバーを介して該記録媒体用筐体
を押し出すことを許容する誤挿入防止レバーを備えたこ
とを特徴とする記録媒体収納ラックを提供するものであ
る。
てなされたものであり、記録媒体を装着した記録媒体用
筐体を複数積層状態で着脱自在に記録媒体収納ラックに
収納する際、前記記録媒体用筐体の挿入時には挿入した
該記録媒体用筐体と当接しなからバネ部材に抗して挿入
方向に移動する一方、前記記録媒体用筐体の離脱時には
前記バネ部材の付勢力により該記録媒体用筐体を押圧し
ながら離脱方向に移動して該記録媒体用筐体を前記記録
媒体収納ラックの外に押し出す押し出しレバーと、前記
記録媒体用筐体の挿脱動作に伴って前記押し出しレバー
と協働するようバネ部材に付勢されながら回動自在に設
けられ、前記記録媒体用筐体の未挿入時には離脱方向に
移動した前記押し出しレバーに一端側が当接すると共
に、軸を介した他端側に形成した係止部が前記記録媒体
用筐体の挿入を許容するよう変位し、前記記録媒体用筐
体の挿入時には前記一端側が挿入方向に移動した前記押
し出しレバーから当接を解除されることにより、前記係
止部が挿入を完了した前記記録媒体用筐体を前記記録媒
体収納ラック内に係止するよう変位する係止レバーとを
前記記録媒体収納ラックの固定部材に前記記録媒体用筐
体の積層位置に対応して具備した記録媒体収納ラックに
おいて、前記記録媒体用筐体の挿脱動作に伴って前記係
止レバーと協働するようバネ部材に付勢されながら回動
自在に前記記録媒体収納ラックの固定部材に設けられ、
前記記録媒体用筐体の正常挿入時には一端側に形成した
誤挿入検出部が該記録媒体用筐体の外壁に形成した誤挿
入防止用凹部に進入すると共に、軸を介した他端側が前
記係止レバーの前記記録媒体用筐体への係止をさせるよ
う変位し、一方、前記記録媒体用筐体の誤挿入時には前
記誤挿入検出部が前記記録媒体用筐体の誤挿入防止用凹
部への進入を拒絶されると共に、前記他端側が前記係止
レバーの前記記録媒体用筐体への係止を解除させるよう
変位して前記押し出しレバーを介して該記録媒体用筐体
を押し出すことを許容する誤挿入防止レバーを備えたこ
とを特徴とする記録媒体収納ラックを提供するものであ
る。
【0011】
【実施例】以下に本発明に係わる記録媒体収納ラックの
一実施例を図1乃至図5を参照して<テープカセット,
ディスクケース>,<記録媒体収納ラック>の項目順に
詳細に説明する。
一実施例を図1乃至図5を参照して<テープカセット,
ディスクケース>,<記録媒体収納ラック>の項目順に
詳細に説明する。
【0012】<テープカセット,ディスクケース>図1
は本発明に係わる記録媒体収納ラックに収納される一例
のテープカセットを下面方向から見た斜視図、図2は本
発明に係わる記録媒体収納ラックに収納される他例のデ
ィスクケースを下面方向から見た斜視図である。
は本発明に係わる記録媒体収納ラックに収納される一例
のテープカセットを下面方向から見た斜視図、図2は本
発明に係わる記録媒体収納ラックに収納される他例のデ
ィスクケースを下面方向から見た斜視図である。
【0013】まず、本発明に係わる記録媒体収納ラック
1Aを説明する前に、この記録媒体収納ラック1Aに積
層されるテープカセット20又はディスクケース30に
ついて図1及び図2を用いて説明する。
1Aを説明する前に、この記録媒体収納ラック1Aに積
層されるテープカセット20又はディスクケース30に
ついて図1及び図2を用いて説明する。
【0014】図1に示したテープカセット20は、デジ
タル・オーディオ・テープカセットとして構成されてお
り、箱状のカセット筐体(記録媒体用筐体)21に装着
した一対のリール22,23間に磁気テープ(記録媒
体)24が巻回されている。この際、供給リール22か
ら繰り出した磁気テープ24は、カセット筐体21の前
面21a側に設けた前蓋25の裏面に沿って張架されな
がら巻取リール23に巻き取られている。
タル・オーディオ・テープカセットとして構成されてお
り、箱状のカセット筐体(記録媒体用筐体)21に装着
した一対のリール22,23間に磁気テープ(記録媒
体)24が巻回されている。この際、供給リール22か
ら繰り出した磁気テープ24は、カセット筐体21の前
面21a側に設けた前蓋25の裏面に沿って張架されな
がら巻取リール23に巻き取られている。
【0015】また、カセット筐体21の後面21b側に
は、底面21cより少し下方に突出したストッパ部21
dがカセット筐体21の巾方向に沿って形成されてい
る。一方、カセット筐体21の底面21cには、シャッ
タ26がカセット筐体21の奥行き方向(矢印M1,M
2方向)に摺動自在に設けられている。このシャッタ2
6は、前蓋25の閉蓋時に矢印M1方向に移動してカセ
ット筐体21の底面21cの前方に開口したローディン
グポケット21c1と、底面21cの略中央に穿設した
リール孔21c2,21c3とを塞いでいる。そして、
前蓋25が閉蓋した状態で且つシャッタ26が矢印M1
方向に移動している際には、シャッタ26の後端部26
aとカセット筐体21のストッパ部21dとの間に凹状
の空間が形成された状態となり、この凹状の空間は誤挿
入防止用凹部21c4として利用され、後述のラック1
Aに設けた誤挿入防止レバー10の誤挿入検出部10b
が正常に挿入したテープカセット20の誤挿入防止用凹
部21c4内に進入できる状態となっている。勿論、前
蓋25の開蓋時には、シャッタ26が矢印M2方向に移
動し、シャッタ26の後端部26aがカセット筐体21
のストッパ部21dに当接して誤挿入防止用凹部21c
4が形成されないものの、この時にはテープカセット2
0が磁気テープ記録再生部46(図7)に挿入されて記
録再生状態であるのでラック1Aに対しては何らの支障
も生じない。
は、底面21cより少し下方に突出したストッパ部21
dがカセット筐体21の巾方向に沿って形成されてい
る。一方、カセット筐体21の底面21cには、シャッ
タ26がカセット筐体21の奥行き方向(矢印M1,M
2方向)に摺動自在に設けられている。このシャッタ2
6は、前蓋25の閉蓋時に矢印M1方向に移動してカセ
ット筐体21の底面21cの前方に開口したローディン
グポケット21c1と、底面21cの略中央に穿設した
リール孔21c2,21c3とを塞いでいる。そして、
前蓋25が閉蓋した状態で且つシャッタ26が矢印M1
方向に移動している際には、シャッタ26の後端部26
aとカセット筐体21のストッパ部21dとの間に凹状
の空間が形成された状態となり、この凹状の空間は誤挿
入防止用凹部21c4として利用され、後述のラック1
Aに設けた誤挿入防止レバー10の誤挿入検出部10b
が正常に挿入したテープカセット20の誤挿入防止用凹
部21c4内に進入できる状態となっている。勿論、前
蓋25の開蓋時には、シャッタ26が矢印M2方向に移
動し、シャッタ26の後端部26aがカセット筐体21
のストッパ部21dに当接して誤挿入防止用凹部21c
4が形成されないものの、この時にはテープカセット2
0が磁気テープ記録再生部46(図7)に挿入されて記
録再生状態であるのでラック1Aに対しては何らの支障
も生じない。
【0016】上記テープカセット20では、シャッタ2
6の矢印M1への移動に伴って、誤挿入防止レバー10
が進入できる誤挿入防止用凹部21c4がカセット筐体
21の底面21cに形成されるものであるが、これに限
ることなくシャッタ26を設けない構造形態のテープカ
セットの場合には誤挿入防止レバー10が進入できる誤
挿入防止用凹部21c4相当をカセット筐体21の外壁
に予め形成しておけば良い。
6の矢印M1への移動に伴って、誤挿入防止レバー10
が進入できる誤挿入防止用凹部21c4がカセット筐体
21の底面21cに形成されるものであるが、これに限
ることなくシャッタ26を設けない構造形態のテープカ
セットの場合には誤挿入防止レバー10が進入できる誤
挿入防止用凹部21c4相当をカセット筐体21の外壁
に予め形成しておけば良い。
【0017】次に、図2に示したディスクケース30
は、箱状のケース筐体(記録媒体用筐体)31に円盤状
のディスク(記録媒体)32が回転自在に装着されてい
る。このケース筐体31の前面側31aには、シャッタ
33がケース筐体31の巾方向(矢印N1,N2方向)
に摺動自在に設けられている。また、ケース筐体31の
外壁を形成する底面31cと側面31dに連接して誤挿
入防止用凹部31c1が形成されている。そして、後述
のラック1Aに設けた誤挿入防止レバー10の誤挿入検
出部10bが正常に挿入したディスクケース30の誤挿
入防止用凹部31c1内に進入できる状態となってい
る。
は、箱状のケース筐体(記録媒体用筐体)31に円盤状
のディスク(記録媒体)32が回転自在に装着されてい
る。このケース筐体31の前面側31aには、シャッタ
33がケース筐体31の巾方向(矢印N1,N2方向)
に摺動自在に設けられている。また、ケース筐体31の
外壁を形成する底面31cと側面31dに連接して誤挿
入防止用凹部31c1が形成されている。そして、後述
のラック1Aに設けた誤挿入防止レバー10の誤挿入検
出部10bが正常に挿入したディスクケース30の誤挿
入防止用凹部31c1内に進入できる状態となってい
る。
【0018】<記録媒体収納ラック>本発明に係わる記
録媒体収納ラックについて図3乃至図5図を用いて説明
する。図3は本発明に係わる記録媒体収納ラックを示し
た後面方向斜視図、図4は図3に示した押し出しレバ
ー,係止レバー,誤挿入防止レバーを示した側面図、図
5はテープカセットを記録媒体収納ラックに挿入した
際、係止レバー及び誤挿入防止レバーの動作を説明する
ための側面図である。
録媒体収納ラックについて図3乃至図5図を用いて説明
する。図3は本発明に係わる記録媒体収納ラックを示し
た後面方向斜視図、図4は図3に示した押し出しレバ
ー,係止レバー,誤挿入防止レバーを示した側面図、図
5はテープカセットを記録媒体収納ラックに挿入した
際、係止レバー及び誤挿入防止レバーの動作を説明する
ための側面図である。
【0019】図3に示した本発明に係わる記録媒体収納
ラック1Aは、先に説明した従来例の記録媒体収納ラッ
ク1B(図6)と一部を除いて同様の構成であり、ここ
では説明の便宜上、先に示した構成部材に対しては同一
の符号を付し、且つ、先に示した構成部材は必要に応じ
て適宜説明し、従来と異なる構成部材に新たな符号を付
して説明する。
ラック1Aは、先に説明した従来例の記録媒体収納ラッ
ク1B(図6)と一部を除いて同様の構成であり、ここ
では説明の便宜上、先に示した構成部材に対しては同一
の符号を付し、且つ、先に示した構成部材は必要に応じ
て適宜説明し、従来と異なる構成部材に新たな符号を付
して説明する。
【0020】図3に示した本発明に係わる記録媒体収納
ラック(以下、ラックと記す)1Aでは、底板2と天板
3との間に側板4及び側板5とが間隔を離して垂設さ
れ、箱形状に強固に連結形成され、側板4から前面側を
経由して側板5に亘って化粧板6で覆われている。この
ラック1Aの側板4,5の内側に互い対向して垂直方向
に段状に設けた複数の段部4a,5aによって区画され
た複数の空間K内に前述したテープカセット20又はデ
ィスクケース30が後方の挿脱口1aから着脱自在に積
層できるようになっている。この際、空間K内に挿入さ
れたテープカセット20又はディスクケース30は、側
板4,5間で巾方向が規制され、且つ、隣り合う段部4
a,4a間及び隣り合う段部5a,5a間で高さ方向が
規制されている。また、本発明に係わるラック1Aは従
来例のラック1Bと互換性を維持して多装填型記録再生
装置40(図7)に適用できるよう構成されている。
尚、以下の説明ではラック1Aにテープカセット20を
積層した場合について説明する。
ラック(以下、ラックと記す)1Aでは、底板2と天板
3との間に側板4及び側板5とが間隔を離して垂設さ
れ、箱形状に強固に連結形成され、側板4から前面側を
経由して側板5に亘って化粧板6で覆われている。この
ラック1Aの側板4,5の内側に互い対向して垂直方向
に段状に設けた複数の段部4a,5aによって区画され
た複数の空間K内に前述したテープカセット20又はデ
ィスクケース30が後方の挿脱口1aから着脱自在に積
層できるようになっている。この際、空間K内に挿入さ
れたテープカセット20又はディスクケース30は、側
板4,5間で巾方向が規制され、且つ、隣り合う段部4
a,4a間及び隣り合う段部5a,5a間で高さ方向が
規制されている。また、本発明に係わるラック1Aは従
来例のラック1Bと互換性を維持して多装填型記録再生
装置40(図7)に適用できるよう構成されている。
尚、以下の説明ではラック1Aにテープカセット20を
積層した場合について説明する。
【0021】ここで、側板5の内側に形成した複数の段
部5aと対応して、側板5の外側にも複数の段部5bが
突出されており、隣り合う段部5b,5b間に押し出し
レバー7,係止レバー8,誤挿入防止レバー10が図示
のように設けられている。これらの押し出しレバー7,
係止レバー8,誤挿入防止レバー10はテープカセット
20の積層位置と対応して配設され、本発明の要部を構
成するものであり、とくに、誤挿入防止レバー10を押
し出しレバー7,係止レバー8と協働するように設けた
ことに特徴がある。尚、各レバー7,8,10は実施例
ではラック1Aを構成する固定部材(2〜6)のうちで
側板5側に設けて説明するが、側板4側に設けても良
く、テープカセット20の積層位置と対応できればラッ
ク1Aを構成する適宜な固定部材に設けても良い。
部5aと対応して、側板5の外側にも複数の段部5bが
突出されており、隣り合う段部5b,5b間に押し出し
レバー7,係止レバー8,誤挿入防止レバー10が図示
のように設けられている。これらの押し出しレバー7,
係止レバー8,誤挿入防止レバー10はテープカセット
20の積層位置と対応して配設され、本発明の要部を構
成するものであり、とくに、誤挿入防止レバー10を押
し出しレバー7,係止レバー8と協働するように設けた
ことに特徴がある。尚、各レバー7,8,10は実施例
ではラック1Aを構成する固定部材(2〜6)のうちで
側板5側に設けて説明するが、側板4側に設けても良
く、テープカセット20の積層位置と対応できればラッ
ク1Aを構成する適宜な固定部材に設けても良い。
【0022】上記押し出しレバー7は、ラック1A内に
装着したテープカセット20が後述の係止レバー8から
係止を解除された時にテープカセット20をラック1A
の外に押し出す機能を備えている。即ち、押し出しレバ
ー7は、側板5の外側に形成した隣り合う段部5b,5
bとの間で、ラック1Aの前面側に水平摺動自在に設け
られている。この際、側板5の隣り合う段部5b,5b
との間には前面側に長方形状の摺動溝5cと、この摺動
溝5cの後方に楕円状のガイド溝5dとが形成されてい
る。一方、押し出しレバー7には、側板5の内側にL字
状に折り曲げたL字部7aがラック1Aの前面側に形成
されており、且つ、中間部にピン7bが固着され、且
つ、ピン7bより後方に後述の係止レバー8の当接部8
bが接離する被当接部7cが段差を持って延出されてい
る。そして、側板5の摺動溝5cには押し出しレバー7
のL字部7aがテープカセット20の後面21bを当接
可能に嵌入され、且つ、ガイド溝5dにピン7bが嵌入
され、摺動溝5cとガイド溝5dとでガイドされながら
押し出しレバー7が矢印Z1,Z2方向に水平摺動でき
る構造になっている。この際、押し出しレバー7は後述
の引張バネ9によってラック1Aの後方側(矢印Z1方
向)に付勢されており、この引張バネ9の付勢力がテー
プカセット20をラック1Aの外に押し出す力に設定さ
れている。
装着したテープカセット20が後述の係止レバー8から
係止を解除された時にテープカセット20をラック1A
の外に押し出す機能を備えている。即ち、押し出しレバ
ー7は、側板5の外側に形成した隣り合う段部5b,5
bとの間で、ラック1Aの前面側に水平摺動自在に設け
られている。この際、側板5の隣り合う段部5b,5b
との間には前面側に長方形状の摺動溝5cと、この摺動
溝5cの後方に楕円状のガイド溝5dとが形成されてい
る。一方、押し出しレバー7には、側板5の内側にL字
状に折り曲げたL字部7aがラック1Aの前面側に形成
されており、且つ、中間部にピン7bが固着され、且
つ、ピン7bより後方に後述の係止レバー8の当接部8
bが接離する被当接部7cが段差を持って延出されてい
る。そして、側板5の摺動溝5cには押し出しレバー7
のL字部7aがテープカセット20の後面21bを当接
可能に嵌入され、且つ、ガイド溝5dにピン7bが嵌入
され、摺動溝5cとガイド溝5dとでガイドされながら
押し出しレバー7が矢印Z1,Z2方向に水平摺動でき
る構造になっている。この際、押し出しレバー7は後述
の引張バネ9によってラック1Aの後方側(矢印Z1方
向)に付勢されており、この引張バネ9の付勢力がテー
プカセット20をラック1Aの外に押し出す力に設定さ
れている。
【0023】次に、上記係止レバー8は、挿入完了した
テープカセット20を押し出しレバー7の付勢力に抗し
ながらラック1A内に係止する機能を備えている。即
ち、係止レバー8は、側板5の隣り合う段部5b,5b
との間でラック1Aの後方側に軸8aを中心として時計
方向あるいは反時計方向に回動自在に設けられており、
且つ、係止レバー8は押し出しレバー7及び誤挿入防止
レバー10と後述する動作により互いに協働する構造に
設けられている。また、係止レバー8は、ラック1Aの
前面側に向かった一端側に当接部8b及び被当接部8c
が上下に二股状に分かれて延出されている。係止レバー
8の当接部8bは押し出しレバー7の被当接部7cに接
離する一方、被当接部8cは後述の誤挿入防止レバー1
0の当接部10cに接離している。また、押し出しレバ
ー7の掛止部7dと係止レバー8の掛止部8dとの間に
は互いに引っ張りあう引張バネ9が張架されており、こ
の引張バネ9により係止レバー8は軸8aを中心に反時
計方向に付勢されている。更に、係止レバー8の一端と
軸8aを介した他端には腕部8eがラック1Aの後方側
に延出しており、この腕部8eは係止レバー解除部材
(二点鎖線図示)が当接し易いテーパ状に形成されてお
り、更に腕部8eに連接してテープカセット20の前面
側を係止する係止部8fが側板5の内側に向かって僅か
に突出形成されている。
テープカセット20を押し出しレバー7の付勢力に抗し
ながらラック1A内に係止する機能を備えている。即
ち、係止レバー8は、側板5の隣り合う段部5b,5b
との間でラック1Aの後方側に軸8aを中心として時計
方向あるいは反時計方向に回動自在に設けられており、
且つ、係止レバー8は押し出しレバー7及び誤挿入防止
レバー10と後述する動作により互いに協働する構造に
設けられている。また、係止レバー8は、ラック1Aの
前面側に向かった一端側に当接部8b及び被当接部8c
が上下に二股状に分かれて延出されている。係止レバー
8の当接部8bは押し出しレバー7の被当接部7cに接
離する一方、被当接部8cは後述の誤挿入防止レバー1
0の当接部10cに接離している。また、押し出しレバ
ー7の掛止部7dと係止レバー8の掛止部8dとの間に
は互いに引っ張りあう引張バネ9が張架されており、こ
の引張バネ9により係止レバー8は軸8aを中心に反時
計方向に付勢されている。更に、係止レバー8の一端と
軸8aを介した他端には腕部8eがラック1Aの後方側
に延出しており、この腕部8eは係止レバー解除部材
(二点鎖線図示)が当接し易いテーパ状に形成されてお
り、更に腕部8eに連接してテープカセット20の前面
側を係止する係止部8fが側板5の内側に向かって僅か
に突出形成されている。
【0024】次に、上記誤挿入防止レバー10は、正常
な方向から挿入されたテープカセット20の挿入を許容
し、且つ、誤った方向から挿入されたテープカセット2
0をラック1Aの外に押し出しレバー7,係止レバー8
を介して押し出すための機能を備えている。即ち、誤挿
入防止レバー10は、側板5の段部5bの中間部分を切
り欠いた部分に軸10aを中心として時計方向あるいは
反時計方向に回動自在に設けられており、且つ、誤挿入
防止レバー10は押し出しレバー7,係止レバー8と後
述する動作により互いに協働する構造に設けられてい
る。また、誤挿入防止レバー10の一端側には、誤挿入
検出部10bがラック1Aの前面側に向かって延出さ
れ、軸10aを介した他端側に当接部10cが後方に延
出されている。また、側板5の段部5bの中間部分を切
り欠いた部分の前方には外側から内側に貫通した貫通孔
5b1が穿設されており、この貫通孔5b1には誤挿入
防止レバー10の誤挿入検出部10bの先端が側板5の
外側から貫通孔5b1内に屈曲しながら内側に突出して
おり、屈曲した部分は正常に挿入したテープカセット2
0の誤挿入防止用凹部21c4(図1)内に進入できる
ようになっている。また、誤挿入防止レバー10は、引
張バネ9より弱い付勢力に設定された捩じりバネ11に
よって軸10aを中心として時計方向に付勢されてい
る。更に、誤挿入防止レバー10の当接部10cには、
係止レバー8の被当接部8cが接離自在となっている。
な方向から挿入されたテープカセット20の挿入を許容
し、且つ、誤った方向から挿入されたテープカセット2
0をラック1Aの外に押し出しレバー7,係止レバー8
を介して押し出すための機能を備えている。即ち、誤挿
入防止レバー10は、側板5の段部5bの中間部分を切
り欠いた部分に軸10aを中心として時計方向あるいは
反時計方向に回動自在に設けられており、且つ、誤挿入
防止レバー10は押し出しレバー7,係止レバー8と後
述する動作により互いに協働する構造に設けられてい
る。また、誤挿入防止レバー10の一端側には、誤挿入
検出部10bがラック1Aの前面側に向かって延出さ
れ、軸10aを介した他端側に当接部10cが後方に延
出されている。また、側板5の段部5bの中間部分を切
り欠いた部分の前方には外側から内側に貫通した貫通孔
5b1が穿設されており、この貫通孔5b1には誤挿入
防止レバー10の誤挿入検出部10bの先端が側板5の
外側から貫通孔5b1内に屈曲しながら内側に突出して
おり、屈曲した部分は正常に挿入したテープカセット2
0の誤挿入防止用凹部21c4(図1)内に進入できる
ようになっている。また、誤挿入防止レバー10は、引
張バネ9より弱い付勢力に設定された捩じりバネ11に
よって軸10aを中心として時計方向に付勢されてい
る。更に、誤挿入防止レバー10の当接部10cには、
係止レバー8の被当接部8cが接離自在となっている。
【0025】次に、側板5の段部5bの後方側にはL字
状の曲げ部5b2が下方に向かって連接形成されてお
り、この曲げ部5b2には銀箔12が挿脱口1aに沿っ
て貼着され、更に側板4にもテープカセット20の積層
位置に対応して銀箔13が挿脱口1aに沿って貼着さ
れ、ラック1Aが装置40(図7)内に装着された時、
銀箔12は装置40内でのカセット有無検出をホトセン
サ(図示せず)で行い、銀箔13はカセット位置検出を
ホトセンサ(図示せず)で行っている。
状の曲げ部5b2が下方に向かって連接形成されてお
り、この曲げ部5b2には銀箔12が挿脱口1aに沿っ
て貼着され、更に側板4にもテープカセット20の積層
位置に対応して銀箔13が挿脱口1aに沿って貼着さ
れ、ラック1Aが装置40(図7)内に装着された時、
銀箔12は装置40内でのカセット有無検出をホトセン
サ(図示せず)で行い、銀箔13はカセット位置検出を
ホトセンサ(図示せず)で行っている。
【0026】ここで、テープカセット20がラック1A
内に挿入されてない時の押し出しレバー7,係止レバー
8,誤挿入防止レバー10の状態を図4の上から1段目
に示している。この状態では、押し出しレバー7が引張
バネ9の付勢力により側板5の摺動溝5c,ガイド溝5
dに沿ってテープカセット20の離脱方向(矢印Z1方
向)に摺動して係止レバー8に近ずいている状態であ
り、係止レバー8の当接部8bが押し出しレバー7の被
当接部7cに当接し、これにより係止レバー8は引張バ
ネ9の付勢力に抗して軸8aを中心に時計方向に回動
し、且つ、係止レバー8の腕部8e及び係止部8fは下
方にさがっている。この時、側板5の内側に屈曲した係
止部8fは、テープカセット20の挿入に邪魔にならな
いよう側板5の段部5bの位置に退避している。一方、
誤挿入防止レバー10は捩じりバネ11の付勢力により
軸10aを中心に時計方向に回動しており、側板5の外
側から貫通孔5b1内に屈曲して入り込んだ誤挿入検出
部10bは貫通孔5b1内の上方まで持ち上げられてい
る。更に、上記状態では、押し出しレバー7のL字部7
aが化粧板6の前面側に穿設した孔6bから離れている
ため目視できずテープカセット無しと判断され、且つ、
後方側では係止レバー8の腕部8eが銀箔12を覆い隠
し、テープカセット無しの情報を出力できる状態であ
る。
内に挿入されてない時の押し出しレバー7,係止レバー
8,誤挿入防止レバー10の状態を図4の上から1段目
に示している。この状態では、押し出しレバー7が引張
バネ9の付勢力により側板5の摺動溝5c,ガイド溝5
dに沿ってテープカセット20の離脱方向(矢印Z1方
向)に摺動して係止レバー8に近ずいている状態であ
り、係止レバー8の当接部8bが押し出しレバー7の被
当接部7cに当接し、これにより係止レバー8は引張バ
ネ9の付勢力に抗して軸8aを中心に時計方向に回動
し、且つ、係止レバー8の腕部8e及び係止部8fは下
方にさがっている。この時、側板5の内側に屈曲した係
止部8fは、テープカセット20の挿入に邪魔にならな
いよう側板5の段部5bの位置に退避している。一方、
誤挿入防止レバー10は捩じりバネ11の付勢力により
軸10aを中心に時計方向に回動しており、側板5の外
側から貫通孔5b1内に屈曲して入り込んだ誤挿入検出
部10bは貫通孔5b1内の上方まで持ち上げられてい
る。更に、上記状態では、押し出しレバー7のL字部7
aが化粧板6の前面側に穿設した孔6bから離れている
ため目視できずテープカセット無しと判断され、且つ、
後方側では係止レバー8の腕部8eが銀箔12を覆い隠
し、テープカセット無しの情報を出力できる状態であ
る。
【0027】次に、テープカセット20がラック1A内
に挿入された時の押し出しレバー7,係止レバー8,誤
挿入防止レバー10の状態を図3の上から3,4段目及
び図4の上から2段目に示している。この状態では、テ
ープカセット20の後面21bを先頭にしながらテープ
カセット20を正常な挿入状態で矢印Z2方向にラック
1A内に挿入していくと、テープカセット20の後面2
1bが押し出しレバー7のL字部7aに当接しながら、
押し出しレバー7が引張バネ9の付勢力に抗して矢印Z
2方向に摺動され、これにより係止レバー8の当接部8
bが押し出しレバー7の被当接部7cへの当接を解除さ
れ、引張バネ9の付勢力により係止レバー8が軸8aを
中心に反時計方向に回動し、且つ、係止レバー8の腕部
8e及び係止部8fは上方にあがる。この際、側板5の
内側に屈曲した係止部8fは、テープカセット20の前
面を係止する位置まで上昇する。一方、上記のように正
常な挿入状態でテープカセット20を挿入すると、貫通
孔5b1内の上方に持ち上げられた誤挿入検出部10b
にテープカセット20の底面先端が当接するものの、誤
挿入検出部10bの先端はテーパ状に形成されているた
め弱い付勢力の捩じりバネ11に抗して一時的に誤挿入
検出部10bが貫通孔5b1内を下降し、誤挿入検出部
10bに正常に挿入したテープカセット20の誤挿入用
凹部21c4(図1)が到達すると、誤挿入検出部10
bの先端は捩じりバネ11の付勢力により軸10aを中
心に時計方向に回動して誤挿入用凹部21c4内に進入
する。そして、係止レバー8の係止部8fが上方にあが
っているため、テープカセット20の前面が係止部8f
により離脱方向への移動を規制され、テープカセット2
0はラック1A内に確実に係止される。従って、テープ
カセット20を正常な方向からラック1Aに挿入した時
には、テープカセット20がラック1Aから飛び出すこ
となく、ラック1A内に確実に係止した状態で収納する
ことができる。また、テープカセット20がラック1A
に係止された状態では、図4に示した如く、化粧板6の
前面側では孔6bから押し出しレバー7のL字部7aが
目視できテープカセット有と判断され、且つ、後方側で
は係止レバー8の腕部8eが銀箔12を覆い隠さず、テ
ープカセット有の情報を出力できる。
に挿入された時の押し出しレバー7,係止レバー8,誤
挿入防止レバー10の状態を図3の上から3,4段目及
び図4の上から2段目に示している。この状態では、テ
ープカセット20の後面21bを先頭にしながらテープ
カセット20を正常な挿入状態で矢印Z2方向にラック
1A内に挿入していくと、テープカセット20の後面2
1bが押し出しレバー7のL字部7aに当接しながら、
押し出しレバー7が引張バネ9の付勢力に抗して矢印Z
2方向に摺動され、これにより係止レバー8の当接部8
bが押し出しレバー7の被当接部7cへの当接を解除さ
れ、引張バネ9の付勢力により係止レバー8が軸8aを
中心に反時計方向に回動し、且つ、係止レバー8の腕部
8e及び係止部8fは上方にあがる。この際、側板5の
内側に屈曲した係止部8fは、テープカセット20の前
面を係止する位置まで上昇する。一方、上記のように正
常な挿入状態でテープカセット20を挿入すると、貫通
孔5b1内の上方に持ち上げられた誤挿入検出部10b
にテープカセット20の底面先端が当接するものの、誤
挿入検出部10bの先端はテーパ状に形成されているた
め弱い付勢力の捩じりバネ11に抗して一時的に誤挿入
検出部10bが貫通孔5b1内を下降し、誤挿入検出部
10bに正常に挿入したテープカセット20の誤挿入用
凹部21c4(図1)が到達すると、誤挿入検出部10
bの先端は捩じりバネ11の付勢力により軸10aを中
心に時計方向に回動して誤挿入用凹部21c4内に進入
する。そして、係止レバー8の係止部8fが上方にあが
っているため、テープカセット20の前面が係止部8f
により離脱方向への移動を規制され、テープカセット2
0はラック1A内に確実に係止される。従って、テープ
カセット20を正常な方向からラック1Aに挿入した時
には、テープカセット20がラック1Aから飛び出すこ
となく、ラック1A内に確実に係止した状態で収納する
ことができる。また、テープカセット20がラック1A
に係止された状態では、図4に示した如く、化粧板6の
前面側では孔6bから押し出しレバー7のL字部7aが
目視できテープカセット有と判断され、且つ、後方側で
は係止レバー8の腕部8eが銀箔12を覆い隠さず、テ
ープカセット有の情報を出力できる。
【0028】更に、テープカセット20がラック1A内
に係止されている状態からテープカセット20をラック
1Aから突出させる状態を図3の2段目,3段目を用い
て説明する。上記したように、テープカセット20がラ
ック1A内に係止されていると、係止レバー8は軸8a
を中心に反時計方向に回動しており、ここで3段目に二
点鎖線で示した係止レバー解除部材を矢印方向に移動し
て係止レバー8のテーパ状の腕部8eに当接させること
により、係止レバー8が軸8aを中心に時計方向に回動
する。これにより、係止レバー8の当接部8bが上方に
回動するので、押し出しレバー7の被当接部7cに係止
レバー8の当接部8bが当接しながら押し出しレバー7
が引張バ9の付勢力により離脱方向(矢印Z1方向)に
摺動することができるようになり、押し出しレバー7の
L字部7aが引張バネ9の付勢力を介してテープカセッ
ト20の後面21bを押圧しながら、図3の上から2段
目のようにテープカセット20がラック1Aから所定量
突出し、かつ係止部8fがテープカセット20の底面よ
り下方に下がりテープカセット20への係止を解除され
る。
に係止されている状態からテープカセット20をラック
1Aから突出させる状態を図3の2段目,3段目を用い
て説明する。上記したように、テープカセット20がラ
ック1A内に係止されていると、係止レバー8は軸8a
を中心に反時計方向に回動しており、ここで3段目に二
点鎖線で示した係止レバー解除部材を矢印方向に移動し
て係止レバー8のテーパ状の腕部8eに当接させること
により、係止レバー8が軸8aを中心に時計方向に回動
する。これにより、係止レバー8の当接部8bが上方に
回動するので、押し出しレバー7の被当接部7cに係止
レバー8の当接部8bが当接しながら押し出しレバー7
が引張バ9の付勢力により離脱方向(矢印Z1方向)に
摺動することができるようになり、押し出しレバー7の
L字部7aが引張バネ9の付勢力を介してテープカセッ
ト20の後面21bを押圧しながら、図3の上から2段
目のようにテープカセット20がラック1Aから所定量
突出し、かつ係止部8fがテープカセット20の底面よ
り下方に下がりテープカセット20への係止を解除され
る。
【0029】次に、図4及び図5(A)〜(D)を用い
てテープカセット20の誤挿入を検出する動作について
説明する。尚、図示の都合上、図5(A)〜(D)では
押し出しレバーの図示を省略する。
てテープカセット20の誤挿入を検出する動作について
説明する。尚、図示の都合上、図5(A)〜(D)では
押し出しレバーの図示を省略する。
【0030】図5において、(A)はテープカセット2
0を正常な方向から挿入した正常挿入時を示し、(B)
はテープカセット20の前後面を逆に挿入した誤挿入時
を示し、(C)はテープカセット20の上下面を反転し
た誤挿入時を示し、(D)はテープカセット20の前後
面を逆にし且つ上下面を反転した誤挿入時を示してい
る。
0を正常な方向から挿入した正常挿入時を示し、(B)
はテープカセット20の前後面を逆に挿入した誤挿入時
を示し、(C)はテープカセット20の上下面を反転し
た誤挿入時を示し、(D)はテープカセット20の前後
面を逆にし且つ上下面を反転した誤挿入時を示してい
る。
【0031】即ち、図5(A)に示した正常挿入時に
は、テープカセット20の後面21bを先頭にしながら
テープカセット20をラック1A内に挿入しているの
で、前述したように、誤挿入防止レバー10の誤挿入検
出部10bが捩じりバネ11の付勢力により軸10aを
中心に時計方向に回動してテープカセット20の誤挿入
用凹部21c4内に進入する。一方、時計方向に回動し
た誤挿入防止レバー10の当接部10cが係止レバー8
の被当接部8cから離れる方向に回動変位しているの
で、係止レバー8は反時計方向に回動でき、係止レバー
8の係止部8fによりテープカセット20の前蓋25側
が係止されるので、テープカセット20はラック1A内
に確実に係止される。
は、テープカセット20の後面21bを先頭にしながら
テープカセット20をラック1A内に挿入しているの
で、前述したように、誤挿入防止レバー10の誤挿入検
出部10bが捩じりバネ11の付勢力により軸10aを
中心に時計方向に回動してテープカセット20の誤挿入
用凹部21c4内に進入する。一方、時計方向に回動し
た誤挿入防止レバー10の当接部10cが係止レバー8
の被当接部8cから離れる方向に回動変位しているの
で、係止レバー8は反時計方向に回動でき、係止レバー
8の係止部8fによりテープカセット20の前蓋25側
が係止されるので、テープカセット20はラック1A内
に確実に係止される。
【0032】次に、図5(B)〜(D)に示した誤挿入
時には、誤挿入防止レバー10の誤挿入検出部10bが
夫々異なる当接箇所に当接するものの、いずれの場合に
もカセット筐体21の外壁に形成した平坦面に当接する
ため、誤挿入防止レバー10の動作状態が同一となる。
そして、誤挿入防止レバー10の誤挿入検出部10b
は、テープカセット20の誤挿入用凹部21c4内への
進入が拒絶された状態となっている。
時には、誤挿入防止レバー10の誤挿入検出部10bが
夫々異なる当接箇所に当接するものの、いずれの場合に
もカセット筐体21の外壁に形成した平坦面に当接する
ため、誤挿入防止レバー10の動作状態が同一となる。
そして、誤挿入防止レバー10の誤挿入検出部10b
は、テープカセット20の誤挿入用凹部21c4内への
進入が拒絶された状態となっている。
【0033】即ち、誤挿入状態でテープカセット20が
ラック1A内に挿入されると、誤挿入防止レバー10の
誤挿入検出部10bはカセット筐体21の外壁に形成し
た平坦面に当接したままの状態となり、誤挿入防止レバ
ー10は捩じりバネ11の付勢力に抗して軸10aを中
心に反時計方向に回動する。また、誤挿入状態のテープ
カセット20に押されて押し出しレバー7がラック1A
の前面側に移動しているので、係止レバー8の当接部8
bは押し出しレバー7の被当接部7cへの当接を解除さ
れ、係止レバー8が引張バネ9の付勢力により軸8aを
中心に反時計方向に回動しょうとするものの、係止レバ
ー8の被当接部8cに反時計方向に回動した誤挿入防止
レバー10の当接部10cが当接するため、係止レバー
8は反時計方向に回動できえず、時計方向に回動したま
ま係止レバー8の係止部8fが下方に下がった状態とな
る。従って、誤挿入状態のテープカセット20は係止レ
バー8の係止部8fに係止されないので、引張バネ9の
付勢力により押し出しレバー7のL字部7aにテープカ
セット20の後面21bが押圧されながら離脱方向に移
動してテープカセット20がラック1Aの外に押し出さ
れてしまう。この際、係止レバー8を付勢する引張バネ
9の付勢力は誤挿入防止レバー10を付勢する捩じりバ
ネ11の付勢力より強く、しかも捩じりバネ11の付勢
力は誤挿入防止レバー10の当接部10cを係止レバー
8の被当接部8cから離れる方向に働いているものの、
前述したようにテープカセット20は隣り合う段部4
a,4a間及び隣り合う段部5a,5a間で高さ方向が
規制されているため、誤挿入防止レバー10は反時計方
向に回動したままの姿勢を維持され、この状態で当接部
10cが係止レバー8の被当接部8cに当接して、当接
部10cから被当接部8cに係止レバー8を時計方向に
回動するような力が作用し、即ち、誤挿入防止レバー1
0の当接部10cが係止レバー8のテープカセット20
への係止を解除するよう回動変位している。
ラック1A内に挿入されると、誤挿入防止レバー10の
誤挿入検出部10bはカセット筐体21の外壁に形成し
た平坦面に当接したままの状態となり、誤挿入防止レバ
ー10は捩じりバネ11の付勢力に抗して軸10aを中
心に反時計方向に回動する。また、誤挿入状態のテープ
カセット20に押されて押し出しレバー7がラック1A
の前面側に移動しているので、係止レバー8の当接部8
bは押し出しレバー7の被当接部7cへの当接を解除さ
れ、係止レバー8が引張バネ9の付勢力により軸8aを
中心に反時計方向に回動しょうとするものの、係止レバ
ー8の被当接部8cに反時計方向に回動した誤挿入防止
レバー10の当接部10cが当接するため、係止レバー
8は反時計方向に回動できえず、時計方向に回動したま
ま係止レバー8の係止部8fが下方に下がった状態とな
る。従って、誤挿入状態のテープカセット20は係止レ
バー8の係止部8fに係止されないので、引張バネ9の
付勢力により押し出しレバー7のL字部7aにテープカ
セット20の後面21bが押圧されながら離脱方向に移
動してテープカセット20がラック1Aの外に押し出さ
れてしまう。この際、係止レバー8を付勢する引張バネ
9の付勢力は誤挿入防止レバー10を付勢する捩じりバ
ネ11の付勢力より強く、しかも捩じりバネ11の付勢
力は誤挿入防止レバー10の当接部10cを係止レバー
8の被当接部8cから離れる方向に働いているものの、
前述したようにテープカセット20は隣り合う段部4
a,4a間及び隣り合う段部5a,5a間で高さ方向が
規制されているため、誤挿入防止レバー10は反時計方
向に回動したままの姿勢を維持され、この状態で当接部
10cが係止レバー8の被当接部8cに当接して、当接
部10cから被当接部8cに係止レバー8を時計方向に
回動するような力が作用し、即ち、誤挿入防止レバー1
0の当接部10cが係止レバー8のテープカセット20
への係止を解除するよう回動変位している。
【0034】従って、テープカセット20の誤挿入時に
は、テープカセット20がラック1Aの外に押し出され
るので、テープカセット20の誤挿入状態を確実に目視
でき、多装填型記録再生装置40(図7)内での誤挿入
時のトラブルを未然に防ぐことができる。
は、テープカセット20がラック1Aの外に押し出され
るので、テープカセット20の誤挿入状態を確実に目視
でき、多装填型記録再生装置40(図7)内での誤挿入
時のトラブルを未然に防ぐことができる。
【0035】以上のように構成した本発明に係わるラッ
ク1Aによると、押し出しレバー7,係止レバー8,誤
挿入防止レバー10をラック1Aの固定部材(側板5)
にテープカセット20の積層位置と対応して配設すると
共に、テープカセット20の挿脱動作を行う際に押し出
しレバー7と係止レバー8とを協働させ、且つ、係止レ
バー8と誤挿入防止レバー10とを協働させているた
め、3者のレバー7,8,10はテープカセット20の
挿脱動作に伴って当然協働され、この結果、テープカセ
ット20を正常な方向から挿入した時には、誤挿入防止
レバー10の誤挿入検出部10bがテープカセット20
の誤挿入防止用凹部21c4内に進入し、且つ、係止レ
バー8の係止部8fによりテープカセット20をラック
1A内に確実に係止することができる。一方、テープカ
セット20の前後面を逆に挿入した誤挿入時,あるいは
テープカセット20の上下面を反転した誤挿入時,更に
はテープカセット20の前後面を逆にし且つ上下面を反
転した誤挿入時には、誤挿入防止レバー10の誤挿入検
出部10bがテープカセット20の誤挿入防止用凹部2
1c4内への進入を拒絶され、係止レバー8によるテー
プカセット20への係止ができえず、押し出しレバー7
によりテープカセット20をラック1Aの外に押し出す
ので、テープカセット20の誤挿入状態を確実に目視で
き、ラック1Aの品質及び信頼性の向上に寄与できると
共に、ラック1Aを採用した多装填型記録再生装置40
(図7)でラック1Aに誤挿入したテープカセット20
の磁気テープ24が記録再生不可能となる誤挿入時のト
ラブルを無くすことができるなどの利点がある。
ク1Aによると、押し出しレバー7,係止レバー8,誤
挿入防止レバー10をラック1Aの固定部材(側板5)
にテープカセット20の積層位置と対応して配設すると
共に、テープカセット20の挿脱動作を行う際に押し出
しレバー7と係止レバー8とを協働させ、且つ、係止レ
バー8と誤挿入防止レバー10とを協働させているた
め、3者のレバー7,8,10はテープカセット20の
挿脱動作に伴って当然協働され、この結果、テープカセ
ット20を正常な方向から挿入した時には、誤挿入防止
レバー10の誤挿入検出部10bがテープカセット20
の誤挿入防止用凹部21c4内に進入し、且つ、係止レ
バー8の係止部8fによりテープカセット20をラック
1A内に確実に係止することができる。一方、テープカ
セット20の前後面を逆に挿入した誤挿入時,あるいは
テープカセット20の上下面を反転した誤挿入時,更に
はテープカセット20の前後面を逆にし且つ上下面を反
転した誤挿入時には、誤挿入防止レバー10の誤挿入検
出部10bがテープカセット20の誤挿入防止用凹部2
1c4内への進入を拒絶され、係止レバー8によるテー
プカセット20への係止ができえず、押し出しレバー7
によりテープカセット20をラック1Aの外に押し出す
ので、テープカセット20の誤挿入状態を確実に目視で
き、ラック1Aの品質及び信頼性の向上に寄与できると
共に、ラック1Aを採用した多装填型記録再生装置40
(図7)でラック1Aに誤挿入したテープカセット20
の磁気テープ24が記録再生不可能となる誤挿入時のト
ラブルを無くすことができるなどの利点がある。
【0036】尚、上記実施例の説明では、主としてテー
プカセット20をラック1Aに複数積層した場合につい
て述べたが、ディスクケース30(図2)をラック1A
に複数積層した場合には、誤挿入防止レバー10の誤挿
入検出部10bを正常に挿入したディスクケース30の
誤挿入防止用凹部31c1(図2)内に進入させれば良
いものである。
プカセット20をラック1Aに複数積層した場合につい
て述べたが、ディスクケース30(図2)をラック1A
に複数積層した場合には、誤挿入防止レバー10の誤挿
入検出部10bを正常に挿入したディスクケース30の
誤挿入防止用凹部31c1(図2)内に進入させれば良
いものである。
【0037】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係わる記録媒体収
納ラックによると、押し出しレバー,係止レバー,誤挿
入防止レバーを記録媒体収納ラックの固定部材に記録媒
体用筐体の積層位置と対応して配設すると共に、記録媒
体用筐体の挿脱動作を行う際に押し出しレバーと係止レ
バーとを協働させ、且つ、係止レバーと誤挿入防止レバ
ーとを協働させているため、3者のレバーは記録媒体用
筐体の挿脱動作に伴って当然協働され、この結果、記録
媒体用筐体を正常な方向から挿入した時には、誤挿入防
止レバーの誤挿入検出部が記録媒体用筐体の誤挿入防止
用凹部内に進入し、且つ、係止レバーの係止部により記
録媒体用筐体を記録媒体収納ラック内に確実に係止する
ことができる。一方、記録媒体用筐体の前後面を逆に挿
入した誤挿入時,あるいは記録媒体用筐体の上下面を反
転した誤挿入時,更には記録媒体用筐体の前後面を逆に
し且つ上下面を反転した誤挿入時には、誤挿入防止レバ
ーの誤挿入検出部が記録媒体用筐体の誤挿入防止用凹部
内への進入を拒絶され、係止レバーによる記録媒体用筐
体への係止ができえず、押し出しレバーにより記録媒体
用筐体を記録媒体収納ラックの外に押し出すので、記録
媒体用筐体の誤挿入状態を確実に目視でき、記録媒体収
納ラックの品質及び信頼性の向上に寄与できると共に、
記録媒体収納ラックを採用した例えば多装填型記録再生
装置で記録媒体収納ラックに誤挿入した記録媒体用筐体
内の記録媒体が記録再生不可能となるトラブルを無くす
ことができるなどの利点がある。
納ラックによると、押し出しレバー,係止レバー,誤挿
入防止レバーを記録媒体収納ラックの固定部材に記録媒
体用筐体の積層位置と対応して配設すると共に、記録媒
体用筐体の挿脱動作を行う際に押し出しレバーと係止レ
バーとを協働させ、且つ、係止レバーと誤挿入防止レバ
ーとを協働させているため、3者のレバーは記録媒体用
筐体の挿脱動作に伴って当然協働され、この結果、記録
媒体用筐体を正常な方向から挿入した時には、誤挿入防
止レバーの誤挿入検出部が記録媒体用筐体の誤挿入防止
用凹部内に進入し、且つ、係止レバーの係止部により記
録媒体用筐体を記録媒体収納ラック内に確実に係止する
ことができる。一方、記録媒体用筐体の前後面を逆に挿
入した誤挿入時,あるいは記録媒体用筐体の上下面を反
転した誤挿入時,更には記録媒体用筐体の前後面を逆に
し且つ上下面を反転した誤挿入時には、誤挿入防止レバ
ーの誤挿入検出部が記録媒体用筐体の誤挿入防止用凹部
内への進入を拒絶され、係止レバーによる記録媒体用筐
体への係止ができえず、押し出しレバーにより記録媒体
用筐体を記録媒体収納ラックの外に押し出すので、記録
媒体用筐体の誤挿入状態を確実に目視でき、記録媒体収
納ラックの品質及び信頼性の向上に寄与できると共に、
記録媒体収納ラックを採用した例えば多装填型記録再生
装置で記録媒体収納ラックに誤挿入した記録媒体用筐体
内の記録媒体が記録再生不可能となるトラブルを無くす
ことができるなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる記録媒体収納ラックに収納され
る一例のテープカセットを下面方向から見た斜視図であ
る。
る一例のテープカセットを下面方向から見た斜視図であ
る。
【図2】本発明に係わる記録媒体収納ラックに収納され
る他例のディスクケースを下面方向から見た斜視図であ
る。
る他例のディスクケースを下面方向から見た斜視図であ
る。
【図3】本発明に係わる記録媒体収納ラックを示した後
面方向斜視図である。
面方向斜視図である。
【図4】図3に示した押し出しレバー,係止レバー,誤
挿入防止レバーを示した側面図である。
挿入防止レバーを示した側面図である。
【図5】テープカセットを記録媒体収納ラックに挿入し
た際、係止レバー及び誤挿入防止レバーの動作を説明す
るための側面図である。
た際、係止レバー及び誤挿入防止レバーの動作を説明す
るための側面図である。
【図6】従来の記録媒体収納ラックを示した前面方向斜
視図である。
視図である。
【図7】従来の記録媒体収納ラックを採用した多装填型
記録再生装置を示す斜視図である。
記録再生装置を示す斜視図である。
1A…記録媒体収納ラック、5…固定部材(側板)、7
…押し出しレバー、8…係止レバー、8a…軸、8b…
一端(当接部)、8c…一端(被当接部)、 8e…他
端(腕部)、8f…係止部、9…引張バネ、10…誤挿
入防止レバー、10a…軸、10b…一端(誤挿入検出
部)、10c…他端(当接部)、11…捩じりバネ、2
1…記録媒体用筐体(カセット筐体)、21c4…誤挿
入防止用凹部、24…記録媒体(磁気テープ)、31…
記録媒体用筐体(ケース筐体)、31c1…誤挿入防止
用凹部、32…記録媒体(ディスク)。
…押し出しレバー、8…係止レバー、8a…軸、8b…
一端(当接部)、8c…一端(被当接部)、 8e…他
端(腕部)、8f…係止部、9…引張バネ、10…誤挿
入防止レバー、10a…軸、10b…一端(誤挿入検出
部)、10c…他端(当接部)、11…捩じりバネ、2
1…記録媒体用筐体(カセット筐体)、21c4…誤挿
入防止用凹部、24…記録媒体(磁気テープ)、31…
記録媒体用筐体(ケース筐体)、31c1…誤挿入防止
用凹部、32…記録媒体(ディスク)。
Claims (1)
- 【請求項1】記録媒体を装着した記録媒体用筐体を複数
積層状態で着脱自在に記録媒体収納ラックに収納する
際、 前記記録媒体用筐体の挿入時には挿入した該記録媒体用
筐体と当接しなからバネ部材に抗して挿入方向に移動す
る一方、前記記録媒体用筐体の離脱時には前記バネ部材
の付勢力により該記録媒体用筐体を押圧しながら離脱方
向に移動して該記録媒体用筐体を前記記録媒体収納ラッ
クの外に押し出す押し出しレバーと、 前記記録媒体用筐体の挿脱動作に伴って前記押し出しレ
バーと協働するようバネ部材に付勢されながら回動自在
に設けられ、前記記録媒体用筐体の未挿入時には離脱方
向に移動した前記押し出しレバーに一端側が当接すると
共に、軸を介した他端側に形成した係止部が前記記録媒
体用筐体の挿入を許容するよう変位し、前記記録媒体用
筐体の挿入時には前記一端側が挿入方向に移動した前記
押し出しレバーから当接を解除されることにより、前記
係止部が挿入を完了した前記記録媒体用筐体を前記記録
媒体収納ラック内に係止するよう変位する係止レバーと
を前記記録媒体収納ラックの固定部材に前記記録媒体用
筐体の積層位置に対応して具備した記録媒体収納ラック
において、 前記記録媒体用筐体の挿脱動作に伴って前記係止レバー
と協働するようバネ部材に付勢されながら回動自在に前
記記録媒体収納ラックの固定部材に設けられ、前記記録
媒体用筐体の正常挿入時には一端側に形成した誤挿入検
出部が該記録媒体用筐体の外壁に形成した誤挿入防止用
凹部に進入すると共に、軸を介した他端側が前記係止レ
バーの前記記録媒体用筐体への係止をさせるよう変位
し、一方、前記記録媒体用筐体の誤挿入時には前記誤挿
入検出部が前記記録媒体用筐体の誤挿入防止用凹部への
進入を拒絶されると共に、前記他端側が前記係止レバー
の前記記録媒体用筐体への係止を解除させるよう変位し
て前記押し出しレバーを介して該記録媒体用筐体を押し
出すことを許容する誤挿入防止レバーを備えたことを特
徴とする記録媒体収納ラック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5149901A JPH06342548A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 記録媒体収納ラック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5149901A JPH06342548A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 記録媒体収納ラック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06342548A true JPH06342548A (ja) | 1994-12-13 |
Family
ID=15485085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5149901A Pending JPH06342548A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 記録媒体収納ラック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06342548A (ja) |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP5149901A patent/JPH06342548A/ja active Pending
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