JPH0634246U - 圧接型半導体素子 - Google Patents

圧接型半導体素子

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JPH0634246U
JPH0634246U JP6808092U JP6808092U JPH0634246U JP H0634246 U JPH0634246 U JP H0634246U JP 6808092 U JP6808092 U JP 6808092U JP 6808092 U JP6808092 U JP 6808092U JP H0634246 U JPH0634246 U JP H0634246U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱緩衝板を介して主電極を半導体基板に圧接
する場合に位置決め部により熱緩衝板を位置決め固定す
ることにより、安価にして高性能で高信頼性の圧接型半
導体素子を得る。 【構成】 半導体基体3の両主表面に、それぞれ主電極
を有し、一方の主電極であるカソード電極6はゲート電
極5に取り囲まれ主表面上に分散配置され、両主電極
2,6はシリコンと熱膨張係数がほぼ等しい材料である
モリブデンもしくはタングステン等の熱緩衝板8を介し
て圧接により外部電極へ接続されるゲートターンオフサ
イリスタ等において、カソード電極6に圧接される熱緩
衝板8を位置決め固定するための位置決め部16A〜1
6Cを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、圧接型半導体素子に係り、特に圧接型半導体素子の主電極部の位置 決め構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4に従来の圧接型半導体として圧接型ゲートターンオフサイリスタの構造を 示す。図でろう付けや溶接などにより接着されずに接触している部分は、説明の ため切り離して図示してある。図4において1は一方の主電極導体であるアノー ド銅ブロック、2はシリコンと熱膨張係数がほぼ等しい材料であるモリブデン, タングステン等からなるアノード電極、3はPNPN構造を有する半導体基体で あるシリコンウエハである。銅ブロック1はアノード電極2に加圧接触され、ア ノード電極2はシリコンウエハ3の一方の主表面にろう付けされている。4はパ ッシベーションゴム、5はアルミニウム蒸着層からなり、シリコンウエハ3の他 方の主表面の中心部上に形成されたゲート電極である。6はカソード電極で、こ のカソード電極6は、アルミニウム蒸着層からなり、シリコンウエハ3のゲート 電極5が形成された主表面上にゲート電極5を取り囲んで形成された他方の主電 極である。7,8は熱緩衝板、9はカソード銅ブロックで、熱緩衝板7はシリコ ンと熱膨張係数がほぼ等しい材料からなるドーナツ状薄板で、周辺にカソード銅 ブロック9の外周を取り囲む周壁を有する。熱緩衝板8はシリコンと熱膨張係数 がほぼ等しい材料からなるドーナツ状円板であり、カソード銅ブロック9は熱緩 衝板8に加圧接触された他方の主電極導体である。10は絶縁体、11は金属弾 性体からなりそのばね力により一端がゲート電極5に加圧接触されるゲートリー ド、12はシリコンラバー等からなる弾性部材である。
【0003】 すなわち、図4の圧接型ゲートターンオフサイリスタはゲートリード11が素 子の中心に設けられたものであり、カソード電極6とカソード銅ブロック9との 間に介される熱緩衝板8は何らかの位置決めを行わないと圧接しない状態で位置 づれを起こし、素子の不良をまねく。そこで、さらに薄板の熱緩衝板7を設け、 この周辺に周壁を付け、この周壁で熱緩衝板8とカソード銅ブロック9の外周を 取り囲み弾性部材12で挾み、固定していた。
【0004】 図4のものはゲートリード11が素子の中心に設けられた構造であるのに対し て、図5は、素子のゲート特性の改良を図るために、円筒状のゲートリング15 をカソード銅ブロック9を取り囲むようにして素子の外周部付近に設けた構造で ある。すなわち、図5に示すようにカソード銅ブロック9とゲートリング15と の間には弾性が小さく、かつ、摩擦が小さい例えばテフロンのような絶縁体14 を用い、熱緩衝板8はシリコーンゴム等の接着剤によりカソード電極5に直接固 定されていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
図4に示す従来の圧接型導体素子では、熱緩衝板8を固定して位置決めするた めに熱緩衝板7や弾性部材12等の余分な部品を必要としそれだけコスト高とな るとともに、圧接が不充分となっていた。また、図5に示す従来の圧接型半導体 素子では、熱緩衝板8は固定されるものの、カソード銅ブロック9と熱緩衝板8 の位置出しが正確にできないため、不均一な圧接をまねき、性能が低下し信頼性 に欠けていた。
【0006】 本発明は上述の問題点を解決したもので、安価にして高性能で高信頼性の圧接 型半導体素子を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、半導体基体の両主表面にそれぞれ主電 極を設け、一方の主電極は制御電極に取り囲まれ、かつ、この一方の主電極には 熱緩衝板を圧接し、前記制御電極には金属製リングを圧接するとともに、該金属 製リングを前記熱緩衝板との間に絶縁体を介設してなる半導体素子において、前 記熱緩衝板と絶縁体との関連において該熱緩衝板を位置決めする位置決め手段を 設ける。
【0008】
【作用】
熱緩衝板は一方の主電極に圧接されるとともに位置決め部によって位置決めさ れる。これにより、圧接力が主電極において均一になり、素子動作時における電 流分布も均一になる。
【0009】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図1〜図3を参照しながら説明する。
【0010】 図1は本考案の実施例による圧接型半導体素子である圧接型ゲートターンオフ サイリスタを示すもので、図4及び図5のものと同一又は相当部分には同一符号 が付されている。半導体基体であるシリコンウエハ3の主表面にそれぞれ主電極 を有し、一方の主電極であるカソード電極6は制御電極であるゲート電極5に取 り囲まれ主表面上に分散配置されている。このカソード電極6と他方の主電極で あるアノード電極2はシリコンと熱膨張係数がほぼ等しい材料であるモリブデン もしくはタングステン等の熱緩衝板8を介してカソードブロック9とアノードブ ロック1により圧接され、外部電極に接続される。
【0011】 また、カソード電極6の外周部に位置するゲート電極5は、カソード電極圧接 部を取り込む同筒状金属であるゲートリング15により圧接されるとともに、外 部電極に接続される。さらに、カソード電極圧接部とゲートリング15間には弾 性が小さくかつ摩擦が小さいテフロンのような絶縁体14が介設されている。
【0012】 本実施例の特徴とするところは、絶縁体14の内周面部に溝部14aを設ける とともに、熱緩衝板8の外周部に突起部8aを設け、溝部14aに突起部8aを 嵌合させて位置決め部16Aが構成されていることである。
【0013】 上記実施例によれば、アノード銅ブロック2にシリコンウエハ3をパッシベー ションゴム4により固定するとともに、シリコンウエハ3にカソード電極5とカ ソード電極6を形成する。しかる後に、カソード電極6の上に熱緩衝板8を介し てカソード銅ブロック9を載置してカソード電極圧接部を形成する。このカソー ド電極圧接部の外周に絶縁体14の溝部14aと熱緩衝板8の突起部14aとを 嵌合させて絶縁体14を配置し、この絶縁体14の外周にゲートリング15を嵌 合させ、しかる後にこれらを圧接する。
【0014】 従って、熱緩衝板8をカソード銅ブロック9をカソード電極6上に正確に位置 決めすることができるとともに、圧接を解除して再び圧接する場合も、カソード 電極6とカソード銅ブロック8との間に介設された熱緩衝板8が位置ずれを起こ すこともなく位置決めされる。
【0015】 これにより、素子の動作時の電流分布が均一になり、特性が向上するとともに 高信頼性のものとなる。。
【0016】 図2は本考案の他の実施例による圧接型半導体素子としての圧接型ゲートター ンオフサイリスタを示すもので、図1のものと同一又は相当部分には同一符号が 付されている。本実施例においては、図2に示すように、シリコンと熱膨張係数 がほぼ等しい材料からなり熱緩衝を兼ねた有底円筒状の位置決め部材17をカソ ード電極6と熱緩衝板8との間に介設したものである。
【0017】 位置決め部材17は底部17a、周壁部18b、周壁部から折曲した折曲部1 7c、折曲部からさらに折曲する折曲部17dからなり、絶縁体14の内周側に は溝部14aと14bが設けられている。位置決め部材17の折曲部17cを絶 縁体14の溝部14aに、折曲部17dを溝部14bに嵌合させることと、周壁 部17cによって位置決め部16Bが形成される。図2の圧接型半導体素子によ れば、位置決め部材17を設けたことにより、位置決めがより一層確実になる。
【0018】 図3は本考案のさらに他の実施例による圧接型ゲートターンオフサイリスタを 示すもので、本実施例においては、絶縁体14をシリコーンゴム等からなる接着 剤18によって接着して位置決め部16Cを形成したもので、構造簡単にして工 数がかからなく位置決めできる利点がある。
【0019】 上述の各実施例では圧接型ゲートターンオフサイリスタへの適用について述べ たが、本考案は同一半導体基板に同時にダイオードが形成された逆導通型ゲート ターンオフサイリスタ等の半導体素子にも適用可能である。
【0020】
【考案の効果】
本考案は、上述の如くであって、圧接型の半導体素子において熱緩衝板と絶縁 体との間に位置決め手段を設けたから、圧接位置決めが正確になり、素子動作時 の電流分布が均一にして高性能で高信頼性にして安価な圧接型半導体素子が得ら れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による圧接型半導体素子の正断
面図。
【図2】本考案の他の実施例による圧接型半導体素子の
正断面図。
【図3】本考案のさらに他の実施例による圧接型半導体
素子の正断面図。
【図4】従来の圧接型半導体素子の正断面図。
【図5】従来の圧接型半導体素子の正断面図。
【符号の説明】
1…アノード銅ブロック 2…アノード電極 3…シリコンウエハ 4…パッシベーションゴム 5…ゲート電極 6…カソード電極 8…熱緩衝板 9…カソード銅ブロック 14…絶縁体 15…ゲートリング 16A〜16C…位置決め部 17…位置決め部材 18…接着剤

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基体の両主表面にそれぞれ主電極
    を設け、一方の主電極は制御電極に取り囲まれ、かつ、
    この一方の主電極には熱緩衝板を圧接し、前記制御電極
    には金属製リングを圧接するとともに、該金属製リング
    を前記熱緩衝板との間に絶縁体を介設してなる半導体素
    子において、前記熱緩衝板と絶縁体との関連において該
    熱緩衝板を位置決めする位置決め手段を設けて構成した
    ことを特徴とする圧接型半導体素子。
  2. 【請求項2】 請求項1の圧接型半導体素子において、
    前記位置決め手段を、前記熱緩衝板の外周部と絶縁体の
    内周部間の溝部と突起部の係合によって、構成したこと
    を特徴とする圧接型半導体素子。
  3. 【請求項3】 請求項1の圧接型半導体素子において、
    前記位置決め手段を、前記一方の主電極と熱緩衝板との
    間に介設された有底円筒状の位置決め部材と前記絶縁体
    とを係合させて構成したことを特徴とする圧接型半導体
    素子。
  4. 【請求項4】 請求項1の圧接型半導体素子において、
    前記位置決め手段を、前記絶縁体を接着剤により前記半
    導体基体に固定して構成したことを特徴とする圧接型半
    導体素子。
JP1992068080U 1992-09-30 1992-09-30 圧接型半導体素子 Expired - Lifetime JP2571916Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0999580A (ja) * 1995-10-04 1997-04-15 Nippon Sheet Glass Co Ltd 自己走査型発光装置およびその静電破壊防止用保護回路

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JPH0999580A (ja) * 1995-10-04 1997-04-15 Nippon Sheet Glass Co Ltd 自己走査型発光装置およびその静電破壊防止用保護回路

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