JPH0634188Y2 - 農用トラクタ - Google Patents
農用トラクタInfo
- Publication number
- JPH0634188Y2 JPH0634188Y2 JP1988032691U JP3269188U JPH0634188Y2 JP H0634188 Y2 JPH0634188 Y2 JP H0634188Y2 JP 1988032691 U JP1988032691 U JP 1988032691U JP 3269188 U JP3269188 U JP 3269188U JP H0634188 Y2 JPH0634188 Y2 JP H0634188Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- balance weight
- bonnet
- battery
- agricultural tractor
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Battery Mounting, Suspending (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は農用トラクタに関する。
従来における農用トラクタとしては、例えば実開昭62-1
23491号公報に示されるように、機体前部下方に専用の
支持フレームを取付けるとともに、更に受止め用ブラケ
ットを連結し、このブラケットの上にバランスウエイト
を載置固定する構造のものがあった。
23491号公報に示されるように、機体前部下方に専用の
支持フレームを取付けるとともに、更に受止め用ブラケ
ットを連結し、このブラケットの上にバランスウエイト
を載置固定する構造のものがあった。
上記従来例では、機体フレームの前部に備えたブラケッ
トに対して、前方に突出する形態でバランスウエイトを
載置支持することにより、このバランスウエイトがプロ
テクタとしても機能する。しかし、機体フレームに対し
てバランスウエイトを直接支持せず、ブラケットを介し
て連結するものでは、バランスウエイトの大きい重量に
耐えうるよう、又、プロテクタとしてのバランスウエイ
トに作用する衝撃に耐えるようブラケットを強固な部材
で構成する必要があり改善の余地がある。
トに対して、前方に突出する形態でバランスウエイトを
載置支持することにより、このバランスウエイトがプロ
テクタとしても機能する。しかし、機体フレームに対し
てバランスウエイトを直接支持せず、ブラケットを介し
て連結するものでは、バランスウエイトの大きい重量に
耐えうるよう、又、プロテクタとしてのバランスウエイ
トに作用する衝撃に耐えるようブラケットを強固な部材
で構成する必要があり改善の余地がある。
更に、この従来例では部品としてのブラケットばかりで
無く、このブラケットを機体フレームに連結するボルト
等の部品を必要とするので部品数が増大しコストアップ
を招来する観点からも改善の余地がある。
無く、このブラケットを機体フレームに連結するボルト
等の部品を必要とするので部品数が増大しコストアップ
を招来する観点からも改善の余地がある。
本考案の目的は、コストアップを招来すること無く、バ
ランサを合理的に備える点にある。
ランサを合理的に備える点にある。
本考案の特徴は、機体フレームの前端面に対して、その
前端をボンネット前面よりも機体前方側に向けて突出す
る状態にバランスウエイトを取付け固定するとともに、
このバランスウエイトにバッテリ収納用の凹部を前記ボ
ンネットの前端より後方に位置を設定して形成し、か
つ、このバランスウエイトに前記ボンネットを揺動開閉
自在に支持する枢支連結部を形成してある点にあり、そ
の作用・効果は次の通りである。
前端をボンネット前面よりも機体前方側に向けて突出す
る状態にバランスウエイトを取付け固定するとともに、
このバランスウエイトにバッテリ収納用の凹部を前記ボ
ンネットの前端より後方に位置を設定して形成し、か
つ、このバランスウエイトに前記ボンネットを揺動開閉
自在に支持する枢支連結部を形成してある点にあり、そ
の作用・効果は次の通りである。
上記特徴によると、機体フレームの前端面に対してボン
ネット前面より突出状態にバランスウエイトを取付け固
定するので、このバランスウエイトを従来例と同様にプ
ロテクタに兼用して用い得ると共に、プロテクタとして
機能した際の衝撃を直接機体フレームで受止め得るもの
となり、しかも、従来例と比較してブラケット、及び、
ブラケットを機体フレームに連結するための部品等を必
要としないものとなる。
ネット前面より突出状態にバランスウエイトを取付け固
定するので、このバランスウエイトを従来例と同様にプ
ロテクタに兼用して用い得ると共に、プロテクタとして
機能した際の衝撃を直接機体フレームで受止め得るもの
となり、しかも、従来例と比較してブラケット、及び、
ブラケットを機体フレームに連結するための部品等を必
要としないものとなる。
又、バランスウエイトのボンネットの前端より後方に位
置を設定した凹部にバッテリを収納するので、バッテリ
の収納位置を決める専用の部材が不要となるばかりで無
く、凹部に収納したバッテリをボンネットで保護できる
ものとなる。
置を設定した凹部にバッテリを収納するので、バッテリ
の収納位置を決める専用の部材が不要となるばかりで無
く、凹部に収納したバッテリをボンネットで保護できる
ものとなる。
又、本来的に高い強度のバランスウエイトにボンネット
の枢支連結部を形成しているので、機体フレームからス
テー等の特別の部材を延設せずとも、このバランスウエ
イトを機体フレームに兼用した形態で強固にボンネット
を支持できるものとなる。
の枢支連結部を形成しているので、機体フレームからス
テー等の特別の部材を延設せずとも、このバランスウエ
イトを機体フレームに兼用した形態で強固にボンネット
を支持できるものとなる。
従って、従来例と同様バランスウエイトをプロテクタに
兼用するという良好な面を損なうこと無く、バランスウ
エイトを強固に連結すると同時に組立て工数の削減、部
品数の削減でコストダウンが可能で、又、合理的なバッ
テリの配置が可能になると共にバッテリの重量の附加に
よりバランスウエイトそのものの重量の軽減が可能で、
しかも、揺動軸芯を安定させてボンネットの揺動解放が
可能になった。
兼用するという良好な面を損なうこと無く、バランスウ
エイトを強固に連結すると同時に組立て工数の削減、部
品数の削減でコストダウンが可能で、又、合理的なバッ
テリの配置が可能になると共にバッテリの重量の附加に
よりバランスウエイトそのものの重量の軽減が可能で、
しかも、揺動軸芯を安定させてボンネットの揺動解放が
可能になった。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に係る農用トラクタを示している。この農用トラ
クタはボンネット(1)内方にエンジン(2)を備える
とともに、エンジン冷却用ラジエータ(3)を機体後方
側の運転パネル部(4)の前部に、後傾斜状態で配備
し、エンジン(2)の前方に冷却用ファン(5)を装備
してある。そしてエンジンルーム(R)内の前記冷却用
ファン(5)及びラジエータ(3)の送風領域以外の部
分を気密に封止して冷却ファン(5)によりエンジンル
ーム(R)内の空気を吸入し、フロントグリル(6)か
ら機外に排出するよう構成するとともに、ボンネット
(1)上部の空気取入口(7)からラジエータ(3)の
吸入側に外気を導入するよう構成してある。
クタはボンネット(1)内方にエンジン(2)を備える
とともに、エンジン冷却用ラジエータ(3)を機体後方
側の運転パネル部(4)の前部に、後傾斜状態で配備
し、エンジン(2)の前方に冷却用ファン(5)を装備
してある。そしてエンジンルーム(R)内の前記冷却用
ファン(5)及びラジエータ(3)の送風領域以外の部
分を気密に封止して冷却ファン(5)によりエンジンル
ーム(R)内の空気を吸入し、フロントグリル(6)か
ら機外に排出するよう構成するとともに、ボンネット
(1)上部の空気取入口(7)からラジエータ(3)の
吸入側に外気を導入するよう構成してある。
そして、この農用トラクタには機体前部下方に機体の前
後の重量バランス、特に機体後部に耕耘装置などの作業
装置を連結した場合などにおける前後重量バランスを良
くするために、バランスウエイト(8)を取付固定して
ある。詳述すると、第2図及び第3図に示すように、機
体前部側を平面視コの字形板状に成形してある機体側フ
レーム(9)の前端縦壁(9a)に、前後方向に前記バラ
ンスウエイト(8)をボルト連結にて固定取付してあ
る。バランスウエイト(8)の後部上面には、重量の大
きなバランスウエイト(8)を前記機体側フレーム
(9)に取付けるに際して、予め、前記縦壁(9a)上部
に係止してバランスウエイト(8)をボルト連結可能な
姿勢に位置保持するための支持部(10)を延設してあ
る。又、バランスウエイト(8)の後部側部位には、バ
ッテリ(11)収納用の凹部(12)を形成し、この凹部
(12)にバッテリ(11)を下方に入り込み収納するとと
もに、バッテリ(11)の上面に当て板(13)を載置し
て、この当て板(13)の両端部を一対の締付ボルト(1
4),(14)で締付固定してバッテリ(11)を固定支持
するよう構成してある。前記締付ボルト(14),(14)
の下端ネジ部はバランスウエイト(8)の側面から延設
したネジ孔形成部(16),(16)に螺合するよう構成し
てある。
後の重量バランス、特に機体後部に耕耘装置などの作業
装置を連結した場合などにおける前後重量バランスを良
くするために、バランスウエイト(8)を取付固定して
ある。詳述すると、第2図及び第3図に示すように、機
体前部側を平面視コの字形板状に成形してある機体側フ
レーム(9)の前端縦壁(9a)に、前後方向に前記バラ
ンスウエイト(8)をボルト連結にて固定取付してあ
る。バランスウエイト(8)の後部上面には、重量の大
きなバランスウエイト(8)を前記機体側フレーム
(9)に取付けるに際して、予め、前記縦壁(9a)上部
に係止してバランスウエイト(8)をボルト連結可能な
姿勢に位置保持するための支持部(10)を延設してあ
る。又、バランスウエイト(8)の後部側部位には、バ
ッテリ(11)収納用の凹部(12)を形成し、この凹部
(12)にバッテリ(11)を下方に入り込み収納するとと
もに、バッテリ(11)の上面に当て板(13)を載置し
て、この当て板(13)の両端部を一対の締付ボルト(1
4),(14)で締付固定してバッテリ(11)を固定支持
するよう構成してある。前記締付ボルト(14),(14)
の下端ネジ部はバランスウエイト(8)の側面から延設
したネジ孔形成部(16),(16)に螺合するよう構成し
てある。
一方、前記バランスウエイト(8)の後部側上面には、
ボンネット(1)の回動支持を行う為の支持部材(17)
を取付けてある。詳述すると、前記支持部材(17)は、
バランスウエイト(8)上面において、横方向略全幅に
亘って延び、かつ、上下方向に沿ってボルト連結した支
持台部分(17a)と、この支持台部分(17a)の両側部か
ら上方に向け立設した連結部(17b),(17b)とから成
り、前記連結部(17b),(17b)にボンネット(1)側
の支持部(18),(18)をピン(19),(19)を介して
横軸芯(P)周りに揺動自在に枢支連結してある。そし
て前記連結部(17b),(17b)には、ボンネット(1)
を所定開放位置で位置保持するべく、ボンネット(1)
側への支持部(18)に形成した係止部(20)が接当係合
する係止片(21),(21)を突設してある。
ボンネット(1)の回動支持を行う為の支持部材(17)
を取付けてある。詳述すると、前記支持部材(17)は、
バランスウエイト(8)上面において、横方向略全幅に
亘って延び、かつ、上下方向に沿ってボルト連結した支
持台部分(17a)と、この支持台部分(17a)の両側部か
ら上方に向け立設した連結部(17b),(17b)とから成
り、前記連結部(17b),(17b)にボンネット(1)側
の支持部(18),(18)をピン(19),(19)を介して
横軸芯(P)周りに揺動自在に枢支連結してある。そし
て前記連結部(17b),(17b)には、ボンネット(1)
を所定開放位置で位置保持するべく、ボンネット(1)
側への支持部(18)に形成した係止部(20)が接当係合
する係止片(21),(21)を突設してある。
そして、ボンネット(1)が閉じた通常の走行状態にお
いて、前記バランスウエイト(8)前端がボンネット
(1)の前面よりも機体前方側に突出する状態にバラン
スウエイト(8)を配備し、中実状で強固なバランスウ
エイト(8)を機体のプロテクタとして兼用してある。
いて、前記バランスウエイト(8)前端がボンネット
(1)の前面よりも機体前方側に突出する状態にバラン
スウエイト(8)を配備し、中実状で強固なバランスウ
エイト(8)を機体のプロテクタとして兼用してある。
このような構成にすることによって、バランスウエイト
(8)にプロテクタとしての機能、バッテリ(11)の収
納台としての機能、さらにはボンネット(1)の回動支
持用の基台としての機能などを持たせることができて、
部品の共用化が図れ、部品点数の削減と組立て工数の減
少を図ることができ、コストダウンが可能となるのであ
る。
(8)にプロテクタとしての機能、バッテリ(11)の収
納台としての機能、さらにはボンネット(1)の回動支
持用の基台としての機能などを持たせることができて、
部品の共用化が図れ、部品点数の削減と組立て工数の減
少を図ることができ、コストダウンが可能となるのであ
る。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
図面は本考案に係る農用トラクタの実施例を示し、第1
図は全体側面図、第2図は要部の分解斜視図、第3図は
要部の縦断側面図である。 (1)……ボンネット、(8)……バランスウエイト、
(9)……機体フレーム、(11)……バッテリ、(12)
……凹部。
図は全体側面図、第2図は要部の分解斜視図、第3図は
要部の縦断側面図である。 (1)……ボンネット、(8)……バランスウエイト、
(9)……機体フレーム、(11)……バッテリ、(12)
……凹部。
Claims (1)
- 【請求項1】機体フレーム(9)の前端面に対して、そ
の前端をボンネット(1)前面よりも機体前方側に向け
て突出する状態にバランスウエイト(8)を取付け固定
するとともに、このバランスウエイト(8)にバッテリ
(11)収納用の凹部(12)を前記ボンネット(1)の前
端より後方に位置を設定して形成し、かつ、このバラン
スウエイト(8)に前記ボンネット(1)を揺動開閉自
在に支持する枢支連結部を形成してある農用トラクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988032691U JPH0634188Y2 (ja) | 1988-03-12 | 1988-03-12 | 農用トラクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988032691U JPH0634188Y2 (ja) | 1988-03-12 | 1988-03-12 | 農用トラクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01144149U JPH01144149U (ja) | 1989-10-03 |
JPH0634188Y2 true JPH0634188Y2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=31259243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988032691U Expired - Lifetime JPH0634188Y2 (ja) | 1988-03-12 | 1988-03-12 | 農用トラクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0634188Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20240104938A (ko) | 2022-12-28 | 2024-07-05 | 주식회사 세호 | 바이오매스 유래 식물유와 아이소소바이드 기반 비-이소시아네이트 폴리하이드록시우레탄 및 이의 제조방법 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61139889U (ja) * | 1985-02-21 | 1986-08-29 |
-
1988
- 1988-03-12 JP JP1988032691U patent/JPH0634188Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20240104938A (ko) | 2022-12-28 | 2024-07-05 | 주식회사 세호 | 바이오매스 유래 식물유와 아이소소바이드 기반 비-이소시아네이트 폴리하이드록시우레탄 및 이의 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01144149U (ja) | 1989-10-03 |
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