JPH0634173Y2 - トロリー線の探査装置 - Google Patents

トロリー線の探査装置

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JPH0634173Y2
JPH0634173Y2 JP8726590U JP8726590U JPH0634173Y2 JP H0634173 Y2 JPH0634173 Y2 JP H0634173Y2 JP 8726590 U JP8726590 U JP 8726590U JP 8726590 U JP8726590 U JP 8726590U JP H0634173 Y2 JPH0634173 Y2 JP H0634173Y2
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JP
Japan
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trolley wire
detection
hanger
rollers
traveling
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP8726590U
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English (en)
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JPH0445138U (ja
Inventor
凱男 田中
盾夫 問覚
正和 常次
Original Assignee
株式会社ニチゾウテック
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は線路に沿って吊りハンガー等により掛け渡され
るトロリー線(架線)の摩耗状態を検査するためのトロ
リー線の探査装置に関する。
従来の技術 従来、トロリー線の摩耗状態を検査するトロリー線の探
査装置は、線路上を走行自在な自走式台車に昇降自在な
支持アームを立設し、この支持アームの上端部に、トロ
リー線に下方から押し付けられて摺接しトロリー線の摩
耗を検出する検出部を設けたものである。
考案が解決しようとする課題 しかし、上記従来構成の探査装置によるトロリー線の点
検作業は、検出部をトロリー線に押し当てて位置決めし
たり、障害物を避けたりする作業が多く、必然的に高所
作業となって危険度も高く、作業能率も悪いものであっ
た。
本考案は、上記問題点を解決して、トロリー線の点検作
業における高所作業を少なくでき、安全でかつ能率的に
作業を行えるトロリー線の探査装置を提供することを目
的とする。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本考案は、吊りハンガーロ
ーラーに吊り下げられたトロリー線の摩耗を検出する検
出器を有する検出走行体に、検出走行体をトロリー線に
吊り下げて支持する前後一対のハンガーローラーを前部
および後部にそれぞれ配設するとともに、トロリー線の
両側面を挟持して回転し検出走行体を走行駆動する左右
一対の走行ローラーを設け、前記ハンガーローラーを、
トロリー線の側方で前後方向に所定間隔をあけて立設さ
れた縦軸にそれぞれ回動自在に取り付けられた横方向の
回動軸と、この回動軸に回転自在に支持されトロリー線
上面に掛け止めされて転動自在なローラー本体と、前記
回動軸を走行方向後方から前方に回動付勢する付勢手段
と、前記回動軸をトロリー線に直交する位置で前方への
回動を規制するストッパーとで構成したものである。
作用 上記構成によれば、検出走行体が前部および後部で前後
一対のハンガーローラーによりトロリー線に吊り下げら
れて支持され、走行ローラーにより走行駆動されるとと
もに、検出器によりトロリー線の摩耗が走行方向に沿っ
て検出される。この時、吊りハンガーの吊り下げ部があ
ると、吊りハンガーがまず前側のハンガーローラーに当
たり、付勢手段に抗してローラー本体を後方へ回動させ
て回避させ、通過後に付勢手段により元の支持位置に戻
される。次に後側のハンガーローラーに当たって回避さ
せ、通過後に元の支持位置に戻される。したがって、検
出走行体がトロリー線の吊りハンガーによる吊り下げ部
を通過しても、検出走行体の前部および後部で前後のハ
ンガーローラーが順次回避されて両ハンガーローラーの
うち一方が必ずトロリー線の上部に掛け止めされるの
で,検出走行体が落下したり、走行不能になることなく
吊りハンガーをクリヤーして、トロリー線に沿ってスム
ーズに走行できる。
実施例 以下、本考案の一実施例を第1図〜第6図に基づいて説
明する。
第5図に示すように、線路1の上方に沿って配設された
トロリー線2は、電柱3間に掛け渡され吊架線4に吊り
ハンガー5などを介して吊り下げられている。たとえば
円形断面のトロリー線2は、第4図に示すように、中央
より少し上部両側に取付け用のV字溝2aが形成され、こ
のV字溝2aに吊りハンガー5の爪5aが係合されて取り付
けられ、電車のパンタグラフ式集電部が摺接して仮想線
で示すように底面が摩耗する。
6はこのトロリー線2に走行自在に懸吊された検出走行
体で、内部に摩耗検出センサーの信号処理回路、制御電
源、検出出力送信回路(または検出出力記憶装置)や走
行駆動モーター7、走行制御装置、走行用電源等を備え
ている。また、検出走行体6の上面板6a前部および後部
には、トロリー線2の上面に係止され検出走行体6をト
ロリー線2の吊り下げて支持する前後一対のハンガーロ
ーラー8A,8Bがそれぞれ配設され、上面板6aの中央部に
はトロリー線7を左右両側から挟持して走行駆動力を伝
達する左右一対の走行ローラー9A,9Bが前後に2組配設
されている。さらに、走行ローラー9A,9B間には、トロ
リー線7を挟んで互いに対峙する1組のセンサーヘッド
10が上面板6a上に突設され、このセンサーヘッド10はた
とえば渦流探傷法による誘導式コイルなどが使用され
る。
前部および後部の前記ハンガーローラー8A,8Bは、第1
図〜第3図,第6図に示すように、トロリー線2を挟む
両側で前後に所定間隔lをあけて垂直軸(縦軸)11がそ
れぞれ立設され、この垂直軸11に、先端部にローラー本
体12が回転自在に支持された水平方向の回動軸13が基端
部を回転自在に外嵌されている。そして、前記垂直軸11
に回動軸13を矢印B,Cで示すように走行方向Aの後方か
ら前方に向かってトロリー線2側に回動付勢するつる巻
きバネ14(付勢手段の一例)が介装されるとともに、回
動軸13をトロリー線2側上方に向かって直交する支持位
置(ア)で前方の回動を規制するストッパー15が垂直軸
11に突設されている。そして、垂直軸11の前後間隔lは
回動軸13の実線で示す支持位置(ア)から仮想線で示す
回避位置(イ)のローラー本体12の先端部間の距離より
も長く設定されている。したがって、前部および後部の
ハンガーローラー8A,8Bは、前後にずれた位置でトロリ
ー線2の両側からトロリー線2上方に向かって突出され
たローラー本体12がトロリー線2上の走行自在に掛止さ
れ、走行中にハンガーローラー8A,8Bが吊りハンガー5
の取付け位置に達すると、まず前部のハンガーローラー
8Aのローラー本体12が吊りハンガー5に当たり、つる巻
きバネ14のバネ力に抗って回動軸13を走行方向後方に回
動して回避させる。そして、吊りハンガー5が通り過ぎ
ると、つる巻きバネ14により元の位置に復帰される。す
ると次に、吊りハンガー5が次のハンガーローラー8Bに
当たり回動軸14を回動させて回避させる。これにより、
検出走行体6がトロリー線2の吊りハンガー5による吊
り下げ部を通過しても、検出走行体6の前部および後部
で前後のハンガーローラー8A,8Bは順次回避されて、両
ハンガーローラー8A,8Bのうち一方が必ずトロリー線2
の上部に掛け止めされるので、検出走行体6が落下した
り、走行不能になることなく、スムースにトロリー線2
に沿って走行できる。
前記走行ローラー9A,9Bは、ローラー9a〜9dのうち右側
で前部のローラー9aのみが走行駆動モーター7に減速機
を介して出力軸16に連結され、右側後部のローラー9cは
上面板6aに立設固定された固定軸17に回転自在に外嵌さ
れている。一方、左側のローラー9b,9dは、それぞれ下
端が走行方向に沿うピン18を介して揺動自在に検出走行
体6内に支持され上面板6aの長孔6bを貫通する揺動軸19
の突出端に回転自在に外嵌されている。そして、これら
揺動軸19はそれぞれバネ20により右側に付勢され、揺動
軸19のローラー9b,9dが右側のローラー9a,9c側に押し付
けられてトロリー線2を挟持するとともに走行駆動モー
ター7の駆動力をローラー9aにより伝達している。
第5図において、21は線路1を走行する検出記録台車
で、検出走行体6からの検出出力を受信する受信回路や
検出出力の表示装置、検出走行体6の走行を制御する制
御装置、自走用の走行装置等を備えている。なお、この
検出記録台車21は、検出走行体6に検出出力記憶装置を
設けて、検出データを記録媒体等を介して点検作業後に
取り出し、別に設置した表示装置により再生する場合に
は不用にできる。
上記実施例によれば、検出走行体6をトロリー線2に吊
り下げて走行させ、センサーヘッド10によりトロリー線
2の摩耗状態を検出して、検出信号を検出記録台車21に
送信し、検出記録台車21にて検出データを再生表示す
る。検出走行体6の走行時には、検出走行体6がトロリ
ー線2の吊りハンガー5による吊り下げ部を通過して
も、前後のハンガーローラー8A,8Bが順次回避されて前
後のハンガーローラー8A,8Bのうち一方が必ずトロリー
線2の上部に掛け止めされるので,吊りハンガー5が障
害になることなく、スムースにトロリー線2に沿って走
行できる。
なお、付勢手段を第7図に示すように、引張ばね31にし
てもよい。
考案の効果 以上に述べたごとく本考案によれば、検出走行体がトロ
リー線の吊りハンガーによる吊り下げ部を通過しても、
検出走行体の前部および後部で、前後のハンガーローラ
ーが順次回避されて前後のハンガーローラーのうち一方
が必ずトロリー線の上部に掛け止めされるので,検出走
行体が落下したり、走行不能になることなく、スムース
にトロリー線に沿って走行できる。したがって、検出走
行体をハンガーローラーによりトロリー線に吊り下げて
走行させ、検出器によりトロリー線の摩耗を走行方向に
沿って検出することができるので、トロリー線の点検作
業における高所作業をきわめて少なくでき、点検作業を
安全でかつ能率的に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の一実施例を示し、第1図〜第
3図はそれぞれ検出走行体の平面図,一部切欠き側面図
および一部切欠き正面図、第4図はトロリー線の断面
図、第5図は探査装置の使用状態を示す斜視図、第6図
はハンガーローラーの分解斜視図、第7図はハンガーロ
ーラーの他の実施例を示す斜視図である。 1……線路、2……トロリー線、5……吊りハンガー、
6……検出走行体、7……走行駆動モーター、8A,8B…
…ハンガーローラー、9A,9B……走行ローラー、10……
センサーヘッド、11……垂直軸、12……ローラー本体、
14……つる巻きバネ、15……ストッパー、21……検出記
録台車。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トロリー線の摩耗を検出する検出器を有す
    る検出走行体に、検出走行体をトロリー線に吊り下げて
    支持する前後一対のハンガーローラーを前部および後部
    にそれぞれ配設するとともに、トロリー線の両側面を挟
    持して回転し検出走行体を走行駆動する左右一対の走行
    ローラーを設け、前記ハンガーローラーを、トロリー線
    の側方で前後方向に所定間隔をあけて立設された縦軸に
    それぞれ回動自在に取り付けられた横方向の回動軸と、
    この回動軸に回転自在に支持されトロリー線上面に掛け
    止めされて転動自在なローラー本体と、前記回動軸を走
    行方向後方から前方に回動付勢する付勢手段と、前記回
    動軸をトロリー線に直交する位置で前方への回動を規制
    するストッパーとで構成したことを特徴とするトロリー
    線の探査装置。
JP8726590U 1990-08-20 1990-08-20 トロリー線の探査装置 Expired - Lifetime JPH0634173Y2 (ja)

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JPH0445138U JPH0445138U (ja) 1992-04-16
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JP4594853B2 (ja) * 2005-11-29 2010-12-08 株式会社ドウデン 架空線吊架移動金具
JP6481003B1 (ja) * 2017-10-03 2019-03-13 不二輸送機工業株式会社 電線のae測定装置

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