JPH06341559A - 管路内内蔵形流体遮断弁 - Google Patents

管路内内蔵形流体遮断弁

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JPH06341559A
JPH06341559A JP15290693A JP15290693A JPH06341559A JP H06341559 A JPH06341559 A JP H06341559A JP 15290693 A JP15290693 A JP 15290693A JP 15290693 A JP15290693 A JP 15290693A JP H06341559 A JPH06341559 A JP H06341559A
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JP
Japan
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valve
magnetostrictive element
main body
magnetic field
giant magnetostrictive
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Pending
Application number
JP15290693A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukinori Tada
幸紀 多田
Fumiaki Aono
文昭 青野
Akira Hachikawa
明良 蜂川
Yasuhiko Oishi
康彦 大石
Akira Kosuge
明良 小菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Benkan Corp
Original Assignee
Benkan Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新たな弁構造で、直流路により流体の滞留を
無くし、より一層の小型化を達成でき、μsec台の高
速応答性を有し、さらには低電力の結線だけ直接外部よ
り駆動できる管路内内蔵形流体遮断弁を提供する。 【構成】 管の流路内に流体を遮断する機構を内蔵する
弁であって、超磁歪特性を有する希土類鉄系合金で作成
された円柱状の超磁歪素子を、該素子と管内部とを隔離
する薄板弾性材料よりなる隔離円筒で被覆密閉して管内
中心線上に配設し、この超磁歪素子に対向して管の外周
面にソレノイドを設け、このソレノイドに通電して発生
する磁界を制御することにより超磁歪素子に長手方向の
伸縮歪を発生させ、それに伴い隔離円筒に半径方向の縮
む或いは膨らむ弾性変形を生じさせ、膨らんだ時に管内
壁と隔離円筒との間の環状断面の流路が遮断されるよう
にした管路内内蔵形流体遮断弁。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体産業、食品、生
物工学等の分野で、液体、ガス配管に使用される管路内
内蔵形流体遮断弁に関する。
【0002】
【従来の技術】上記用途の弁では、流体の純度を損なわ
ないことが重要であり、弁室内は流体の滞留や不純物の
付着、発生の無い構造で、内面が平滑に仕上げられてい
ること、流体の遮断が迅速なこと、さらには弁が小型で
取付スペースが小さいことが要求される。このような要
求に対し、従来は各種の弁の中でもダイヤフラム式のク
リーン弁が適するとして用いられてきたが、駆動手段と
してエアーシリンダーを使用しているため、圧縮空気と
その切替え用の電磁弁などを別途必要とした。他には、
クリーン弁ではないが、管流路内で遮断機能を果す従来
の弁では、バック挿入方式の弁(例えば特開昭58−3
4274号公報参照)や、弾性中実材を長手方向に圧縮
し、半径方向に膨張させて押し付ける方式の弁(例えば
実開昭60−142388号公報参照)などがあるが、
弁の清浄度や開閉の応答速度について考慮されていな
い。ところで、上記従来例のダイヤフラム式クリーン弁
では、弁座及びダイヤフラム面が流体の流れ方向に対し
て直交するため、管流路が弁の前後で曲げられ、そこで
滞留部が生ずることは避けられない。また構造的にほぼ
完成されており、今後さらに小型化を計ることは難し
い。さらに開閉の応答速度も数10msecが限度であ
り、将来ますます高速化が要求された場合に追従できな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、新た
な弁構造で、直流路により流体の滞留を無くし、より一
層の小型化を達成でき、μsec台の高速応答性を有
し、さらには低電力の結線だけで直接外部より駆動でき
る管路内内蔵形流体遮断弁を提供しようとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の管路内内蔵形流体遮断弁は、管の流路内に流
体を遮断する機構を内蔵する弁であって、超磁歪特性を
有する希土類系鉄合金で作成された円柱状の超磁歪素子
と、該素子と管内部とを隔離する薄板弾性材料よりなる
隔離円筒で被覆密閉して管内中心線上に配設し、この超
磁歪素子に対応して管の外周面にソノレイドを設け、こ
のソノレイドに通電して発生する磁界を制御することに
より超磁歪素子に長手方向の伸縮歪を発生させ、それに
伴い隔離円筒に半径方向に縮む或いは膨らむ弾性変形を
生じさせ、膨んだ時に管内壁と隔離円筒との間の環状断
面の流路が遮断されるようにしたことを特徴とするもの
である。
【0005】
【作用】上記のように構成された本発明の管路内内蔵形
流体遮断弁は、ソレノイドに通電して発生させた磁界に
より超磁歪素子に長手方向の歪を生じさせ、これにより
薄板弾性材料よりなる隔離円筒が半径方向に膨らんで拡
大弾性変形し、管内壁に密着して、流路が遮断される。
この際、超磁歪素子に発生させる歪量は小さくて済み、
低磁界又は低電力でも弁機能が果たされる。そして外部
から結線することなしに、つまり外部から駆動手段を管
路内に持ち込むことなしに、超磁歪素子を直接外部から
駆動できるので、管路内への弁機構の内蔵が容易とな
り、且つ従来に無い小型の弁が実現できると共に弁室内
で流路が曲げられることのない直流路構造となって、抵
抗が減り、流体の滞留を無くすることができる。さらに
弁機構の外面は、清浄度の要求に応じた研摩等の仕上げ
を容易に行うことができる。
【0006】
【実施例】本発明の管路内内蔵形流体遮断弁の一実施例
を図1によって説明する。図1は縦断側面図を示し、こ
の弁を配管途中に設置する場合には、図1の両端を配管
に溶接又は接着或いは各種管継手を介して機械的に接続
する等、弁の用途や材質に応じて適宜施工される(図示
省略)。
【0007】図1において、弁本体は上流側本体1と下
流側本体2とよりなり、各々のフランジ1a,2aを合
わせて組立てられている。駆動部として弁本体内に内蔵
する超磁歪素子3は、両端部を各々可動片4及び固定軸
5とに接着或いは溶接等の弁の用途及び材質に応じた方
法で固定してある。超磁歪素子3と弁本体内とを隔離す
る隔離円筒6は、弁の用途に応じてその材質が選定され
るが、本例の場合は樹脂や金属等の薄板弾性材料よりな
り、中央部が部分的或いは全体的に膨出した形状になっ
ていて、両端部が各々可動片4及び固定軸5に嵌着固定
されて、弁本体内部と超磁歪素子3とが完全に隔離シー
ルされている。固定軸5には上流側本体1のフランジ1
a及び下流側本体2のフランジ2aに挾み組み立てるた
めのフランジ部7が設けられ、このフランジ部7に流体
の通路となる穴8が周方向に等配分に穿設されている。
また、上流側本体1のフランジ1a及び下流側本体2の
フランジ2aで挾まれる固定軸5のフランジ部7の両面
には環状突起7aが設けられていて、ネジ9にて上流側
本体1及び下流側本体2のフランジ1a,2aを締付け
固定したことにより、それらフランジ1a,2aの面に
前記環状突起7aが食い込んで、弁本体外部と弁本体内
部とが隔離シールされている。前記超磁歪素子3に対応
して上流側本体1の外周面には、超磁歪素子3を駆動制
御するソレノイド10が設けられ、カバー11により固
定されている。ソレノイド10のコイル端末は、電気導
線としてカバー11の外側に引き出され、電源からの接
続端子(図示省略)に接続されている。前記超磁歪素子
3の材料は、希土類鉄系の合金で、希土類の組み合せ種
類により、磁界を加えて伸びる正磁歪材や逆に縮む負磁
歪材があるが、本例の場合は負磁歪材である。
【0008】上記のように構成された実施例の管路内内
蔵形流体遮断弁は、ソレノイド10に通電し、磁界を発
生させる。この時電流値で発生磁界を制御し、発生磁界
の大きさに応じて超磁歪素子3の長手方向に縮む歪を生
じさせる。これにより隔離円筒6が半径方向に膨らんで
拡大弾性変形し、この変形量が弁のストロークとし、上
流側本体1の内壁に隔離円筒6の膨出部が密着して、環
状断面の流路が遮断される。この閉弁動作において超磁
歪素子3に発生させる歪量は小さくて済み、低磁界又は
低電力(数アンペア、数10ボルト程度)でも弁機能が
果たされる。ソレノイド10への通電を止め、磁界を消
滅させると、超磁歪素子3が長手方向に伸びて原状に復
し、これにより隔離円筒6が半径方向に窄んで縮小変形
し、上流側本体1の内壁より離れて、環状断面の流路が
開かれる。このように上記実施例の管路内内蔵形流体遮
断弁は、外部から結線することなしに、つまり外部から
駆動手段を弁本体内に持ち込むことなしに超磁歪素子3
を直接外部から駆動できるので、弁機構の内蔵が容易と
なる。また超磁歪素子3は高い応答性があり、μsec
の速度で駆動されるので、エアーシリンダー駆動方式の
ダイヤフラム式クリーン弁でのmsecと較べて格段に
速く、高速応答性弁として十分に対応できる。さらに超
磁歪材料の圧縮強度60〜80kg/mm2が超磁歪ア
クチュエータの発生力となるため超磁歪素子3は小さな
もので良く、従って従来にない小型の弁となる。しかも
弁室内で流路が曲げられることのない直流構造となっ
て、抵抗が減り、流体の滞留も無くすることができる。
さらに弁機構の外面は、製作上清浄度の要求に応じた研
摩等の仕上げを容易に行うことができる。尚、上記実施
例において、超磁歪素子3の伸び縮みを制御するために
バイアス磁界を別途加えて歪をコントロールしても良
い。また、上記実施例は、ON,OFF弁の使い方であ
るが、別途冷却装置を組み合せ、精密な温度制御を行う
ことによって、厳密な流量調節が可能である。
【0009】
【発明の効果】以上の通り本発明の管路内内蔵形流体遮
断弁は、弁本体内に駆動手段が無く、直流路により流体
の滞留が無くなり、格段に小型化でき、μsecの高速
応答性を有し、さらに低電力により直接外部から駆動で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管路内内蔵形流体遮断弁の一実施例を
示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 上流側本体 1a フランジ 2 下流側本体 2a フランジ 3 超磁歪素子 4 可動片 5 固定軸 6 隔離円筒 7 フランジ部 7a 突起 8 穴 9 ネジ 10 ソレノイド 11 カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大石 康彦 東京都大田区山王2丁目5番13号 株式会 社ベンカン内 (72)発明者 小菅 明良 東京都大田区山王2丁目5番13号 株式会 社ベンカン内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管の流路内に流体を遮断する機構を内蔵
    する弁であって、超磁歪特性を有する希土類鉄系合金で
    作成された円柱状の超磁歪素子を、該素子と管内部とを
    隔離する薄板弾性材料よりなる隔離円筒で被覆密閉して
    管内中心線上に配設し、この超磁歪素子に対向して管の
    外周面にソレノイドを設け、このソレノイドに通電して
    発生する磁界を制御することにより超磁歪素子に長手方
    向の伸縮歪を発生させ、それに伴い隔離円筒に半径方向
    に縮む或いは膨らむ弾性変形を生じさせ、膨らんだ時に
    管内壁と隔離円筒との間の環状断面の流路が遮断される
    ようにしたことを特徴とする管路内内蔵形流体遮断弁。
JP15290693A 1993-05-31 1993-05-31 管路内内蔵形流体遮断弁 Pending JPH06341559A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005050073A1 (ja) * 2003-11-18 2005-06-02 Tdk Corporation 磁歪式電磁弁
JP2009144910A (ja) * 2007-08-29 2009-07-02 Nok Corp フォーム製の磁気封止要素を持つ弁
DE19654952B4 (de) * 1996-10-18 2012-06-14 Herhof Verwaltungsgesellschaft Mbh Ventil für einen Gasführungskanal in einem Kompostierungsbehälter

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