JPH06341474A - 水冷式ブレーキ装置 - Google Patents

水冷式ブレーキ装置

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JPH06341474A
JPH06341474A JP12925693A JP12925693A JPH06341474A JP H06341474 A JPH06341474 A JP H06341474A JP 12925693 A JP12925693 A JP 12925693A JP 12925693 A JP12925693 A JP 12925693A JP H06341474 A JPH06341474 A JP H06341474A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
cooling
cooling water
brake
supply
Prior art date
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Pending
Application number
JP12925693A
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English (en)
Inventor
Fujio Toba
富士夫 鳥羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウォータジャケット内冷却水の沸騰解消後に
冷却水をすぐにウォータジャケットに供給し得る水冷式
ブレーキ装置を提供すること。 【構成】 当該水冷式ブレーキ装置を、ウォータジャケ
ット23を備えたブレーキ手段(ディスクブレーキのパ
ッド裏板22)と、ウォータジャケット23に冷却水を
循環供給する冷却水循環供給手段と、この冷却水循環供
給手段と前記ブレーキ手段を連結する供給配管33およ
び排出配管34と、前記供給配管に配設されて前記冷却
水循環供給手段から前記ブレーキ手段への流通のみを許
容する流量制限手段(チェック弁V1)を備える構成と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両のブレーキ
装置として使用される水冷式ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水冷式ブレーキ装置の一つとして、車両
に使用されてラジエータで冷却されたエンジン冷却用冷
却水の一部をブレーキ手段(例えば、ディスクブレーキ
のパッド裏板)に導いて冷却した後にラジエータへ戻す
ようにしたものがあり、その一例が特開平2−1594
31号公報に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報の水冷式ブレ
ーキ装置では、ラジエータで冷却されてエンジンを冷却
するために循環供給される冷却水の一部をブレーキ手段
のウォータジャケットに導いて冷却するものであるた
め、既存の冷却装置を有効に利用してコンパクトに構成
できるといった利点が得られるものの、制動の摩擦熱に
よってウォータジャケットの冷却水が沸騰したときに
は、水蒸気が冷却水の循環通路に逆流して、沸騰解消後
に冷却水はすぐにウォータジャケットに供給されず、ブ
レーキ手段を有効に冷却できないおそれがある。本発明
は、上記した問題に対処すべくなされたものであり、そ
の目的はウォータジャケット内冷却水の沸騰解消後に冷
却水をすぐにウォータジャケットに供給し得る水冷式ブ
レーキ装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、当該水冷式ブレーキ装置
を、ウォータジャケットを備えたブレーキ手段と、前記
ウォータジャケットに冷却水を循環供給する冷却水循環
供給手段と、この冷却水循環供給手段と前記ブレーキ手
段を連結する供給配管および排出配管と、前記供給配管
に配設されて前記冷却水循環供給手段から前記ブレーキ
手段への流通のみを許容する流量制限手段を備える構成
とした。
【0005】
【発明の作用・効果】本発明による水冷式ブレーキ装置
においては、冷却水循環供給手段から供給配管を通して
ブレーキ手段のウォータジャケットに冷却水が供給さ
れ、またウォータジャケットから排出配管を通して冷却
水循環供給手段に冷却水が戻されて循環供給される。と
ころで、供給配管には冷却水循環供給手段からブレーキ
手段への流通のみを許容する流量制限手段が配設されて
いるため、制動の摩擦熱によってブレーキ手段のウォー
タジャケットで冷却水が沸騰して水蒸気となり内部の圧
力が上昇しても、ウォータジャケット内の水蒸気は排出
配管を通して冷却水循環供給手段に向けて流れるのみで
供給配管を冷却水循環供給手段に向けて逆流せず、流量
制限手段の配設されている部位まで冷却水は導かれてい
る。したがって、水蒸気のウォータジャケットからの排
出が促進されるとともに、ウォータジャケット内冷却水
の沸騰解消後には冷却水が流量制限手段を通してすぐに
ウォータジャケットに供給され、ブレーキ手段が有効に
冷却される。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明による水冷式ブレーキ装置を概
略的に示していて、この水冷式ブレーキ装置において
は、ラジエータ11で冷却された冷却水の一部がウォー
タインレット12で分流されて給水管31を通してポン
プ32に導かれ先端がインナ側とアウタ側の二つに分岐
された各供給配管33を通して各ディスクブレーキ20
のパッド21(詳細には、図2及び図3に示したパッド
21における裏板22に形成したウォータジャケット2
3)に導かれるように構成されるとともに、各パッド2
1の裏板22に液密的に固着した接続パイプ24と基端
がインナ側とアウタ側の二つに分岐された各排出配管3
4と集流管35とウォータアウトレツト13を通してラ
ジエータ11に還流するように構成されている。なお、
ラジエータ11で冷却された冷却水は、周知のように、
主としてエンジン40を冷却するために循環供給されて
いる。
【0007】また、本実施例においては、図2に示した
ように、パッド21の裏板22に供給配管33の先端を
接続する接続金具50中に、ポンプ32からウォータジ
ャケット23への流通のみを許容する流量制限手段とし
てのチェック弁V1が配設されている。チェック弁V1
は、接続金具50の裏板22側金具51に一体的に形成
した弁座53と、裏板22側金具51にスプリング54
とともに組付けたポペット55によって構成されてい
る。なお、接続金具50は、パッド21の裏板22に液
密的に組付けた裏板22側金具51と、この裏板22側
金具51に予め液密的に組付けた供給配管33側金具5
2によって構成されている。
【0008】上記のように構成した本実施例の水冷式ブ
レーキ装置においては、ポンプ32を駆動させれば、ラ
ジエータ11で冷却された冷却水の一部がウォータイン
レット12から給水管31,ポンプ32,供給配管33
等を通してディスクブレーキ20におけるパッド21の
裏板22に設けたウォータジャケット23に供給され、
またウォータジャケット23から接続パイプ24と排出
配管34と集流管35とウォータアウトレツト13を通
してラジエータ11に還流し、ウォータジャケット23
に冷却水が循環供給される。
【0009】ところで、本実施例においては、ウォータ
ジャケット23の供給側、すなわち供給配管33の先端
をパッド21の裏板22に接続する接続金具50にチェ
ック弁V1が配設されているため、制動の摩擦熱によっ
てパッド21の裏板22のウォータジャケット23で冷
却水が沸騰して水蒸気となり内部の圧力が上昇しても、
ウォータジャケット23内の水蒸気は接続パイプ24と
排出配管34と集流管35とウォータアウトレツト13
を通してラジエータ11に向けて流れるのみで供給配管
33へは逆流せず、チェック弁V1の配設されている部
位まで冷却水は導かれている。したがって、水蒸気のウ
ォータジャケット23からの排出が促進されるととも
に、ウォータジャケット23内冷却水の沸騰解消後には
冷却水がチェック弁V1を通してすぐにウォータジャケ
ット23に供給され、パッド21の裏板22を介してデ
ィスクブレーキ20全体が有効に冷却される。
【0010】上記実施例においては、供給配管33の先
端をパッド21の裏板22に接続する接続金具50にチ
ェック弁V1を配設するようにして本発明を実施した
が、図4にて示したように、供給配管33の途中に接続
金具60を設けて、この接続金具60内にチェック弁V
2を配設して本発明を実施することも可能である。接続
金具60は流入側金具61とこれに液密的に固着した流
出側金具62によって構成されている。また、チェック
弁V2は、接続金具60の流入側金具61に一体的に形
成した弁座63と、弁座63に着座するボール64と、
ボール64を弁座63に向けて付勢するスプリング65
とリテーナ66によって構成されている。
【0011】なお、接続金具60を設ける部位は、図5
のA,Bの部位、すなわち供給配管33のインナ側とア
ウタ側に分岐されている先端部分が望ましく、A,Bの
各部位にチェック弁V2を内蔵した接続金具60をそれ
ぞれ設ければ、図5の左方に示したアウタパッド21A
と右方に示したインナパッド21Bで水蒸気を独立的に
制御することができる。図5に示したディスクブレーキ
において、供給配管33及び排出配管34の各アウタ側
分岐管がインナ側に比して太くしてあるのは、通常アウ
タ側での大気への放熱量がインナ側での放熱量に比して
少なくアウタ側の熱負荷が大きいため、これを解消する
ためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による水冷式ブレーキ装置の一実施例
を概略的に示す全体構成図である。
【図2】 図1に示したディスクブレーキのパッド裏板
部分を示す縦断断面図である。
【図3】 図2に示したパッド裏板の中央部横断平面図
である。
【図4】 本発明の他の実施例を示す要部断面図であ
る。
【図5】 図4の実施例を実施する部位を示す部分平面
図である。
【符号の説明】
11…ラジエータ、20…ディスクブレーキ、21…パ
ッド、22…裏板、23…ウォータジャケット、31…
給水管、32…ポンプ、33…供給配管、34…排出配
管、V1,V2…チェック弁(流量制限手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウォータジャケットを備えたブレーキ手
    段と、前記ウォータジャケットに冷却水を循環供給する
    冷却水循環供給手段と、この冷却水循環供給手段と前記
    ブレーキ手段を連結する供給配管および排出配管と、前
    記供給配管に配設されて前記冷却水循環供給手段から前
    記ブレーキ手段への流通のみを許容する流量制限手段を
    備えた水冷式ブレーキ装置。
JP12925693A 1993-05-31 1993-05-31 水冷式ブレーキ装置 Pending JPH06341474A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12925693A JPH06341474A (ja) 1993-05-31 1993-05-31 水冷式ブレーキ装置

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JP12925693A JPH06341474A (ja) 1993-05-31 1993-05-31 水冷式ブレーキ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06341474A true JPH06341474A (ja) 1994-12-13

Family

ID=15005073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12925693A Pending JPH06341474A (ja) 1993-05-31 1993-05-31 水冷式ブレーキ装置

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JP (1) JPH06341474A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6321880B2 (en) * 1998-07-08 2001-11-27 Shimano Inc. Detachable fluid cooling system for bicycle disc brake
TWI613378B (zh) * 2015-07-15 2018-02-01 具冷卻結構之剎車片

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6321880B2 (en) * 1998-07-08 2001-11-27 Shimano Inc. Detachable fluid cooling system for bicycle disc brake
TWI613378B (zh) * 2015-07-15 2018-02-01 具冷卻結構之剎車片

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