JPH06340515A - ゴキブリ防除における化学薬品と微生物との組合わせ使用 - Google Patents

ゴキブリ防除における化学薬品と微生物との組合わせ使用

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JPH06340515A
JPH06340515A JP6136628A JP13662894A JPH06340515A JP H06340515 A JPH06340515 A JP H06340515A JP 6136628 A JP6136628 A JP 6136628A JP 13662894 A JP13662894 A JP 13662894A JP H06340515 A JPH06340515 A JP H06340515A
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metarhizium
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 有効量の(1)ニトログアニジンとニトロメ
チレンとから選択した少なくとも1種の化学的殺虫剤お
よび(2)ベルチシリウムVerticilliu
)属またはペシロミセスPaecilomyce
)属またはメタリジウムMetarhizium
属から選択した昆虫病原性の菌・カビ類を含むゴキブリ
処理用の組成物。上記の化学的殺虫剤はゴキブリが観測
された、または存在すると推測される場所に適用する。 【効果】 化学的殺虫剤と昆虫病原性の菌・カビ類との
共働作用により、優れたゴキブリ絶滅効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は昆虫類、特にゴキブリを絶滅さ
せる方法に、また、この種の絶滅に有用な組成物に関す
るものである。
【0002】特定の濃度で昆虫類を殺す幾つかの化学薬
品が知られている。この種の化学薬品の特定の例にはシ
フルトリン(cyfluthrin)(たとえば米国特
許4,218,469に開示されている)、プロポキサ
ー(propoxur)(たとえば米国特許3,11
1,539に開示されている)、フェンバレレート(f
envalerate)(たとえば米国特許4,06
1,664に開示されている)、イソフェンホス(is
ofenphos)(たとえば米国特許3,621,0
82に開示されている)、シペルメトリン(cyper
metrin)(たとえば米国特許4,024,163
に開示されている)、および1−(2−クロロ−5−ピ
リジルメチル)−2−(ニトロメチル)イミダゾリジン
(たとえば米国特許4,742,060に開示されてい
る)が含まれる。
【0003】ある種の微生物、特に若干の昆虫病原性の
菌・カビ類は、十分大量に存在する場合に昆虫類、たと
えばゴキブリの絶滅に有用であることが知られている。
たとえば米国特許5,057,315および5,05
7,316を参照されたい。
【0004】しかし、これらの公知の殺虫剤および菌・
カビ類のいずれもが商業的には望ましくないものになる
特性を有している。たとえば、これらの公知の化学薬品
および微生物の多くは経済的に、または環境的に望まし
いものであるには高過ぎる割合で使用しなければならな
い。公知の殺虫剤および微生物はまた、しばしばそのゴ
キブリに関する実際的な応用における成果を保証するに
は作用が遅過ぎる。これらの公知の殺虫剤および微生物
の多くのものの有効性は使用する特定の環境に応じて異
なり、したがって、制御不能な諸要因により不利益な影
響を受けることがあり得る。
【0005】特定の型の化学薬品と特定の種から選択し
た昆虫病原性の菌・カビ類とを組合わせでゴキブリが出
没する場所に使用すれば、ゴキブリ防除において予期し
なかった共働作用が得られることがここに見いだされ
た。組合わせで使用すれば、個々の化学的殺虫剤を単独
で使用する場合よりも化学薬品の適用割合をかなり低下
させることができる。本発明記載の化学薬品と菌・カビ
類との組合わせの望ましい効果は、数週というよりはむ
しろ数日以内に見られる。この種の組合わせは、より迅
速な、はるかに高度の、より予測可能な、かつ、より経
済的なゴキブリの防除の達成を可能にする。
【0006】
【発明の概要】効果的なゴキブリ処理剤である化学剤と
生物学的物質との組合わせを提供することが本発明の目
標である。
【0007】効果的であるために大量に使用することを
必要としない組成物を提供することも本発明の目標であ
る。
【0008】それぞれの薬剤単独よりも有意に速い、か
つ、より高いレベルのゴキブリ防除を与える化学剤と生
物剤との組合わせを提供することも本発明の目標であ
る。
【0009】効果的なゴキブリ防除方法を提供すること
が本発明の他の目標である。
【0010】当業者には明らかであろうこれらの、およ
びその他の目標は、(1)ニトログアニジンとニトロメ
チレンとから選択した有効量の化学薬品および(2)ゴ
キブリに対して活性を有する昆虫病原剤、好ましくは
タリジウムMetarhizium)種またはペシロ
ミセス(Paecilomyces)種またはベルチシ
リウム(Verticillium)種の菌・カビを含
有する組成物により達成される。上記の化学薬品は一般
に、少なくとも0.001パーセントの餌中活性成分
(重量/重量)となるような量存在する。上記の菌・カ
ビ類は一般に、ニトログアニジンまたはニトロメチレン
の不存在で低レベルのゴキブリ斃死率が誘導される量で
使用する。菌・カビ類の最適量は包含される特定の菌・
カビの種または株に応じて異なる。本発明記載の組成物
は餌の配合剤において特に有用である。
【0011】
【図面の簡単な記述】図1は、実施例1において、0.
1%(重量/重量)の化合物Aのみで、メタリジウム・
アニソプリアエMetarhizium・aniso
pliae)のMADA株で、およびMADA株との組
合わせの0.1%(重量/重量)の化合物Aで処理した
餌を用いて得た、10日の期間にわたるゴキブリのパー
セント斃死率を図式的に説明する。
【0012】図2は、実施例1において、0.1%(重
量/重量)の化合物Bのみで、メタリジウム・アニソプ
リアエMetarhizium・anisoplia
)のMADA株で、および化合物B餌とMADA株と
の組合わせで処理した餌を用いて得た、10日の期間に
わたるゴキブリのパーセント斃死率を図式的に説明す
る。
【0013】図3は、実施例1において、0.1%(重
量/重量)の化合物Cのみで、メタリジウム・アニソプ
リアエMetarhizium・anisoplia
)のMADA株で、および化合物C餌とMADA株と
の組合わせで処理した餌を用いて得た、10日の期間に
わたるゴキブリのパーセント斃死率を図式的に説明す
る。
【0014】図4は、実施例1において、0.1%(重
量/重量)のイミダクロプリッドのみで、メタリジウム
・アニソプリアエMetarhizium・anis
opliae)のMADA株で、およびイミダクロプリ
ッド餌プラスMADA株の組合わせで処理した餌を用い
て得た、10日の期間にわたるゴキブリのパーセント斃
死率を図式的に説明する。
【0015】図5は、実施例1において、0.1%(重
量/重量)の化合物Dのみで、メタリジウム・アニソプ
リアエMetarhizium・anisoplia
)のMADA株で、および化合物D餌プラスMADA
株の組合わせで処理した餌を用いて得た、10日の期間
にわたるゴキブリのパーセント斃死率を図式的に説明す
る。
【0016】図6および7は、それぞれ雌の成虫および
雄の成虫のゴキブリに関して、実施例2において0.1
%(重量/重量)のイミダクロプリッドのみで、メタリ
ジウム・アニソプリアエMetarhizium・a
nisopliae)のMADA株で、およびイミダク
ロプリッド餌とMADA株との組合わせで処理した餌を
用いて得た、12日の期間にわたるゴキブリのパーセン
ト斃死率を図式的に説明する。
【0017】図8および9は、それぞれ雄の成虫および
雌の成虫のゴキブリに関して、実施例2において0.0
01%(重量/重量)のイミダクロプリッドのみで、
タリジウム・アニソプリアエMetarhizium
・anisopliae)のMADA株で、およびイミ
ダクロプリッド餌とMADA株との組合わせで処理した
餌を用いて得た、12日の期間にわたるゴキブリのパー
セント斃死率を図式的に説明する。
【0018】図10および11は、それぞれ雄の成虫お
よび雌の成虫のゴキブリに関して、実施例3においてゴ
キブリに未処理の餌と0.1%(重量/重量)のイミダ
クロプリッドのみで、メタリジウム・アニソプリアエ
Metarhizium・anisopliae)の
MADA株で、およびイミダクロプリッド餌とMADA
株との組合わせで処理した餌との間の選択を与えた場合
に得られた、29日の期間にわたるゴキブリのパーセン
ト斃死率を図式的に説明する。
【0019】図12および13は、それぞれ雄の成虫お
よび雌の成虫のゴキブリに関して、実施例3においてゴ
キブリに未処理の餌と0.05%(重量/重量)のイミ
ダクロプリッドのみで、メタリジウム・アニソプリアエ
Metarhizium・anisopliae)の
MADA株で、およびイミダクロプリッド餌とMADA
株との組合わせで処理した餌との間の選択を与えた場合
に得られた、29日の期間にわたるゴキブリのパーセン
ト斃死率を図式的に説明する。
【0020】図14は、雄の成虫のゴキブリに関して、
実施例4において0.1%(重量/重量)のイミダクロ
プリッドのみで、昆虫病原性の菌・カビベルチシリウム
・レカニイVerticillium・lecani
)で、およびイミダクロプリッド餌とベルチシリウム
・レカニイとの組合わせで処理した餌を用いて得た、7
日の期間にわたるゴキブリのパーセント斃死率を図式的
に説明する。
【0021】図15は、雄の成虫のゴキブリに関して、
実施例4において0.1%(重量/重量)のイミダクロ
プリッドのみで、昆虫病原性の菌・カビペシロミセス・
フモソロセウスPaecilomyces・fumo
soroseus)で、およびイミダクロプリッド餌と
ペシロミセス・フモソロセウスとの組合わせで処理した
餌を用いて得た、7日の期間にわたるゴキブリのパーセ
ント斃死率を図式的に説明する。
【0022】図16は、雄の成虫のゴキブリに関して、
実施例4において0.1%(重量/重量)のイミダクロ
プリッドのみで、昆虫病原性の菌・カビメタリジウム・
アニソプリアエMetarhizium・aniso
pliae)(単離したMADA)で、およびイミダク
ロプリッド餌とMADA株との組合わせで処理した餌を
用いて得た、7日の期間にわたるゴキブリのパーセント
斃死率を図式的に説明する。
【0023】図17は、雄の成虫のゴキブリに関して、
実施例4において0.1%(重量/重量)のイミダクロ
プリッドのみで、昆虫病原性の菌・カビメタリジウム・
アニソプリアエMetarhizium・aniso
pliae)(単離したBIO1020)で、およびイ
ミダクロプリッド餌とBIO1020株との組合わせで
処理した餌を用いて得た、7日の期間にわたるゴキブリ
のパーセント斃死率を図式的に説明する。
【0024】
【発明の好ましい具体例の詳細な記述】本発明は、
(1)(a)ニトログアニジンたとえば1−(2−クロ
ロ−5−ピリジルメチル)−2−(ニトロイミノ)イミ
ダゾリジン;または(b)ニトロメチレンたとえば1−
(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−2−(ニトロメ
チレン)イミダゾリジンから選択した少なくとも1種の
化学薬品と(2)昆虫病原性の菌・カビである微生物、
たとえばメタリジウムMetarhizium)属ま
たはペシロミセスPaecilomyces)属また
ベルチシリウムVerticillium)属の菌
・カビとにより構成されるゴキブリ絶滅用の組成物に関
するものである。
【0025】本発明の実施に有用な化学薬品は公知物質
であり、公知の技術のいずれかにより製造することがで
きる。特定のニトログアニジンおよびニトロメチレン、
ならびにその製造方法は、たとえば以下の公開された出
願および特許に開示されている:EP464,830;
EP428,541;EP425,978;DE363
9877;DE3712307;US5,034,52
4;EP386,565;EP383,091;EP3
75,907;EP364,844;JP02.207
083;EP315,826;EP259,738;E
P254,859;JP63307,857;JP63
287,764;EP235,725;EP212,6
00;EP192,060;EP163,855;EP
154,178;EP136,636;US4,94
8,798;EP303,570;EP302,83
3;US4,918,086;EP306,696;F
R2,611,114;EP183,972;EP45
5,000;JPA3279,359;JPA3,24
6,283;WO91/17,650;WO91/10
4,965;US5,039,686;EP135,9
56;US5,034,404;EP471,372;
EP302,389;JP3,220,176;ブラジ
ル8,803,621;JP3,246,283;JP
A92/9371;およびJP3,255,072。
【0026】たとえば米国特許4,742,060は、
N−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)エチレンジア
ミンのトルエン中の溶液を臭化シアノーゲンと室温で反
応させて、1−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−
2−(ニトロイミノ)イミダゾリジンを製造し得ること
を開示している。このようにして形成させた1−(2−
クロロ−5−ピリジルメチル)−2−イミノイミダゾリ
ジン臭化水素酸塩をさらに硫酸および発煙硝酸と反応さ
せた。ジクロロメタン溶媒を除去し、所望の1−(2−
クロロ−5−ピリジルメチル)−2−(ニトロイミノ)
イミダゾリジンを回収した。
【0027】本発明に使用し得るヒトログアニジンとニ
トロメチレンとの特定の例には:3−(2−クロロ−5
−ピリジルメチル)−2−(ニトロイミノ)−チアゾリ
ジン;1−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)−2−
(ニトロイミノ)−イミダゾリジン;1−(2−クロロ
−5−ピリジルメチル)−2−(ニトロメチレン)−イ
ミダゾリジン;
【0028】
【化2】
【0029】式中、Rは水素、アルキル置換アルキル
基、アリール基または置換アリール基、
【0030】
【化3】
【0031】
【化4】
【0032】を表すが含まれる。
【0033】特に好ましいニトログアニジンおよびニト
ロメチレンは1−(2−クロロ−5−ピリジルメチル)
−2−(ニトロイミノ)イミダゾリジンである。
【0034】餌の形状で使用する場合には、ニトログア
ニジンまたはニトロメチレンは一般に、全餌組成物の少
なくとも0.001重量%を、好ましくは約0.01な
いし約0.1重量%を、最も好ましくは約0.05ない
し約0.1重量%を占めるような量で使用する。
【0035】本発明記載のゴキブリ処理に使用する菌・
カビ類は天然に、土壌中に発生し、そこから容易に単離
することができる。
【0036】本発明において有用なメタリジウムMe
tarhizium)属の種は天然に、土壌中に発生
し、そこから容易に単離することができる。メタリジウ
ム・アニソプリアエMetarhizium・ani
sopliae)の種々の株が本発明に有用である。
タリジウムアニソプリアエのF52株(BIO102
0、DSM番号3884)およびMADA株(フロリダ
大学から受領)(CBS番号326、オランダ、バール
ン(Baarn))が最も好ましい。
【0037】本発明記載のゴキブリ処理において有用な
ペシロミセスPaecilomyces)属の種に
は、天然に土壌中に発生し、土壌から、または発病した
昆虫および胞子を生成している昆虫から、当業者には公
知の方法により容易に単離し得るペシロミセス・フモソ
ロセウスPaecilomyces・fumosor
oseus)が含まれる。
【0038】ベルチシリウムVerticilliu
)属の種も本発明の実施において有用である。これら
の種は天然に土壌中に発生し、土壌から、または発病し
た昆虫から、当業者には公知の方法により容易に単離す
ることができる。
【0039】上記の菌・カビは一般には、低レベルのゴ
キブリ斃死率を誘導するような量および形状で存在すべ
きである。最適量はもちろん、使用する種に応じて異な
るであろう。
【0040】本発明記載のゴキブリ処理の殺虫剤の化学
成分は、餌または表面に、粉末、液体、懸濁液、乳濁
液、泡剤、ペースト、顆粒、エアロゾル、活性化合物お
よび微生物(すなわち菌・カビまたは線虫)を含浸させ
た天然材料および合成材料、ならびに重合体物質中の極
めて微細なカプセルの形状で適用することができる。粉
末、液体または顆粒の形状の場合には、ゴキブリが疾病
を起こさせるのに適した十分な量の胎芽をも受けるよう
に、微生物成分は殺虫剤の化学成分の近傍のいかなる固
体表面にも添加することができる。
【0041】ゴキブリ絶滅組成物用の公知の添加剤、た
とえば増量剤、誘引剤、給餌刺激剤およびフェロモン
も、任意に最終組成物に含有させることができる。適当
な粉末ビークルの例には粘土、タルク、石灰およびパイ
ロフィライトが含まれる。化学剤および/または微生物
剤の液体配合剤には、リグニン、ヒドロセルローズ、ベ
ントナイト、ペクチン、または、適用後に配合剤を固化
させる原因となる他のいかなる物質も含まれ得る。
【0042】上記の化学的化合物および微生物は、媒体
または処理領域に順次に適用することもできるであろ
う。この技術を使用する場合には、化学的化合物または
微生物のいずれを先に適用してもよい。化学剤と微生物
との適用の間の間隔は数分という短いものであっても、
数日、さらには数週間という長いものであってもよい。
菌・カビの適当な株が必要な胞子または胎芽の力価を有
する天然に発生した物質として処理する媒体に既に存在
するならば菌・カビの添加は不必要であり、化学的化合
物を適用することが必要であるのみである。これらの処
理はまた、規則的な、または不規則な間隔で反復して行
って長期に継続する効果を保証することもできる。
【0043】本発明記載のゴキブリ絶滅用組成物は全て
の型のゴキブリに対して有効であるが、ドイツゴキブリ
ブラテルラ・ゲルマニカBlatella・germ
anica)に対して特に有効であることが見いだされ
ている。
【0044】上のように本発明を記述してきたが、以下
の実施例はその説明的なものとして与えられる。これと
異なる指示のない限り、これらの実施例に与えられた全
ての部および百分率は重量部および重量百分率である。
【0045】
【実施例】
実施例1 この実験は、数種の異なるニトロメチレン化合物の0.
1%(重量/重量)の濃度における単独での、またはM
ADAと命名された昆虫病原性菌・カビメタリジウム・
アニソプリアエMetarhizium・aniso
pliae)の単離体との組合わせでの活性を示すため
に行った。この実施例で使用したニトロメチレンは以下
のようなものであった:
【0046】
【化5】
【0047】ドッグフードの塊(プリーナドッグチャウ
(PurinaDogChow)を粗い粒状体に磨砕
し、ついで、混合したての殺虫剤の溶液をスプレーし
た。水性寒天を含有するペトリ皿(直径9cm)に、皿
ごとに0.5gのMADA顆粒を接種し、室温に維持し
た。この顆粒は、4日以内に寒天の全表面にわたって分
生子を発生させた。予備的な試験は、ペトリ皿ごとに
0.01ないし1.0gの顆粒の割合が満足すべき同等
の斃死率を生んだことを示した。
【0048】ニトロメチレン処理したドッグフードを含
有するカップをそれぞれのMADA含有ペトリ皿の下半
部の中央に置いて罠を構築した。ついで、MADA含有
ペトリ皿の底部を2個の入り口の穴を有する逆さにした
カップで覆った。これらの餌付きの罠を一つずつ、それ
ぞれ50匹の雄の成虫のゴキブリブラテルラ・ゲルマニ
Blatella・germanica)を有する
試験箱の中央に設置した。各試験箱は水源とボール紙の
覆いとを有していた。試験の開始後10日間、パーセン
ト斃死率を定期的に表にした。
【0049】これらの試験の結果は、図1(化合物
A)、図2(化合物B)、図3(化合物C)、図4(イ
ミダクロプリッド)および図5(化合物D)に図式的に
示されている。
【0050】この試験の期間中に、MADA単独ではゴ
キブリの注目すべき斃死率を誘起しなかった。MADA
単独での斃死率は未処理の水性寒天板と有意に異なって
はいなかった。MADAとの組合わせにおいては、化合
物A(図1)を除く全てのニトロメチレン化合物が、ニ
トロメチレン単独および菌・カビ単独により生じた斃死
率の合計より10−33%大きいゴキブリの斃死率を誘
起した。
【0051】実施例2 これらの試験は、0.001%および0.1%(重量/
重量)の濃度における単独の、およびメタリジウム・ア
ニソプリアエMetarhizium・anisop
liae)のMADA株との組合わせでの、ゴキブリ
ラテルラ・ゲルマニカBlatella・germa
nica)に関するイミダクロプリッドの活性を評価す
るために行った。
【0052】ドッグフードの塊(プリーナドッグチャ
ウ)を粗い粒状体に磨砕した。0.001%または0.
1%のイミダクロプリッドの溶液を、磨砕および混合中
にドッグフードの砕片にスプレーした。
【0053】水性寒天を含有するペトリ皿(直径9c
m)に、皿ごとに1gのMADA顆粒を接種し、室温に
維持した。4日以内に分生子を発生させた。
【0054】約2gのイミダクロプリッド処理したドッ
グフードを含有するカップをMADA含有ペトリ皿の下
半部の中央に置いて罠を構築した。ついで、MADA含
有ペトリ皿の底部を2個の入り口の穴を有する逆さにし
たカップで覆った。未接種水性寒天ペトリ皿とイミダク
ロプリッドで処理していないドッグフードとを対照例と
して使用した。
【0055】これらの罠を、50匹の雄の成虫のゴキブ
リと50匹の成虫の未受精の雌のゴキブリとを有する試
験箱の中央に置いた。各試験箱は水源とボール紙の覆い
とを備えていた。MADAのみを含有する試験箱も、イ
ミダクロプリッドで処理していないドッグフードを備え
ていた。イミダクロプリッド処理したドッグフードのみ
を含有する試験箱、およびMADAとイミダクロプリッ
ド処理したドッグフードとを含有する試験箱は、これに
替わる食餌源を備えていなかった。
【0056】雄および雌に関して12日の期間、パーセ
ント斃死率を定期的に表にした。これらの試験の結果は
図6−9に図式的に説明されている。
【0057】図6および7(濃度0.1%のイミダクロ
プリッド)は、イミダクロプリッドとメタリジウム・ア
ニソプリアエMetarhizium・anisop
liae)との組合わせがゴキブリ(雄も雌も)の防除
において、イミダクロプリッドまたは菌・カビを個々に
用いたものよりはるかに効果的であることを明らかに示
している。図8および9(濃度0.001%のイミダク
ロプリッド)は、より低い濃度、すなわち0.001%
においては、本件組合わせの有効性が菌・カビ単独の場
合のパーセント斃死率とニトロメチレン単独の場合のパ
ーセント斃死率との合計の効果より有意に良好ではない
ことを示している。
【0058】実施例3 この試験は、0.1%の濃度のイミダクロプリッドとの
比較で、0.05%の濃度におけるイミダクロプリッド
の食餌中での単独の、およびメタリジウム・アニソプリ
アエMetarhizium・anisoplia
)のMADA株との組合わせでの有効性を評価するた
めに行った。この検討はまた、2種の食餌源の間の選択
を与えてゴキブリが処理済みの餌よりも未処理の餌を好
むか否かを見る(選択処理)ために行ったものでもあ
る。
【0059】ドッグフードの塊(プリーナドッグチャ
ウ)を0.05%のイミダクロプリッドの溶液または
0.1%のイミダクロプリッドの溶液に、飽和するまで
十分に浸漬した。ついで、このドッグフードを排気フー
ド中で数日間乾燥し、粗い粒状体に磨砕した。水のみに
浸漬し、ついで乾燥し、粗い粒状体に磨砕したドッグフ
ードを対照例として使用し、上記のものに替わる食餌源
を用意して2種の食餌源の間の選択を与えた。
【0060】水性寒天を含有するペトリ皿(直径9c
m)に、皿ごとに0.5gのMADA顆粒を接種し、室
温に維持した。4日以内に分生子を発生させた。
【0061】約2グラムのイミダクロプリッド処理した
ドッグフードを含有するカップをMADA皿の下半部の
中央に置いて罠を構築した。ついで、皿の底部を2個の
入り口の穴を有する逆さにしたカップで覆った。未接種
水性寒天ペトリ皿とイミダクロプリッドで処理していな
いドッグフードとを対照例として使用した。
【0062】罠の一つを、50匹の雄の成虫のゴキブリ
ブラテルラ・ゲルマニカBlatella・germ
anica)と50匹の成虫の未受精の雌のゴキブリと
を有する各試験箱の中央に設置した。全ての試験箱は水
源とボール紙の覆いとを備えていた。雄および雌に関し
て29日の期間、パーセント斃死率を定期的に表にし
た。
【0063】上記の試験は以下のようにして実行した: a)未処理対照例:菌・カビなし、イミダクロプリッド
で処理していないドッグフード; b)空試験対照例:菌・カビ、およびイミダクロプリッ
ド(活性成分)を含有しない殺虫剤配合剤で処理したド
ッグフードは存在、択一的な食餌源なし; c)MADA単独:菌・カビ、ただしイミダクロプリッ
ド処理した餌はなし; d)0.05%のイミダクロプリッド溶液で処理したド
ッグフードと択一的な食餌源として与えられたイミダク
ロプリッドで処理していないドッグフード(選択)、た
だし菌・カビなし(図12および13); e)0.1%のイミダクロプリッド溶液で処理したドッ
グフードと択一的な食餌源として与えられたイミダクロ
プリッドで処理していないドッグフード(選択)、ただ
し菌・カビなし(図10および11); f)MADAプラス0.05%のイミダクロプリッド溶
液で処理したドッグフードと択一的な食餌源として与え
られたイミダクロプリッドで処理していないドッグフー
ド(選択)(図12および13); g)MADAプラス0.1%のイミダクロプリッド溶液
で処理したドッグフードと択一的な食餌源として与えら
れたイミダクロプリッドで処理していないドッグフード
(選択)(図10および11); h)MADAプラス0.05%のイミダクロプリッド溶
液で処理したドッグフード、択一的な食餌源なし(図1
2および13);ならびに、 i)MADAプラス0.1%のイミダクロプリッド溶液
で処理したドッグフード、択一的な食餌源なし(図10
および10)。
【0064】0.05%のイミダクロプリッドを含有す
る“選択”餌を非選択餌と比較した場合に、得られる結
果の間に有意の差異はない(図12および13)。イミ
ダクロプリッドと菌・カビとの組合わせは、0.05お
よび0.1%の双方のイミダクロプリッド濃度において
対応するイミダクロプリッド溶液単独の使用で得られる
ものよりも有意に高い斃死割合を生む。
【0065】実施例4 この検討は、3種の昆虫病原性の菌・カビ属、ベルチシ
リウムVerticillium)種、ペシロミセス
Paecilomyces)種、ならびに、MADA
およびBIO1020と命名されたメタリジウム・アニ
ソプリアエMetarhizium・anisopl
iae)の2種の単離体の単独での、および0.1%
(重量/重量)の濃度のイミダクロプリッドとの組合わ
せでの、ゴキブリ防除に関する共働的活性を示すために
実行した。
【0066】ドッグフードの塊(プリーナドッグチャ
ウ)を粗い粒状体に磨砕し、ついで混合したての殺虫剤
の溶液をスプレーした。ジャガイモデキストロース寒天
(PDA)を含有するペトリ皿(直径9cm)にペシロ
ミセスまたはベルチシリウムの分生子懸濁液を接種し
た。寒天の表面領域は1週間以内に菌・カビの菌糸体の
増殖により覆われた。ペトリ皿にメタリジウム・アニソ
プリアエの単離体を接種するために、約0.5gのMA
DAまたはBIO1020の顆粒を寒天の表面に均一に
分散させた。2週間以内に、寒天の全表面が菌糸体また
は顆粒により生産された分生子で覆われた。
【0067】罠を構築し、試験箱に実施例1に記載した
ものと同様の50匹の雄の成虫のゴキブリ(ブラテルラ
・ゲルマニカBlatella・germanic
))を入れた。試験開始後7日間、パーセント斃死率
を定期的に表にした。
【0068】これらの試験の結果は、図14(ベルチシ
リウム種)、図15(ペシロミセス種)、図16(MA
DA)および図17(BIO1020)に図式的に示さ
れている。
【0069】ペシロミセスおよびメタリジウム・アニソ
プリアエの双方の株(MADA、BIO1020)は、
イミダクロプリッドとの組合わせで明らかに、7日にお
いていずれかの成分単独の場合に示される斃死率の合計
より25ないし33%大きいゴキブリ防除作用を示す。
メタリジウム・アニソプリアエの双方の単離体(MAD
A、BIO1020)とも、同等のレベルの単独防除お
よびイミダクロプリッドとの組合わせにおける共働防除
作用を示す。ベルチシリウムプラスイミダクロプリッド
は、いずれかの成分の単独のものより大きいゴキブリ斃
死率を与える。ベルチシリウムを除いては、7日後に未
処理PDA板と有意に異なるゴキブリ斃死率を単独で示
す菌・カビの単離体または種はなかった。
【0070】以上、説明の目的のために本発明を詳細に
記述してきたが、この種の詳細は単にこの目的のための
ものであって、当業者により、請求の範囲により限定さ
れ得るものを除いて本発明の精神および範囲から外れる
ことなくその変更がなされ得ると理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】化合物A(0.1重量%)のみで、メタリジウ
ム・アニソプリアエMetarhizium・ani
sopliae)のMADA株で、およびMADA株と
の組合わせの化合物Aで処理した餌を用いて得たゴキブ
リのパーセント斃死率を図式的に示す説明図である。
【図2】化合物B(0.1重量%)のみで、メタリジウ
ム・アニソプリアエのMADA株で、および化合物Bと
MADA株との組合わせで処理した餌を用いて得たゴキ
ブリのパーセント斃死率を図式的に示す説明図である。
【図3】化合物C(0.1重量%)のみで、メタリジウ
ム・アニソプリアエのMADA株で、および化合物Cと
MADA株との組合わせで処理した餌を用いて得たゴキ
ブリのパーセント斃死率を図式的に示す説明図である。
【図4】イミダクロプリッド(0.1重量%)のみで、
メタリジウム・アニソプリアエのMADA株で、および
イミダクロプリッドとMADA株との組合わせで処理し
た餌を用いて得たゴキブリのパーセント斃死率を図式的
に示す説明図である。
【図5】化合物D(0.1重量%)のみで、メタリジウ
ム・アニソプリアエのMADA株で、および化合物Dと
MADA株との組合わせで処理した餌を用いて得たゴキ
ブリのパーセント斃死率を図式的に示す説明図である。
【図6】雌の成虫のゴキブリに関してイミダクロプリッ
ド(0.1重量%)のみで、メタリジウム・アニソプリ
アエのMADA株で、およびイミダクロプリッドとMA
DA株との組合わせで処理した餌を用いて得たゴキブリ
のパーセント斃死率を図式的に示す説明図である。
【図7】雄の成虫のゴキブリに関してイミダクロプリッ
ド(0.1重量%)のみで、メタリジウム・アニソプリ
アエのMADA株で、およびイミダクロプリッドとMA
DA株との組合わせで処理した餌を用いて得たゴキブリ
のパーセント斃死率を図式的に示す説明図である。
【図8】雄の成虫のゴキブリに関してイミダクロプリッ
ド(0.001重量%)のみで、メタリジウム・アニソ
プリアエのMADA株で、およびイミダクロプリッドと
MADA株との組合わせで処理した餌を用いて得たゴキ
ブリのパーセント斃死率を図式的に示す説明図である。
【図9】雌の成虫のゴキブリに関してイミダクロプリッ
ド(0.001重量%)のみで、メタリジウム・アニソ
プリアエのMADA株で、およびイミダクロプリッドと
MADA株との組合わせで処理した餌を用いて得たゴキ
ブリのパーセント斃死率を図式的に示す説明図である。
【図10】雄の成虫のゴキブリに関して、ゴキブリに未
処理の餌とイミダクロプリッド(0.1重量%)のみ
で、メタリジウム・アニソプリアエのMADA株で、お
よびイミダクロプリッドとMADA株との組合わせで処
理した餌との選択を与え場合に得られたゴキブリのパー
セント斃死率を図式的に示す説明図である。
【図11】雌の成虫のゴキブリに関して、ゴキブリに未
処理の餌とイミダクロプリッド(0.1重量%)のみ
で、メタリジウム・アニソプリアエのMADA株で、お
よびイミダクロプリッドとMADA株との組合わせで処
理した餌との選択を与え場合に得られたゴキブリのパー
セント斃死率を図式的に示す説明図である。
【図12】雄の成虫のゴキブリに関して、ゴキブリに未
処理の餌とイミダクロプリッド(0.05重量%)のみ
で、メタリジウム・アニソプリアエのMADA株で、お
よびイミダクロプリッドとMADA株との組合わせで処
理した餌との選択を与え場合に得られたゴキブリのパー
セント斃死率を図式的に示す説明図である。
【図13】雌の成虫のゴキブリに関して、ゴキブリに未
処理の餌とイミダクロプリッド(0.05重量%)のみ
で、メタリジウム・アニソプリアエのMADA株で、お
よびイミダクロプリッドとMADA株との組合わせで処
理した餌との選択を与え場合に得られたゴキブリのパー
セント斃死率を図式的に示す説明図である。
【図14】雄の成虫のゴキブリに関してイミダクロプリ
ッド(0.1重量%)のみで、ベルチシリウム・レカニ
Verticillium・lecanii)で、
およびイミダクロプリッドとベルチシリウム・レカニイ
との組合わせで処理した餌を用いて得たゴキブリのパー
セント斃死率を図式的に示す説明図である。
【図15】雄の成虫のゴキブリに関してイミダクロプリ
ッド(0.1重量%)のみで、ペシロミセス・フモソロ
セウスPaecilomyces・fumosoro
seus)で、およびイミダクロプリッドとペシロミセ
ス・フモソロセウスとの組合わせで処理した餌を用いて
得たゴキブリのパーセント斃死率を図式的に示す説明図
である。
【図16】雄の成虫のゴキブリに関してイミダクロプリ
ッドのみで、昆虫病原性の菌・カビメタリジウム・アニ
ソプリアエ(単離したMADA)で、およびイミダクロ
プリッドとMADA株との組合わせで処理した餌を用い
て得たゴキブリのパーセント斃死率を図式的に示す説明
図である。
【図17】雄の成虫のゴキブリに関してイミダクロプリ
ッド(0.1重量%)のみで、昆虫病原性の菌・カビ
タリジウム・アニソプリアエ(単離したBIO102
0)で、およびイミダクロプリッド餌とBIO1020
株との組合わせで処理した餌を用いて得たゴキブリのパ
ーセント斃死率を図式的に示す説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 43/78 E 9159−4H 43/86 101 9159−4H 47/44 9159−4H

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有効量の(a)ニトログアニジンとニト
    ロメチレンとよりなるグループから選択した少なくとも
    1種の化学薬品および(b)昆虫病原性の菌・カビ類が
    ゴキブリが観測された、または存在すると推測される場
    所に存在することを特徴とするゴキブリの絶滅方法。
  2. 【請求項2】 上記の化学薬品がニトロメチレンである
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 上記の化学薬品が1−(2−クロロ−5
    −ピリジルメチル)−2−(ニトロメチレン)イミダゾ
    リジンであることを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記の菌・カビ類がペシロミセス・フモ
    ソロセウスPaecilomyces・fumoso
    roseus)種のものであることを特徴とする請求項
    3記載の方法。
  5. 【請求項5】 上記の菌・カビ類がベルチシリウム・レ
    カニイVerticillium・lecanii
    種のものであることを特徴とする請求項3記載の方法。
  6. 【請求項6】 上記の菌・カビ類がメタリジウム・アニ
    ソプリアエMetarhizium・anisopl
    iae)種のものであることを特徴とする請求項3記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 上記の菌・カビ類がペシロミセス・フモ
    ソロセウスPaecilomyces・fumoso
    roseus)であることを特徴とする請求項2記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 上記の菌・カビがベルチシリウム・レカ
    ニイVerticillium・lecanii)で
    あることを特徴とする請求項2記載の方法。
  9. 【請求項9】 上記の菌・カビがメタリジウム・アニソ
    プリアエMetarhizium・anisopli
    ae)であることを特徴とする請求項2記載の方法。
  10. 【請求項10】 上記の菌・カビがペシロミセス・フモ
    ソロセウスPaecilomyces・fumoso
    roseus)であることを特徴とする請求項1記載の
    方法。
  11. 【請求項11】 上記の菌・カビがベルチシリウム・レ
    カニイVerticillium・lecanii
    であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 上記の菌・カビがメタリジウム・アニ
    ソプリアエMetarhizium・anisopl
    iae)であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 (1)ニトログアニジンとニトロメチ
    レンとよりなるグループから選択した有効量の化学的殺
    虫剤および(2)昆虫病原性の菌・カビ類を含むゴキブ
    リ防除用組成物。
  14. 【請求項14】 上記の化学的殺虫剤がニトロメチレン
    であることを特徴とする請求項13記載の組成物。
  15. 【請求項15】 上記の菌・カビがベルチシリウム・レ
    カニイVerticillium・lecanii
    であることを特徴とする請求項14記載の組成物。
  16. 【請求項16】 上記の菌・カビがメタリジウム・アニ
    ソプリアエMetarhizium・anisopl
    iae)であることを特徴とする請求項14記載の組成
    物。
  17. 【請求項17】 上記の菌・カビがペシロミセス・フモ
    ソロセウスPaecilomyces・fumoso
    roseus)であることを特徴とする請求項14記載
    の組成物。
  18. 【請求項18】 有効量の(a)少なくとも1種の式 【化1】 により表される化合物および(b)昆虫病原性の菌・カ
    ビ類により構成されるゴキブリの絶滅に有用な組成物。
  19. 【請求項19】 (b)がメタリジウム・アニソプリア
    Metarhizium・anisopliae
    であることを特徴とする請求項18記載の組成物。
  20. 【請求項20】 上記の菌・カビがペシロミセス・フモ
    ソロセウスPaecilomyces・fumoso
    roseus)であることを特徴とする請求項18記載
    の組成物。
  21. 【請求項21】 (b)がベルチシリウム・レカニイ
    Verticillium・lecanii)である
    ことを特徴とする請求項18記載の組成物。
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