JPH0633938U - 木片セメント板 - Google Patents

木片セメント板

Info

Publication number
JPH0633938U
JPH0633938U JP6825292U JP6825292U JPH0633938U JP H0633938 U JPH0633938 U JP H0633938U JP 6825292 U JP6825292 U JP 6825292U JP 6825292 U JP6825292 U JP 6825292U JP H0633938 U JPH0633938 U JP H0633938U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wood
reinforcing net
cement board
wood chip
intersection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6825292U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2596519Y2 (ja
Inventor
輝壹郎 三枝
Original Assignee
興亜不燃板工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 興亜不燃板工業株式会社 filed Critical 興亜不燃板工業株式会社
Priority to JP6825292U priority Critical patent/JP2596519Y2/ja
Publication of JPH0633938U publication Critical patent/JPH0633938U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2596519Y2 publication Critical patent/JP2596519Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/91Use of waste materials as fillers for mortars or concrete

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)
  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
  • Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 木片セメント板の表裏いずれの方向からの曲
げに対しても強度を大にすることを目的としている。 【構成】 木毛等の木片とセメントとを混合状態で板状
に圧縮してなる木片セメント板1であって、表面2に近
い層と裏面3に近い層にいずれも補強ネット4を介在さ
せた。この補強ネット4は、伸びの少ないプラスチック
からなり、交叉する各ラインが交点において固定されて
おり、各ラインは2つの交点の間における中間部よりも
交点近くの断面積を大にしてあり、ラインの交点に厚み
方向の突起を形成してなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は木毛セメント板に代表される木片セメント板に関し、特に表裏の各 面の近くに補強ネットの層を設けてなる木片セメント板に関する。
【0002】
【従来の技術】
木毛セメント板はJISにも規定される通り周知であり、また、木毛に代えて 広幅で繊維方向に長い木材薄片を用いた木片セメント板も実開平1−87135 号等において公知である。これらは、軽量で断熱性及び遮音性にすぐれているた め建材として多用されている。また前記公開公報記載のものは、内部に補強ネッ トを介在させた例もある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の木片セメント板においては、曲げ強度が低いという 欠点があった。そこで、前記公報記載のもののように、内部に補強ネットを介在 させるものも考案されているが、木片セメント板の厚み方向中央に補強ネットを 介在させた場合には、引張強度に対する補強にはなるものの、曲げ強度に対する 補強作用は充分ではないという欠点がある。
【0004】 そこで、この考案は、木片セメント板の表裏いずれの方向からの曲げに対して も強度を大にすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案の木片セメント板は、木片として木毛を使用したものや、木毛に代え て広幅で繊維方向に長い木材薄片を使用したもの、或いはこれらと木材チップを 併用したものを含み、表面に近い層と裏面に近い層にいずれも補強ネットを介在 させてなる。
【0006】 前記補強ネットとして、伸びの少ないプラスチックからなり、交叉する各ライ ンが交点において固定されたものを用いると好適である。 また、補強ネットの交叉する各ラインは、2つの交点の間における中間部より も交点近くの断面積を大にしてもよい。 さらに、補強ネットは、ラインの交点に厚み方向の突起を形成することも可能 である。
【0007】
【作用】
木片セメント板に曲げ力が作用して表面及び裏面のいずれが引張側になっても 、両方の面にそれぞれ近い層に補強ネットがあるため、木片セメント板の曲げ強 度が大になる。 補強ネットをプラスチックにより構成すると、木片セメント板にクラックが入 っても、錆び及びこれによる剥離を防止することができる。また、前記プラスチ ックの伸びが少なく且つ交叉する各ラインが交点において固定されていると、補 強ネット自体の引張強度が高いため、木片セメント板の曲げ強度が一段と高くな る。
【0008】 補強ネットに引張力が作用すると、そのラインの交点付近に応力が集中するが 、各ラインを、2つの交点の間における中間部よりも交点近くの断面積を大にす ることにより、交点付近への応力集中があっても交点付近でラインが切断される ことがないため補強ネットの強度を充分に確保することができる。 さらに、補強ネットのラインの交点に厚み方向の突起を形成すると、この突起 が木片の間やセメント内に食い込むことになるため、引張方向に対して補強ネッ トが他の部位と一体になるから、この点においても曲げ強度が大になる。
【0009】
【実施例】
図1は木片セメント板1の斜視図であり、木片として木毛を使用しているから この実施例の木片セメント板1は具体的には木毛セメント板である。この木片セ メント板1の表面2近くと裏面3近くには夫々補強ネット4を、表面2及び裏面 3に平行に配置してある。表面2からその近くの補強ネット4まで、及び裏面3 からその近くの補強ネット4までの寸法は、大体3〜5mm程度としてある。
【0010】 補強ネット4の一例が図2,図3に示してある。この補強ネット4の材質はポ リプロピレンであって伸びの小さい性状を有している。かかる性状のものであれ ば他の合成樹脂を使用することもできる。合成樹脂であるために、クラックが入 ったときにも錆びることがないから、剥離の原因になることもない。前記の補強 ネット4を構成する各ライン4aは同一平面上で直角に交叉し、ここで相互に固 定されており、その交点4bには他の部位よりも厚みの大きな突起が形成されて いる。
【0011】 また各ライン4aにおける2つの交点4b間では、交点4aに近い部分の幅が 大であり、交点4aから遠い部分すなわち2つの交点4bの中間部では幅が小に なっている。なお、交点4b以外の部分のライン4aの厚みは均一である。かく して、各ライン4aでは交点4bに近い部分の断面積が、ライン4aに遠い部分 の断面積より大きくなっている。
【0012】 補強ネット4の網目寸法、すなわち交点4b間の距離は経緯いずれの方向もこ の実施例では大体において45mmとなっているが、これが20mm未満であると、 補強ネット4を挟む木毛どうしの接着力が小さくなり補強ネット4を境に剥離す るおそれがあるから好適ではなく、またこれが90mmを超えると、補強ネット4 の補強力が小さくなるから好適ではない。よって交点4b間の距離は20〜90 mmの範囲が好適である。しかも、縦横(経緯)の交点4b間の両寸法は近いほう が、すなわち、網目が正方形に近いほうが、木片セメント板1の強度が縦横方向 に均等になるから好適である。
【0013】 このような木片セメント板1は、厚みが25〜70mm程度の範囲で数種類用意 され、用途や使用条件等に応じて選択される。かかる厚みが変化しても、表面2 及び裏面3からの各補強ネット4の寸法は前記の通り又はこれに近い数値として おく。 かかる木片セメント板1の製造は、まず裏面3とその近くの補強ネット4(図 1における下側の補強ネット4)との間に配置される木毛がセメントモルタルと 混合されて製造ライン上に平たく供給され、次に前記下側の補強ネット4が製造 ラインの上において巻き出され且つ接着剤が塗布されて、前記供給された木毛の 上に平らに展張された状態で供給され、その上に前記同様に木毛がセメントモル タルと混合されて供給され、次に上側の補強ネット4がさらに展張された状態で 同様に供給され、さらにその上に表面2が形成される木毛がセメントモルタルと 混合されて供給され、そのまま圧縮及び加熱されて木片セメント板1が成形され 、所定時間の養生がなされる。補強ネット4に塗布される接着剤はセメントとの 適合性に優れたものを選択して使用するものとし、ウレタン系の接着剤もその一 つである。
【0014】 かかる木片セメント板1は、各補強ネット4を挟む木毛の層どうしの間で、補 強ネット4の網目を通して接着が行われ、且つ木毛の層と補強ネット4自体との 間でも接着剤による接着が行われる。しかも、補強ネット4の交点4bは突起が 形成されているため、補強ネット4の面方向においては、前記接着以外にも凹凸 係合によって木毛の層と補強ネット4とが強固に結合されている。
【0015】 而して、木片セメント板1の曲がりによって表面2,裏面3のいずれが引張り 側になっても、その引張り側の補強ネット4が補強材として機能するため曲げ強 度は高い。特に、補強ネット4に引張力が作用すると、通常は交点4b近くが応 力集中により破断されるが、この実施例ではその断面積が大になっているから、 前記破断が防止されており、よって補強機能はすぐれたものとなる。また、交点 4bの突起が木毛の層と凹凸係合しているから、補強ネット4と木毛の層とが一 体となっているために両者間に滑りが生じないため、前記補強機能はさらにすぐ れたものとなる。
【0016】 なお、この実施例では表面2側と裏面3側とを同一の構成としているが、両面 側又はいずれか一方の面側のセメントモルタルの量を増大させると、その面の圧 縮強度が大になる。したがって、両面のセメントトモルタル量を増大させた場合 には、両補強ネット4の作用もあって、いずれの面の側も圧縮及び引張の強度が 大になり、また一方の面においてセメントトモルタル量を増大させると、その面 の側を圧縮側専用とすることで好適である。両面又は一方の面側のセメントモル タルとしてはパーライトモルタル,気泡モルタルが好適な一例である。かかるモ ルタルの場合には遮音性,化粧性,断熱性及び軽量性に優れ且つ強度が大となる 。これらモルタルを両面に施す場合には、製造ラインにおいて最初と最後にモル タルを敷設するし、片面に施す場合には、最初又は最後にモルタルを敷設すれば よい。さらに、セメントモルタル中又は木毛中にはおが屑やゴムの細片を混入す ることもできる。
【0017】 前記実施例では、木片セメント板1の木片として第4図に示すような木毛5を 使用したが、これに代えて広幅で繊維方向に長い木材薄片6を使用することもで きる。この木材薄片6は、木材を回転させながら削り取ったものであって断面が 湾曲しているから、成形時の圧縮力を制御することにより、各木材薄片6どうし の間に形成される空隙を残しておくと、遮音性及び断熱性に富む木片セメント板 1を構成することができる。これら木毛5と木材薄片6とは混合して使用するこ とも勿論可能である。またこれら木毛5及び木材薄片6の少なくともいずれかに 図6に示すような木材チップ7を混入することも可能である。この木材チップは 、拡大して図示されているが、製材中その他の工程において発生する木材屑であ るから、これを混入することにより資源の有効利用とすることができる。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、木片セメント板に曲げ力が作用して 表面及び裏面のいずれが引張側になっても、両方の面にそれぞれ近い層に補強ネ ットがあるため、木片セメント板の曲げ強度が大になるという効果がある。 また、補強ネットをプラスチックにより構成すると、木片セメント板にクラッ クが入っても、錆び及びこれによる剥離を防止することができる。また、前記プ ラスチックの伸びが少なく且つ交叉する各ラインが交点において固定されている と、補強ネット自体の引張強度が高いため、木片セメント板の曲げ強度が一段と 高くなる効果がある。
【0019】 補強ネットに引張力が作用すると、そのラインの交点付近に応力が集中するが 、各ラインを、2つの交点の間における中間部よりも交点近くの断面積を大にす ることにより、交点付近への応力集中があっても交点付近でラインが切断される ことがないため補強ネットの強度を充分に確保することができる。 さらに、補強ネットのラインの交点に厚み方向の突起を形成すると、この突起 が木片の間やセメント内に食い込むことになるため、引張方向に対して補強ネッ トが他の部位と一体になるから、この点においても曲げ強度が大になるという効 果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の一部切欠斜視図。
【図2】補強ネットの平面図。
【図3】補強ネットのラインの縦断面図。
【図4】木毛の説明図。
【図5】木材薄片の説明図。
【図6】木材チップの説明図。
【符号の説明】
1・・・木片セメント板 2・・・表面 3・・・裏面 4・・・補強ネット 4a・・ライン 4b・・交点 5・・・木毛 6・・・木材薄片
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04F 13/08 Z 9127−2E F16L 59/00 59/06

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木毛,広幅で繊維方向に長い木材薄片そ
    の他の木片とセメントとを混合状態で板状に圧縮してな
    る木片セメント板において、表面に近い層と裏面に近い
    層にいずれも補強ネットを介在させたことを特徴とする
    木片セメント板。
  2. 【請求項2】 補強ネットとして、伸びの少ないプラス
    チックからなり、交叉する各ラインが交点において固定
    されたものを用いたことを特徴とする請求項1記載の木
    片セメント板。
  3. 【請求項3】 補強ネットの交叉する各ラインは、2つ
    の交点の間における中間部よりも交点近くの断面積を大
    にしたことを特徴とする請求項2記載の木片セメント
    板。
  4. 【請求項4】 補強ネットは、ラインの交点に厚み方向
    の突起を形成したことを特徴とする請求項2又は請求項
    3記載の木片セメント板。
JP6825292U 1992-09-30 1992-09-30 木片セメント板 Expired - Lifetime JP2596519Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6825292U JP2596519Y2 (ja) 1992-09-30 1992-09-30 木片セメント板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6825292U JP2596519Y2 (ja) 1992-09-30 1992-09-30 木片セメント板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0633938U true JPH0633938U (ja) 1994-05-06
JP2596519Y2 JP2596519Y2 (ja) 1999-06-14

Family

ID=13368386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6825292U Expired - Lifetime JP2596519Y2 (ja) 1992-09-30 1992-09-30 木片セメント板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2596519Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2596519Y2 (ja) 1999-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5606832A (en) Connectors used in making highly insulated composite wall structures
CA1089669A (en) Method for producing fibre-reinforced concrete and articles produced by this method
US4196251A (en) Rigidized resinous foam core sandwich structure
JP4309663B2 (ja) 構造体
CA1048391A (en) Reinforced board made from lignocellulosic particles
US3179983A (en) Structural unit of reconstituted and reinforced wood products
JP3160720B2 (ja) 建築材料
US3608264A (en) Molded fibrous surfacing unit
JPH11124U (ja) 木片セメント板に用いる補強ネット
JPH0633938U (ja) 木片セメント板
JPH10235665A (ja) 板状体又は成形体及びその製法
US4111862A (en) Mastic composition and composite structural panels formed therefrom
JP3302473B2 (ja) 彎曲壁面施工用軽量気泡コンクリートパネル
JP2582299Y2 (ja) 直貼り用床材
JPH0619542Y2 (ja) 木材細片セメント板
JPH10296707A (ja) 板状体又は成形体及びその製造法
JP2863995B2 (ja) コンクリート型枠
JP3588506B2 (ja) 長繊維補強発泡成形体の製造方法
JP2793063B2 (ja) 建築用床材
JP2883586B2 (ja) ガラス繊維強化石膏製品及びその製造方法
JPH04107343U (ja) コンクリート型枠用パネル
JPH0533483A (ja) 型 枠
KR20240001531A (ko) 슬림형 경량 합성보드
JP2978343B2 (ja) 床板材
JPS6228411Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080409

Year of fee payment: 9