JPH063387Y2 - 印刷用ｐｓ版，フィルム類の保管用引戸ケース - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は印刷用ＰＳ版，フィルム類の保管用引戸ケー
スに関するものである。

〈この考案が解消しようとする問題点〉 従来、印刷用ＰＳ版，フィルム類は、集中保管する設備
に乏しいため、保管管理に不便をきたしているという問
題があった。そこで出願人は平成１年特許願第１２８９
９４号を出願して上記した問題点の解消を提案したが、
該提案は設置形のケースほ側面視梯形としているために
設置に際して場所をとり、また引戸も収納部を一様の大
きさとしているため、効率的な収容ができないという問
題があった。本考案はかゝる問題点を解消しようとする
ものである。

〈考案の構成〉 本考案は一側側面に出入口を有し、該出入口に続いて内
部の出入口方向に複数の区分路を設けてなる矩形立方体
形を呈す設置形のケースと、上下複数段に区分した収容
部を有して前記の各区分路に出入自在において垂直方向
に組付けられた引戸と、該引戸の前記出入口側下端下に
接地用のキャスターを取付け、前記ケースの出入口の内
側下部に引戸受けと引戸の引出し時のストッパーを兼ね
たベアリングを上向き取付けし、前記引戸の収容部に収
容する印刷用ＰＳ版，フィルム類を該引戸に設ける挟み
止め部材にて係止することを特徴とする印刷用ＰＳ版，
フィルム類の保管用引戸ケースにある。

〈実施例〉 以下地面に基づいて実施例を説明する。

縦部材１と上下の横部材２，３にて矩形立方体形をした
枠体４を組付け、枠体４に上面に天板５を載着し、下端
から少し浮き離れた位置に底板６を敷着して一側側面を
出入口７とし、内部の出入口７方向に複数の区分路８を
設けて設置用のケース９とする。各区分路８の上部は中
間に走行路としての溝10ａを設けた帯板10を取付け、下
部に直板状のレール11を敷設している。引戸12は区分路
８に嵌合する幅と高さをもって形成され、前面は解放さ
れていて、且つ上下２段乃至３段に区分された収容部13
を設けている。14は各収容部13の上部に設けた収容物の
挟み止め部材である。引戸12の出入口７側には引手15が
取付けられ、また下端には接地用のキャスター16が取付
けられる。17は溝10ａに嵌合する上部垂直板である。18
は引戸12の内側下部に取付けたロールでレール11に載嵌
している。19はレール11の出入口側端外に上向きにおい
て取付けたベアリングで引戸12を回転受けすると共に引
出し時にロール18を受止めるストッパーの役割をするも
のである。印刷用ＳＰ版，フィルム類ａは大きさによっ
て各引戸12上下２段または３段区分の収容部13に収容し
てケース９内に収容し保管される。

〈考案の効果〉 本考案は以上のようにして設置用のケースを矩形立方体
形にて形成したので、壁面に沿って場所をとらずに設置
し得られるという効果が生ずる。また各引戸は上下数段
において区分した収容部を設けたので、ＰＳ版などをそ
の大小に応じて効率的に収容することができるという効
果を生ずる。また各引戸はケースの出入口下に接地する
キャスターを取付けたので、引戸を水平に保って出入れ
することができるという効果を生ずる。

【図面の簡単な説明】

第１図は一部の引戸を省略して示す斜視図、第２図は
同、出入口側から見た側面図、第３図は一部の引戸を引
出した状態にて示す正面図、１は縦部材、２，３は横部
材、４は枠体、５は天板、６は底板、７は出入口、８は
区分路、９は設置形のケース、10ａは溝、10は帯板、11
はレール、12は引戸、13は収容部、14は挟み止め部材、
15は引手、16はキャスター、17は上部垂直板、18はロー
ル、19はベアリングである。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】一側側面に出入口を有し、該出入口に続い
   て内部の出入口方向に複数の区分路を設け、該区分路の
   下部にレールを敷着してなる矩形立方体形を呈す設置形
   のケースと、上下複数段に区分した収容部を有して前記
   の各区分路に出入自在において垂直方向に組付けられた
   引戸と、該引戸の内側下部に前記レールに載嵌するロー
   ルを取付け、且つ該引戸の前記出入口側下端下に接地用
   のキャスターを取付け、前記ケースの出入口の内側下部
   に引戸受けと引戸の引出し時のストッパーを兼ねたベア
   リングを上向き取付けし、前記引戸の収容部に収容する
   印刷用ＰＳ版，フィルム類を該引戸の収容部に設ける挟
   み止め部材にて係止することを特徴とする印刷用ＳＰ
   版、フィルム類の保管用引戸ケース。