JP2505671Y2 - ゴミ仮収納装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 暮らしの変化、人工の増加などで、現在、ゴミがおそ
ろしい勢で増え続け、各地で深刻な問題となり、各地に
おいてゴミの収集と処理の見直しを行なっているのが現
状である。

そして、ゴミを出す時間が守られないために、犬や猫
に袋を破られ散乱したゴミによって、ゴミの集積所で
は、その周辺の住民が迷惑を受けるばかりか、美しい街
づくりを進める都市にとってもマイナスのイメージとな
っている。

そこで、ゴミの収集、処理の面でいろいろな問題を抱
えるようになり、その対策として集積所に美観を損せ
ず、衛生管理を目的としたゴミの仮収納装置を提供する
ものである。

つぎに本考案を図面にもとづいて説明すると、第１図
に示すように、内部を複数段の棚状にして、相隣れる室
にするために、仕切り板をもって複数の小室を形成した
箱状のゴミ仮収納装置Ａにして、各小室を前面に各々の
扉1,1′,1″、2,2′,2″、3,3′,3″が蝶番と把手4,
4′,4″、5,5′,5″、6,6′,6″によって開閉自在に取
付けられるとともに、各縦列の小室の前記扉は各列毎に
一緒に纏めて蝶番と把手７、８、９によって開閉自在に
取付けられている。

そして、各小室10,10′,10″の底部11には奥行の側板
12より前面の扉に向けて複数本の断面縦長なバー13が、
平行に側板12方向に起倒自在にゴミ収納載置台14として
取り付けられている。

さらに、最上段の各小室の天井部には消毒、消臭剤を
下部に向けて噴射させるノズル15が取付けられ、最下段
の小室の前記載置台14の下部にはノズルより噴射された
液剤を外部へ排出する管（図示せず）が設けられてい
る。

本願はこのような構成であるから、各家庭より持ち出
されたゴミを各自定められた小室に袋毎収納して置くも
のであって、ゴミ集積日には一々、小室を開けることな
く一緒に纏めて開閉する把手により取り出すのである。
また、各家庭の小室の扉には必要によって施錠してイタ
ズラ防止するも一策である。

このようにして、本考案のゴミ仮収納装置によれば、
衛生的であるばかりでなく、都市の美観を損ねることな
く、清潔である等の効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案装置の正面図、第２図は背面図、第３図
は平面図、第４図は底面図、第5,6図は左右側面、及び
第７図は第１図のＡ−Ａ縦断面であり、第８図は載置台
を示す説明図である。 1,1′,1″、2,2′,2″、3,3′,3″……各小室扉、4,
4′,4″、5,5′,5″、6,6′,6″……各扉の把手、7,8,9
……把手、10,10′,10″……小室、11……底部、12……
側板、13……バー、14……載置台、15……ノズル

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】内部を複数段の棚状とし、仕切り板をもっ
   て隔壁とした複数の小室を形成したゴミ仮収納装置にお
   いて、前記各室の前面には個々の扉を取り付けるととも
   に、個々の扉を一緒に纏めて開閉する把手を設け、各小
   室の底部を奥行の側板に起倒自在な断面縦長の複数本の
   バーを扉に向けて平行に取り付けて載置台となし、さら
   に、前記各小室の最上段小室の天井部にノズルを取付け
   たことを特長とするゴミ仮収納装置。