JP3048857U - ゴミ集積ボックス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装飾性に優れており、しかも、通気性と目隠
し性とを兼備したゴミ集積ボックスを提供すること。 【解決手段】 ゴミ集積ボックスの少なくとも外周壁の
一部を、複数の通孔の配列パターンによって所望の装飾
図形Ｆが形成された模様パネル１で構成した。 【効果】 複数の通孔の配列パターンによって模様パネ
ル１に所望の装飾図形が形成されているので、ボックス
自体が装飾性を有することになり、ゴミ集積場辺りの景
観を積極的に向上させることが可能となり、また、これ
ら多数の通孔によって十分な通気性を確保することがで
きると共に、この装飾図形が人目を引いてボックス内の
ゴミ袋等の目隠しの役割も果たす。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ゴミ集積ボックス、より詳しくは、一般家庭ゴミの集積場等に配置 され、ゴミ袋等を収容可能なゴミ集積ボックスに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

周知のとおり、一般家庭ゴミの集積場（ゴミステーション）には、ゴミ袋等を 収容するための金枠製のゴミ集積ボックスが配置されることが多い。ゴミ袋等が 野放図に乱雑に積まれたり、野良犬やカラス等によってゴミが辺りに散乱したり すると、衛生面は勿論のこと、景観が著しく損なわれることになるからである。 このゴミ集積ボックスの景観維持に果たす役割は頗る大きいものがある。

【０００３】 しかしながら、従来のゴミ集積ボックスは、ゴミ袋等の出し入れの容易さや、 ゴミ収容機能が専ら問題にされ、ゴミ集積ボックスそれ自体の装飾性により其処 の景観を積極的に向上させようとする観点はなかった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、従来のゴミ集積ボックスに上記のような難点があったことに鑑みて 為されたもので、景観向上に貢献する装飾性を有しており、しかも、通気性と目 隠し性とを兼備したゴミ集積ボックスを提供することを技術的課題とするもので ある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記の技術的課題を解決するために、 少なくとも外周壁の一部が、複数の通孔10・10…の配列パターンにより所望の装 飾図形Ｆが形成された模様パネル１で構成されているという技術的手段を採用し た。

【０００６】 また、本考案は上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、 模様パネル１が、アルミニウム又はアルミニウム合金で形成されているという技 術的手段を採用した。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、本考案を添付図面に示す実施形態に基づいて詳しく説明する。 なお、図１は本実施形態のゴミ集積ボックスの全体斜視図、図２は同ゴミ集積ボ ックスの外周壁の模様パネルの拡大平面図である。

【０００８】 図１中、符号Ｂで指示するものが、本実施形態のゴミ集積ボックスである。 このゴミ集積ボックスＢは、従来品と同様、アルミ角材により枠組みされて構成 されており、これら枠組みアルミ角材の間に外周壁材たる模様パネル１が所定の アルミ押出型材を介してビス止めされて配設されている。本実施形態では、天井 および床を除いて、外周壁の全面に模様パネル１が配設されてある。なお、図中 符号２で指示するものは、ゴミ袋等を出し入れするためにボックス正面の開口部 に建て込まれた片引き戸であり、本実施形態では、この片引き戸２にも模様パネ ル１が配設されてある。

【０００９】 本実施形態の模様パネル１は、図２に示すように、厚み約２mmのアルミニウム 合金から成るアルミニウム板材で形成されており、その板面には、打ち抜き加工 によって、直径約４mmの多数の通孔10・10…が所定の配列パターンで開設されて いる。これら多数の通孔10・10…の配列パターンによってパネル面に所望の装飾 図形Ｆ（実施形態では、白鳥の装飾図形）が形成されているのである。

【００１０】 このように、本実施形態のゴミ集積ボックスにあっては、その外周壁が、所望 の装飾図形が形成された模様パネル１によって構成されているので、ゴミ集積ボ ックス自体が装飾性を有することになり、この装飾性によってゴミ集積場周りの 景観を積極的に向上させることが可能となるのである。

【００１１】 しかも、この模様パネル１の装飾図形Ｆが、従来品のように板表面に塗料等で 描いたものではなく、多数の通孔10・10…の配列パターンにより形成されている ので、塗料等の劣化、剥離によって装飾図形が崩れることもなく、長期間に亙っ て装飾効果が発揮される。また、これら多数の通孔10・10…により十分な通気性 を確保することができるので、ボックス内のゴミが腐食するなどの衛生面の問題 もないのである。

【００１２】 さらには、この多数の通孔10・10…の配列パターンによる装飾図形Ｆの存在に よって人目が模様パネル１の表面に注がれる結果、ボックス内に収容されたゴミ 袋等の目隠しの役割も果たすことになるので、集積されたゴミ袋等が気にかかる ことも少なくなり、この点においても景観向上に貢献できるのである。勿論、ボ ックス内部を凝視すれば、模様パネル１を見通すことができ、ゴミ袋等の存在の 確認が可能となり、不都合はない。

【００１３】 本考案の具体例である実施形態は、概ね上記のように構成されているが、本考 案は決して上記実施形態に限定されるものではなく『実用新案登録請求の範囲』 の記載内で種々の変更が可能である。

【００１４】 例えば、上記実施形態では、模様パネル１を含めゴミ集積ボックスをアルミニ ウム材料で構成し、耐食性・耐久性の向上を図っているが、勿論これに限定され るものではなく、ステンレス材料、ポリカーボネート樹脂等の合成樹脂材を採択 することも可能である。また、模様パネル１の通孔10の孔径、形状、孔角度等に ついても、上記実施形態に決して限定されるものではなく、種々の設計変更が可 能である。さらに、ボックス下部に車輪を設けて移動可能に構成することも可能 である。

【００１５】

【考案の効果】

以上、実施形態をもって説明したとおり、本考案に係るゴミ集積ボックスにあ っては、多数の通孔の配列パターンによって所望の装飾図形が形成された模様パ ネルでその外周壁が構成されているので、ボックス自体が装飾性を有することに なり、この装飾性によってゴミ集積場周りの景観を積極的に向上させることが可 能となる。

【００１６】 しかも、この模様パネルの装飾図形が、従来品のように板表面に塗料等で描い たものではなく、多数の通孔の配列パターンにより形成されているので、塗料等 の劣化、剥離によって装飾図形が崩れることもなく、長期間に亙って装飾効果が 発揮される。また、これら多数の通孔によって十分な通気性を確保することがで きると共に、この装飾図形が人目を引いてボックス内のゴミ袋等の目隠しの役割 も果たすのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施形態のゴミ集積ボックスの全体斜視図で
ある。

【図２】同ゴミ集積ボックスの外周壁の模様パネルの拡
大平面図である。

【符号の説明】

１ 模様パネル 10 通孔 Ｆ 装飾図形

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくとも外周壁の一部が、複数の通孔
   10・10…の配列パターンにより所望の装飾図形Ｆが形成
   された模様パネル１で構成されていることを特徴とした
   ゴミ集積ボックス。
2. 【請求項２】 模様パネル１が、アルミニウム又はアル
   ミニウム合金で形成されていることを特徴とした請求項
   １記載のゴミ集積ボックス。