JPH06338433A - 微小容量蓄電器 - Google Patents

微小容量蓄電器

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Publication number
JPH06338433A
JPH06338433A JP12697893A JP12697893A JPH06338433A JP H06338433 A JPH06338433 A JP H06338433A JP 12697893 A JP12697893 A JP 12697893A JP 12697893 A JP12697893 A JP 12697893A JP H06338433 A JPH06338433 A JP H06338433A
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JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
electrode
electrodes
dielectric
capacitor electrodes
Prior art date
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Pending
Application number
JP12697893A
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English (en)
Inventor
Tadahiro Yorita
忠弘 寄田
Hirobumi Miyamoto
博文 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】特殊な誘電体材料を用いることなく、また電極
間寸法が大きい電極構造とする事なく、また誘電体板を
薄くしてその強度を低下させ信頼性を低下させることな
しにたとえば高周波数帯域で使用可能な微小容量蓄電器
を提供する。 【構成】誘電体板にコンデンサ電極と接地電極を設けて
前記コンデンサ電極間に蓄えられた電界の一部を前記接
地電極から逃がすことにより、たとえば高周波数帯域で
使用可能な微小容量蓄電器が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電容量を得るためのコ
ンデンサ電極と共に接地電極を設けることによって電界
の一部を前記接地電極から逃がしてより小さな静電容量
を得られるようにした微小容量蓄電器の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】微小容量蓄電器が必要な素子としてはた
とえば誘電体フィルタがあり従来の技術についてこれを
例にとって説明する。
【0003】図8に従来の誘電体フィルタの斜視図を、
図9に等価回路図を示す。この誘電体フィルタ30は2
つの誘電体同軸共振器11を並列配置して前記の各共振
器11の開放側端面11a側に結合基板12を配設し、
これを図示しない金属ケ−ス内に収容して構成し2段の
バンドパスフィルタ−として機能するものである。
【0004】上記各同軸共振器11の軸芯に形成された
共振器孔13内には結合端子8が挿入されており、前記
結合端子8の一部は前記開放側端面11a側から突出し
ている。
【0005】前記結合基板12の表面12aにはコンデ
ンサ電極14、15がパタ−ン形成されており、前記各
コンデンサ電極14、15には前記同軸共振器11の結
合端子8の先端が半田付け接続されている。また前記結
合基板12の裏面12bには前記基板12を挟んで前記
コンデンサ電極14、15と対向する図示しないコンデ
ンサ電極16、17がパタ−ン形成されている。前記各
コンデンサ電極16、17には入、出力端子18、19
の一端部が半田付け接続されており、他端部は前記の図
示しない金属ケ−スから外方に突出している。
【0006】なお結合基板12の表面12aに形成され
たコンデンサ電極14、15を図10に、結合基板12
の裏面12bに形成されたコンデンサ電極16、17を
図11に示す。この構造において電極14、16および
その間に挟まれた結合基板12部分で容量C1を、電極
14、15およびその間の結合基板12部分で容量C2
を、電極15、17およびその間に挟まれた結合基板1
2部分で容量C3を得ておりこれにより隣り合う同軸共
振器11同士は容量結合されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構造を持つ誘電体フィルタは結合容量を小さく設定
しようとしても誘電率が小さい材料から成る結合基板が
少ない、結合容量を小さくするためには電極間寸法を大
きくする必要があり基板寸法が大きくなるため部品の小
型化が出来ない、誘電体板の一面側に並列に設けたコン
デンサ電極により得られる静電容量を小さくするために
は前記誘電体板の厚みを薄くする必要がありその結果結
合基板の強度が低下するために信頼性が下がるなどの問
題点があった。そこで本発明は以上の状況に鑑みて成さ
れたもので、通常の誘電体材料を用いたとしても寸法が
小さくてすむ微小容量蓄電器を構成することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】誘電体板にコンデンサ電
極と該コンデンサ電極とは独立した接地電極を設けるこ
とにより前記コンデンサ電極間に蓄えられた電界の一部
を前記接地電極から逃がす事により、特殊な誘電体材料
を用いたり、電極間寸法を大きくしたり、誘電体板の厚
みを薄くすることなく静電容量の小さい蓄電器を構成す
るものである。
【0009】
【作用】コンデンサ電極とは別に設けた接地電極から誘
電体素子に蓄えられた電界の一部を逃がすことにより総
電荷量が減り静電容量の小さい蓄電器が得られる。
【0010】
【実施例】
(実施例1)本発明の一実施例である微小容量蓄電器の
構造を図1に示す斜視図に基づいて説明する。図1にお
いて20は本実施例構造を適用した微小容量蓄電器であ
り誘電体フィルタにおいては結合基板として用いられる
ものである。この結合基板1は通常の誘電体材料から成
る誘電体板より形成されている。その表面にはコンデン
サ電極2、3がパタ−ン形成されており、裏面には前記
誘電体板を挟んで図示しないコンデンサ電極4、5がパ
タ−ン形成されている。さらに前記コンデンサ電極2、
3の間には接地電極6がパタ−ン形成されている。なお
これを誘電体フィルタに構成する場合にはコンデンサ電
極2、3に結合端子8の先端が、コンデンサ電極4、5
に入、出力端子9、10の先端が、接地電極6に接地用
端子7がハンダ付け接続される。このような構造にする
ことにより接地電極6を通じてコンデンサ電極2、3間
に蓄えられた電荷の一部が逃げるので接地電極6を設け
ない場合に比べてコンデンサ電極2、3間で得られる静
電容量が小さくなる。この結合基板1の表面の電極構造
を図2に、裏面の電極構造を図3に示す。
【0011】(実施例2)接地電極6bは結合基板の端
に形成しても良く、この電極構造を図4に示す。 (実施例3)接地電極6cは結合基板の裏面に形成して
も良く、この電極構造を図5に示す。
【0012】(実施例4)接地電極6dは結合基板1b
に貫通孔を開けてその内面に形成しても良くこの結合基
板の斜視図を図6に示す。
【0013】(実施例5)接地電極6eはコンデンサ電
極2〜5と共に誘電体板を多層化して結合基板の内部に
形成しても良くこの結合基板1cの断面図を図7に示
す。
【0014】接地電極は上記の実施例1〜5に示したも
のを単独で使用しても良いが任意の構造の接地電極を組
み合わせて使用しても良い。
【0015】なお静電容量の調整はコンデンサ電極2,
3,4,5や接地電極6,6b,6c,6d,6eの形
状を変えたりそれをトリミングしたりすることによって
行う。
【0016】
【発明の効果】誘電体板にコンデンサ電極および該コン
デンサ電極とは独立した接地電極を設けることにより前
記コンデンサ電極間に蓄えられた電界の一部を前記接地
電極から逃がす事により微小容量蓄電器を構成する事が
できる。その結果、特殊な誘電体材料を用いなくても、
また電極間寸法を大きくして微小な静電容量が得られる
電極構造とする事なく、また微小な静電容量を得るため
に誘電体板を薄くしてその強度を低下させ信頼性を低下
させることなしに、たとえば高周波数帯域で使用可能な
微小容量蓄電器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の結合基板の斜視図である。
【図2】本発明の実施例1の結合基板の表面の電極構造
図である。
【図3】本発明の実施例1の結合基板の裏面の電極構造
図である。
【図4】本発明の実施例2の結合基板の表面の電極構造
図である。
【図5】本発明の実施例3の結合基板の裏面の電極構造
図である。
【図6】本発明の実施例4の結合基板の斜視図である。
【図7】本発明の実施例5の結合基板の断面図である。
【図8】従来の誘電体フィルタの斜視図である。
【図9】従来の誘電体フィルタの等価回路図である。
【図10】従来の誘電体フィルタに用いる結合基板の表
面の電極構造図である。
【図11】従来の誘電体フィルタに用いる結合基板の裏
面の電極構造図である。
【符号の説明】
20 微小容量蓄電器 1 結合基板 2〜5 コンデンサ電極 6 接地電極 7 接地用端子 8 結合端子 9、10 入、出力端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘電体板にコンデンサ電極と該コンデンサ
    電極から独立した接地電極を設けることにより前記コン
    デンサ電極間に蓄えられた電界の一部を前記接地電極か
    ら逃がす事を特徴とする微小容量蓄電器。
JP12697893A 1993-05-28 1993-05-28 微小容量蓄電器 Pending JPH06338433A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12697893A JPH06338433A (ja) 1993-05-28 1993-05-28 微小容量蓄電器

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JP12697893A JPH06338433A (ja) 1993-05-28 1993-05-28 微小容量蓄電器

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Publication Number Publication Date
JPH06338433A true JPH06338433A (ja) 1994-12-06

Family

ID=14948615

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JP12697893A Pending JPH06338433A (ja) 1993-05-28 1993-05-28 微小容量蓄電器

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