JPH06337803A - コンピュータおよびその暴走検出回路 - Google Patents
コンピュータおよびその暴走検出回路Info
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- JPH06337803A JPH06337803A JP5127329A JP12732993A JPH06337803A JP H06337803 A JPH06337803 A JP H06337803A JP 5127329 A JP5127329 A JP 5127329A JP 12732993 A JP12732993 A JP 12732993A JP H06337803 A JPH06337803 A JP H06337803A
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- computer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 分割プログラムのチェックに要するユーザの
労力を軽減する。 【構成】 スイッチ4の操作によりコンピュータの暴走
の検出の要/否を指示し、ウォッチドッグタイマとして
用いるカウンタ1のオーバーフロー信号(暴走検出信
号)の出力をアンドゲート5により許可/阻止すること
によりカウンタ1を有効化/無効化する。
労力を軽減する。 【構成】 スイッチ4の操作によりコンピュータの暴走
の検出の要/否を指示し、ウォッチドッグタイマとして
用いるカウンタ1のオーバーフロー信号(暴走検出信
号)の出力をアンドゲート5により許可/阻止すること
によりカウンタ1を有効化/無効化する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータおよびウ
ォッチドッグタイマを用いてコンピュータの暴走を検出
する暴走検出回路に関する。
ォッチドッグタイマを用いてコンピュータの暴走を検出
する暴走検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば特開昭64−9545号
に開示されているようにウォッチドッグタイマを用いる
暴走検出回路では、コンピュータが発生するリセット信
号を入力し、リセット信号の発生周期を監視することに
より、コンピュータの暴走を検出する。より具体的には
正常動作でコンピュータが発生するリセット信号の発生
周期よりも長くウォッチドッグタイマのオーバーフロー
(一定の数値を計数終了すること、タイムアップ,カウ
ントアップとも呼ばれる)時間を定めておく。コンピュ
ータが正常に作動している間は、リセット信号の発生周
期が一定なので、ウォッチドッグタイマはリセット信号
によりリセットされ、その計数値が初期化される。この
ため、ウォッチドッグタイマはオーバーフローすること
はない。
に開示されているようにウォッチドッグタイマを用いる
暴走検出回路では、コンピュータが発生するリセット信
号を入力し、リセット信号の発生周期を監視することに
より、コンピュータの暴走を検出する。より具体的には
正常動作でコンピュータが発生するリセット信号の発生
周期よりも長くウォッチドッグタイマのオーバーフロー
(一定の数値を計数終了すること、タイムアップ,カウ
ントアップとも呼ばれる)時間を定めておく。コンピュ
ータが正常に作動している間は、リセット信号の発生周
期が一定なので、ウォッチドッグタイマはリセット信号
によりリセットされ、その計数値が初期化される。この
ため、ウォッチドッグタイマはオーバーフローすること
はない。
【0003】一方、コンピュータに暴走が発生し、リセ
ット信号の発生が遅れたり、停止すると、ウォッチドッ
グタイマがオーバーフローし、オーバーフローを報らせ
る信号(以下、オーバーフロー信号と称す)を発生す
る。このオーバーフロー信号に応じて暴走検出回路はコ
ンピュータをリセットにかけてコンピュータを初期状態
に戻す。システム全体を停止させることもある。
ット信号の発生が遅れたり、停止すると、ウォッチドッ
グタイマがオーバーフローし、オーバーフローを報らせ
る信号(以下、オーバーフロー信号と称す)を発生す
る。このオーバーフロー信号に応じて暴走検出回路はコ
ンピュータをリセットにかけてコンピュータを初期状態
に戻す。システム全体を停止させることもある。
【0004】コンピュータ側でリセット信号を発生する
ためには、コンピュータ側が実行するプログラム内の複
数箇所にリセット信号を発生するためのプログラム命
令、より具体的には、暴走検出回路をアドレス指定し
て、リセット信号を送出する命令を記載しておく。リセ
ット処理のための複数のプログラム命令の記載間隔は上
記ウォッチドッグタイマのオーバーフロー時間に関連し
て定まる。
ためには、コンピュータ側が実行するプログラム内の複
数箇所にリセット信号を発生するためのプログラム命
令、より具体的には、暴走検出回路をアドレス指定し
て、リセット信号を送出する命令を記載しておく。リセ
ット処理のための複数のプログラム命令の記載間隔は上
記ウォッチドッグタイマのオーバーフロー時間に関連し
て定まる。
【0005】マイクロコンピュータを用いて、電子機器
の自動制御を行うプログラマブルコントローラでは、ユ
ーザがマイクロコンピュータの実行するプログラム(一
般にシーケンスプログラムと呼ばれる)を作成する。ユ
ーザは作成したシーケンスプログラムのチェックを行う
ために、プログラマブルコントローラのテストランを行
う。シーケンスプログラム全体をマイクロコンピュータ
に実行させると、ユーザのプログラム異常部分の検出が
難しくなるので、通常は、システムプログラムを複数に
分割し、分割プログラムをマイクロコンピュータに実行
させる。また、テストランのために分割プログラムを一
時的に修正することもある。
の自動制御を行うプログラマブルコントローラでは、ユ
ーザがマイクロコンピュータの実行するプログラム(一
般にシーケンスプログラムと呼ばれる)を作成する。ユ
ーザは作成したシーケンスプログラムのチェックを行う
ために、プログラマブルコントローラのテストランを行
う。シーケンスプログラム全体をマイクロコンピュータ
に実行させると、ユーザのプログラム異常部分の検出が
難しくなるので、通常は、システムプログラムを複数に
分割し、分割プログラムをマイクロコンピュータに実行
させる。また、テストランのために分割プログラムを一
時的に修正することもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような場合に、分
割プログラムでは、一部のリセット用プログラム命令の
記載間隔が不規則となってしまうので、そのままの分割
プログラムをマイクロコンピュータが実行すると、暴走
検出回路では暴走発生と誤判断してシステム全体を停止
してしまう。システム停止の原因が複数予想される場
合、ユーザがこのリセット用プログラムの記載間隔不良
を検出することは容易なことではない。
割プログラムでは、一部のリセット用プログラム命令の
記載間隔が不規則となってしまうので、そのままの分割
プログラムをマイクロコンピュータが実行すると、暴走
検出回路では暴走発生と誤判断してシステム全体を停止
してしまう。システム停止の原因が複数予想される場
合、ユーザがこのリセット用プログラムの記載間隔不良
を検出することは容易なことではない。
【0007】これを解消するためにはユーザは一時的に
リセット用プログラム命令を分割プログラム内に挿入
し、テストラン終了後、この一時的なリセット用プログ
ラム命令を消去しなければならない。
リセット用プログラム命令を分割プログラム内に挿入
し、テストラン終了後、この一時的なリセット用プログ
ラム命令を消去しなければならない。
【0008】以上、述べたように、分割プログラムをコ
ンピュータでテストランする場合には種々の問題が発生
していた。
ンピュータでテストランする場合には種々の問題が発生
していた。
【0009】そこで、本発明の目的は、コンピュータの
分割プログラムのテストランに対処し得るコンピュータ
およびその暴走検出回路を提供することにある。
分割プログラムのテストランに対処し得るコンピュータ
およびその暴走検出回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、コンピュータが定期的に
発生するリセット信号を入力し、該リセット信号の発生
周期をウォッチドッグタイマにより監視することにより
前記コンピュータの暴走を検出する暴走検出回路におい
て、前記コンピュータの暴走の検出の要/否を指示する
指示手段と、当該指示に応じて、前記ウォッチドッグタ
イマを有効化/無効化する制御手段とを具えたことを特
徴とする。
るために、請求項1の発明は、コンピュータが定期的に
発生するリセット信号を入力し、該リセット信号の発生
周期をウォッチドッグタイマにより監視することにより
前記コンピュータの暴走を検出する暴走検出回路におい
て、前記コンピュータの暴走の検出の要/否を指示する
指示手段と、当該指示に応じて、前記ウォッチドッグタ
イマを有効化/無効化する制御手段とを具えたことを特
徴とする。
【0011】請求項2の発明は、コンピュータが定期的
に発生するリセット信号を入力し、該リセット信号の発
生周期をウォッチドッグタイマにより監視することによ
り前記コンピュータの暴走を検出する暴走検出回路にお
いて、前記ウォッチドッグタイマのオーバーフロー時間
を指示するオーバーフロー時間指示手段と、当該指示さ
れた時間となるように前記ウォッチドッグタイマのオー
バーフロー時間を可変に制御するオーバーフロー時間制
御手段とを具えたことを特徴とする。
に発生するリセット信号を入力し、該リセット信号の発
生周期をウォッチドッグタイマにより監視することによ
り前記コンピュータの暴走を検出する暴走検出回路にお
いて、前記ウォッチドッグタイマのオーバーフロー時間
を指示するオーバーフロー時間指示手段と、当該指示さ
れた時間となるように前記ウォッチドッグタイマのオー
バーフロー時間を可変に制御するオーバーフロー時間制
御手段とを具えたことを特徴とする。
【0012】請求項3の発明は、コンピュータが定期的
に発生するリセット信号を入力し、該リセット信号の発
生周期をウォッチドッグタイマにより監視することによ
り前記コンピュータの暴走を検出する暴走検出回路にお
いて、前記ウォッチドッグタイマの現在の計数値につい
ての送信の指示を入力する入力手段と、該指示の入力に
応じて前記ウォッチドッグタイマの現在の計数値を信号
出力する出力手段とを具えたことを特徴とする。
に発生するリセット信号を入力し、該リセット信号の発
生周期をウォッチドッグタイマにより監視することによ
り前記コンピュータの暴走を検出する暴走検出回路にお
いて、前記ウォッチドッグタイマの現在の計数値につい
ての送信の指示を入力する入力手段と、該指示の入力に
応じて前記ウォッチドッグタイマの現在の計数値を信号
出力する出力手段とを具えたことを特徴とする。
【0013】請求項4の発明は、請求項3に記載の暴走
検出回路と、前記ウォッチドッグタイマに対するリセッ
トのタイミングに同期して、当該リセットの直前に前記
現在の計数値についての送信の指示を行う指示手段と、
該指示に応じて前記暴走検出回路から出力される計数値
を、前記ウォッチドッグタイマのリセット間隔時間とみ
なし、最大のリセット間隔時間を検出する検出手段とを
具えたことを特徴とする。
検出回路と、前記ウォッチドッグタイマに対するリセッ
トのタイミングに同期して、当該リセットの直前に前記
現在の計数値についての送信の指示を行う指示手段と、
該指示に応じて前記暴走検出回路から出力される計数値
を、前記ウォッチドッグタイマのリセット間隔時間とみ
なし、最大のリセット間隔時間を検出する検出手段とを
具えたことを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1の発明では、分割プログラムのテスト
ラン時暴走検出回路を無効化することにより、暴走検出
回路の指示によるシステムの停止を阻止する。
ラン時暴走検出回路を無効化することにより、暴走検出
回路の指示によるシステムの停止を阻止する。
【0015】請求項2の発明では、分割プログラムのテ
ストラン時、ウォッチドッグタイマのオーバーフロー時
間を長く設定することで、暴走検出回路の指示によるシ
ステム停止を阻止する。
ストラン時、ウォッチドッグタイマのオーバーフロー時
間を長く設定することで、暴走検出回路の指示によるシ
ステム停止を阻止する。
【0016】請求項3の発明および請求項4の発明で
は、コンピュータ側で暴走検出回路の計数値を読出すこ
とが可能となり、その計数値により2つのリセット処理
の間のたとえば、リセット処理間隔や、最大リセット処
理間隔を知ることが可能となる。その結果、これらのリ
セット処理間隔がどの程度まで許容されるかが、暴走検
出回路のシステム停止の指示が出される前に知ることが
できる。
は、コンピュータ側で暴走検出回路の計数値を読出すこ
とが可能となり、その計数値により2つのリセット処理
の間のたとえば、リセット処理間隔や、最大リセット処
理間隔を知ることが可能となる。その結果、これらのリ
セット処理間隔がどの程度まで許容されるかが、暴走検
出回路のシステム停止の指示が出される前に知ることが
できる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0018】図1は本発明第1実施例の暴走検出回路の
回路構成を示す。
回路構成を示す。
【0019】図1において、ウォッチドッグタイマとし
て用いるカウンタ1はダウンカウンタであり、システム
クロック6のパルスを入力する毎に初期値から1を減算
し、その減算結果を計数値とする。カウンタ1の計数値
が0(ゼロ)となったときにレベルオンのオーバーフロ
ー信号2が発生される。また、マイクロコンピュータ
(不図示)から送出のリセット信号によりカウンタ1の
計数値が初期値に戻る。アンドゲート5はスイッチング
回路として機能し、スイッチ4がオフ(未操作)のと
き、アンドゲート5は開となり、オーバーフロー信号が
システムリセット信号3として外部に出力される。
て用いるカウンタ1はダウンカウンタであり、システム
クロック6のパルスを入力する毎に初期値から1を減算
し、その減算結果を計数値とする。カウンタ1の計数値
が0(ゼロ)となったときにレベルオンのオーバーフロ
ー信号2が発生される。また、マイクロコンピュータ
(不図示)から送出のリセット信号によりカウンタ1の
計数値が初期値に戻る。アンドゲート5はスイッチング
回路として機能し、スイッチ4がオフ(未操作)のと
き、アンドゲート5は開となり、オーバーフロー信号が
システムリセット信号3として外部に出力される。
【0020】スイッチ4がオン(操作)のとき、アンド
ゲート5は閉となり、オーバーフロー0信号が遮断され
る。
ゲート5は閉となり、オーバーフロー0信号が遮断され
る。
【0021】このような構成では、ユーザがスイッチ
(請求項1の発明の指示手段)4を操作している間、カ
ウンタ1がオーバーフロー信号2を発生したとしてもア
ンドゲート(請求項1の発明の制御手段)5によりオー
バーフロー信号2は外部出力されず、暴走検出回路が無
効化される。
(請求項1の発明の指示手段)4を操作している間、カ
ウンタ1がオーバーフロー信号2を発生したとしてもア
ンドゲート(請求項1の発明の制御手段)5によりオー
バーフロー信号2は外部出力されず、暴走検出回路が無
効化される。
【0022】暴走検出回路を無効化するための他の形態
を図2に示す。なお、図1と同一の箇所には同一の符号
を付している。
を図2に示す。なお、図1と同一の箇所には同一の符号
を付している。
【0023】図2の回路では、スイッチ13の手動操作
でシステムクロック6の入力がアンドゲート12により
阻止されると、カウンタ1は計数処理を停止する。ま
た、出力ポート14は内部にリセット信号保持回路を有
し、マイクロコンピュータ11の指示でバス15を介し
て転送されるリセット信号を保持し、カウンタ1にリセ
ット信号を保持出力する。この保持出力状態はマイクロ
コンピュータ11の実行プログラムの指示で解除され
る。リセット信号7が出力ポート14から保持出力され
ると、カウンタ1はリセット状態を続けるので、システ
ムクロック6の計数処理を実行できず、暴走検出回路は
無効化状態となる。
でシステムクロック6の入力がアンドゲート12により
阻止されると、カウンタ1は計数処理を停止する。ま
た、出力ポート14は内部にリセット信号保持回路を有
し、マイクロコンピュータ11の指示でバス15を介し
て転送されるリセット信号を保持し、カウンタ1にリセ
ット信号を保持出力する。この保持出力状態はマイクロ
コンピュータ11の実行プログラムの指示で解除され
る。リセット信号7が出力ポート14から保持出力され
ると、カウンタ1はリセット状態を続けるので、システ
ムクロック6の計数処理を実行できず、暴走検出回路は
無効化状態となる。
【0024】オーバーフロー時間を可変設定できるよう
にした第2実施例を図3に示す。
にした第2実施例を図3に示す。
【0025】カウンタ21は2つの数値、たとえばオー
バーフロー時間が1秒および2秒に対応する数値をそれ
ぞれ計数すると、その時に第1オーバーフロー信号と第
2オーバーフロー信号とを出力する。
バーフロー時間が1秒および2秒に対応する数値をそれ
ぞれ計数すると、その時に第1オーバーフロー信号と第
2オーバーフロー信号とを出力する。
【0026】スイッチ(請求項2の発明のオーバーフロ
ー時間指示手段)23が操作されていないときは1秒に
対応する第1オーバーフロー信号がシステムリセット信
号3としてセレクタ(オーバーフロー時間制御手段)2
2により選択され、スイッチ23が操作されているとき
は2秒に対応する第2オーバーフロー信号がセレクタ2
2によりシステムリセット信号3として選択される。図
3の第2実施例においてもスイッチ23の代わりにマイ
クロコンピュータからセレクタ22に対して選択のオー
バーフロー信号を指示することが可能である。
ー時間指示手段)23が操作されていないときは1秒に
対応する第1オーバーフロー信号がシステムリセット信
号3としてセレクタ(オーバーフロー時間制御手段)2
2により選択され、スイッチ23が操作されているとき
は2秒に対応する第2オーバーフロー信号がセレクタ2
2によりシステムリセット信号3として選択される。図
3の第2実施例においてもスイッチ23の代わりにマイ
クロコンピュータからセレクタ22に対して選択のオー
バーフロー信号を指示することが可能である。
【0027】オーバーフロー時間を可変設定するために
は、他に、システムクロック6を分周回路で2分周した
システムクロックを作成し、スイッチの指示でセレクタ
によりこれら2種のシステムクロックを選択的にカウン
タ1に入力してもよい。
は、他に、システムクロック6を分周回路で2分周した
システムクロックを作成し、スイッチの指示でセレクタ
によりこれら2種のシステムクロックを選択的にカウン
タ1に入力してもよい。
【0028】マイクロコンピュータ側の最大リセットタ
イミング間隔を検出(検証)できるようにした第3実施
例を説明する。
イミング間隔を検出(検証)できるようにした第3実施
例を説明する。
【0029】第3実施例のシステム構成を図4に示す。
【0030】図4においてマイクロコンピュータ31と
暴走検出回路10はバス15で接続されている。暴走検
出回路10は入力ポート32およびアップカウントする
カウンタ1により構成されている。入力ポート32は、
暴走検出回路10に割当てたアドレスを識別するデコー
ダ(請求項3の発明の入力手段)32Aとマイクロプロ
セッサ31に送出する情報を一時記憶するバッファ(請
求項3の発明の出力手段)32Bからなる。バッファ3
2Bはカウンタ1と信号線30により接続し、デコーダ
32Aの指示32Bがあったときにカウンタ1の現在の
計数値を保持し、バス15内のデータバスに出力する。
暴走検出回路10はバス15で接続されている。暴走検
出回路10は入力ポート32およびアップカウントする
カウンタ1により構成されている。入力ポート32は、
暴走検出回路10に割当てたアドレスを識別するデコー
ダ(請求項3の発明の入力手段)32Aとマイクロプロ
セッサ31に送出する情報を一時記憶するバッファ(請
求項3の発明の出力手段)32Bからなる。バッファ3
2Bはカウンタ1と信号線30により接続し、デコーダ
32Aの指示32Bがあったときにカウンタ1の現在の
計数値を保持し、バス15内のデータバスに出力する。
【0031】マイクロコンピュータ31側で行う暴走検
出回路へのリセット処理の内容を図5に示す。説明の都
合上、図5に示す制御手順には本発明に関わる手順のみ
記載しているが、実際には、本来、マイクロコンピュー
タ31が実行すべき処理内容が不図示の部分に記載され
ている。
出回路へのリセット処理の内容を図5に示す。説明の都
合上、図5に示す制御手順には本発明に関わる手順のみ
記載しているが、実際には、本来、マイクロコンピュー
タ31が実行すべき処理内容が不図示の部分に記載され
ている。
【0032】電源投入に応じて、図5の手順がマイクロ
コンピュータ31において起動される。マイクロコンピ
ュータ31は内部のメモリに、カウンタ計数値の最大
(MAX)値を初期値として、たとえば“0”を格納す
る(図5のS10)。
コンピュータ31において起動される。マイクロコンピ
ュータ31は内部のメモリに、カウンタ計数値の最大
(MAX)値を初期値として、たとえば“0”を格納す
る(図5のS10)。
【0033】電源投入に応じてカウンタ1も動作を開始
する。
する。
【0034】マイクロコンピュータ31の実行処理が図
5のステップS20に到達すると、マイクロコンピュー
タ31は暴走検出回路10をアドレス指定する。このと
きのマイクロコンピュータ31が請求項4の発明の指示
手段として動作する。この指定されたアドレスをデコー
ダ32Aが識別し、バッファ32Bに指示32を出力す
るので、カウンタ1の現在の計数値、たとえば“10”
がデータバスに出力される。マイクロコンピュータ31
はデータバス上の計数値を入力することで、カウンタ1
の計数値を読出す(図5のS21)。
5のステップS20に到達すると、マイクロコンピュー
タ31は暴走検出回路10をアドレス指定する。このと
きのマイクロコンピュータ31が請求項4の発明の指示
手段として動作する。この指定されたアドレスをデコー
ダ32Aが識別し、バッファ32Bに指示32を出力す
るので、カウンタ1の現在の計数値、たとえば“10”
がデータバスに出力される。マイクロコンピュータ31
はデータバス上の計数値を入力することで、カウンタ1
の計数値を読出す(図5のS21)。
【0035】マイクロコンピュータ31は、読出した計
数値“10”と、内部メモリに格納してある現在のカウ
ンタMAX値“0”とを比較し、大きい方の数値を新た
なカウンタMAX値として採用する。この場合、読出し
た計数値の方が大きいので、手順は図5のステップS2
2→S23と進み、新たなカウンタMAX値として、読
出した計数値“10”が内部メモリに格納される。
数値“10”と、内部メモリに格納してある現在のカウ
ンタMAX値“0”とを比較し、大きい方の数値を新た
なカウンタMAX値として採用する。この場合、読出し
た計数値の方が大きいので、手順は図5のステップS2
2→S23と進み、新たなカウンタMAX値として、読
出した計数値“10”が内部メモリに格納される。
【0036】この後、マイクロコンピュータ31は従来
と同様カウンタ1にリセット信号を送り、カウンタ1の
計数値を“0”に初期化する。このため、カウンタ1は
“0”から計数を開始する。マイクロコンピュータ31
の実行手順が図5のステップS30に到達すると、ステ
ップS21〜S24の処理が再び繰り返される。カウン
タの計数値が、たとえば“8”とすると、内部メモリの
格納値“10”と読出しの計数値“8”との比較が行わ
れる。内部メモリのカウンタMAX値の方が大きいの
で、カウンタMAX値の更新は行われずリセット処理が
実行される(図5のステップS22→S24)。
と同様カウンタ1にリセット信号を送り、カウンタ1の
計数値を“0”に初期化する。このため、カウンタ1は
“0”から計数を開始する。マイクロコンピュータ31
の実行手順が図5のステップS30に到達すると、ステ
ップS21〜S24の処理が再び繰り返される。カウン
タの計数値が、たとえば“8”とすると、内部メモリの
格納値“10”と読出しの計数値“8”との比較が行わ
れる。内部メモリのカウンタMAX値の方が大きいの
で、カウンタMAX値の更新は行われずリセット処理が
実行される(図5のステップS22→S24)。
【0037】以下、マイクロコンピュータ31が上述の
処理を繰り返して行くと、暴走検出回路へのリセット処
理(ステップS20,S36)の記載間隔の中で最も長
い間隔に対応するカウンタ1の計数値が内部メモリに格
納される。したがって、図5のステップS22〜S24
の処理を実行するときのマイクロコンピュータ31が請
求項4の発明の検出手段として動作する。
処理を繰り返して行くと、暴走検出回路へのリセット処
理(ステップS20,S36)の記載間隔の中で最も長
い間隔に対応するカウンタ1の計数値が内部メモリに格
納される。したがって、図5のステップS22〜S24
の処理を実行するときのマイクロコンピュータ31が請
求項4の発明の検出手段として動作する。
【0038】マイクロコンピュータ31は図5の処理手
順S10→S20→S30→S20と進んだ段階で、内
部メモリのカウンタMAX値を読出し、たとえば、表示
器に表示することで、ユーザにリセット処理の最大間隔
を知らせることができる。
順S10→S20→S30→S20と進んだ段階で、内
部メモリのカウンタMAX値を読出し、たとえば、表示
器に表示することで、ユーザにリセット処理の最大間隔
を知らせることができる。
【0039】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、分割プログラムのテストラン時に暴走検出機能を無
効化することで、分割プログラムの修正を従来よりも減
少させることができる。また、リセット間隔時間や最大
リセット間隔時間に基づき、リセット処理の記載位置の
修正の要否や好適な記載位置をユーザが判断することが
できる。
ば、分割プログラムのテストラン時に暴走検出機能を無
効化することで、分割プログラムの修正を従来よりも減
少させることができる。また、リセット間隔時間や最大
リセット間隔時間に基づき、リセット処理の記載位置の
修正の要否や好適な記載位置をユーザが判断することが
できる。
【図1】第1実施例の回路構成を示す回路図である。
【図2】第1実施例の他の回路構成を示す回路図であ
る。
る。
【図3】第2実施例の回路構成を示す回路図である。
【図4】第3実施例の回路構成を示す回路図である。
【図5】図4のマイクロコンピュータ31の処理手順を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【符号の説明】 1,21 カウンタ 2 オーバーフロー信号 3 システムリセット信号 4,13,23 スイッチ 5,12 アンドゲート 6 システムクロック 7 リセット信号 11,31 マイクロコンピュータ 14 出力ポート 15 バス 30 計数値信号 32 入力ポート 32A デコーダ 32B バッファ
Claims (4)
- 【請求項1】 コンピュータが定期的に発生するリセッ
ト信号を入力し、該リセット信号の発生周期をウォッチ
ドッグタイマにより監視することにより前記コンピュー
タの暴走を検出する暴走検出回路において、 前記コンピュータの暴走の検出の要/否を指示する指示
手段と、 当該指示に応じて、前記ウォッチドッグタイマを有効化
/無効化する制御手段とを具えたことを特徴とするコン
ピュータの暴走検出回路。 - 【請求項2】 コンピュータが定期的に発生するリセッ
ト信号を入力し、該リセット信号の発生周期をウォッチ
ドッグタイマにより監視することにより前記コンピュー
タの暴走を検出する暴走検出回路において、 前記ウォッチドッグタイマのオーバーフロー時間を指示
するオーバーフロー時間指示手段と、 当該指示された時間となるように前記ウォッチドッグタ
イマのオーバーフロー時間を可変に制御するオーバーフ
ロー時間制御手段とを具えたことを特徴とするコンピュ
ータの暴走検出回路。 - 【請求項3】 コンピュータが定期的に発生するリセッ
ト信号を入力し、該リセット信号の発生周期をウォッチ
ドッグタイマにより監視することにより前記コンピュー
タの暴走を検出する暴走検出回路において、 前記ウォッチドッグタイマの現在の計数値についての送
信の指示を入力する入力手段と、 該指示の入力に応じて前記ウォッチドッグタイマの現在
の計数値を信号出力する出力手段とを具えたことを特徴
とするコンピュータの暴走検出回路。 - 【請求項4】 請求項3に記載の暴走検出回路と、 前記ウォッチドッグタイマに対するリセットのタイミン
グに同期して、当該リセットの直前に前記現在の計数値
についての送信の指示を行う指示手段と、 該指示に応じて前記暴走検出回路から出力される計数値
を、前記ウォッチドッグタイマのリセット間隔時間とみ
なし、最大のリセット間隔時間を検出する検出手段とを
具えたことを特徴とするコンピュータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5127329A JPH06337803A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | コンピュータおよびその暴走検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5127329A JPH06337803A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | コンピュータおよびその暴走検出回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06337803A true JPH06337803A (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=14957240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5127329A Pending JPH06337803A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | コンピュータおよびその暴走検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06337803A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021093072A (ja) * | 2019-12-12 | 2021-06-17 | 株式会社デンソー | 監視装置および電子制御装置 |
-
1993
- 1993-05-28 JP JP5127329A patent/JPH06337803A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021093072A (ja) * | 2019-12-12 | 2021-06-17 | 株式会社デンソー | 監視装置および電子制御装置 |
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