JPH06336384A - リニアモータ利用の油圧式エレベーター - Google Patents

リニアモータ利用の油圧式エレベーター

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Publication number
JPH06336384A
JPH06336384A JP12223193A JP12223193A JPH06336384A JP H06336384 A JPH06336384 A JP H06336384A JP 12223193 A JP12223193 A JP 12223193A JP 12223193 A JP12223193 A JP 12223193A JP H06336384 A JPH06336384 A JP H06336384A
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JP
Japan
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car
linear motor
operating
cylinder
operating cylinder
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP12223193A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Hongo
昌治 本郷
Yukari Tabata
ゆかり 田畑
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Otis Elevator Co
Original Assignee
Otis Elevator Co
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Publication date
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Publication of JPH06336384A publication Critical patent/JPH06336384A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 昇降路1に上下移動可能に配設されたかご2
と、このかご2をプランジャー9によって上下移動させ
るための作動シリンダ8と、前記プランジャー9の先端
に回転自在に取り付けられたプランジャーヘッドシーブ
12と、前記かご2を上下移動させるために昇降路1に
配設されたリニアモータ17と、前記プランジャーヘッ
ドシーブ12に掛けられ一端が前記かご2に止着されか
つ他端が前記リニアモータ17によって牽引されるロー
プ22とを備え、前記かご2を前記作動シリンダ8で上
下移動させるとともに、前記リニアモータ17によって
も上下移動させるようにした。 【効果】 エレベーターの運転速度は、今日の要請に応
じて高速化することができる。また、パワーユニット1
0の出力を小さくすることができ、ひいてはエレベータ
ーを全体としてコンパクト化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベーターのかごを
作動シリンダの作動とともにリニアモータの駆動を利用
して上下移動させるリニアモータ利用の油圧式エレベー
ターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧式エレベーターとして、例え
ば図5に示すようなものがある。同図において、符号1
01は、昇降路(図示せず)に上下移動可能に配設され
たかごであり、このかご101のかご枠フレーム102
にはロープ103の一端が止着されている。ロープ10
3は昇降路に設けられた作動シリンダ104のプランジ
ャー105に回転自在に支持されたプランジャーヘッド
シーブ106に掛けられ、このロープ103の他端はシ
リンダスタンド107に止着されている。
【0003】パワーユニット108から作動シリンダ1
04へ作動油が圧送されると、プランジャー105によ
ってプランジャーヘッドシーブ106は上方へ移動さ
れ、ロープ103を介してかご101は上方へ移動され
る。また、作動シリンダ104から作動油を排出する
と、かご101は自重によって定格速度で下降する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の油圧式エレベーターにあっては、かごを上方
へ移動させるには作動シリンダへ作動油を圧送し、また
下方へ移動させるには前記圧送された作動油を排出する
ようにしていたので、運転速度が約60m/minと遅
く、運転速度の高速化が求められている今日にあっては
問題があった。
【0005】また、かごは作動シリンダのみによって上
方に移動させなければならないために、作動シリンダに
作動油を圧送するパワーユニットも出力の大きなものを
用いなければならず、ひいてはエレベーター全体として
大型化してしまうという問題点もあった。
【0006】本発明は、運転速度を高速化し、またパワ
ーユニットは出力の小さいもので済むリニアモータ利用
の油圧式エレベーターを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明にあっては、昇降路に上下移動可能に
配設されたかごと、このかごをプランジャーによって上
下移動させるための作動シリンダと、前記プランジャー
の先端に回転自在に取り付けられたプランジャーヘッド
シーブと、前記かごを上下移動させるために昇降路に配
設されたリニアモータと、前記プランジャーヘッドシー
ブに掛けられ一端が前記かごに止着されかつ他端が前記
リニアモータによって牽引されるロープとを備え、前記
かごを前記作動シリンダで上下移動させるとともに、前
記リニアモータによっても上下移動させるようにした構
成とする。
【0008】
【作用】かごが最下階に位置していると、そのかごを上
方階へ移動させるには、パワーユニットから作動シリン
ダへ作動油が圧送されるとともに、リニアモータの1次
側導電体の可動子へは電力が給電される。そうすると、
かごは作動シリンダの作動に加えてリニアモータの駆動
によっても上方へ移動することになり、作動シリンダの
作動のみの場合に比べエレベーターの運転速度は速くな
る。また、かごの上下移動は作動シリンダのみならずリ
ニアモータも利用するようにしたので、この作動シリン
ダに作動油を圧送するパワーユニットの出力を小さくす
ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1ないし図4は本発明に係るリニアモータ利用の油圧式
エレベーターの一実施例を示す図である。
【0010】図1において、建物の昇降路1にはエレベ
ーターのかご2が上下移動可能に配設されている。かご
2は図2および図3に示すようにこの両側に立設された
ガイドレール3,4にガイドシュー5,6を介して案内
される。
【0011】また、昇降路1下方の底面1aにはシリン
ダスタンド7が設けられ、このシリンダスタンド7には
かご2を上下移動させるためのものであって、昇降路1
の行程Hの約1/3の高さを有する作動シリンダ8が立
設されている。作動シリンダ8はプランジャー9が摺動
自在に収納され、作動シリンダ8にパワーユニット10
から作動油が圧送されると、プランジャー9は上方へ移
動する。
【0012】プランジャー9の先端には、受けブラケッ
ト11を介してプランジャーヘッドシーブ12が回転自
在に取り付けられている。受けブラケット11の両側に
は補助ブラケット13a,13bを介してガイドシュー
14a,14bが溶接され、このガイドシュー14a,
14bは作動シリンダ8の両側に立設されたガイドレー
ル15,16に摺動自在に嵌合している。
【0013】一方、作動シリンダ8にはリニアモータ1
7が設けられている。リニアモータ17は、貫通孔を有
する1次側導体としての可動子18と、この可動子18
を貫通するカラム状の2次側導体としての固定子8とか
らなっている。ここで、カラム状の固定子8は作動シリ
ンダ8をも兼用しており、この固定子8の下端側は前記
したようにシリンダスタンド7に固定され、上端側はプ
ランジャー9、プランジャーヘッドシーブ12、ブラケ
ット11,13a,13b、ガイドシュー14a,14
bを介してガイドレール15,16に支持される形で固
定されている。ここで、1次側導体の可動子18に給電
すると、2次側導体の固定子8との間に生じる磁力によ
って可動子18はH/3の高さの固定子8の上を摺動す
る。なお、固定子8の上端にはストッパー19が設けら
れている。
【0014】一方、かご2のかご枠フレーム20には補
助フレーム21を介してロープ22の一端が止着され、
このロープ22はプランジャーヘッドシーブ12に掛け
られ、さらにこのロープ21の他端は可動子18に設け
られたフレーム23の上端に止着されている。また、フ
レーム23にはかご2とプランジャーヘッドシーブ12
を中心に釣り合わせるための釣り合い重り24が設けら
れており、この釣り合い重り24はかご2の重量とこの
定格積載荷重の半分とを加えた重量に設定されている。
【0015】図4に示すように、かご2が最下階に位置
していると、そのかご2を上方階へ移動させるには、パ
ワーユニット10から作動シリンダ8へ作動油が圧送さ
れるとともに、リニアモータ17の一次側導電体の可動
子18へ電力が給電される。そうすると、作動シリンダ
8からはプランジャ9が突出し、固定子8における上方
側に位置している可動子18は下方へ摺動する。
【0016】かご2は作動シリンダ8の作動に加え、リ
ニアモータ17の駆動によっても上方へ移動することに
なり、作動シリンダ8の作動のみの場合に比べエレベー
ターの運転速度は速くなる(例えば、120m/mi
n)。このため、頂部すき間(最上階に位置したときの
かごの頂面と昇降路頂部との間のすき間)に余裕がな
く、やむなく油圧式エレベーターを用いている場合(前
記頂部すま間がない場合には、法令上の観点から油圧式
エレベーターを用いる)や、建物頂部にかごを引っ張る
ための荷重をかけられない場合にあっても、前記運転速
度は今日の要請に応じて高速化される。
【0017】また、かご2の上下移動は、作動シリンダ
8のみならずリニアモータ17も利用するようにしたの
で、この作動シリンダ8に作動油を圧送するパワーユニ
ット10の出力を小さくすることができ、ひいてはエレ
ベーターを全体としてコンパクト化することができる。
なお、リニアモータ7の可動子18にかご2と釣り合わ
せるための釣り合い重り24を設けたので、パワーユニ
ット10の出力は一層小さくすることができる。
【0018】一方、乗客がかごから乗り降りする際に
は、かごの積載荷重が変化するので、この変化に応じて
かごの床面を各階床面に合わせる(リレベル運転)必要
がある。このとき、リレベル運転はリニアモータにて行
うと、油圧式の作動シリンダに比べて、かごの床面を各
階床面に迅速かつ正確に合わせることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
かごを作動シリンダで上下移動させるとともに、リニア
モータによっても上下移動させるようにしたので、エレ
ベーターの運転速度を今日の要請に応じて高速化するこ
とができる。また、パワーユニットの出力を小さくする
ことができ、ひいてはエレベーターを全体としてコンパ
クト化することができる。加えて、リレベル運転はリニ
アモータにて行うようにしたので、油圧式の作動シリン
ダに比べてかごの床面を各階床に迅速かつ正確に合わせ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリニアモータ利用の油圧式エレベ
ーターの一実施例を示す概略全体図。
【図2】同斜視図。
【図3】同平面図。
【図4】(a),(b)はそれぞれこのエレベーターの
作動を示す図。
【図5】従来の油圧式エレベーターの概略全体図。
【符号の説明】
1…昇降路 2…かご 8…作動シリンダ(固定子) 9…プランジャー 12…プランジャーヘッドシーブ 17…リニアモータ 18…可動子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路に上下移動可能に配設されたかご
    と、このかごをプランジャーによって上下移動させるた
    めの作動シリンダと、前記プランジャーの先端に回転自
    在に取り付けられたプランジャーヘッドシーブと、前記
    かごを上下移動させるために昇降路に配設されたリニア
    モータと、前記プランジャーヘッドシーブに掛けられ一
    端が前記かごに止着されかつ他端が前記リニアモータに
    よって牽引されるロープとを備え、前記かごを前記作動
    シリンダで上下移動させるとともに、前記リニアモータ
    によっても上下移動させるようにしたことを特徴とする
    リニアモータ利用の油圧式エレベーター。
JP12223193A 1993-05-25 1993-05-25 リニアモータ利用の油圧式エレベーター Withdrawn JPH06336384A (ja)

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JP12223193A JPH06336384A (ja) 1993-05-25 1993-05-25 リニアモータ利用の油圧式エレベーター

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JP12223193A JPH06336384A (ja) 1993-05-25 1993-05-25 リニアモータ利用の油圧式エレベーター

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JPH06336384A true JPH06336384A (ja) 1994-12-06

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ID=14830821

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JP12223193A Withdrawn JPH06336384A (ja) 1993-05-25 1993-05-25 リニアモータ利用の油圧式エレベーター

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JP (1) JPH06336384A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010089862A (ja) * 2008-10-06 2010-04-22 Rengo Co Ltd 物品搬送用昇降部材の昇降装置
EP2325115A1 (en) * 2009-11-24 2011-05-25 ELSAG DATAMAT S.p.A. Fast rocking flow-deviation unit
WO2018020596A1 (ja) * 2016-07-27 2018-02-01 三菱電機株式会社 油圧エレベータの改修方法およびエレベータ装置

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EP2325115A1 (en) * 2009-11-24 2011-05-25 ELSAG DATAMAT S.p.A. Fast rocking flow-deviation unit
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