JPH0633525U - 机における配線用ダクト装置 - Google Patents
机における配線用ダクト装置Info
- Publication number
- JPH0633525U JPH0633525U JP1107291U JP1107291U JPH0633525U JP H0633525 U JPH0633525 U JP H0633525U JP 1107291 U JP1107291 U JP 1107291U JP 1107291 U JP1107291 U JP 1107291U JP H0633525 U JPH0633525 U JP H0633525U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 天板の下面に、簡単に着脱しうる左右方向を
向く配線用ダクト本体を設ける。 【構成】 下面開口し、かつ前下方に回動して開きうる
蓋片を備えるダクト本体の一部もしくは全部を、天板の
下面における左右方向を向く補強杆の一部に嵌合係止す
る。
向く配線用ダクト本体を設ける。 【構成】 下面開口し、かつ前下方に回動して開きうる
蓋片を備えるダクト本体の一部もしくは全部を、天板の
下面における左右方向を向く補強杆の一部に嵌合係止す
る。
Description
【0001】
本考案は、机において、電線等を水平方向に配線するための配線用ダクト装置 に関する。
【0002】
従来の水平方向の配線用ダクト装置を備える机においては、天板の後端部に、 左右方向を向き、かつ開口可能な蓋板を有するダクト本体を設けたものと、天板 の後端より垂下する幕板に、ダクト本体を付設したものが一般的である。
【0003】
上記した従来のものにおいては、いずれも、ダクト本体は、標準仕様として、 机の製造時に形成されるため、ダクト装置を必要としない使用者にとっては、無 用のダクトの価格を負担しなければならないこととなり、不利を強いられること となる。
【0004】 また、上記の前者においては、天板の作業面積が小となるとともに、体裁が損 われるため、ダクトの奥行きを十分に大きくすることはできない。 同じく後者は、幕板を備えない机に対しては適用不可能である。また、ダクト の開口部を後方へ向けた場合には、幕板に開口部が形成され、体裁が悪くなると ともに、机の前側からの配線作業はできず、2台の机を背中合せに配置した際に は、使用不能となる。ダクトの開口部を前方へ向けた場合には、その開口部の位 置が制約されるため、配線作業は必ずしも容易ではない。
【0005】
本考案は、これら従来の机の配線用ダクト装置における問題点を解決すること を目的とするもので、その具体的手段は、下向開口し、かつ前下方へ開放しうる 蓋片を備えるダクト本体の一部もしくは全部を、天板の下面における左右方向を 向く補強杆に係止したものである。
【0006】
ダクト本体を、下方から補強杆に係止させるだけで、天板の下面に簡単に取付 けることができる。 蓋片を下方回動させて開くことにより、前方より配線作業を行うことができる 。
【0007】
左右の袖箱(1)(1)の上面に載置固着されている天板(2)の下面には、後方か ら、断面がおおむね正方形で、左右方向を向く樋状方形補強杆(3)と、前後方向 に広幅の樋状の広幅補強杆(4)と、適数の樋状方形補強杆(5)が、適宜の間隔を もって付設されている。
【0008】 広幅補強杆(4)の底壁(4a)の前後方向の中間部には、左右方向を向く上向凹溝 (6)が形成されている。 上向凹溝(6)には、側面形が逆U状をなすダクト本体(7)の頂壁の中間部から 上向突設した左右方向を向く前後の係合突片(8)(8)が、ややきつ目に嵌合して いる。
【0009】 広幅補強杆(4)の後壁(4b)の後面には、ダクト本体(7)の頂壁の後端から上向 突設された左右方向を向く係合突片(9)が係合している。 かくしてダクト本体(7)は、広幅補強杆(4)に、容易に外れることのないよう にして嵌合係止されている。
【0010】 なお、後部の係合突片(9)に代えて、あるいはこれとともに、広幅補強杆(4) の前壁(4c)の前面に係合する係合突片を、ダクト本体(7)に設けてもよい。 広幅補強杆(4)の後壁(4b)もしくは前壁(4c)と係合する係合突片を省略するこ ともある。
【0011】 さらに、広幅補強杆(4)の後壁(4b)および前壁(4c)と係合する係合突片のみを 設けて、上向凹溝(6)に嵌入係合する上向突片(8)(8)を省略することもある。 各上向突片の相手側部材に対する係合をより確実強固なものとするために、相 互接触面に、相互に嵌合しうる突起もしくは突条と、孔、凹溝もしくは段部等を 形成することが望ましい。
【0012】 ダクト本体(7)の後端部には、蓋片(10)の後端から、容易屈曲部(11)を介して 起立する後側板(12)の上端の嵌合溝(13)が、強固に嵌合している。蓋片(10)の上 面適所には、左右方向を向く配線保持片(14)が形成されている。
【0013】 後側板(12)の下縁には、下方を向く支片(15)が連設されている。 蓋片(10)の前縁には、ダクト本体(7)の前側板(16)の下端後側に嵌入係合しう る嵌合片(17)が形成されている。
【0014】 支片(15)の下端には、後方を向く受片(18)が連設されている。 上記受片(18)の上面には、左右の袖箱(1)(1)の対向面後部に架け渡された幕 板(19)の上端の前向片(20)が係止している。
【0015】 ダクト本体(7)および蓋片(10)は、合成樹脂製とするのがよい。 ダクト本体(7)の前側板(16)の下縁に後向保持片(22)を連設して、その上で配 線を受けるようにしてもよい。
【0016】
(1) 補強杆を利用して、ダクト本体を天板に取付けるので、取付のための専用 部材を設ける必要はない。 (2) 完成した机に対しても、ダクト本体を、天板の下面に、簡単に着脱するこ とができる。 (3) ダクト本体は、天板の下面に密接もしくは近接しているので、邪魔になる ことはなく、またダクト本体の奥行を大とすることができる。 (4) 配線作業を、前方から容易に行うことができる。
【図1】本考案の装置を備える両袖机から、ダクト本体
を取外した状態を、前下方から見た斜視図である。
を取外した状態を、前下方から見た斜視図である。
【図2】要部の拡大縦断側面図である。
(1)袖箱 (2)天板 (3)方形補強杆 (4)広幅補強杆 (4a)底壁 (4b)後壁 (4c)前壁 (5)方形補強杆 (6)上向凹溝 (7)ダクト本体 (8)(9)係合突片 (10)蓋片 (11)容易屈曲部 (12)後側板 (13)嵌合溝 (14)配線保持片 (15)支片 (16)前側板 (17)嵌合片 (18)受片 (19)幕板 (20)前向片 (21)配線保持片 (22)後向保持片
Claims (2)
- 【請求項1】 下向開口し、かつ前下方へ開放しうる蓋
片を備えるダクト本体の一部もしくは全部を、天板の下
面における左右方向を向く補強杆に係止してなる机にお
ける配線用ダクト装置。 - 【請求項2】 ダクト本体の上面に上方を向く適数の係
合突片を設けるとともに、補強杆の下面に、上向凹溝を
形成し、上記係合突片を、上記上向凹溝に嵌合係止して
なる請求項1記載の机における配線用ダクト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991011072U JPH0711630Y2 (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 机における配線用ダクト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991011072U JPH0711630Y2 (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 机における配線用ダクト装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0633525U true JPH0633525U (ja) | 1994-05-06 |
JPH0711630Y2 JPH0711630Y2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=11767780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991011072U Expired - Lifetime JPH0711630Y2 (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 机における配線用ダクト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0711630Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017124103A (ja) * | 2016-01-15 | 2017-07-20 | 株式会社岡村製作所 | 什器 |
JP2019048159A (ja) * | 2018-11-26 | 2019-03-28 | 株式会社イトーキ | 昇降天板付きデスクの配線ダクト装置 |
KR20220077343A (ko) * | 2020-12-02 | 2022-06-09 | 이상일 | 컴퓨터 수납 테이블의 상판 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50107010U (ja) * | 1974-02-08 | 1975-09-02 | ||
JP3007728U (ja) * | 1994-08-11 | 1995-02-28 | 株式会社三星製作所 | ハンガセットの構造 |
-
1991
- 1991-02-08 JP JP1991011072U patent/JPH0711630Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50107010U (ja) * | 1974-02-08 | 1975-09-02 | ||
JP3007728U (ja) * | 1994-08-11 | 1995-02-28 | 株式会社三星製作所 | ハンガセットの構造 |
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KR20220077343A (ko) * | 2020-12-02 | 2022-06-09 | 이상일 | 컴퓨터 수납 테이블의 상판 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0711630Y2 (ja) | 1995-03-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19950905 |