JPH06335024A - 信号処理回路 - Google Patents

信号処理回路

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JPH06335024A
JPH06335024A JP5145582A JP14558293A JPH06335024A JP H06335024 A JPH06335024 A JP H06335024A JP 5145582 A JP5145582 A JP 5145582A JP 14558293 A JP14558293 A JP 14558293A JP H06335024 A JPH06335024 A JP H06335024A
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JP
Japan
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signal
color difference
circuit
reference level
recording
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JP5145582A
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Koichi Sato
公一 佐藤
Yasuhiro Yamamoto
康裕 山元
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06335024A publication Critical patent/JPH06335024A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 記録系は、同期信号発生回路18、同期信号
付加回路22、信号レベル調整回路28および29から
なる信号処理回路2、磁気ディスクドライブ機構3、シ
ステム制御回路10、ローパスフィルター11、21、
メモリー制御回路12、同期信号分離・パルス発生回路
13、クランプ回路14、A/D変換器15、メモリー
16、D/A変換器20、切替スイッチ23、記録処理
回路24等を有する。信号処理回路2は、輝度信号に同
期信号を付加するとともに、色差信号の基準レベルと、
その同期信号の基準レベルとを同一とし、同期信号の振
幅を色差信号の最大振幅より大きくして、色差信号に同
期信号を付加する。この輝度信号および色差信号は、そ
れぞれ磁気ディスク9の異なる記録トラックに記録され
る。 【効果】 色差信号の同期信号の分離が容易になり、回
路が簡素化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基準レベルから上下に
振れる信号に同期信号を付加する信号処理回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】各種の信号に同期信号を付加する信号処
理回路が知られている。
【0003】基準レベルから一方の側(例えば、基準レ
ベルから上側)にのみ振れる信号、例えば、画像信号を
構成する輝度信号(Y)または色信号(R、G、B)に
同期信号を付加する場合、同期信号の分離を簡単にする
ため、信号処理回路は、輝度信号(Y)および色信号
(R、G、B)の反対側(例えば、基準レベルから下
側)に振れる同期信号を付加するよう構成されている。
【0004】しかしながら、このような信号処理回路に
より、輝度信号(Y)に同期信号を付加する場合と同様
に、色差信号(R−Y、B−Y)に同期信号を付加する
と、次のような問題が生じる。
【0005】色差信号(R−Y、B−Y)は、基準レベ
ル(ペデスタルレベル)から上下に振れる信号であるた
め、色差信号の基準レベルからの振幅が同期信号の基準
レベルからの振幅を越えることがあり、このため色差信
号から同期信号を分離する際、同期信号の判別が困難と
なり、同期信号の分離が不完全となるといった問題があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、基準
レベルから上下に振れる信号に対し、同期信号の分離が
容易かつ適正に行えるように同期信号を付加する信号処
理回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(4)の本発明により達成される。
【0008】(1) 基準レベルから上下に振れる信号
に同期信号を付加する同期信号付加手段と、前記同期信
号のレベルを調整する信号レベル調整回路とを有する信
号処理回路であって、前記信号の基準レベルと、前記信
号の同期信号の基準レベルとを実質的に同一としつつ、
前記信号レベル調整回路により、前記同期信号の基準レ
ベルからの振幅が、前記信号の基準レベルからの同期信
号側の最大振幅より大きくなるよう調整することを特徴
とする信号処理回路。
【0009】(2) 前記基準レベルから上下に振れる
信号は、画像信号を構成する色差信号である上記(1)
に記載の信号処理回路。
【0010】(3) 前記信号の同期信号の基準レベル
は、前記信号の水平および垂直帰線期間における同期信
号の基準レベルである上記(2)に記載の信号処理回
路。
【0011】(4) 複数の記録トラックを有する記録
媒体の異なる記録トラックに、1つの画面に対応する輝
度信号および色差信号をそれぞれ記録する記録系に内蔵
される信号処理回路であって、前記輝度信号および色差
信号のそれぞれに同期信号を付加する同期信号付加手段
と、前記同期信号のレベルを調整する信号レベル調整回
路とを有し、前記色差信号の基準レベルと、前記色差信
号の水平および垂直帰線期間における同期信号の基準レ
ベルとを実質的に同一としつつ、前記信号レベル調整回
路により、前記水平および垂直帰線期間における同期信
号の基準レベルからの振幅が、前記色差信号の基準レベ
ルからの同期信号側の最大振幅より大きくなるよう調整
することを特徴とする信号処理回路。
【0012】
【実施例】以下、本発明の信号処理回路を添付図面に示
す好適実施例に基づいて詳細に説明する。なお、本発明
の信号処理回路の用途は特に限定されないが、以下、代
表的に本発明の信号処理回路をスチルビデオ装置に適用
した場合について説明する。
【0013】図1は、本発明の信号処理回路を内蔵する
スチルビデオ装置の記録系の構成例を示すブロック図で
ある。
【0014】同図に示すように、スチルビデオ装置1
は、後述するスチルビデオ装置の諸機能を制御するシス
テム制御回路10および本発明の信号処理回路2を有し
ている。このシステム制御回路10は、通常、マイクロ
コンピュータで構成されている。なお、信号処理回路2
については、後に詳述する。
【0015】スチルビデオ装置1には、磁気ディスクド
ライブ機構3が設置されている。この磁気ディスクドラ
イブ機構3は、高速で回転し得るスピンドルモータ5を
有し、このスピンドルモータ5の回転は、スピンドルモ
ータ5に電力を供給して駆動するモータ駆動回路4と、
このモータ駆動回路4の作動を制御するシステム制御回
路10とにより制御される。
【0016】磁気ディスクドライブ機構3には、撮影す
る画像、音声、画像に関する諸データ等を記録する記録
媒体として、磁気ディスク9が例えばケースに収納され
た状態で装填される。磁気ディスク9は、円形のシート
材の表面に磁性層が形成されたもので、複数(通常52
本)の円環状のトラックが同心的に形成される。
【0017】また、磁気ディスク9の中心は、スピンド
ルモータ5の回転軸に嵌合するような構造とされ、記録
および再生時においては、磁気ディスク9は、スピンド
ルモータ5によって一定の速度(NTSC方式の場合3
600rpm 、PAL方式の場合3000rpm )で回転さ
れる。
【0018】スピンドルモータ5からは、スピンドルモ
ータ5の回転数に対応した所定数のFGパルスが出力さ
れ、スピンドルモータ5の回転軸にセットされた磁気デ
ィスク9の中心付近からは、磁気ディスク1回転毎に1
つのPGパルスが出力される。システム制御回路10
は、これらのパルス信号に基づいてスピンドルモータ5
の回転を制御し、記録および再生時に磁気ディスク9を
一定の速度で回転させる。
【0019】また、磁気ディスクドライブ機構3には、
磁気ヘッド6が設置されている。この磁気ヘッド6は、
図示しないステッピングモータによって、磁気ディスク
9の半径方向に連続的または断続的(間欠的)に移動す
るようになっている。すなわち、記録時および再生時等
には、ステッピングモータを駆動して、磁気ヘッド6を
磁気ディスク9の所定のトラック上に移動し、再生時に
は、磁気ヘッド6をトラック上の適正位置に置き、最大
の出力が得られるように磁気ヘッド6の位置を微調整す
るオートトラッキングを行う。
【0020】このような磁気ヘッド6の移動量、移動速
度および移動タイミングは、トラッキング駆動回路7に
より制御される。なお、このトラッキング駆動回路7の
作動は、システム制御回路10により制御される。
【0021】システム制御回路10には、操作部8が接
続されている。操作部8には、例えば、フィールド記録
/フレーム記録の一方を選択する選択スイッチ、磁気ヘ
ッド6を磁気ディスク9の所定のトラック上に移動させ
るヘッド送りスイッチ、画像信号を磁気ディスク9上に
記録するためのRecスイッチ、記録処理方式に関する
ノーマル(標準画像)/高精細度画像の選択スイッチ等
(いずれも図示せず)が必要に応じ設置さている。ま
た、記録系および再生系の双方を有するスチルビデオ装
置の場合、操作部8には、記録/再生のいずれかを選択
するスイッチ(図示せず)も設置されている。
【0022】また、システム制御回路10には、図示し
ない表示部が接続されている。この表示部には、例え
ば、フィールド記録/フレーム記録の別、ノーマル/高
精細度の別、トラック番号、トラックの記録有無、撮影
年月日等の情報、磁気ディスク9の装填の有無、電源に
関する情報、ストロボの発光に関する情報、現在の時間
等のうちの必要な情報が、例えば液晶や発光素子により
表示される。また、記録系および再生系の双方を有する
スチルビデオ装置の場合、表示部には、記録/再生の別
も表示される。
【0023】スチルビデオ装置がスチルビデオカメラの
場合、図示しない撮像部を有する。この撮像部は、図示
しないレンズ系、絞り、ミラー、光学フィルター、シャ
ッタおよび固体撮像素子(CCD)等で構成され、シャ
ッタの開放時、被写体の画像がレンズ系等を経てCCD
上に結像する。なお、CCDとしては、黒白画像用、カ
ラー画像用のいずれでもよいが、本実施例では、カラー
画像について説明する。
【0024】CCDにおいては、結像した画像を光電変
換し、色信号(R、G、B)を出力する。これらの色信
号は、図示しないアンプにより増幅され、さらに、図示
しないプロセス/マトリクス回路により輝度信号(Y)
と2つの色差信号(R−Y、B−Y)とに分離される。
また、輝度信号(Y)には、図示しない同期信号発生回
路により、水平および垂直同期信号等の映像表示に必要
なタイミング信号が複合されている複合同期信号(以
下、同期信号と言う。)(S)が付加される。そして、
これらの輝度信号(Y+S)、色差信号(R−Y)およ
び色差信号(B−Y)は、それぞれ規格化されて、図示
する輝度信号(Y+S)、色差信号(Pr)および色差
信号(Pb)として出力される。
【0025】なお、スチルビデオ装置が撮像部を有しな
いものである場合、これらの規格化された各信号は、そ
れぞれ外部入力端子から入力される。例えば、NTSC
信号のようなコンポジットビデオ信号の場合、そのコン
ポジットビデオ信号は、図示しないデコーダによりデコ
ードされ規格化されて、図示する輝度信号(Y+S)、
色差信号(Pr)および色差信号(Pb)として外部入
力端子から入力される。
【0026】図1に示すように、輝度信号(Y+S)
は、ローパスフィルター11Aを通過してノイズ(サン
プリングによる折り返しノイズ)となり得る高域をカッ
トされる。この輝度信号(Y+S)からは、同期信号分
離・パルス発生回路13により同期信号(S)が分離、
抽出され、この同期信号分離・パルス発生回路13にお
いて各メモリーへの書き込みの基準となるメモリー書込
クロック信号および各種タイミングパルス信号が生成さ
れる。生成されたメモリー書込クロック信号およびタイ
ミングパルス信号は、メモリー制御回路12、クランプ
回路14A、14Bおよび14Cのそれぞれに入力され
る。
【0027】輝度信号(Y+S)は、クランプ回路14
Aによりクランプ(同期信号(S)の基準レベルを所定
値に固定)された後、A/D変換器15Aによりデジタ
ル信号に変換され、Yメモリー16Aに一旦蓄えられ
る。この場合、クランプ回路14Aは、同期信号分離・
パルス発生回路13からのタイミングパルス(クランプ
パルス)信号に基づいて作動する。
【0028】このクランプにより、最も低い輝度に相当
する信号レベル(黒レベル)が、輝度信号(Y+S)の
輝度信号部分の基準レベル(ペデスタルレベル)とされ
るとともに、後段の輝度信号(Y+S)の同期信号
(S)の加算における基準レベル(ペデスタルレベル)
とされる。
【0029】色差信号(Pr)は、ローパスフィルター
11Bを通過し、さらにクランプ回路14Bによりクラ
ンプ(後に同期信号(S)が付加される部分の基準レベ
ルを所定値に固定)された後、A/D変換器15Bによ
りデジタル信号に変換され、Prメモリー16Bに一旦
蓄えられる。
【0030】また、同様に色差信号(Pb)は、ローパ
スフィルター11Cを通過し、さらにクランプ回路14
Cによりクランプ(後に同期信号(S)が付加される部
分の基準レベルを所定値に固定)された後、A/D変換
器15Cによりデジタル信号に変換され、Pbメモリー
16Cに一旦蓄えられる。
【0031】この場合、クランプ回路14Bおよび14
Cは、それぞれ、色差信号(Pr)および(Pb)の水
平および垂直帰線期間に相当する部分(後に同期信号
(S)が付加される部分)の基準レベル(ペデスタルレ
ベル)を、所定のレベルに固定するよう予め設定されて
おり、同期信号分離・パルス発生回路13からのタイミ
ングパルス(クランプパルス)信号に基づいて作動す
る。
【0032】このクランプにより、色差信号(Pr)お
よび(Pb)の最大値と色差信号(Pr)および(P
b)の最小値との中間の信号レベル(無彩色レベル)
が、それぞれ、色差信号(Pr)および(Pb)の色差
信号部分の基準レベル(ペデスタルレベル)とされると
ともに、後段の色差信号(Pr)および(Pb)の同期
信号(S)の加算における基準レベル(ペデスタルレベ
ル)とされる。
【0033】メモリー制御回路12は、同期信号分離・
パルス発生回路13からのメモリー書込クロック信号お
よびタイミングパルス信号に基づいて、各メモリー16
A〜16Cへの書き込みのタイミングをとりつつ下記の
制御を行なう。
【0034】すなわち、メモリー書込クロック信号に基
づいて、A/D変換器15Aが作動するとともに、メモ
リー制御回路12は、内蔵する書き込み用アドレスカウ
ンターを作動させて、Yメモリー16Aの所定のアドレ
スに輝度信号(Y)のデジタルデータを書き込んでい
く。
【0035】また、メモリー書込クロック信号に基づい
て、A/D変換器15Bおよび15Cが作動するととも
に、メモリー制御回路12は、内蔵する書き込み用アド
レスカウンターを作動させて、Prメモリー16Bおよ
びPbメモリー16Cの所定のアドレスにそれぞれ色差
信号(Pr)および色差信号(Pb)のデジタルデータ
を書き込んでいく。なお、輝度信号の入力信号中に含ま
れる同期信号(S)は、サンプリングされず、従って、
メモリーへは書き込まれない。
【0036】同期信号発生回路18では、例えばNTS
C方式に準じた複合同期信号(S)が生成される。この
場合、図3に示すように、同期信号発生回路18には一
定の(経時的に変動しない)基準レベルが設定されてい
て、同期信号発生回路18は、その基準レベルから図中
下側に振れる水平および垂直同期信号等を生成する。
【0037】また、同期信号発生回路18では、このよ
うな同期信号(S)が生成されるとともに、同期信号発
生回路18に内蔵されているクロック生成回路(図示せ
ず)において各メモリーからの読み出しの基準となるメ
モリー読出クロック信号および各種タイミングパルス信
号が生成される。生成されたメモリー読出クロック信号
および各種タイミングパルス信号は、メモリー制御回路
12に入力される。
【0038】メモリー制御回路12は、同期信号発生回
路18からのメモリー読出クロック信号およびタイミン
グパルス信号に基づいて、各メモリー16A〜16Cか
らの読み出しのタイミングをとりつつ下記の制御を行な
う。
【0039】すなわち、メモリー読出クロック信号およ
びタイミングパルス信号に基づいて、メモリー制御回路
12は、内蔵する読み出し用アドレスカウンターを作動
させて、Yメモリー16Aの所定のアドレスから輝度信
号(Y)のデジタルデータを読み出すとともに、D/A
変換器20Aが作動して、読み出された輝度信号(Y)
のデジタル信号をアナログ信号に変換する。
【0040】また、メモリー読出クロック信号およびタ
イミングパルス信号に基づいて、メモリー制御回路12
は、内蔵する読み出し用アドレスカウンターを作動させ
て、Prメモリー16BおよびPbメモリー16Cの所
定のアドレスからそれぞれ色差信号(Pr)および色差
信号(Pb)のデジタルデータを読み出すとともに、D
/A変換器20Bおよび20Cが作動して、読み出され
た各色差信号のデジタル信号をアナログ信号に変換す
る。
【0041】なお、メモリー制御回路12において、メ
モリーの書込制御と読出制御とのモード切り換えは、シ
ステム制御回路10からのモード切換指令信号により制
御される。
【0042】また、同期信号分離・パルス発生回路13
および同期信号発生回路18からの同期信号(S)は、
それぞれ、システム制御回路10へも入力され、これに
基づいてスピンドルモータ5の回転位相制御を行った
り、その他各種動作のタイミング信号として利用され
る。
【0043】このような標準画像(例えば、NTSC信
号)の記録の場合、同期信号分離・パルス発生回路13
からのメモリー書込クロック信号と、同期信号発生回路
18からのメモリー読出クロック信号とは同一の周波数
を有している。
【0044】アナログ信号とされた輝度信号(Y)、色
差信号(Pr)および色差信号(Pb)は、それぞれ、
ローパスフィルター21A、21Bおよび21Cにより
高域をカットされた後、同期信号付加回路22A、22
Bおよび22Cによって、同期信号(S)が付加され
る。
【0045】この場合、輝度信号(Y)については、信
号レベル調整回路28により、同期信号発生回路18か
らの同期信号(S)のレベルが所定値に調整され、レベ
ル調整後の同期信号(S)が付加される。また、色差信
号(Pr)および色差信号(Pb)については、それぞ
れ、信号レベル調整回路29により、同期信号発生回路
18からの同期信号(S)のレベルが所定値に調整さ
れ、レベル調整後の同期信号(S)が付加される。
【0046】なお、同期信号発生回路18、同期信号付
加回路22A、22Bおよび22Cによって同期信号付
加手段が構成され、この同期信号付加手段と、同期信号
の信号レベル調整回路(アッテネーター)28および2
9とにより本発明の信号処理回路2が構成されている。
【0047】次に、信号処理回路2の動作について説明
する。図3は、本発明の信号処理回路2により同期信号
(S)が付加された輝度信号(Y+S)および色差信号
(Pr+S)を示すタイムチャートである。なお、色差
信号(Pb+S)については、色差信号(Pr+S)と
同様であるので図示を省略し、代表的に色差信号(Pr
+S)について説明する。
【0048】本実施例における信号処理回路2は、同図
に示すように、色差信号(Pr)の基準レベル(ペデス
タルレベル)と、色差信号の水平帰線期間t1 および垂
直帰線期間t2 における同期信号(S)の基準レベル
(ペデスタルレベル)とを実質的に同一としつつ、信号
レベル調整回路29により、水平および垂直帰線期間に
おける同期信号の基準レベルからの振幅cが、色差信号
の基準レベルからの同期信号側の最大振幅dより大きく
なるよう調整して、色差信号(Pr)に同期信号(S)
を付加する回路である。
【0049】また、本実施例における信号処理回路2
は、同図に示すように、輝度信号(Y)の基準レベル
(ペデスタルレベル)と、輝度信号の水平帰線期間t1
および垂直帰線期間t2 における同期信号(S)の基準
レベル(ペデスタルレベル)とを実質的に同一としつ
つ、輝度信号(Y)に同期信号(S)を付加する回路で
もある。
【0050】この場合、同期信号付加回路22Bにおい
て同期信号(S)が色差信号(Pr)に付加(加算)さ
れるので、色差信号(Pr)の水平帰線期間t1 および
垂直帰線期間t2 における同期信号(S)の基準レベル
は、色差信号(Pr)の基準レベルと同一となる。
【0051】また、同様に、同期信号付加回路22Aに
おいて同期信号(S)が輝度信号(Y)に付加されるの
で、輝度信号(Y)の水平帰線期間t1 および垂直帰線
期間t2 における同期信号(S)の基準レベルは、輝度
信号(Y)の基準レベルと同一となる。
【0052】また、本実施例では、色差信号(Pr)に
ついて、基準レベルが全期間に渡って一定のレベルとな
るよう構成されている。すなわち、本実施例では、図3
に示すように、同期信号S1 の立ち上がりから同期信号
2 の立ち下がりまでの全期間において基準レベルを一
定にし、同期信号S2 の立ち上がりから同期信号S3
立ち下がりまでの全期間において基準レベルを一定に
し、以下、隣接する各同期信号についても同様に、一方
の同期信号の立ち上がりから他方の同期信号の立ち下が
りまでの全期間において基準レベルを一定にしている。
【0053】なお、輝度信号(Y)についても前記色差
信号(Pr)の場合と同様に、隣接する各同期信号につ
いて、一方の同期信号の立ち上がりから他方の同期信号
の立ち下がりまでの全期間において基準レベルを一定に
している。
【0054】また、輝度信号(Y+S)、色差信号(P
r+S)は、それぞれ後にFM変調されるので、これを
考慮して、信号レベル調整回路28および29により、
輝度信号(Y+S)の全幅aと、色差信号(Pr+S)
の全幅bとが同一となるように、同期信号(S)のレベ
ルが調整されている。
【0055】信号レベル調整回路28および29による
同期信号(S)のレベル調整のための設定は、例えば、
下記のように行う。予め、輝度信号(Y)、色差信号
(Pr)の最大振幅をそれぞれ所定値に設定(例えば、
規格がある場合にはその規格に基づいて設定)し、この
設定された最大振幅に基づいて同期信号(S)の振幅を
決定する。
【0056】この場合、色差信号(Pr)に付加する同
期信号の振幅cは、色差信号の基準レベルからの最大振
幅dより大きければ特に限定されないが、通常、色差信
号から同期信号(S)を分離するうえで、最大振幅dに
対して十分な大きさとなるように決定される。
【0057】そして、同期信号発生回路18からの同期
信号(S)の振幅を前記決定した振幅にするための所定
倍率の信号レベル調整回路28および29をそれぞれ設
置することにより設定を行う。この場合、信号レベル調
整回路28および29として、それぞれ、倍率が可変の
ものを用い、その倍率を所定値に設定することによって
行ってもよい。なお、以上では代表的に色差信号(Pr
+S)について説明したが、色差信号(Pb+S)につ
いても前述した色差信号(Pr+S)と同様である。
【0058】このように本実施例におけるスチルビデオ
装置1では、本発明の信号処理回路により、基準レベル
から上下に振れる色差信号に、その色差信号の基準レベ
ルからの振幅より大きい振幅の同期信号(S)を付加す
るので、再生の際、色差信号についても同期信号の判別
および分離が容易となり、色差信号からの同期信号の分
離を輝度信号からの同期信号の分離と同じように行える
ので、回路が簡素化される。
【0059】また、本実施例におけるスチルビデオ装置
1では、本発明の信号処理回路により、色差信号の基準
レベルと、色差信号の水平および垂直帰線期間における
同期信号(S)の基準レベルとを同一にして、その色差
信号を記録するので、再生の際、色差信号を輝度信号と
同じようにクランプすることが可能になり、これにより
回路が簡素化される。
【0060】同期信号付加回路22A、22Bおよび2
2Cには、それぞれ、切替スイッチ23の端子a、bお
よびcが接続されている。切替スイッチ23において接
続する端子a、b、cの切り替えの制御は、システム制
御回路10により行われ、輝度信号(Y+S)、色差信
号(Pr+S)および色差信号(Pb+S)を順次記録
処理回路24へ入力する。記録処理回路24では、入力
された各信号をFM変調する。
【0061】また、システム制御回路10からは、フィ
ールド記録/フレーム記録の別、フレーム記録の場合の
フィールド番号、ノーマル記録/高精細記録の別、記録
する画像信号の種類すなわち輝度信号(Y+S)/色差
信号(Pr+S)/色差信号(Pb+S)の別、高精細
記録において1画面のうちの構成部分(例えば、4分割
の場合には、画面の左上/左下/右上/右下の別)、ト
ラック番号、撮影年月日等の画像情報に関するIDデー
タ信号が出力され、ID記録処理回路25は、前記同期
信号発生回路18からの同期信号(S)に基づいて生成
されるキャリア(搬送波)を前記IDデータ信号に基づ
いてDPSK変調し、DPSK信号を得る。
【0062】このIDデータに関するDPSK信号は、
加算器26により、記録処理回路24にてFM変調され
た画像信号と合成される。そして、加算器26にて合成
された各画像信号は、それぞれ、システム制御回路10
により制御される記録アンプ27にて増幅され、磁気ヘ
ッド6により、回転している磁気ディスク9の所定の記
録トラックに記録される。
【0063】輝度信号(Y+S)、色差信号(Pr+
S)および色差信号(Pb+S)の記録の際には、切替
スイッチ23の端子a、bおよびcがそれぞれ接続状態
とされ、輝度信号(Y+S)、色差信号(Pr+S)お
よび色差信号(Pb+S)は、それぞれ磁気ディスク9
の異なる記録トラックに記録される。
【0064】この場合、フィールド記録であれば、1画
面を構成する画像信号(1フィールド分の画像信号)
は、例えば、磁気ディスク9の3本の記録トラックに記
録され、フレーム記録であれば、1画面を構成する画像
信号(2フィールド分の画像信号)は、例えば、磁気デ
ィスク9の6本の記録トラックに記録される。
【0065】このように、本実施例では、輝度信号(Y
+S)、色差信号(Pr+S)および色差信号(Pb+
S)を、それぞれ磁気ディスク9の異なる記録トラック
に記録するため、記録される輝度信号および色差信号の
それぞれの記録周波数を広帯域化することができ、しか
も輝度信号と色差信号との周波数帯域比を任意に設定す
ることが可能である。
【0066】また、輝度信号(Y+S)、色差信号(P
r+S)および色差信号(Pb+S)には、それぞれ、
同期信号(S)が付加されているので、輝度信号(Y+
S)、色差信号(Pr+S)および色差信号(Pb+
S)のうちのいずれか1つのみを磁気ディスク9の所定
の記録トラックから読み出して再生しても乱れのない良
好な画像が得られる。
【0067】図2は、本発明の信号処理回路を内蔵する
スチルビデオ装置の再生系の構成例を示すブロック図で
ある。
【0068】なお、同図に示すスチルビデオ装置1にお
いて、磁気ディスク9、モータ駆動回路4、スピンドル
モータ5、磁気ヘッド6およびトラッキング駆動回路7
で構成される磁気ディスクドライブ機構3、操作部8、
表示部(図示せず)およびシステム制御回路10につい
ては、前記図1に示す記録系のものと同様または兼用で
ある。
【0069】回転する磁気ディスク9に対し、磁気ヘッ
ド6を1つの静止画像に対応した画像信号が記録された
所定の記録トラック上に所定の順序で移動して、それぞ
れの記録トラックから順次画像信号およびDPSK信号
を読み取る。
【0070】磁気ヘッド6により読み出された画像信号
等は、まず再生アンプ30により増幅され、そのうち、
輝度信号(Y+S)、色差信号(Pr+S)および色差
信号(Pb+S)は、それぞれ図示しないハイパスフィ
ルターを通過して画像信号の再生処理回路31に入力さ
れ、FM復調される。また、読み出されたDPSK信号
は、図示しないバンドパスフィルターを通過してID再
生処理回路32に入力され、DPSK復調されてIDデ
ータが再生される。このIDデータは、システム制御回
路10に入力される。
【0071】また、再生アンプ30の出力側には、エン
ベロープ検波回路33が接続され、このエンベロープ検
波回路33により、磁気ヘッド6により読み出された再
生信号のエンベロープ(包絡線)を検出し、これに応じ
たエンベロープ検波信号をシステム制御回路10に出力
する。システム制御回路10では、このエンベロープ検
波信号の出力が最大となるように、トラッキング駆動回
路7を制御して磁気ヘッド6のオートトラッキングを行
う。このような磁気ヘッド6のオートトラッキングや、
後述するスピンドルモータ5の回転位相制御を行うこと
により、良好な静止画像が得られる。
【0072】再生処理回路31にてFM復調された輝度
信号(Y+S)、色差信号(Pr+S)および色差信号
(Pb+S)は、ローパスフィルター34を通過して高
域をカットされた後、それぞれの信号から、同期信号分
離・パルス発生回路36により同期信号(S)が分離、
抽出されて、システム制御回路10に入力される。シス
テム制御回路10へ入力された同期信号(S)は、例え
ばIDデータの読み込み等に使用される。
【0073】また、同期信号分離・パルス発生回路36
では各メモリーへの書き込みの基準となるメモリー書込
クロック信号および各種タイミングパルス信号が生成さ
れ、生成されたメモリー書込クロック信号およびタイミ
ングパルス信号は、メモリー制御回路35、クランプ回
路37A、37B、および37Cのそれぞれに入力され
る。
【0074】FM復調された輝度信号(Y+S)は、ク
ランプ回路37Aによりクランプされた後、A/D変換
器38Aによりデジタル信号に変換され、Yメモリー3
9Aに一旦蓄えられる。この場合、クランプ回路37A
は、同期信号分離・パルス発生回路36からのタイミン
グパルス(クランプパルス)信号に基づいて作動する。
【0075】FM復調された色差信号(Pr+S)は、
クランプ回路37Bによりクランプされた後、A/D変
換器38Bによりデジタル信号に変換され、Prメモリ
ー39Bに一旦蓄えられる。また、同様にFM復調され
た色差信号(Pb+S)は、クランプ回路37Cにより
クランプされた後、A/D変換器38Cによりデジタル
信号に変換され、Pbメモリー39Cに一旦蓄えられ
る。この場合、クランプ回路37Bおよび37Cは、そ
れぞれ同期信号分離・パルス発生回路36からのタイミ
ングパルス(クランプパルス)信号に基づいて作動す
る。
【0076】システム制御回路10は、磁気ヘッド6に
より読み出された画像信号が、輝度信号(Y)、色差信
号(Pr)および色差信号(Pb)のいずれであるか等
を再生されたIDデータから判別し、これに基づいてメ
モリー制御回路35の作動を制御する。
【0077】メモリー制御回路35は、同期信号分離・
パルス発生回路36からのメモリー書込クロック信号お
よびタイミングパルス信号に基づいて、各メモリー39
A〜39Cへの書き込みのタイミングをとりつつ下記の
制御を行なう。
【0078】すなわち、メモリー書込クロック信号に基
づいて、A/D変換器38Aが作動するとともに、メモ
リー制御回路35は、内蔵する書き込み用アドレスカウ
ンターを作動させて、Yメモリー39Aの所定のアドレ
スに輝度信号(Y)のデジタルデータを書き込んでい
く。
【0079】また、メモリー書込クロック信号に基づい
て、A/D変換器38Bが作動するとともに、メモリー
制御回路35は、内蔵する書き込み用アドレスカウンタ
ーを作動させて、Prメモリー39Bの所定のアドレス
に色差信号(Pr)のデジタルデータを書き込んでい
く。
【0080】また、メモリー書込クロック信号に基づい
て、A/D変換器38Cが作動するとともに、メモリー
制御回路35は、内蔵する書き込み用アドレスカウンタ
ーを作動させて、Pbメモリー39Cの所定のアドレス
に色差信号(Pb)のデジタルデータを書き込んでい
く。なお、輝度信号および色差信号の再生信号中に含ま
れる同期信号(S)は、サンプリングされず、従って、
メモリーへは書き込まれない。
【0081】同期信号発生回路40では、例えばNTS
C方式に準じた同期信号(S)が生成されるとともに、
同期信号発生回路40に内蔵されているクロック生成回
路(図示せず)において各メモリーからの読み出しの基
準となるメモリー読出クロック信号および各種タイミン
グパルス信号が生成される。生成されたメモリー読出ク
ロック信号およびタイミングパルス信号は、メモリー制
御回路35に入力される。
【0082】メモリー制御回路35は、同期信号発生回
路40からのメモリー読出クロック信号およびタイミン
グパルス信号に基づいて、各メモリー39A〜39Cか
らの読み出しのタイミングをとりつつ下記の制御を行な
う。
【0083】すなわち、メモリー読出クロック信号およ
びタイミングパルス信号に基づいて、メモリー制御回路
35は、内蔵する読み出し用アドレスカウンターを作動
させて、Yメモリー39Aの所定のアドレスから輝度信
号(Y)のデジタルデータを読み出すとともに、D/A
変換器42Aが作動して、読み出された輝度信号(Y)
のデジタル信号をアナログ信号に変換する。
【0084】また、メモリー読出クロック信号およびタ
イミングパルス信号に基づいて、メモリー制御回路35
は、内蔵する読み出し用アドレスカウンターを作動させ
て、Prメモリー39BおよびPbメモリー39Cの所
定のアドレスからそれぞれ色差信号(Pr)および色差
信号(Pb)のデジタルデータを読み出すとともに、D
/A変換器42Bおよび42Cが作動して、読み出され
た各色差信号のデジタル信号をアナログ信号に変換す
る。
【0085】なお、メモリー制御回路35において、メ
モリーの書込制御と読出制御とのモード切り換えは、シ
ステム制御回路10からのモード切換指令信号により制
御される。
【0086】また、同期信号分離・パルス発生回路36
および同期信号発生回路40からの同期信号(S)は、
それぞれ、システム制御回路10へも入力され、これに
基づいてスピンドルモータ5の回転位相制御を行った
り、その他各種動作のタイミング信号として利用され
る。
【0087】このような標準画像(例えば、NTSC信
号)の再生の場合、同期信号分離・パルス発生回路36
からのメモリー書込クロック信号と、同期信号発生回路
40からのメモリー読出クロック信号とは同一の周波数
を有している。
【0088】アナログ信号とされた輝度信号(Y)は、
ローパスフィルター44Aにより高域をカットされた
後、同期信号付加回路45によって、同期信号発生回路
40からの同期信号(S)が付加される。また、アナロ
グ信号とされた色差信号(Pr)および色差信号(P
b)は、それぞれ、ローパスフィルター44Bおよび4
4Cにより高域をカットされる。
【0089】このようにして得られた輝度信号(Y+
S)、色差信号(Pr)および色差信号(Pb)は、そ
れぞれ図示しない出力回路を経てビデオ信号として出力
され、接続されたディスプレイに静止画像が再生され
る。
【0090】なお、本実施例では、図3に示すように、
輝度信号(Y+S)の全幅aと、色差信号(Pr+S)
および(Pb+S)の全幅bとが同一となるように、同
期信号(S)のレベルが調整されるよう構成されている
が、例えば、スチルビデオの記録フォーマットに従わな
いで画像信号を記録または記憶する場合には、輝度信号
(Y+S)の全幅aと、色差信号(Pr+S)の全幅b
とは互いに異なっていてもよい。
【0091】また、本実施例では、図3に示すように、
色差信号(Pr+S)および(Pb+S)について、基
準レベルが全期間に渡って一定のレベルとなるよう構成
されているが、本発明の信号処理回路はこれに限定され
ない。
【0092】例えば、本発明の信号処理回路は、図4に
示すように、色差信号(Pr+S)および(Pb+S)
の同期信号S1 の立ち上がりから同期信号S2 の立ち下
がりまでの期間のうちの一部の期間t3 のみを、色差信
号(Pr+S)の基準レベルと同一の基準レベルとする
ように調整するような構成であってもよい。
【0093】また、本実施例では、色差信号(Pr)と
色差信号(Pb)とを異なる記録トラックに記録してい
るが、これらを同一の1または2以上の記録トラックに
記録してもよい。この場合、色差信号(Pr)と色差信
号(Pb)とを線順次記録する方法、色差信号(Pr)
と色差信号(Pb)とをそれぞれ1水平同期期間(隣接
する2つの水平同期信号の間)内で複数に分割(例え
ば、前半と後半とに2分割)して記録する方法のいずれ
でもよい。
【0094】また、本実施例では、NTSC方式等の標
準画像を記録する場合の記録および再生処理方式のスチ
ルビデオ装置に、本発明の信号処理回路を適用した場合
ついて説明したが、本発明の信号処理回路は、HDTV
方式等の各種の方式の高精細度画像を記録する場合の記
録および再生処理方式のスチルビデオ装置に適用するこ
ともできる。
【0095】また、本発明の信号処理回路は、スチルビ
デオ装置の記録系に入力される画像信号の方式に応じて
記録処理方式を、自動的または人による操作により切り
替える記録モード切り替え手段を有するスチルビデオ装
置に適用することもできる。この場合、スチルビデオ装
置の再生系には、再生される画像信号の記録方式に応じ
て再生処理方式を、自動的または人による操作により切
り替える再生モード切り替え手段が備わっているのが好
ましい。
【0096】なお、高精細度画像を記録する場合には、
例えば、磁気ディスク9の記録可能な周波数帯域との整
合とるために、1画面を画像メモリー上にて複数に分割
し、各分割画面をそれぞれ異なる記録トラックに記録す
るよう構成してもよい。この場合、記録系のメモリー読
出クロック信号の周波数は、メモリー書込クロック信号
の周波数に比して低い周波数とされ、これにより記録系
に入力された信号に比べ、時間軸伸長され、帯域を下げ
て記録されることとなる。これにより、記録周波数帯域
の狭い磁気ディスクに、比較的これよりも広い帯域の高
精細度画像信号が記録可能となる。
【0097】また、前記のように時間軸伸長されて記録
された高精細度画像を再生する場合には、再生系のメモ
リー読出クロック信号の周波数は、メモリー書込クロッ
ク信号の周波数に比して高い周波数とされ、これにより
磁気ヘッド6で読み出された信号に比べ、時間軸圧縮さ
れて元の状態(記録系への入力時の状態)で再生される
こととなる。
【0098】また、本実施例では、1つの画面に対応す
る画像信号について、輝度信号(Y)が記録される記録
トラック数と、色差信号(Pr)が記録される記録トラ
ック数と、色差信号(Pb)が記録される記録トラック
数との比は、1:1:1とされているが、これに限定さ
れず、例えば、2:1:1であってもよい。
【0099】また、本実施例では、画像信号の記録およ
び再生用の磁気ヘッドは1つであるが、記録系および再
生系のそれぞれにおいて、複数の磁気ヘッドが設けられ
ていてもよい。このような場合、各磁気ヘッドとして
は、例えば、輝度信号(Y)、色差信号(Pr)および
色差信号(Pb)のそれぞれに対し設けられた専用の磁
気ヘッドや、1フィールド分の画像信号に対応する磁気
ヘッドが挙げられる。
【0100】また、本発明の信号処理回路は、フレーム
記録およびフィールド記録のいずれか一方のみが可能な
スチルビデオ装置と、フレーム記録およびフィールド記
録の双方が可能なスチルビデオ装置とのいずれにも適用
することができる。
【0101】また、本発明の信号処理回路は、記録系の
みを有するスチルビデオ装置と、記録系および再生系の
双方を有するスチルビデオ装置とのいずれにも適用する
ことができる。
【0102】本発明の信号処理回路を内蔵するスチルビ
デオ装置において、画像信号の記録媒体は、磁気ディス
クのような磁気記録媒体に限定されず、例えば、光記録
媒体、光磁気記録媒体、ICメモリーを有する媒体(例
えば、ICメモリーカード)等であってもよい。
【0103】また、本発明の信号処理回路は、基準レベ
ルから上下に振れる信号に同期信号を付加する機能を有
するものであれば、いかなるものでもよく、前記スチル
ビデオ装置の他、例えば、ビデオ装置等に適用すること
ができる。
【0104】以上、本発明の信号処理回路を、図示の構
成例に基づいて説明したが、本発明はこれに限定される
ものではない。すなわち、本発明の信号処理回路には、
基準レベルから上下に振れる信号に同期信号を付加する
同期信号付加手段と、前記同期信号のレベルを調整する
信号レベル調整回路とを有し、前記信号の基準レベル
と、前記信号の同期信号の基準レベルとを実質的に同一
としつつ、前記信号レベル調整回路により、前記同期信
号の基準レベルからの振幅が、前記信号の基準レベルか
らの同期信号側の最大振幅より大きくなるよう調整する
回路が全て包含される。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように本発明の信号処理回
路によれば、基準レベルから上下に振れる信号に同期信
号を付加する場合に、その同期信号の分離を容易に行う
ことができる。
【0106】また、基準レベルから上下に振れる信号に
ついて、基準レベルから一方にのみ振れる信号と同様の
取り扱い(例えば、同期信号の分離等の各処理)がで
き、これにより回路が簡素化される。
【0107】特に、本発明の信号処理回路を内蔵するス
チルビデオ装置やビデオ装置では、色差信号について、
輝度信号と同様に、複合同期信号の分離を行うことがで
き、水平および垂直帰線期間において連続してクランプ
を行えるので、良好な直流再生が行える。
【0108】また、色差信号について、輝度信号と同様
に、複合同期信号の分離と、クランプとを行えるので、
同期信号分離回路およびクランプ回路や、これらの周辺
の諸回路等が簡素化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の信号処理回路を内蔵するスチルビデオ
装置の記録系の構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の信号処理回路を内蔵するスチルビデオ
装置の再生系の構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明における同期信号が付加された輝度信号
および色差信号の一例を示すタイムチャートである。
【図4】本発明における同期信号が付加された輝度信号
および色差信号の一例を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 スチルビデオ装置 2 信号処理回路 3 磁気ディスクドライブ機構 4 モータ駆動回路 5 スピンドルモータ 6 磁気ヘッド 7 トラッキング駆動回路 8 操作部 9 磁気ディスク 10 システム制御回路 11A、11B、11C ローパスフィルター 12 メモリー制御回路 13 同期信号分離・パルス発生回路 14A、14B、14C クランプ回路 15A、15B、15C A/D変換器 16A Yメモリー 16B Prメモリー 16C Pbメモリー 18 同期信号発生回路 20A、20B、20C D/A変換器 21A、21B、21C ローパスフィルター 22A、22B、22C 同期信号付加回路 23 切替スイッチ 24 記録処理回路 25 ID記録回路 26 加算器 27 記録アンプ 28、29 信号レベル調整回路 30 再生アンプ 31 再生処理回路 32 ID再生処理回路 33 エンベロープ検波回路 34 ローパスフィルター 35 メモリー制御回路 36 同期信号分離・パルス発生回路 37A、37B、37C クランプ回路 38A、38B、38C A/D変換器 39A Yメモリー 39B Prメモリー 39C Pbメモリー 40 同期信号発生回路 42A、42B、42C D/A変換器 44A、44B、44C ローパスフィルター 45 同期信号付加回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準レベルから上下に振れる信号に同期
    信号を付加する同期信号付加手段と、前記同期信号のレ
    ベルを調整する信号レベル調整回路とを有する信号処理
    回路であって、 前記信号の基準レベルと、前記信号の同期信号の基準レ
    ベルとを実質的に同一としつつ、前記信号レベル調整回
    路により、前記同期信号の基準レベルからの振幅が、前
    記信号の基準レベルからの同期信号側の最大振幅より大
    きくなるよう調整することを特徴とする信号処理回路。
  2. 【請求項2】 前記基準レベルから上下に振れる信号
    は、画像信号を構成する色差信号である請求項1に記載
    の信号処理回路。
  3. 【請求項3】 前記信号の同期信号の基準レベルは、前
    記信号の水平および垂直帰線期間における同期信号の基
    準レベルである請求項2に記載の信号処理回路。
  4. 【請求項4】 複数の記録トラックを有する記録媒体の
    異なる記録トラックに、1つの画面に対応する輝度信号
    および色差信号をそれぞれ記録する記録系に内蔵される
    信号処理回路であって、 前記輝度信号および色差信号のそれぞれに同期信号を付
    加する同期信号付加手段と、前記同期信号のレベルを調
    整する信号レベル調整回路とを有し、 前記色差信号の基準レベルと、前記色差信号の水平およ
    び垂直帰線期間における同期信号の基準レベルとを実質
    的に同一としつつ、前記信号レベル調整回路により、前
    記水平および垂直帰線期間における同期信号の基準レベ
    ルからの振幅が、前記色差信号の基準レベルからの同期
    信号側の最大振幅より大きくなるよう調整することを特
    徴とする信号処理回路。
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