JPH06334917A - テレビジョン信号方式別切換回路 - Google Patents
テレビジョン信号方式別切換回路Info
- Publication number
- JPH06334917A JPH06334917A JP11823093A JP11823093A JPH06334917A JP H06334917 A JPH06334917 A JP H06334917A JP 11823093 A JP11823093 A JP 11823093A JP 11823093 A JP11823093 A JP 11823093A JP H06334917 A JPH06334917 A JP H06334917A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clock
- ntsc
- pal
- pck
- signal
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ＰＡＬ方式に合わせたメモリサイズでＮＴＳＣ
方式では余るメモリ領域を水平方向のサンプリングデー
タを多くしてＮＴＳＣ方式解像度向上を図る。 【構成】 基本発振クロックを分周する分周器1 により
ＮＴＳＣ用、ＰＡＬ用それぞれのタイミングサイクルを
持つクロック信号NCK ，PCK が出力される。クロック信
号NCK ，PCK 供給先の切換回路2 にはＮＴＳＣ方式もし
くはＰＡＬ方式を判別する判別信号DIS が供給され、上
記クロック信号NCK ，PCK いずれかをこの判別信号DIS
に応じて切換える。これにより、フィールドメモリへの
所定のシステム基本クロックとしてＮＴＳＣ方式用クロ
ック信号NCK ，ＰＡＬ方式用PCK いずれかが出力され
る。
方式では余るメモリ領域を水平方向のサンプリングデー
タを多くしてＮＴＳＣ方式解像度向上を図る。 【構成】 基本発振クロックを分周する分周器1 により
ＮＴＳＣ用、ＰＡＬ用それぞれのタイミングサイクルを
持つクロック信号NCK ，PCK が出力される。クロック信
号NCK ，PCK 供給先の切換回路2 にはＮＴＳＣ方式もし
くはＰＡＬ方式を判別する判別信号DIS が供給され、上
記クロック信号NCK ，PCK いずれかをこの判別信号DIS
に応じて切換える。これにより、フィールドメモリへの
所定のシステム基本クロックとしてＮＴＳＣ方式用クロ
ック信号NCK ，ＰＡＬ方式用PCK いずれかが出力され
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は特にテレビジョン信号
をディジタル信号としてフィールドメモリに書き込み、
読み出して、テレビ画面（親画面）の中に小さな第２画
面（子画面）を映し出す２画面テレビジョン装置におい
て、異なるテレビジョン信号方式に対して使用するフィ
ールドメモリの書き込み読み出しの方法改良に関する。
をディジタル信号としてフィールドメモリに書き込み、
読み出して、テレビ画面（親画面）の中に小さな第２画
面（子画面）を映し出す２画面テレビジョン装置におい
て、異なるテレビジョン信号方式に対して使用するフィ
ールドメモリの書き込み読み出しの方法改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、２画面テレビ（ＰＩＰ：picture
in picture）において、フィールドメモリを内蔵してデ
ィジタル信号の読み出しを行う場合、例えば、ＮＴＳＣ
方式、ＰＡＬ方式（phase alternating by line color
TV system ）両方式に対応できるように構成されたもの
がある。それぞれの方式において子画面のサイズが同じ
であるとき、ＰＡＬ方式の方がＮＴＳＣ方式に比べて垂
直側のライン数が多くなるため、水平方向のデータ数が
同じ場合、ＰＡＬ方式で多くのメモリ量を使用する。よ
って、両方式に対応させようとするとＮＴＳＣ方式で必
要とされるメモリサイズより余分のメモリサイズを持つ
必要があり、ＮＴＳＣ方式で使用されるとフィールドメ
モリエリアに空き領域ができてしまう。
in picture）において、フィールドメモリを内蔵してデ
ィジタル信号の読み出しを行う場合、例えば、ＮＴＳＣ
方式、ＰＡＬ方式（phase alternating by line color
TV system ）両方式に対応できるように構成されたもの
がある。それぞれの方式において子画面のサイズが同じ
であるとき、ＰＡＬ方式の方がＮＴＳＣ方式に比べて垂
直側のライン数が多くなるため、水平方向のデータ数が
同じ場合、ＰＡＬ方式で多くのメモリ量を使用する。よ
って、両方式に対応させようとするとＮＴＳＣ方式で必
要とされるメモリサイズより余分のメモリサイズを持つ
必要があり、ＮＴＳＣ方式で使用されるとフィールドメ
モリエリアに空き領域ができてしまう。
【０００３】図５（ａ），（ｂ）はそれぞれ上記両方式
における従来のフィールドメモリの使用量を示す状態図
である。ＰＡＬ方式（走査線数６２５本）に合わせたメ
モリサイズ（図５（ｂ））を有しているので、ＮＴＳＣ
方式（走査線数５２５本）ではそのフィールドメモリ使
用量（図５（ａ））はメモリ領域全体とならず、未使用
のメモリ領域11を生じさせる。このためＮＴＳＣ方式で
は仮にメモリ領域全体を使った場合の水平解像度に比べ
て２割程度劣る。
における従来のフィールドメモリの使用量を示す状態図
である。ＰＡＬ方式（走査線数６２５本）に合わせたメ
モリサイズ（図５（ｂ））を有しているので、ＮＴＳＣ
方式（走査線数５２５本）ではそのフィールドメモリ使
用量（図５（ａ））はメモリ領域全体とならず、未使用
のメモリ領域11を生じさせる。このためＮＴＳＣ方式で
は仮にメモリ領域全体を使った場合の水平解像度に比べ
て２割程度劣る。
【０００４】図６はメモリサイズを仮にＮＴＳＣ方式に
規定した場合の上記両方式でそれぞれ表示した子画面の
状態図である。通常、水平方向にメモリに取り込むデー
タは両方式同量である。従って、垂直方向の表示サイズ
が２割程度小さくなってしまう。
規定した場合の上記両方式でそれぞれ表示した子画面の
状態図である。通常、水平方向にメモリに取り込むデー
タは両方式同量である。従って、垂直方向の表示サイズ
が２割程度小さくなってしまう。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来のＰＡＬ／ＮＴＳ
Ｃ両方式に対応可能な２画面テレビジョンでは、メモリ
に書き込み、読み出しするスピードは変えずに、つま
り、水平方向のサンプリングデータは変えずに垂直方向
のライン数のみを変えることで上記両方式に対応させて
いた。このため、メモリを十分に生かしておらず、効率
の良い画面の表示ができないちう欠点があった。
Ｃ両方式に対応可能な２画面テレビジョンでは、メモリ
に書き込み、読み出しするスピードは変えずに、つま
り、水平方向のサンプリングデータは変えずに垂直方向
のライン数のみを変えることで上記両方式に対応させて
いた。このため、メモリを十分に生かしておらず、効率
の良い画面の表示ができないちう欠点があった。
【０００６】この発明は上記のような事情を考慮してな
されたものであり、その目的は、第２画面（子画面）用
のフィールドメモリをテレビジョン信号方式によらず効
率良く使用することにある。
されたものであり、その目的は、第２画面（子画面）用
のフィールドメモリをテレビジョン信号方式によらず効
率良く使用することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明のテレビジョン
信号方式別切換回路は、基本発振クロックを発生する手
段と、テレビジョン信号方式を判別する方式判別手段
と、前記基本発振クロックを分周し各テレビジョン信号
方式に対応した所望のタイミングのクロック信号を発生
するクロック変換手段と、前記クロック変換手段により
分周されるクロック信号を前記方式判別手段に応じて切
換え、フィールドメモリへの所定のシステムクロック信
号として出力する切換回路とを具備したことを特徴とす
る。
信号方式別切換回路は、基本発振クロックを発生する手
段と、テレビジョン信号方式を判別する方式判別手段
と、前記基本発振クロックを分周し各テレビジョン信号
方式に対応した所望のタイミングのクロック信号を発生
するクロック変換手段と、前記クロック変換手段により
分周されるクロック信号を前記方式判別手段に応じて切
換え、フィールドメモリへの所定のシステムクロック信
号として出力する切換回路とを具備したことを特徴とす
る。
【０００８】
【作用】この発明では、クロック変換手段によりＰＡＬ
方式とＮＴＳＣ方式とで水平方向の基本クロックを変化
させる。これによりＮＴＳＣ方式での水平方向のサンプ
リングデータを多くして解像度を上げ余分なメモリ領域
を有効に使用する。
方式とＮＴＳＣ方式とで水平方向の基本クロックを変化
させる。これによりＮＴＳＣ方式での水平方向のサンプ
リングデータを多くして解像度を上げ余分なメモリ領域
を有効に使用する。
【０００９】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例によ
り説明する。図１はこの発明の一実施例によるテレビジ
ョン信号方式別切換回路の構成を示す回路ブロック図で
ある。分周器1 には基本発振クロックCLK が供給され、
所定のタイミングで分周がなされる。すなわちここで
は、ＮＴＳＣ用、ＰＡＬ用それぞれのタイミングサイク
ルを持つクロック信号NCK ，PCK が出力される。図２は
基本発振クロックCLK により分周器1 内で生成される信
号（NCK ，PCK 等）を示している。
り説明する。図１はこの発明の一実施例によるテレビジ
ョン信号方式別切換回路の構成を示す回路ブロック図で
ある。分周器1 には基本発振クロックCLK が供給され、
所定のタイミングで分周がなされる。すなわちここで
は、ＮＴＳＣ用、ＰＡＬ用それぞれのタイミングサイク
ルを持つクロック信号NCK ，PCK が出力される。図２は
基本発振クロックCLK により分周器1 内で生成される信
号（NCK ，PCK 等）を示している。
【００１０】一方、クロック信号NCK ，PCK 供給先の切
換回路2 にはテレビジョン信号方式（ここではＮＴＳＣ
もしくはＰＡＬ）を判別する判別信号DIS が供給され、
上記クロック信号NCK ，PCK いずれかをこの判別信号DI
S に応じて切換える。これにより、フィールドメモリへ
の所定のシステム基本クロックとしてＮＴＳＣ方式用ク
ロック信号NCK ，ＰＡＬ方式用PCK いずれかが出力され
る。
換回路2 にはテレビジョン信号方式（ここではＮＴＳＣ
もしくはＰＡＬ）を判別する判別信号DIS が供給され、
上記クロック信号NCK ，PCK いずれかをこの判別信号DI
S に応じて切換える。これにより、フィールドメモリへ
の所定のシステム基本クロックとしてＮＴＳＣ方式用ク
ロック信号NCK ，ＰＡＬ方式用PCK いずれかが出力され
る。
【００１１】図３（ａ），（ｂ）はそれぞれこの発明の
実施例によるＮＴＳＣ，ＰＡＬ両方式のフィールドメモ
リの使用量を示す状態図である。従来ＮＴＳＣ方式では
未使用であったＰＡＬ方式の垂直側のライン数が多い分
のメモリ量11を、ＮＴＳＣ方式においては水平方向のデ
ータ数をＰＡＬ方式に比べて多くサンプリングすること
によってその未使用部分を使用する。図４（ａ），
（ｂ）にそれぞれＮＴＳＣ，ＰＡＬ各方式におけるメモ
リタイミングを示す。限られたメモリをより有効に活用
でき、その結果ＮＴＳＣ方式での解像度を向上させるこ
とができる。
実施例によるＮＴＳＣ，ＰＡＬ両方式のフィールドメモ
リの使用量を示す状態図である。従来ＮＴＳＣ方式では
未使用であったＰＡＬ方式の垂直側のライン数が多い分
のメモリ量11を、ＮＴＳＣ方式においては水平方向のデ
ータ数をＰＡＬ方式に比べて多くサンプリングすること
によってその未使用部分を使用する。図４（ａ），
（ｂ）にそれぞれＮＴＳＣ，ＰＡＬ各方式におけるメモ
リタイミングを示す。限られたメモリをより有効に活用
でき、その結果ＮＴＳＣ方式での解像度を向上させるこ
とができる。
【００１２】上記実施例の構成によれば、テレビジョン
信号方式別に分周器1 を用いてシステムクロックを内部
的に切り換えて水平方向のデータサンプリング数を調整
する。従って、内部のタイミングをＮＴＳＣ／ＰＡＬ方
式で２系統持つ必要がなく、分周器と切換回路とテレビ
ジョン信号方式を判別する手段を有する回路を内蔵する
だけで構成でき、回路増加分が少なくてすむ。
信号方式別に分周器1 を用いてシステムクロックを内部
的に切り換えて水平方向のデータサンプリング数を調整
する。従って、内部のタイミングをＮＴＳＣ／ＰＡＬ方
式で２系統持つ必要がなく、分周器と切換回路とテレビ
ジョン信号方式を判別する手段を有する回路を内蔵する
だけで構成でき、回路増加分が少なくてすむ。
【００１３】上記テレビジョン信号方式を判別する回路
は、例えばＮＴＳＣ／ＰＡＬを外部から“１”／“０”
の信号を与えて判断させる方法（ＩＣチップの外部ピン
を１つ設ける）や、カウンタ等を内蔵し水平同期信号を
カウントして垂直同期信号でクリアすることにより、フ
ィールド間の走査線数を比較する等、自動判別の回路手
段が考えられる。
は、例えばＮＴＳＣ／ＰＡＬを外部から“１”／“０”
の信号を与えて判断させる方法（ＩＣチップの外部ピン
を１つ設ける）や、カウンタ等を内蔵し水平同期信号を
カウントして垂直同期信号でクリアすることにより、フ
ィールド間の走査線数を比較する等、自動判別の回路手
段が考えられる。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
第２画面（子画面）用のフィールドメモリをテレビジョ
ン信号方式によらず効率良く使用でき、ＮＴＳＣ方式で
の水平方向のサンプリングデータを多くなり解像度が向
上する。
第２画面（子画面）用のフィールドメモリをテレビジョ
ン信号方式によらず効率良く使用でき、ＮＴＳＣ方式で
の水平方向のサンプリングデータを多くなり解像度が向
上する。
【図１】この発明の一実施例によるテレビジョン信号方
式別切換回路の構成を示す回路ブロック図。
式別切換回路の構成を示す回路ブロック図。
【図２】図１の回路内で生成される信号のタイミングチ
ャート。
ャート。
【図３】この発明の実施例によるフィールドメモリの使
用量を示す状態図。
用量を示す状態図。
【図４】ＮＴＳＣ，ＰＡＬ各方式におけるメモリタイミ
ングチャート。
ングチャート。
【図５】従来のフィールドメモリの使用量を示す状態
図。
図。
【図６】メモリサイズを仮にＮＴＳＣ方式に規定した場
合、ＰＡＬ方式と比較する状態図。
合、ＰＡＬ方式と比較する状態図。
1…分周器1 、 2…切換回路。
Claims (1)
- 【請求項１】 基本発振クロックを発生する手段と、 テレビジョン信号方式を判別する方式判別手段と、 前記基本発振クロックを分周し各テレビジョン信号方式
に対応した所望のタイミングのクロック信号を発生する
クロック変換手段と、 前記クロック変換手段により分周されるクロック信号を
前記方式判別手段に応じて切換え、フィールドメモリへ
の所定のシステムクロック信号として出力する切換回路
とを具備したことを特徴とするテレビジョン信号方式別
切換回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11823093A JPH06334917A (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | テレビジョン信号方式別切換回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11823093A JPH06334917A (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | テレビジョン信号方式別切換回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06334917A true JPH06334917A (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=14731452
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11823093A Withdrawn JPH06334917A (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | テレビジョン信号方式別切換回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06334917A (ja) |
-
1993
- 1993-05-20 JP JP11823093A patent/JPH06334917A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000801 |