JPH0633474Y2 - 像形成装置 - Google Patents
像形成装置Info
- Publication number
- JPH0633474Y2 JPH0633474Y2 JP1991023450U JP2345091U JPH0633474Y2 JP H0633474 Y2 JPH0633474 Y2 JP H0633474Y2 JP 1991023450 U JP1991023450 U JP 1991023450U JP 2345091 U JP2345091 U JP 2345091U JP H0633474 Y2 JPH0633474 Y2 JP H0633474Y2
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- Japan
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- magnification
- specific
- image
- copy
- arbitrary
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- Variable Magnification In Projection-Type Copying Machines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、たとえば変倍機能を有
する複写機などの像形成装置に関する。
する複写機などの像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、縮小複写あるいは拡大複写が可能
な変倍機能を有する複写機が種々実用化されている。こ
こで、複写機の基本的動作原理を図8を参照して説明す
ると、原稿台1上にセットされた原稿Oに対し、露光ラ
ンプ2およびミラー3からなる走査部が光走査を行な
い、その反射光をミラー4,5、レンズ6およびミラー
7を介して、あらかじめ一様に帯電させておいた回転中
の感光体ドラム8に導くことにより、感光体ドラム8上
に静電潜像を形成せしめる。そして、この感光体ドラム
8上の静電潜像をトナーによって現像し、このトナー像
を用紙Pに転写して1回の複写が終了する。
な変倍機能を有する複写機が種々実用化されている。こ
こで、複写機の基本的動作原理を図8を参照して説明す
ると、原稿台1上にセットされた原稿Oに対し、露光ラ
ンプ2およびミラー3からなる走査部が光走査を行な
い、その反射光をミラー4,5、レンズ6およびミラー
7を介して、あらかじめ一様に帯電させておいた回転中
の感光体ドラム8に導くことにより、感光体ドラム8上
に静電潜像を形成せしめる。そして、この感光体ドラム
8上の静電潜像をトナーによって現像し、このトナー像
を用紙Pに転写して1回の複写が終了する。
【0003】この場合、複写像の大きさは、原稿Oの走
査方向に関しては、走査速度と感光体ドラム8の回転速
度との相対比(以下速度比と称す)で決まり、また、走
査方向と直交方向に関しては、原稿Oからレンズ6まで
の光路長とレンズ6から感光体ドラム8までの光路長と
の比(以下光路長比と称す)で決まる。したがって、上
記速度比および光路長比を変えることにより、原稿Oに
対して任意の縮小率あるいは拡大率で複写が可能とな
る。
査方向に関しては、走査速度と感光体ドラム8の回転速
度との相対比(以下速度比と称す)で決まり、また、走
査方向と直交方向に関しては、原稿Oからレンズ6まで
の光路長とレンズ6から感光体ドラム8までの光路長と
の比(以下光路長比と称す)で決まる。したがって、上
記速度比および光路長比を変えることにより、原稿Oに
対して任意の縮小率あるいは拡大率で複写が可能とな
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、現状で
は、速度比および光路長比を連続的に変化せしめる変倍
手段が非常に複雑で、ある特定率の縮小あるいは拡大が
可能なものが一般使用者に提供されているにすぎない。
また、用紙からの制約もあって、たとえば、指定外の大
きさの原稿にあっては、縮小しても複写できない部分が
生じたり、逆に、拡大すると複写できない部分が生じた
り、あるいは原稿全体を複写する必要から、やむを得ず
極端に縮小された複写で我慢せざるを得なかったりし
て、用紙の大きさに合わせて用紙一枚に複写を行なうこ
とは不可能であった。
は、速度比および光路長比を連続的に変化せしめる変倍
手段が非常に複雑で、ある特定率の縮小あるいは拡大が
可能なものが一般使用者に提供されているにすぎない。
また、用紙からの制約もあって、たとえば、指定外の大
きさの原稿にあっては、縮小しても複写できない部分が
生じたり、逆に、拡大すると複写できない部分が生じた
り、あるいは原稿全体を複写する必要から、やむを得ず
極端に縮小された複写で我慢せざるを得なかったりし
て、用紙の大きさに合わせて用紙一枚に複写を行なうこ
とは不可能であった。
【0005】そこで、本考案は、特定の倍率のみなら
ず、任意の倍率が極めて容易に設定でき、よって使用者
の希望に応じた任意の大きさの像形成を行なうことがで
き、しかも、非常に操作性に優れ、極めて便利な像形成
装置を提供することを目的とする。
ず、任意の倍率が極めて容易に設定でき、よって使用者
の希望に応じた任意の大きさの像形成を行なうことがで
き、しかも、非常に操作性に優れ、極めて便利な像形成
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の像形成装置は、
原稿像の大きさに対して設定された倍率で像担持体上に
像形成を行なう像形成装置において、あらかじめ定めら
れた複数の特定倍率の中のいずれかを選択することによ
り、特定の倍率を設定する特定倍率設定手段と、前記複
数の特定倍率にそれぞれ対応して設けられ、前記特定倍
率設定手段によって設定された特定倍率であることを表
示する複数の表示器と、所定の操作受時間内では第1の
割合で倍率を変化させ、かつ、操作受時間が前記所定時
間を越えて継続した場合には、倍率を前記第1の割合よ
りも大きな第2の割合で変化させることによって、任意
の倍率を設定する任意倍率設定手段と、この任意倍率設
定手段によって設定される倍率を表示する表示手段と、
前記任意倍率設定手段によって設定される倍率が前記複
数の特定倍率のいずれかと一致した場合に、前記表示手
段による表示を行なうとともに、前記複数の表示器のう
ち、この一致した特定倍率に対応する表示器による表示
を行なわせる制御手段と、前記特定倍率設定手段または
前記任意倍率設定手段による倍率設定内容に応じて像担
持体上に像を形成する像形成手段とを具備している。
原稿像の大きさに対して設定された倍率で像担持体上に
像形成を行なう像形成装置において、あらかじめ定めら
れた複数の特定倍率の中のいずれかを選択することによ
り、特定の倍率を設定する特定倍率設定手段と、前記複
数の特定倍率にそれぞれ対応して設けられ、前記特定倍
率設定手段によって設定された特定倍率であることを表
示する複数の表示器と、所定の操作受時間内では第1の
割合で倍率を変化させ、かつ、操作受時間が前記所定時
間を越えて継続した場合には、倍率を前記第1の割合よ
りも大きな第2の割合で変化させることによって、任意
の倍率を設定する任意倍率設定手段と、この任意倍率設
定手段によって設定される倍率を表示する表示手段と、
前記任意倍率設定手段によって設定される倍率が前記複
数の特定倍率のいずれかと一致した場合に、前記表示手
段による表示を行なうとともに、前記複数の表示器のう
ち、この一致した特定倍率に対応する表示器による表示
を行なわせる制御手段と、前記特定倍率設定手段または
前記任意倍率設定手段による倍率設定内容に応じて像担
持体上に像を形成する像形成手段とを具備している。
【0007】
【作用】本考案によれば、上記構成により、特定の倍率
のみならず、任意の倍率が極めて容易に設定できる。し
たがって、従来は特定の大きさの縮小あるいは拡大しか
できなかったものが、使用者の希望に応じた任意の大き
さの像形成を行なうことができる。また、用紙の大きさ
に合わせた任意の大きさの像形成を行なうことができ、
しかも、非常に操作性に優れ、極めて便利なものとな
る。さらに、任意倍率を設定している間に任意倍率と特定倍
率とが一致した場合には、特定倍率であることを表示す
るための表示器を点灯させることにより、より一層、操
作性に優れ、極めて便利なものとなる。
のみならず、任意の倍率が極めて容易に設定できる。し
たがって、従来は特定の大きさの縮小あるいは拡大しか
できなかったものが、使用者の希望に応じた任意の大き
さの像形成を行なうことができる。また、用紙の大きさ
に合わせた任意の大きさの像形成を行なうことができ、
しかも、非常に操作性に優れ、極めて便利なものとな
る。さらに、任意倍率を設定している間に任意倍率と特定倍
率とが一致した場合には、特定倍率であることを表示す
るための表示器を点灯させることにより、より一層、操
作性に優れ、極めて便利なものとなる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0009】図2は、本考案に係る変倍機能を有する電
子複写機を概略的に示すものである。すなわち、11は
複写機本体で、この本体11の上面には原稿Oを支承す
る原稿台(透明ガラス)12が設けられており、この原
稿台12上には原稿カバー13が開閉自在に設けられて
いる。そして、原稿台12上にセットされた原稿Oは、
露光ランプ14およびミラー15,16,17が原稿台
12の下面に沿って図示矢印方向に往復動することによ
り、その往復時に露光走査されるように構成される。こ
の場合、ミラー16,17は光路長を一定に保持するよ
うにミラー15の1/2の速度にて移動する。
子複写機を概略的に示すものである。すなわち、11は
複写機本体で、この本体11の上面には原稿Oを支承す
る原稿台(透明ガラス)12が設けられており、この原
稿台12上には原稿カバー13が開閉自在に設けられて
いる。そして、原稿台12上にセットされた原稿Oは、
露光ランプ14およびミラー15,16,17が原稿台
12の下面に沿って図示矢印方向に往復動することによ
り、その往復時に露光走査されるように構成される。こ
の場合、ミラー16,17は光路長を一定に保持するよ
うにミラー15の1/2の速度にて移動する。
【0010】露光ランプ14の照明による原稿Oからの
反射光は、ミラー15,16,17によって反射された
後、レンズ18を通り、更にミラー19により反射され
て像担持体としての感光体ドラム20に導かれ、原稿O
の像が感光体ドラム20の表面に結像されるように構成
される。感光体ドラム20は、図示矢印方向に回転し、
まず帯電用帯電器21によって表面が帯電され、しかる
のち原稿Oの像がスリット露光されることにより、静電
潜像が形成され、この静電潜像は現像器22によってト
ナーが付着されることにより、可視像化されるように構
成されている。
反射光は、ミラー15,16,17によって反射された
後、レンズ18を通り、更にミラー19により反射され
て像担持体としての感光体ドラム20に導かれ、原稿O
の像が感光体ドラム20の表面に結像されるように構成
される。感光体ドラム20は、図示矢印方向に回転し、
まず帯電用帯電器21によって表面が帯電され、しかる
のち原稿Oの像がスリット露光されることにより、静電
潜像が形成され、この静電潜像は現像器22によってト
ナーが付着されることにより、可視像化されるように構
成されている。
【0011】用紙Pは、本体11の右側下端部に着脱自
在に設けられた上段給紙カセット23あるいは下段給紙
カセット24から、給紙ローラ25あるいは26によっ
て1枚ずつ取出され、用紙案内路27あるいは28を通
ってレジストローラ29へ案内され、このローラ29に
よって転写部へ送られる。転写部に送られた用紙Pは、
転写用帯電器30の部分で感光体ドラム20の表面と密
着することにより、帯電器30の作用で感光体ドラム2
0上のトナー像が転写される。そして、転写後の感光体
ドラム20は、除電用帯電器31によって除電された
後、クリーナ32によって表面の残留トナーが除去さ
れ、さらに除電ランプ33によって残像が消去されて初
期状態に戻るように構成される。
在に設けられた上段給紙カセット23あるいは下段給紙
カセット24から、給紙ローラ25あるいは26によっ
て1枚ずつ取出され、用紙案内路27あるいは28を通
ってレジストローラ29へ案内され、このローラ29に
よって転写部へ送られる。転写部に送られた用紙Pは、
転写用帯電器30の部分で感光体ドラム20の表面と密
着することにより、帯電器30の作用で感光体ドラム2
0上のトナー像が転写される。そして、転写後の感光体
ドラム20は、除電用帯電器31によって除電された
後、クリーナ32によって表面の残留トナーが除去さ
れ、さらに除電ランプ33によって残像が消去されて初
期状態に戻るように構成される。
【0012】転写後の用紙Pは、剥離用帯電器34の作
用で感光体ドラム20から静電的に剥離された後、用紙
搬送路35によって定着器としてのヒートローラ36へ
搬送され、ここを通過することにより転写像が加熱定着
されるる。そして、定着後の用紙Pは、排紙ローラ37
によって本体11外のトレイ38に排出されるように構
成されている。
用で感光体ドラム20から静電的に剥離された後、用紙
搬送路35によって定着器としてのヒートローラ36へ
搬送され、ここを通過することにより転写像が加熱定着
されるる。そして、定着後の用紙Pは、排紙ローラ37
によって本体11外のトレイ38に排出されるように構
成されている。
【0013】また、縮小あるいは拡大複写を行なう場合
には、後述する操作パネルに設けられた複写倍率入力手
段によって所望の複写倍率を入力することにより、変倍
手段の変倍率を可変制御する。すなわち、入力された複
写倍率に応じて、露光ランプ14およびミラー15の移
動速度(走査速度)と感光体ドラム20の回転速度との
相対比(速度比)を変えて走査方向の大きさを変えると
ともに、ミラー16,17およびレンズ18の位置を移
動させて原稿Oからレンズ18までの光路長とレンズ1
8から感光体ドラム20までの光路長との比(光路長
比)を変えて、走査方向と直交方向の大きさを変えるこ
とにより、設定倍率の複写を得ることになる。
には、後述する操作パネルに設けられた複写倍率入力手
段によって所望の複写倍率を入力することにより、変倍
手段の変倍率を可変制御する。すなわち、入力された複
写倍率に応じて、露光ランプ14およびミラー15の移
動速度(走査速度)と感光体ドラム20の回転速度との
相対比(速度比)を変えて走査方向の大きさを変えると
ともに、ミラー16,17およびレンズ18の位置を移
動させて原稿Oからレンズ18までの光路長とレンズ1
8から感光体ドラム20までの光路長との比(光路長
比)を変えて、走査方向と直交方向の大きさを変えるこ
とにより、設定倍率の複写を得ることになる。
【0014】次に、図3を参照して本考案の枢要部であ
る速度比および光路長比の変更に係る機構について説明
する。図3は、図2において原稿台12を取外した状態
で背面方向から見た図である。図において、41は第1
キャリッジで、この第1キャリッジ41には原稿Oを光
走査する手段を構成する露光ランプ14およびミラー1
5が装着されている。また、42は第2キャリッジで、
この第2キャリッジ42にはミラー16,17が装着さ
れている。第2キャリッジ42は、第1キャリッジ41
に対して1/2の速度で移動するような機構を介して共
に走査用モータ43で駆動される。
る速度比および光路長比の変更に係る機構について説明
する。図3は、図2において原稿台12を取外した状態
で背面方向から見た図である。図において、41は第1
キャリッジで、この第1キャリッジ41には原稿Oを光
走査する手段を構成する露光ランプ14およびミラー1
5が装着されている。また、42は第2キャリッジで、
この第2キャリッジ42にはミラー16,17が装着さ
れている。第2キャリッジ42は、第1キャリッジ41
に対して1/2の速度で移動するような機構を介して共
に走査用モータ43で駆動される。
【0015】すなわち、図4に詳図するように、第1、
第2キャリッジ41,42は、案内軸44と案内レール
45とによって往復動自在に案内されている。また、案
内軸44の一端側には走査用モータ43によって駆動さ
れる駆動プーリ46が、他端側には従動プーリ47が配
設されており、これらプーリ46,47間には無端歯付
ベルト48が掛渡されいてる。そして、このベルト48
の一点は、第1キャリッジ41に突設された固定部49
に固定されている。
第2キャリッジ41,42は、案内軸44と案内レール
45とによって往復動自在に案内されている。また、案
内軸44の一端側には走査用モータ43によって駆動さ
れる駆動プーリ46が、他端側には従動プーリ47が配
設されており、これらプーリ46,47間には無端歯付
ベルト48が掛渡されいてる。そして、このベルト48
の一点は、第1キャリッジ41に突設された固定部49
に固定されている。
【0016】第2キャリッジ42の案内軸支持部50に
は、案内軸44の軸方向に所定間隔あけてプーリ51,
52が回転自在に装着されており、これらプーリ51,
52間にはワイヤ53が掛渡されている。そして、この
ワイヤ53の一端は固定部材54に、他端はコイルスプ
リング55を介して固定部材54にそれぞれ固定されて
いる。また、ワイヤ53の一点は、第1キャリッジ41
の固定部49に固定されている。これにより、プーリ5
1,52は動滑車の役目をするため、第1キャリッジ4
1に対して第2キャリッジ42は1/2の速度で移動す
ることができる。また、固定部材54の下端側には、ミ
ラー移動用モータ56によって駆動されるピニオン57
と噛合するラック(図示しない)が形成されており、モ
ータ56を動作させることにより第2キャリッジ42の
みを移動できるようになっている。
は、案内軸44の軸方向に所定間隔あけてプーリ51,
52が回転自在に装着されており、これらプーリ51,
52間にはワイヤ53が掛渡されている。そして、この
ワイヤ53の一端は固定部材54に、他端はコイルスプ
リング55を介して固定部材54にそれぞれ固定されて
いる。また、ワイヤ53の一点は、第1キャリッジ41
の固定部49に固定されている。これにより、プーリ5
1,52は動滑車の役目をするため、第1キャリッジ4
1に対して第2キャリッジ42は1/2の速度で移動す
ることができる。また、固定部材54の下端側には、ミ
ラー移動用モータ56によって駆動されるピニオン57
と噛合するラック(図示しない)が形成されており、モ
ータ56を動作させることにより第2キャリッジ42の
みを移動できるようになっている。
【0017】また、図3および図5に示すように、レン
ズ18はレンズブロック58に保持されており、このレ
ンズブロック58は、これに固定されたカムフフォロア
部59を介してカムシャフト60と結合している。カム
シャフト60は、レンズ移動用モータ61によって駆動
されるもので、そのモータ61の回転方向に応じてレン
ズブロック58が前進あるいは後進するようになってい
る。このレンズブロック58の動きに同期して前記第2
キャリッジ42が動くもので、これらにより光路長を変
える手段を構成している。なお、図5はカムフフォロア
部59とカムシャフト60との結合状態を示したもの
で、カムフフォロア部59に嵌合されたカムフフォロア
62がカムシャフト60に形成された螺旋状溝63に沿
って移動することにより、レンズブロック58全体が動
くものである。
ズ18はレンズブロック58に保持されており、このレ
ンズブロック58は、これに固定されたカムフフォロア
部59を介してカムシャフト60と結合している。カム
シャフト60は、レンズ移動用モータ61によって駆動
されるもので、そのモータ61の回転方向に応じてレン
ズブロック58が前進あるいは後進するようになってい
る。このレンズブロック58の動きに同期して前記第2
キャリッジ42が動くもので、これらにより光路長を変
える手段を構成している。なお、図5はカムフフォロア
部59とカムシャフト60との結合状態を示したもの
で、カムフフォロア部59に嵌合されたカムフフォロア
62がカムシャフト60に形成された螺旋状溝63に沿
って移動することにより、レンズブロック58全体が動
くものである。
【0018】さらに、図3に示すように、感光体ドラム
20は、走査用モータ43、ミラー移動用モータ56、
レンズ移動用モータ61とは別に設けられた専用のドラ
ム駆動用モータ64によって駆動されているもので、こ
れら4つのモータ43,56,61,64はそれぞれパ
ルスモータを用いており、独立に制御されているる。
20は、走査用モータ43、ミラー移動用モータ56、
レンズ移動用モータ61とは別に設けられた専用のドラ
ム駆動用モータ64によって駆動されているもので、こ
れら4つのモータ43,56,61,64はそれぞれパ
ルスモータを用いており、独立に制御されているる。
【0019】図6は、操作パネル71を示すもので、電
源スイッチ72、複写動作を実行させるための複写キー
73、複写枚数の設定などを行なうテンキー74、複写
枚数を表示する枚数表示部75、動作状態を表示する状
態表示部76、複写濃度を調整する濃度調整器77、お
よび複写倍率を入力する複写倍率入力部78がそれぞれ
設けられている。上記複写倍率入力部78は、あらかじ
め定められた特定の倍率(たとえば65%、78%、9
6%、100%、122%)を入力する倍率入力キー7
91〜795、これら特定倍率が入力されたことを示す
表示灯(たとえば発光ダイオード)801〜805、任
意の倍率を入力する倍率アップキー811および倍率ダ
ウンキー812、入力された倍率を数値で表示する倍率
表示部82によって構成される。
源スイッチ72、複写動作を実行させるための複写キー
73、複写枚数の設定などを行なうテンキー74、複写
枚数を表示する枚数表示部75、動作状態を表示する状
態表示部76、複写濃度を調整する濃度調整器77、お
よび複写倍率を入力する複写倍率入力部78がそれぞれ
設けられている。上記複写倍率入力部78は、あらかじ
め定められた特定の倍率(たとえば65%、78%、9
6%、100%、122%)を入力する倍率入力キー7
91〜795、これら特定倍率が入力されたことを示す
表示灯(たとえば発光ダイオード)801〜805、任
意の倍率を入力する倍率アップキー811および倍率ダ
ウンキー812、入力された倍率を数値で表示する倍率
表示部82によって構成される。
【0020】図7は制御部の枢要部を示すものである。
すなわち、91は主制御部で、CPU(セントラル・プ
ロセッシング・ユニット)およびその周辺回路などを主
体に構成されており、複写機全体の制御を司る。この主
制御部91の入力には、データセレクタ92を介して前
記複写キー73、倍率入力キー791〜795、倍率ア
ップキー811および倍率ダウンキー812などがそれ
ぞれ接続される。
すなわち、91は主制御部で、CPU(セントラル・プ
ロセッシング・ユニット)およびその周辺回路などを主
体に構成されており、複写機全体の制御を司る。この主
制御部91の入力には、データセレクタ92を介して前
記複写キー73、倍率入力キー791〜795、倍率ア
ップキー811および倍率ダウンキー812などがそれ
ぞれ接続される。
【0021】主制御部91の出力には、前記走査用モー
タ43、ミラー移動用モータ56、レンズ移動用モータ
61、ドラム駆動用モータ64、表示灯801〜80
5、および倍率表示部82などがそれぞれ接続されてい
る。また、主制御部91には、パルスモータの駆動制御
および操作パルス7上の各種スイッチを定期的にセンス
するためのクロックパルスを発生するパルス発生器93
が接続される。しかして、主制御部91は、パルス発生
器93からのクロックパルスを用いて定期的に倍率入力
キー791〜795、倍率アップキー811、および倍
率ダウンキー812をセンスし、その結果に応じて表示
灯801〜805および倍率表示部82の表示を更新す
るとともに、ミラー移動用モータ56およびレンズ移動
用モータ61を制御する。そして、複写キー73の押下
をセンスすると、走査用モータ43およびドラム駆動用
モータ64などを動作させることにより、複写動作を行
なうようになっている。
タ43、ミラー移動用モータ56、レンズ移動用モータ
61、ドラム駆動用モータ64、表示灯801〜80
5、および倍率表示部82などがそれぞれ接続されてい
る。また、主制御部91には、パルスモータの駆動制御
および操作パルス7上の各種スイッチを定期的にセンス
するためのクロックパルスを発生するパルス発生器93
が接続される。しかして、主制御部91は、パルス発生
器93からのクロックパルスを用いて定期的に倍率入力
キー791〜795、倍率アップキー811、および倍
率ダウンキー812をセンスし、その結果に応じて表示
灯801〜805および倍率表示部82の表示を更新す
るとともに、ミラー移動用モータ56およびレンズ移動
用モータ61を制御する。そして、複写キー73の押下
をセンスすると、走査用モータ43およびドラム駆動用
モータ64などを動作させることにより、複写動作を行
なうようになっている。
【0022】次に、このような構成において、図1に示
すフローチャートを参照して動作を説明する。今、電源
がオンされるとステップS1に進み、複写倍率を等倍率
(100%)に設定し、ステップS2に進む。ステップ
S2では、その設定された等倍率(100%)を倍率表
示部82に表示し、ステップS3に進む。ステップS3
では、その等倍率があらかじめ定められた特定倍率と一
致するか否かをチェックし、一致するものがあればステ
ップS4に進む。
すフローチャートを参照して動作を説明する。今、電源
がオンされるとステップS1に進み、複写倍率を等倍率
(100%)に設定し、ステップS2に進む。ステップ
S2では、その設定された等倍率(100%)を倍率表
示部82に表示し、ステップS3に進む。ステップS3
では、その等倍率があらかじめ定められた特定倍率と一
致するか否かをチェックし、一致するものがあればステ
ップS4に進む。
【0023】ステップS4では、表示灯801〜805
のうち一致した特定倍率と対応する表示灯を点灯し、ス
テップS5に進む。ステップS3で一致するものがなけ
れば、ステップS4をジャンプしてステップS5に進
む。ステップS5では、倍率入力キー791〜795が
押されたか否かをチェックし、押されていればステップ
S2に戻り、上記同様な動作を繰り返す。
のうち一致した特定倍率と対応する表示灯を点灯し、ス
テップS5に進む。ステップS3で一致するものがなけ
れば、ステップS4をジャンプしてステップS5に進
む。ステップS5では、倍率入力キー791〜795が
押されたか否かをチェックし、押されていればステップ
S2に戻り、上記同様な動作を繰り返す。
【0024】すなわち、電源がオンされると、複写倍率
を自動的に等倍率に設定し、それを倍率表示部82に表
示する。そして、倍率入力キー791〜795の中の1
つの倍率入力キーが押されると、表示灯801〜805
の中の対応する表示灯を点灯させて特定倍率が入力され
たことを表示し、同時にその特定倍率を倍率表示部82
に表示する。このように、あらかじめ定められた特定倍
率を入力する場合、倍率入力キー791〜795の中か
ら希望する特定倍率と対応する倍率入力キーを押すこと
により行なうものである。
を自動的に等倍率に設定し、それを倍率表示部82に表
示する。そして、倍率入力キー791〜795の中の1
つの倍率入力キーが押されると、表示灯801〜805
の中の対応する表示灯を点灯させて特定倍率が入力され
たことを表示し、同時にその特定倍率を倍率表示部82
に表示する。このように、あらかじめ定められた特定倍
率を入力する場合、倍率入力キー791〜795の中か
ら希望する特定倍率と対応する倍率入力キーを押すこと
により行なうものである。
【0025】ステップS5において、倍率入力キー79
1〜795が押されていない場合、ステップS6に進
む。ステップS6では、倍率アップキー811が押され
ているか否かをチェックし、押されていればステップS
7に進む。ステップS7では、倍率ダウンキー812が
同時に押されていないか否かをチェックし、押されてい
ればステップS5に戻って上記同様な動作を繰り返す。
ステップS7で同時に押されていなければ、ステップS
8に進む。ステップS8では、最大複写倍率が設定済み
か否かをチェックし、設定済みであればステップS5に
戻り、上記同様な動作を繰り返す。
1〜795が押されていない場合、ステップS6に進
む。ステップS6では、倍率アップキー811が押され
ているか否かをチェックし、押されていればステップS
7に進む。ステップS7では、倍率ダウンキー812が
同時に押されていないか否かをチェックし、押されてい
ればステップS5に戻って上記同様な動作を繰り返す。
ステップS7で同時に押されていなければ、ステップS
8に進む。ステップS8では、最大複写倍率が設定済み
か否かをチェックし、設定済みであればステップS5に
戻り、上記同様な動作を繰り返す。
【0026】ステップS8で設定済みでなければ、ステ
ップS9に進む。ステップS9では、倍率アップキー8
11が所定時間(たとえば1秒)以上連続して押されて
いるか否かをチェックし、押されていなければステップ
S10に進む。ステップS10では、倍率をたとえば1
%アップしてステップS2に戻り、上記同様な動作を繰
り返す。ステップS9で所定時間以上連続して押されて
いれば、ステップS11に進む。ステップS11では、
倍率をたとえば10%/秒の割合でアップしてステップ
S2に戻り、上記同様な動作を繰り返す。
ップS9に進む。ステップS9では、倍率アップキー8
11が所定時間(たとえば1秒)以上連続して押されて
いるか否かをチェックし、押されていなければステップ
S10に進む。ステップS10では、倍率をたとえば1
%アップしてステップS2に戻り、上記同様な動作を繰
り返す。ステップS9で所定時間以上連続して押されて
いれば、ステップS11に進む。ステップS11では、
倍率をたとえば10%/秒の割合でアップしてステップ
S2に戻り、上記同様な動作を繰り返す。
【0027】ステップS6で倍率アップキー811が押
されていなかった場合、ステップ12に進む。ステップ
S12では、倍率ダウンキー812が押されているか否
かをチェックし、押されていればステップS13に進
む。ステップS13では、最小複写倍率が設定済みであ
るか否かをチェックし、設定済みであればステップS5
に戻り、前記同様な動作を繰り返す。
されていなかった場合、ステップ12に進む。ステップ
S12では、倍率ダウンキー812が押されているか否
かをチェックし、押されていればステップS13に進
む。ステップS13では、最小複写倍率が設定済みであ
るか否かをチェックし、設定済みであればステップS5
に戻り、前記同様な動作を繰り返す。
【0028】ステップS13で設定済みでなければ、ス
テップS14に進む。ステップS14では、倍率ダウン
キー812が所定時間(たとえば1秒)以上連続して押
されているか否かをチェックし、押されていなければス
テップS15に進む。ステップS15では、倍率をたと
えば1%ダウンしてステップS2に戻り、前記同様な動
作を繰り返す。ステップS14で所定時間以上連続して
押されていれば、ステップS16に進む。ステップS1
6では、倍率をたとえば10%/秒の割合でダウンして
ステップS2に戻り、前記同様な動作を繰り返す。
テップS14に進む。ステップS14では、倍率ダウン
キー812が所定時間(たとえば1秒)以上連続して押
されているか否かをチェックし、押されていなければス
テップS15に進む。ステップS15では、倍率をたと
えば1%ダウンしてステップS2に戻り、前記同様な動
作を繰り返す。ステップS14で所定時間以上連続して
押されていれば、ステップS16に進む。ステップS1
6では、倍率をたとえば10%/秒の割合でダウンして
ステップS2に戻り、前記同様な動作を繰り返す。
【0029】すなわち、現在設定されている複写倍率は
倍率表示部82に表示されているので、その設定倍率よ
りも拡大したいときは倍率アップキー811を押し、逆
にさらに縮小したいときは倍率ダウンキー812を押
す。そして、両キー811,812いずれも、ある一定
の押下時間以内(たとえば1秒以内)の場合は、キーが
押されるごとに実現可能な最小倍率の単位(たとえば1
%)で倍率を増加もしくは減少せしめ、それを倍率表示
部82に逐次表示する。
倍率表示部82に表示されているので、その設定倍率よ
りも拡大したいときは倍率アップキー811を押し、逆
にさらに縮小したいときは倍率ダウンキー812を押
す。そして、両キー811,812いずれも、ある一定
の押下時間以内(たとえば1秒以内)の場合は、キーが
押されるごとに実現可能な最小倍率の単位(たとえば1
%)で倍率を増加もしくは減少せしめ、それを倍率表示
部82に逐次表示する。
【0030】また、両キー811,812いずれの場合
も、その押下時間が一定時間(たとえば1秒)を越える
と、所定の割合(たとえば10%/秒の割合)で倍率を
連続的に増加もしくは減少せしめ、それを倍率表示部8
2に逐次表示する。この際、倍率表示部82の内容があ
らかじめ定められた特定倍率と一致するごとに、その特
定倍率に対応する表示灯801〜805を点灯せしめ
る。そして、倍率アップキー811あるいは倍率ダウン
キー812の押下が解除された瞬間が新たに入力された
複写倍率となる。このように、特定倍率以外の任意の複
写倍率を入力する場合、倍率アップキー811あるいは
倍率ダウンキー812を操作することにより行なうもの
である。
も、その押下時間が一定時間(たとえば1秒)を越える
と、所定の割合(たとえば10%/秒の割合)で倍率を
連続的に増加もしくは減少せしめ、それを倍率表示部8
2に逐次表示する。この際、倍率表示部82の内容があ
らかじめ定められた特定倍率と一致するごとに、その特
定倍率に対応する表示灯801〜805を点灯せしめ
る。そして、倍率アップキー811あるいは倍率ダウン
キー812の押下が解除された瞬間が新たに入力された
複写倍率となる。このように、特定倍率以外の任意の複
写倍率を入力する場合、倍率アップキー811あるいは
倍率ダウンキー812を操作することにより行なうもの
である。
【0031】ステップS12において、倍率ダウンキー
812が押されていない場合、ステップS17に進む。
ステップS17では、複写キー73が押されているか否
かをチェックし、押されていなければステップS18に
進む。ステップS18では、操作パルス71上のその他
のキーが押されていないか否かをチェックし、押されて
いればステップS19に進む。ステップS19では、押
されたキーに対する処理を行ない、ステップS20に進
む。ステップS18でその他のキーが押されていなけれ
ば、ステップS19をジャンプしてステップS20に進
む。ステップS20では、操作パルス71上のキー操作
なしが所定時間(たとえば30秒)以上経過したか否か
をチェックし、経過していればステップS5に戻り、前
記同様な動作を繰り返す。ステップS20で所定時間以
上経過すればステップS1に戻り、前記同様な動作を繰
り返す。
812が押されていない場合、ステップS17に進む。
ステップS17では、複写キー73が押されているか否
かをチェックし、押されていなければステップS18に
進む。ステップS18では、操作パルス71上のその他
のキーが押されていないか否かをチェックし、押されて
いればステップS19に進む。ステップS19では、押
されたキーに対する処理を行ない、ステップS20に進
む。ステップS18でその他のキーが押されていなけれ
ば、ステップS19をジャンプしてステップS20に進
む。ステップS20では、操作パルス71上のキー操作
なしが所定時間(たとえば30秒)以上経過したか否か
をチェックし、経過していればステップS5に戻り、前
記同様な動作を繰り返す。ステップS20で所定時間以
上経過すればステップS1に戻り、前記同様な動作を繰
り返す。
【0032】すなわち、複写倍率の入力終了後あるいは
前回の複写動作終了後、所定時間(たとえば30秒)以
内に複写キー73が押されていないと、倍率を自動的に
等倍率(100%)に復帰せしめるものである。
前回の複写動作終了後、所定時間(たとえば30秒)以
内に複写キー73が押されていないと、倍率を自動的に
等倍率(100%)に復帰せしめるものである。
【0033】ステップS17において、複写キー73が
押されている場合、入力された複写倍率にしたがった複
写動作を行なう。すなわち、前述したようにして複写倍
率の入力が終了すると、主制御部91は、原稿走査方向
に対して直交方向の倍率を変更させるため、ミラー移動
用モータ56およびレンズ移動用モータ61をそれぞれ
駆動することにより、原稿Oからレンズ18までの光路
長とレンズ18から感光体ドラム20までの光路長との
比が設定された倍率と対応する位置へと第2キャリッジ
42(ミラー16,17)およびレンズブロック58
(レンズ18)をそれぞれ移動させる。
押されている場合、入力された複写倍率にしたがった複
写動作を行なう。すなわち、前述したようにして複写倍
率の入力が終了すると、主制御部91は、原稿走査方向
に対して直交方向の倍率を変更させるため、ミラー移動
用モータ56およびレンズ移動用モータ61をそれぞれ
駆動することにより、原稿Oからレンズ18までの光路
長とレンズ18から感光体ドラム20までの光路長との
比が設定された倍率と対応する位置へと第2キャリッジ
42(ミラー16,17)およびレンズブロック58
(レンズ18)をそれぞれ移動させる。
【0034】この場合、最長あるいは最短の光路長は複
写機の物理的な大きさによって決定し、また常に同一の
レンズ18を使用しているので一義的にレンズ18の位
置を決定できる。したがって、主制御部91としてCP
Uを使用し、かつミラー移動用モータ56およびレンズ
移動用モータ61としてパルスモータを使用することに
より、移動量の計算などは非常に容易で、パルスモータ
に与えるパルス数をカウントすることにより正確に位置
決定を行なうことができる。
写機の物理的な大きさによって決定し、また常に同一の
レンズ18を使用しているので一義的にレンズ18の位
置を決定できる。したがって、主制御部91としてCP
Uを使用し、かつミラー移動用モータ56およびレンズ
移動用モータ61としてパルスモータを使用することに
より、移動量の計算などは非常に容易で、パルスモータ
に与えるパルス数をカウントすることにより正確に位置
決定を行なうことができる。
【0035】使用者が倍率入力に続いて複写枚数を入力
し、しかるのち複写キー73を押すと、主制御部91は
複写動作を開始し、走査用モータ43およびドラム駆動
用モータ64をそれぞれ駆動することにより、原稿台1
2上にセットされた原稿Oを光走査し、感光体ドラム2
0上に静電潜像を形成するが、これらのプロセスは前述
した通りである。
し、しかるのち複写キー73を押すと、主制御部91は
複写動作を開始し、走査用モータ43およびドラム駆動
用モータ64をそれぞれ駆動することにより、原稿台1
2上にセットされた原稿Oを光走査し、感光体ドラム2
0上に静電潜像を形成するが、これらのプロセスは前述
した通りである。
【0036】この場合、原稿走査方向の倍率は、露光ラ
ンプ14およびミラー15を支持する第1キャリッジ4
1の移動速度と感光体ドラム20の回転速度との比(速
度比)で決定されるが、第1キャリッジ41の移動と感
光体ドラム20の回転に関して、それぞれ独立した走査
用モータ43とドラム駆動用モータ64を備えているの
で、各モータごとの回転数を制御することにより、上記
速度比を設定された倍率に対応させることができる。す
なわち、走査用モータ43およびドラム駆動用モータ6
4はそれぞれパルスモータであるので、その各モータに
与えるパルス数をカウントすることにより回転数を制御
し、速度比を設定倍率に一致させている。
ンプ14およびミラー15を支持する第1キャリッジ4
1の移動速度と感光体ドラム20の回転速度との比(速
度比)で決定されるが、第1キャリッジ41の移動と感
光体ドラム20の回転に関して、それぞれ独立した走査
用モータ43とドラム駆動用モータ64を備えているの
で、各モータごとの回転数を制御することにより、上記
速度比を設定された倍率に対応させることができる。す
なわち、走査用モータ43およびドラム駆動用モータ6
4はそれぞれパルスモータであるので、その各モータに
与えるパルス数をカウントすることにより回転数を制御
し、速度比を設定倍率に一致させている。
【0037】以上説明したような複写機であれば、あら
かじめ定められた複数の特定の複写倍率の中のいずれか
を選択することにより、特定の複写倍率を設定する特定
倍率設定手段と、上記複数の特定の複写倍率にそれぞれ
対応して設けられ、上記特定倍率設定手段によって設定
された特定の複写倍率であることを表示する複数の表示
器と、所定の操作受時間内では第1の割合で倍率を変化
させ、かつ、操作受時間が上記所定時間を越えて継続し
た場合には、倍率を前記第1の割合よりも大きな第2の
割合で変化させることによって、任意の複写倍率を設定
する任意倍率設定手段と、この任意倍率設定手段によっ
て設定される複写倍率を表示する表示手段と、上記任意
倍率設定手段によって設定される複写倍率が上記複数の
特定の複写倍率のいずれかと一致した場合に、上記表示
手段による表示を行なうとともに、上記複数の表示器の
うち、この一致した特定の複写倍率に対応する表示器に
よる表示を行なわせる制御手段とを設け、これら特定倍
率設定手段または任意倍率設定手段による倍率設定内容
に応じて感光体ドラム上に画像を形成することにより、
特定の複写倍率のみならず、任意の複写倍率が極めて容
易に設定できる。したがって、従来は特定の大きさの縮
小あるいは拡大しかできなかったものが、使用者の希望
に応じた任意の大きさの複写を行なうことができ、ま
た、用紙の大きさに合わせた任意の大きさの複写を行な
うことができ、しかも、極めて便利で操作性にも優れた
ものとなる。さらに、任意の複写倍率を設定している間に任意の複写
倍率と特定の複写倍率とが一致した場合には、その特定
の複写倍率であることを表示するための表示器を点灯さ
せることにより、より一層、操作性に優れ、極めて便利
なものとなる。
かじめ定められた複数の特定の複写倍率の中のいずれか
を選択することにより、特定の複写倍率を設定する特定
倍率設定手段と、上記複数の特定の複写倍率にそれぞれ
対応して設けられ、上記特定倍率設定手段によって設定
された特定の複写倍率であることを表示する複数の表示
器と、所定の操作受時間内では第1の割合で倍率を変化
させ、かつ、操作受時間が上記所定時間を越えて継続し
た場合には、倍率を前記第1の割合よりも大きな第2の
割合で変化させることによって、任意の複写倍率を設定
する任意倍率設定手段と、この任意倍率設定手段によっ
て設定される複写倍率を表示する表示手段と、上記任意
倍率設定手段によって設定される複写倍率が上記複数の
特定の複写倍率のいずれかと一致した場合に、上記表示
手段による表示を行なうとともに、上記複数の表示器の
うち、この一致した特定の複写倍率に対応する表示器に
よる表示を行なわせる制御手段とを設け、これら特定倍
率設定手段または任意倍率設定手段による倍率設定内容
に応じて感光体ドラム上に画像を形成することにより、
特定の複写倍率のみならず、任意の複写倍率が極めて容
易に設定できる。したがって、従来は特定の大きさの縮
小あるいは拡大しかできなかったものが、使用者の希望
に応じた任意の大きさの複写を行なうことができ、ま
た、用紙の大きさに合わせた任意の大きさの複写を行な
うことができ、しかも、極めて便利で操作性にも優れた
ものとなる。さらに、任意の複写倍率を設定している間に任意の複写
倍率と特定の複写倍率とが一致した場合には、その特定
の複写倍率であることを表示するための表示器を点灯さ
せることにより、より一層、操作性に優れ、極めて便利
なものとなる。
【0038】なお、前記実施例において、光路長比の変
更は、ミラー16,17およびレンズ18の位置移動で
あったが、たとえばレンズを複数個用意し、倍率の範囲
によってレンズを使い分けたり、あるいはレンズ18に
補正レンズを被せるなどによりレンズの焦点距離を変
え、しかる後、ミラー16,17およびレンズ18を移
動することにより、複写機の小形化あるいは許容倍率変
更の範囲を広げることができる。
更は、ミラー16,17およびレンズ18の位置移動で
あったが、たとえばレンズを複数個用意し、倍率の範囲
によってレンズを使い分けたり、あるいはレンズ18に
補正レンズを被せるなどによりレンズの焦点距離を変
え、しかる後、ミラー16,17およびレンズ18を移
動することにより、複写機の小形化あるいは許容倍率変
更の範囲を広げることができる。
【0039】また、速度比の変更は、原稿の走査速度と
感光体ドラムの回転速度の両方を制御することにより行
なったが、感光体ドラムの回転速度は一定とし、走査速
度のみを制御することにより行なってもよい。
感光体ドラムの回転速度の両方を制御することにより行
なったが、感光体ドラムの回転速度は一定とし、走査速
度のみを制御することにより行なってもよい。
【0040】また、変倍手段も前記実施例のような構成
に限定されるものではなく、たとえばズームレンズ機構
などによるものであってもよい。
に限定されるものではなく、たとえばズームレンズ機構
などによるものであってもよい。
【0041】また、操作パネル上の複写倍率入力部全
体、あるいは倍率アップキーおよび倍率ダウンキーと倍
率表示部を開閉自在な蓋体で覆い、必要時にのみ使用者
がその部分を操作できるようにしてもよい。
体、あるいは倍率アップキーおよび倍率ダウンキーと倍
率表示部を開閉自在な蓋体で覆い、必要時にのみ使用者
がその部分を操作できるようにしてもよい。
【0042】さらに、複写機を例にとって説明したが、
原稿を光学的に走査し、この走査によって得られる光学
像を、あらかじめ入力される像形成倍率に応じて変倍率
が制御される変倍手段を介して感光体に導き露光するこ
とにより、感光体上に原稿の大きさに対して任意の倍率
で像形成を行なう像形成装置であれば適用できる。
原稿を光学的に走査し、この走査によって得られる光学
像を、あらかじめ入力される像形成倍率に応じて変倍率
が制御される変倍手段を介して感光体に導き露光するこ
とにより、感光体上に原稿の大きさに対して任意の倍率
で像形成を行なう像形成装置であれば適用できる。
【0043】
【考案の効果】以上詳述したように本考案によれば、特
定の倍率のみならず、任意の倍率が極めて容易に設定で
き、よって使用者の希望に応じた任意の大きさの像形成
を行なうことができ、しかも、非常に操作性に優れ、極
めて便利な像形成装置を提供できる。
定の倍率のみならず、任意の倍率が極めて容易に設定で
き、よって使用者の希望に応じた任意の大きさの像形成
を行なうことができ、しかも、非常に操作性に優れ、極
めて便利な像形成装置を提供できる。
【図1】動作を説明するためのフローチャート。
【図2】複写機の概略的な縦断面正面図。
【図3】原稿台を取外した状態の複写機の斜視図。
【図4】光学系の移動機構部を示す斜視図。
【図5】レンズブロックの移動機構を示す側面図。
【図6】操作パネルの平面図。
【図7】制御部の枢要部を示す構成図。
【図8】複写機の基本的動作原理を説明するための主要
部の構成図。
部の構成図。
O……原稿、12……原稿台、14……露光ランプ、1
5,16,17,19……ミラー、18……レンズ、2
0……感光体ドラム、43……走査用モータ、56……
ミラー移動用モータ、61……レンズ移動用モータ、6
4……ドラム駆動用モータ、78……複写倍率入力部、
791〜795……倍率入力キー、801〜805……
表示灯、811……倍率アップキー、812……倍率ダ
ウンキー、82……倍率表示部、91……主制御部。
5,16,17,19……ミラー、18……レンズ、2
0……感光体ドラム、43……走査用モータ、56……
ミラー移動用モータ、61……レンズ移動用モータ、6
4……ドラム駆動用モータ、78……複写倍率入力部、
791〜795……倍率入力キー、801〜805……
表示灯、811……倍率アップキー、812……倍率ダ
ウンキー、82……倍率表示部、91……主制御部。
Claims (1)
- 【請求項1】 原稿像の大きさに対して設定された倍率
で像担持体上に像形成を行なう像形成装置において、あらかじめ定められた複数の特定倍率の中のいずれかを
選択することにより、特定の倍率を設定する特定倍率設
定手段と 、前記複数の特定倍率にそれぞれ対応して設けられ、前記
特定倍率設定手段によって設定された特定倍率であるこ
とを表示する複数の表示器と、 所定の操作受時間内では第1の割合で倍率を変化させ、
かつ、操作受時間が前記所定時間を越えて継続した場合
には、倍率を前記第1の割合よりも大きな第2の割合で
変化させることによって、任意の倍率を設定する任意倍
率設定手段と、この任意倍率設定手段によって設定され
る倍率を表示する表示手段と、 前記任意倍率設定手段によって設定される倍率が前記複
数の特定倍率のいずれかと一致した場合に、前記表示手
段による表示を行なうとともに、前記複数の表示器のう
ち、この一致した特定倍率に対応する表示器による表示
を行なわせる 制御手段と、前記特定倍率設定手段または前記任意倍率設定手段によ
る倍率設定内容に応じて像担持体上に像を形成する像形
成手段と、 を具備したことを特徴とする像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991023450U JPH0633474Y2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991023450U JPH0633474Y2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0489959U JPH0489959U (ja) | 1992-08-05 |
JPH0633474Y2 true JPH0633474Y2 (ja) | 1994-08-31 |
Family
ID=31758465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991023450U Expired - Lifetime JPH0633474Y2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0633474Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5999459A (ja) * | 1982-11-29 | 1984-06-08 | Minolta Camera Co Ltd | 複写倍率設定装置 |
-
1991
- 1991-02-21 JP JP1991023450U patent/JPH0633474Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0489959U (ja) | 1992-08-05 |
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