JPH0455292B2 - - Google Patents

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JPH0455292B2
JPH0455292B2 JP58121365A JP12136583A JPH0455292B2 JP H0455292 B2 JPH0455292 B2 JP H0455292B2 JP 58121365 A JP58121365 A JP 58121365A JP 12136583 A JP12136583 A JP 12136583A JP H0455292 B2 JPH0455292 B2 JP H0455292B2
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JP
Japan
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magnification
image forming
setting
lens
range
Prior art date
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JP58121365A
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JPS6012538A (ja
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Hidetsugu Ojida
Teruhiro Nishijima
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP58121365A priority Critical patent/JPS6012538A/ja
Publication of JPS6012538A publication Critical patent/JPS6012538A/ja
Publication of JPH0455292B2 publication Critical patent/JPH0455292B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、たとえば変倍機能を有する複写機な
どの像形成装置に関する。
〔発明の技術的背景〕
最近、縮小複写あるいは拡大複写が可能な変倍
機能を有する複写機が種々実用化されている。こ
こで、複写機の基本的動作原理を第1図を参照し
て説明すると、原稿台1上にセツトされた原稿O
に対し、露光ランプ2およびミラー3からなる走
査部が光走査を行い、その反射光をミラー4,
5、レンズ6およびミラー7を介して、あらかじ
め一様に帯電させておいた回転中の感光体ドラム
8に導びくことにより、感光体ドラム8上に静電
潜像を形成せしめる。そして、この感光体ドラム
8上の静電潜像をトナーによつて現像し、このト
ナー像を用紙Pに転写して1回の複写が終了す
る。
この場合、複写像の大きさは、原稿Oの走査方
向に関しては、走査速度と感光体ドラム8の回転
速度との相対比(以下速度比と称す)で決まり、
また走査方向と直交方向に関しては、原稿Oから
レンズ6までの光路長とレンズ6から感光体ドラ
ム8までの光路長との比(以下光路長比と称す)
で決まる。したがつて、上記速度比および光路長
比を変えることにより、原稿Oに対して任意の縮
小率あるいは拡大率で複写が可能となる。
〔背景技術の問題点〕
今日の技術革新は、これまでその実現をはばん
でいた種々の技術上の困難を克服し、多段階変倍
の複写機を実現するまでに至つたが、一般使用者
に対する走査性でまだ問題がある。1つの解決策
は特定倍率キーを設けることであるが、この方式
だと一度特定倍率が決まつてしまうと、使用者は
その倍率でしか複写を行うことができない。ま
た、メーカにおいても、特定倍率を変える場合、
レンズの追加、変更、走査部駆動装置の変更、制
御装置の変更などが必要になることが多く、同一
機種であるにもかかわらず、仕様別に部品変更や
製品の管理を行わねばならないという問題点があ
つた。
〔発明の目的〕
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、簡単な操作によつて特定
倍率の範囲を容易に変更でき、その倍率範囲内に
おいて使用者の希望に応じた任意の大きさの像形
成を行うことができる、きわめて便利で操作性に
も優れた像形成装置を提供することにある。
〔発明の概要〕
本考案は、変倍機能を有する像形成装置におい
て、あらかじめ設定される複数の倍率群から1つ
の倍率群を選択する倍率群選択手段と、この倍率
群選択手段で選択された倍率群から1つの倍率を
選択設定する倍率設定手段とからなる像形成倍率
設定手段を設け、この像形成倍率設定手段の設定
内容に応じて変倍手段の変倍率を制御するように
構成したものである。
〔発明の実施例〕
以下、本考案の一実施例について図面を参照し
て説明する。
第2図は本発明に係る変倍機能を有する電子複
写機を概略的に示すものである。すなわち、11
は複写機本体で、この本体11の上面には原稿O
を支承する原稿台(透明ガラス板)12が設けら
れており、この原稿台12上には原稿カバー13
が開閉自在に設けられている。そして、上記原稿
台12上にセツトされた原稿Oは、露光ランプ1
4およびミラー15,16,17が原稿台12の
下面に沿つて図示矢印方向に往復動することによ
り、その往動時に露光走査されるように構成され
ている。この場合、ミラー16,17は光路長を
一定に保持するようミラー15の1/2の速度にて
移動する。上記露光ランプ14の照明による原稿
Oからの反射光は、上記ミラー15,16,17
によつて反射された後レンズ18を通り、更にミ
ラー19により反射されて像担持体としての感光
体ドラム20に導びかれ、原稿Oの像が感光体ド
ラム20の表面に結像されるように構成される。
上記感光体ドラム20は図示矢印方向に回転し、
まず帯電用帯電器21によつて表面が帯電され、
しかるのち原稿Oの像がスリツト露光されること
により静電潜像が形成され、この静電潜像は現像
器22によつてトナーが付着されることにより可
視像化されるように構成されている。
一方、用紙Pは、本体11の右側下端部に着脱
自在に設けられた上段給紙セツト23あるいは下
段紙カセツト24から、給紙ローラ25あるいは
26によつて1枚ずつ取出され、用紙案内路27
あるいは28を通つてレジストローラ29へ案内
され、このローラ29によつて転写部へ送られ
る。転写部に送られた用紙Pは、転写用帯電器3
0の部分で感光体ドラム20の表面と密着するこ
とにより、上記帯電器30の作用で感光体ドラム
20上のトナー像が転写される。そして、転写後
の感光体ドラム20は、除電用帯電器31によつ
て除電された後、クリーナ32によつて表面の残
留トナーが除去され、さらに除電ランプ33によ
つて残像が消去されて初期状態に戻るように構成
される。一方、転写後の用紙Pは、剥離用帯電器
34の作用で感光体ドラム20から静電的に剥離
された後、用紙搬送路35によつて定着器として
のヒートローラ36へ搬送され、ここを通過する
ことにより転写像が過熱定着される。そして、定
着後の用紙Pは、排紙ローラ37によつて本体1
1外のトテイ38に排出されるように構成されて
いる。
また、縮小あるいは拡大複写を行う場合には、
後述する操作パネルに設けられた複写倍率設定手
段によつて所望の複写倍率を設定することより、
変倍手段の変倍率を可変制御する。すなわち、設
定された複写倍率に応じて、露光ランプ14およ
びミラー15の移動速度(走査速度)と感光体ド
ラム20の回転速度との相対比(速度比)を変え
て走査方向の大きさを変えるとともに、ミラー1
6,17およびレンズ18の位置を移動させて原
稿Oからレンズ18までの光路長とレンズ18か
ら露光体ドラム20までの光路長との比(光路長
比)を変えて走査方向と直交方向の大きさを変え
ることにより、設定倍率の複写を得ることにな
る。
次に、第3図を参照して本発明の枢要部である
速度比および光路長比の変更に係る機構について
説明する。第3図は第2図において原稿台12を
取外した状態で背面方向から見た図である。図に
おいて、41は第1キヤリツジで、この第1キヤ
リツジ41には原稿Oを光走査する手段を構成す
る露光ランプ14およびミラー15が装着されて
いる。また、42は第2キヤリツジで、この第2
キヤリツジ42にはミラー16,17が装着され
ている。上記第2キヤリツジ42は、第1キヤリ
ツジ41に対して1/2の速度で移動するような機
構を介して共に走査用モータ43で駆動される。
すなわち、第4図に詳図するように、第1、第2
キヤリツジ41,42は案内軸44と案内レール
45とによつて往復動自在に案内されている。ま
た、案内軸44の一端側には走査用モータ43に
よつて駆動される駆動プーリ46が、他端側には
従動プーリ47が配設されており、これらプーリ
46,47間には無端歯付ベルト48が掛渡され
ている。そして、このベルト48の一点は、第1
キヤリツジ41に突設された固定部49に固定さ
れている。
一方、第2キヤリツジ42の案内軸支持部50
には、案内軸44の軸方向に所定間隔あけてプー
リ51,52が回転自在に装着されており、これ
らプーリ51,52間にはワイヤ53が掛渡され
ている。そして、このワイヤ53の一端は固定部
材54に、他端はコイルスプリング55を介して
上記固定部材54にそれぞれ固定されている。ま
た、上記ワイヤ53の一点は、第1キヤリツジ4
1の固定部49に固定されている。これにより、
上記プーリ51,52は動滑車の役目をするた
め、第1キヤリツジ41に対して第2キヤリツジ
42は1/2の速度で移動することができる。また、
上記固定部材54の下端面には、ミラー移動用モ
ータ56によつて駆動されるピニオン57と噛合
するラツク(図示しない)が形成されており、上
記モータ56を動作させることにより第2キヤリ
ツジ42のみを移動できるようになつている。
また、第3図および第5図に示すように、前記
レンズ18はレンズブロツク58に保持されてお
り、このレンズブロツク58は、これに固定され
たカムフオロア部59を介してカムシヤフト60
と結合している。上記カムシヤフト60はレンズ
移動用モータ61によつて駆動されるもので、そ
のモータ61の回転方向に応じてレンズブロツク
58が前進あるいは後進するようになつている。
このレンズブロツク58の動きに同期して前記第
2キヤリツジ42が動くもので、これらにより光
路長を変える手段を構成している。なお、第5図
はカムフオロア部59とカムシヤフト60との結
合状態を示したもので、カムフオロア部59に嵌
合されたカムフオロア62がカムシヤフト60に
形成された螺旋状溝63に沿つて移動することに
より、レンズブロツク58全体が動くものであ
る。
さらに、第3図に示すように、感光体ドラム2
0は、走査用モータ43、ミラー移動用モータ5
6、レンズ移動用モータ61とは別に設けられた
専用のドラム駆動用モータ64によつて駆動され
るもので、これら4つのモータ43,56,6
1,64はそれぞれパルスモータを用いており、
独立に制御されている。
第6図は操作パネル71を示すもので、電源ス
イツチ72、複写動作を実行させるための複写キ
ー73、複写枚数の設定などを行うテンキー7
4、複写枚数を表示する枚数表示部75、動作状
態を表示する状態表示部76、複写濃度を調整す
る濃度調整器77、および複写倍率を設定する複
写倍率設定部78がそれぞれ設けられている。上
記複写倍率設定部78は、あらかじめ定められた
特定倍率の範囲(たとえば65〜85%、85〜105%、
105〜125%、125%〜145%)を選択する倍率範囲
選択キー79、この倍率範囲選択キー79で選択
された倍率範囲を数値で表示する倍率範囲表示部
80、上記選択された倍率範囲から1つの特定倍率
を選択設定する倍率設定キー811〜815、これ
ら特定倍率が設定されたことを表示する表示灯
(たとえば発行ダイオード)821〜825、上記
設定された特定倍率を数値で表示する設定倍率表
示部83によつて構成される。なお、上記倍率設
定キー811〜815は、たとえば5%ごとの倍率
差をもつて設けられている。
第7図は制御部の枢要部を示すものである。す
なわち、91は主制御部で、CPU(セントラル・
プロセツシング・ユニツト)およびその周辺回路
などを主体に構成されており、複写機全体の制御
を司る。この主制御部91の入力には、データセ
レクタ92を介して前記複写キー73、倍率範囲
選択キー79、および倍率設定キー811〜815
などがそれぞれ接続される。一方、上記主制御部
91の出力には、前記走査用モータ43、ミラー
移動用モータ56、レンズ移動用モータ61、ド
ラム駆動用モータ64、倍率範囲表示部80、設
定倍率表示部83、および表示灯821〜825
どがそれぞれ接続される。また、上記主制御部9
1には、パルスモータの駆動制御および操作パネ
ル71上の各種スイツチを定期的にセンスするた
めのクロツクパルスを発生するパルス発生器93
が接続される。しかして、主制御部91は、パル
ス発生器93からのクロツクパルスを用いて定期
的に倍率範囲選択キー79、倍率設定キー811
〜815をセンスし、その結果に応じて各表示部
80,83および表示灯821〜825の表示を更
新するとともに、ミラー移動用モータ56および
レンズ移動用モータ61を制御する。そして、複
写キー73の押下をセンサすると、走査用モータ
43およびドラム駆動用モータ64などを動作さ
せることにより複写動作を行うようになつてい
る。
次に、このような構成において、第8図に示す
フローチヤートを参照して動作を説明する。今、
電源がオンされるとステツプS1に進み、倍率範囲
を初期値(たとえば85〜105%)に設定するとと
もに、特定倍率を初期値(たとえば100%)に設
定し、ステツプS2に進む。ステツプS2では、上記
選択された倍率範囲を倍率範囲表示部80に表示
し、ステツプS3に進む。ステツプS3では、上記設
定された特定倍率を設定倍率表示部83に表示
し、ステツプS4に進む。ステツプS4では、表示灯
821〜825のうち上記設定された特定倍率と対
応する表示灯を点灯し、ステツプS5に進む。ステ
ツプS5では、倍率設定キー811〜815が押され
たか否かをチエツクし、押されていればステツプ
S3に戻り、上記同様な動作を繰り返す。
すなわち、電源がオンされると、倍率範囲およ
び複写倍率をそれぞれ自動的に初期値に設定し、
それらを各表示部80,83に表示する。そし
て、倍率設定キー811〜815の中の1つの倍率
設定キーが押されると、表示灯821〜825の中
の対応する表示灯を点灯させて特定倍率が選択設
定されたことを表示し、同時にその特定倍率を設
定倍率表示部83に表示する。このように、現在
選択されている倍率範囲内の複写倍率を設定する
場合、倍率設定キー811〜815の中から希望す
る特定倍率と対応する倍率設定キーを押すことに
より行うものである。
一方、前記ステツプS5において、倍率設定キー
811〜815が押されていない場合、ステツプS6
に進む。ステツプS6では、倍率範囲選択キー79
が押されているか否かをチエツクし、押されてい
ればステツプS7に進む。ステツプS7では、倍率範
囲選択キー79で選択された倍率範囲内で最小の
特定倍率に設定する。たとえば選択された倍率範
囲が105〜125%であれば、その中の最小倍率105
%に設定するものである。こうして最小倍率に設
定するとステツプS2に戻り、前記同様な動作を繰
り返す。
すなわち、現在選択されている倍率範囲はその
表示部80に、またその倍率範囲内で選択設定さ
れている特定倍率はその表示部83にそれぞれ表
示されている。この選択倍率範囲は、たとえば65
〜145%の間で20%づつ4段階で区切られており、
倍率範囲選択キー79を押すごとに、たとえば65
〜85%、85〜105%、105〜125%、125〜145%と
いうぐあいに順次変化するようになつている。な
お、倍率範囲選択キー79を連続して押下し続け
た場合も、押下している間、倍率範囲は順次変化
するようになつている。この際、倍率範囲を選択
している間、複写倍率は自動的に倍率範囲内の最
小倍率に設定され、それに応じて各表示部80,
83は表示を行う。そして、倍率範囲選択キー7
9の押下が解除された瞬間が新たに選択された倍
率範囲となる。このように、現在選択されている
倍率範囲以外の倍率を設定する場合、倍率範囲選
択キー79を操作して、特定倍率の範囲を変更す
ることにより行うものである。
一方、前記ステツプS6において、倍率範囲選択
キー79が押されていない場合、ステツプS8に進
む。ステツプS8では、操作パネル71上のその他
のキーが押されていないかをチエツクし、押され
ていればステツプS9に進む。ステツプS9では、押
されたキーに対する処理を行い、ステツプS10
進む。ステツプS10では、上記処理が終了したか
否かをチエツクし、終了していなければステツプ
S9に戻つて上記処理を続行し、終了すればステツ
プS11に進む。上記ステツプS8でその他のキーが
押されていなければ、ステツプS9,S10をジヤン
プしてステツプS11に進む。ステツプS11では、複
写キー73が押されているか否かをチエツクし、
押されていなければステツプS12に進む。ステツ
プS12では、操作パネル71上のキー操作なしが
所定時間(たとえば30秒)以上経過したか否かを
チエツクし、経過していなければステツプS2に戻
り、前記同様な動作を繰り返す。上記ステツプ
S12で所定時間以上経過すればステツプS1に戻り、
前記同様な経過を繰り返す。
すなわち、複写倍率の設定終了後(あるいは前
回の複写動作終了後)、所定時間(たとえば30秒)
以内に複写キー73あるいはその他のキーが押さ
れないと、倍率範囲および複写倍率を自動的に初
期値に復帰せしめるものである。
一方、前記ステツプS11において、複写キー7
3が押されている場合、ステツプS13に進んで複
写処理を開始し、ステツプS14に進む。ステツプ
S14では、複写処理が終了したか否かをチエツク
し、終了していなければステツプS13に戻つて複
写処理を続行し、終了すればステツプS2に戻る。
すなわち、前述したようにして複写倍率の設定が
終了すると、主制御部91は、原稿走査方向に対
して直交方向の倍率を変更させるため、ミラー移
動用モータ56およびレンズ移動用モータ61を
それぞれ駆動することにより、原稿Oからレンズ
18までの光路長とレンズ18から感光体ドラム
20までの光路長との比が設定された倍率と対応
する位置へと第2キヤリツジ42(ミラー16,
17)およびレンズブロツク58(レンズ18)
をそれぞれ移動させる。この場合、最長あるいは
最短の光路長は複写機の物理的な大きさによつて
決定し、また常に同一のレンズ18を使用してい
るので一義的にレンズ18の位置を決定できる。
したがつて、主制御部91としてCPUを使用し、
かつミラー移動用モータ56およびレンズ移動用
モータ61としてパルスモータを使用することに
より、移動量の計算などは非常に容易で、パルス
モータに与えるパルス数をカウントすることによ
り正確に位置決定を行うことができる。
しかして、使用者が倍率設定に続いて複写枚数
を設定し、しかるのち複写キー73を押すと、主
制御部91は複写動作を開始し、走査用モータ4
3およびドラム駆動用モータ64をそれぞれ駆動
することにより、原稿台12上にセツトされた原
稿Oを光走査し、感光体ドラム20上に静電潜像
を形成するが、これらのプロセスは前述した通り
である。この場合、原稿走査方向の倍率は、露光
ランプ14およびミラー15を支持する第1キヤ
リツジ41の移動速度と感光体ドラム20の回転
速度との比(速度比)で決定されるが、第1キヤ
リツジ41の移動と感光体ドラム20の回転に関
して、それぞれ独立した走査用モータ43とドラ
ム駆動用モータ64を備えているので、各モータ
ごとの回転数を制御することにより、上記速度比
を設定された倍率に対応させることができる。す
なわち、走査用モータ43およびドラム駆動用モ
ータ64はそれぞれパルスモータであるので、そ
の各モータに与えるパルス数をカウントすること
により回転数を制御し、速度比を設定倍率に一致
させている。しかして、複写処理が全て終了する
とステツプS2に戻り、次の複写動作に備える。
以上説明したような複写機であれば、あらかじ
め設定される複数の倍率群(倍率範囲)から1つ
の倍率群を選択する倍率群選択手段と、この倍率
群選択手段で選択された倍率群から1つの倍率を
選択設定する倍率設定手段とからなる複写倍率設
定を設け、この複写倍率設定手段の限定内容に応
じて速度比および光路長比をそれぞれ可変制御す
ることによつて、簡単な操作により特定の複写倍
率の範囲を任意に変更でき、その倍率範囲内にお
いて任意の複写倍率がきわめて容易に設定でき
る。したがつて、従来は特定の大きさの縮小ある
いは拡大しかできなかつたものが、選択された複
写倍率の範囲内において使用者の希望に応じた任
意の大きさの複写を行うことができ、また、選択
された複写倍率の範囲内において用紙の大きさに
合せた任意の大きさの複写を行うことができ、し
かもきわめて便利で操作性にも優れたものとな
る。さらに、メーカにおいても、部品や製品管理
の簡略化を図ることができる。
なお、前記実施例において、光路長比の変更
は、ミラー16,17およびレンズ18の位置移
動で行つたが、たとえばレンズを複数個用意し、
倍率の範囲によつてレンズを使い分けたり、ある
いはレンズ18に補正レンズを被せるなどにより
レンズの焦点距離を変え、しかる後ミラー16,
17およびレンズ18を移動すれば、複写機の小
形化あるいは許容倍率変更の範囲を広げることが
できる。
また、速度比の変更は、原稿の走査速度と感光
体ドラムの回転速度の両方を制御することにより
行つたが、感光体ドラムの回転速度は一定とし、
走査速度のみを制御することにより行つてもよ
い。
また、変倍手段も前記実施例のような構成に限
定されるものではなく、たとえばズームレンズ機
構などによるものであつてもよい。
また、操作パネル上の複写倍率設定部全体、あ
るいは倍率範囲選択キーおよび倍率範囲表示部を
開閉自在な蓋体で覆い、必要時にのみ使用者がそ
の部分を操作できるようにしてもよい。さらに、
倍率範囲選択キーおよび倍率範囲表示部は使用者
が操作できない所、たとえば主制御部91が設け
られたプリント基板などに設けてもよい。
また、倍率範囲選択キーによつて選択する倍率
範囲は4段階に限る必要はなく、任意の段階に変
えてもよい。また、倍率範囲表示部も各倍率設定
キーごとに設けることにより、使用者は希望する
倍率はどのキーを押せばよいか一目で判明するの
で、操作性をさらに向上し得る。
さらに、複写機を例にとつて説明したが、原稿
を光学的に走査し、この走査によつて得られる光
学像を、あらかじめ設定される像形成倍率に応じ
て変倍率が制御される変倍手段を介して感光体に
導びき露光することにより、感光体上に原稿の大
きさに対して任意の倍率で像形成を行う像形成装
置であれば適用できる。
〔発明の効果〕
以上詳述したように本発明によれば、簡単な操
作によつて特定倍率の範囲を容易に変更でき、そ
の倍率範囲内において使用者の希望に応じた任意
の大きさの像形成を行うことができる、きわめて
便利で操作性にも優れた像形成装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は複写機の基本的動作原理を説明するた
めの主要部の構成図、第2図ないし第8図は本発
明の一実施例を示すもので、第2図は複写機の概
略的な縦断正面図、第3図は原稿台を取外した状
態の斜視図、第4図は光学系の移動機構部を示す
斜視図、第5図はレンズブロツクの移動機構部を
示す側面図、第6図は操作パネルの平面図、第7
図は制御部の枢要部を示す構成図、第8図は動作
を説明するためのフローチヤートである。 O……原稿、12……原稿台、14……露光ラ
ンプ、15,16,17,19……ミラー、18
……レンズ、20……感光体ドラム、43……走
査用モータ、56……ミラー移動用モータ、61
……レンズ移動用モータ、64……ドラム駆動用
モータ、78……複写倍率設定部、79……倍率
範囲選択キー、80……倍率範囲表示部、811
〜815……倍率設定キー、821〜825……表
示灯、83……設定倍率表示部、91……主制御
部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原稿を光学的に走査し、この走査によつて得
    られる光学像を、あらかじめ設定される像形成倍
    率に応じて変倍率が制御される変倍手段を介して
    原稿の像を結像することにより、原稿の大きさに
    対して設定された倍率で像形成を行う像形成装置
    において、あらかじめ設定される複数の倍率群か
    ら1つの倍率群を選択す倍率群選択手段、および
    この倍率群選択手段によつて選択された倍率群か
    ら1つの倍率を選択設定する倍率設定手段からな
    る像形成倍率設定手段と、この像成形倍率設定手
    段の設定内容に応じて前記変倍手段の変倍率を制
    御する制御手段とを具備したことを特徴とする像
    形成装置。 2 前記像形成倍率設定手段は、倍率群選定手段
    で選択された倍率群を表示する第1表示部と、倍
    率設定手段で設定された倍率を表示する第2表示
    部とを具備していることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の像形成装置。 3 前記倍率群選択手段は使用者が操作できる所
    に設けられていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の像形成装置。 4 前記倍率群選択手段は使用者が操作できない
    所に設けられていることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の像形成装置。
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JPS5665164A (en) * 1979-10-31 1981-06-02 Canon Inc Copying device having magnification varying function
JPS59109072A (ja) * 1982-12-14 1984-06-23 Minolta Camera Co Ltd 複写機
JPS59188665A (ja) * 1983-04-12 1984-10-26 Canon Inc 画像形成装置

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