JPH0633471B2 - 水システムにおける改良された金属腐食防止 - Google Patents

水システムにおける改良された金属腐食防止

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JPH0633471B2
JPH0633471B2 JP60180891A JP18089185A JPH0633471B2 JP H0633471 B2 JPH0633471 B2 JP H0633471B2 JP 60180891 A JP60180891 A JP 60180891A JP 18089185 A JP18089185 A JP 18089185A JP H0633471 B2 JPH0633471 B2 JP H0633471B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、水が通る配管システムにおいて金属の腐食防
止に使用するための、有機アミノホスホン酸およびマン
ガンイオンを有する組成物に関する。
本発明は更に窒素とリンとがアルキレンラジカルにより
連結されている有機アミノホスホン酸誘導体とマンガン
イオンを提供することができるマンガン化合物との反応
から成る水が通る配管システムにおける金属腐食防止に
有用なコンプレックスにも関する。
水力工学で生ずる主な問題の一つは、処理および未処理
の両方の冷却水システムにおける金属の腐食である。一
般に水システムに見られる鋼、アルミニウム、黄銅、お
よび銅のような金属の腐食は、主として溶解した酸素お
よび炭酸ガスによるものである。亜硫酸ナトリウムやあ
るいはヒドラジンのような酸素を除去する物質は、経済
性がなくまた技術的にも不充分なものである。従つて金
属表面に保護フイルムを形成するためにZ ++、クロ
ム酸塩、モリブデン酸塩、ポリリン酸塩、オルソ−リン
酸塩、および有機−ホスホン酸塩を冷却水に添加してい
る。クロム酸塩は、非常に有効な腐食防止剤であるが、
よく知られているように毒性があるため環境上望ましく
ないことが多い。Zn ++は、同様な環境上の問題があり、
更にそのオルト−リン酸塩、水酸化物および炭酸塩は溶
解度が小さく、腐食を促進するスラツジおよび析出物を
形成する。ポリリン酸塩は、クロム酸塩ほど効果がな
く、冷却水環境下で不安定でありこのため加水分解によ
りオルソ−およびピロ−リン酸塩に分解し、しばしば、
スラツジおよび析出物の原因となる。オルソ−リン酸塩
もまたクロム酸塩ほど有効でなく、充分にコントロール
されない場合にスラツジや析出物を形成する。有機ホス
ホン酸塩はある程度腐食防止性を有するが、クロム酸塩
にはおよばない。
本発明の組成物は、驚くことにはクロム酸塩に匹敵する
金属腐食防止を提供するのである。
本発明は、窒素とリンとがアルキレンラジカルにより連
結されている有機アミノ−ホスホン酸導導体とマンガン
イオンを提供しうるマンガン化合物との組合せから成る
水が通る配管システムにおける金属腐食防止に有用な組
成物に関する。
これらのアミノホスホン酸誘導体は、更に他の官能基例
えば、カルボキシル、第四アミン、ヒドロキシアルキル
基等を含有することができる。マンガン化合物は、水シ
ステムにおいてマンガンイオンを供給することができる
ものでなければならない。
硬水あるいは脱イオン水中で単独(マンガン添加せず)
テストした数多くのアミノアルキレンホスホン酸誘導体
は、本発明の組成物のような腐食防止効果を示さない。
従つてアミノアルキレンホスホン酸誘導体による金属腐
食防止性は、マンガンイオン源を供給するマンガン化合
物の添加により高められるのである。
マンガンイオンの存在下で金属腐食防止に有用であると
見出された有機ホスホン酸誘導体は、一般式; (式中、XおよびYは、独立に水素、ヒドロキシル、カ
ルボキシル、ホスホン、酸ラジカルの塩、あるいは炭素
原子が1〜12個の炭化水素ラジカル;かつ、nは1〜
3であり、n>1場合、各XおよびYは、いかなる炭素
についてもいかなる他のXあるいはYと同じものであつ
てもあるいは異なるものであつてもよい条件である) を有するアルキレン基あるいは置換アルキレン基によ
り、窒素とリンとが連結されている、アミノホスホン酸
誘導体である。
この誘導体は、公知の数多くの合成法によりつくること
ができる。特に重要なものは、反応性アミン水素を含有
する化合物とカルボニル化合物(アルデヒド、あるいは
ケトン)および亜リン酸あるいはその誘導体との反応で
ある。この詳細な方法は、アメリカ特許No.3,288,
846に記載されている。
本発明の腐食防止にMn ++イオンとの組合せで使用しうる
コンプレツクス配位子のいくつかは、以下の構造式によ
り表わされる。
(式中、A、B、C、D、EおよびFは、独立に、水
素、 2−ヒドロキシ−3−(トリアルキルアンモニウムハラ
イド)プロピルおよび2−ヒドロキシプロピルスルホン
酸基あるいは酸ラジカルの塩;X、Yおよびnは前述の
もの;X′およびY′は、独立に水素、メチルあるいは
エチルラジカル;n′は2あるいは3;かつnおよび
m′はそれぞれ0〜2500であり、アミン水素の少な
くとも50%は、前述のようなリン含有基により置換さ
れている条件である;更に、Rは、線状、分岐状、環
式、複素環式、置換複素環式、あるいは縮合環式タイプ
の構造の炭化水素残基であり;mあるいはm′>1の場
合、EおよびF置換基は、いかなる他の窒素原子のいか
なる他の置換基と同じものであつてもあるいは異なるも
のであつてもよく、かつ各Rは、いかなる他のRと同じ
ものであつてもあるいは異なるものであつてもよいと云
う条件である)。
特に限定するものではないが、上述の構造に含まれる化
合物の例としては、ビス(アミノメチル)ジシクロペン
タジエンテトラ(メチレンホスホン酸)、ビス(アミノ
メチル)ビシクロヘプタンテトラ(メチレンホスホン
酸)、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)
(EDA−TMP)、ジエチレントリアミンペンタ(メ
チレンホスホン酸)(DETA−PMP)、ヒドロキシ
エチルエチレンジアミントリ(メチレンホスホン酸)
(HEEDE−TMP)、ペンタエチレンヘキサミンオ
クタ(メチレンホスホン酸)、ヘキサメチレンジアミン
テトラ(メチレンホスホン酸)、鎖中にピペラジン環を
含有する分子量が100,000以上までのホスホノメ
チル化ポリアルキレンポリアミン、〔N−(3−トリア
ルキルアンモニウム−2−ヒドロキシプロピル)ジエチ
レントリアミンテトラ(メチレンホスホン酸)〕クロラ
イド、ジエチレントリアミンモノカルボキシメチルテト
ラ(メチレンホスホン酸)、エチレンジアミンモノ−2
−ヒドロキシプロピルスルホントリ(メチレンホスホン
酸)、ピペラジンジメチレンホスホン酸である。ジシク
ロペンタジエンおよびピシクロヘプタンの誘導体は、そ
れぞれ、ジメチルトリシクロデカンおよびジメチルノル
ボルネン基を含有している。
マンガンイオンの存在下で金属防食剤に有用なその他の
化合物は、“ジシクロペンタジエン誘導体ベースの新規
金属イオンコントロール剤”(アメリカ特許No.4,50
0,470):“第四アンモニウムおよびメチレンホス
ホン酸基を含有する新規化合物”(アメリカ特許No.4,
459,241);“ポリマー性アルキレンホスホン酸
ピペラジン誘導体”(アメリカ特許No.4,489,20
3);および“ノルボルネンベースの新規金属イオンコ
ントロール化合物”(アメリカ特許No.4,500,46
9):に記載されている。
アルキレンホスホン酸基の他に窒素置換剤のような他の
官能基を含有するアルガノホスホン酸誘導体(アメリカ
特許No.3,288,846)は、以下の方法によりつく
られる。
ヒドロキシアルキル基はアメリカ特許No.3,398,1
98に記載されているように水性媒体中でアルキレンオ
キシド例えばプロピレンオキシド(1,2−エポキシプ
ロパン)とアミンとを反応させることにより、アミンの
水素と置換することができる。
アルキルスルホン酸基は、アミンと重亜硫酸ナトリウム
およびアルデヒド、例えばホルムアルデヒドの混合物と
を反応させることによりアミンと置換させアミン化合物
の窒素に置換したアルキレンスルホン酸基を得ることが
できる。この反応は、“Prepardtion and Properties o
f Aminomethylenesulfonic Acids”(J.Am.Chem.Soc.
5512−15(1955))に記載されている。
その他のアルキルスルホン酸誘導体は、アミンとクロロ
アルキルスルホン酸との反応により、あるいはアメリカ
特許No.4,085,134記載のようにプロパンスルホ
ンとアミンとの反応によりつくられる。
カルボキシアルキル基は、アルカリ媒体中で有機ホスホ
ンアミン誘導体のアルカリ金属塩とα,β−不飽和カル
ボン酸あるいはその無水物、エステルあるいはニトリル
との反応により水素と置換することができる。この方法
は、アメリカ特許No.4,307,038に詳述されてい
る。
アミン窒素の置換物としてカルボキシアルキル基を得る
他の方法は、アメリカ特許No.3,726,912に記載
されている。
2−ヒドロキシプロピルスルホン酸基は、苛性(NaO
H)の存在下で水溶液中アミンと3−クロロ−2−ヒド
ロキシ−1−プロパンスルホン酸との反応によりアミン
水素と置換することができる。ヒドロキシプロピルナト
リウムスルホネート基は、窒素置換物である。酸が所望
される場合、強酸例えばHClによる酸性化によりナトリ
ウム塩を酸に充分転化することができる。この反応は、
アメリカ特許No.3,091,522に記載されている。
ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライド
基は、ホスホン酸誘導体製造の反応前に、アミンと3−
クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウ
ムクロライド水溶液との反応によりアミン水素と置換す
ることができる。
本発明の目的においては、ここに記載した有効なアミノ
ホスホン酸誘導体とその塩は同等のものであると考えら
れる。関連する塩は、少なくとも1個のアミノホスホン
酸誘導体の酸基と塩を形成する塩基の酸付加塩である。
適当な塩基は例えば、苛性ソーダ、苛性カリ、水酸化カ
ルシウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸マグ
ネシウム等のようなアルカリ金属およびアルカリ土類金
属の水酸化物、炭酸塩および重炭酸塩、アンモニア、第
一、第二および第三アミン等である。これらの塩は、少
なくとも1個の酸基を有するアミノホスホン酸誘導体を
適当な塩基により処理することによりつくることができ
る。
水が通る配管システムで銅含有あるいは鉄含有合金を腐
食防止するための好適なアミノアルキレンホスホン酸誘
導体の量は、酸として2〜50 ppmである。使用量は、
1 ppmから300 ppmである。このような水処理システ
ムでのアミノホスホン酸誘導体へのマンガン化合物の添
加は、意外にも腐蝕防止を向上せしめる。マンガン化合
物の使用量は、水溶液に対し0.1〜30 ppm(重量)
のマンガン量である。好適な量は、0.2〜10 ppmで
ある。マンガンイオン源として使用される代表的なマン
ガン化合物は、MnO、Mn2、MnCl2・4H2O、K
n4、Mn(CH3COO)2・4H2O等である。マン
ガン化合物は、アミノホスホン酸誘導体と共に添加する
こともできるし、あるいは水とは別に添加することもで
きる。その他に水の添加前にマンガンをアミノホスホン
酸化合物によりコンプレックス化することもできる。
アミノホスホン酸誘導体対マンガンの比は少なくとも2
対1である組成物が好適である。
亜鉛化合物は、本技術のアミノホスホン酸誘導体との併
用で使用されてきたが、マンガン化合物とアミノホスホ
ン酸誘導体との併用が意外にすぐれた結果を提供するの
である。そのいくつかの比較を第2表に示す。
以下の実施例により本発明を説明する。
実施例 1. 本実施例は、市販のDETA−PMP水溶液とマンガン
とを用いておこなつた1018炭素鋼の防食効果の向上
を示すものである。
つぎの物性の“水道水”を8のタンクに満した。
タンクの一端にとりつけ、タンクの底まで延ばしてある
ガラス管により空気を10SCFHで吹き込んだ。この
空気吹込みにより水を循環させ、水に酸素を吹き込み、
かつ蒸発を助けた。タンクの中の水は、重力送りシステ
ムにより自動コントロールし、水は電気浸漬ヒーターに
より加熱した。水温は、白金RTD(抵抗温度計)によ
り測定し、浸漬ヒーターに作動する“オン/オフ”コン
トローラーにより125゜F(51.7℃)に調整し
た。水のpHは苛性(50%)の添加によりpH8.0
に調節し、pHの上昇に応じてタンクへHClを供給する
コントローラーにより自動的に8.0に、保持した。
DETA−PMP(100ppm)をタンク(1)および(2)
のそれぞれへ添加した。MnCl2・4H2Oとしてマン
ガン(5 ppm)をタンク(1)だけに添加した。各タンク
のpHは最初、NaOHで8.0に調整した。
1:1HClで洗浄し、320グレードのサンドペーパー
で磨き、表面のすべての酸化物を除去した炭素鋼(10
18)電極を3本の電極腐食プローブへつなぎタンクに
浸漬した。腐食速度はポテンシオスタテイツク腐食速度
計を用いて感知した。特にことわりがなければ、テスト
は5日間実施した。この時の浴中の塩濃度は供給水の4
倍であつた。
終了時、すべてのテストによる平均腐食速度は、タンク
(1)で0.5mpy(一年間あたりの金属ロスのnil)、タ
ンク(2)で2.45mpyであつた。
対照例A、B、およびCは、実施例1で用いたと同じ温
度、pH条件下で同じ水および金属を用いて、それぞ
れ、マンガン無添加、アミノホスホン酸無添加、添加剤
無添加で実施した。これらはすべて5日後に評価した。
結果を第1表に示す。本発明の実施例は、すべて数字に
より示し対照例は記号により示す。
実施例2および3. 実施例1の方法で、同じアミノホスホン酸誘導体と異な
るマンガン源とを用いてテストを実施した。結果を第1
表に示す。MnO あるいはその他の不溶性のマンガン源を
使用したケースでは、その化合物が溶解するホスホン酸
誘導体溶液へ添加してから水システムへ添加した。
実施例4. アドミラルテイ黄銅( Brass CDA−443)の腐食
速度に関する影響を調べるため、DETA−PMPおよ
びMnCl2・4H2O としてのマンガンイオンを用いたテス
ト、および処理しない対照テストを実施した。これらの
テストは、9日間実施したことおよびアドミラルテイ黄
銅電極を使用したことを除いて実施例1の方法によりお
こなつた。このテストの平均腐食速度を第1表に示す。
実施例DおよびEは、アドミラルテイ黄銅を用いて実施
例4と比較したものである。
実施例5. エチレンアミンE−100(E−100−MP)は、
実質上完全にホスホノメチル化されたものでこれを用い
て、実施例1記載の方法でテストした。結果を第1表に
示す。
* エチレンアミンE−100は、ペンタエチレンヘキ
サミンおよびそれより高級のエチレンアミンの混合物で
あるDow Chemical Company の製品で、これらのポリマ
ーは平均分子量が約275、ピペラジン構造を有してい
る。
実施例6. 水道水に代えて脱イオン水を使用して実施例5の方法に
よりテストした。更に、マンガンを使用しない比較テス
ト(実施例F)もおこなつた。結果を第1表に示す。
実施例7. アミン水素の10mol%が、2−ヒドロキシ−3−(ト
リメチルアンモニウムクロライド)プロピル基で置換さ
れ、その残りの実質上全部が、メチレンホスホン酸基に
より置換されたエチレンアミンE−100(E−100
−QMP)を用い、実施例1記載と同条件下でテストし
た。タンク(3)(本実施例)および(4)(実施例G)に活
性な生成物100ppmを仕込み、タンク(3)には、更にMn
Cl2・4H2Oをマンガン5ppmとして添加した。1018
炭素鋼電極の5日後の平均腐食速度は、タンク(3)で
0.75mpy、タンク(4)で1.7mpyであつた。
実施例8. アミン水素の25mol%が、2−ヒドロキシプロピルス
ルホン酸で置換され、その残りのアミン水素の実質上全
部が、メチレンホスホン酸基で置換されたエチレンジア
ミン(EDA−HPS−MP)を用い実施例1の方法に
よりテストした。テストは活性物質のみ150ppmおよ
びMnCl2・4H2O をマンガン7.5ppmとして併用で実施
した。マンガンを添加しない(実施例H)場合の5日後
の炭素鋼1018の平均腐食速度は1.5mpyであり、
マンガン添加の場合(本実施例)は、0.7mpyであつ
た。
実施例9. アミン水素の25mol%が、2−ヒドロキシ−3−(ト
リメチルアンモニウムクロライド)プロピル基で置換さ
れ、かつその残りのアミン水素の実質上全部が、メチレ
ンホスホン酸基により置換された分子量100,000
以上のポリアルキレンポリアミン(PAPA−QM
P)を用い実施例1の方法によりテストした。このテス
トは、このホスホン酸誘導体94ppm単独使用(実施例
I)とこれとMnCl2・4H2O をマンガン5ppmとしての併
用との両方でおこなつた。テスト終了後の炭素鋼の平均
腐食速度は、マンガン無添加で2.5mpy、M添加の
場合0.3mpyであつた。
* このポリアルキレンポリアミンは、上述のE−10
0生成物とエチレンジクロライド(EDC)とを反応
し、分枝構造および環状リング例えばピペラジンを有す
る高分子量生成物を生成させることによりつくつた。
実施例10. 実施例5に記載の実質上完全にホスホノメチル化したエ
チレンアミンE−100生成物とKMnO4とを使用し実施
例1の方法に従いテストを行なつた。ホスホノメチル化
エチレンアミンE−100生成物の添加濃度は100pp
m、KMnO4はマンガンとして5ppmの添加濃度であつた。
1018炭素鋼電極の最終平均腐食速度は、0.58mp
yであつた。
つぎの対照例(JおよびK)では、非アミンベースのホ
スホン酸を使用したが、マンガンイオンを使用しても、
これらの誘導体による改良は見られなかつた。(第1表
参照)。
実施例JおよびK(両者共対照例) 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸(H
EDP)およびMnCl2・4H2Oとしてマンガンイオン
を使用し、実施例1記載の方法によりテストをおこなつ
た。このテストではタンク(1)(K)および(2)(J)の両方に
活性HEDPを100ppm添加した。タンク(2)には、更
にMnCl2・4H2Oをマンガンとして5ppm添加した。炭素
鋼電極の平均腐食速度は、タンク(1)で7.8mpy、タン
ク(2)で8.2mpyであつた。
本発明ホスホン酸誘導体とMn ++との併用による結果お
よび同じ誘導体とZn ++との併用による結果を第2表に
示す。本発明による実施例を数字にて記し、対照例を第
1表と同じように記号にて示す。
実施例11〜14およびL−P いくつかのホスホノメチル化有機アミンとMn ++イオン
とを併用(実施例5および11〜14)して実施例1の
方法によりテストをおこなつた。更に比較のために同じ
化合物を従来技術で一般的に記載されているZn ++イオ
ンとを併用(実施例L−P)してテストした。これらの
化合物は、実施例5のE−100−MP、実施例4のD
ETA−PMP、第2表の脚注に記載のポリAEP−M
P、実施例9のPAPA−PMQおよびHEEDA−T
MPである。マンガンイオンおよび亜鉛イオンは、同じ
モルベース(9×10-5mol/)で比較した。
本発明に使用される有機アミノホスホン酸誘導体および
マンガンイオンは更に、一般的に冷却水システムに使用
される他の添加剤の存在下においても処理可能である。
勿論これらは、組合せ使用による悪影響がないものであ
る。代表的な添加剤は、ポリアクリレート、ポリメタク
リレート、ポリ無水マレイン酸、アクリレート/メタク
リレートおよびアクリレート/アクリルアミドのコポリ
マーのような分散剤:2,2−ジブロモ−2−ニトリロ
プロピオアミド、ビス(トリブチルスズ)オキシド、塩
素、二酸化塩素および塩化臭素、のような殺菌剤;消泡
剤等である。先に指摘したように悪影響がなければ、リ
ン酸エステル、ホスホネートおよびスルホネートのよう
なその他のイオンコントロール剤および亜鉛、ポリホス
ホネート、トリルトリアゾール等のような腐食防止剤を
併用することができる。
実施例15. DETA−PMP濃度3〜10ppmでかつマンガンイオ
ン濃度0.2〜1.0ppmにした本発明品を工業スケー
ルの開放系循環冷却システムに応用した。更にスライム
および藻の繁殖を防止するため、冷却システム水を塩素
処理した。更に市販のポリアクリル酸ベースの分散剤、
非酸化性殺菌剤および消泡剤を添加した(必要量だけ添
加した)。炭素鋼およびアドミラルテイ黄銅の腐食速度
をポテンシオスタテイツク法および腐食サンプル片によ
り測定した。両者の測定結果、炭素鋼の最大腐食速度は
1.5mpyより小さく、アドミラルテイ黄銅のそれは、
0.1mpyより小さかつた。
フロントページの続き (72)発明者 ウイリアム・ドイス・スピアーズ アメリカ合衆国テキサス州77486,ウエス ト・コランビア,ウツドヘイバン・ドライ ブ 228 (56)参考文献 特開 昭51−75642(JP,A) 特開 昭51−93742(JP,A) 特開 昭51−93743(JP,A)

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】窒素とリンとがアルキレンラジカルにより
    連結されている有機アミノホスホン酸誘導体とマンガン
    イオンを提供しうるマンガン化合物との組合せを含むこ
    とを特徴とする水が通る配管システムにおける金属腐食
    防止に有用な組成物。
  2. 【請求項2】連結アルキレンラジカルが、 (式中、XおよびYは、独立に水素、ヒドロキシル、カ
    ルボキシル、ホスホン、その酸ラジカルの塩、あるい
    は、炭素原子が1〜12個の炭化水素ラジカル;かつn
    は1〜3であり、n>1の場合、各XおよびYは、いか
    なる炭素上に存在する他のXあるいはYと同じものであ
    ってもあるいは異なるものであってもよい条件である) である特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  3. 【請求項3】有機アミノホスホン酸誘導体が、 (式中、A,B,C,D,EおよびFは、独立に、 水素、 2−ヒドロキシ−3− (トリアルキルアンモニウムハライド)プロピル、およ
    び2−ヒドロキシプロピルスルホン酸基あるいはこれら
    の酸ラジカルの塩;X,Yおよびnは、前述のもの;
    X′およびY′は独立に水素、メチルあるいはエチルラ
    ジカル;n′は、2あるいは3;かつmおよびm′は、
    それぞれ0〜2500であり、アミン水の少なくとも5
    0%は、上述のようなリン含有基により置換されている
    条件である;更にRは、線状、分岐状、環式、複素環
    式、置換複素環式、あるいは縮合環式−タイプ構造の炭
    化水素残基であり;mあるいはm′1の場合、Eおよ
    びF置換基は、いかなる他の窒素原子の他の置換基と同
    じものであってもあるいは異なるものであってもよく、
    かつ各Rは、いかなる他のRと同じであってもあるいは
    異なるものであってもよいと云う条件である。) の構造を有する特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  4. 【請求項4】mが0であり、かつRが−CH2CH2−で
    ある、特許請求の範囲第3項記載の組成物。
  5. 【請求項5】A,B,CおよびDが独立に、 2−ヒドロキシプロピルスルホン酸基あるいは、それら
    の塩である特許請求の範囲第4項記載の組成物。
  6. 【請求項6】置換基の25mol%が、2−ヒドロキシ
    プロピルスルホン酸基でその残りの実質上全部が、 あるいは酸基の塩、XおよびYが水素、かつnが1であ
    る特許請求の範囲第5項記載の組成物。
  7. 【請求項7】mが1、Rが−CH2CH2−、かつm′が
    0である、特許請求の範囲第3項記載の組成物。
  8. 【請求項8】置換基の実質上全部、A,B,C,Dおよ
    びEが、 その塩、あるいはそれらの混合物、XおよびYがそれぞ
    れ、水素、かつnが1である特許請求の範囲第7項記載
    の組成物。
  9. 【請求項9】窒素置換基の少なくとも1個が、 である特許請求の範囲第4項記載の組成物。
  10. 【請求項10】X′およびY′がそれぞれ水素である特
    許請求の範囲第9項記載の組成物。
  11. 【請求項11】n′が2、残りの窒素置換基の実質上全
    部が、 あるいは、その塩、XおよびYがそれぞれ水素かつnが
    1である特許請求の範囲第10項記載の組成物。
  12. 【請求項12】有機アミノホスホン酸が、アミン水素の
    少なくとも50%がメチレンホスホン酸基あるいはその
    塩により置換されているポリアルキレンポリアミンから
    誘導される特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  13. 【請求項13】アミン水素の少なくとも10%が、2−
    ヒドロキシ−3−(トリアルキルアンモニウムハライ
    ド)プロピル基により置換されかつその残りの実質上全
    部がメチレンスルホン酸基あるいはその塩により置換さ
    れている特許請求の範囲第12項記載の組成物。
  14. 【請求項14】アミン水素の少なくとも25%が、2−
    ヒドロキシ−3−(トリアルキルアンモニウムハライ
    ド)プロピル基により置換され、かつその残りの実質上
    全部がメチレンホスホン酸基あるいはその塩により置換
    されている特許請求の範囲第12項記載の組成物。
  15. 【請求項15】ポリアルキレンポリアミン先駆体が平均
    分子量275である特許請求の範囲第13項記載の組成
    物。
  16. 【請求項16】ポリアルキレンポリアミン先駆体が平均
    分子量100,000である特許請求の範囲第14項記
    載の組成物。
  17. 【請求項17】アミン水素の実質上全部がメチレンホス
    ホン酸基あるいはその塩により置換されている特許請求
    の範囲第12項記載の組成物。
  18. 【請求項18】先駆体アミンがアミノエチルピペラジン
    とエチレンジクロライドとのモル比が、それぞれ、1:
    0.56の反応生成物である特許請求の範囲第17項記
    載の組成物。
  19. 【請求項19】ポリアルキレンポリアミン先駆体が平均
    分子量275である特許請求の範囲第17項記載の組成
    物。
  20. 【請求項20】マンガンイオンが使用前にアミノホスホ
    ン酸誘導体で錯化されている、特許請求の範囲1〜19
    項のいずれか一つに記載の組成物。
  21. 【請求項21】窒素とリンとがアルキレンラジカルによ
    り連結されている有機アミノホスホン酸誘導体とマンガ
    ンイオンを含む水が通る配管システムにおける金属腐食
    防止に有用なコンプレックス。
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